【FGOSS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ【18禁】 (996レス)
【FGOSS】俺が真に救うアヴァロン・ル・フェ【18禁】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/
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960: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/18(水) 22:03:17.73 ID:94wtn0hA0 バーゲスト「(なんと・・、ピンク色の純恋愛の宝石は、オーマジオウがノクナレアにプロポーズとして渡され、結婚と共に祝詞を唱えた後に純恋愛の宝石はハート型の宝石が填めてある王冠となったと聞いていたが、それを取り外しているとは・・・)」小声で言う ハベトロット「(お手入れが大変なのか、夫であるオーマジオウに負担をかけたくないのか‥。今の彼女、王冠を置いてそこに立っているのかなぁ?)」小声で言う バーゲスト「(そうかもしれないな?3年前のアルトと同じようにな・・・)」小声で言う バーゲスト「(にしても純恋愛の宝石は取り外しが可能だったとはなぁ・・何かコツがあるのか?)」スルゥゥ‥(自身が持つ純恋愛の宝石を見て‥) トリスタン「それにしても、この数・・。確かノクナレアは魔王の氏族であるオーマジオウに王の氏族長の全権を譲り、自身は氏族長を引退したと聞いては今したが‥」 バーゲスト「いや‥ボガードの話によると、3年前にノクナレアが氏族長から引退した後‥その3年後の始まりに北の軍勢を引き連れ、軍の司令塔として現役復帰を果たしたと言っていたわ。」 バーゲスト「王の氏族長でなくなったが、彼女の影響力や知名度は北の妖精の中では健在であり、むしろ増していると聞いているわ。」 トリスタン「そう・・。ですがノクナレアのあの表情に20キロの先の地でこのような軍勢を引き連れているとなると、今にも進行してくるような感じが・・・」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・それには至らないわ。あそこはまだ、ギリギリでノクナレアの領地よ。」 妖精騎士アグラヴェイン「“大厄災に備えての軍事訓練”とノクナレアは言い張っているが、一週間以上前までは40キロ先の訓練だと聞いている。」 妖精騎士アグラヴェイン「シェフィールドが陥落したのを良いことに、彼女はこれ幸いと一気に南下してきたわ・・。」 千子村正「だがこれ・・2万・・・いや3万はいるか?ありゃもう威圧じゃねえ、戦争の準備だぞ。」 千子村正「兵站はどうなって・・・ああそうか。妖精はメシを食わなくてもいいんだっけか。」 妖精騎士アグラヴェイン「そうね。ノクナレア率いる北の妖精の軍勢の特徴はそれよ。」 妖精騎士アグラヴェイン「3年前の彼女は、『妖精による、妖精だけの絶対的な支配圏』という自身が掲げる女王の主張の元、北の軍勢に人間は雇用されていないわ。」 妖精騎士アグラヴェイン「彼女は人間を嫌っている。モース相手の戦いでも、人間を雇用することはなく、独自の戦い方でモースを倒して言っているわ‥。」 バーゲスト「そうだ。それがこの妖精國にて、『北の女王』と呼称された王の氏族の長『ノクナレア』の実力と言っても良いわ‥。」 妖精騎士アグラヴェイン「だがノクナレアは3年前‥、彼女と王の氏族の領地である『エディンバラ』にて流行した流行病によって起こった大事件‥『エディンバラ地獄変』の影響で彼女は変わっってしまった‥。」 妖精騎士アグラヴェイン「北の妖精たちに感染した流行病によって『不自然な肉の欲』が増幅され、北の妖精たちは互いに互いをむさぼり食うようにその身体を繋ぎ、そして性交をし続けていった‥。」 ダ・ヴィンチちゃんたち「〜〜〜〜〜〜‥。」気味の悪いように聞いている 妖精騎士アグラヴェイン「ノクナレアもまた例外はなく‥彼女自身は流行病に抵抗力があり、感染まではしなかったのだが、彼女の臣下らはそうではなかったのが事態を悪化させていき‥」 妖精騎士アグラヴェイン「ノクナレアの『北の女王』としての身体と威厳は、彼女に忠誠を誓ったはずの『王の氏族』の妖精達によって穢され‥、エディンバラの秩序は一度『崩壊』した‥。」 【・・・・・・・】 【(メイヴに相応しくないような最後みたいだ‥。)】← 妖精騎士アグラヴェイン「しかし突如現れた王の氏族の上位存在と語る『魔王の氏族』‥時の王者:オーマジオウが現れ、ノクナレアは自身の心の傷を埋めるかのようにオーマジオウに寄り添い、彼に王の氏族長の全権と譲り渡し、ノクナレアは彼と結婚した‥。」 妖精騎士アグラヴェイン「そしてノクナレアは3年間のブランクを経て、北の妖精たちの軍隊の司令塔として再び表舞台に返り咲いたのだが‥」 妖精騎士アグラヴェイン「『エディンバラ地獄変』以降‥ノクナレアは人間だけでなく妖精まで嫌うようになり、彼女に仕えるはず王の氏族の妖精達にも偏見や差別、さらには暴力を振るうようになったと聞いているわ。」 妖精騎士アグラヴェイン「その影響もあってなのか‥いちど北部へ向かった妖精達が身の危険を顧みずとも、この南部へ逃げ帰っていく者達が大勢といるわ‥。」 妖精騎士アグラヴェイン「それでも北の妖精たちがノクナレアに仕える理由があるとすれば、それはノクナレアの夫であるオーマジオウが関係しているのだと、私は考えているわ‥。」 【仕えるはずの妖精にも暴力を振るうとは・・・】 【(こんなの俺が知っているメイヴなんかじゃない・・。)】← http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/960
961: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/19(木) 08:55:53.81 ID:AwpazsSh0 現在‥キャメロット:正門前近く 妖精騎士アグラヴェイン「・・・とはいえ、ノクナレアを含む北の妖精達の軍勢は、あの領地以上の進軍はしてこないわ。」 妖精騎士アグラヴェイン「2年前の『オーマ戦役』にて、女王軍による大規模侵攻をオーマジオウ1人で圧倒し‥そしてブリテン北部をオーマジオウの絶対支配権であると宣言したのが記憶に新しい‥。」 妖精騎士アグラヴェイン「しかしオーマジオウ自身‥あの戦争に勝って以来、彼らの方から侵攻してくる様子もなく、ノクナレア自身も南部に侵攻する気配が見られないわ‥。」 妖精騎士アグラヴェイン「彼らが何を考えているのかは知らないけど‥彼らの軍勢はそう突然にこちらに侵攻してくる事は無いと言ってもいいわ?」 アルトリア「・・・・・・・。(ノクナレア‥。貴方は一体なにを考えて・・・)」ジィィィ‥(向こうの丘の方を見続けながら‥) 妖精騎士アグラヴェイン「あなた達、本当にキャメロット入りをするならば、もうそんな無駄話をしないで正門をくぐるわよ?」 バーゲスト「ああ・・。皆の者、これより我らはキャメロットの正門を通る。ここからはいっそう、気を引き締めることだな。」 ジョルニ達「はい。」頷く ダ・ヴィンチちゃん、アルトリア達「ああ(おう)。」頷く 【わかった。】 2日間の旅を経て、妖精騎士アグラヴェインを率いた護衛部隊とアルトリア達はようやく目的地である妖精國の中枢‥罪都『キャメロット』の正門前へとたどり着いた‥。 途中、遠見の望遠鏡や双眼鏡で北部に軍勢を構えているノクナレア達の姿を見つつ、アルトリア達は護衛部隊と共に、キャメロット正門から内部へと足を踏み入れるのであった‥。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー キャメロット:城下町 パカラッ、パカラッ、パカラッ、パカラッ!!(アルトリアとジョルニ達が乗る馬車が進んで行く) ジョルニ「これがキャメロットの城下町か・・・。シェフィールドより広く、ノリッジより豪勢で綺麗な街と聞いてはいたけど‥」街の様子を見わたす ハベトロット「住んでるのも上級妖精ばっかりだ。街全体に覆うマナも他の街とは比べものにならない。ブリテンじゅうの妖精から集められた魔力・・・令呪による存在税ってヤツ?」 ハベトロット「それが王城の天守に収束している。聞いてはいたけど、こんなのケタ違いだ。そりゃあ外にいるノクナレアの軍勢なんて無視しても問題ない。敵じゃないぜ。そのモルガンを倒すとか、正気かって話。」 ハベトロット「・・・ボガードのヤツ、キャメロットに入ったことがなかったか・・あるいは入っててもそれでもかというのか・・。なんでボガードは反逆を考えていたんだろう‥。」 ハベトロット「まあ、3年前にヴァージェ達の偽の遺体を使った罠を仕掛けて攻め立てようとしてたから、キャメロットの対策をしていたんだろうなぁ〜‥失敗はしたけどね‥。」 ハベトロット「こんな守りの堅い王城に3年前のアルトが1人でカチコミに入ったとか‥どういう強さを秘めているんだよ、アルト・・。」困惑している顔を見せる カイニス「ああ・・全くもって違いねえな?」同じ表情をしている ヒュゥゥゥン、バサッ!(何かの紙が飛んでくる) ガイル「んんっ?これは・・・」飛んできた紙を拾う ルージュ「ガイル兄ちゃん、どうしたの?」紙を見ているガイルの姿を見て‥ ガイル「・・・‥ジョルニ、ルージュ、セツノ。これを見ろよ・・・」紙を渡す ジョルニ「なんだ・・・!?これって!?」渡された紙を見て セツノ「ジョルニお兄ちゃん‥あれ!」街の壁の方に指を指す ジョルニ「!?」セツノが指さした所を見る ガイルが拾ってきた紙には、恐ろしい顔つきのアルトの絵に【WANTED DEAD.OR.ALINE】と書かれた手配書らしい内容が書かれており、その手配書はキャメロットの壁の至る所に張り巡らせてあったのだった・・。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/961
962: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/19(木) 10:54:46.96 ID:AwpazsSh0 千子村正「おいおいおい・・。前来た時は壁に張られている紙など見向きもせず侵入してたが・・、アルトの奴、自身の手配書が作られるほど、ここにいる上級妖精たちに嫌われているようじゃないか。」アルトの手配書を見ながら トリスタン「はい。この紙質の年季からこの手配書は3年前、アルトさんが単独でキャメロットに侵攻した頃から張られていると思われますね‥。」同じくアルトの手配書を見ながら‥ 千子村正「ああ・・。モルガンの謁見に“アルトは来るな!”とダルダンを通して忠告をするぐらいだからな・・。」 アルトリア「・・・あの。いま、正門をくぐるときに見えたのですが・・・門に何か、文字のようなモノが書かれていませんでしたか?」 ダ・ヴィンチちゃん「ああ。古英語でこう書かれていた‥“罪なき者のみ通るがいい”」 ダ・ヴィンチちゃん「でも、上から赤い塗料で塗りつぶされ、そこにアルトさんの手配書がびっしりと張り巡らせていたわね。まるで文章の内容を否定するように。」 ダ・ヴィンチちゃん「まあ、手配書の方はおそらく・・このキャメロットに住む上級妖精たちが、3年前にヴァージェさんを救うためにキャメロットに入ってきた事を恐れて張ったとしか思えないわね。」 【よほどアルトからの報復を恐れていたんだな‥。】 【(だとしてもこれは大げさすぎだ‥。)】← アルトリア「・・・・・・・。」黙っている ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー キャメロット:キャメロット城の目の前 キキィィ〜‥(アルトリア達が乗る馬車が止まる) 妖精騎士アグラヴェイン「馬車での移動はここまだよ。ここから先は王城となり、女王陛下への謁見が許されているのは『予言の子』と『異邦の魔術師』、そして『先代の妖精騎士ガウェイン』のバーゲストよ。」 妖精騎士アグラヴェイン「他の者らはここに残りなさい。係の者が来客の従者として対応するわ。」 カイニス「ふぅ〜ん。具体的にはなんだ?」 妖精騎士アグラヴェイン「すぐ目の前に王室御用達のホテルがあるわ。そこで寛いで待ってなさい。謁見の後、ここで合流できるように手配しておくが・・」 妖精騎士アグラヴェイン「ダ・ヴィンチ、あなたのような利発なサーヴァントの同行を許可してもいいわ。『異邦の魔術師』には助言者が必要とみているわ。」 ダ・ヴィンチちゃん「おや。どうあっても付いていく気だったけど、あっさり許可が出ちゃった。敵同士ではあるが、その気遣い‥・2日前のアルトリアへの暴言のお詫びとして観た方が良いかな?」 妖精騎士アグラヴェイン「そう思ってもいいし、そう思わなくてもいい‥。私への認識はあなた達に任せるわ‥。」 ダ・ヴィンチちゃん「・・・‥まあいい。トリスタン、村正、カイニス、ハベトロット。それにジョルニ、ルージュ、ガイル、セツノ。そういう訳だから、キミ達はここで待機だ。」 ダ・ヴィンチちゃん「この2日間で女王軍の規律はよくわかった。女王は想像以上に“決まりに厳しい”性格だ。」 ダ・ヴィンチちゃん「私と藤丸君、アルトリアとバーゲストだけでも危険はない。どんな謁見になろうと、キャメロットから出るまでは安全だよ。」 トリスタン「そうですか・・。そうであるのなら、私はそれを信じ、我らは待機とアルト殿のご子息の護衛に専念いたしましょう。」 ガイル「はぁ〜・・、俺も謁見行きたかったのに・・・」残念がる ルージュ「私も・・・。」残念がる ジョルニ「しかたがないさ。僕らは父さんと母さん達の子である他に、モルガンは僕たちの抹殺をイレギュラーズに依頼するほどだからね。」 セツノ「うん・・・ジョルニお兄ちゃんの言う通り‥。」残念がる 千子村正「ま、そうだろうな。そもそも儂は城に押し入った身だ。はじめから、謁見には立ち会えねえ。」 千子村正「だからまあ、しっかりな、アルトリア。カチンときても勢いで返すんじゃねえぞ? 藤丸もな?しっかり相棒の面倒を見てやれよ。」 カイニス「オレもだ。オレもまた3年前に現れた俺とそっくりの奴が城に押し入ってきたという理由のせいで、謁見には立ち会えねえが、それはそれだ。」 カイニス「せいぜいしくじるなよ藤丸?なんかあったら、アンタの令呪でオレらを呼んでもいいんだぜ?」 ハベトロット「ボクも異論はないよ。もともとモルガンに興味はないんだし。藤丸とマシュが再会するまでのお目付役やセツノ達のお守りのこともあるしね?」 アルトリア「・・・・・・」 【ーーーよし。】 【行こう、アルトリア】 アルトリア「ーーーー」頷く http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/962
963: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/20(金) 00:00:53.10 ID:f2kE+uNC0 妖精騎士アグラヴェイン「衛士。二代目妖精騎士ランスロットを乗せた護送車を専用の場所に置き、私が来るまで護送車の警護を頼むわ。」 妖精騎士アグラヴェイン「私の夢の砂の効力でしばらくは眠っている状態であるが‥不慮による目覚めがあると想定し、警護には厳重体勢を取るように‥。くれぐれもランスロットを起こさぬような?」忠告をしておく キャメロットの衛士「ハッ。兵士、くれぐれも起こさぬように護送するんだぞ。」兵士に命令する 二代目妖精騎士ランスロット「・・・・・・・・。」スゥ‥スゥ‥(護送車の中で拘束されながら眠っている) 妖精騎士アグラヴェイン「・・・行くわよ、『予言の子』アルトリア、『異邦の魔術師』藤丸立香、そしてバーゲスト。」 二代目妖精騎士ガウェイン「・・・・ついてきやがれ‥。」 アルトリア、バーゲスト、ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・。」頷く モルガンの謁見に行けない村正達を王室御用達のホテルの前に待機させ、アルトリアとバーゲスト、ダ・ヴィンチちゃんとカルデアのマスターは、モルガンの謁見に行くために妖精騎士アグラヴェインたちと行動し、王城の所へ向かっていたのであった‥。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 係りの兵士「では皆さま‥こちらのホテルへご同行を・・・。あなた方はモルガン陛下が招いた賓客とはいえ、ホテルの場所から一切出ないようにと命令されていますので‥」案内しようとする 千子村正「おっと、いずれ敵となるとはいえ・・キャメロットにいる係の仕事が早くて助かるなぁ・・。」 ガイル「あぁ・・・だがこれはこれで、せっかくキャメロットの中に入ったというのに、俺たちにキャメロット内部の観光さえもさせてくれないのかよ!」 セツノ「うん。セツノも同感・・・セツノ達、ずっと荷車の中で窮屈な思いをしてたのに‥観光場所がホテルだけ‥。セツノ‥とっても不満・・。」 カイニス「ああ。モルガンの誘いとは言え、ここまで長旅をさせておいて、彼方からのおもてなしも無しとなれば、不満が溜まる一方と言っても無理はないよなぁ?」 トリスタン「ですが我々は、ただモルガンの謁見に向かうアルトリア達の動向と護衛をしに来ただけであり、遊びに来たわけではありませんので、そこはあしからず理解していますよね?」 ジョルニ「わかっている‥。僕らのキャメロットでの行動をホテルのみとするのは、僕たちにキャメロットの地形を覚えさせない事もあるかもしれないと思うんだ‥。」 千子村正「確かに、今後キャメロットに攻め入るに至ってはここの地形の特徴さえ覚えておけば、こちらの有利になり得るかもしれない可能性があるからな。」 千子村正「あちら様がそのような対策の為に儂らにホテルでの休憩を強制させようとしているんだろうな?まるで軟禁状態に近いモノだな‥。」 ハベトロット「だな‥。それに見たところ‥今のキャメロットの住民達は全員、モルガンの謁見に行っているようだし、ボクの想像上だと‥キャメロットに住んでいる妖精達では絶対に結婚しても幸せになれないと思うんだよねぇ〜?」不機嫌そうに言う ハベトロット「ここには僕たちが楽しめそうな場所もなさそうだし、ボクたちはボクたちでストレスが溜まる一方だぜ!なぁ、ルージュ・・・?」ルージュがいる所を見るが‥ ・・・・・・・(ハベトロットが見た先にルージュがいない) ハベトロットたち全員「!?」ルージュがいないことに気づく ハベトロット「ル、ルージュ・・?ルージュゥゥ〜〜!?」辺りを見わたす セツノ「ルージュが消えた‥。」 千子村正「ああ、これはこれでマズいよなぁ?すぐにルージュを探しに行くぞ!」 トリスタン「はい。次いでに出来れば、キャメロットの地形の特徴を覚えておけば、いずれ我らの優位に立てると思いますからね。」 係の兵士「なにをしている。早くホテルの方でお寛ぎの方をした方が宜しいかと・・。」 千子村正「悪いなぁ、連れの1人が迷子になっちまったんだ。賓客の従者として同行していいから、一緒に探してもらえないか?」 係の兵士「そうですか・・。確かにこのキャメロットには、そこに住む上級妖精とて、時期によって迷子となるケースが存在しますからね。すぐに捜索をしなければ・・」 千子村正「???」 ジョルニ「・・・・・・。」ある場所を見ている カイニス「おい行くぞ、ジョルニ!」呼びかける ジョルニ「あっ、あぁ〜すぐに行くよ・・・。」カイニスの方を見ながら‥ カイニス「・・・・・ふんっ。」タッタッタッタッ!(辺りを探し始める) ジョルニ「・・・・・・。(まさかな・・。)」ある場所(キャメロット城)の方を見ている 謁見に行けない村正達がホテルへ入ろうとした矢先、ジョルニ達と一緒にいたはずのルージュが突然といなくなってしまい‥ 村正達は急遽‥賓客の従者である兵士の動向のもと、いなくなってしまったルージュを探しつつ、キャメロットの町並みを捜索し、兵士達にバレないように、村正達はキャメロットの地形の特徴を模索し始めるのであった‥。 しかしジョルニにだけはただ、アルトリア達がモルガンの所へ向かったキャメロットの王城を誰かを心配するようにその城壁を見続けていた‥。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/963
964: 以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage] 2022/05/20(金) 02:44:47.35 ID:HNZtXROE0 VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/964
965: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/20(金) 09:17:56.77 ID:f2kE+uNC0 キャメロット:玉座の間 ガチャッ、ギィィィ〜〜・・(玉座の間の扉が開かれる) 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・」入ってくる 二代目妖精騎士ガウェイン「・・・・・・・・」入ってくる バーゲスト、ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・・」入ってくる 【(1時間近く、階段を上らされたけどーーー)】 【(ここが、キャメロットの天守・・・・女王の玉座・・・!)】← アルトリア「・・・・・・・」入ってくる ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ガシャガシャガシャ・・・(書記官2人が玉座の横に並び立つ) 書記官イットリー「平伏せよ。献上せよ。礼拝せよ。従属せよ。」 書記官イットリー「玉座に来られし者は息を止めよ。玉座に集いし30の大使、100の官司達は口を閉じよ。」 書記官イットリー「疆界を拡げる王。妖精國を築きし王。モルガン女王陛下の御前である。モルガン女王陛下の威光である。」 書記官イットリー「『予言の子』『異邦の魔術師』そして『先代・妖精騎士ガウェイン』は心得よ。これは女王陛下の恩寵である。これは女王陛下の恩赦である。」 タッタッタッ・・・(モルガンが玉座に現れる) モルガン「ーーーご苦労。みな、呼びもしないというのに、よく集まった。大使、官司は一切の発言を禁じる。」 モルガン「この場で言葉を交える資格のある者は私と、そこな来客3名、現妖精騎士2人と先代の妖精騎士ガウェインもとい、妖精騎士バーゲスト、」 ベリル「このオレ、女王の夫であるベリル・ガットだけだ。すまないねぇ、上級妖精のお歴々。」 ザワザワザワザワ・・・・ ダ・ヴィンチちゃん「(ベリル・ガット・・・!やっぱりキャメロットにいた・・・!しかも夫! モルガンの夫だって・・・・!?)」驚いている ベリル「よう、オリュンポス以来だな後輩!ん? なんだいその顔は。」カルデアのマスターの表情を見て‥ ベリル「おいおい、オレがモルガンのいい男ってコト、マシュや三澤亮太、それに妖精騎士アグラヴェインに聞いていなかったのかよ!」 【お前がここにいる、ということは・・・】 【女王モルガンは、まさか・・・】 ベリル「だよなあ?マスターであるならそう思うよなあ、藤丸立香?」 ベリル「ああ、白状するぜ。何を隠そう、オレがモルガンのマスター。妖精國を支配する女王のパートナー、って奴だ。」 モルガン「ーーーー。」黙っている 【いや、それはおかしい!】← 【(・・・女王の前だ、迂闊な発言はできない・・・・)】 ベリル「おかしかないさ、事実だって!いやあ、逆玉すぎてオレもまだ実感湧かないんだけどさぁ!」 モルガン「くだらない話はもうよせ、ベリル。バーゲスト、前に出よ。発言を許す。」 バーゲスト「ハッ。」タッタッタッ・・・(立ち上がり、前に出る) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/965
966: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/20(金) 23:59:19.18 ID:f2kE+uNC0 バーゲスト「・・・お久しぶりでございます、女王陛下。妖精騎士ガウェイン改め、バーゲスト。遅かれながら、キャメロットへと帰還しました。」 モルガン「・・・そうか。この私を裏切った身でありながらもまた、その騎士としての礼儀は相変わらずだな?バーゲスト。」 モルガン「今更なんだと思うが、とりあえずお前の妖精騎士としての報告を聞こう。偽りなく真実だけを全て述べるがいい。」 バーゲスト「は。3年前、ソールズベリーでの“『予言の子』が潜伏しているとの通報”と、“相次ぐ献上品の盗難”の調査のために訪れた際、私は三澤亮太という人間の男が私の前に現れまして‥」 バーゲスト「当時、風の氏族長であったオーロラの話から、三澤亮太の罪状が明かされ‥妖精國の法律の元、彼を拘束・連行しようとし、三澤亮太と交戦。」 バーゲスト「三澤亮太の持つ『ヒール』の力により、私は幻術にかかったかのように乱心し、ソールズベリーからドラケイの河まで私は飛んだ痴態を犯してしまいました。」 バーゲスト「その後は先代の妖精騎士ランスロットもとい、メリュジーヌからモルガン陛下に謹慎と帰還命令を受けたと聞きましたが、それを聞き入らず、私の独断で三澤亮太殿を追いました。」 バーゲスト「そして大穴西近くの平原で三澤亮太‥いえ、のちに我が夫となる男であるアルト・オルラントを先代の妖精騎士トリスタンもとい、ヴァージェ共々発見し、アルトとはソールズベリーの件もあり、彼を含めてヴァージェと交戦。」 バーゲスト「彼との戦いに敗れ、私をモルガン陛下や私のあの忌まわしい『性』から解放してあげるという言葉を信じ、陛下から頂いた着名(ギフト)と共に自身の処女を喪失、バーゲストとして女王陛下に離反しました。」 モルガン「・・・成る程。それがバーゲストが我に離反した理由か。」 バーゲスト「その後はシェフィールドでメリュジーヌとの交戦し、彼女もまた離反の意に賛同し、ボガードの“遺体の偽装工作による告別式作戦”‥別名:『白雪姫作戦』を実行させました。」 バーゲスト「そしてシェフィールドにて、アルトこそが我が生涯においての唯一無二の夫であると悟り、私はヴァージェとメリュジーヌ共々‥アルト・オルラントを我ら3人の妖精騎士の夫として、彼と結婚を果たしました。」 バーゲスト「そして陛下や妖精騎士アグラヴェインの知っての通り‥私はアルトと共に旅をし、私を含む3人のお腹に新たな命を授け、別世界にて、その命と呼べる我が子らを出産・子育てを行なってました‥」 バーゲスト「しかしその最中に追っ手である妖精騎士アグラヴェインと妖精騎士モードレッドと交戦し、私はモードレッドと相打つように瀕死の重傷を負いましたが、妖精騎士アグラヴェインにヴァージェを奪われてしまいました‥。」 バーゲスト「どうにかあの大怪我から生き延びた私は、同じく生き延びたメリュジーヌと共に、アルトやヴァージェの分まで我が子達の子育てを行ない‥」 バーゲスト「そして3年の月日を経て、成長したアルトの子供達と共にこの妖精國ブリテンへと帰還し、我が夫であるアルトをコーンウォールにて発見、救助を致しました。」 モルガン「・・‥成る程‥。妖精騎士アグラヴェイン。3年前、バーゲストとメリュジーヌを仕留めたと嘘の報告をしたのは、自身が負った深手と関係しているのか?」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・はい。あの時はバーゲストの魔力喰いの影響もあり、致命的程の魔力の消耗や怪我もあり、バーゲストとメリュジーヌの生死を確認せず、裏切り者のバーヴァン・シー捕獲を専念し、キャメロットへの帰還を優先としてました。」 妖精騎士アグラヴェイン「しかしその結果‥バーヴァン・シーを餌とし、三澤亮太をおびき出す呼び水となったことは事実だと思いますよ?」 ベリル・ガット「あっ、あぁ〜確かにそうだよなぁ〜・・なぁ〜?」モルガンの顔を見て‥ モルガン「・・・・・・・・。」沈黙している ザワザワザワザワザワ・・・‥ 玉座に集まった妖精達1「(なんと!3年前にバーゲストとメリュジーヌを仕留めたというのは、妖精騎士アグラヴェインの嘘だったのか‥。)」ザワザワザワ・・ 玉座に集まった妖精達2「(道理でバーゲストとメリュジーヌが生きていたという訳だな?)」ザワザワザワ・・ 玉座に集まった妖精達3「(相打ちが失敗した上に三澤亮太を3年前に仕留めなかったというのはまずないと思うんだけどなぁ〜?)」ザワザワザワ・・ アルトリア「・・・・・・。」 【(凄い話内容だな、バーゲスト‥。)】 【(モルガンの威圧にも屈していないなんてねぇ?)】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/966
967: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/21(土) 10:44:30.83 ID:Bz5nVA4L0 バーゲスト「そして私ら家族はソールズベリー、シェフィールドを渡り‥、シェフィールドでの戦いを気に、この二つの街でアルトの意に賛同した仲間と共に『境界なき勇士団』を結成。」 バーゲスト「ウェスバニーにてそこの鉱山に蔓延っていた妖精亡主を討ち払い、その後に訪れたノリッジにて、今この場にいる『予言の子』と『異邦の魔術師』の一向に遭遇。」 バーゲスト「同じくノリッジで『海賊の予言の子』と『巨人の予言の子』にも遭遇し、彼らと共に『厄災』を討伐し、そしてモルガンの謁見の誘いを受け、今に至っています。」 モルガン「‥成る程、バーゲストの話はわかった。・・・・アルトリア。許す。前に出よ。顔を上げよ。」 アルトリア「は、はい!」顔を上げ、立ち上がる モルガン「・・・‥なるほど。こいつが真の『予言の子』か。確かに『予言の子』と名乗る偽物らとは違う、本物の妖精と言ってもいいな?」 モルガン「(・・・私が以前戦ったであろう『剣士の予言の子』とは違う、正真正銘の『楽園の妖精』という訳か‥。)」うつむいた表情を見せる アルトリア「・・・???」モルガンの表情に違和感を感じとる モルガン「そして、そちらが『異邦の魔術師』。汎人類史を取り戻そうと躍起になっている、カルデアのマスターか。」 【・・・・・・‥】 【・・・・はい。その通りです】← モルガン「ノリッジでの働きを認める。余分な手間ではあるが、よくぞ厄災を退けた。褒美を取らす。」 モルガン「本来であれば我が妖精國の貨幣で報いるところだが・・おまえたちの魔力資源は魔素を量子に見立てた空間魔力占有値・・・QP(クォンタム・ピース)、だったか?」 モルガン「1億もあれば充分であろう。もっていくがいい・・・いや、聖晶石1億と言った方が良いか?」 ダ・ヴィンチちゃん「そんなに!?あ、いや、QPの造幣所でもあるの、ここ!?‥ってか、聖晶石もあるというの!?」 モルガン「あるものか。おまえたちの魔術体系を見て取り、錬成してやるだけだ。聖晶石の方は妖精騎士アグラヴェインの口から聞いただけであり、彼女からその石らをもらっていけ。」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・フッ。」笑みを浮かべる 【(彼女は一体、何者なんだ・・・。)】 【(ますます怪しくなってきた‥)】← モルガン「私からの話は終わりだ。他に何もなければ、接見はここまでになる。アルトリア、藤丸立香、バーゲスト。この女王モルガンに問いはあるか?」 モルガン「心して口にするがよい。内容次第では、賓客としての扱いは取り下げる。」 アルトリア「・・・・・・・・!」した萎縮した表情を見せる 【(アルトリア、さすがに萎縮してるな・・)】 【(ここは、俺が先に言わないと・・・!)】← バーゲスト「お待ちください陛下。どうか、バーゲストに進言をお許しいただけますか。」 モルガン「そちらが先かバーゲスト。首をかけてのものかとは敢えて言わぬ。よい。お主が生真面目な事なのは知っている。」 モルガン「お主の言いたいことはわかる。三澤亮太・・・今はアルト・オルラントと名乗る異界の男の妻であるバーヴァン・シーが何処にいるのかを知りたいのだな?」 バーゲスト「はい。私は『境界なき勇士団』のリーダーである我が夫であるアルト・オルラントの代理として、陛下の謁見の場に立ちました。」 バーゲスト「アルト・オルラントの望みは陛下の言う通り、彼の妻であるヴァージェの奪還であり、いまだに石にされているヴァージェの所在をモルガン陛下なら知っていると私はそう思っております。」 モルガン「確かにそうだ。3年前、彼女(バーヴァン・シー)と彼(アルト・オルラント)を石像へと変えたのは私だ。私とバーヴァン・シーの親の縁を切り、彼女らの石像を別々の場所へと、アグラヴェイン達を使って引き離した事も私の記憶に新しい‥」 バーゲスト「成る程そうですか。では、ヴァージェが石に封印された石像のありかを知っているのは・・・」 モルガン「無論‥ヴァージェの居所を知っているのは妖精騎士アグラヴェイン・・・そして今はこの場にいない妖精騎士モードレッドの2人のみだ。」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・・・」バーゲストを睨み付ける バーゲスト「・・・・・・・」妖精騎士アグラヴェインに睨みを付ける http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/967
968: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/21(土) 23:59:45.83 ID:Bz5nVA4L0 妖精騎士アグラヴェイン「・・・そう。モルガン陛下の言った通り‥あなた達の友であり、アルトの最愛の妻であるバーヴァン・シーの石像は私と‥私が信頼するイレギュラーズのメンバーのみ、その所在を知っている。陛下に彼女の事を聞いたのはお株違いだったようね。」 妖精騎士アグラヴェイン「しかし私からバーヴァン・シーが何処にいるのかなど、そう簡単に教えるわけがない事はバーゲストもわかっているはずだろ?」 バーゲスト「えぇ。だがお前たち『異端の妖精達(イレギュラーズ)』らがヴァージェを捕らえている事がわかった事でも、我らの足しとなったと言えような。」 妖精騎士アグラヴェイン「ふん・・まあいい。どっちにしても、私が精鋭した異端の亜鈴を持つイレギュラーズの妖精達を倒さなければ、ヴァージェを救う事は叶わない‥。無論、カルデアのマシュとか言うヤツもね‥。」 【!?】 【アグラヴェイン、マシュを知っているのか!?】← 妖精騎士アグラヴェイン「えぇ。ただしマシュに関しては私も知らないわ‥。マシュという存在など、先日の夢を通してダルダンから聞いたばかりだからな。」 モルガン「ーーーアグラヴェイン。お主は私の許可なく何の話をしているのだ?マシュとは一体何者なのだ?」 妖精騎士アグラヴェイン「!。は、申し訳ありません‥少しおしゃべりが過ぎました‥。」反省する態度をとる ダ・ヴィンチちゃん「それについては私も発言させてもらうわ。妖精騎士アグラヴェインがシェフィールドに襲撃した際、イレギュラーズの誰かによって連れ攫われた、私たちの仲間だ。」 ダ・ヴィンチちゃん「盾の騎士ギャラハットの霊基を持つデミ・サーヴァント。妖精騎士に円卓の名を与えたあなたなら、ギャラハットの名も分かるはずだが。」 モルガン「ーーーーーなんだ?確かに妖精騎士の名に円卓の騎士の名を着名(ギフト)としてバーゲストらに付与したことがあるのは間違いない。妖精騎士の着名に異界の騎士の名をつけるかつけないのかは、私が決めることだからな‥。」 モルガン「しかしギャラハットの名など、私はそのマシュとか言う奴に着名した覚えなど無い‥。いやむしろ、ギャラハットとかいう名など‥始めて聞いたと言ってもいいぐらいだ。」 ダ・ヴィンチちゃん「!?」驚く 【(・・・それはもしかして・・・)】 【(モルガンもまた、マシュの事を知らなかったというのか?)】← 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・。(知らないのも無理はないわね・・。おそらくマシュを連れ去った者は・・・おそらく、『アブソリュート・タルタロス』しかいないと思うわ。)」 妖精騎士アグラヴェイン「(しかしこの状況は使えるわ‥。カルデアがマシュの安否を知らない以上、彼らの注目はマシュの事を知っているであろう、こちら側に向くはず‥。)」 妖精騎士アグラヴェイン「(彼らもまた‥私の計画の為に利用させてもらうわ‥。)」 アルトリア「・・・・・・・。」妖精騎士アグラヴェインの表情を見ながら‥ モルガン「‥オマエらからの話はこれで終わりか?ならばここらで接見を終了とする‥」 【・・・・・・・。】 【待ってください、まだこちらにはまだ話があります!】← モルガン「‥あぁそうか。まだ『異邦の魔術師』方の意見を聞いていなかったな。よい。命知らずとは笑わぬ。」 モルガン「五つの異聞帯を超え、我が前に立った者よ。望みを語るがいい。」 【カルデアは白紙化地球を解決するのが目的だ。】 モルガン「ああ、ベリル・ガットから聞いている。外の状況も分かっている。」 【その前に、この異聞帯から異常が検出されているんだ】 モルガン「ほう。それはどのような?」 ダ・ヴィンチちゃん「『崩落』という未来観測結果だ。エインセルの予言と同じものと思ってくれればいい。」 ダ・ヴィンチちゃん「ブリテンから拡がる『崩落』が惑星全土に伝播し、地球は崩壊するとのことだ。その理由、理屈はまったくわからないけどね。」 ダ・ヴィンチちゃん「しかもその『崩落』を引き金に、汎人類史の他に存在する並行世界にも滅びが訪れるという話もまたあり・・」 ダ・ヴィンチちゃん「それの『崩落』を阻止せんと、アルトリア以外の『予言の子』と名乗る偽物が8人と、この妖精國に現れた原因でもあるのだ。」 ダ・ヴィンチちゃん「『蘇りの予言の子』のアルト・オルラントを除き‥、『巨人の予言の子』のウルトラマンZ、『海賊の予言の子』のゾックス・ゴールドツイカー。」 ダ・ヴィンチちゃん「まだ名前も正体も知らない『秘密の予言の子』、『絶唱の予言の子』、『AIの予言の子』、『召喚銃の予言の子』、『剣士の予言の子』と・・」 ダ・ヴィンチちゃん「この予言の子でも妖精でもない、彼ら別の並行世界から来た戦士(ヒーロー)たちは、このブリテンの『崩落』を止めるためにわざわざ世界の壁を乗り越えてやってきたと言ってもいい。」 ダ・ヴィンチちゃん「彼らが偽の予言の子として君臨してた理由としては、そこにいる妖精騎士アグラヴェインがご存じであると我らはそう確信しているのですが?何か心当たりでもあるかな?」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・。」黙っている http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/968
969: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/22(日) 10:10:36.75 ID:xUxxy+mr0 ザワザワザワザワ・・・・ 玉座に集まった妖精達1「(ヘイコウセカイ?確かにこの世界にはいないはずの外来種の件は、前に『歪みの岬』の話で知っているのだが‥。)」 玉座に集まった妖精達2「(だがしかし、さっきから妖精騎士アグラヴェイン様にこのような疑いを押しつけるとは、かの者の働きを知らないのかあいつらは!)」 玉座に集まった妖精達3「(偽物の予言の子が外から来た者であるならばちょうど良い!彼らもまた、妖精騎士アグラヴェイン様が処理して頂ける!)」 玉座に集まった妖精達2「(妖精騎士アグラヴェイン様が『歪みの岬』周辺の領主になられて以来、外来種の横行は極端に減ったからなぁ?)」 モルガン「一ヶ月前・・・突然と國中の妖精達が、たった1人しかいない『予言の子』が10人も増えたことに違和感はあったのだが、まさか貴方の仕業と言うのか?」 妖精騎士アグラヴェイン「・・・いえ、別に何もありません。ただ私は、夜中に妖精國中の妖精達を夢を通して監視しているのですから。私が妖精達に洗脳を施す輩でも?」 モルガン「・・・そうだな。いくら夢の力を使う貴方でも、妖精國全体の妖精達を洗脳させるのは難しい‥。お主の中の魔力にも限界があるからな。」 モルガン「おそらくどこかの妖精による噂話とその偽の予言の子である外の者の行動が招いた結果だろう。まったく、これだから妖精というのは‥。」 【(‥これは絶対に嘘だ。)】 【(その噂話を広めたのは妖精騎士アグラヴェインただ1人‥。)】← ダ・ヴィンチちゃん「(ああ、おそらく夢という不確定認識だからこそ、妖精騎士アグラヴェインの力で改竄し、妖精の特性を生かしていく事でこのような芸当を可能としたんだろうね?)」小声で言う バーゲスト「(えぇ・・。それに我らは妖精騎士アグラヴェインが3年間、どういう行動をしていたのかを知らない‥。奴はこの3年の間にどれ程の力を蓄えてきたというのだ‥。)」小声で言う モルガン「それで‥お前たちが言うその『崩落』というものに、お前たちカルデアと何が関係しているというのだ?」 ダ・ヴィンチちゃん「はい。我々カルデアはこの崩落現象を解明、解決する為、あなたの妖精國に上陸し、境界なき勇士団はその迷い込んだ戦士達を、出来れば元の並行世界に戻したいと思っている。」 ダ・ヴィンチちゃん「それに並行世界の戦士達はカルデアを含めて、この異聞帯に敵対する意思はないと思ってもいい。我々の目的はあくまで『世界の崩落』を止める事と、『並行世界の秩序を正す』事だ。」 モルガン「なるほど。その並行世界の彼らやお前たちは侵略をしに来たのではなく、互いの世界の救助に来たと言うのだな。用件はそれだけか?」 【・・・・『異星の神』に対抗できる、神造兵器を手に入れたい】 ダ・ヴィンチちゃん「そう。あなたがオリュンポスに向けて放った超抜級の大魔術、聖槍ロンゴミニアド。この魔術を可能とする礼装、あるいはその魔術理論を、あなたに提供してもらいたい。」 玉座に集まった妖精達1「(オリュンポス・・・イセイノカミ?何を言っているのだ、あのよそ者は・・?)」 玉座に集まった妖精達2「(いや、命知らずにも程がある!こともあろうに、女王陛下に“提供しろ”とは!)」 モルガン「ーーーフッ。確かに、おまえたちカルデアが望む武器を、私は知っている。ブリテンを救い、あの偽者の予言の子共を元の世界に帰す、という発言も虚言ではないと認めよう。」 モルガン「その上でカルデアの者達にいま1度言う。“おまえたち汎人類史は、この上なく滅びよ”っと。」 ダ・ヴィンチちゃん、バーゲスト「!」 【!】 モルガン「外の世界・・・白紙化した地球および、その世界からさらに並行する世界へと伝播する“崩落”とは、これより始める我が領土の拡大に他ならない。」 バーゲスト「・・では以前、わたくしらにくり返しに話された『地球・妖精郷化計画』というのは本当であったと?」 モルガン「『地球・妖精郷化計画』・・・。ああ、確かにそのような事を口に出していた時期があったものだな、バーゲスト。」 【(『地球・妖精郷化計画』‥)】 【(それじゃあやはり、モルガンは最初から・・・)】← モルガン「気づいたようだな藤丸立香。そうだ、私のこの計画こそが私の大いなる目的であり、おまえたちの歴史を否定するのは、この私だと言うことを。」 モルガン「故に私はカルデアの敵である。であれば、神造兵器を渡す道理もない。」 モルガン「そしてヒーローだか何か知らんが、奴らの事など‥お前たちカルデアやアルト・オルラント、そしてそのアルトの子供らもまた、私の妖精國に蔓延る『害虫』に等しい。」 ダ・ヴィンチちゃん、バーゲスト「!!?」驚愕する ベリル、妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・。」二カッ、(笑みを浮かべる) 【(俺たちやアルト、ゾックスさん達の事を‥)】 【(害虫だと言うのか‥)】← http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/969
970: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/23(月) 23:08:49.23 ID:jdJpgHJF0 ダ・ヴィンチちゃん「‥カルデアやアルトたち境界なき勇士団と並行世界の戦士達を、あなたは『害虫』と称すと言うことは‥これをあなたから我らに対しての宣戦布告、と取っていいのかな、女王モルガン。」 モルガン「そう言った。お前たちや偽の予言の子と名乗っている別の世界から来た戦士達を閉じ込め、それらの抹殺のために『最果ての塔』と『歪みの岬』の結界と警備の強化を指示したのは他でもない、この私だ。」 ダ・ヴィンチちゃん「(・・・やはり、あの『召喚銃の予言の子』と名乗る青年の言葉は正しかったようね?)」 モルガン「‥その他、『害虫』と称す者らは未だに我が妖精國に蔓延っている。本来、そのような害虫どもは一匹の残らず葬り去りたいと私は思っているのだが、わざわざ私の力を使う程でもない‥。」 モルガン「この年の終わりーーー『大厄災』によってブリテンに棲む妖精は、その害虫共々、また滅びるであろう‥。」 モルガン「だが、妖精が何度死のうが懲りずに生まれるもの。ブリテン全土が炎に包まれようと、我が城が健在であれば、妖精國は何度でも蘇る。」 アルトリア「女王陛下は・・・ブリテンの民ではなく、ご自分の妖精國を守る、というのですか?」 モルガン「そういう事だ、アルトリア。忌まわしきエインセルの『予言の子』。私は妖精どもをお前たちと同じ『害虫』として救う気も無い。守るのは己が国のみ。」 モルガン「この玉座に貯蔵された魔力量であれば、『大厄災』など恐るるに足りぬ。」 モルガン「それと・・・どこかの風の氏族の妖精から流れた噂なのだが‥。バーゲスト、お前の夫のアルトは3年の年月を得て、その彼の目的が変わったと耳にしている。」 モルガン「3年前・・・彼は私の目の前で“妖精たちと人間たちを救い、この妖精國ブリテンを変える”と言っていたが‥、今の彼は“妖精たちを支配から解放し、そいつらを放置する”と、聞いているのだが・・」 バーゲスト「!。えぇそうです。“女王モルガンと女王軍を倒し、妖精國の支配から解放し、彼らに選択の余地を与える事”こそ、我ら『境界なき勇士団』のモットーであります。」 モルガン「そうか‥。3年前のあの日‥私の手で彼(アルト)とバーヴァン・シーを石化させ、その彼をコーンウォール付近で捨てた妖精が、のちに風の氏族長となるブルーナが担当したと聞いてはいたが‥」 バーゲスト「そう。ブルーナは以前、名なしの森にいたアルトを救いだし、アルトに独立権を発行し、ソールズベリーに住まわせた恩人でした・・。」 バーゲスト「しかしブルーナはアルトを裏切り、彼女は妖精騎士アグラヴェインを通して女王軍側に付き、今では猛毒を吐く異端の亜鈴を持つ風の氏族長として彼女はソールズベリーで好き放題に氏族長の権力を悪用としているのです。」 バーゲスト「そのブルーナからアルトは3年前‥、あの忌まわしき石化の呪いの中で、アルトはブルーナからこの妖精國の妖精たちの本質を聞いたのです。」 【???】 【(妖精達の本質って・・?)】← 玉座に集まった妖精達1「(我ら妖精の本質だって?いったいバーゲストは何をその異界の男から聞いたのだ?)」ザワザワザワ‥ 玉座に集まった妖精達2「(嫌だとしても、陛下は我らを『害虫』として見ていたというのか!なんと恐ろしい‥)」ザワザワザワ‥ 玉座に集まった妖精達3「(それもこれもまた、3年前に三澤亮太の奴が騒ぎを起こさなければ、こんなことにはならなかったはずなんだ!)」ザワザワザワ‥ モルガン「・・・・・・・・・」集まっている妖精達を見てて‥ モルガン「‥もうよい。バーゲスト‥お前があやつらの本質をここで話したところで、私はこの妖精國の妖精たち全てを把握しているのは分かっているだろ?」 バーゲスト「!。しかしモルガン陛下、私は・・・」 モルガン「それにお前の夫であるアルトの目的が変わったと言う事は‥この3年間の間の石化とブルーナの戯言によって、少しはアルト自身の頭を冷やし、この妖精國の妖精たちがいったい何なのかを少しは理解したと言えるな?」 モルガン「お前らにもわかるだろ・・バーゲスト、アルトリア、藤丸立香?この妖精國ブリテンに必要としているのは、この妖精國を統べる女王である私(モルガン)であり・・・」 モルガン「その妖精國を『大厄災』から退け、滅びる汎人類史に変わって、このするのもまた‥永遠の女王である私であるということを・・。」 【(永遠の女王・・・・)】 【(確かに妖精の寿命はとても長いと聞いているけど‥)】 ???「永遠の女王に、永遠の妖精國ですかぁ・・・」 モルガン「・・・なに?」声のした所を見つめる 【!】 書記官イットリー「誰だ!!女王陛下の許可無く発言する輩はどこのどいつだ?」 カッカッカッカッカッ・・・・(靴の音が鳴り響く) 騒然としているキャメロットの玉座の間に突如‥軍人のような服に忍者のようなマスクと瓶底眼鏡を付けた、赤い髪で大きな胸を持つ女性が、玉座の間の柱から出てくるのであった‥。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/970
971: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/24(火) 08:08:19.29 ID:arIiJ9kS0 ???→謎の軍人服の女性「いえいえ真にスミマセン‥。今さっき申したモルガン陛下のお言葉に興味深く思いましたのでネ・・。」 【(この声って・・・・)】 【(ルージュ?)】← ダ・ヴィンチちゃん「(確かに、あのマスクで声をひた隠して変装してるけど、体格や髪の色から‥まさにルージュ本人だ‥。)」 バーゲスト「!!!。(ルージュ、なぜお主がこんな所に!!)」気まずそうな顔をしながら カッカッカッカッ・・・(モルガンの前に立つ謎の軍人服の女性) モルガン「誰だ貴様は・・?このキャメロットにはいない者のようだが‥どこから入ってきたのだ?」ジィ〜‥(女性のことを睨む) モルガン「そなたの発言を許そう。まずはお前がどこの氏族の妖精であり、どこの出身なのかをこの場で言うかいい。」 謎の軍人服の女性「はい。わたしはこの妖精國のはるか西部北部の村から来ました‥風の氏族、『シンクウジ・コレキヨ』と申しまス。」 謎の軍人服の女性→シンクウジ・コレキヨ「わたしはこれでもフリーの民俗学者でありまして‥妖精國各地を旅しては、その土地のあらゆる妖精と人間の文化や交流を観察するのが私の存在意義であり、私の『目的』なのですのデ。」 シンクウジ・コレキヨ「あ、これ‥・わたしの名刺であります。どうぞ、お見知りおきヨ。」シュッ。(葉っぱの名刺を見せる) 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・・」フッ!(葉っぱの名刺を受け取り、それを目に通す) ベリル「なぁ‥その名刺、俺にも見せてくれよ?なぁ?」近くに寄ってくる 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・・・」ヒュッ、(葉っぱの名刺をベリルに渡す) ベリル「っとぉ・・。なになに‥?。・・・・・・‥」ジィィ〜‥(名刺の文字を見ていく) ベリル「・・・・・・・・・・」苦い顔で名刺を見ている モルガン「どうしたベリル・・・その名刺には何と書かれている?」 ベリル「・・・・何だこれは・・・。確かに妖精語で書かれているようだけど・・、これ、何もかもがデタラメに書かれているんですけど!」 シンクウジ・コレキヨ「あぁ〜スミマセン‥。わたしは生まれたからどうにも‥妖精文字を書く事や読むことが大の苦手でしてネェ〜・・。」頭をかきながら バーゲスト「〜〜〜〜〜。(当たり前だ。妖精國に来たルージュに妖精國の文字など書けるわけがなかろうに‥)」気まずそうな顔をしている アルトリア「・・・・・(ルージュって‥意外と妖精語の文字を読み書きが下手なんですね?)」気まずそうな顔をする 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・。(シンクウジ・コレキヨ‥。確かニューダンガンロンパV3に出てくる超高校級の民俗学者の『真宮寺是清』と同じ名前を持っている妖精と言ったところね、これは・・。)」 妖精騎士アグラヴェイン「(しかし真宮寺是清は妖精ではないし、声の質や体格、髪の色から‥彼女は“真宮寺是清の姿に変装したルージュ”と見て間違いないわね?)」クスクスクス‥(密かに笑う) 妖精騎士アグラヴェイン「(しかし・・・何故このキャメロットの天守にルージュが忍び込んだのかしら?)」疑問に思う ベリル「しかしよぉ〜‥。三澤亮太や村正に続き、このような妖精に玉座の間に来られてしまうとは‥。キャメロットの警備はザル見たいに思えるじゃないか?」 モルガン「確かに‥異界の男:三澤亮太と異星の神の使徒:村正の2人は、自身の力を持って強引に押し入ってはいるが、お前は違う‥。隠密行動で我が玉座に来るとは、どういう技を駆使したのか?」 シンクウジ・コレキヨ「別に何も・・・ただ少し女王兵の鎧を少し借りただけです。どうも女王軍に配属するあの馬のような鎧があまりにも同じ形でしたのデ・・。」 モルガン「ほぉ。何かしらの方法で女王兵の鎧を奪取し、それをここまで着込んで来たと言うのか?それは大層な事だな‥。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 同じ頃、キャメロット:更衣室トイレでは・・・ 騎士メルディック(鎧剥ぎ状態)「ンン〜〜〜!!ンンン〜〜〜〜〜!!」糸でグルグル巻きにされている 誰もいないはずのキャメロットの更衣室にて、女王兵の鎧をコレキヨ(ルージュ)によって奪われ、彼女の糸にグルグル巻きにされてしまい、1人トイレの中で身動きが取れなく藻搔いている女王騎士メルディックの姿があったのであった・・。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 妖精騎士アグラヴェイン「・・・・。(となれば鎧を取られた妖精は気の毒な目に遭っているわね?まぁ、モルガン陛下や私には関係ないけど‥)」独り言を言う http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/971
972: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/24(火) 10:01:21.74 ID:arIiJ9kS0 モルガン「まあいい。それで民俗学者コレキヨよ、そなたは何の目的を持って私の元へ来たのだ?私の謁見の誘いに呼ばれもせず、わざわざ忍び込んで来る以上、そうしてでも私に言いたいことがあるというのか?」 シンクウジ・コレキヨ「さようです女王陛下‥。あなたは今‥ブリテン全土が炎に包まれても、あなたとこのキャメロットさえあれば何度も蘇り、妖精もまた新たにこのブリテンの地に生まれてくると言うことを。」 シンクウジ・コレキヨ「ですが、わたしはその女王陛下のご意見に一つ、“異議あり!”と伝えるためにこの謁見に乱入してきたのですヨ。」 モルガン「ほぉ。それでその、お前が伝えるという異議というのは何だ?」 シンクウジ・コレキヨ「はい。」シュッ、シュルシュルシュルゥゥ〜‥(巻物を取り出し、それを開く) シンクウジ・コレキヨ「モルガン陛下、わたしが独自に妖精國全体の文化的意識調査によりますト‥」巻物に書かれている文字を読んでいく シンクウジ・コレキヨ「今現在‥モルガン陛下の統治による文化の発展の幸福は、ある領地で繁盛していたラーメン屋の背脂たっぷりラーメンを食したと時の幸福と比べますと‥風の氏族の翅1枚分にも満たないとの言う事がわかりました。」 シンクウジ・コレキヨ「更に残念なことに、女王陛下が『大厄災』から妖精國だけをお救いになれば‥せっかくの妖精國独自の文化や美しさが永遠と失われてしまうと言うことなのですヨ!」 シンクウジ・コレキヨ「わたしからしてみれば、妖精と人間が共に手を取り、彼らが紡ぎ出して発生する無限の可能性があると思い、それらの紡ぎ出す幸福を奪うのは、国を統治する女王としてあるまじき行為と、わたしは思っておりますのデ。」 玉座に集まった妖精達1「(おいおい‥あのコレキヨっていう妖精‥、なんか良いこといっているんじゃないのか?)」ザワザワザワ‥ 玉座に集まった妖精達2「(自身は無名のだと言うのに、我ら妖精の幸福を第一に考えていたとはなぁ〜?)」ザワザワザワ‥ 玉座に集まった妖精達3「(でもある領地で繁盛してたセアブラタップリラーメンっていうのはなんだ?食い物か?)」ザワザワザワ・・・ 玉座に集まった妖精達2「(オーロラの翅1枚分の幸福を得られると言うからには、そのラーメンというのは美味しい食い物に違いないぞ!)」ザワザワザワ‥ 【・・・・・・】 【(なんでラーメン?)】 アルトリア「(藤丸さん、ラーメンって何ですか?ノリッジやオックスフォードでも食べることが出来ない食べ物なのですか?)」小言でいう バーゲスト「(アルトリア、後で私が説明するから少し黙ってろ!)」小言でいう ダ・ヴィンチちゃん「(モルガンが統治する文化の発展の幸福感を、二郎系ラーメンを食べた時と比べるとは‥なんてトンチンカンな考えで例えているんだ‥ルージュちゃんは‥。)」呆れている シンクウジ・コレキヨ「‥私はこの女王モルガンによって引き起こされる、未曾有の妖精國文化の危機に対し、わたしはあなたにご提案がありまス。」 モルガン「提案かぁ‥。それはどのようなものであるか?」 シンクウジ・コレキヨ「はい。わたしがいま提言する・・あなた様や妖精國の妖精、そしてこちら側にいます『異邦の魔術師』もといカルデアの一行ら全員が、争いなく幸福で全てが解決するというご提案‥。それは・・・」 シンクウジ・コレキヨ「石像と化した裏切り者のバーヴァン・シーを元に戻し、三澤亮太とそのご家族に謝罪の一言を一つ投げかけてくださいまセ。」 シンクウジ・コレキヨ「そしてご家族の許しを得て、モルガン陛下は真の王たる『予言の子』アルトリアに王位と玉座を献上、モルガン陛下は彼らと共に家族として暮らして行くのでス。」 モルガン「!?」 この場にいる者達「!?」驚愕している シンクウジ・コレキヨ「さらにカルデアの者らと協力し、『大厄災』と『崩落』を食い止めた後に、カルデアや他の世界からの者達を元の世界にお返しして頂きたいのでス。」 シンクウジ・コレキヨ「あとそれと、妖精騎士アグラヴェイン殿にはイレギュラーズ共々この妖精國から追放して頂ければと思いまして・・・」 二代目妖精騎士ガウェイン「なんだと・・言わせてみれば勝手な事を言いやがって!!」ジャキィィン‥(妖精剣ソードアルタイルを出そうとする) モルガン「ーーーー!」シュッ!(手を出すな!、と言うモルガン) モルガン「・・・・・・」シュンシュンシュン‥(何かを書くように指を動かす) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/972
973: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/24(火) 22:35:51.15 ID:arIiJ9kS0 ダ・ヴィンチちゃん「〜〜〜〜〜!?(ちょっとちょっと!?わたしでも神造兵器の提供がダメだったのに、なにあの天然すぎるモノ言いわぁ〜!?)」オドオド‥ バーゲスト「〜〜〜〜!?(ルージュ‥お主は昔からお茶目でムードメーカーな所はあったのだが、これはこれで場が悪すぎるぞ!!)」キリキリキリ〜‥ アルトリア「〜〜〜〜〜〜。(アワワワワ・・・どうしよう・・・。)」 【(言いたいこと丸出しだぁ‥)】 【(無謀が過ぎるぞ、ルージュ!)】焦っている シンクウジ・コレキヨ「‥以上がわたしがモルガン陛下に提言するわたしからの提言であり、この提言した事の実行こそが、幸福の木の枝に例えた‥」 シンクウジ・コレキヨ「『妖精國、みんなでハッピーエンドで行こう条約』の報徳なのです!」キリッ! 玉座に集まった妖精達「お、オォォ〜・・・」パチパチパチパチィィ〜‥(驚愕しつつも、一部の妖精達が拍手をする) モルガン「ふん・・、ハッピーエンドか。確かにそれはあり得る話なのだが‥」 モルガン「その上で断言する。そんな戯れ言にわたしは乗らん‥。」キィィィンッ!(指を光らせ‥) シンクウジ・コレキヨ「!」 モルガン「その姿をさらせ・・・偽装破壊(アーマーズ・ブレイク)。」パチンッ!(指パッチンをする) キィィン、ビリッ!!(シンクウジ・コレキヨ(ルージュ)の変装が下着の除いて破れ散る) シンクウジ・コレキヨ→ルージュ「‥フェッ!?」下着姿となった自分自身を見て‥ バーゲスト、ダ・ヴィンチちゃん「!!?」変装が破れたルージュを見て‥ アルトリア「!!?(ヤバ‥)」変装が破れたルージュを見て‥ モルガン「!!!?」ルージュの姿を見て‥ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー モルガンが重ね合わせた人物 https://img.gamewith.jp/article_tools/fatego/gacha/ascension_311_2.jpg モルガン「ーーーーーー(バーヴァン・・・・シー‥)」 モルガンは、変装しているルージュ(シンクウジ・コレキヨ)の姿をあばくために使用した魔術である『偽装破壊(アーマーズ・ブレイク)』によって、ルージュの変装は破れ散るのであったが・・ それによって下着姿となったルージュの姿を見たモルガンは、下着姿のルージュを‥3年前に自身の手で石にした自身の娘だったバーヴァン・シー(ヴァージェ)の第2再臨と同じ姿と重ね合わせていたのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ベリル「おいモルガン?モルガンってばぁ!!」ポンポンポンッ‥(モルガンの肩をたたく) モルガン「・・・ハッ!わ、わたしは何を考えて・・・・」我に返る ルージュ「えっ、えぇ〜っと・・そのぉ〜・・・アハハハァァ〜・・・!!!」ピューン!(すぐにモルガンの前から離れる) スタタタタタァァ〜〜!!(すぐさまにバーゲストの後ろに隠れるルージュ) ルージュ「アハハハハ‥っとまぁ、お後が宜しいようで・・・」バーゲストの後ろに隠れながら‥ 【何しに来たの‥ルージュ?】 バーゲスト「ルージュ!!ホテルで待機していろと言われただろ!!どうしてこの場についてきたのだ!!」大声でルージュに怒鳴る ルージュ「・・・ごめんなさい‥。私・・・どうしても、私のお祖母ちゃんとなるはずだったモルガンの顔をこの目で見たかったから、つい・・・」 アルトリア「ルージュ・・・・」うかない顔を見せる http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/973
974: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/25(水) 23:15:15.89 ID:y54b1MSz0 モルガン「ルージュ・・・?・・・そうか‥、そこにいる赤髪の娘こそが、三澤亮太とバーヴァン・シーの間に産まれた娘だというのだな?」ルージュのことを見て‥ ベリル「なんだって!?‥‥あぁ〜確かに!その赤い髪やその瞳・・・どれもレディ・スピンネルと瓜二つと見て、間違いないみたいだな!」ニコッ! 玉座に集まった妖精達1「(あれが噂に聞く裏切り者のバーヴァン・シーと異界の男との間にもうけた正真正銘の彼らの娘だと言うのか?)」ザワザワザワ‥ 玉座に集まった妖精達2「(確か彼女はバーヴァン・シーの腹の中から生まれ、妖精と人間の両方の血を持つと聞いているのだが‥)」ザワザワザワ‥ 玉座に集まった妖精達3「(しかし妖精と人間が交わって生まれた‥妖精でも人間でもない存在‥。なんと説明をしたらどうだというのか、バーゲスト!)」ザワザワザワ・・・ バーゲスト「申し訳ありません陛下!!ルージュが勝手に忍びこみ、せっかくの謁見を荒らすような事をしてしまうとは‥」 モルガン「結構‥謝ることなどないぞ、バーゲスト。いずれにしても、三澤亮太の子等とは直接会う機会なく、妖精騎士アグラヴェインとイレギュラーズによって葬り去られるからな。まさかこの玉座の前でその子等の1人を見ることが出来るとはな‥。」 バーゲスト「なに?」 モルガン「裏切り者の母と異界から来た父を持つ半妖半人の娘よ。お前が私からの謁見の誘いに選ばれずとも、そのような変装をしてまで私の前に立ち、私の前で何かを訴えかけようとして来たのだろ?」 ルージュ「えぇそうよ、モルガンのお祖母ちゃん‥。」タッタッタッ‥(胸を隠しつつ、前に出る) ルージュ「お祖母ちゃん!あなたはどうして、お母ちゃんのことを石に変えちゃったの!?どうしてお父ちゃんとお母ちゃん、それに私たち子供達はなんで、お祖母ちゃんや妖精騎士アグラヴェインたちに命を狙われなきゃならないの?」 モルガン「フム‥そうか。お前は何故‥お前ら家族が命を狙われ、お前の母であるバーヴァン・シーを石にし、妖精騎士アグラヴェイン等に彼女を預けたと言う事を、お前は知りたいのだな?」 モルガン「その言葉‥しかとハッキリと答えよう。それはお前の父と母が‥妖精國女王であるこの私に逆らったからだ。」 ルージュ「!?」驚愕する モルガン「3年前・・・お前の母である先代・妖精騎士トリスタンことバーヴァン・シーはな‥、私の最愛の娘であり、この妖精國を私の次に統治する後継者であった。」 モルガン「妖精騎士としてモースとの戦いの全てを教え、私の後継者として教育もし、残虐残忍で妖精達からも恐れつつも、彼女は不自由なく私の娘として君臨していた‥。」 モルガン「だか彼女はあの日・・・お前の父であるアルト・オルラントもとい、三澤亮太はグロスターの地でバーヴァン・シーと出会ってしまい、バーヴァン・シーは変わってしまった。」 モルガン「お前の父がやらかしたことは、我が最愛の娘であったバーヴァン・シーの心を奪った事だ。その父と身体を交わし、妖精の身であるにもかかわらず子を産み、そしてお前を守る為に私に牙を向けた‥。」 モルガン「挙げ句の果てにその行いは先代の妖精騎士ガウェインと妖精騎士ランスロットにも向けられ、同じようにその身を交わし、子を産み、私への忠誠から逃げ出したのだ。」 バーゲスト「・・・・・・・・」目を逸らす モルガン「妖精國を変え、妖精と人間が仲良く幸せに暮らし、お前たちが家族と共に幸せな家庭を築くだと?そんなもの‥お前の父の浅はかな夢に過ぎぬ。お前の父だけが見る叶うこともない夢物語だ。」 ルージュ「それは違う!!お母ちゃんはお父ちゃんのことを心から愛していて、私やジョルニのことだって‥お母ちゃんが望んで産んでくれて、とても優しくしてくれたんだよ!」 モルガン「望んで産んだか‥。そうかやはり、あの時の彼女の言葉に嘘偽りはなかったか‥。バーヴァン・シーが自身の命や立場よりも自身の腹より出た赤子のお前の元へ帰りたい一心であったことはそういう事か‥。」 モルガン「わたしとて、バーヴァン・シーを残忍で残虐な妖精として教育したのも、私が彼女の事を思ってのことであり、私のバーヴァン・シーに対しての愛でもあったのだ。」 ルージュ「そんなの違う!!本当にお母様を愛していたのなら、お母様の気持ちを知らずにお父ちゃんとお母ちゃんを石にして引き離すなんて‥」 モルガン「違うのはそちらの方だ!お前の父が先に私からバーヴァン・シーを奪い、バーヴァン・シーは私に育ててくれた恩を踏みにじり、彼女を含めた先代の妖精騎士3人は、お前達のような妖精國の妖精と異界の人間の混じりあった者等をこの世に産んでしまった。」 モルガン「得体も知れない異界から来た父親の血とこの妖精國の妖精の母の血が混じり合って産まれた・・・妖精でも人間でもない、どっちつかずの半妖半人。そんな者らなど‥私にとっては外来種と同じでしかない!」 モルガン「故にルージュ・・・お前など私の孫ではない。であれば、外来種であるオマエらをイレギュラーズを使ってでも消し去るのは道理と言っても良いからな!」 ルージュ「ーーーーーー!?」ショックを受ける 【(酷すぎる・・・)】 【(自分の孫なのにそんな酷い事を言うなんて・・・)】← http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/974
975: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/26(木) 23:33:59.78 ID:jLCXgeDl0 モルガン「これでわかったかバーゲスト。これこそ私が、妖精騎士アグラヴェインたち『イレギュラーズ』を遣わせ、お前の夫の三澤亮太とその家族を殺せと命じたその理由と言うことが・・。」 バーゲスト「ツゥゥ・・・。やはり陛下は、そうまでしてでも我が夫と我が子らを‥あなたの妖精國から消し去ろうとしているのですね‥。」 モルガン「そう言うことだな。裏切りの妖精騎士バーゲスト、そして半妖半人のルージュよ。この事をしっかりとその心に刻み、おまえらの愛する三澤亮太、メリュジーヌ、そして他の半妖半人の兄妹たちにも伝えるがいい。」 モルガン「バーヴァン・シーを救いたければ、お前たちが持つ全ての力を持って、お前たちへの刺客である『イレギュラーズ』全員を倒すがいい。」 モルガン「さすれば、石化したバーヴァン・シーへの道は開かれる。お前たち『境界なき勇士団』と『異端の妖精達(イレギュラーズ)』との戦いは必然の事であることを‥」 バーゲスト、ルージュ「・・・・・・・・・」モルガンのことを見つめながら‥ モルガン「藤丸立香、そして驕りから生まれた嬰児よ。お前たちが言う汎人類史の世界を救いたいと願うのであれば、その力を持って、私を倒すがいい。」 モルガン「私と汎人類史はわかり合えない。神造兵器もまた、欲しければ力ずくでも奪うがいい。無論、マシュという者もな‥。」 ダ・ヴィンチちゃん「・・・・・・・」モルガンを見つめながら‥ 【・・・‥話し合えたのに・・・戦うしかないとは・・・】 モルガン「アルトリア。おまえは他の妖精とも、そこの半妖半人の子とその親とも、そこの異邦人とも違う。お前は選ばれた者だ。」 モルガン「反逆者でもなく、侵略者でもなく、外来種でもない。選定の杖に選ばれた調停者だ。私の招待に応じた事で、お前は真実、正真正銘の『予言の子』である事を証明した。」 モルガン「ーーー楽園から遣わされた妖精よ。おまえであれば、私を糾す正当性がある。私と戦い、多くの血を流すとしても、おまえには何の罪も生じない。」 モルガン「ブリテンを救いたいのなら、私を倒し、玉座を奪え。あの愚かな予言を果たしてみせるがいい。おまえは誰よりも、それしかないと知っているはずだ。」 アルトリア「・・・・・・・。」黙り込む モルガン「話はこれで全て終わりだ。互いの立場を理解しあえたようで、なによりだ。一部を除いてな。」 ベリル「だよなー!話し合いで仲良しこよし、血も流さずに解決なんて興ざめもいいところだ!バーヴァン・シーの娘が言う『妖精國、みんなでハッピーエンドで行こう条約』なんかも、とてもくだらなすぎて逆に笑っちまうぜぇ!!」ゲラゲラゲラ!!(あざ笑う) バーゲスト「〜〜〜〜〜!」キリキリキリィィ〜〜‥ ベリル「さて。人間の善意とか理性とか、家族愛とか友好とか、都合のいいものを信じてやってきたご一行と3年前から因縁ありの裏切り者親子たち。」 ベリル「交渉は決裂したんだ。無事に帰れるとは思ってないよな?あぁ〜?」構えを取る 二代目妖精騎士ガウェイン「あぁそうだよなぁ〜?」ジャキィィン‥(妖精剣ソードアルタイルを構える) ダ・ヴィンチちゃん「! あぁ、もちろん!バーゲスト、行けるよね?」 バーゲスト「あぁ!!藤丸、ルージュ、アルトリア、私の後ろに付け!こやつらなど、我が剣で押し通るぞ!」ジャキン!(妖精剣ガラティーンを構える) ベリル「おぉやるか?なら2人でやっちまおうぜ、二代目ガウェイン!」 二代目妖精騎士ガウェイン「おうよ!!」キィィン、ビリビリィィ〜〜!(腕に電流が走る) バーゲスト「クゥ・・・!!」ガキン!(構えを固める) 謁見が終わりを見せたと同時にベリルと二代目妖精騎士ガウェインの2人がバーゲスト達に襲いかかろうと戦う構えを取り、 それに対抗しようと戦う構えを取るバーゲストとダ・ヴィンチであったが・・ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/975
976: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/28(土) 00:24:18.01 ID:58vyBqwB0 モルガン「黙れ。」ガキンッ!(槍を床に突き叩く) ズドォォォォーーーー!!(重圧攻撃) ベリル「!?、!!!!、!?」ドサッ、ズゴゴォォーー!!(何事か叫んでいるベリル) 二代目妖精騎士ガウェイン「ヌゴォォォ!?」ドサッ、ズゴゴォォーー!!(重圧によって押し倒れる) 妖精騎士アグラヴェイン「!!??」ドサッ、ズゴゴォォーー!!(同じく重圧によって押し倒れる) モルガン「1人は侵入してきたとはいえ、その者たちは私が招いた賓客だ。故にこやつらがキャメロットを出るまでは指先一つ、矜持ひとつ、傷つける事は許さぬ。」 妖精騎士アグラヴェイン「ウグゥゥ…では何故‥私もまたこのような事を・・・」ズゴゴォォーー!!(威圧に押しつぶされている) モルガン「連帯責任って奴だ。私の眼前で私が招いた賓客を襲おうとした罰だ。」 ベリル「!!!! !!、!!!!…‥!」ズゴゴォォーー!!(そりゃないぜ! と叫んでいるベリル) 妖精騎士アグラヴェイン「〜〜〜〜〜。」ズゴゴォォーー!!(黙って威圧に抵抗する妖精騎士アグラヴェイン) 二代目妖精騎士ガウェイン「〜〜〜〜〜〜!!」ズゴゴォォーー!!(ギブギブゥゥ〜!! と叫んでいる二代目妖精騎士ガウェイン) バーゲスト「…・モルガン陛下‥。」 モルガン「我が夫と二代目のガウェインの無礼、許すがよい藤丸、嬰児、バーゲスト。」 モルガン「本来なら、お前たちなど私がすぐにでも排除しようとしているが、今はその気が失せているからな。」 【気が失せているって…】 モルガン「それとティンタジェルの娘。おまえがアルトリアでいるうちは、我が敵とは認めぬ。巡礼の鐘を鳴らさぬうちはしばらく、諸侯らには境界なき勇士団以外のアルトリアに関わる者らへの攻撃を禁じよう。だが・・・・」 ダ・ヴィンチちゃん「…巡礼の鐘を鳴らして、『予言の子』として立ち上がったのなら‥」 モルガン「そうだ。カルデアともども私の敵として認め、兵を挙げる。イレギュラーズの妖精共々にもお前たちへの攻撃を拡大すると命じよう。」 モルガン「よく考える事だ。勝算のない戦いに身を投じるか否かを。」 アルトリア「・・・・・・・」 モルガン「今度こそこの話は終わりだ…私の気が変わらぬうちにさっさとここから立ち去るがいい。もっとも…」 モルガン「私の元へ忍び込んできたルージュを叱るんではないぞバーゲスト。・・むしろ彼女に感謝をしろ。彼女のおかげで今のお前たちは無事でいられるのだからな‥。」 バーゲスト「???」 ルージュ「・・・・・・・」黙り込んでいる タッタッタッタッ・・・(玉座の間を去るアルトリア達) モルガン「・・・・・・・」その彼女らを見守る ルージュ「・・・・・・・」モルガンの方を振り返る モルガン「・・・・・・・・」ただ睨んでいる ルージュ「・・・・・・・」再び前を見る ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こうして…モルガンの謁見によるアルトリアとカルデアのマスターたち、バーゲストとルージュ、モルガン達による話し合いは、モルガンからの一方的な交渉決裂で終わりを告げた。 モルガンはアルトリアたちに“自身らは互いに敵同士である”ことと、“バーヴァン・シー(ヴァージェ)を救いたいならイレギュラーズを全員倒せ!”とアルトリア達に宣戦布告のような罵声を浴びせていき‥ アルトリア達はそれを聞いていき、モルガンの忠告通りに話を終えたアルトリア達は玉座の間から立ち去った‥。 そしてわざわざ忍び込んででも、自身の祖母となりえるはずだったモルガンの罵声的な言葉と態度を目の辺りにし‥ その目にはルージュがモルガンに拒絶されたという失意と悲しみの気持ちに包まれていた‥。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/976
977: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/28(土) 09:48:54.66 ID:58vyBqwB0 第22節:謁見が終わって… ーーーーーーーーーーーーーーー モルガンの謁見終了後、キャメロット:キャメロット城の目の前では・・ ハベトロット「お〜い、ルージュ〜〜!!どこに隠れているんだ〜?」呼びかけるように叫ぶ ガイル「いたら返事をしろ〜、ルージュゥゥ〜〜!!」呼びかけるように叫ぶ タッタッタッタッ!(村正達全員が集まる) 千子村正「つぅ・・・そっちにルージュはいなかった‥。こっちの方は見つかったか?」ハベトロットに問いかける ハベトロット「ダメだぁ・・・どこを探してもルージュのルの字も見つからないんだわ‥。」 トリスタン「えぇ・・。彼女はいったい、どこへ姿をくらましたのでしょうか‥。」 カイニス「あぁ・・あの妖精の事だからなぁ‥ルージュの奴、ここに住んでいる上級妖精らに誘拐されたのかもしれんぞ?」 千子村正「確かに妖精の事だからなぁ…実際にチェンジリングがあってもおかしくはないが、それがホントだったら大ごとだぞ!」 ハベトロット「・・ヴァージェやマシュに続いて、ルージュまで攫われたとアルトに知られたら、ボク‥アルトに顔向けが出来ないんだわ‥。」哀しそうな顔をする セツノ「ハベニャン…。」ハベトロットの側による ガイル「クゥ‥クソッ!」バシッ!(拳を片方の手につけながら) ジョルニ「・・・・・・・」黙っている アルトリア達がモルガンの謁見に行っている間‥、村正たちは消えたルージュを見つけるために、極秘の地形調査も含めてキャメロットの城下町全体を探し回っていた‥。 しかしモルガンの謁見にルージュが忍び込んでいるとも知らない村正達は、ただキャメロットの城下町をただ探し回っていたに過ぎず、ただ時間だけが過ぎ去っていったのであった‥。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 同じ頃、キャメロット城を出たアルトリア達は…‥ 【…無事、城の外まで案内されたけど‥・】 【マシュの手がかりは掴めなかった‥】← アルトリア「…そうですね。話し合いは出来ませんでした。一方的に『わたしたちは敵同士』と宣言されて、逆らうなら容赦しないぞ、と念押しされたというか‥。」 アルトリア「それにヴァージェさんに至っては、彼女の身柄を持っているのは妖精騎士アグラヴェインとイレギュラーズであったこと。それにルージュちゃんに至っては・・・」ルージュの事を見ていて‥ ルージュ「うぅぅ・・うわぁぁぁぁ・・・・エグっ、ァァァ…」泣いている バーゲスト「‥ルージュ…‥」ルージュの側にいる ルージュ「エグっ…グスンッ…バーゲストお母ちゃぁぁん…ウワァァァァ〜〜〜!!」泣きべそをかいている ダ・ヴィンチちゃん「あぁ‥よしよしよし‥‥とても辛かったんだよね?ほら・・」ハンカチを渡す ルージュ「ウゥゥ…」フキフキフキ‥(ハンカチで涙を拭くルージュ) バーゲスト「ルージュの祖母となるはずだったモルガンに自分の目の前で半妖半人と言い、なおかつ彼女を拒絶したからな。無理もない‥。」 アルトリア「‥‥せめてルージュを叱るなと忠告したのは気になりますが、彼女への仕打ちが、今は言葉での中傷行為だけで充分だったのが幸いです‥。」 アルトリア「もし彼女をあの場でモルガンに殺されるような事があれば‥その時こそアルトさんは今度こそ、キャメロットに襲撃を仕掛けてくると思うと‥。」 【アルトリア・・・】 【(確かに自分の娘を殺されれば、そう思えるよな‥。)】← http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/977
978: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/28(土) 23:52:19.60 ID:58vyBqwB0 ダ・ヴィンチちゃん「あぁ。成果があったのか、といわれると、微妙、言わざるをえないと言いたいが、ルージュがいたからこそわかった事もあると言ってもいい。」 ダ・ヴィンチちゃん「モルガンが汎人類史を敵視している事は分かったし、マシュが『イレギュラーズ』のメンバーの誰かが捕らえている事も改めて知れた。けど、それらは『未確認』だった事が『確認』できただけだった。」 ダ・ヴィンチちゃん「これらだけではモルガンと敵対した時、どうすれば勝てるのか、といった判断材料がまるで見えてこなかったと言ってもいい。」 【神造兵器についても話にならなかった】 【それとルージュと何か関係があると?】← ダ・ヴィンチちゃん「それについては3年前のモルガンの事に関係しているといっても良いわね?そうだよね、バーゲスト?」 バーゲスト「あぁ。今から3年前の昔となるが‥3年前まで、モルガンには自身の後継者であり、自身の娘と呼べる妖精の存在がいた。」 バーゲスト「その娘こそがジョルニとルージュの母親であり、アルトが最初に愛しあったアルトの妻であるヴァージェ。その真名はバーヴァン・シーと呼ばれていたわ。」 バーゲスト「アルトから聞いた話によると‥、妖精騎士アグラヴェインに囚われ、キャメロットに戻された後に『公開尋問』の名の下、ヴァージェはあの玉座のまで上級妖精らに見られながら拷問されていたのだ。」 バーゲスト「攫われたヴァージェを救う為に、アルトはたった1人でキャメロットへと侵入し、モルガンと対決はしたが、あと一歩の所で妖精騎士アグラヴェインに阻まれ、モルガンの魔術によって石にされたとな。」 バーゲスト「その際に囚われていたヴァージェは自身の持つ全ての力を出し、玉座の間の妖精達を可能な限り殺し、ヴァージェはモルガンの前で自分がアルトと結婚したことの事実と、ジョルニとルージュ2人の母親となった事を明かしたのだ。」 バーゲスト「娘であった妖精に反逆され、人間と妖精との間に出来た子の存在を知ったモルガンはついに、アルトやヴァージェの前でモルガンとヴァージェとの絶縁を宣言し、2人に石化の呪いをかけ、2人を別々の場所に引き離した‥。」 ダ・ヴィンチちゃん「あぁ。それ以来、モルガンは豹変したかのように存在税の増税・キャメロットにいる上級妖精に対しての虐待を躊躇なくやるなど‥妖精國の妖精たちへの仕打ちが酷くなったと、マイクや他の妖精達から聞いているわ。」 ダ・ヴィンチちゃん「それにそのバーヴァン・シーの名前を言ったキャメロットの妖精はそれだけでモルガンに殺されいるとの話もあるからね。余程、ヴァージェさんの事を嫌っていると思ってはいたのだけど‥」 ダ・ヴィンチちゃん「あの謁見の時だけはヴァージェの真名を言い放しても、彼女は冷静に対応していたし、ルージュに至っては彼女に対して誹謗中傷や暴言といったパワハラじみた口撃しかしてこなかった・・。」 ダ・ヴィンチちゃん「このモルガンの怪しい素振りから、モルガンは未だに自身の娘であったバーヴァン・シーに未練があるんじゃないかと思っているだよね‥?」 【つまり、モルガンはヴァージェと絶縁したことを後悔していると?】 ダ・ヴィンチちゃん「それは今のところ、私でもわからない。だが何百年ぐらい側にいたヴァージェさんをモルガンがこう簡単に親の縁を切るのは容易ではないし、仮にもルージュのこともある。」 ダ・ヴィンチちゃん「忍び込んできたルージュを叱るなと言ったのも、モルガンがルージュとヴァージェさんの姿を重ね合わせに見えたと言ってもいいが・・とはいえ、モルガンの心境は本人の知るのみぞしるだといってもいいわ。」 ダ・ヴィンチちゃん「私たちが無事にヴァージェを救い出せれば、それぐらいにモルガンへの攻略法が見えてくるのかもしれないわね?」 【…問題は山積みみたいだな…】 【(とにかくモルガンを倒せれば、神造兵器が手に入るのかもしれないよな・・。)】 アルトリア「えぇ。ともかく無事に帰って来られて良かったです。あぁ見えていても、モルガン陛下はこれでも約束したことは守る方だと分かりましたしね。」 ダ・ヴィンチちゃん「そうだね。モルガン本人も、このキャメロットも、背筋が寒くなるほどの魔力量だったけど‥、女王として法は護る、という姿勢は徹底してた。ベリルの言い分けも無視してたし。ルージュに叱るなと言ったこともわからなくはないわね。」 ルージュ「・・・・・・・・」グスッ、グスン‥ ダ・ヴィンチちゃん、アルトリア「・・・・・・・」泣いているルージュの姿を見て‥ 【(まだその事で泣き止みそうはないわね‥。)】 バーゲスト「(あぁ・・そう言えるわね、藤丸立香‥。)」 タッタッタッタッ・・・(そのまま合流地点まで歩いて行くアルトリア達) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/978
979: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [ saga] 2022/05/29(日) 22:48:29.28 ID:cHhJ476h0 キャメロット:キャメロット城の目の前(村正達との合流地点) タッタッタッタッ・・・(村正達の所へ歩いてくるアルトリア達) ハベトロット「!?。(ヤバっ、アルトリアや藤丸達が帰って来ちゃった‥。どうしよう・・)」アタフタしている ガイル「(ど、どうしようと言われてもなぁ〜‥・)」アタフタしている 【みんな、いったいどうしたんだ?】声をかける 千子村正「あっ、あぁ〜‥実はなぁ‥。あんたらと別れてからすぐ直後にトラブルが起きてしまってなぁ‥。」 トリスタン「すみませんマスター‥。私たちが目を離している間に、ミス・ルージュが行方不明となってしまいまして・・・」 ハベトロット「ホントにごめん!!みんなでルージュの事を探したんだけど‥どこを探しても一向にその姿はぁ…」 ルージュ「…わたしの事を探しているって‥?」ヒョコッ‥(バーゲストの後ろから出てくる) 村正達「ルージュゥゥ!!?」大声で驚く カイニス「!!!。ルージュてぇめぇ〜、アンタ今までどこほっつき歩っていたんだ!!オレら全員、アンタを懸命に探していたんだぞ!!」怒っている ルージュ「・・・・・・・」うつむいた表情を見せている カイニス「なんだぁ?心配かけてごめんなさいって言おうとしてんのか〜コラァァ!!」ルージュに叱っている アルトリア「ちょっ、ちょっと!?今はルージュの事を怒らないでくださいカイニスさん!!これには深いわけがありまして…」アタフタ‥(仲裁しようとしている) 【空気を読んでよカイニス!!】 【今、ルージュのことは頬っておいて欲しいんだ!】 カイニス「あん‥なんでだ?」イライライラ‥ ジョルニ「…ルージュ、まさか君1人であのモルガンに会ってきたというのか?」 ルージュ「!?。お兄ちゃん…私…」 ジョルニ「良いんだ。ルージュの魔力の痕跡を探ってて、モルガンがいる王城に続いていると調べが付いていたのだが‥。ルージュ‥君はモルガンに何をされたのか?」心配そうに言っている ジョルニ「大丈夫・・・僕やセツノ達がいる。辛いことがあったのなら、無理に言わなくてもいいから‥。」ポンッ、ギュゥゥ‥(ルージュに寄り添う) ルージュ「お兄ちゃん…ウゥゥゥ‥ウワァァァァァ〜〜〜ン!!」再び泣き出す ハベトロット「アワワワワァ〜、一体どうしたんだいルージュ!?いったい君はモルガンに会って何をされたと言うのだい!?」アタフタ‥ ルージュ「ウェェェェ〜〜ン…お兄ちゃん‥おにいちゃぁぁん…モルガンに…モルガンに拒絶されたのぉぉ・・・」エグエグ・・(泣きべそをかきながら‥) ガイル「拒絶されたぁ!?一体、あのモルガンに何を拒絶されたのだルージュ?」 ルージュ「ウゥゥゥ…モルガンがねぇ‥私たち兄弟と姉妹の事なんか‥“『半妖半人の外来種だ!』”って言って、わたしの事を拒絶してきたのぉぉ〜‥」 ジョルニ「!!?。なんてことを・・・・」驚愕している セツノ「ルージュ…可哀想…。セツノ‥悲しい‥。」ギュゥゥ〜‥(ルージュを慰めるように抱きしめる) ガイル、ジョルニ、ハベトロット「・・・・・・。」ギュゥゥ〜‥(同じく慰めるように抱きしめる) ルージュ「ウゥゥゥ〜〜‥」ギュゥゥ〜‥(ジョルニ達に依存して泣いている) 千子村正「おい・・モルガンの謁見の時に一体なにがあったというのだ?」ダ・ヴィンチちゃん達に話しかける ダ・ヴィンチちゃん「えぇ〜とそれは・・とてもじゃないほど話が長くなるけどねぇ〜‥」 アルトリア達はルージュ達を探していた村正たちと合流し、行方不明になっていたルージュがアルトリア達と一緒にいたことに驚きと叱りたい気持ちで村正たちの心は揺れていた。 しかしモルガンが自身とアルトの子供達に対する拒絶のことで泣き出すルージュのことを見て、早々にルージュを慰めようジョルニ達とハベトロットは彼女に寄り添い始め‥ 他のメンバーはダ・ヴィンチちゃんやバーゲスト、アルトリアを通して、モルガンの謁見の際に起きた事を話し始めるのであった‥。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1629038088/979
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