[過去ログ]
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む17 [転載禁止]©2ch.net (747レス)
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む17 [転載禁止]©2ch.net http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1448673805/
上
下
前次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
抽出解除
必死チェッカー(本家)
(べ)
自ID
レス栞
あぼーん
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
673: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/01/09(土) 01:12:48.38 ID:vCOPf6Dz >>671 つづき 1.お分かりと思うが、上記2人のトランプゲームは、時枝の問題で列が2つの場合に相当する。つまり、数学モデルとしては等価だと (但し、2列問題で、決定番号Dとd(s^k)とが、トランプゲーム同様1〜mまで均一に出現するという前提で考える。) 2.もう少し、2人ゲームで考えてみよう。Dの中央の(m+1)/2に対する距離を、Δ=(m+1)/2−Dとする。Dは、中央の(m+1)/2より小さいとする。 3.このときの、D<d(s^k)となる確率は、(m−1)/2m+Δ/m。 4.そこで、具体的な小さい数Dに対しては、mをどんどん大きくすると、中央値からの距離Δは、相対的に、ほとんど(m+1)/2に等しいと見なすことができて、上記3の場合のD<d(s^k)となる確率は1に近づく。 5.逆に、D>=d(s^k)となる(小さいか等しい)確率は、上記3の場合0に近づく。 6.だから、時枝の方法は、mが大きくなると、具体的な小さい数Dに対しては、無力な方法だ(つまりD>=d(s^k)となる確率は0に近づく)と 7.これは、単純化した2人ゲームだが、人数が増えても、本質は同じ。(トランプカードの最大値mが大きくなると、相手の引いた具体的な小さい数Dより小さいカードを引ける確率はどんどん小さくなる) 遅くなったので、続きは明日 http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1448673805/673
675: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/01/09(土) 07:23:24.24 ID:vCOPf6Dz >>673 つづき 1.>>671を、後のために「第k列の決定番号d(s^k)が、ある数Dに対して、D>=d(s^k)となる確率に書き換えておこう」 1)単純化して、以前も書いた2人のトランプゲームを考える。相手がA、第k列がBとする 2)トランプカードは、13まで。Aが引いたカードDに対して、第k列が引くカードをd(s^k)とする。Aが引いたカードDは、戻すとする 3)D=11に対して、D>=d(s^k)となる確率は、11/13だ。が、D=3に対しては、3/13だ。 4)ところで、1〜13の中央の7の場合、確率は、7/13だ。 5) D=11とD=3は、中央の7に対して対称の位置で、(11/13+3/13)/2=7/13という関係になっている 6)つまり、D=1〜13まで、中央の7の場合の確率7/13で、中央の7に対して対称の位置のDを二つたして平均して7/13。だから、D=1〜13全体の平均は、7/13。(各1〜13の確率を足して平均する) 7)そこで、最大値を、13より大きな数m(簡単のために奇数)としてみよう。D>=d(s^k)となる確率、D=1〜m全体の平均は(m+1)/2m。上で説明したように、中央の(m+1)/2に対して(m+1)/2m。対称の位置のDを二つたして平均して(m+1)/2m。 2.>>673に示したように、mをどんどん大きくすると、具体的な小さい数Dに対しては、D>=d(s^k)となる確率は0に近づく。逆に、このDと対称の位置では、確率は1に近づく。 3.別の見方をすると、中央(m+1)/2は、どんどん大きくなって、Dと対称の位置もどんどん大きくなる。いわば、視界から消える。Dだけは、確率が0に近づくがそれに気付かれず、視界に残る。そこがトリック。 http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1448673805/675
676: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/01/09(土) 07:25:41.24 ID:vCOPf6Dz >>675 つづき 1.視点を変えて、時枝問題は、確率を論じていたことを思いだそう 2.確率論は、測度論をベースに扱われる https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A2%BA%E7%8E%87%E8%AB%96 確率論 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%AC%E5%BA%A6%E8%AB%96 測度論 3.測度論で、零集合という概念があった 4.例えば、実数の集合に対し、有理数の集合は、零集合。だから、実数の集合から、任意に一つ数を取り出したとき、有理数である確率はゼロ。 5.それは、有理数が存在しないということではない。が、確率はゼロ 6.同様に、>>673でmをどんどん大きくすると、ある有限のDに対して、D>=d(s^k)となる確率は0に近づく。つまり、存在するが、零集合に近い存在となる。そして∞の極限ではでは零集合になる。 7.存在するが、零集合になる。そこがトリック。 http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1448673805/676
679: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/01/09(土) 08:51:39.22 ID:vCOPf6Dz >>676 つづき <実数からなる数列R^Nを同値類で類別した、代表と決定番号は、この確率問題ではWell-definedではない> >>639 https://ja.wikipedia.org/wiki/Well-defined (この話は、代数が得意な人には納得頂けるだろう) 1.>>676では、mをどんどん大きくすると、ある有限のDに対して、D>=d(s^k)となる集合は零集合に近い存在となることを示した。ここでは、さらに、代表と決定番号は、この確率問題ではWell-definedではないことを示そう 2.第k列の数列s^kが、時枝問題のある同値類cに属することが分かったとしよう 3.簡単な例として、あるnより先の数列のシッポが一致しているとする ・n=10としよう。 ・ねもとの、n=1から9の箱の数字が異なる。簡単にするために、この箱の中の数字は、1から10に制限する ・第k列の数列s^kが、例えば1,2,3,4,5,6,7,8,9,n1,n2,n3,・・・・として ・代表元として、例えば3,3,3,4,5,6,7,8,9,n1,n2,n3,・・・・ならば、決定番号は3になる ・そして容易に分かるように、決定番号1の代表元は1通り、決定番号2の代表元は9通り、決定番号2の代表元は9^2通り、・・、決定番号9の代表元は9^9通りとなる。 ・つまり、決定番号が大きいほど、代表元の候補は増える。 ・だから、ある同値類cに属する元を、ランダムに選ぶと、想定される決定番号は、大きい ・一般に、ねもとの長さをL(=n-1)、箱に入る数の種類をZ個とすると、代表の候補の総数は、Z^y、ここにyは1からLまでを動き、その総和になる。Z^yは、決定番号yの代表元候補の数である 4.これは何を意味するか? ・繰り返しになるが、決定番号が大きいほど、代表元の候補は増える。だから、代表と決定番号は確率問題ではWell-definedではない*) ・かつ、この想定で、箱に入る数の種類をZ個に上限は無い。上記で、Zをどんどん大きくして行くと、小さな決定番号の可能性は殆どゼロ。この点からも、この確率問題ではWell-definedではない*) つづく http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1448673805/679
680: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/01/09(土) 08:54:37.88 ID:vCOPf6Dz >>679 つづき *)代数系の場合、Well-definedな同値類は、代表元の取り方に依存せず、問題となる演算結果が同じになる しかし、この確率問題では、そうではない。 類別と代表と決定番号は、小さな決定番号の可能性は殆どゼロ。(小さな決定番号は、確率的にこの類別では出現しない) だから、現実的な問題解決に役立たない。つまり、Well-definedと言えない (言い換えれば、ある有限のDを想定して問題を解きたいと思ったとき、この類別と代表と決定番号は、機能しない) (補足) もともとの、時枝問題は、D=2を想定していた。つまり、無限の箱を一つ残して全部開け、一つ残った箱の中の数を当てよと それには、全く役立たない http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1448673805/680
682: 現代数学の系譜11 ガロア理論を読む [] 2016/01/09(土) 09:31:05.82 ID:vCOPf6Dz >>680 つづき <天文学的な数> ・地球の直径1.2万km。月までが、38万km。太陽までが、1億5千万km(≒1.5x10^8km)。 ・1光年が、約9.5兆キロメートル(≒1x10^13km) ・地球から「可視」宇宙の端までの共動距離は、465億光年(≒5x10^10光年≒5x10^23km) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%AA%E5%AE%87%E5%AE%99 地球から「可視」宇宙(宇宙光の地平面)の端までの共動距離は、あらゆる方向に約14ギガパーセク(465億光年)である[4]。 ・時枝問題のDが、非常に大きな数になるということは、>>657に書いた。 ・再度強調しておく。箱の大きさを1m立方とする。箱を可算無限並べる。宇宙の端まで465億光年≒5x10^23km≒5x10^26m。つまりは、宇宙の端まで、5x10^26個ならぶ ・時枝解法は、宇宙の端の箱なら当てられるかも知れないと。が、それは、我々の太陽系や地球とは、無関係な数 ・かつ、Dは、5x10^26に収まる可能性は殆どない。(つまりは零集合で、D=5x10^26は存在するけれども、確率ゼロ) http://wc2014.5ch.net/test/read.cgi/math/1448673805/682
メモ帳
(0/65535文字)
上
下
前次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
アボンOFF
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.029s