【邪気眼】厨二病で創作するスレ【EFB】 (285レス)
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233: 創る名無しに見る名無し [sage] 2011/11/25(金) 03:08:38.15 ID:+Sa1prL2 思いつきで殴り書いてみた。続きを書ける気がしないけれども。 ヒーローになりたかった。十数年前のあの日、瓦礫の底の僕を引き上げた名も無き彼のような。 けれど今僕はここにいる。世界の東の果て。湾に浮かぶ人工島。猥雑な街並みの中。 なんて人生だ。 僕を助けたのは救急隊員だった。だが現実として僕が辿り着いたのはラングレーの工作員。 砂漠の国を這いずり回り、僕らの世界を壊す連中の情報を掻き集める自由と正義に仕える愛国者。 あの日僕は珍しく銃を手にしていた。突き止めたばかりの異教の狂信者の巣窟を軍と共に強襲 する作戦。ラングレーはオブザーバーとしての参加だった。 脳医学的処置を施された僕らは仲間を我が身の様に、敵は血肉の通わない案山子同然と感じて いた。その筈だった。僕は軍の特殊部隊の連中の様とまではいかないまでも、役立たずとは言 われない程度の仕事を果たしていた。立ちはだかる的を撃ち抜く作業。それが男であろうと女 であろうと、老いも若きも関係なく、ただ身体に穴を空けていく。 突入から数分が経った。目前に踊り出る人影。躊躇なく照準を合わせる。引鉄を引く。三点射。 抜殻が倒れる。その筈だった。けれど視線は照準の先にある二つの目に縫い付けられていた。 僕はそれが何であるかを認識した。先刻まで案山子だったそれ。年端もいかぬ少年。眠らされ ていた何かに凍りつかされた指。だが彼にとっての僕は憎むべき異教の尖兵、それ以上でも以 下でもなかった。眼も眩む閃光。焼けるような感覚。 そうして僕の右腕と左目は吹き飛んだ。 今、それらがあるべき場所には生体工学の粋を凝らした代替物が収まっている。 なんて人生だ。 僕らの世界を守る英雄にも、作戦を遂行する一兵卒にもなれなかった僕が辿り着いたのはコン クリートで出来た継接ぎだらけ卒塔婆が並ぶ街。 僕はそこで顔も知らぬ誰かの秘密を売って生活している。まったくなんて人生だ。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1283123495/233
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