だから俺達に新作ガンダムを作らせろよ7 (565レス)
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185: 2012/02/19(日)00:17 ID:eI9IV4p3(1/10) AAS
あんまり待たせるのも悪いんで、前に書き溜めてた分を投下しておきます。
これでも読んで暇を潰してください。
186: 2012/02/19(日)00:21 ID:eI9IV4p3(2/10) AAS
 コツ、コツ、コツ――ガチャ。
「――逃がしたというのか」
「総勢十二機、ジム?、ケンプファー共に全滅。目標の撃墜は確認できず。――状況から考えると、残念ながらそうなります」
「けしからん。勝てる数字で送り込んでやったというのにか。指揮官は誰だ」
「いや、相手が非凡だったということだろう。情報不足による部隊編成ミスだ。あれに乗っているパイロットが誰か知っていれば、大尉ももう少し念入りに
部隊を組んだはずだ」
省8
187: 2012/02/19(日)00:22 ID:eI9IV4p3(3/10) AAS
「――何だ」
「ガンダム4号機が強奪されたと聞きまして」
「――!?」
「誰だ貴様! 誰から聞いた! 部外者は出て行け! 今は会議中だ!」
「お困りだろうと思って、解決策をお持ちしたのですが」
「だったら上長を通して作戦書を上げろ! あと、所属と階級を申告して帰れ!」
省10
188: 2012/02/19(日)00:23 ID:eI9IV4p3(4/10) AAS
「…私は兼ねてより、地球連邦軍にニュータイプの研究・開発ノウハウが無いのを憂いていた。軒並みティターンズに吸収されたからな。いつかティターン
ズを粛清する際に、最大の障害となるのは奴等の持つ強化人間だと考えた。国力も、兵力も、個々の兵士の戦闘力ですら、容易に覆せる。しかし、進化した
人類が持つ不確定的、超常的とも言える力――これに対する備えはまだ無いと思ったのだ」
「…つまり、その新兵器とは、対ニュータイプ用システム?」
「厳密には、一般の兵士でもニュータイプと同様の戦闘能力を発揮できるシステムということだ。局長、説明を」
「はい、中将。元々は戦時中、連邦軍のある部隊で運用試験が行われていたシステムから材を取ったものです」
省4
189: 2012/02/19(日)00:24 ID:eI9IV4p3(5/10) AAS
「――しかし、問題があると言ったな。そしてそれが解決した?」
「はい。問題は二点ありました。リミッター調整が難航し、システム起動時の機動制御が困難であったこと、また最大稼動時の反応速度が想定
値を大幅に超えたため、それに耐えうるテストパイロットがおらず、戦闘データ収集が遅延していたことです。しかし、この度無事解決いたし
ました。リミッター組み込み作業及び動作確認が無事に完了し、一般の兵士でもリミッターで出力を制御することで簡便に使用することが可能
となりました。また、テストパイロットの目処もつきましたので、直ちに戦闘データ収集作業を再開し、システムの完全な完成を目指します」
「――最大戦速のあれを制御するだと? 誰だ。並のパイロットでは身体か精神が壊れるぞ」
省5
190: 2012/02/19(日)00:26 ID:eI9IV4p3(6/10) AAS
「問題ありません。新システムは限界性能調査のため、現在入手可能な中で最もハイスペックなMSに搭載してあります。機密保持のため、外
装はジム・クゥエルに偽装していますが。システム起動時の戦闘能力は、こちらも現在の常識の範疇を越えるに足ると自負しています」
「最もハイスペック――ティターンズからMk‐?でももらったか?」
「はい」
「何と」
「ただし出処は違います。ティターンズには何の貸しも作っていません」
省11
191: 2012/02/19(日)00:27 ID:eI9IV4p3(7/10) AAS
 終わり無き追撃戦――にもならず、レイジス・スプリンターの逃避行はメキシコ西部、クリアカン周辺のジャングルであっけなく終わった。
「ホールド・アップだ」
「…」
「分かってんだぜ。地面に残ったビーム・ライフルの弾痕の数から計算したんだ。お前がキャリフォルニア・ベースでの大立ち回りで弾薬を殆
ど使い切っちまったってのも、ここまで来るのに無補給で推進剤もろくに残っちゃいないってのもな。無駄な抵抗どころか、そもそも抵抗がで
きねえだろ? 大人しく降伏しな」
省9
192: 2012/02/19(日)00:28 ID:eI9IV4p3(8/10) AAS
 抵抗してやってもいいんだぞコラ――と言いかけたが、さすがに飲み込んだ。分が悪いどころの話ではない。武器のエネルギーはほとんど空
だ。推進剤も底を突きかけて戦闘機動もろくにできない。詰んだ。本当なら推進剤を節約しつつ南へ落ちて、メキシコシティの引っ越し公社に
話をつけて――最悪の場合はガーベラでハイジャックをかまして――高飛びする予定だったが、スケジュールの狂いが命取りになった。こんな
凡ミスで頓挫するとは、所詮その程度の話だったのかもしれない。
「…ごめんな、ガーベラ。一生に一度のハネムーンにしちゃ、チャチだったな」
 呟いた。ロング・ビーム・ライフルと盾を捨てる。SBBRを腰のラックから外し、地面に落として両手を上げた。「これでいいか?」
省8
193: 2012/02/19(日)00:29 ID:eI9IV4p3(9/10) AAS
「君が、レイジス・スプリンターか」
 狭い輸送機の狭い一室で、レイジスはその隊の隊長らしき連邦士官服の男に引き会わされた。「…敬礼がいるんですかね」
「不要だ。かけたまえ」
 言われ、狭いキャビンの椅子――は一つしかないそれを男が使用してるため、その向かいのベッドを勧められた。「…失礼します」一応言っ
て、腰を下ろす。「意外と礼儀正しいな」
「さて、少尉。私はこの部隊の指揮官を務めているドマ・ノートン大尉だ。私の任務は君と接触し、君を私の所属基地、グアダラハラへ護送し、
省10
194: 2012/02/19(日)00:30 ID:eI9IV4p3(10/10) AAS
 レイジスはまだ整理のつかない頭で考え、時間をかけてぽつぽつと喋った。
「今回は、俺に、用事があるって事か?」
「そういうことだ。仕事を頼みたい。引き受けて無事にこの作戦が成功したなら、君が安全にこの大陸を出られるように手配しよう。行き先の
指定も可能な限りお受けする」
「うまい話には罠があるんだよな」
「普通はな。しかし君の場合は状況が違う。罠といったって想定しうるのはせいぜい、私が君をよきタイミングでジャブローに連れて行くぐら
省12
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