弱者男性 ☗将棋部 (346レス)
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抽出解除 必死チェッカー(本家) (べ) 自ID レス栞 あぼーん
339: 07/24(木)14:27 ID:pqZTdSkh(1/2) AAS
朝の光が、薄汚れたカーテンの隙間から弱男の部屋に細く差し込んでいた。台所からは味噌汁の優しい匂いが漂ってくる。母親は、いつものように弱男を起こしに軽い足取りで彼の部屋へと向かった。
「弱男、朝よ。ご飯できたよ」
襖を開けると、母親は息を呑んだ。弱男は布団の中で丸まっているのだが、その顔には、吐き気を催すほどの悪臭を放つ、薄汚れて黄ばんだブリーフが、まるで仮面のようにすっぽりとかぶせられていたのだ。鼻の形に歪み、ゴムの部分が額に食い込んでいる。異様な光景に、母親は心臓が跳ね上がった。
「ひいっ!」
悲鳴を押し殺し、母親は慌てて弱男に駆け寄った。嫌な予感が全身を駆け巡る。
震える手で顔からブリーフを剥がすと、そこには寝汗でぐっしょりと濡れた不細工な弱男の顔があった。目は閉じられているものの、恍惚の表情を浮かべている。
「弱男! 弱男!」
省4
340: 07/24(木)14:32 ID:pqZTdSkh(2/2) AAS
「弱男…!」
母親は、目の前で起こった異様な事態に言葉を失った。弱男の体はガタガタと震え始め、手足が不規則に痙攣している。目は見開かれたまま一点を見つめ、意識がないようだ。
口からは、白い泡が絶え間なく流れ出し、床に小さな水たまりを作っていく。
ヒューヒューと苦しげな呼吸音が部屋に響き渡る。その音は、まるで弱男の魂が、体から引き剥がされようとしているかのようだった。
「弱男! どうしたの! しっかりして!」
気が動転した母親は、必死に弱男を揺さぶったが痙攣は止まらない。むしろ、さらに激しさを増していく。
弱男の顔は真っ青になり、唇は紫色に変色している。このままでは、本当に死んでしまうのではないか――。凍りつくような恐怖が、母親の心を支配した。
省6
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