【五等分の花嫁】風太郎「俺は二乃と幸せになりたい」【安価SS】 (365レス)
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1(2): ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)20:18 ID:IQ/I3zo/O携(1/16) AAS
あの期末試験の後の告白から数ヶ月後。
波乱の修学旅行から帰ってきた後、俺は二乃の告白の返事をする事にした。
最初は二乃の言う通り最悪の出会いだった。性格がひねくれていて、俺はこいつに何度も煮え湯を飲まされていた。
お洒落にばかり気を使って、中身のないすっからかんの今どきの馬鹿。
そう思っていたが、告白されてから二乃を意識して見ると今まで二乃のわかりやすい外見しか見ていなかったのは馬鹿な俺の方だと気が付かされた。
省7
2: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)20:22 ID:IQ/I3zo/O携(2/16) AAS
二乃「え?」
皿を洗う二乃の手が止まった。
風太郎「この前の返事のつもりだったのだが」
二乃「それって、あんたも私の事、好きってことよね?」
風太郎「すまんがそれはわからない。でも、嫌いじゃない。むしろ気になる」
省8
3: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)20:24 ID:IQ/I3zo/O携(3/16) AAS
・ 五等分の花嫁の主人公、上杉風太郎がヒロインの二乃とお付き合いするSSです。
・ 基本的に風太郎が安価で行動していきます。コンマ判定もあります。
・ 風太郎の(一応の)目標は、二乃とハッピーエンドを迎えることです。
・ パラメーターは@二乃の好感度 A二乃への愛情 B幸せカップルポイント の3つです。
・ @二乃の好感度が高いほど、二乃が積極的に仲良くなろうとしてきます。
省2
5: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)20:27 ID:IQ/I3zo/O携(4/16) AAS
バイトを終えて……
二乃「それじゃあ私達、カップルになったってことでいいのよね?」
風太郎「改めて確認されると、照れるな」
二乃「光栄に思いなさいよ、私のはじめての彼氏になるんだから」
風太郎「ああ、よろしく頼むぜ!」
省16
8: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)20:49 ID:IQ/I3zo/O携(5/16) AAS
風太郎「次の勉強会の時、全員に報告しよう」
隠してもいつかはわかることだ。それに、こういうことは最初にしっかりしておくのが大事だ。
二乃「大丈夫かしら……」
二乃は心配そうにしている。
風太郎「まあ、あいつら驚くだろうな」
省13
9: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)21:56 ID:IQ/I3zo/O携(6/16) AAS
一花「おっはー、フータロー君♪」
通学路のいつもの場所で一花とばったり遭遇した。
一花「ん?なんかいいことあった?顔がにやけているぞ」
風太郎「なんでもない」
一花に覗き込むように顔を見られて、思わず目をそむけてしまう。
省12
10: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)21:57 ID:IQ/I3zo/O携(7/16) AAS
一花「ん?」
しまった。これは一花からのデートの誘いだったのか……!そういえば、一花も俺の事を……
三玖の姿での、遠回しな告白姿を思い出してしまう。
風太郎「これは……受け取れない」
今の俺は二乃と付き合っているんだ。一花と二人っきりで映画に行く訳にはいかない……
省4
12: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)22:28 ID:IQ/I3zo/O携(8/16) AAS
風太郎「週末は私用があって行けなくてな」
一花「ふーん、私用って何?」
今日の一花はぐいぐい来る。真っ直ぐ目を見つめられると、俺はタジタジになった。
風太郎「とにかく!週末は映画、行けないから!」
一花「そっか」
省8
13: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)22:34 ID:IQ/I3zo/O携(9/16) AAS
一花に制服の袖を掴まれた。
一花「あのねっ、フータロー君、大事な話、していいかなっ」
一花「実は私……」
嫌な予感がした。この先の話を聞くと、面倒な事になる。
四葉「あれ?上杉さんに一花!」
省5
14: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)22:36 ID:IQ/I3zo/O携(10/16) AAS
四葉「二人はよく一緒に登校していますねっ」
五月「一花はいつも買い物していますが……そんなに買い食いしていたら太りますよ」
一花「あはは、五月ちゃんに言われたくないなぁ」
二乃「……」
風太郎「……」
省4
15: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)22:37 ID:IQ/I3zo/O携(11/16) AAS
午前の授業中も、遠くに座る二乃を気がついたら目で追っていて、勉強に集中出来なかった。
やはり恋は勉強の天敵なのだろうか。学生時代に恋愛にうつつを抜かすやつはそこが人生のピーク。その説は事実なのかもしれない。
三玖「フータロー」
風太郎「んあ?」
三玖「朝から変だよ、今日の君」
省14
17: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)23:02 ID:IQ/I3zo/O携(12/16) AAS
風太郎(貰えるもんは貰っておこう)
風太郎(別にパン貰うくらいいいだろ。昼食代浮くし)
風太郎「サンキュ、三玖」
三玖の焼いてくれたのはクロワッサンだ。三玖は俺の隣に座ってパン袋を広げた。
風太郎「それじゃあ頂きます。んっ」モグモグ
省9
18: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)23:05 ID:IQ/I3zo/O携(13/16) AAS
二乃「あら。美味しそうなパンの香りね」クンクン
五月「三玖!私の分はないのですか!」
三玖「げっ」
香りにつられて五月と二乃がやってきた。
三玖「みんなの分もちゃんと作ったから……今日の勉強会で振る舞おうと思って」
省8
20: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)23:34 ID:IQ/I3zo/O携(14/16) AAS
風太郎「いや、ありがたく頂戴するぜ!」
そんな事言われて受け取らない男がいるか?
いくら三玖のクロワッサンでお腹が膨れていても、二乃が作ってくれた弁当は食う。
それが筋ってもんだろ?
二乃「……♡」
省10
21: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)23:40 ID:IQ/I3zo/O携(15/16) AAS
今日の放課後は中野家での勉強会だ。
このアルバイトをしてから、上杉家の生活もずいぶんと楽になった。
勉強を教えるだけじゃなく、五つ子共のメンタルケアもしないと行けないのが面倒だが……
最近はなんだか彼女たちの関係もぎくしゃくしているみたいだ。
省10
22: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/21(日)23:48 ID:IQ/I3zo/O携(16/16) AAS
一花は何やら不穏な気配を感じ取ったのか、眉をひそめている。
三玖は不安そうに俺の顔を見つめていた。
四葉はキョトンとしていた。
風太郎「実は、俺……!二乃と付き合う事にしたっ!」
場が静まり返った。
省17
27: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月)00:09 ID:HDylQj85O携(1/4) AAS
爆弾が落ちた後のように長い長い沈黙だった。
姉妹全員の顔がこわばっている。
時期尚早だったか。しっかり根回しする必要があったのか。それとも秘密にしていればよかったのか。
そう後悔してしまうほど、重苦しい沈黙だ。
沈黙を破ったのは三玖の涙だった。
省7
28: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月)00:18 ID:HDylQj85O携(2/4) AAS
本気で、三玖の気持ちに向き合っていたか?三玖だけじゃない。一花もだ。
一花が俺の事を好きだったのは、間違いない。
三玖に扮した姉妹の誰かが、一花の気持ちを代弁していた。
あのときの三玖……俺は……
わかっていた。でも、その気持から逃げたかった。
省11
29: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月)00:19 ID:HDylQj85O携(3/4) AAS
二乃「三玖の幸せは祝福できるけど、私の幸せは祝福出来ないって訳!?」
風太郎「二乃、落ち着けって」
四葉「そんなこと、ないよ……」
二乃「いい加減、八方美人はやめなさい。それならまだ、一花みたいに自分が付き合えないから祝福できないって、はっきり顔に書いてる方が、マシよ」
五月「言い過ぎです!二乃!」ボコッ
省7
30: ◆NjOgVWN4E2 2019/04/22(月)00:21 ID:HDylQj85O携(4/4) AAS
五月「あっ……」
五月の思わぬ告白に、場がまた静まった。
五月「ううっ……と、とにかく、好きになってしまったものは、仕方ないんですっ!」
五月「こんな家、もういられませんっ。さよならっ」
四葉「ま、待って!五月!」
省8
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