ひびき高等学園(元戸畑中央高校) (569レス)
上下前次1-新
386: 2019/12/29(日)00:51 ID:O4zFPUX60(2/2) AAS
ただそうした証券化の熱狂的な動きには陰りが見えてきた。
その理由は裁定機能に、つまり裁定が働かないことに尽きる。
CLOは、裏付けとなるローンからのキャッシュフローがCLO保有者への支払いを上回る場合にうまく機能し、
最もリスクが大きいトランシェは15%ないしそれ以上の年間リターンと、マネジャーへの手数料を生み出す。
ところが米国の景気後退懸念や経済を巡る全般的な不安感を背景に、投資家は一部のCLOに対してもっと高い利回りを要求するようになった。
利回りが大幅に上昇すれば、CLOの新規発行はやがて止まってしまう公算が大きい。
格下げも厄介な問題だ。CLOに適用される格付けモデルは、原資産のローンを額面評価することを認めている。
ただしCLOに一定比率(通常は7.5%)以上の「CCC」格付け資産が含まれると、マネジャーは時価評価を強いられる。
そして普通、時価は額面を大きく下回る。
もしCLOの資産評価が目減りするほどに企業の格下げがあったとすれば、
ローンからの収入はCLOのシニア部分のトランシェを持つ投資家への返済に回り、リスクの高いトランシェ保有者は何も受け取れなくなる。
足元の状況は既に相当脆弱に見える。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によると、高水準の企業債務と世界経済停滞の組み合わせにより、
「CCC」より1段階だけ上の「Bマイナス」の格付けを付与されたローンが米CLOに占める割合は20%近くと、08年の金融危機前の2倍の高さにある。
UBSのアナリストチームは、米CLOが抱える「CCC」格付けローンの平均的な割合は、20年に11%に達すると予想する。
これは二重の打撃になりかねない。CLOの高リスクトランシェ保有者は手ひどい損失を被り、新規発行分を買う意欲が失われる。
一方、既存CLOは低格付け企業への貸出能力が低下し、調達コストを押し上げる。
そうなると、ディールのためレバレッジドローンを活用するという仕組みに、激震が走るリスクが高まることになる。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 183 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.004s