[過去ログ] 【今日はただちっぽけな】能力者スレ【幸せを胸に抱いて】 (1002レス)
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1 (チベット自治区) [saga] 2014/08/08(金) 01:50:06.16 ID:dDxltlN/0(1)
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。


無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。


【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【したらば板:internet_14029】 


【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
・この世界は「多様性のある世界」です。
・完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
・弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
・戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
・基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
・書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
・描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
・他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
・「コテハン」は禁止の方向で!
・基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
・スレチなネタは程々に。
・スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
・基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)

【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
・国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
・他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
・時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
・特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
・あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。
・全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。

 勝手に世界を氷河期などにはしないように。
・能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
・エロ描写について

 確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
 なので、全面的な禁止はしていません。
 ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します
 やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
 カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
 あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。


前スレ【vip2chスレ:part4vip
wiki  【http://www53.atwiki.jp/nrks/
903 (関西地方) 2014/09/14(日) 23:37:12.19 ID:j8g3KjDao(3/3)
>>898
【会わずにいた間の彼女に何があったのか、異形は知らない】
【だが、やはり彼女から感じる気配に剣呑なものはなく。今も光の当たる世界にいるだろうと察せられた】
【にも関わらず、夜の廃ビルの屋上、それも柵の向こう側に腰かけているとは、危ういところは相変わらずだ、などと心中で一人呟く】

夕焼け、か。日の光は眩しくて苦手なら、それなら私でも見られるかもしれないな
景色を楽しむには、少々危なっかしい場所だとは思うが……私が言えたことではないな

ああ、残念だ。星が嫌いではないのだが……
似合わないことは自覚しているよ……カヒュー……

【会うたびに、異形化が進む男に対して、彼女も少しばかり様子が変わったようにも見えた】
【その笑顔の裏に何があるのか、そこまでは推し量れなかったが】


……そうか。生きていれば、変化は付き物だからな
だが、大丈夫だというなら、何よりだ

【彼女の言葉と気配に覚える違和感。その身に何があったのか】
【気にならないと言えば嘘になったが、自分から聞こうとはしなかった。知られたくないことなど、いくらでもある】
【増して、自分のような異形が相手では、なおさらだろう】


カヒュー……忠告はありがたく聞いておこう
魔王というほどに大層ではないがね……今も、誰かの世界を壊し続けているのは確かだ

……勇者に斃されて死ぬのなら私にとっては贅沢な最期だよ


――――ああ。平気だとも

【これでもなお、自分に心配する言葉を投げかける彼女に一つきりに視線を向けながら】
【小さくなってしまった自分の身体でも、やはり彼女の方がまだ小柄だった。見上げる瞳は、月のように丸い】

【これほど自分を怖気づくこともなく、接してくる存在は希少だった】
【このまま、今進めている悪事を続ければ、もしかしたら彼女とぶつかることもあるかもしれないが】
【そんな考えを頭から振り払い、異形は呼吸器の奥で一つ息をつく】


――――いや、平気だとは言い難いか。このままいけば、私もそう長くはない。このままいけば、な
その前にやるべきことは、やっておかねばならんが……

お前に今宵会えたのは幸運だよ。数少ない言葉を交わせる知人に

【宵闇に吸い込まれて消えていくそれは、静かな声音だった。悪党には似つかわしくないほどに】
【見下ろす視線は、ほとんど揺らがず。異形の呼吸音だけが、その削り取られて小さくなった身体を揺らしていた】
904 (SSL) 2014/09/14(日) 23:50:12.01 ID:hAuE0f8K0(1)
>>900
まだおられますか?
905 [saga] 2014/09/14(日) 23:56:13.77 ID:EExLiROlo(7/7)
>>902

ふざけんな!!
自警団なんて名ばかりの魔女裁判にかけられてたまるか
例え俺があれこれ全部吐いて無罪放免もしくはちょっと拘留で済んだとしても
お前らGIFTから俺守れるほど強くないだろつまり詰所行きは死刑と一緒なんだよ!!

【びしっと指差して捲し立てながら少しずつ後ろに下がり始める】
【悪行を可能とする組織を裏切ることは非合法な手段で殺害されることを意味する】
【つまり、男にとって少女の要求は死ねと言っているようなものだ】

相応の立ち位置もクソもあるか! 安月給だろどうせ!
こっちは金払いだけはいいんだよお前らみたいな半狂信者と違って俺は金がないと生きていけないの!!
『信念が〜』とか『正義の心が〜』みたいなのはお前らはともかく俺には向いてねえんだよ分かるか!!
それをやらせたいなら金を寄越せ!!
命の保証もない! 味方になったところで今より境遇がよくなるどころか悪くなる!
こんな要求誰が飲むか小学生でも分かるわ!!

【早口で捲し立てて両腕を外側へと伸ばすと、袖口から黒い霧のようなものが男の周囲に出始める】
【それは細かくとても見辛いが、砂鉄だ。無数の砂鉄が宙に浮いていた】
【当然これらを用いて彼は普段戦闘を行うのだが、今はその様子はなかった】
【というのも、相手は見ず知らずの敵。戦って敵うかどうか分からないため、できればそうしたくなかったのだ】
906 2014/09/15(月) 00:21:36.07 ID:0qJRpbklo(1/3)
>>905

やれやれ……こうも話が通じぬのでは交渉も何もないのじゃ
少しばかり――頭を冷やしてやる必要がありそうじゃな


【彼の捲し立てる言葉を聞いても、それに対して特に反論することもなく】
【交渉決裂と判断、即座に頭を切り替えた】
【剣の鞘に添えていた手の指で鍔を押し上げると、反対の手で空を裂くように刀身引き抜く】

【そして、鞘に触れていた手を離し】
【その手を空に触れるようにして周囲に"神気"を流出させた】


わらわはSCARLET所属、カミナ・ゲルギル――今よりGIFT構成員を捕縛する!
周囲におる民間人は巻き込まれぬ内に直ちに避難せよ!!


【少女――カミナはよく通る高い声で周囲に対して避難を促しながら】
【眼前で黒い霧のような物体を展開し始めた男を睨みつけ――こちらも"異能"を発現させた】

【カミナの左右の空間が微かに歪み、滲み出るようにして薄く大きな物体が姿を現す】
【それは全長1mを優に超える白い"紙"】
【左右に出現した計二枚の紙は、空中で見えない手で操られるようにしてパタパタと折られ始める】
【幼少の頃に遊んだ経験のある者ならば、その動きが"折り紙"の其れであることに気づくだろうか】


異能か術かは知らぬが……"刃を抜いた"からには優しくは出来ぬぞ、GIFTの
足の一本二本は覚悟して貰うのじゃ――!


【男を射るような視線で睨みながら告げると、カミナは背の"翼"の特性を発動】
【空へと「飛翔」し、即座に「加速」し一気に男との距離を詰めようとする】
【飛翔している高さは2m程度。男に接近したならば、空中で回転を加えながらその肩に思い切り剣を振り下ろそうとするだろう】
【剣は刃を潰してあるため、斬撃ではなく"打撃"となるが】
【直撃した場合相応のダメージが与えられる可能性があるだろう】

【また、先程生成した紙はカミナに追従し左右に1mほど離れて浮かんでいる】


(あの霧のようなもの……ここからではよく判らぬが、粒子の類かの?)
(この攻撃で確かめられればよいのじゃがな――)


【自身の翼と、男の周囲の霧のようなものに警戒を持ちながらも】
【カミナは確かめる意味も込めた自身の初撃の結果がどのようになるかに意識を集中させていた】
907 [sage saga] 2014/09/15(月) 00:23:01.79 ID:ClohsOOe0(1/5)
>>903

こういうところが好きなの、……人間ばっかじゃなくて、人間以外ばっかじゃなくて、
落ち着くって言うのかな、すごくね、安心するの――、わたしは、きっと、どっちでもないから。

【足先は剥がれてしまったコンクリートの欠片を弄ぶ、それから、こつん――と遠くに蹴っ飛ばして、やがて屋上の縁から脱落させる】
【安心するのだという。どちらの世界にも属さない場所、或いは、どちらの世界からも忘れ去られている場所――ここみたいに】
【雨風に浸食されながらも、内側に事務所机が取り残されていたりする、そんな、どっちつかずの曖昧さが心安らぐのだと】

【――それから、彼が星好きだと言うことを聞けば。少しだけ意外そうな顔をしてから、「あの星はなに?」だなんて】
【もう少しだけ距離を詰めて指差すのは誤差の少ないように、指し示す先は、この夜景の中でも確認できるほどに明るい星】
【嘘でも何かそれっぽく教えてやれば満足するレベルだ。分からないと言っても、彼女は、そこまで本気の問いじゃあないなら】

……。

【どうしようもなく寂しげに伏せた眼を睫毛が隠す、でもそれは一瞬のことで、次の刹那には、彼女はにこりと笑ってみせる】
【(どこかのタイミングで気付くかもしれない。彼女の左手薬指に嵌められた指輪、銀で蛇を模ったそれ)】
【(いつか会ったときは、その蛇の瞳は黄緑色に輝いていた。でも、いまは、そこがぽっかりと空白になっていること)】

誰かの世界を壊すんだから、魔王と一緒だよ。……ゲームってしないからよく分からないの、変だったかな……。
……英雄とか、勇者の反対って、魔王かなって思ったの、……だめかな。

【それが彼女の理論らしいのだった。誰かの世界を救うのが勇者で、壊すのが魔王で、そして、それはこの世界規模の話じゃない】
【もっと小さいひとつひとつの世界の話。彼女にいわせればこの世界を壊すほうは大魔王とかになるのだろうか、なんて推定】
【――言い切ってからちょっとだけバツが悪そうに呟く言葉。その実はよく知らない単語、存外真剣に考えこむ仕草を見せ】

…………生きてて欲しいって思うの、でも、いい子になれって言えないみたいに、生きてろとも、わたしは言えないの。

【考え込む仕草から流れるように言葉は映ろう、ついと横に動いてから見上げた視線は、思ったよりも真っ直ぐ彼を見つめ】
【やることはやっておかないと。その言葉が、そのまま死んでしまいそうに思えた、このまま何もしないように思えた――生きることについて】

セシルがね、居なくなった。どこに居るかも、生きてるかどうかも、分からないの。ぜんぶぜんぶ、分からなくなったの。
……それでね、ちょっと前にセリーナとお話したんだ。それで、わたし、ずっと、あのひとに助けてもらった時から、ずっと、

――わたしみたいな子の。真っ暗な中で何もかも信じられなくなってる子のこと、助けたいって、すごく思ったの。思ってたの。

やってみることにしたんだ、まだまだ全然だし、そんな、何十人もだなんて、助けてあげられないけど……。

【――まず、ひとりになったこと。続く言葉はちょっとだけ繋がりが怪しい、でも、彼女の中では無関係でない事柄】
【いつか帰ってきてくれる日を待とうと決めた。その日に、「おかえり」って言う自分は、もっと、ずっと、いい子になろうって思った】
【だから、彼女の慣れないゲームっぽい言葉で言うなら、「勇者」とか「英雄」になろうって決めた――らしいのだ】

戻って来たときに、お家に知らない子が居たらびっくりしちゃうね、……でも、もう、やるって決めたんだ。
……わたしがしてもらったみたいに、明るい場所に連れて行ってあげたいの、思ってるより怖くないんだよって、教えてあげたいの。

【くしゅっと苦笑気味になる表情、でも、続く言葉はしっかりと紡がれる、鈴の音がりんと宣言する。しゃんと背中を伸ばして】
【誰だって夢を語るときはきらきらした目になる。――彼女も同じだった、丸い瞳を涙や悲しみでなく、きらめかせ】
【根が怖がりの少女らしい言葉でもあった。絶対怖くない、なんて、きっと、彼女自身ですら思えやしないのだろうから】

…………ね、だいじょうぶでしょ。

【――そして、言い終えれば、そうとも続ける。一人だけど独りじゃない、また、暗がりの中に戻ったわけじゃない】
【それどころか、誰かを暗闇から救い出そうとしている。その変化は、或いは、こうなったからこそ生まれたものかもしれなくて】
【少しだけ勝気な表情がじっと見上げていた。寂しがりで怖がりで、でも、やるって決めたことはやりたい。そんな性格が、よく窺えた】
908 [saga] 2014/09/15(月) 00:41:30.35 ID:xsh4ml26o(1/2)
>>906

話聞けクソ幼女!! 引き入れたいならちゃんと俺がそうしたくなるようにしろって言ってんの!!

【また指差して声を荒げる。といっても相手が聞いていないのは分かっている】
【それでも怒鳴り続けているのは惰性というか、怒りの矛先というか、無意識的なものだった】
【要はちょっとお喋りな性格なのだが今はそんなことをしている余裕は――】

マジでどいつもこいつも交渉ってものを知らねえぜ全く……!
自分の要求ばっかり通してたら決裂するってのが分からないのか!!

【ない、はず、なのだが彼の口は動きっぱなしだった】
【そうこうしている間に相手は戦闘態勢を整え終わり向かってきていた】
【そして剣が振り下ろされた瞬間――鉄同士がぶつかる甲高い音が二人の間で鳴り響いた】
【刃先を止めたのは集まった砂鉄。男の肩の上数cmでまるで防護膜のようになっている】

ほんとお前らは血気盛んだぜ
俺なら情報もない相手に情報もないまま突撃なんてしねえけどなぁ

【やっと少し落ち着いたようで、今までとは違って静かに、そして呆れたように呟いた】
【そして右手を少しだけ上げて、敢えて少女が見えるであろう位置でそれらしく手をひっくり返した】
【それは注意を右手に引きつけるためのブラフ。実際の攻撃は少女の右側、男の左側から槍状に固まった砂鉄が少女の剣を持った両腕へと飛来する】
【もちろん、腕を引っ込めたり後方にさがれば簡単に回避できる。狙いはそれだった、少女から後ろに下がらせて距離を取るつもりだ】
909 2014/09/15(月) 01:08:19.75 ID:0qJRpbklo(2/3)
>>908

……御主、今までの自分の言動と互いの立場を理解しておるか?
元よりGIFTの構成員などに優しくしてやる理由もないのじゃ
引き入れるよりも、情報だけ聞き出して放逐したほうがわらわとしても手間が省けるからの

――あのような組織に加担した時点で
相応のリスクも秩序との敵対も覚悟しておるべきじゃろうに、今更子供のように喚くでないわバカモノめ


【男の言葉を冷徹に切り捨てる。最早、最初見せていたような営業スマイルは無く】
【明確に"敵"に向ける苛烈な感情を浮かばせながら言葉を吐いた】
【この少女は恐らく"正義"であっても真っ当な"善人"ではない】
【他のSCARLET隊員ならばもう少し交渉の余地もあったかもしれないが――】


(ほう……成程、そういう異能か)
(あやつの術に似ておるが……これは金属、かの?)


【半ば予想通り、カミナの剣は受け止められる】
【剣を打ち付けた時の感触から、その物体を金属の類と推測】
【砂を操る"妹"と似たような性質の、"粒子"……金属の其れを扱うものと考えた】


――!……存外器用なものじゃなっ!


【男の右手の動きに注意を払っていたが、元より異能に警戒していたのが幸いしたか】
【確かめる意味で放った剣撃、有効な効果が得られなかった時点で"後退"することを思考に入れていた】
【それによって即座に空中で"翼"の特性を発動、鉄の槍を服に掠らせる様にして回避し】
【男の思惑通り、互いの距離はそれなりに空く結果となった】


                 【<貴宝院流不切正方形一枚折り・猪面/亀甲>】


【それと同時に、カミナの左右で折られていた紙が完成する】
【右方の物は巨大な"猪の頭"を模したモノ。もう一つは"亀の甲羅"のような形状をしていた】
【完成した紙に神気が注がれ特性を付与、薄い折り紙はボコボコと膨らみ立体的になった】


【猪折り紙は、太い二本の角を前方に突き出したまま凄まじい勢いで男に迫る】
【直線的な動きではあるが勢いがあり、特性によって獣の革のような強度を持つ其れは相応の破壊力を秘めている】
【もう一方の亀甲折り紙はカミナの傍で留まる。こちらは形状的に防御用であろうか】


(粒子となれば多角攻撃も有効とは言えぬな)
(ならば強度はどの程度か、直接的な破壊力への対処力を見極めるのじゃ)

(あれを目晦ましにして逃げる可能性も考慮するべきじゃが――)


【カミナは袖口から小さな折り紙を、上空に向かって飛ばす】
【よくよく見たならば、それが"折り鶴"のようなモノだと認識することも可能であろうか】
【そして右方に新たな紙が出現し、先ほど同様にパタパタと折られ始めた】
910 (関西地方) 2014/09/15(月) 01:20:08.36 ID:52aKE7mqo(1/4)
>>907
……なるほど。そういわれれば、確かにこの場所はしっくりくるのかもしれないな
すぐ近くに向こうの世界がありながら、その喧騒から離れている場所というのは、今のご時世貴重だ……

【彼女が蹴り飛ばしたコンクリート片が、屋上から消えていくまで単眼で追いつつ】
【以前、彼女から語られた彼女の過去に思いをはせる。こういった場所が必要な存在も、確実に存在するのだ】
【その多くは、光の世界から見向きもされないが。彼女は自ら、あるいは誰かの力を借りて、光の中へ這い上がった】

【星を眺めるのが嫌いではないだけで、そこまで詳しくはないのだが、などと思いながら】
【少しばかり接近した彼女の指が指し示す先に単眼を向ける。一際明るい星の輝き】
【「ベテルギウス、辺りかね。近いうちに爆発するらしいな」、などと聞きかじりの知識を提示した】


【盗賊という人種は目ざとい。彼女が目を伏せた一瞬を、単眼は見逃さなかった】
【彼女の笑顔は、その向こう側を見事に覆い隠していたが。その指輪に空いた空洞】
【その動かしがたい事実までは隠しきれず、異形の認識に捉えられる】

ヒューハ……それはそうだ、小さかろうと世界は世界だな……
私も、ゲームはやったことがないから、その辺りはわからないがね。おそらくは、それで正しいだろうさ

【彼女自身も、自ら誰かの世界を破壊した経験があるためか。その言葉は重く響いた】
【今なお、己の中で恨みごとを発し続ける自分の犠牲者たちの声も、あるいは一つの世界を形成していると言えるのだろうか】
【それも、単語一つにも真剣に悩む様子を見せる彼女を見て、雲散霧消する】


……その言葉だけで、私にはもったいないくらいだよ……ヒューッ……

【凄惨な過去を持つ彼女なりの、その言葉は。やはり、異形には眩しすぎた】
【こちらをまっすぐに見つめてくる彼女の視線に合わせて、単眼で正面から見つめ返すので精いっぱいだった】


――――セシルさんが……
それで、セリーナ・ザ・キッド≠ニも縁があったと。そうか……カヒュー……

【彼女の最初の告白を聞いて、さすがの異形も驚きを隠さなかった。あの男が、何も残さず消えた】
【彼の弟とも、あれ以来会っていない。手がかり一つもなかった。それも、数多くの出来事に埋もれていってしまった】


なるほど、確かに大きな変化があったのだな……セシルさんについては、私としても残念に思う
だが、お前がそうして自分の進むべき道を見つけて、自らの意志でそれを進もうというのなら……
そうだな。「だいじょうぶ」、なのだろう

【少しばかりの繋がりの怪しさはあまり気に留めず、彼女が光の世界で新たな己を見出したことを】
【この異形なりに、祝福したつもりらしかった。彼女の口から出た宿敵の一人の名を聞いて、内側に宿った昏い想いには蓋をして】
【自らの手で、自分のような誰かを救うと。そう宣言して見せる少女のその眼は。あまりに――】

……眩しすぎるな。私には

【彼女とは違った理由で、苦笑を浮かべる。不安と恐怖もあるだろうに、それでも鈴の音は済んだ音色】
【それは、彼女が確かな変化を遂げたことを示していた。未だ暗がりの中にあった少女は、自らの足で光の下へ踏み出したのだ】
【その意志を、きっと彼女は貫き通すだろう。それを確信させる瞳の輝きから、異形は目を反らした】


……私にこの傷を負わせた二人のうちの一人は、UTのメンバーだ
雷の国のセードムシティでの戦いでな……グラトン博士――機関の古参の一人もその戦いで命を落としている

私は昼の国でずいぶんと恨みを買った。特に裏の連中からな。この一件で私がこっぴどくやられたことを知った彼奴等は、我々に攻撃を仕掛けてきた
配下の機関兵が何人も殺され、昔からの手下たちも手傷を負わされた。あの連中には、我々のやり方で始末をつけるべく、すでに動いているが
幾度となく正義連中にやられてきた事実がある限り、我々の行動に大いに支障をきたすだろう……

わかるかね? 私と、UTの敵対は、もはや避けられない段階となっている。私個人としては、お前の新たな道を祝ってやりたいところだが……
悪党として、セリーナ・ザ・キッド≠ニ、光と共にあるお前と対峙するときが来たならば。悪いが、私は、躊躇するつもりはない……

【再び、彼女に視線を戻した時。単眼の奥に宿っていたもの。暗い、昏い、闇の色】
【今は、殺意も敵意も感じられない。彼女に危害を加えるつもりはないのだ。だが、その時が来れば】
【異形の示した悪意は、少女と真逆の、どうしようもなくドス黒い魔王のそれだった】
911 [saga] 2014/09/15(月) 01:27:18.94 ID:xsh4ml26o(2/2)
>>909

あークソそういうタイプかお前!
……大衆に味方する悪人なら最初にそう言えよ、俺がバカみてえじゃねえか

【情を引こうとして色々言っていたわけではないが、完全に相手を間違えていたという事実に男はすっかり落胆した】
【こんなことであれば最初から違う方法を取っていたのに、と後悔せずにはいられない、そんな心境だ】
【まさしく交渉の余地なし。戦う意味もない以上、考えるべきはどうやってこの場から逃げ去るか】

【突進してくる猪に対して男は何の動きも見せない。見せないが、砂鉄が自動的に壁を作り出す】
【壁は男と猪に対して斜めに立ち塞がる。突撃の衝撃は緩和しきれないのか、壁に沿った形で逸らそうというわけだ】
【更に真っ黒な砂鉄の壁は少女から男の姿を隠す形にもなっており、つまり――】

【壁が形成された直後に周囲に響くのは金属同士のこすれるような甲高い音】
【公園の入り口に黒塗りの車が急停車した音だった】

「……人件費、救出費、ガソリン代もろもろを出すなら、乗せてやるが」

うるせえ遅えよ死ぬかと思ったわ死ね!!

【車の運転席から声をかけたのはシスター。随分と慇懃無礼な声で神父に対しても酷い請求をしている】
【しかし渡りに船というか、待ちに待った助けだったので神父は大急ぎで車に乗るのであった】
【それから神父は窓を開ける。すると砂鉄は車の中へと吸い込まれていったのだが】
【窓を開けたのは砂鉄の回収のためではなかった】

ざまぁみろバーカバーカ!! 誰がお前みたいな幼女なんかに捕まるか!!
せいぜいそのへんのチンピラとか悪人とか俺以外の誰か殺すとか捕まえるとかして喜んでろ!!

【――神父は少女が言った通り”子供のように”さんざん喚いた。このために窓を開けたのだった】
【そして更に色々言おうとしたがその前に車は走り出し、法定速度を無視した速度で居なくなった】

//夜遅くなってしまったのでこのあたりで
//乙でした
912 2014/09/15(月) 01:48:00.31 ID:0qJRpbklo(3/3)
>>911

……むぅ、その速度には追いつけぬな。
奴らの情報を得られる好機と思うたが、ちと対応が手緩過ぎたかの?


【瞬く間に起こった逃走劇、追撃しようとするも間に合わず】
【操作していた紙達から神気を抜き解体、霧散させ大きなため息を一つ吐いた】


しかし、"大衆に味方する悪人"、のぅ
言われ慣れたものじゃが……全く、どいつもこいつも何故当たり前の平和を享受出来ぬのか


【所謂正義の陣営を"傲慢"と"悪"と称する者は何時の世も多い】
【正義とは立ち位置や状況によって多様に変化するモノ】
【其れ故に、男の認識も見方によっては"間違いではない"と、少女も理解はしていた】
【……受け入れられるかどうかは、全く別の問題になってくるのだか】


さて、要らぬ時間をとってしまったのじゃ
もう少し街を回って情報を集めたら、パトロールでも始めるとするかの


【剣を鞘に収めて、背中の翼をパタパタと畳んで服の中に仕舞うと】
【カミナは少々怠そうに真紅の髪を掻き揚げて、元居たベンチの方へと歩いて行った】


/お疲れ様でしたー!
913 [sage saga] 2014/09/15(月) 01:58:06.50 ID:ClohsOOe0(2/5)
>>910

【べてるぎうす、そうなぞった声はあんまり慣れた感じがしない、やっぱり、星の名前には疎いほうであるらしい】
【ふんふんと聞きかじりも素直に聞いてくれるから、他にも豆知識があれば面白かったろう、たぶん、全部聞くのだ】
【でもそんな光景はきっとこの二人には似合わない。あまりにも朗らかすぎて――この距離すら、近いぐらいなのに】

【勇者の反対は魔王。その思考の結果を認めてもらえれば、「そうだよね?」なんて風に、緩く首を傾げる仕草】
【その表情は僅かに安堵でもあって。素っ頓狂なことを言ってるんじゃないか、きっとそんなことでも考えていたのだろう】

【(誰かの世界を壊した。数えないぐらいのたくさんの世界を滅ぼした。だから、自分は、きっと、魔王だけれど)】
【(壊した分だけ救おうと決めた。一人になって、初めて決意した。魔王らしからぬ決意は、いつかの日のため)】
【(だいすきな手に頭を撫でてもらえるその日のため。その手を真っ直ぐ受け入れられるように、いい子になるって、決めた)】

……UTでお仕事のお手伝いしてるの、ううん、あそこに入ったんじゃないよ、わたしは……、……。
この世界の勇者になんてなれないよ、もっとね、少しでいいの。生きていく中で、ほんの何人でも――、

【セリーナの知り合いだ、ということに対しては、ほんの少しだけ訂正があった。そこに所属したわけじゃないんだと、そう】
【お仕事のお手伝い――というが、酒場の給仕だ。運営にはなんら関係ない、だけど、まるで無関係とは言えない立ち位置】
【少しだけ困ったように眉を下げる。「たすけてあげられたら」という言葉に続く鈴の音は、少しだけ低いハードルだけど】

……――ほんとは寂しいんだよ、さびしいけど、だいじょうぶなの。だって、――、
誰かを助けてあげようって伸ばした手が、涙で濡れてたら、滑って落としちゃうじゃない。

【いつか血濡れていた手じゃ誰の手も滑って落ちる。その血を拭ってもらったのだから、自分の意思で洗ったのだから】
【それをまた、別の液体でだって濡らしたら意味が無いんだと言う。――寂しがりのくせに、そんな風にがんばって】
【眩しすぎるのだといわれたら、今度こそ困った表情をした。寂しいんだか気恥ずかしいんだか、分からない顔をして――】

【――彼が話すなら、それを聞く。少しだけ視線を伏せた、だんまりの表情。細い指先が胸元の布地を弄り、皺をよせ】
【状況が変わる可能性。時折こうして会って、不思議な距離感でお話して、――それが終わってしまう時は、存外近いのかもと】
【そう思えば、少しだけ惜しいように思えた。生きててほしいと思ったのと同じ、この邂逅たちは、つまらないものじゃない】

そしたら……、そうしたら。あなたが、わたしのしたいことを邪魔するときは、わたしがあなたを終わらせてあげる。
そんな、化物みたいになっちゃう前に……、わたしが、ぜんぶ、水に流してあげる。……ほんとの水にだよ。

……わたしもね、わたしの邪魔するひと、ゆるさないの。

【きっと、彼は、もっとひどい姿になってしまうように思えた。そして、それは、人間じゃない彼女には少しだけ寂しくて】
【どんな人間だって水に流してきた。同じように、他のひとたちと同じように、おんなじ方法で、終わらせてあげるという宣言】
【それは、人間としての終わり、救済めいた言葉にも似て。――でも、たぶん、本人にそんなつもりは微塵もなくって】
【そもそも救済とも呼べないかもしれない。結局与えるのは骨すら残らない、壊滅的な死なのだから】

…………この前お話聞いてくれたお礼したげる、なんだか、もう、こうしてお話できないかもしれないし――。
頭出して、――大丈夫だよ、ちゃんと練習したの。変なことにはならないと、思う……、ちゃんと、教わったから。

【このまま死んでしまうかもしれない。次に会うときは敵かもしれない。それを強く思う夜だった、いつの間にか夕暮れも終わり】
【辺りをどっぷりと包むのは暗がりの夜、彼の世界。だけど、彼女はちっとも怖気づかず、寧ろ、礼をしたいから頭を下げろなんて】
【そう要求までするのだ。――するっと右手の手袋を外せば、白磁の掌に、きらきらと桜色/紫色の魔力を纏わせたと思うと】

【悪戯っぽく指を動かして笑うのだ。ほらほら早く、なんて言いたげな様子で彼を見つめ――】

【(そこに敵意や害意はなかった。ただ、お節介に似た、そんな感情が窺えて)】
【(例え受け入れたとしてもよっぽど悪い目には遭わないはずの提案。でも、それは、あくまで彼女目線だから)】
【(彼が自分でどうするか、選ぶしかない――そんな、提案)】
914 (関西地方) 2014/09/15(月) 02:47:58.37 ID:52aKE7mqo(2/4)
>>913
【にわか知識でも素直にうなずいてくれるのは、悪い気はしなかった。それが異形に似つかわしくない感情だと自覚しつつ】
【適当に知っている星座の名前なども混ぜながら、少しばかり言葉を並べていく】
【そう、あまりに似合わない光景だ。今や、光と闇。相容れぬ存在だというのに】

【自分がずれていることを心配する、その姿の方がむしろずれているのでは、などと言う言葉は飲み込んだ】
【ずれどころか、崩壊している自分が言うべき言葉ではなかったし、彼女が安堵しているなら、それで十分だ】


【そんな彼女が、初めて己の中に己の手で通した一本の芯。その光の中で、生きていこうと】
【かつての彼女と同じような者たちを、引き上げよう、救い出そうと】
【そう語る姿はすでに、魔王のそれとは異なるものとなっていただろう】

酒場の手伝い、看板娘といったところか……カヒュー……
それでも、救われたものにとっては勇者と言えるだろうさ。私が殺した連中にとって、私が魔王であったのと同じように

【酒場の手伝い、なるほど正義組織の一員ではないらしい。だが、酒場の収益はそのままUTの予算になるだろう】
【そうでもなくとも、共にある仲間は心の支え。その結束は、正義の使徒たちをより奮い立たせる】
【それでいて、自分に出来る範囲で誰かを救いたい。彼女は、異形の目には確かに一人の正義のように映った】


……そうだな。しっかりと握りしめてやるには、必要なことだろうな
私がこんなことをほざくのは、滑稽ではあるが……いい女だな、お前は

【恐ろしく似合わないセリフを吐いて、単眼を細める異形。彼女の姿は、闇の底を知りながら光へ歩む彼女は】
【とても強く、強く思えた。複雑な彼女の表情を、しっかりと目に焼き付けながら】


【伏せられる視線。動かない表情。異形もそれは同じく】
【わかってはいたことだ。終わりが来ると。今までだって、崩れ落ちそうなバランスの上で成り立っていた距離なのだから】
【しかし、やはり惜しいと思ったのは、互いの共通であったらしい。出会ったこと自体はつまらなくはないし、後悔する気もなかった】

……ふ、ふ。そうか……その眼、あの裏町で初めて会った日を思い出すな……ヒューハ、ハ……
私もそう簡単にやられる気はないが、もし斃れる時にお前がいたら、ぜひそうしてくれ

跡形も残らぬように……食べ残されるのは好みじゃあないんだ
これ以上、身体が崩れるのもさすがに御免こうむりたいしな……

【多くの人にとっては、どこまでも無慈悲な死であり、終焉であろう】
【だがこの男にとっては、それはどこか甘美な色さえ含んでいた。彼女にそんなつもりはなくとも】
【生に執着し、悪に沈み込んで生きている以上、ろくな最期を迎えないのは確かだ】
【ならば、この奇妙な知人にとどめを刺されるのも悪くはない、と】


あれは、私の好きでやったことだが、受け取れるものは受け取る主義だ
今しか機会がないとなれば、なおのことな

……ああ、お前を信用することにするよ

【嗅ぎ慣れた、闇夜の臭い。肌身に感じる、澱んだ空気の流れ】
【その中で、掃き溜めの鶴のように浮かび上がる彼女は、幻想的ですらあった】
【いつか、彼女と刃を交える時も来るかもしれない。そうわかっていても、異形は彼女の言葉通りにすることを選んだ】

【醜悪な四本脚を折り曲げ、手袋をはずして待ち構える彼女に首を垂れる】
【それは、光の眩しさにひざを折る闇の姿とも見えるかもしれなかった】
915 [sage saga] 2014/09/15(月) 03:16:12.62 ID:ClohsOOe0(3/5)
>>914

【ほんの一時、その瞬間だけは、この二人は本当にただの友人のようだった。星の話をして、それがどの星かを確認して】
【少しすればほんの少しだけ星に詳しくなった彼女がそこに居る。――誰かに何かを教えるって、きっと、素敵なことだ】

……そう、だといいなあ。誰かに、そう思って貰えたら、とっても嬉しいな――、……。

【――今は、まだ、彼と同じようなものだ。もうこれ以上の犠牲を増やさないというだけで、今の彼女の立場は、まだ、冥い】
【でもこれから違うところに行こうとしている。この奇妙な関係も終わろうとしている、――明確に、道をたがえる二人として】
【……それでも、今はまだ、夢みたいに呟いて目をきらきらさせている、という姿を油断して見せる程度の二人の関係】
【やっぱり不思議だしおかしいだろう、――だからって、それがつまんないかって言うと、きっと、違うって答えるのだ】

そんなの言ったって駄目だよ、わたし、何百年経ったって、セシルのものだもん。
……でもありがとう、そんなこと言われたの初めて、覚えておかなくっちゃ――。

【細められる瞳を見上げる、それで、ほんの少しだけ眼光を強めて見つめ返すのだ、それは、全然揺らがない感情を示して】
【全然揺らぎはしないけど、嬉しがりはする。すぐににこりと表情を崩し、――今度は冗談めいて、そう返し】
【――よく表情の変わる子だ。それは子供っぽさでもあるけど、個性とも呼べて、絶対に直せという癖でもないなら】
【こうして素を見せていると分かるぐらいがちょうどいいのかもしれない。――そう、いつの間にか、彼をそれぐらい信用して】

【「うん、約束だよ」】
【そう呟いて彼女は頷いた。ころころと笑っていた表情はいつのまにか硬く冷え、どうにも複雑めいたものを浮べ】
【――きっと、そのときは“はじめて”になる。嫌いじゃない人間を、何度も話した人間を、*す、はじめて】

【――でも、今はまだそのときじゃない。頭を垂れる姿をどこか満足げに見つめるのは、どう見たってただの少女でしかなく】
【血しぶきも悲鳴も怨嗟も似合わないただの少女に成り果てる一瞬。そっと伸ばした手は、思ったよりも優しく彼に触れるだろう】
【母親が眠る幼子を撫でるような、優しい手つきだ。実際に“よしよし”なんてことは流石にしないけれど――】

――ほんとうに、今日だけだよ。あなたがわたしの水に触れられるのは。

【触れた指先で小さな術式が起動する。それと同時に彼の身体に広がるはずだ、清く澄み切った、水の魔力】
【身体や心のごく軽い緊張や疲れを洗い流す魔術。それは、例えば彼の傷を癒してやるにはあまりにも足りないけれど】
【汚れきった身体をシャワーで流すような。それを、身体の中――心や魂までも洗ってやるような、ささやかな浄化のちから】

【――もちろん、感じかたはひとに因る。これを不快と思うかもしれない可能性は十分にあって、その場合は】
【表情を歪めるとか、直接本人に言うとか、そうすればすぐに術は中断される。その場合、心配そうに大丈夫かと尋ねられ】

【何もないなら――時間は一分を過ぎるか過ぎないかの頃に、その手はゆっくりと離れるのだろう】
【ちなみに、その場合でも大丈夫かどうかを尋ねられることになる。――きちんと成功したのか、不安なのだろう】

/すいません、そろそろ眠気が出てきましたので、明日に引き継いでいただけたら嬉しいです……
/明日は夕方〜夜ごろには待機していられるかと思いますっ
916 (関西地方) 2014/09/15(月) 03:20:24.43 ID:52aKE7mqo(3/4)
>>915
/了解しました!
/明日は帰宅できるのが、恐らく22時前後となってしまうかと思いますが
/可能な時間帯になったら、舞台裏に書き込ませていただきます。ひとまず、お疲れ様でした
917 [sage saga] 2014/09/15(月) 03:21:35.65 ID:ClohsOOe0(4/5)
>>916
/22時ごろ了解しました、その頃にはきちんと待機出来るようにしておきます!
/ひとまずお疲れ様でした、また明日よろしくお願いしますー
918 [sage saga] 2014/09/15(月) 21:14:37.75 ID:06xFZCVmo(1)
【表通り】

【――――そこは普段から人気の多い場所ではあるけれど、今日の喧噪はいつもと若干違ったものであるようだった】
【交差点の中央で二台の車がひしゃげて、周囲に人が集まっている。どうやら交通事故が発生してしまったらしい】
【幸い、既に救急車や警察も手配され、怪我人は全員救出された後のよう。……警察が無線でGIFT≠ェどうのと話しているのだけは気になるが、】
【たまたま通りがかった一般人にはなんの関係のない話。だがこの件で迷惑を被る者も、確かに存在していた】


…………まいったな。打ち合わせまで時間がないっていうのに…………。


【事故のせいで通りには渋滞が発生している。警察官が交通整理をしてはいるものの、通常の運行は不可能な状態だ】
【急がなければならない事情のある人間にとって、それは致命的な遅れにもなりかねず。――――バタン、と一台の車の後部ドアが開かれる】
【黒塗りのリムジンから歩道に出てきたのはスーツ姿の男性だ。歴戦のビジネスマンといった雰囲気だが、背格好や顔つきからして、まだ十代の少年に見えた】

【ルビーをはめ込んだかのような真紅の双眸、やや巻き毛気味の水色の髪が特徴的な風貌に】
【動揺を感じさせない落ち着いた面持ちと凛とした立ち姿。少し服装を変えてやるだけで、そのまま西方の貴族に早変わりしそうである】
【挙措の一つ一つも計算されたように美しく、柔らかな優雅さが全身から漂っている。敢えて大仰な表現をすれば、芸術品じみた少年だ】


【――――さて。そんな彼だが、いかにも高価そうな腕時計と遠くにそびえ立つビルを交互に見つめて思案顔をしているだろう】
【急いで行かなければならないが渋滞のせいで進めない、事情はおおむねそんな所か。何か手はないものかと、少年は周囲を見渡して】

【無論、誰か彼を助ける者が現れる可能性もある。けれど見るからに育ちの良さそうな少年だ、逆に狙われる可能性も否定できず――――】
919 2014/09/15(月) 21:45:58.35 ID:bfADeICAo(1/2)
>>901

【自ずと自らが辿ってきた過酷な戦いの日々を振り返っても見れば……やはり原点は自分を育ててくれた母の姿が思い浮かぶ】
【全てを失った"絶望"から今もなおうまく表情を表に出す事ができない自分だが、それでも時にこうして笑顔を浮かべる事ができるのはやはり母の存在が大きい】


……見た目は大して似てませんでしたけどね、でもなんとなく思い出させてしまう面影が貴女と重なったんですよ
本当に一瞬だけ、アンリが戻って来たんじゃないかと勘違いしちゃったくらいです……そうですね、皆の笑顔を守るために
ちっぽけな"力"を振り絞っていつもいろんな何かと戦い続けてました

……『異端狩り』として生きる道を決めたのはどうしても両親を奪った"吸血鬼"のような存在への憎しみが消せないから、でもありましたが
そもそもの戦闘職に付く道を選んだのは、そんな"母"を支えられるくらいの戦う力が欲しかったからでした


【そのためにいろいろとバカな事もしてしまったなー、などと過去の憧憬を思い返しながら】
【つかの間の日常の中で久方ぶりに、テレサはいつもの冷静に振る舞おうとするがための無愛想な顔から――――ほんのわずかにではあるが】
【柔らかさを感じさせる微笑の表情を自然と浮かべる様になっていたのだった】

【選んだ服を会計してもらうため、レジに運ぶのを手伝いながらテレサが言葉を続ける】


思えば彼もまた多くの戦いに明け暮れて来たのですから、時には日常の普段着に袖を通す時間も必要だと思いますね
しかし、大司教の体格にピッタリ合う服のサイズを覚えていたのはすごいですね……おや、このネックレスもプレゼントでしょうか?

マリア、もしよろしければこれらの荷物を孤児院まで運ぶ手伝いをさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
どの道そちらに訪れようと思っていた所だったのです、いい機会だから足を運ぶついでにお手伝いさせてほしいのです


【彼女の方はまだこれをフレデリックへのプレゼントだと勘違いしているようだが……少しズレた所もあるのだろうか】
【ともあれ彼女はこの洋服の会計を済ませたならば、帰り道まで運ぶと申し出てくる】
【この様子だとよほどマリアの事を気に入ったらしい、この好意に今日は甘えてみてもいいかもしれない】

/では遅れましたが、お返事させていただきましたー!
920 (SSL) [sage saga] 2014/09/15(月) 22:40:43.30 ID:wJS24LMI0(1)
【――――路地裏。様々な悪党が巣くう場所として有名で有り、好き好んで通る者も居まい】
【そんな場所にて聞こえるのは数人分の呻き声か。見遣れば全員場所は異なれど掌で押さえ、倒れ伏す男達が数人】
【唯一立っているのは何処かの企業の正装を纏った女。――――と、純白のローブを纏った一人の少女か】


「礼は必要在りません。イリニはイリニの務めを果たしただけなのですから
――――其れでは気を付けて帰ると良いとイリニは告げます。次にまた同じ様な事が起きても救う事が出来るとは限らないのですから」

【大凡、女が暴漢に襲われそうになった所を白の少女が救ったのだろう】
【その少女、年齢はまだ十代の前半にも思えるけれど其れ相応の実力を持ち合わせているのか】
【頻りに頭を下げる女に対して感情の含まれない双眸を向けたならば、これまた抑揚の無い声質で告げて】

【女がその場から去って行く姿を確かめた後に倒れ伏す男達を一瞥】


「コレが我々教会の勤めです。害を為す者を排除し、死から救う事。イリニはそう教わりました
――――貴方達は処刑を行う程ではありません。その痛みにて罪の重さを認識すると良い、イリニはそう考えます」

【治療をするでも無く、ただ呟いたならば少女もまたその場を後にするのだろう】
【戦闘の際には其れなりに大きな音が響いていたし、何より罵声等もあったのだから場所を特定するのは容易】
【戦闘自体を見る事は叶わないだろうが、倒れ伏す男達と何食わぬ表情でその場から離れようとする少女しか居ないのだから双方の関係は誰にでも理解出来よう】

【この場所、悪人は勿論の事自警団だとかの善人も訪れる。不本意ながらの迷い人も居るか】
【何で有れ、少女の白髪はこの闇の中よく目立ち――――もし誰かが訪れれば、ピタリと脚を止めて「何かご用ですか」の言葉と共に視線が向けられるのだけれど】









【路地裏――――少し奥まで入り込んだその場所】
【辺りに転がっているのは数人の男女の姿。然れど、呻きながらも皆息をしており】
【よく見れば出血も無く。更にはその者達全員が機関に所属する事を示す逆五芒星を手の甲に彫っている事が分かるか】


「――――一件落着、でありますか。少し手間取ったでありますが、大きな怪我を負う事も無く終えられて良かったであります
…………連絡も済んだ事でありますから、もう少しで自警団の方々が引き取りに来ると思うのですが……」

【その場に立つのは、軍服に身を包んだ少女だ。腰には軍刀を提げ、片目は眼帯で覆われ】
【藍色の髪を纏めるように被ったのは制帽。一切の乱れを見られない其れは、少女の気質を表している様であり】
【――――自警団の所属を示す腕章。そして、其処に着けられたバッヂ。この少女が紛れも無く正義の徒である事を示すのだが】


「最近はカノッサの動きも目立つようになって来たでありますね……。あまり気を抜く事も出来ないでありますよ……」

【呟き共に漏らされた溜息は現状を憂うが故か】
【路地裏となれば悪事を働く者も多いだろうし――――逆に、其れを阻止しようと見回りをする者も多い】
【だからこそ、この現場をそのどちらが目撃をしたって可笑しくは無い話であって】
921 (SSL) [sage saga] 2014/09/15(月) 22:41:02.48 ID:wN/cnYEb0(1/2)
>>919

―――そうで御座いましたか、それで貴女は戦う道を進まれたので御座いますね……
いろいろ大変で御座いましょう?どうかこれからも無事でいて下さいな……我が子が無事でいる事こそが、母の何よりの願いで御座いますから。

ふふっ……貴女にとって、アンリ様は本当の母≠セったので御座いますね。だって、ほら―――
―――貴女、アンリ様の事を話している時は今とっても素敵な笑顔をしていますもの!

お会いしたことはありませんが、分かります。きっととても優しくて素敵な方だったので御座いますね。
だって、アンリ様は貴女をこんなにも素敵な笑顔にさせたので御座いますから!

……そんな方の面影と私が重なるのなら、それはとても光栄な事で御座います。
私もあの子達の笑顔をいつまでも守り続けたい……そう思うので御座いますよ。


【あまり満面の笑みとは言えない不器用でぎこちない笑顔。でも、それは作り笑いなんかじゃなくて、心から笑えてるって分かるから】
【そうやってまた彼女を笑顔にさせる事が出来たアンリ≠ニいう存在に、心から敬意を評する。姿は見たことが無いのだけれど―――きっと、優しい人なのだろう】
【彼女はアンリ≠フ面影と自分が重なったと言っていたが―――自分もそんな人になれているのなら嬉しい。】
【愛する子供達が見せる笑顔をいつまでも守り続けられるのなら、何よりも嬉しい。心から、そう思う―――】


【夫の為に選んだ服を会計に持って行く。数日後夫が袖を通している姿を想像して、ちょっと楽しい気分になってみたりして小さく笑って】
【運ぶのを手伝ってくれたテレサにありがとうの一言を掛けて、支払い。ちょっとお高いけれど、大切な人が喜ぶ姿を想えば安いものだ】


―――あの人の事なら何でも知っているので御座いますよ♪妻ですもの、体のサイズくらい知っていて当然で御座いましょう?

ふふっ―――これは、貴女へのプレゼントで御座います。道を案内して下さった貴女へ、感謝の気持ちで御座いますよ!
どうか受け取って下さいな。貴女に似合いそうなものを選んだので御座いますから!


お手伝い、で御座いますか。ふふ……それでは、お言葉に甘えましょうか!
では私と手を繋いで下さいな。ゼン=カイマまで転移魔術を使いますので、一緒に行きましょう!


【会計を済ませれば、、優しい微笑みと共にネックレスを手渡そうとする。これは心から親切にしてくれた彼女へのお礼】
【受け取ってくれたなら、マリアはいつもの微笑みを顔に浮かべて喜ぶはずだから。―――断らずに受け取ってくれると嬉しい。】

【手伝うという申し出を嬉しそうに承諾して、彼女の手を握ろうとする。払われることが無かったなら、直後に足元に魔法陣みたいなものが展開されて】
【やがて二人の全身を光が包んだかと思えば―――二人は、ゼン=カイマの広い公園に立っていることだろう。】
【此処はもうマリアの故郷のようなものだから、道に迷う事も無い。一緒について行けば数分で家に辿り着くだろう―――】

【(因みに、どうして転移魔術が使えるのに道に迷っていたのかというと―――転移する場所自体を間違っていたからだ)】
【(どうやら方向音痴な上に地図を読むのも苦手らしい。料理も洗濯も何でもできるおかあさんの、ただ一つの欠点……)】
922 (SSL) 2014/09/15(月) 22:50:26.18 ID:1CZNgzme0(1)
>>920
まだいらっしゃいますか
923 2014/09/15(月) 23:06:52.14 ID:PjBdHLsYo(1)
>>922
/10分ぐらいなら聞かないで絡みにいった方が良いと思います
924 (関西地方) [sage saga] 2014/09/15(月) 23:09:30.25 ID:52aKE7mqo(4/4)
>>915
【得にもならないのに、多少かじっただけのにわか知識を披露する】
【故郷や泥の街の知った相手が見たら、己の目を疑うことだろう、とそんな考えが脳裏をよぎった】
【きっと今後、彼女とこんな風に過ごすことは来なくなるだろうが。それだけに、この最後の機会が深くこの場に沁み渡っていく】

……そこから先は、お前次第だ。己の中の意志もあれば、共に立つ仲間もいるのだろう?
なら、可能性は大いにあるだろう。……私や、他の悪党どもに仲間を奪われないようにする必要はあるかもしれんがね

【数々の出来事を乗り越えて、今なお光の下で生きていこうともがき続ける少女】
【物心ついた時から悪意を滾らせ、自ら進んで首まで汚泥に浸かり切った異形】
【よくもここまで、このような関係を続けてこられたものだ、とすら思える。しかし、やはり後悔はなかった】
【たとえ、それが今宵で終わるものだとしても。いつの日か、戦場で互いの命に手を伸ばし合うのだとしても】


ヒュ、ハハ、振られるとわかってはいたがね……
だが、覚えていてもらえるのなら身に余る光栄だよ……ク、ヒュー……

【当然ながら、そのようなつもりで放った言葉ではなかったが、やはりあまりに揺れることのない瞳で言われると】
【僅かながら、心にさざ波も立つ。自分のいる場所の住人以外の女性にそんな言葉を吐いたのは初めてだったから】
【ころころと変わる表情、彼女の内面がそこに滲んでいると読み取れる。幾度となく、こうして夜の闇の中で言葉を交わした間柄】
【自分に向けられた信頼はしかし、己自身の手で捨てざるを得なかった。異形は骨の髄まで悪であり、少女はそうではないのだから】


【路地裏の奥の残滓を感じさせるその冷え切った顔に、醜悪な笑みで応える】
【異形の表情からも、この時には複雑さが混じりつつも敵対者に向けるそれに近い気配が滲んでいた】
【少女は異形を殺す。異形も少女を殺す。斃れるのがどちらにせよ、きっと避けることはかなわない】

【しかし、この瞬間だけは、この醜い怪物の頭に触れたその手はどこまでも優しかった】
【母親を知らないこの異形には、少しばかり戸惑うものだったが、そんなまともに近い感傷は一瞬で己の内側の怨嗟の声に押し流された】


……ああ。しっかりと覚えておくよ

【指先から流れ込んでくるそれは、今までに感じたことのない澄み渡った感触だった】
【異形の中のドス黒いものを、重ね続けてきた罪を、洗い流すにはさすがに足りなかったが】
【それでも、その瞬間異形の表情は。今までの罪悪そのものと言えた生で一度たりとも浮かべたことのない、安らぎの欠片が浮かんだ】

【拒絶の反応はなく。彼女の手が離れて、問いかけが投げられると。ゆっくりと異形は顔を上げた】


――――ああ、問題ない。むしろ、確かな効果があった

【その顔を覆っていた火傷が少し、少しではあるが鳴りを潜めるように消えていた】
【右顔面から顎辺りにかけて、もともとの肌が覗いている。残っている火傷と併せると、ある意味余計に奇怪にも見えるが】
【それでも、異形をさらなる異形たらしめていたそれが、わずかながら癒されたのは紛れもない事実だった】


……おそらくは、私がこのような体験をするのは、これが最初で最後だろうな
恨み、怒り、憎しみ、互いにそんなものばかり向け合ってきたし、これからもそうするだろうが
実に、貴重な体験だった。礼を言おう、鈴音

いずれ殺し合うことになったとしても。お前と会ったことは、後悔はない……カヒュー……

【不気味な足でゆらゆらと立ち上がる肉塊。単眼に宿る思いに、嘘偽りはない】
【その奥の悪意もまた然り。だが、この刹那だけは、それを抑え込む】
【屋上を吹き抜ける風が、異形と少女の間を断絶するように吹き抜けた――】

/遅くなりまして、申し訳ないです……
925 2014/09/15(月) 23:22:17.36 ID:bfADeICAo(2/2)
>>921

【とても素敵な笑顔を―――と、指摘された時テレサは驚いたように目を開き】
【機械に覆われてない左手で己の顔に触れ……目を伏せて『悪い気はしない』と、そんな気持ちを表す】
【ただその後、ほんの少し―――やや憂いを込めた表情に変わって】


叶うならば会わせてあげたかったですが、そんなアンリ……シスター・アンリエッタも今はいません
私自ら埋葬し、その後は私がアンリの分まで守りたかった人々の笑顔の為に戦っている、という訳です
最も、貴女がたほど大した事をしているわけではありませんが

―――だから、今を生きる貴女たちにはたくましく、幸せに生きてほしいですね……


【―――"今"はもう、『何も残ってはいない』。生まれた故郷もあの人に育ててもらった家も】
【だからこそ、今もまだたくましく生きる―――自分に似た者たちの事を想わずにはいられない、祈らずにはいられないのだ】
【そのために自分の力がわずかでも役に立てるならば―――そう思い、彼女はそんな人々の為に戦う事を選んだのだろう】

【手渡された小奇麗なネックレスにきょとんとしながら……ぐ、とその小さなプレゼントを胸に抱きしめ】


ええ、勿体ない話ですが……ありがたく受け取る事とします
こうした心のこもった贈り物を受け取ると、良いと思った行いはやって見る物だと、改めて感じます
……おや?便利な技をお持ちですね……移動系の魔術はあまり得意ではない物で、少しうらやましい限りです


【差し出された手を取り、足元の魔法陣の作用にそって彼女もゼン=カイマの土地へとその身を移し】
【迷うことなく歩みを進めるマリアに付き添って荷物を運び続けたならば、彼女たちの家に到着する事だろう】


――――――――――――ああ、ここが……貴女たちの


【その家の風景を見て、テレサが一度足を止めるのは、記憶の中の過去の家と重ねあわせているのだろうか】
926 [sage saga] 2014/09/15(月) 23:40:19.01 ID:ClohsOOe0(5/5)
>>924

うん、……独りじゃないもの、――こんなにそうだって思えたのは初めてなの、わたし、ずっと、……。
あのひとと居たときだって。今このひとが居なくなっちゃったら、独りなんだってずっと思ってた。ずっとだよ、だのに……。

……ほんとうに居なくなっちゃったら、平気なんだもん。……意外と元気なの、変だね、――変なの……。

【自分で決めたことだから揺らがない。きっと助けてもくれるだろう、自分のことを知る、いろんなひとたちは】
【それに気付いたのも、ほんの最近のことだった。それまでは――たったひとりだけが正義だった。絶対的だったのに】
【――不思議だなあとぼんやり呟く声は、まだ、理解しきっていないのだろう。不思議がって、でも、拒絶はしない】

【「だれもあげないよ」って返して、目を細めた。まだまだ冗談めかして、――でも、少しだけ、声音を剣呑に染めて】

…………だってみんな子供にするみたいにするの、別に、嫌じゃないけど――、嫌じゃないから、駄目なのかなぁ。

【だなんて、言い訳みたいにするのだった。いい女だなんて、大人扱い。それが嬉しかったのだろう、初めてのことで――】
【ちょっとだけ不満げに呟いていたが、実質の表情はきっと笑みに似ていた。信頼は破られる運命だったとしても、いまだけは】
【跪く影と、跪かれる影と。そっとその心の暗闇を洗ってやろうとする瞬間は、きっと、綺麗なもののはずで】

【そうして、時間はたっぷり時計の針が動くまで。――或いは短い時間だったかもしれない、その感覚】
【山の中に湧く泉で身体を清めたように、ひんやりとして、さっぱりして、気持ちをリフレッシュさせるための術式】
【「まあ気分転換になるから」と教えてもらったものだが、――どうやら、その表情を見れば、効果はあったらしいと知れて】

――――よかった。

【――その言葉は、同時に、自分の水は誰も傷つけないことも出来るのだという証言にもなる。そして、それは、自信にも繋がり】
【優しげにふにゃっと笑った表情、掌には、桜色と紫色の交じり合った魔力の残滓が、きらきらとラメを塗したようにきらめいて】

そんなことないよって、それも、わたしには、言えないかな、……。……でも、“よかった”なら、嬉しい、な。
……わたし、まだまだ、魔術の練習って始めたばっかりなの。だから、難しいこと出来ないし、ぜんぜん、上手じゃないけど……。
誰かに喜んでもらえるなら。……勉強してよかった、もっと勉強しなくちゃ――、――それとも、わたしは弱いほうが嬉しい?

…………わたしも後悔してないよ、カノッサのひとって、なんだか苦手だし、出来たら会いたくないけど……。
カニバディールとお話するのはね、ちょっとだけ……たのしかったよ、――うん、おもしろかった。

でも、お星様に詳しいのは意外だったな、……びっくりしちゃった、ふふ。

【きっと、覚えてないだけだと思った。でも、それは、きっと、“ふつうの”恵まれた家庭に生まれた側の、思い込みで】
【当たり前だと思ってる愛すら受けられないひとはたくさん居る、それは分かっている、――ただ、そう思ってしまう】
【――初めての感情を覚えるきっかけになれたならと嬉しそうにする。手をにぎにぎとすると、魔力の残滓もやがて消え】
【手袋を嵌めなおしながら――今度は戦うかもしれないもんね、だなんて、今度は悪戯っぽい顔をするのだ】

【出会ったことにも後悔はない。一度目の頃にはこんな風になるとは思わなかったけど、予想になかったいまだけど】
【カノッサじゃない彼と出会っていたら、これから先の未来は違っていたのだろうか。――でも、それは、Ifの世界】
【最後はからかうように言ってくる。そして――びゅうと吹き抜けた風に、ほんの僅かによろけ、足はたたらを踏み】

……わたし、そろそろ帰らなくちゃ。言ってなかったけどね、わたし、家に一人連れて行った子が居るの。
お家も何にもないって言うからね、家(うち)に来てもらったんだ、まだ、ちょっと、慣れないことばっかりだけど……、

一人のほうがいいって言うかもしれないけどね、……男の子ってよく分かんない、どうするのがいいのかな――。
撫でたら逃げちゃうんだよ、でも、抱っこは多分、駄目だよね……。

【悪戯風のせいで二人の距離ははじめの頃みたい、いくらも離れて、今度は手すら届かなくなる】
【両腕を後ろで組むと武器すら隠し持っているみたいな錯覚、でもそこに殺意が見えないなら、すぐに錯覚だと理解でき】
【秘密ごとを発表するみたいなくすくす笑い、そろそろ帰るね――だなんて宣言が、或いはかすんでしまいそうな……】
927 (SSL) [sage saga] 2014/09/15(月) 23:55:33.44 ID:wN/cnYEb0(2/2)
>>925

ああ、辛い事を思い出させてしまいましたね……ごめんなさい。
―――安心して下さい。私達は幸せに生きておりますよ―――

だから、どうか……戦いに於いて命を落とさないようにして下さいな。
それがきっと、亡くなった貴女のお母様≠フ最大の望みで御座いますから―――

【今はもう居ないという彼女の母=B……愁いを帯びたような表情が、少し寂しそうな気がして】
【でも―――亡くなった大切な人の分も明日を生きて戦うのだと語る彼女の想いは、きっと天にも届いている筈だから】
【戦う道を選んだ彼女の事を、雲の上から見守っている筈だから。―――どうか、無事でいて欲しい。マリアはそう願う―――】

【十字架のネックレスのプレゼントはそんな願いも込めて。受け取って貰えたなら、母親のように優しく嬉しそうに微笑んで】
【やがて転移魔術でゼン=カイマに移れば―――目の前に広がるのは壊滅的損壊から復興しつつある町並み。まだまだ復旧というには程遠いけれど】
【町の人々は元気に生きている。マリア達が闘い護り抜いた笑顔の数々が、其処にはちゃんとある―――】

【―――やがて二人はマリアの家に到着する。】
【二階建ての少し大きめの建物だが、手入れは行き届いていて外観は美しい。子供が遊べるぐらいの広さの庭もついていて】
【恐らくマリアが手入れしているのだろう、庭に植わっている可憐な花や刈り揃えられた芝が可愛らしい雰囲気】
【無駄な装飾は無い素っ気ない造りはかつてのゼン=カイマの壮麗な建物とは比べ物にならないけれど、この家だって十分綺麗】

【二人を出迎えたのは鮮やかな赤髪をポニーテールにした10歳ほどの女児。小さな体に白いワンピースが良く似合っている】
【帰って来たマリアを見るなり「おかあさん、おかえり!」と抱き付いたのを見れば、この女児がマリアの子供≠ナあることも察せるか】
【それからマリンブルーの純粋に澄んだ瞳をまっすぐ少女に向けて、「こんにちは!」と元気よく挨拶。まだ小さいのにしっかり者な一面も覗かせる】

【テレサには察せているかもしれないが、この子もまた生まれて間もなく両親を亡くした孤児だった。―――でも、今はこうして純粋で明るい笑顔を取り戻せている】
【それはきっと、大切な母親≠ェいるから。そう、テレサにとってのアンリと同じように―――】


【さて、この後テレサはどうするのか。家でマリアと共に他愛のない話でもして寛いでいくもよし、復興のさなかにあるゼン=カイマの様子を見に行くもよし】
【家にいる子供と遊ぶこともできるだろう。どうするかはテレサに委ねられる―――】
//すみません!雑談の方にも書きましたが、明日明後日と朝早く出なければならないので置きスレに移行して頂いても宜しいでしょうか……?
928 2014/09/16(火) 00:08:08.17 ID:Yo4suC+Yo(1)
>>927
/了解しました、続きは置きレスで行わせていただきます
929 (関西地方) 2014/09/16(火) 00:37:30.23 ID:3ylZhO3Vo(1/3)
>>926
そうか……カヒュー……。本当に、変わったのだな
以前会った時は、離さないほうがいいなどと言ったが、確かにあの時のお前にはそういった危うさも見て取れた
今は、違うな……まったく、世の中何がどう転ぶかわからないものだよ
そこだけは、私のような悪党でもそう思う。まったく、この世は複雑怪奇だ……カヒュー……

【幸せではあったのだろうが、同時に凝り固まってもいた彼女。しかし、今はどうだろう】
【共にいる仲間を得て。関係のない誰かを救いたいと考えている。かつての彼女とは見違える変化だ】
【何が起きるかわからないこの世界で、彼女に起きた変化はきっと、好ましいものであったのだろう】

【少しばかり物騒に響いた彼女の声音には。無言でにたり、と呼吸器の奥で笑みを形作って見せる】
【そこは、やはり互いに闇を知るもの同士――】


……何、そうする者たちは、お前のそういった面を知らないというだけの話だろうさ
確かに、それを嫌がらないことにも多少原因はあるかもしれないが、そこはこれからの行動次第だ
お前が、自分の意志を貫いてお前の道を行くなら、そのうちお前を子ども扱いにする人間も減るだろう

人生は行動だよ。良くも悪くもな……カヒュー……

【自らの手で血を塗りたくった己の人生、己の行動を思い返すように】
【悪党の分際で、説教臭い言葉を紡ぎ出した。だが、そこに浮かぶ笑顔に相対する異形は至って真面目な様子だった】
【この瞬間のみ。異形の邪悪な心根は、少しだけその色合いを薄めていた】

【一瞬とも永遠ともつかぬ時間の後、醜い火傷とドス黒い精神は、少しばかりの癒しに包まれた】
【悪漢の言葉が少女の自信へ、そしてその先少女に救われるかもしれない誰かへ】
【この異形の盗賊が、間接的にでも誰かのためになるなどと、奇跡とすらいえるかもしれない】

ヒューハ……そうだな。あの暗闇を知っている者なら、軽々に言えないのは当然だろう
だが、お前の拙いという魔術は、確かに根っからの悪党たる私すら癒して見せた。そこは、自信を持つといい

――そうだな。機関員としては、お前が強くなりすぎるのは歓迎できない
しかし、私個人としては、その限りではないよ……カヒュー……


そうか……それならば、何よりだ。私にとっても、お前との会話は悪い時間ではなかったよ……
ヒューハ……似合わないのは自覚しているが、どんな知識もやはり持っておくものだな
こうして、どこで役に立つかわからないのだから……

【残念なことに、この世界は全てが幸福に包まれているわけではない】
【それでも、誰かが幸せになってはいけないということにはならないのだろう】
【彼女がそう思うことも、嬉しそうにすることも否定されるべきものではない。やはりまだ幼さを残すその表情に】
【返される苦笑まじりの笑みは、やはり醜悪ではあったが、異形がめったに見せることのない穏やかさを僅かながら含んでもいた】


【人々が紡ぐ物語は、誰にもその先が見通せない。互いにあの邂逅の夜からは思いもつかなかったこの距離】
【それも、やがて風に吹かれて消える。少女の中に交錯した、今ここにはない世界のビジョンと共に】

ほう……すでに行動に移していたのか
ならば、早く帰ってやらねばなるまいな……お前の第一歩なのだから

さて、私も子供の世話などしたことがないからな……だがそうだな。撫でたり抱き上げたりは、慣れていないのだろう
ならば、まずは飯でも作ってやるといい。もうやっているかもしれないが
泥の街でそういった境遇の人間を見てきた経験からすれば、善人も悪人もまずは腹を満たしてからだ

そこから、少しずつ会話の一つもつなげていけば、少しは先が見えるかもしれないぞ……
まあ、悪党の戯言と思って、話半分に聞いておいてくれ

【彼女の後ろ手に組まれる腕を、もう届かなくなった距離から見ていた。しかし、用心深いこの異形には珍しく、警戒の念すら示さない】
【くすりと笑う彼女の笑顔が、単眼の前で揺れ動く。もしかしたら、最後となるかもしれないこの時間は、静かに終わりを告げようとしていた】
930 [sage saga] 2014/09/16(火) 01:12:13.98 ID:kQPF0u6Q0(1/2)
>>929

【時折、あのひとのものだった枕に顔を埋めているのとかは黙っておいて良かっただろう、それがあると、なんだか――】
【綺麗に纏まりつつある状況がばらばらになってしまいそうで。それを、ほんの思考のどこかで考えて、内緒にしとこうと思考する】

わたしね、あのひとと同じ景色が見たいの。いつでも後ろから、背中越しに見る景色じゃなくて……。
守ってもらうんじゃなくて、守ってもあげたい、すぐ隣に立って、いろんな景色を一緒に見たい。

……強くなったら連れてってもらう約束をしてる場所があるの、まずはそこに行きたいな、そこに行って――。

【――続く言葉は少しだけの夢物語だ。曰く、一緒に歩くのだとか、一緒に果物を摘むのだとか、そんなことを言って】
【さっきまで瞳をきらきらさせて語っていたのとは少しだけ雰囲気が違う、目元を嬉しそうに蕩かして――語る、ゆめ】
【でもそれは誰かを助けたりしようと思った理由でもある。彼女は強くなりたいのだ、こころも、からだも、たましいすらも】
【誰かを助ける強さが欲しい。誰かの気持ちをわかってあげる強さが欲しい。――そして、あのひとの隣に立ちたい、そんな――】

だって、おまけとかくれたりするし……、子供みたいにされてるなって思ってもね、嬉しいんだよ? やっぱり……。

【「こうどうかあ」……そう溜息がちに呟く、子供扱いを喜んでいるうちは駄目か、なんて、そんな意味の独り言をして】
【だったらまだ自分は子供かも、なんて思う。――お酒を飲めるからって大人じゃない、そんなの、分かってたはずだけど】

……それは、きっと、せんせいがいいんだよ。だって、教えてくれたのセシルだもん。とうぜんだよね? ――、
いまのせんせいもすごいんだよ、すっごく魔術が上手なの、何年か前に、路地裏で会った子なんだけど……、……。

…………どんどん強くなるから覚悟しておいてね、だって、わたし、もっともっと強くなるんだから。
――ふふ? そんなこと言っちゃったら、誰が聞いてるか分からないよ? わたしが、チクったりするかもしれないし――。

【少しだけ照れくさそうにした、自分の手柄を褒められるのはまだちょっぴり苦手、唇を咬むようにして、笑って――】
【なぜだか彼女が自慢げに胸を張る。平らな胸元でリボン飾りがふわっと揺れて、――ころりと変わる対象は、そちらも褒めて】
【路地裏で、というのが少しだけ気がかりだったが。まあ大丈夫だろう、実際、彼女も警戒していないようだったから】

【――そうして言葉は少し前の二人の会話をなんとなく想起させる、他の誰かに教えちゃうよなんて、冗談だ】

……――そうやってしてたほうが、いいよ、わたしはね、そのほうが好き。

【ころりと転げるようにこぼれた声。無意識みたいな声調だった、まるで、意識せずに飾らない声の様子】
【穏やかに笑っているのを見て――彼が悪党だって分かっている上で、そんなことを言う。笑ってた方がいい、なんて、】
【――「あ」「変な意味じゃないの」なんて少しだけ慌てた声で続くのもどこか微笑ましい様子、余談だが】

/すいません続きます……
931 [sage saga] 2014/09/16(火) 01:12:30.05 ID:kQPF0u6Q0(2/2)
>>929>>930

ご飯もね、食べてくれないことがあるの、……まだ駄目なんだろうね、でも、しょうがないよ――。
ゆっくりしようって思うの、わたしが慌てたって、決めるのは、あの子だもん。……窮屈にしても、駄目でしょ?

……でもありがとうね、そうだよね、ご飯、大事だもん。――うん、だいじ、……明日はちょっと豪華にしてみようかな。

【――野良猫があげた餌をどこかに持って行くみたいなものだと思った、そうじゃないと、きっと、安心できないのだと】
【食べてくれなかった時はおにぎりを置いてみたりの努力はしてみて。それで食べてくれたら嬉しいし、そうでなくても、くじけない】
【食事も、会話も、彼女の気をつけていることだった。でも、彼の言葉は無駄じゃない。その考えを、補強してくれて】
【自分以外にもそう思っているひとが居る。それは、少しだけ気弱な彼女にとって――確かな助けになること、違いない】

…………じゃあ、わたし、帰るね。

次に会うときは、こんな、お話とか出来ないかもしれないけど……――、
……約束はちゃんと守るよ。だから、安心してね、――そのときは、わたしが、終わらせてあげる、

ううん、――また普通にお話するのでもいいんだよ。その方が嬉しいな、……じゃあ、“またね”

【そして彼女は足先を階段のほうに向ける。そうして、数歩歩いて、彼の立ち位置を追い越して――ふと、足を止め】
【振り返って、そんな言葉を掛けるのだ。“やくそく”、そのときは、この手で、異能で、終わらせてあげるという、】
【――でも、本心は続く言葉のほうに表れていた。冷たくなりきれないところがある、それを、或いは子供っぽいと呼ぶのかも】
【わざとみたいに「またね」なんて言葉を置き去りにして、その背中は階段のほうへ消えて行った。かんかん、しばらくは足音がしたけれど】

【やがてそれもなくなって、――屋上には、闇と、静寂と、それと、それらに包まれる彼だけが、置き去りにされた】

/おつかれさまでした! ありがとうございました!
932 (関西地方) 2014/09/16(火) 01:54:33.99 ID:3ylZhO3Vo(2/3)
>>930>>931
【彼女が胸にしまい込んだ想いは、知る由もなく。ただ時が流れるに任せていく】

並んで、共に歩きたい、か……私のいた世界には縁の薄い想いだな。それに、敵対する可能性も大いにあることだ
故に、私には大した言葉もかけてはやれないが……

その夢も、お前がその道を進み続ければ、ただの夢ではなくなることもあるだろう
途中に転がる障害物の候補が言うには、あまりだがな……ふ、ふ

【その蕩けた瞳の奥の感情は、それが見つめる夢は、やはり己には生涯届かず、また手を伸ばそうとは思わないもの】
【いつか、彼女の夢が叶い。約束が果たされ。鈴の音の少女が強く、強くなったその時には】
【己は、地獄でもがいているかもしれない。だが、それでいい。己とて、承知の上で進んでいる道なのだから】


ヒューハ……得をすることなら、私も嬉しく思うだろうな……

それはそうだ、彼ほどの男が手ずから仕込んだというのなら、その腕前も当然かもしれんな……
ほう、今は別の師がいるのか……案外と人脈にも恵まれ始めているのだな……
我らの住処たる路地裏も、捨てた物ではない人材がいるんじゃあないか……カヒュー……

ヒュハハ、それは恐ろしい……こちらもそれまでに、準備をしておかなければな……
ふ、ふ。お前には、もう幾度も他でバラされてはまずいことを話しているからな……一つ増えたところで、変わりはない

【相手を持ち上げることは、一つの処世術として心得ていたことではあったが、利益度外視で使うことは珍しい】
【やはり、それだけ貴重な縁。この盗賊にとっても。自慢げな様子に、やはり子供っぽさを感じたがそれは口には出さない】
【路地裏での出会いには、冗談めかして返しつつも。その情報は、しっかりと脳裏に縫い留めていた】

【少しばかりブラックなジョークが、会話に彩りを添えて】
【続いて放たれた言葉に、少しばかり単眼が驚いたように開かれた】

――――ヒュ、ハハ、ヒューハ……そんなことは、初めて言われたな……

【何とも、奇妙なことだ。幾人の命を残虐に身勝手に踏みにじってきたかわからぬ悪党が】
【続く彼女の慌てた様子にも、悪い気など見せることはない。ただ、同じように笑うだけ】
【まったく、悪党らしからぬ振る舞いだ。自分自身に向けた苦笑は、胸中に押し込んでおいた】


最初の内は、警戒もなかなか解けないのかもしれんな……
ああ、そういったことに時間は必要だ。お前は、よくわかっている

役に立ったなら、何よりだ……

【少しずつ、一歩ずつ。彼女は歩み出していく。決して、楽な道のりではないのだろうけれど】
【それを踏みにじるかもしれない男が、彼女の背中を後押しするとは、皮肉というべきなのか】
【それでも、今この場でだけは――】


……ああ。さようなら、鈴音

ヒューハ、ヒュハッ、ヒューハ……ああ、それはそれで楽しみではある
お前の手で終わるなら、悪くはない……だが私はしぶといぞ


――――そうだな

【最後の彼女の言葉には、ただ一言そう返した】
【歩んでいく彼女を体勢を変えながら見送り、その冷酷さの断片と、滲む本心を同時に見つめながら】
【以前と同じく、わざわざ再会を期する言葉で去る彼女を、隻腕を軽く上げて見送った】

/続きます
933 (関西地方) 2014/09/16(火) 01:55:15.38 ID:3ylZhO3Vo(3/3)
>>930>>931
[ボ、ボ、ボス……。て、て、撤収完了……。む、む、迎えに来た……]

ご苦労、ブレインデッド

【少女が去り、異形が取り残された後。ビルの向こうの何もない空間から、ふわりと浮きあがってきたもの】
【それは人間の生首だった。ごつごつとしたいかつい顔つき、頭頂部に向かって捻じ曲がるように生えた何本もの鋼鉄の角】
【太い鼻筋に縦に並んで刺さった三本のボルト。鉛色に濁った、無機質な瞳】

【異形の手下なのだろう。その傍らに蛇のようにうねるフック付きのワイヤーが、何もない空中で固定されたように止まった】
【生首の能力。それに右手だけで捕まる単眼。最後のに鈴音の去って行った扉を一瞥し。やがて、その影は屋上の向こうの空間へと飛び出す】

【ワイヤーを伝って、廃ビルを滑り降りるように下へ。汚れた地面に着地すれば、ワイヤーと共に生首がゆっくりと降りてきた】


……さて。いい加減、彼奴等に挨拶をしに行かねばらなんな
少しばかり派手にやろう。見せしめが必要だ……カヒュー……

[り、り、了解した……]

【あの一瞬の穏やかさを、屋上に上に放り出してきたかのように、異形の面構えは、あまりにも邪悪なものになっていた】
【二人の異形が去れば、そこは元通りの静寂に包まれた廃墟。残るは、吹き抜ける風ばかり――】

/長くお付き合いいただき、ありがとうございました!!
934 (SSL) 2014/09/16(火) 21:52:31.11 ID:2R7MVSKZ0(1/7)
【夜の路地裏といえば喧嘩やら麻薬取引やら、そういった良くない事が集まる場所】
【しかし今宵の路地裏には、そんな良くないこととは縁のなさそうな少女が】
【きらりなびいて輝く銀髪、蒼い瞳、白い肌が特徴的で、肉の無い体さえなければ美少女と呼んで差し支えないかもしれない】
【服装はチェックのミニスカートと、胸に緋色の盾『SCARLET』のワッペンの付いた凛々しいダブルブレザー】
【せわしなく視線を動かす少女。迷い込んだわけではなく、パトロールをしているようで】

【少女の眼が路地裏の奥を向き、鋭くなる。何かを見つけたのか少女が足を踏み出したその時】
【 ずてっ 】
【とマヌケで大きな音を立てて、少女はすっころんだ】
【そのせいで、路地裏の奥に居た何かは少女の存在に気付いてしまうだろうか】
935 (石川県) 2014/09/16(火) 22:26:24.32 ID:Y9mkM2Aro(1/5)
>>934

ああもう……ッ。

【彼女が転ぶと同時に、後ろから小さく漏れた声。もし彼女が振り向けば、彼女の位置からゴミ箱の後ろに貼り付いて隠れている男が見える筈だ】
【青のソフト帽を深く被った、白シャツ×灰色のジレ×ジーンズのシンプルな格好をした茶髪の男。その胸元にはSCARLETの紋章】
【即ち彼女と同じ組織所属で――――更に正確に言えば先輩。この男、彼女の胸にSCARLETの紋章があることに気付き、その様子を見ていたようで】

……よくわかんねーけど、追ってたんだろ? 相手が気付いたなら割り切ってダッシュで追え、気付いてないなら無音で隠れろ……!

【聞き耳を立てていないと分からない位の小さな声で男はゴミ箱の影から彼女に呼びかける】
【自身の胸元にある紋章を指差して、同じ所属だぞ――――と強調しながら】
936 (SSL) 2014/09/16(火) 22:42:40.14 ID:2R7MVSKZ0(2/7)
>>935
【振り返り、視界に入るは茶髪の男。胸元には闇の中でも目立つ緋色の盾が】
【敵どころか味方、しかも先輩。あわてて男の下へ駆け寄って隠れて】

あう・・・・・・ごめんなさい

【小さく謝る少女の声は震えて、自分のせいで逃げられるんじゃないかと目は不安気に】
【路地裏の奥に居た者達も物音に気付いたようで、ざわざわと蠢き始める】

気付かれた・・・・・・みたい。
えっと、あの先輩。畳み掛けます、か?

【慣れてないのか、ぎこちない敬語】
937 (SSL) 2014/09/16(火) 22:43:04.24 ID:2R7MVSKZ0(3/7)
>>935
【振り返り、視界に入るは茶髪の男。胸元には闇の中でも目立つ緋色の盾が】
【敵どころか味方、しかも先輩。あわてて男の下へ駆け寄って隠れて】

あう・・・・・・ごめんなさい

【小さく謝る少女の声は震えて、自分のせいで逃げられるんじゃないかと目は不安気に】
【路地裏の奥に居た者達も物音に気付いたようで、ざわざわと蠢き始める】

気付かれた・・・・・・みたい。
えっと、あの先輩。畳み掛けます、か?

【慣れてないのか、ぎこちない敬語】

//遅れて申し訳ない・・・・・・
938 (石川県) 2014/09/16(火) 22:52:27.06 ID:Y9mkM2Aro(2/5)
>>937

あー……何か見てて和んだし許す!
でも俺に判断を任せんのはダメだぜ……お前が追ってたんだろ、お前が決めてみ?

【男は彼女の不安な瞳を見れば「あー」と小さく唸り、一瞬どういう言葉を投げかけようか悩んで】
【そして絞り出した回答は、兎に角安心させるような事を言う――――という行為。笑顔を作って、親指を立てて「許す」と言ってみた】
【しかし判断を任せるという行為は弱気の証拠。それはいけないと言わんばかりに判断を委ね、尋ねる】

……そんで後輩、どうするよ。 行く? 様子見? どっちがいいか相談はなしだぜ?

【ゴミ箱の影からひょっこり顔を出して、相手の様子を観察しながら彼女に選択を委ねた】


939 (SSL) 2014/09/16(火) 23:01:11.03 ID:2R7MVSKZ0(4/7)
>>938
わたしが・・・・・・

【失敗して焦る気持ちは早く早くと足を急かす。しかし今はまだ相手が何かしたと決まってるわけではない】
【考えれば考えるほどこんがらがって・・・・・・あぁ、どうしようと思ったその時】
【先輩の立てられた親指に笑顔、みると不思議と気分が軽く】
【冷静になった頭で奥の陰を見ると、今までには見えないものが見えてくる。】
【奥の人影は二つ、その二つが小さくだが、なにやら手渡すような動きをして】

・・・・・・行きます!

【それを確認した瞬間、奥へと蹴りだす】
【そのスピードはまるで弾丸のごとし。丸腰ではあるが】
940 (石川県) 2014/09/16(火) 23:07:11.34 ID:Y9mkM2Aro(3/5)
>>939

……おうッ! 俺は先輩らしくサポートしてやんよ、できるだけな……!

【彼女の力強い返事を聞けば、ニヤリと白い歯を出して】
【同時に此方も戦闘の準備と言わんばかりに、両手に赤青の銃を具現化する。これが彼の能力でもあった】
【彼の紺碧の双眸にも、奥の人影が行った行為がハッキリと映し出されて。その瞬間に1歩踏み出したのだが――――】

――――……は、はぇぇ……!!

【自分が1歩踏み出す頃には、もう彼女は奥の人影と同じくらいの大きさになっていた】
【男の足が遅いのもあるが、彼女が早過ぎるのだ。兎に角男も遅れてその現場に駆けつけ、そして両の銃口を相手に向けんとするだろう】
941 (SSL) [saga] 2014/09/16(火) 23:15:32.60 ID:2R7MVSKZ0(5/7)
>>940
【男二人は少女の足音に気づくものの、あまりの速さに反応ができず】
【まず一人が少女に取り押さえられ、もう一人も銃口を突きつけられ、やむなくホールドアップする】
【そして取り押さえられた男の手からは、白い粉の入った袋が。これは言うまでもなく・・・・・・】

や、やった!やったよ先輩!!

【男を取り押さえたままぴょこぴょこ跳ねてはしゃぐ少女】
【しかし取り押さえられ、つかまるのが確定しているはずなのに、男達の様子はおかしかった】
【男達の口元がにやりと、緩んでいたのだ】

【少女がはしゃぐ中今まで死角となっていた場所から銃が現れ、銃口が少女を狙い――】
942 (石川県) 2014/09/16(火) 23:27:53.75 ID:Y9mkM2Aro(4/5)
>>941

おうッやったな! ……にしてもなんだよ、速すぎんだろお前よぉ……。
でもよ、やっぱりまだまだ若いっての? ぴょんぴょんするのも早いんだよ――――なッ!!

【鳴り響く轟音。それは取り押さえられた男の銃からではなくSCARLETの男の右銃からで――――】
【その轟音から放たれた弾丸は、トリガーを今引かんとしている相手の銃に向かって空を割いて飛ぶ】

【ガンマンに一番大事なモノは射撃テクではない。全てを見通し場をコントロールする目だ。そうこの男は語る】
【故にこの場でも相手の表情を察知し、不穏を予測して――――その原因を見抜き、そして対応せんとした】
【弾丸が命中すれば、銃は弾け飛び――――本当に喜ぶ時が訪れるだろうか】
943 (SSL) [saga] 2014/09/16(火) 23:38:42.39 ID:2R7MVSKZ0(6/7)
>>942
【えへへと自慢げに鼻を高くしていたが、突如響いた銃声に背を丸めて】
【何が起きたか分からず辺りを見回し、状況を理解できたのははじけとんだ銃が地に落ちてからだった】
【最後の切り札を失った二人からは笑顔も消え、隠れていた男も銃を飛ばされた衝撃に腕を押さえうずくまる】

先輩・・・・・・すごいの・・・・・・

【今度こそ素直に喜べるか・・・・・・と思いきや】
【少女は自分の情けなさに自己嫌悪して、沈んでいるようで】

ごめんなさい・・・・・・やっぱりだめだめなのわたし・・・・・・

【結果オーライなのだから喜んでもよさそうなのだが、やけに自分の失敗を恐れているようで】
944 (石川県) 2014/09/16(火) 23:48:26.72 ID:Y9mkM2Aro(5/5)
>>943

だーかーらッ、まだ早過ぎるっての。 ――――ほい、手錠2つ。
まず今取り押さえてるのに1つ。もう1つはコイツ!

すごいとかダメダメだとか言うのは全部終わってからだっての……。

【先程のように慰めることはしない。寧ろ諌めるような言葉を飛ばし――――懐に入れていた手錠を彼女に投げた】
【腕を押さえて蹲る男をSCARLETの男が指差す。つまり手錠をかけなければ終わりじゃない。そう言っているのだ】

……よし、じゃー反省会すっか。 俺の何が凄かった? お前は自分のどこがダメダメだと思った。

【もし彼女がそこまでやり遂げたのならば、ようやく笑顔を見せてこう言うだろうか――――】


945 (SSL) [saga] 2014/09/17(水) 00:00:01.05 ID:2R7MVSKZ0(7/7)
>>944
【手錠を受け取りあっと慌てて、抑えていた男に手錠をはめ、うずくまる男にも手錠を】
【全てをやり遂げれば、自分を戒める意味で頬をぱんっとたたいて】

なんというか・・・・・・先輩は見えてる、みたいだった。

【自分はまったく隠れていた男に気づけなかったのに、男は最初から見えていたかのように銃を的確に打ち抜いていた】

私は、逆。何も見えてないし・・・・・・考えられてなかったし・・・・・・

【そして自分は言ったとおり真逆。見えている二人にしか考えが及ばなかった】
946 (石川県) 2014/09/17(水) 00:12:15.68 ID:QZjf3DW+o(1/3)
>>945

【手錠をかけられ地に伏せる男の上にどさりと乱暴に腰掛け、男の問いに対する答えを黙って聞く】
【うんうん、と頷くような素振りを途中途中に混ぜながら、後輩による後輩なりの分析を受け入れた後――――男も言葉を紡いで】

……そう、そうだよな。俺は見えてたし、お前は見えてなかった。
実力は完全に圧倒してたよ、つーかあんだけ疾く動けるんだから負ける筈がない。――――……油断してなければ。

【最後の言葉を強調する。それはつまり「油断していたのなら負けていた」と。油断していない自分が居たからこそこの状況があると】
【そう遠回しに言っているということは、きっと幼い彼女でも分かるだろう。わかってるよなと言わんばかりに、彼は彼女の瞳を見つめる】

はしゃぐのも、凹むのも終わってから。 まずは全方位に注意を払うって意識! ……な?

【分かりやすく、短く、ハッキリと。何を反省しこれからどうすべきかを男は彼女に語った】
947 (SSL) [saga] 2014/09/17(水) 00:25:51.47 ID:GLmmZUJt0(1/3)
>>946
うっ・・・・・・

【付き刺さる言葉。視線。正直、男二人に負ける気はしていなかった】
【が、男の言うとおりあのままじゃあ自分は負けていた。油断していた、それだけの理由で】

わかったの! 回り全部見て、全部考えて、全部倒す!それで全部、死なせない!

【少々極端な物言いだが、少女の目は本気で】
【正義の味方には、守るものには失敗は許されない。失敗すれば、それだけ人々が傷つくということだから】
【そのことを少女は嫌というほど経験している】
【話が少し飛躍しているが、そんな決意が本気の目にこもっていた】
948 (石川県) 2014/09/17(水) 00:36:49.44 ID:QZjf3DW+o(2/3)
>>947

ハハハ、んー……まぁそうなんだけどさ。いきなり全部やるのは難しいからちょっとずつやってこうな?
あ、今更だけど名前言ってなかったな……俺はロウ。マーシャル・T・ロウ……SCARLETのガンマンさ。

【前のめり気味の彼女に苦笑いを浮かべながらも、彼女の瞳の奥に見える眩い炎を確かに見ていた。これもある意味洞察力の賜物】
【純粋な炎だと思った。真っ直ぐな瞳は純粋な炎が奥に灯されているからこそ成り立つのだ、と改めて思う。そして微かに微笑んで】
【そして持っている銃を見せ付けるようにしながら、ロウという男が自己紹介をして再度優しい笑みを零した】

つーかアレだな、なんでお前みたいな子供がSCARLETに入ってるんだ?
いや否定してるわけじゃなくて、単純に不思議に思ったっつーか。

【幼い彼女に見える本気の決意。決意があるからこそこの組織に居るとも考えられる。浮かんだ疑問を間髪入れずに、ロウは口にした】
949 (SSL) [saga] 2014/09/17(水) 00:52:38.01 ID:GLmmZUJt0(2/3)
>>948
ロウ先輩、覚えたの!
あたしはネモ・アーネスト。

【元気よく自己紹介して、ぺこりと頭を下げる】
【優しい笑みには元気な笑みを返して】

・・・・・・

【何故入ったのか、それを聞かれるとすこし表情が暗くなる】
【しかし、いつかは乗り越えなきゃいけない過去だ。決意を決め、少女はあるものを取り出した】
【――カノッサの紋章が入った、千切れた手錠である】

・・・・・・カノッサって悪い奴に、これで捕まえられて、色々されたの
それから逃げて、カミナに出会って、もうわたしみたいな人がいなくなるように、戦うって決めたの!

【最初こそ暗かった声、けれど最後は強い声に】
950 (石川県) 2014/09/17(水) 01:07:22.77 ID:QZjf3DW+o(3/3)
>>949

ネモ、ネモ……ああ、W-phoneにも名前書いてあったような。
GIFTのテロに対抗したんだよな、まぁ残念ながら落ちちゃったらしいが……俺も参加できれば。風の国に居たしなぁ俺……。

【帽子の上から頭を掻いて、見たことがある名前の記憶を辿りそして終着点へと着く】
【W-phoneを開いて確認すれば、確かにアルフレドの報告にその名前があった。ネモ・アーチスト】
【つまり彼女はGIFTと勇敢に戦って生きて戻ってきた。倒すことは出来なくとも、それだけでも十分な実力があると理解できた】
【――――だからこそ余計に彼女が此処にいる理由が気になったのだが。其れを彼女が今から語り始めて……】

……つまり改造――――人間、的な。そういう過去を持って居ながら、そして自身のような人を無くす為……。
強い精神(こころ)があるじゃねーか。自分のような人が出ないように、そう考えて行動できるだけでもお前は強い。

言葉を送るなら――――……強さはあるが、「しなやか」になれ――――かな。真っ直ぐ過ぎて周りが見えてねぇ。
もう少し大人になって冷静に。熱い心と冷静な頭。其れが両立出来れば……敵なしだぜ、ネモちゃんよォ。
――――じゃ、先輩から言えるのはここまで。コイツ等通報してブタ箱ブチ込むまでは任せたぜ、んじゃ!!

【それに対して嫌悪感も何も抱く様子も無く、確りと彼女の瞳を真っ直ぐ捉えて聴き続けた。その後数秒の沈黙の後、ゆっくりと言葉を吐き始めた】
【彼女の強さを賞賛する声と、「強さ」だけじゃダメだというアドバイス。熟練を感じさせるような言葉を並べれば、男はすくっと立ち上がって、そして――――】
【目の前の仕事を放棄して、というか彼女に任せてすたこらさっさと去ってしまった。最後の最後にめんどくさがり屋の面を彼女に見せ付けることになったのだった】

/ありがとうございました! 最後長くなってすみません!
951 (SSL) [saga] 2014/09/17(水) 01:38:58.34 ID:GLmmZUJt0(3/3)
>>950
うん・・・・・・がんばったのに、守れなかったの・・・・・・

【彼女がやけに失敗を恐れていたのはそういうことだろう】
【頭に焼きついた、落ちていく都の記憶】
【もし自分が未熟でなければ、もっと強くあれば、あの時もっとたくさんの人を救えたんじゃないか】
【そんな後悔がぬぐえず、表には出さずともずっと苦しくて】

大人に・・・・・・冷静に・・・・・・

【頭に書き込むように、言われたことを再度唱える】
【先輩というのもあるのだろうが、それにしてもロウの声を聞いているとすごく安心するのだ】
【これまで培ってきた経験、余裕が言葉からにじみ出ていて、敵なしだといってもらえれば、本当にそんな気すらする】
【アドバイスを一つ一つ、うんうんとうなずきながら頭に刻み】

任せて!

【と、快く返事をした】
【めんどくさがりやなだけかもしれないが、少女には自分を信頼して仕事を任せてくれたように思えて嬉しかった】

//久しぶりにテンポいいロールで楽しかったです。おつかれさまでしたー!!
952 2014/09/17(水) 21:02:04.91 ID:CZz5So7qo(1/3)
【酒場】

【路地裏を抜けた先にあるひっそりとした小さなこのBARは隠れ家的なコジャレたものではなくただ単に】
【安い立地におっ立てた、切れかけのネオンと時代遅れのレコードのかかる時代に取り残された酒場だ】

【地元の客も来るような店でも無く。やって来るのは表を出歩けないような手配犯のような裏の人間】
【そういった人間も受け入れる店として一部の界隈では有名だった。その為に客の中にはそいつらを探す】
【賞金稼ぎのようなものも紛れてやって来ることも多い。だが、暗黙の了解として店内で騒ぎが起きることは少ない】

【流行が一周半は過ぎただろう曲がかかる店内。ドアを押して入ってきたのは背の高い痩せた男】
【黒いレンズのサングラス。ダブルのライダースジャケットにスラックス、革靴と言うシンプルな出で立ちだが】
【腰に巻いた2つのガンベルトと3丁のリボルバー式拳銃が一般人でない事をわかりやすく表していた】

…こっちの方は大分夜も冷えるようになったな。…ああ、昨日まで南の方でさ
スコール降りしきる中、泥道を走るのはコレっきりにしたいね……っと、いつもの

【カウンター席にぼやきながら座る。男はしわくちゃの紙幣をカウンタに置いた】
【置かれたグラスに軽く口をつけて、カウンタの灰皿を手繰り寄せて、煙草に火をつける】

熱帯雨林の中だとカノッサも何も聞かなくてね…何が変わっててもわかんないけどさ

953 [saga] 2014/09/17(水) 21:27:41.58 ID:/PTBdfiBo(1/4)
>>952
【扉を勢い良く開いて男が入ってきた。神父服を着て黄金色の十字架を身につけた男だ】
【入るなり彼は扉傍の壁にぴったりと背中をはりつけ、じっとし始めた】
【十数秒後に何人かが急いだように店の前を走る音が聞こえ、それらが通り過ぎると男は壁から離れて外の様子を伺った】
【そして大きく――まるで直前まで銃口を向けられていたかのように――息を吐くと、やっとカウンター席までやってきて座った】

酒をくれ……なんでもいい……

【憔悴しきった声でマスターに向けてそう言うと、彼は両腕をカウンターの上に投げ出して突っ伏した】
954 2014/09/17(水) 22:20:17.66 ID:CZz5So7qo(2/3)
>>953

【横の席の男は煙草の煙を吐き出して、店主に笑いかけるように言う】

何でもいいって言うんだから、スピリタスでも出してやれよ

【店主は男の軽口を軽く無視してシンプルにウィスキーをロックでカウンタに置いた】

心配するな兄ちゃん。此処は的確に、冷静に対処できるなら1番安全だ
出入口は4つ。ガラスからカウンタまで防弾。何よりも、壁にかけてある刀を見ろよ。
アレ一本売ればこの店が5階建てにリニューアル出来るらしいが…まあいい
ようは、此処の『マスター』は単なる店主ってワケじゃないってことさ

【男は椅子を引いて長い足をカウンタの縁にどんと載せる。ビールをあおってニヤついて】

アンタは何処の人間だ?…オーラィ、聖書を読むだけじゃ追われやしないからさ…

【サングラスをずらして男はジッと相手を見る。その目は白眼は真っ赤に染まっていて血のように赤く】
【瞳は黒黒と、不気味なそれでニヤついたまま、話しかけてきた】

/すみません。少し離席していておそくなりました
955 [saga] 2014/09/17(水) 22:33:45.55 ID:/PTBdfiBo(2/4)
>>954
【声をかけられ、神父服の男はゆっくりと顔を上げる】
【そして眉間に皺を寄せて殆ど不良やチンピラのように隣の男を睨みつけた】

この顔見りゃ分かるだろ、おいこら、俺の顔になんて書いてあるか読んでやる……
「さっきまで死にかけてて今は疲労困憊だからどこぞのいきったガンマンとは話したくない」って書いてあるんだよッ!!

【怒鳴りつけるなり出された酒を一気にあおり……何度か咳き込む】
【更に怒りのままにコップをカウンターに勢い良く振り下ろす。ただし、割れない程度に】

くそ、だがそいつを聞かされて安心しないやつぁそういねえな
俺の正体だと? これ見てわかんねえか、その赤い目はなんだ充血でもしてんのかおい

【そう言って男は胸元の十字架を鎖がめいっぱい伸びるぐらい隣の男に近づける】
【それは色合いが風変わりな十字架ではあるが、一方で別の意味もあった――これはGIFTの構成員の目印だ】
956 2014/09/17(水) 22:59:21.96 ID:CZz5So7qo(3/3)
>>955

【睨まれようと凄まれようと男の態度は変わらない。呑んだくれはアルコールが】
【あるうちは無敵なのである。ニヤニヤしながら煙草を灰を落とすと】

そうカッカするなって。そんなんで酒を飲んだって何の意味も無いじゃんか
……ならその上に「ガンマンと話したくないならテーブル席に座れ」と書き足してやるぜ
マスター、俺にもウィスキーを……スモーキィなモルトの気分だ

【そう言うと店主はグラスと瓶をカウンタに。この男がストレートで飲み、一杯じゃ済まないことを知っていた】

オーラィ…何がいいって此処に出入りしてる奴はマフィアのボスや連続銀行強盗犯なんかばかりってことだ
……さあな。アンタの口から聞きたいんだ、俺はな。直ぐにGIFTの人間だって当てちまったらつまらないだろ?

……この目は見え過ぎちまう目さ。いつもこの調子だ

【意味ありげにニヤついてウイスキーをグラスに注いで一気に飲み干す。チェイサー代わりにビールも手を付けながら】
957 [saga] 2014/09/17(水) 23:42:33.47 ID:/PTBdfiBo(3/4)
>>956
【にやつく顔を一睨みして十字架を引っ込めると忌々しげに鼻を鳴らす】

ぐだぐだかっこつけた妙な話し方しやがってそういうのは女にでもやってろ!
俺がGIFTだって分かった上でこの服が明らかに目に入ってるにも関わらずまだ俺の正体を俺の口から聞きたいっていうのか
だとしたらなんだ、何を言わせたいんだ、俺が人間で男だとでも答えりゃいいのか、あぁ?

【怒りと性分が相まって流れるように文句を言う。眉間の皺はまだ直ってない】
958 [saga] 2014/09/17(水) 23:44:07.65 ID:/PTBdfiBo(4/4)
//エラーに阻まれて遅くなりました……
959 2014/09/18(木) 00:05:24.83 ID:InjVkk60o(1/2)
>>957

【ハ、ハ、ハと短く笑って。男は煙草に口をつけてから話す】

ぐだぐだやるのもカッコつけるのも性分でね。…女の前でカッコつけてるようじゃ
それは本物じゃないってもんさ……まあ、いい。こんなことはどうだっていい

大事なのは、アンタはGIFTで何をしていて、何をしたいかだ
俺はそれを聞いて、金を稼ぐ。……だからアンタには興味が有るのさ
生憎、俺にはGIFTの知り合いだけが居なくてね…まあ、酒でも飲めよ

【男は腕を伸ばして男のグラスにそのウィスキーをボトルからつぐ】
【一体、どういう人間かわからないが単なるガンマンではなさそうだ】
960 [saga] 2014/09/18(木) 00:19:13.80 ID:P8pikNM5o(1/2)
>>959
【「金を稼ぐ」と聞いて男の眉が上がる】

仕事がほしいとかならバカ相手に営業やるんだな、こっちにゃドブに捨てる金はねえぞ
あと金の話をするときに酒を勧めんじゃねえ、俺をナメてんのかてめえは

【眉間の皺がやっと伸びたと思いきや、また隣の男を睨みつける】
【目は全身のあちこちに――腰に巻いた武器に、靴に、帽子に、サングラスに、服装の全てに、素早く移る】
【まるで値踏みをするかのように】

情報を売る気なら諦めろ、金になるような情報を喋るほど頭空っぽじゃねえよ

【男はもう一つの可能性、直接何か仕事をほしがっているのではなく情報を求めている可能性に言及し、釘を刺した】
961 2014/09/18(木) 00:47:38.17 ID:InjVkk60o(2/2)
>>960

【煙草を指に挟んだまま男はぎぃと背もたれに体を預ける】

情報ってのは水物だ。人から人へと流れる…つながってるんだ
どんな些細なものも。……この世界は一つだからな、何をするにも
俺にもアンタは関係してるし、アンタも俺に干渉するんだ…オーラィ?

…まあいい、まあいい。こんな一瞬で信頼してもらおうなんて思っちゃいない
俺が何をしたいのかシンプルに話しただけだ。…けど、実際は単純じゃない。この世と同じだ

【そう言って男はカウンタに乗せていた足を下ろす。吸いかけの煙草を灰皿に押し付ける】

じゃあ、今日は挨拶までにしておこう。プロローグ…食前酒みたいなものさ。
まあ、またどこかで会おう。…そのうち必要になるだろうさ。世界は、運命と意志で出来てるからな
……マスター彼に『いつもの』を入れてやってくれ

【そう言って男は背を向けて、ドアを引いて路地へと去っている。酔っぱらいが不可解なことを言って】
【店主は氷の入ったグラスに一杯を注ぐ。血のように濃い赤の薬臭い、食前酒。チンザノ・ロッソを彼に差し出した】


/明日早いものでしてココらへんで失礼いたします。お疲れ様でしたー!
962 [saga] 2014/09/18(木) 00:57:38.03 ID:P8pikNM5o(2/2)
>>961
【最後までは黙って聞き、店から居なくなる男の背を見送ると……】

全くイカした野郎だぜ、そういうのは相手見てやれよな……
まぁ駒は多いに越したこたぁねえか……思想信条よりも金を信仰してる奴の方がそういった意味じゃ優秀だ
つっても、あの野郎はそれじゃねえだろうな。自分に酔うタイプの酔っぱらいは微妙に繰り辛くていけねえや

【グラスを手に取り、匂いを嗅ぐ。薬臭さに顔をしかめると飲まずにテーブルに戻した】
【そしてそのまま何もせず、店を後にした】

//おつかれさまでした
963 [sage saga] 2014/09/19(金) 20:26:23.04 ID:Bqu5s3vR0(1)
【街中――道沿いのゲームセンターの、外から見える筐体の傍】
【いろんなゲームの音が交じり合う空間、賑やかだけど無秩序な音の連なり、大通りの賑やかさと混ざり合って】
【一階にはUFOキャッチャーばかりが揃えられた店舗。いろんな景品が、泥沼みたいな実体を巧妙に隠して――】

……ふあっ、……――うー、

【――ぽてんっとファンシーな擬音でも似合いそうに跳ねたぬいぐるみ、むうと唸って悔しげな影は、ここじゃあよく見る様子】
【店の一番外側に位置するUFOキャッチャーの筐体と、その中に詰め込まれたふわふわのぬいぐるみの光景。きらきらとライトに照らされ】
【筐体からなんとなーく残念そうな音楽が聞こえてくれば、その筐体の前に佇む少女らしい影は、(ない)尻尾を垂らしそうな勢いで】

【もう一回硬貨を投入して挑戦する、……――実は、そんな光景が、かれこれ十数分は続いているのだったりして】
【彼女自身がこの手のゲームに疎いのか、筐体が嘘みたいに意地悪なのか、それは分からないけれど、とにかく、】
【お目当てのものを手に入れられなくて引っ込みがつかなくなっているらしい。蛇の目眼がつーっと釣って、ご機嫌斜めの色合い】

【真っ黒な髪の少女だ。ひたすらに黒い髪は腰ぐらいまで伸ばされて、三つ編みで飾ったハーフアップに纏められて】
【黒と赤のオッドアイは蛇の目とよく似た丸み、右耳だけに付けたピアスは――この場所には不釣合いに、澄んだ水の気配を零し】
【しっとりとした臙脂色の布地のスカートと、和袖の黒いショートコート。ふわっと膨らんだスカートには、肩掛け鞄を沈めて】
【かかとの分厚くて高いパンプスが身じろぎするたびにかろかろと小さく鳴る、――また、残念そうな機械音が流れてきて】

…………、……――。

【あとは――なんか荒んだ目の少女が取り残されるのだった。鞄から取り出した財布を片手に持ってはいるけれど、】
【中を確認してからの態度を見るに小銭がもうないらしい。恨みがましいように、筐体を睨みつけて――】
【もうしばらく、そうしているはずなのだった。或いは平和といえるような光景、だったけど】
964 [saga] 2014/09/21(日) 14:37:16.50 ID:fafLfGI2o(1/13)
【教会】

――寄付ご苦労様です。あなたに安息あれ、アーメン

【礼拝堂から神父が人を見送っていた。その神父は白髪の若い青年か、あるいは少年ともとれる風貌で、胸元に黄金色の十字架をつけていた】
【彼は人が居なくなったことを確認すると、肩を落としてため息をついた】

あーめんどくせえ。二時間も付き合わされたぜ
これで寄付なけりゃむしろ俺が神の身許に送ってるってーの

【ぐったりとした様子で机につっぷす男】
【誰かが入ってくれば途端に姿勢を正して作り笑顔で来客を迎えるだろう】
965 [saga] 2014/09/21(日) 14:45:46.04 ID:aSr6R1M2o(1/14)
>>964
【がちゃり、扉の開く音】
【扉を開けて協会へ入るのは長い銀髪の少女】
【服装は凛々しいダブルブレザーにチェックのミニスカート。そして胸には緋色の盾のワッペンが】

たのもー、なの
この辺りで出た怪しい男の情報を聞きたいの!

【張り紙を掲げ、入り口から協会中に響く元気な声で少女は叫ぶ】
【張り紙には少女が書いたのだろうか、かろうじて人に見える何かが描かれていて】
966 [saga] 2014/09/21(日) 14:59:27.16 ID:fafLfGI2o(2/13)
>>965
【入ってきた少女を見ると営業スマイルはすっかり反転、路地裏の不良みたいな睨み顔に】

おらてめえ! ここは交番じゃねえんだ他あたれ!
人生に迷うどころか人生が何かわかんねえやつの来るところじゃねえんだよ!

【と、怒鳴り声をあげながら一応手配書(?)を確認するために神父は少女に近づく】

で、なんだよこれは……何書いてあんだよ
967 [saga] 2014/09/21(日) 15:05:40.39 ID:aSr6R1M2o(2/14)
>>966
【響く怒声に背を丸め。怒鳴られるとは想像してなかったようで】

ごめんなさい・・・
こ、これが怪しい男なの

【紙に書かれていたのは、スーツを着た男らしきモノ】
【はっきりとわかる特徴は、右手の甲に描かれた金十字のみ】
968 [saga] 2014/09/21(日) 15:12:21.91 ID:fafLfGI2o(3/13)
>>967
……マジかー

【手配書の男、正確には金十字を見てまたげんなり】
【とはいえ目の前で自分の十字架を隠すわけにもいかず】

あーあれだな、特徴なさすぎてわかんねえわ、こんな特徴ねえとな、うん
で、なんでお前探してんだ?

【白々しい嘘をつきつつ少女に背を向けて教壇へと戻る】
969 [saga] 2014/09/21(日) 15:20:08.69 ID:aSr6R1M2o(3/14)
>>968
【手配書の男の金十字を指差し】

ここ!ここ見てほしいの!
これは『ぎふと』って悪い奴らがつけてるマークなの。早く見つけないと・・・

【なんて力説。男の十字架には気づいてないようだが】

通報があったの!
こんな男が子供をさらってるらしいの!
970 [saga] 2014/09/21(日) 15:29:33.21 ID:fafLfGI2o(4/13)
>>969
【少女には見えるだろうか、「うわー、マジかよー、うわー」という顔をしている神父が】
【GIFTにも色々あるが、まさか自分と業務内容までかぶっているとは、彼は考えもしていなかった】

あー、あー、あー……こどもー、さらうのはー、よくないなー
それより腹減ってねえかお前何か食うか? ん?

【棒読みからの露骨な話題逸らしである。必死である】
971 [saga] 2014/09/21(日) 15:40:39.52 ID:aSr6R1M2o(4/14)
>>970
【背を向けた男の顔は見えずとも、声の調子がなんというか、焦っているというか露骨というか】
【鈍い少女もさすがにおかしいと思ったようで、神父を見る目がジト目になり】

ごはんなんていらない!
はやく探さないと誰かが・・・

【なんて言った直後、鳴る腹の虫】

・・・ちょっとだけもらうの。ちょっと
972 [saga] 2014/09/21(日) 15:47:54.21 ID:fafLfGI2o(5/13)
>>971
よし! 今用意してやるから待ってろ!

【食事を与える側なのに大喜びの神父。当然である】
【奥の部屋に一旦入り、りんごやらパンやら何やらいくつかの食料をカゴに入れて持ってきた】

ほら食え。そんなに痩せてちゃでかくなれねえぞ、お前年いくつだ?

【といって手招き。奥の部屋で外してきたらしく、十字架がなくなっている】
973 [saga] 2014/09/21(日) 15:53:24.40 ID:aSr6R1M2o(5/14)
>>972
【食料を見て輝く瞳。あふれる唾液】
【さっきまでの様子は嘘のように食料にがっつき始める】

・・・おかわり!

【あっという間に食べきって】
【どうやら操作はいったんお休みのようで】
974 [saga] 2014/09/21(日) 15:53:37.57 ID:aSr6R1M2o(6/14)
>>972
【食料を見て輝く瞳。あふれる唾液】
【さっきまでの様子は嘘のように食料にがっつき始める】

・・・おかわり!

【あっという間に食べきって】
【どうやら捜査はいったんお休みのようで】
975 [saga] 2014/09/21(日) 15:54:05.39 ID:aSr6R1M2o(7/14)
//二重投稿申し訳ないです・・・
976 [saga] 2014/09/21(日) 16:00:40.66 ID:fafLfGI2o(6/13)
>>974
はえぇよ! どんだけ腹減ってんだよ全く……

【呆れながらも心の中ではガッツポーズ。誘導がうまくいったと思っている】
【もう一度奥に引っ込み、今度はもう少し多めを持ってきた】

しかしあれだな、なんでそんな痩せてんだ?
977 [saga] 2014/09/21(日) 16:06:25.67 ID:aSr6R1M2o(8/14)
>>976
【りんごをもしゃもしゃかじりながら】
【やせてる事情を聞かれれば、すこし顔が暗くなり】

・・・ちょっと、いろいろあったの

【なんて言って笑うのは強がり】
【・・・問い詰めれば話題逸らしにはちょうど良いか】
978 [saga] 2014/09/21(日) 16:12:34.72 ID:fafLfGI2o(7/13)
>>977
ふーん、聞かせろよ。ここは教会だ、大体の話は聞いてやれるぜ

【なんてことを真面目な口調で言う。話題そらしや好奇心もあるが一応神父なのだ】
979 [saga] 2014/09/21(日) 16:15:55.64 ID:aSr6R1M2o(9/14)
>>978
【相手が食料をくれた神父だからか、警戒心が緩くなっていたみたい】

・・・カノッサって悪い奴に捕まって、色々されたの
それから食べても食べても・・・ずっとこの体で
980 [saga] 2014/09/21(日) 16:19:57.30 ID:fafLfGI2o(8/13)
>>979
なるほどなぁ、カノッサの奴らもひでえことしやがる

【椅子に座って両腕を組みながら話を聞く。相槌は相槌らしく、あまり感情はこもってない適当なもの】

しかし腹は減るみてえだな。満腹にはなるのか?
981 " ◆/ANsxr5g2E3z 2014/09/21(日) 16:24:18.26 ID:N1ODmC2xo(1/2)

            ,.... ;- メ―――-. .、
            ァ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:: : : : : : : : : : ≧、
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
          /:.:.:: : : : : : . :.: :l :l : : : : : : :: ヽ:.:ヾ
       /:/:.:.:.: : : : : .: : : l: :l : : l:イ:l:: :::::.:...:.:.:.、
      ノ.7:.:. : : : : : : : : :l : l: : :l i::l : : : : : :. .: .:、     さぁて、今人はいるかな?
      ./:.:.: : : : : :ムi、:l : :l: ::/ l:.| : : : : .:.:.:.:.:.!ヽ
       ! :.:.:/. ::lソ 代_ハミl: / ≦ミ| 、:. : : : . :.: :.!
      イ:.:f|::、ト    レ" ´弋|Vレ: : :.:.:.:.:.:. :.!
       j:.::7 ヽ   /  `    ル i':iィ:.j:.!:.:::l
       レ'    ヘ.   、     /i´:/l:シ ヾ:!
,.'´ ̄i  ̄ ̄ ̄ ̄冫ト_  ``   <ノイハ.レ′
    l.     ∠//// ィ>r ' ´ I////ト、
    !.    _ 〉 ̄/〈ト、_, _ _レ' ̄ ̄! `ヽ、
ヽ.  .!.  /_ `>,ヘ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ヽ. /  |.   \
. . \.j . /. . I;旦;I<:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;j  `I;旦;I   「キ]ヽ
982 (兵庫県) 2014/09/21(日) 16:24:57.34 ID:N1ODmC2xo(2/2)
すみません、誤爆しました
983 [saga] 2014/09/21(日) 16:25:12.60 ID:aSr6R1M2o(10/14)
>>980
うん。お腹は膨れるのに・・・

【現に今、食料をすべて食べ終えた少女のお腹はすこしぽっこり】

とにかく、もう私みたいな人を作らないために、あたしは戦うの

【がたっ!と立ち上がり高らかに】
984 [saga] 2014/09/21(日) 16:34:07.60 ID:fafLfGI2o(9/13)
>>983
なる、ほど、ねぇ

【さてどうしたものか、と神父は考える。こういった人間を相手取るのもまた“彼ら”の仕事ではあるのだが……】
【しかし今日の彼は非番なのであった】

戦うのはいいんだが、そればっかりじゃ物事は解決しねえぞ

【と、真面目な声で話す】
985 [saga] 2014/09/21(日) 16:42:45.86 ID:aSr6R1M2o(11/14)
>>984

【きょとんと】

・・・戦って、やっつけて、そしたら全部終わるんじゃないの?

【少女の頭の中にある考えは悪は悪、それだけだった】
【悪の原因、そんなこと考えたこともなく】
986 [saga] 2014/09/21(日) 16:51:18.39 ID:fafLfGI2o(10/13)
>>985
そう簡単じゃねえよ、あいつらにだって戦う理由があるし、お前をそんな風にしちまったのに何か原因がある
重要なのはそっちで、そこを解決しねえと湧いてくる悪党どもを殺したって解決にならない
それとも、永遠に戦い続けるか? ん?

【ぐっと上半身だけ前に傾けて、少女の目を見ながら神父は言った】
987 [saga] 2014/09/21(日) 16:56:45.35 ID:aSr6R1M2o(12/14)
>>986
【またきょとんと。言っている意味がわからない。そんな風な顔】

原因って、なに?
・・・あたしをこんなにした原因なんて、知りたくない!
どんな理由があっても、許せる訳ない!
それじゃあ、解決なんてどうやればいいの?・・・どうやれば戦いは終わるの?・・・

【握りしめ、震える拳。かみしめた歯からはギリリと音が鳴って】
988 [saga] 2014/09/21(日) 17:07:35.97 ID:fafLfGI2o(11/13)
>>987
【うーんと困ったように目を逸らして一度唸る】

そうだな、確かに許せる訳がねえな。いわゆる悪人どもに復讐したいっていうんなら、それもいいだろう
だがもし今お前が自由なのであれば、平和に暮らすってのも大事なことだろう。友人がいるならそいつらを大事にしてもいい
そういった具合に、戦うばかりが生き方じゃないって話だ。そしてもし戦いを止めたいのなら、よく考えなきゃならねえ
どうすれば戦いが終わるのかってのを、お前自身がな

【椅子から立ち上がって少女に近寄り、握りしめている拳にそっと手を置いて軽くなでる。まるでいたわるように】
989 [saga] 2014/09/21(日) 17:14:30.67 ID:aSr6R1M2o(13/14)
>>988
【返す言葉が思いつかず、黙りこくる少女】
【自分が正しいと信じてやっていた事は、本当に正しいのかわからなくなってしまい】
【俯いたそのとき、拳が暖かい感触に包まれて】

・・・まだ、どうすればいいかわからない、けど
いつか、ちゃんと答えを出すよ!
おじさんありがとう。実はちょっと、さっきの怪しい人を疑ってたけど・・・おじさんがそんな訳ないよね。

【にこり、満面の笑みを向けて】
990 [saga] 2014/09/21(日) 17:20:09.66 ID:fafLfGI2o(12/13)
>>989
……

【少女の疑いは正しい。そしてそれを否定することは簡単だが、今の彼にそれはできなかった】
【何せ今の彼は非番――GIFTのメンバーではなく、迷えるものを救う神父だからだ】

てめえこら誰がおじさんだ、どう見たってお兄さんだろうが
全く、こちとら忙しいんだ、用が終わったんならとっとと出てけクソガキめ

【なんて言って少女から離れてしっしっと手を払う】
991 [saga] 2014/09/21(日) 17:37:45.83 ID:aSr6R1M2o(14/14)
>>990
ふふっ。ばいばいおじさん!

【なんてわざとらしく言った後、ぶんぶん元気に手を振って】
【協会から出る足は元気良く、扉を開けるとさわやかな日差しが舞い込む】
【厳しいことを言われやしたけど、神父の手はそれ以上に暖かくて】

//お疲れさまでしたー
992 [saga] 2014/09/21(日) 17:38:42.17 ID:fafLfGI2o(13/13)
>>991
//お疲れ様でした!
993 [sage saga] 2014/09/21(日) 21:23:16.08 ID:689R6/4mo(1/4)
/次スレ無さそうだったので立てときましたー
/vip2chスレ:part4vip
994 [sage saga] 2014/09/21(日) 21:36:38.90 ID:689R6/4mo(2/4)
【路地裏】

【薄闇の中を、ゆらりゆらりと歩み進むのは一人の少女。華奢な体躯を包むのは薄いワンピースのみ】
【腰まで届く空色の髪はその所々に赤黒いナニカ≠付着させ、裸足の足は黒く汚れて】

…………。

【竜胆の瞳は俯き、然れど世界は認識されず――ぐちゃり。少女の足下には、ニュースの裏側で人知れず殺められたダレカ≠フ痕跡】
【その名も知れぬ肉塊に踏み入れた感触すら認めていないかの様に、彼女はゆらりとまた一歩】

――――っ……。

【付着した腐肉に足がすべったか、空色の軌跡を残して前方へと倒れていく少女。受身を取ることもなく、ただ地に伏して】
【そして、静寂。起き上がろうとする動きが起こるまでにはもう少し、時間がかかる事となる】
995 [sage saga] 2014/09/21(日) 21:56:52.35 ID:p4nJh8AJo(1/3)
>>994

【――――少女が倒れ込んだ場所のすこし先に、その人影は最初から存在していた】
【けれど、彼女≠ノはあまりにも存在感というものがなかった。最初からいたとわかっているのに、いつからそこにと問いたくなってしまうほどだ】
【倒れた少女をみつけると、彼女はそちらに歩み寄って、目の前にしゃがみ込むだろう】


……………。


【そうして少女を発見したのは奇しくも、同じような外見の少女であった――――】
【路地の闇色を吸いこんですこし薄汚れてはいるけれど、空色のフリルワンピースにグラディエーターサンダルという可愛らしい服装】
【肩に垂れ下がるサイドの髪は丁寧な三つ編みに結われ、黒いレースリボンで留められていて、年頃の少女らしい洒落っ気がある】

【……だがそんな普通≠いともたやすく塗り替えるほど、少女本人は異質≠ナあった。目の前にいることさえ不確かな存在感の希薄さはもちろん、】
【少女は、白い。月光に透いた髪、雪のごとき肌、ごく僅かに青みを帯びるだけの瞳。およそ色素というものが欠落した風体だ】


…………ねぇ。だいじょう、ぶ?


【白を通り越して、透明。そんな少女は軽く首を傾げて、か細く高い声色でもってそちらへ言葉をかけるのだろう】
【感情さえも希薄なのか、表情の変化は乏しい。けれどその言葉が真実なら、彼女は少女を心配しているようだけれど……】
996 [sage saga] 2014/09/21(日) 21:57:34.46 ID:p4nJh8AJo(2/3)
/忘れてた、>>993乙です!
997 [sage saga] 2014/09/21(日) 22:29:54.62 ID:689R6/4mo(3/4)
>>995

【異質=\―――倒れた少女、その少女へ声を掛けた彼女、そして、2人の少女がこの路地裏という場所で出会った事実】
【そのどれもが、異質≠ニいう言葉で形容されるに相応しいものであっただろう。】

【そして、彼女の言葉より数瞬の後。ゆっくりと、しかしながら滑らかな動きを伴って、少女はその身を起こした】
【――向かい合う2人の少女。暈けた竜胆が瞼の奥に隠れて、そして光を宿して開かれる。】
【徐ろに紡がれ始めた声は、静かでありながら、よく通るもので】

……現在の状況より、先刻の『大丈夫』という言葉はユーニに向けられたものと判断できます。
故に、ユーニは返答致しましょう。『幾つかの破損は確認できるものの、活動に支障を来す障害は存在しない』と。

【己をユーニ≠ニ称する少女が宿す異質≠フ一つ――――どこか事務的な言葉達は、澱みなく流れていく。】
【付着した屍肉を払い落とした足には、煤の汚れと、突き刺さった薄汚れたガラス片。】
【それを一つ一つ抜き取っていけば、路地裏に新たな赤が散っていく。けれど少女は、眉一つ動かさず】

――あなたの質問に答えましたので、ユーニからも一つ、質問をさせていただきます。
一切の面識の無いユーニに対し、何故あのような言葉をかけたのでしょうか。
もし、ユーニが危機的状況にあったとしても、あなたには関係のない事であったと判断できるのですが。

【彼女が見せた、自分を案ずるような言葉。その理由を訊ねて、彼女の真似をするように首を傾げてみせた】
998 [sage saga] 2014/09/21(日) 22:56:16.45 ID:p4nJh8AJo(3/3)
>>997


そう。それは………よかったね。


【透明な少女はただ、見開かれた竜胆の瞳を静かに見据える。冷たく機械的な返答にもいっさい表情を乱すことはなく、】
【どころか、ぽろぽろと地に落ちる腐肉や血塗れたガラス片を見てもなんとも思っていないようであった】
【いや、厳密にいえば、少女の足から鮮血が溢れ出したときに一瞬だけ、そちらを見る月白色の双眸が見開かれた気はしたが――――】

【言い換えればその程度の反応だ。こちらからの返答も、どこか抜けたような、短くて他人事じみたもので】
【――――そのような素っ気ないやり取りのなか。しかし少女の透質な瞳にだけは、別種の熱が篭もっているようにも見えた】


………うん、そうだね。たしかに関係はないかも。
わたしが受けた命令≠ノ、あなたが無事かどうかなんて条件は含まれていないよ。

ただ………えっと、うまくいえないけど、気になったの。
あなたがなんとなく、わたしに似てる気がしたから。

ねぇ、イーニ。わたしはイクスだよ。
あなたはここでなにをしてたの? あなたも、誰かに追われてるの?


【その熱の出所がなにかといえば、それは好奇心≠ニしかいいようがない、ひどく幼稚な感情だ】
【イーニと名乗る少女と自分とはなんの関係もないことは――――彼女の安否が自分の目的になんら影響を及ぼすものではないことは、理解していて】
【それでも話しかけたのは、「似てる気がした」なんて至極くだらない理由だった。本人もうまく言葉にできないほどかすかな好奇心が生んだ、単なる偶然だ】

【少女は「イクス」と名乗ると、すっと立ち上がって手を伸ばす。イー二がなぜこんな場所にいたのかを問いかけながら】
【彼女に伸ばした白い手も、「立てる?」という台詞も、本で読んだ動作を模倣したかのような、ぎこちない挙措だった】
999 [sage saga] 2014/09/21(日) 23:36:31.86 ID:689R6/4mo(4/4)
>>998

【感情表現の薄い二人の会話は、淡々としていて。その光景を見る他者がいたならば、それはとても奇妙なものに映るのだろう】
【しかし当の少女達は、そんな素っ気ない返事も至極普通のものとして受けているようで。】
【ならば、この場においてそれは何ら問題の無い事。口を挟む者は今、誰もいないのだから】

【――己の足から滴る緋い滴。この狭い場所、いくら暗がりとはいえど、それを見る彼女の様子は自然と視界に映るものであった】

似ている=Aですか。……ユーニは、人間の感情を理解するのは苦手です。
ですが、今のあなたの言葉の中にはユーニと近しいものを感じました。

――――命令=B
ユーニも、主の命を受けて活動する身であります故、そういった点は相似していると判断できます。
……とはいえ、現在はその主は不在なのでありますが。

【彼女――イクスが口にした好奇心。意外にもユーニは、同意するような反応を見せた】
【しかし、それは彼女の瞳の熱とは違い、やはりひどく冷静な判断によるものでしかないのだが。】

【―――差し出された手には、一度ワンピースで手を拭った後に応える事となる。】
【『活動に支障は来さない』との言葉通り、傷を負った足でありながらも、手を借りて真っ直ぐに立ち上がる姿がそこにあった】
【その動きはやはり滑らかなもので、それが彼女のぎこちない振る舞いとの対比を一層際立たせていた】

ユーニの目的、ですか。命令による行動ではない為、断言しかねますが……
現在のユーニの行動が合理的なものである、として判断するならば、『主に相応しい人物を探している途中である』といったところでしょうか。

――――さて、今度はユーニの番です。
ユーニも≠ニの言葉より推察いたしますが、あなたは追われているのですか、イクス様。
それともう一つ。血の色は嫌いなのですか?

【新たな主を探し、方方を歩き回っている最中であった、というのが少女の言。】
【それを信ずるか否かは彼女次第だが、ユーニが今語ったのはただそれだけ】

【ワンピースの裾をはたきながら返す問いには、先の彼女の様子を踏まえたものもあった】
1000 [sage saga] 2014/09/22(月) 00:16:07.69 ID:FgXyaxmko(1)
>>999


わたしにも、ほかのひとのこころなんて見えないよ。
でもあなたは、そういうのとはちょっと違う気がするから、話しやすいかも。

……えっ、ユー二のマスター≠ヘ、いないの?
それって不安じゃない? だいじょうぶなの?


【ふるふると首を振りながら、イクスはその動作とは裏腹にユーニに同意する】
【外見からして浮き世離れしているが、きっと内面もそうであるのだろう。確かに他人と円滑にコミュニケーションを取るタイプには見えない】

【ユーニが命令≠ノよって動いているということには、イクスはなにも疑問を感じなかった様子。自身もまたそうであるからか、】
【むしろそれが当然とでも言いたげにうんうんと頷くものの――――次に彼女が浮かべたのは、驚愕と心配を帯びた表情】
【イクスにとって『主(マスター)』の不在とは、元来感情表現の希薄な彼女がここまで感情を顕すほどの一大事であるらしい】


そっか、ユーニは新しいマスターを探しているんだ。
それはすっごく、すっごく大変だね…………わたし、応援するよ!

………あっ、そうだった。わたし、いまは『GIFT』っていうひとたちに追われてたんだよ。
えっとね、血の色が、っていうか………わたしって、ひとを殺すのが、いやみたいなの。
それで、前は「追っ手は殺せ」って命令されていたんだけど……マスターに頼んだら、不必要なら殺さなくてもいいって言ってくれたんだ。
だから、ずっと逃げてるの。本気で襲われて、殺すしかない状況になっちゃったら、困るから。


【新しい主を捜しているというユーニへ、イクスはますます熱の篭もった視線を向けた。同情と共感が、少女のちいさな感情を最大限刺激していた】
【そして、イクスは自分の事情についても素直に話すだろう。……『GIFT』というのが最近巷を騒がせているテロ組織だということは、連日ニュースで報道されているとおり】
【ユーニの手を引くイクスの手は、ほんのりと暖かい。けれど「殺す」なんて物騒な単語を平気で持ち出すあたり――――彼女はやはり異常≠フ側の人間だ】

【しかし、「人を殺すのが嫌い」というその台詞自体は、どうやら嘘ではないようだった】
【不要な殺しをしないために、追っ手から逃げ続けている。なぜ追われているのか、という肝心の理由だけが、不自然に欠如した答えではあったけれど――――】
【「きょうはもう振り切ったから、だいじょうぶだよ」と説明するイクスは、どこかうれしそうに見えた】
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