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現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む73 (1002レス)
現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む73 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1563282025/
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694: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/07/28(日) 10:23:21.20 ID:g58LjaBv >>492 渡部一己さん、命題?のところ、良く書けていると思います なお、市販大学テキストの問題は、書き手が分りすぎていると、「この程度は当たり前で分るだろう」と流したした部分で、躓くことがある あと、紙数の関係で、「何頁まで収めて下さい」という要請から、詳しく書ききれないということもある その点、こういうテキストは紙数を気にせず丁寧に書いてくれているので、よく分る 「5.ガロアはそれをどのようにして発見したのか」もいいね(^^ https://sites.google.com/site/galois1811to1832/ 渡部一己 ガロアの第一論文を読む (2018.1.28) https://sites.google.com/site/galois1811to1832/galois-1.pdf ガロア第一論文(galois-1.pdf) (抜粋) P130 命題?(累乗根で解ける素数次既約方程式のガロア群) 問題 累乗根で解ける素数 ?? 次の既約方程式の群は何であるか? 1°(?? のガロア群は線形置換群) さて, H??-1 の前に更に群 H??-2 が存在する場合を考える.このときは, H??-2 の正規部分群は H??-1 であるから, ??∈H??-2 (ただし, ???H??-1)に対して ??-1H??-1??=H??-1 である.したがって (4.2) の順列を ?? によって置き換えた下の順列 (4.4) の間の置換が H??-1 の元のどれかに等しいはずである. つまり, H??-2 に属する置換 ?? も法 ?? に関する線形置換 ??(??,??′) であった. さて,もし H??-2 の前に更に H??-3 が存在した場合,その場合も H??-3 の正規部分群は H??-2 であるから ??∈H??-3(ただし, ???H??-2)に対して ??-1H??-2??=H??-2 となり,状況は先と同じで (4.2) の順列を ?? によって置き換えた下の順列の間の置換は H??-2 に属する置換 ??(??,??′) に等しい. このようにして,最終的に G=H0 の置換は線形置換 ??(??,??) の形で表わされることがわかる.このような線形置換のみで構成されている群を線形置換群と言うが,与えられた素数次の既約方程式が代数的に解けるならば,そのガロア群は線形置換群である. http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1563282025/694
725: 現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む ◆e.a0E5TtKE [] 2019/07/28(日) 21:26:54.48 ID:g58LjaBv >>694 補足 渡部「ガロアはこのアーベルの研究に大いに刺激を受けたのではないだろうか」は 矢ヶ部先生が書いていたね。 [矢ヶ部] 矢ヶ部巌著『数?方式ガロアの理論』(現代数学社,1983) 矢ヶ部は、一度は目を通しておくべき名著ですね 大学の図書にあると思うが https://sites.google.com/site/galois1811to1832/ 渡部一己 ガロアの第一論文を読む (2018.1.28) https://sites.google.com/site/galois1811to1832/galois-1.pdf ガロア第一論文(galois-1.pdf) (抜粋) ガロアはそれをどのようにして発見したのか ガロアが「方程式が累乗根のみで解けるための条件」をどのようにして発見したのか,長年の疑問だったそれを本書の最後で考えてみたい. ガロアが自身の理論を発見した経緯は,理論が成った後に第一論文としてまとめ直したストーリーとは当然違っている.ガロアが方程式論を研究し始めた当初からガロア群をイメージしていたのではないだろう.実際には,その当時の方程式論における最新の成果であるアーベルの研究に注目し,その方向に自らの研究を進めようとしたのではないだろうか. もちろんアーベルだけではなく,ラグランジュの『省察』やガウスの『数論研究』など当時の文献にも目を通していたことだろう. しかしガロアに大きな影響を与えたのはやはりアーベルだったと思う.そうしたことを前提として,ガロアが方程式論研究に関してどのような基本方針を持ったのか,まずはそこから考えてみたい. アーベルの研究により,根の間に(ある種の)有理関係がある方程式は代数的に解けるということがわかっていた(2.4節). ガロアはこのアーベルの研究に大いに刺激を受けたのではないだろうか.そして与えられた方程式が解けるか解けないかの判別は,「根の間の有理関係」を調べることにより得られるかも知れないと思ったに違いない. つづく http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1563282025/725
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