ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」 (710レス)
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194: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/19(金) 10:28:50.36 ID:UdYXhy/p0 …廊下… ドロシー「ふわぁ、道具の手入れもしたし後は寝るだけだ…な?」 ドロシー「…何か喘ぎ声が聞こえるな……」鍵穴からそっと中を覗き込む… アンジェ「あっ、あんっ…ひぐぅぅっ!」 ベアトリス「あーあ、こんなにぐしょぐしょに濡らしちゃって…アンジェさんも普段冷静な割にはいやらしいんですね♪」 プリンセス「ふふっ。ダメよベアト…あくまでも最初に決めた「貴族令嬢の口をゆるくする」ためのお芝居を続けないと♪」 ベアトリス「はい、姫様♪」 ドロシー「……おいおい、嘘だろ? あのアンジェがいいようにもてあそばれてやがる…こりゃ明日は雨だな…」 ちせ「…ドロシーどの、そんなところで一体どうしたのじゃ?」 ドロシー「ちせか…まぁ見てみろよ。ちょっと「刺激は強め」ってやつだが♪」 ちせ「?」 ドロシー「ほら、代わってやるから…」 ちせ「かたじけない。しかしドロシーどのをそこまで興がらせるような事とは……っ!?」 ドロシー「な?」 ちせ「こ、これは確かに刺激的じゃな…///」 ドロシー「…アンジェのあんなとろけた顔を見られる機会なんて、隕石に当たるより少ないからな……よく見ておけよ?」 ちせ「う、うむ…それにしても……」 ドロシー「おー…可愛い顔してベアトリスも意外とえげつない事をするじゃないか♪」 ちせ「あ、あれは……指が二本は入っておるぞ?」 ドロシー「ああ…もっとも、ベアトリスの指なら細いから三本はいけるだろうが……あのぎこちない感じもたまらないよな♪」 ちせ「///」 ドロシー「……のぞいていたら私までおかしな気分になってきた……ちせ、ちょっと付き合わないか?」 ちせ「…あ、あんなことをするのか?」 ドロシー「なに、あそこまで変態じゃないさ…な、いいだろ?」 ちせ「そ、そうじゃな……たまには二人で寝るのも好いかもしれぬ…///」 ドロシー「それじゃあ行こうぜ……にしてもちせ、お前…もうすっかりとろとろじゃないか♪」くちゅ…っ♪ ちせ「み、みなまで申すな…///」 ドロシー「なぁに、気にするなって……今夜は一晩中、翼なしで空を飛ばせてやるよ♪」 ちせ「…白鳩だけに、か?」 ドロシー「ははっ、そりゃまたずいぶんとただれた白鳩だな…まぁいいか♪」ちせの腰に手を回すドロシー ちせ「う、うむ…///」もじもじと内腿をこすり合わせ、顔を赤らめる… ドロシー「ふーん、ふーふーん…これで明日っからアンジェをおちょくるネタが出来たな♪」 プリンセス「……あら、どうしたのアンジェ?」 ベアトリス「あははっ、もう反応も出来なくなっちゃいましたぁ?」 アンジェ「…い、いえ……んっ、くぅぅ///」(…ドロシー、間違いなくのぞいていたわね……私が絶頂しているからって気づかないと思ったら大間違いよ…) プリンセス「?」 ベアトリス「ほら、姫様もぼーっとしていないで…アンジェさんをもっとよがらせちゃいましょうよ♪」 プリンセス「あ、あぁ…そうね♪」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/194
195: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/10/21(日) 00:57:45.49 ID:yNAwYn3y0 …case・ドロシー×ベアトリス「The Sweet whisper」(甘いささやき)… …ある日・部室… ドロシー「…なぁアンジェ、今回のは上物だぜ?」 アンジェ「そうね…だとしてもあまりくすねるのは止めておきなさい」 ドロシー「なんだよ。ちょうど切らしてたところだし、少しくらいちょろまかしたっていいじゃないか…どうもこいつを切らすと頭の回りが遅くなって仕方ないんだ」 アンジェ「だからと言ってとり過ぎると身体に毒よ」 ドロシー「へいへい、分かってますって…それにしてもこいつは結晶もきれいだし、そこらの物とは純度が違うな」 アンジェ「そうね、最近は精製の悪い物が多く出回っているから…珍しいわ」 ドロシー「だな…どれどれ」指先を軽く湿らせると白く細かい結晶に触れ、舌先にのせる… ドロシー「ん、んーっ…こりゃ上物だ♪ …アンジェも少し試してみろよ?」 アンジェ「結構よ…貴女みたいに中毒したくないわ」 ドロシー「へっ、中毒とはおっしゃいますね」 アンジェ「機会さえあればそうやっているんだもの…「中毒」っていう言い方が一番ぴったりよ」 ドロシー「相変わらず可愛い顔して容赦ないな」 アンジェ「当然でしょう。別に私たちのものじゃないのよ」 ドロシー「なぁに、どのみちそうなるって…だいたいポーツマスの港で荷揚げしてここまで持ってきておきながら「壁の監視が厳しくなったからモノが動かせなくなって宙に浮いた」なんて、マヌケもいい所じゃないか」 アンジェ「まぁそうね。でも近頃はフランスからコニャックやシャンパン、レース生地だとかを密輸入する業者が多いし、それに相乗りする形でフランスのスパイが次々とロンドンに潜入してきているから…自然と王国の警備も厳しくなってきているのよ」 ドロシー「ああ…にしたってさ」 アンジェ「…どっちにしてもこの一袋はあなたが全部「味見」してしまうでしょうね」 ドロシー「はは、かもな…でもベアトリスやちせだってこいつがお気に入りなんだぜ?」 アンジェ「お願いだから過剰摂取だけはさせないようにね」 ドロシー「なぁに、あの二人の使い方なんて可愛いものさ…ま、何はともあれ今度の「お茶会」の時は遠慮せずに使えるけどな」 アンジェ「ふぅ…私はあんまり好きじゃないわ」 ドロシー「はは、いかにもアンジェらしいな。 …私は貧乏暮らしだったからさ、この「白い方」は滅多にお目にかかれなくてね……いつか上流階級の仲間入りでもしたら、それこそ浴びるように使ってやろうと思ってたのさ」 アンジェ「…で、ご感想は?」 ドロシー「最高だね♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/195
196: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/21(日) 00:59:49.55 ID:yNAwYn3y0 アンジェ「まったく……白砂糖一つでそんなに愉快になれるのは貴女くらいなものよ?」 ドロシー「だってさ、一ポンドの袋でひとつ、ふたつ、みっつ…二ダースはあるんだぜ、これで笑いが止まらない方がおかしいってもんだ」 アンジェ「全く、あなたと一緒にいると毎日が愉快でいいわ…」 ドロシー「お褒めにあずかりどうも。 …しかしこの砂糖袋の山、一体どこに隠すかねぇ」 アンジェ「砂糖を舐めて頭の回りが良くなったんでしょう…少しは考えてみたら?」 ドロシー「それが思いつかないから困ってるのさ。ここにあったんじゃあ邪魔で仕方ないし」 アンジェ「先に言っておくけれど、ネスト(拠点)に置くのは却下よ」 ドロシー「そりゃそうだろうさ…ネストがネズ公のネスト(巣)になっちゃ困る」 アンジェ「結局はこの辺りに置くしかないわね…とりあえず全員の部屋に数袋ずつ分けておくことにしましょう」 ドロシー「だな。ちなみに隠し棚の…」 アンジェ「却下」 ドロシー「おい、まだ何も言ってないだろ」 アンジェ「隠し棚にそんなスペースはないわ…貴女もよく知っているでしょう」 ドロシー「そりゃそうだが、薬包サイズの小分けにしたらしまえるんじゃないか…って」 アンジェ「紛らわしいから駄目よ。それにそもそも包み紙がないわ」 ドロシー「あー、言われてみれば…」 アンジェ「とにかく、消費することに関しては貴女に任せておけば良さそうね」 ドロシー「ああ、任せておけよ。それじゃあしまう前にもうひと舐め…っと♪」 アンジェ「…」 ……… … http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/196
197: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2018/10/21(日) 11:39:01.59 ID:ap07g4h/O 白い粉..おくすり..委員長.. リク出来ればファーム時代に女教官から「プロの尋問」に耐える訓練を受けるアンジェ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/197
198: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/22(月) 02:02:19.12 ID:updxeWrP0 >>197 …委員長は浮かばれないキャラだったので、そのうちにファーム時代のドロシーとで楽しげなエピソードを入れてあげたいですね。あと、リクエストの方は承りました…みなさんクールなアンジェがとろっとろになるの好きですよね(笑) …また、そのうちに夢オチみたいな小ネタでドロシー×ガゼルの尋問でもやろうかとは思っています…あとは途中で出てきた目つきの悪いエージェント(名前が出てこない…)を「白鳩」全員でめちゃくちゃにするとか… …ちなみにリクエストは(あんまり残酷なのとかはNGですが…)時間こそかかりますが、頂いたものは書きますので…お待ちください http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/198
199: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/22(月) 02:09:30.92 ID:updxeWrP0 …別の日… アンジェ「さてと…今回の任務は、王国外務省の機密書類を手に入れる事よ」 ドロシー「ふーん?」 アンジェ「中身は王国にとって「疑わしき人物」のリスト…こちらからすれば、あちらの目に止まっているエージェントを知りうる貴重な書類ね」 ドロシー「なるほど…とりあえずはそれを盗み出せばいいんだな?」 アンジェ「その通り。 …とはいえ外務省に忍び込むとなると一筋縄ではいかない」 ちせ「確かにそうじゃな」 アンジェ「それに管理の行き届いている外務省から公文書を盗み出したりしたら、あっという間にこちらの目的が筒抜けになってしまう…それではやぶ蛇よ」 ドロシー「ああ。それこそ『大間抜け』ってやつだ」 アンジェ「そうね…けれど、一つ手がある」 プリンセス「そうなの?」 アンジェ「ええ…王国外務省はロンドンの本省と、リヴァプール、カンタベリー、ドーバー、ポーツマス、ウェイマスといった港町にそれぞれ出先機関を持っているわ…そしてそうした出先機関へは、王国にとって不都合な人間や積荷を水際で押さえるために、本省から数日ごとに更新される「ブラックリスト」の写しが送られている」 ドロシー「そいつをいただくのか?」 アンジェ「そういう事よ…ただし、これも簡単という訳ではないわ」 ドロシー「だろうな」 アンジェ「まず、機密文書の送付はいつなのか。もっとも、これは王国側に潜りこんでいる低レベルのエージェントでも探り出せる…何しろ機密情報を運べるほど信頼されているアタッシェ(伝達吏)は外務省と言えどもそう多くない」 ドロシー「なるほど…ちょいと事務室をのぞきこめば分かるわけだ」 アンジェ「ええ。だけど問題はそれだけじゃない」 ちせ「護衛じゃな?」 アンジェ「その通り…ちなみに護衛につくのは四人乗りのロールス・ロイスかマーモン・ヘリントンの乗用車が一台。たいていは防諜部のエージェントだけれど、時々スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁)の「スペシャル・ブランチ」(特別部)から私服が派遣されることもあるそうよ」 ドロシー「なるほど…こっちが本気でやるなら始末できない相手じゃない。とはいえ騒ぎを起こして奪い取るのはスマートじゃない…ってところか?」 アンジェ「ええ」 ドロシー「じゃあどうする…出先機関に忍び込むか?」 アンジェ「本来なら、それが一番いい手になるでしょうね…」 ドロシー「…何だか気に入らないような口ぶりだな」 アンジェ「ええ…警備の甘い出先機関に忍び込むのは一見すると悪くない案だけれど、問題は王国防諜部も同じことを思いつくだろう…ってところね」 ドロシー「まぁ連中もそれで飯を食ってるんだもんな…そうなると別の手が必要なわけか」 アンジェ「ええ…今日はそれを考えるために集まってもらったの」 ドロシー「なるほど、じゃあ一つみんなで頭をひねろうぜ?」 ……… … ドロシー「よし、それじゃあまとめるとこうなるな…あっという間に御用になっちまうから、外務省本省に忍び込むのは論外」 ベアトリス「そうですね」 ドロシー「…かといってあちこちにある外務省の事務所を狙うのは見え透いている…防諜部に秘密警察、スペシャル・ブランチ……まぁ何でもいいが、とにかく私たちの天敵みたいな連中が歓迎委員会をこさえて、手ぐすね引いて待っているわけだ」 ちせ「うむ」 ドロシー「となると、残された手段は文書便の車列…ってことになるよな」 アンジェ「そうなるわね。ただしそれも荒っぽい手段ではなくて、離脱するまで相手にさとられることなしに…よ」 ドロシー「さぁ難しくなってきたぞ……護衛車は一台きりとは言え、それをどうやってアタッシェの乗った車と分離させるかだな…」皿の上にあるきゅうりのサンドウィッチを二つ並べて車列に見立てると、あごに手をあてた… アンジェ「そう、それもできれば工作だと思われないような手段でやりたいわね」 ドロシー「難しいな……だけどできないレベルじゃない」 アンジェ「ええ」 ベアトリス「やっぱり車に細工をする必要があるんでしょうか…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/199
200: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/10/24(水) 02:02:38.31 ID:sSRp1DY20 ドロシー「ああ。だけど細工をするにしてもすぐばれるようじゃ駄目だし、何より外務省を出てすぐに停まってもらっちゃ困る……できれば目的地のすぐそばで、混みあっている街中がいい」 アンジェ「そうね」 ベアトリス「うーん…だとしたらどうすれば……」 ドロシー「事故に見せかけて護衛車を止めるか?」クローテッドクリームのたっぷりついたスコーンを、サンドウィッチの間に割り込ませた… アンジェ「いいえ、衝突させるのはなしよ……あ、ちょっと待って」 ドロシー「どうした?」 アンジェ「…そのクローテッドクリーム」 ドロシー「クリームがどうした?」 アンジェ「それよ、その手を使いましょう」 ドロシー「おいおい。一人で納得してないで、なんのことだか説明してくれよ」 アンジェ「分かっているわ…ドロシー、外務省の出先機関があるのはどんな所?」 ドロシー「そうだな…ドーバーにカンタベリー、ポーツマス……どこも港町だ」 アンジェ「そう、外務省の出先機関があるのはどこも港町…これはいいわね?」 ドロシー「ああ」 アンジェ「そうした港町に多く住んでいるのは?」 ドロシー「あー、たいていは地元の漁師か市場の競り人、行商の連中…船絡みの日雇い労働者に、魚の切れっぱしでどうにか食いつないでいる貧乏人、あるいはそんなのを相手にしている安っぽいパブ(居酒屋)の連中…近頃じゃあ中国人の苦力なんかもいるよな」 (※苦力(クーリー)…たいてい中国人の「荷運び人」を意味するが現在は差別的用語…が、舞台が十九世紀末なので当時の表現として用いる) アンジェ「結構。それじゃあいま言った漁師や労働者…共通点は?」 ドロシー「そりゃあ、誰もかれも教会のネズミみたいに貧乏ってことさ…なんだ、金でも撒いて車列を襲わせるか?」 アンジェ「惜しいわね…お金を使うところまでは同じよ」 ドロシー「ほう?」 アンジェ「ドロシー、昨日のイワシ相場は?」 ドロシー「ロンドンで一ポンドあたり三ペンスってところだ、浜値ならもっと安い…なんだ、魚屋に商売替えか?」 アンジェ「そうなるかもしれないわ」 ベアトリス「あの…話が見えてこないんですが」 ドロシー「いや、待てよ…アンジェ、お前まさか」 アンジェ「ええ」 ドロシー「なるほどなぁ……いやはや、そいつは冴えてるぜ♪」 ベアトリス「あ、あの…だからどういう……?」 ドロシー「おいおい、せっかくなんだから頭を使って考えてみろよ…な、アンジェ?」 アンジェ「ええ…思考能力の訓練になるわ」 ドロシー「あと十秒で分からなかったら、スコーンは私がいただくからな♪」 ベアトリス「えー!?」 プリンセス「あ、分かったわ…♪」小声で耳元にささやきかける… アンジェ「…そう、正解よ」 ちせ「ふむ……ではあるまいか?」 ドロシー「おっ、その通りさ…さて、十秒たったな」 ベアトリス「ち、ちょっと待って下さいよぉ!」 アンジェ「まぁいいわ…とにかく思いついたことを言ってみなさい?」 ベアトリス「え、えーと……私たちの誰かが魚を運んでいる馬車を転覆させて、護衛車を足止めする…でしょうか///」 ドロシー「……ふぅ」 ベアトリス「や、やっぱり違いますよね…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/200
201: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [] 2018/10/24(水) 02:03:10.23 ID:sSRp1DY20 ドロシー「ああ。だけど細工をするにしてもすぐばれるようじゃ駄目だし、何より外務省を出てすぐに停まってもらっちゃ困る……できれば目的地のすぐそばで、混みあっている街中がいい」 アンジェ「そうね」 ベアトリス「うーん…だとしたらどうすれば……」 ドロシー「事故に見せかけて護衛車を止めるか?」クローテッドクリームのたっぷりついたスコーンを、サンドウィッチの間に割り込ませた… アンジェ「いいえ、衝突させるのはなしよ……あ、ちょっと待って」 ドロシー「どうした?」 アンジェ「…そのクローテッドクリーム」 ドロシー「クリームがどうした?」 アンジェ「それよ、その手を使いましょう」 ドロシー「おいおい。一人で納得してないで、なんのことだか説明してくれよ」 アンジェ「分かっているわ…ドロシー、外務省の出先機関があるのはどんな所?」 ドロシー「そうだな…ドーバーにカンタベリー、ポーツマス……どこも港町だ」 アンジェ「そう、外務省の出先機関があるのはどこも港町…これはいいわね?」 ドロシー「ああ」 アンジェ「そうした港町に多く住んでいるのは?」 ドロシー「あー、たいていは地元の漁師か市場の競り人、行商の連中…船絡みの日雇い労働者に、魚の切れっぱしでどうにか食いつないでいる貧乏人、あるいはそんなのを相手にしている安っぽいパブ(居酒屋)の連中…近頃じゃあ中国人の苦力なんかもいるよな」 (※苦力(クーリー)…たいてい中国人の「荷運び人」を意味するが現在は差別的用語…が、舞台が十九世紀末なので当時の表現として用いる) アンジェ「結構。それじゃあいま言った漁師や労働者…共通点は?」 ドロシー「そりゃあ、誰もかれも教会のネズミみたいに貧乏ってことさ…なんだ、金でも撒いて車列を襲わせるか?」 アンジェ「惜しいわね…お金を使うところまでは同じよ」 ドロシー「ほう?」 アンジェ「ドロシー、昨日のイワシ相場は?」 ドロシー「ロンドンで一ポンドあたり三ペンスってところだ、浜値ならもっと安い…なんだ、魚屋に商売替えか?」 アンジェ「そうなるかもしれないわ」 ベアトリス「あの…話が見えてこないんですが」 ドロシー「いや、待てよ…アンジェ、お前まさか」 アンジェ「ええ」 ドロシー「なるほどなぁ……いやはや、そいつは冴えてるぜ♪」 ベアトリス「あ、あの…だからどういう……?」 ドロシー「おいおい、せっかくなんだから頭を使って考えてみろよ…な、アンジェ?」 アンジェ「ええ…思考能力の訓練になるわ」 ドロシー「あと十秒で分からなかったら、スコーンは私がいただくからな♪」 ベアトリス「えー!?」 プリンセス「あ、分かったわ…♪」小声で耳元にささやきかける… アンジェ「…そう、正解よ」 ちせ「ふむ……ではあるまいか?」 ドロシー「おっ、その通りさ…さて、十秒たったな」 ベアトリス「ち、ちょっと待って下さいよぉ!」 アンジェ「まぁいいわ…とにかく思いついたことを言ってみなさい?」 ベアトリス「え、えーと……私たちの誰かが魚を運んでいる馬車を転覆させて、護衛車を足止めする…でしょうか///」 ドロシー「……ふぅ」 ベアトリス「や、やっぱり違いますよね…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/201
202: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/24(水) 02:04:39.61 ID:sSRp1DY20 …なぜか連投になってしまいました……どうぞ片方は無視して下さい http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/202
203: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/25(木) 02:24:12.74 ID:wAgFnn0U0 ドロシー「…ベアトリスもちゃんと分かってるじゃないか♪」 ベアトリス「え…正解ですか?」 アンジェ「ええ」 ドロシー「よくできました…そぉら、ご褒美だぞ♪」スコーンを押し付け、ついでにクローテッドクリームをたっぷりと付ける…と、クリームが鼻の頭にまでついた… ベアトリス「うっぷ…何するんですかっ」 ちせ「鼻先に付いておるな」 ドロシー「おっとと、悪い悪い…♪」指でしゃくって舐める… ベアトリス「も、もう///」 アンジェ「…続きをいいかしら?」 ドロシー「ああ…もっとも「荷馬車を転覆させたらそれで終わり」って訳じゃない♪」 アンジェ「その通り…たちまち貧しい人たちが散らばった魚に群がって、大変な騒ぎになるでしょうね」 ドロシー「そうなったら防諜部のエージェントでも抜け出すのには時間がかかるだろう…って言うのは、火を見るより明らかだよな♪」 プリンセス「でも、護衛車が足止めされても肝心のアタッシェが事務所に滑り込んでしまったら…」 アンジェ「…そこで必要なのがこれよ」砂糖入れのスプーンを取り上げると、まるで砂時計の砂のようにサラサラと砂糖を戻した… …作戦決行日の朝・外務省… 外務省職員A「グ・モーニン、チャーリー」 外務省職員B「モーニン…調子はどうだい?」 職員A「まぁまぁさ……そっちも朝からお疲れさん」 職員B「どうも…何しろ防諜部から山ほどリストが送られてくるもんでね、休む暇もなしさ」 職員A「大変だな…また密輸業者かい?」 職員B「ああ、フランスからコニャックを密輸している奴らがいるらしい…何でもドーバーの漁師がフランス側の用意したはえ縄にくくりつけてある酒瓶を沖で「漁獲」して、船倉に隠して持ち込むんだそうだ」 職員A「ふぅん…それが例の「瓶釣り」ってやつか」 職員B「ああ。それにしたってこんな分厚いリストを数日ごと作って送って来るんだぞ…防諜部の連中は本当に人間なのかね?」 職員A「もしかしたら連中はみんな人間のふりをした自動機械とか、そういうやつなのかもな…もしよかったら、小腹ふさぎに屋台のミートパイか何か買ってきてやろうか?」 職員B「ありがたいね……あ、それじゃあついでに頼みが」 職員A「ああ、なんだい?」 職員B「買いに行くときに控え室に寄って、パーカーたちに文書便の準備をするように声をかけておいてくれ…朝は港が混雑するから、昼ごろにエンバンクメント(運河)ルートで出す予定だとね」 職員A「分かった、伝えておくよ…それじゃあ」 職員B「ああ……本当に秘書がもう二人は欲しいよ、全く」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/203
204: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/25(木) 02:38:03.09 ID:wAgFnn0U0 …数分後・外務省そばの公園… 職員A「…ミートパイを四つくれ」 行商人「へい」 職員A「いくらだ?」 行商人「八ペンスでさ」 職員A「そうか。釣りはいいよ、とっておきな……第二のルートだ」 行商人「へい…ありがとうございやす、旦那!」…行商のパイ売りは機嫌よく小銭を二回はじきあげて、ぱしっと手で捕まえた… ベンチに腰かけている紳士「…」それを見て、朝刊を読みながらパイプをふかしていた紳士が同じページを二回ひらひらさせた… 通行人「…第二のルートだぞ」 ご用聞き「了解」 …ロンドン市内・テムズ川沿いのネスト(拠点)… ドロシー「連絡が入った…第二のルートだとさ」 アンジェ「結構。それじゃあ分かっているわね?」 ドロシー「ああ、任せておけ」 ちせ「うむ」 ベアトリス「はい、でも本当にうまく行くでしょうか…?」 アンジェ「うまく行くかどうかじゃないわ…うまくやるのよ」 ドロシー「だな…それじゃあ取りかかろうぜ」 …外務省・駐車場… 中堅職員「ようティミー、また運転か?」 運転手「ええ、そうなんですよ」 中堅「お前さんも大変だな…ま、頑張りなよ?」 運転手「はい。それに公用車とはいえ、ロールス・ロイスに乗れる機会なんてそうはありませんからね」 中堅「ああ、うらやましいね。二十五馬力だっけ?」 運転手「だいたいそんなところですね……おかげでよく走ります」 中堅「…なぁティミー、運転席に座ってみてもいいか?」 運転手「ははっ、いいですよ…みんな僕にそう頼むんです」 中堅「そうだろうとも…へぇ、こんな具合なのか」 運転手「ええ、眺めもいいしスピードがあるから痛快ですよ」 中堅「だろうなぁ……なぁ、こいつは何のレバーなんだ?」 運転手「これがギアレバーで、このペダルがアクセルにブレーキ、それとクラッチ…慣れれば馬よりも簡単ですよ」 中堅「そうかい、何しろ古い人間なもんでね」 運転手「…いえいえ、こんなのすぐ覚えられますよ」…そう言って二人が話しこんでいる間に、いかにも外務省に用がありそうな身なりのいい紳士が車に近寄ると、給油口を開けて何かをさっと注ぎ込んだ… 老紳士「ちょっと、君」 中堅「はい」 老紳士「外務省の東インド課というのはどこにあるのかね?」 中堅「あ、では私がご案内いたしましょう…それじゃあまたな、ティミー」 運転手「ええ」 中堅「東インド課はこちらの三階ですね……工作は上手く行ったか?」 老紳士「そうかね、ありがとう……もちろんだとも」 中堅「…そうかい……では、こちらです」 老紳士「ああ、済まなかったね」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/204
205: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/26(金) 12:06:03.82 ID:HS9g81Gh0 …午前中・港近くの部屋… ドロシー「よーし、いい具合に化けたな…ロンドンのロイヤル・アクターズ・スクール(舞台学校)のメイク係だってこう上手くは出来ないね♪」 …港に近いネストには、表向きは慈善団体の主催している「貧しい人たちを救済する慈善事業」…実際はこうした場面で使えるように、コントロールが職員の着なくなった古着を貧民街の人達に寄付しては手に入れている、さまざまな大きさや汚れ具合をしたボロがため込んである……事前に選んでおいた汚れたショールとスカートをベアトリスに着せて、煙突の煤と土ぼこりを混ぜた「化粧」を施し、姿勢や態度を確認しているドロシー…一方のベアトリスは疑わしげに薄汚いスカートをつまんでいる… ベアトリス「…本当にこんなのでうまく行くんですか?」 ドロシー「おいおい、私のメイク術なら年寄りだろうが子供だろうが思いのままだぞ…それにお前にはその声色があるじゃないか♪」 ベアトリス「それはそうですが…ちせさん、どうでしょう?」婆さんらしく背中を丸め、ちょこまかした歩き方をしてみせる… ちせ「ふむ…背はちっこいし、見てくれは完全に年寄りじゃな…」 ドロシー「このボロいショールが決め手なのさ……あぁ、それと」…布に付けた何かをベアトリスの顔にこすりつけた……途端にひどく生臭い臭いが立ちこめる… ベアトリス「うわ、何ですかこれ…!?」 ドロシー「魚油だよ…魚臭くない行商のバアさんなんていやしないからな」 ベアトリス「うぇぇ…」 ドロシー「なに、しばらくすれば取れるさ……手はずはいいな?」 ベアトリス「はい…護衛車が来たら馬車を横転させるんですね?」 ドロシー「そうだ…下敷きになる前にちゃんと左側へ飛び降りろよ?」 ベアトリス「はい」 ドロシー「それだけやったら、後はすたこら逃げ出せばいい…ただし、絶対に走るな」 ベアトリス「分かってます」 ドロシー「よし…ちせ、お前は何かあった時に備えて待機しておいてくれ」 ちせ「うむ、承知した」 ドロシー「私はモノをいただき、アンジェはそれを受け取って離脱…集合場所は事前に説明した通り」 ベアトリス「はい」 ドロシー「それじゃあバラバラに出て行くぞ…最初はベアトリスで、少なくとも五分は間隔を空ける」 ベアトリス「分かりました」 ドロシー「それじゃあ、三文オペラの始まりだ…防諜部の連中をきりきり舞いさせてやろうぜ♪」 ちせ「うむ」 ベアトリス「はい、頑張ります」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/205
206: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/10/28(日) 01:05:38.47 ID:Lzi1S3z20 …港近くの道… 防諜部エージェント(中堅)「…そこを右だ」 防諜部エージェント(ハンチング帽の運転手)「ああ」 中堅「次は直進」 ハンチング帽「分かってるさ」 中堅「そうは思うがな……ウィル、怪しい奴は?」 防諜部エージェント(ロングコート)「いや、今のところは見えないね」 中堅「ならいいが…外務省のRR(ロールス・ロイス)はちゃんとついてきているか?」 ロングコート「もちろん。あの若い奴、なかなか腕がいい」 中堅「ほぅ? …それじゃあそのうちに引き抜きがあるかもな」 ロングコート「ああ」 中堅「市場に近くなってきたぞ…道が狭くなってくるから気を付けろ」 ハンチング帽「そうだな…って、おいおい」 中堅「何かあったか?」 ハンチング帽「あの婆さん……荷馬車にあんなに魚を積み込んで、今にも崩れそうだぞ」 中堅「あれか…そうならないように荷馬車の神様にでも祈っておけ」 ハンチング帽「ふぅぅ、どうやら無事に通り過ぎたようだ……っ!?」運転役のエージェントが荷馬車の脇をギリギリですり抜けて息をついた瞬間、何かの拍子で荷馬車が傾き、横転しながら新鮮なイワシをぶちまけた… ロングコート「くそ…横転しやがったぞ!」 中堅「悪い予感は当たるものだな、早く車を止めろ…ウィル、ジョン」 ツイード「ああ」 中堅「急いであの魚の山を乗り越えて、外務省の車に乗りこんで護衛に付け…私たちは先回りするから、一区画先で合流するぞ」 ツイード「了解!」 …一方・伝達吏(アタッシェ)の乗ったロールス・ロイス… 運転手「……うわっ!」 外務省アタッシェ「何てこった…バックしろ、急いで他のルートへ!」 運転手「わ、分かりました…っ!」 …忙しいなかでは運搬計画について話し合う機会も少なく、しかもお互いのこだわりや玄人意識が邪魔をして、再合流についての綿密なすり合わせが出来ていなかった防諜部と外務省のエージェント…防諜部はまず機密情報を守ろうとし、一方の外務省アタッシェは早く安全な事務所に書類を届けてしまおうと焦り、別な道に車を走らせた… アタッシェ「落ち着け、ティミー…防諜部の車とは次の角で落ち合えるはずだ、心配はいらない」 運転手「ええ、そうですね……ああ、くそっ!」…事前に燃料タンクに放り込まれた砂糖がエンジンの中で焼き付き、急にエンジンが咳き込んだかと思うと、道の真ん中でガクンと停まった… アタッシェ「何だ?」 運転手「ちくしょう、エンジンが焼き付いたらしいです…RRでこんなことあるはずがないのに」 アタッシェ「これ以上走れないのか?」 運転手「今やってみますが……ダメです、ウンともスンともいいません」 アタッシェ「なら歩きだ、次の角まではたいした距離もない…ピストルはあるな?」 運転手「はい、持ってます」上着の下を軽く叩いた… アタッシェ「よし…それじゃあ行こう」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/206
207: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/28(日) 01:22:13.92 ID:Lzi1S3z20 ……… 運転手「車に乗っていると気が付きませんが…この辺りはずいぶん嫌な臭いがしますね」 アタッシェ「そうかもな……」 …港町特有の魚臭さに蒸気船の煙の臭い、それと古くなった料理油のむかつくような臭いが混じり合った薄汚い通り…石畳がすり減っている道には魚の頭や骨が無造作に捨ててあり、昼間だと言うのにネズミがちょろちょろしている… 運転手「…やれやれ、汚いなぁ」 アタッシェ「文句言うなよ…足元に気をつけんと、腐った魚を踏みつけるぞ?」 運転手「うわ…本当ですね」 アタッシェ「とにかく、あと数区画の辛抱さ」 ドロシー「……来たな」いかにも貧民街の住人らしく見えるぼろを着て、裏路地から家の窓に映るアタッシェの姿を確認する… 運転手「…それにしても、防諜部の車はどこなんでしょう」 アタッシェ「心配するな、もうそこがさっきの表通りだ…」そう言った矢先に角の路地から一人の女が飛び出してきて、アタッシェを地面に突きとばすと鞄をひったくった… アタッシェ「う…くそっ!」 運転手「大丈夫ですか!」…地面に突き倒されたアタッシェを助け起こそうとする運転手 アタッシェ「う、ぐぅ…こっちはいい、早く女を追えっ!」 運転手「は、はいっ!」ぎこちなく3インチ銃身のウェブリーを構えると駆けだした… …裏通りの角… アンジェ「モノは?」 ドロシー「ああ、ばっちりだ…さ、開けちまおう」 アンジェ「ええ」…ただのひったくりらしくみせるために鞄をナイフで切り裂くと、手際よく中の書類をあらためる… ドロシー「あった、こいつだ…まったく手間をかけさせやがって」 アンジェ「じゃあこれは私が」入手したリストを小さく折りたたんで、コルセットの内側に挟みこむ… ドロシー「任せた…後は偽装だな」 …作戦を立案したコントロールは「スパイならどんな情報でも欲しがるもの」という考えを逆手に取った偽装工作を練り上げていて、王国側が鞄をひったくったのが「エージェントではなくただの物盗りだった」と思い込むよう、必要な数枚以外の書類は地面に散らかして捨て置くように指示していた……ドロシーはさっと目を通して内容を暗記すると、指示通り道に書類をぶちまけた… ドロシー「…これでよし、と」石畳の道を走る靴音を聞きつけると、さっと裏通りの陰に消えた… 運転手「ぜぇ、はぁ……あっ!」 アタッシェ「はっ、はっ、はぁ…くそ、鞄が!」 運転手「はぁ、はぁ…でも中身こそぶちまけられていますが、ほとんど無事のようですよ?」 アタッシェ「ひったくられたこと自体が大失態だ……とにかく散らばったのを集めよう」 運転手「はい」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/207
208: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/30(火) 01:40:36.44 ID:DK+ET3AH0 …寄宿舎… アンジェ「さてと…みんな、今回も良くやってくれたわ」 ドロシー「ああ。特にベアトリス」 ベアトリス「は、はい」 ドロシー「ちゃんとタイミングよく荷馬車を横転させられたみたいだな…感心だ」 ベアトリス「いえ、そんな…///」 アンジェ「おかげで重要書類はこちらの手に入った…今ごろはコントロールの手元に届いているはずよ」 ちせ「ふむ、一件落着じゃな」 プリンセス「そうね…ご苦労様、ベアト」 ベアトリス「ありがとうございます、姫様///」 アンジェ「それじゃあみんなは解散していいわ…私は事後報告を書き上げないといけないし、ドロシーは道具の手入れがあるから」 ドロシー「おいおい、まさかあの魚臭いのがついたのまで私がやるのかよ?」 アンジェ「当然でしょう…それが嫌なら報告書と交代してあげてもいいけれど?」 ドロシー「うへぇ…ちっ、わかったよ」 アンジェ「飲み込みが早くて助かるわ……それじゃあね」 ドロシー「…ちっくしょう、あの冷血トカゲ女め……」 ベアトリス「あの、ドロシーさん…」 ドロシー「ん、どうした?」 ベアトリス「…よかったら手伝いますよ?」 ドロシー「何だよ、気にするなって…私なんかよりプリンセスの所に行ってやりな?」 ベアトリス「それはもちろんですけれど、普段からお洗濯とかは慣れていますし……私もチームの一員ですし、手伝わせてもらえませんか?」 ドロシー「そりゃまぁ、手伝ってくれるって言うならありがたいけどさ…いいのか?」 ベアトリス「はい」 ドロシー「そっか…気を使わせちゃって悪いな。今度何かおごってやるよ」 ベアトリス「もう、そんなのいいですから……早く終わらせちゃいましょうよ」 ドロシー「…そうだな」 …洗濯場… ドロシー「ベアトリス、石けん取ってくれ」 ベアトリス「はい」 ドロシー「ありがとな……はぁ、今さら洗濯女の真似事かよ。嫌になるなぁ」 ベアトリス「まぁまぁ、そう言わずに…作戦はうまく行ったんですから」 ドロシー「これで上手くいってなかったら燃やしちまってるよ、ばかばかしい」 ベアトリス「もう…ドロシーさんったら、相変わらず愚痴が多いんですから」 ドロシー「ま、性分だからな……それにしても、ベアトリスもなかなか言うようになったな」 ベアトリス「いったい誰のおかげでしょうね?」 ドロシー「ほぅ? そういう生意気を言うとな……こうだっ♪」…バシャッ! ベアトリス「きゃあっ…もう、せっかく手伝ってあげているのになんてことをするんですかっ!」 ドロシー「うっぷ…へぇ、やってくれるじゃないか」 ベアトリス「わぷっ……そっちこそ!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/208
209: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/10/30(火) 11:15:24.66 ID:DK+ET3AH0 …しばらくして… ベアトリス「…あぁもう、結局びしょびしょになっちゃったじゃないですかっ!」 ドロシー「そりゃベアトリスが生意気なせいだな」 ベアトリス「むぅぅ……ひっ、くしゅっ!」 ドロシー「おいおい、こんなくだらない事で風邪なんか引かれちゃ困るぜ…とっととその濡れたのを脱いで、熱いシャワーでも浴びてきな?」 ベアトリス「は、はい…」 …浴室… ドロシー「……ちゃんとお湯になってるか?」 ベアトリス「えぇ、はい…」 ドロシー「さて、それじゃあ私も…と♪」 ベアトリス「うぇっ!?」 ドロシー「なんだよ…私だって濡れたんだし、入っちゃ悪いのかよ」 ベアトリス「だからって、なにも一緒に入らなくても…///」 ドロシー「おいおい、今さら恥ずかしがるような関係かよ……よいしょ」 ベアトリス「///」棒石けんを身体にこすりつけながら、ちらちらと視線を送るベアトリス…シャワーの下で湯気に包まれているドロシーは、普段のクリーム色をした肌が桜色を帯びていて、どきっとするほど色っぽい… ドロシー「……見たいならじっくり見ればいいじゃないか」ふとベアトリスが気付くと、ドロシーが向き直ってニヤニヤしている ベアトリス「なっ…そういうことじゃありませんっ///」 ドロシー「別に構わないさ。どのみち、今さら裸を見たくらいでおたおたするような関係じゃない…だろ?」 ベアトリス「///」 ドロシー「…よかったら触ってもいいんだぜ?」 ベアトリス「!?」 ドロシー「何だよ、別に減るものじゃなし…ほーれ♪」それでなくてもたわわな胸を寄せて、ぐっと身を寄せる… ベアトリス「……そ、それじゃあ///」むにっ…♪ ドロシー「んっ…どうだ?」 ベアトリス「ふわぁぁ……すっごいです///」 ドロシー「ふむ、スパイの割にはボキャブラリー(語彙力)が貧弱だな…一体どう「すっごい」んだ?」 ベアトリス「え、えーと…弾力があって肌に吸いつくようで、それでいながら柔らかいっていうか……って///」 ドロシー「ほうほう…それじゃあ私も説明力を高める訓練でもしますかね♪」さわ…っ♪ ベアトリス「ひゃあぁっ…!」 ドロシー「うわっ、そんなに暴れるな……っ!?」 …ベアトリスが落とした棒石けんで脚をすべらせ、床にひっくり返る二人…が、よく訓練されているドロシーだけあって反射的に受け身を取り、ベアトリスを上にした形で倒れ込んだ… ドロシー「おい、大丈夫か?」 ベアトリス「ふぁい…ふぁいひょうふふぇす(大丈夫です)」 ドロシー「そうか。あと、頼むから胸の谷間でしゃべるのは止めてくれ…息がかかってくすぐったいんだ///」 ベアトリス「ふぉうれふか(そうですか)…ふぅぅ♪」 ドロシー「こんにゃろー…わざとやってるな?」 ベアトリス「…ぷは///」 ドロシー「満足したか?」 ベアトリス「はい。でも……もうちょっとだけお願いします///」 ドロシー「仕方ないな…んむっ、ちゅ♪」 ベアトリス「あむっ、ちゅぅ…///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/209
210: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/01(木) 02:17:17.12 ID:JIT2HWae0 ドロシー「ほら、せっかく上にまたがっているんだ……好きなように動いてみろよ」ゆっくりと脚を開くと両手でベアトリスの腰を押さえてやり、自分の秘所にベアトリスの割れ目をあてがった… ベアトリス「そ、それじゃあ…んっ///」 ドロシー「ん、あっ…ふぅぅ……」にちゅ……♪ ベアトリス「んあっ…はぁっ、はあっ……んんぅ///」くちゅくちゅっ…ずちゅっ……♪ ドロシー「あぁ…んっ、んはぁぁ……♪」 ベアトリス「ふぅ、ふぅ……ドロシーさんは…大柄なので……はふぅ…上で動くのにも……力が…いりますね……んぅぅ///」 ドロシー「私は下だから楽できるけどな……ベアトリスとやるのは構わないけど、風呂場の床が固くて冷たいのは計算外だったな…ん、んっ♪」 ベアトリス「もう…んっ、くぅ…そんなムードのないことを……はひぃ…言わないで下さいよ……あっあっ、あっ…♪」 ドロシー「悪いな……でも浴室の床って言うあたりでムードもへったくれもないもんだろ……おっ、おぉぉ…っ♪」ぐちゅっ、ずりゅっ…♪ ベアトリス「ふぅ、ふぅぅ……こんなに動かないといけないなんて…腰に来ちゃいそうです…ひぁぁ…っ///」 ドロシー「んんぅ…! っはぁ……ふぅ、ふぅぅ…♪」 ……… … ベアトリス「…どうでした?」 ドロシー「んっ、はぁ……ふとももが温かくてとろっとして、腰には甘ったるい感覚が広がって……いい気分さ♪」 ベアトリス「そ、そうじゃありません……その、上手に出来たでしょうか…って///」 ドロシー「……プリンセスか?」 ベアトリス「は、はい…私も機会がある時は、気持ち良くなって頂きたいと思って頑張っているんですが……///」 ドロシー「正直なところ「心優しいプリンセスの事だから演技してくれている」んじゃないか…って?」 ベアトリス「は、はい…///」 ドロシー「ははっ、馬鹿だなぁ……自分を好いてくれている娘が一生懸命になってくれているんだぜ? もうそれだけで、プリンセスも腰が抜けるほどキュンとなるってもんさ♪」 ベアトリス「そ、そうでしょうか…」 ドロシー「ああ。それに女は身体じゃなく心で感じるもんだ……だから「コトに及ぶ」前の雰囲気づくりが重要なのさ♪」ウィンクしてみせるドロシー ベアトリス「なるほど、さすがはドロシーさんです…モテる人は言うことが違いますね」 ドロシー「まぁそういうのも「ファーム」(養成所)でさんざん仕込まれたからな……役に立ったろ?」 ベアトリス「ええ…でもドロシーさん」 ドロシー「んー?」 ベアトリス「だとしたら今の私たちっておかしくないですか…?」 ドロシー「…ちょっとシャワー室ですっ転んで抱き合っただけなのに、そんな気分になるわけない……って?」 ベアトリス「はい」 ドロシー「そりゃさっき言ったことはあくまでも「原則」だからな…例外はある」 ベアトリス「それじゃあ…さっきのドロシーさんはどんな「例外」だったんです?」 ドロシー「あー…実はな、私はベアトリスみたいな小さい娘が大好物で……」 ベアトリス「え゛っ!?」 ドロシー「冗談だよ。…実を言うと任務の後は身体が火照ってさ、時々むしょうにやらしい気分になったりするんだ……付き合わせて悪かったな」 ベアトリス「いえ、大丈夫ですよ…それに私も任務の後で熱っぽく感じるような時がありますし、ドロシーさんの気持ちもちょっと分かります」 ドロシー「そっか…さ、せっかくシャワーで温まったんだ。身体が冷えないうちに出ようぜ?」 ベアトリス「そうですね」 ドロシー「…で、ベアトリスはプリンセスの火照りをおさめに行きな?」 ベアトリス「も、もうっ…///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/210
211: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/11/02(金) 01:57:05.44 ID:DW0zgL7I0 …申し訳ありません。本当は今日から投下したかったのですが、明日以降にします… …ちなみに予定ではリクエストにお応えして、ドロシーとアンジェ、「委員長」のファーム(養成所・訓練所)時代を書いていくつもりです……また「こんなモブキャラが見てみたい」というのが(髪色や簡単な性格などなど…)あれば出来るだけ書いてみようと思いますので、そちらもよかったらリクエストしてみてください… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/211
212: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/03(土) 01:56:54.16 ID:1AKPHBq20 …case・アンジェ×ドロシー「The dawn of white pigeon」(白鳩の始まり)… …とある日・ネスト… アンジェ「それじゃあ今日も訓練に励んでちょうだい…準備体操を済ませたら、素手での格闘よ」…絨毯を丸めた訓練相手「チャーリー」を台に立てかけて木箱に座ると、じっとベアトリスの動きを観察している… ベアトリス「はいっ…!」 ドロシー「…それにしても」 アンジェ「なに?」 ドロシー「お前さんを見ていると教官だって言われても信じそうだ♪」…アンジェに話しかけながらウェブリー・スコット・リボルバーの撃鉄や引金を空撃ちして試し、時々ヤスリをかけたり、油を差したりしている… アンジェ「どういう意味?」 ドロシー「いや…だっていつも汗一つかかないで格闘術を教え込んでるからさ」 アンジェ「だって黒蜥蜴星人だもの」 ドロシー「そういうはぐらかし方までそれらしいよ…まったく」 アンジェ「ベアトリス、終わったら続けてナイフ格闘の練習を……ドロシー、あなたがいくらオールドミスだからって、そんな歳で思い出話にふけるつもり?」 ドロシー「あ、いや…」 アンジェ「はぁ……別に構わないわ。訓練の邪魔にならないよう、小声で話しかけてくれるならね」 ドロシー「おいおい、私だって大声で昔の事をふれ回ったりしやしないさ…ただ、ああやってベアトリスを見ているとな……」 アンジェ「…ファームの頃が懐かしい?」 ドロシー「懐かしい…とはちょっと違うけど、あのころはまだまだ無邪気で、昼も夜も訓練に打ちこんでいたっけ……なんてことを思い出しちまって」 アンジェ「…そうね。あなたの適当さによく振り回されていたものよ」 ドロシー「はは、あの時は悪かった…でも口でこそそういいながら、アンジェはよく尻拭いしてくれてたよな?」 アンジェ「ええ…何しろあなたがいなくなったら、その分の面倒を押し付けられそうだったから……」 ドロシー「かもな。それにしてもあそこにはいろんな教官がいたよな…覚えてるか?」 アンジェ「ええ…あなたはよく格闘術の教官についてこぼしていたわよね」 ドロシー「ああ……」 …数年前・ファーム… ドロシー訓練生「次は格闘術か……貧民街じゃちょくちょくお世話になったシロモノだよなぁ……」 …エージェントや諜報部の職員を育成する「ファーム」だけに機密保持は徹底していて、あちこちでスカウトに見出された訓練生候補たちは気づかないうちに身元を調べられ、合格となったら初めてカットアウト(使い捨て可能な連絡員)から接触を受ける…ここで「資格あり」と判断されると目隠しをされ、待ち合わせ場所から連れ出される……その上で候補生の方向感覚がなくなるほどあちこち回り道をして、性格も年齢も暮らしぶりもバラバラな訓練生が、一人づつ個別に「ファーム」へ連れてこられていた…大きな館のような施設は周囲を森に囲まれ、山や川の地形から場所を判断することもできない…訓練生にはとりあえず三食とベッド、唯一のお揃いである灰色のつなぎが与えられ、これも成績に応じてバラバラな「卒業」も、前日になってようやく教えられる… 細身の紳士「では、最初に自己紹介をしておこう。諸君に格闘術を教えるホワイトだ…ミスタ・ホワイトかホワイト先生と呼んでくれたまえ」 …折り目正しい茶色のスーツとチョッキ、金鎖の懐中時計にループタイ…見た目も口調も丁寧な紳士が訓練生たちの前に立った……当然ながらファームの教官たちは本名を名乗らず、色や動植物の名前をコードネームに使っていた……一見そう強いようには感じられないホワイト教官ではあるが、よく観察するとスーツの袖が張っているように見える… ホワイト「さて…この中にはそういった事について経験豊かな諸君もいるだろうが……」中には貧民街やケイバーライト鉱、炭鉱や港で食べ物を盗られないために力を振るっていたであろう訓練生たち…そんな訓練生たちにホワイト教官がちょっとしたユーモアを披露すると、軽いくすくす笑いが起こった… ホワイト「結構。…これから、経験のある諸君はより効率のよい戦い方を…経験のない諸君はこの機会に実戦的な戦い方を習得してもらうことになる……しばらくは仮のパートナーとして隣の娘と組んでもらうが、そのうち実力に合わせてパートナーを交代していくことになるだろう…まずはお互いに握手でもしてはどうかな?」 訓練生たち「…よろしく」「初めまして」 ホワイト「よろしい…質問は話が終わったら受け付けるので、もし分からないことがあったら積極的に聞きたまえ。それでは軽く準備運動から始めようか…」部屋の片隅にあるコート掛けに丁寧に上衣をかけ、懐中時計も外した……上手に仕立てられたスーツからは分かりにくかったが、シャツの袖からはよく引き締まった筋肉が浮き出ている… ドロシー「…へぇ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/212
213: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/11/05(月) 01:22:16.22 ID:w/mVUJ0s0 …二時間後… 訓練生A「ぜぇ、はぁ……こほっ、げほっ…」 訓練生B「ふぅ、ふぅ、はぁ……ふぅぅ…」 ホワイト「おや…ミス・エマ、君は休憩したい気分なのかね? …しかしな、その床では寝るにしても固くて背中が痛いだろう……さ、立ってもう一回だ♪」 訓練生C「うっ、ぐすっ……はぁ、ひぃ…っ」 ホワイト「ふむ…ミス・グレン、痛いのは分かるよ。 …しかし王国のエージェントは、君が泣いているからと言って攻撃の手を休めてはくれないだろうからね。さ、もう一本だ…頑張りたまえ」 …ホワイトはいかにもアルビオンの鬼教官らしく、決して怒鳴ったりののしったりはしない…が、その代わりに優しい顔をして地獄のような訓練を続けさせる……広い室内運動場のあちこちにはへたばった訓練生たちが倒れ込んでいて、どうにか立っているのは数人しかいない… ドロシー「ぜぇ、はぁ…ふぅ…」 ホワイト「ふむ…ミス・ドロシー、君は粗削りだが一撃が重くてよろしい。私も手が痛むくらいだよ……今度は空振りを減らせるように、もっと攻撃する相手をしっかり見て、動きに追随できるようにしていこう」骨も砕けよと叩き込んだ、ドロシーのノックアウト・パンチを受けた手を軽く振って微笑した… ドロシー「はぁ…ふぅぅ…それはどうも…」 ホワイト「それから、ミス・アンジェ…君の動きは俊敏で大変によろしい。まるでこういった訓練をした経験があるようだね」 アンジェ「…ありがとうございます」 ホワイト「うん、実にすばらしいよ…では、それぞれもう一本ずつ私とやってみようか」 ドロシー「…うぇぇ」 アンジェ「はい」 ホワイト「それと、ミス・「委員長」…君は少し休みたまえ。私は君たち訓練生を死なせるために訓練しているのではないからね」 委員長「いいえ…ごほっ、げほっ……まだ…やれます…」 ホワイト「ふむ…君は頑張り屋さんだな。ではもう一本だけやってみようか?」 委員長「はい…ごほっ、けほっ……」 ホワイト「しかしその前に、君たちはまず息を整えたまえ…二回吸って一回吐く。ゆっくりとだよ?」 ドロシー「ふぅぅ…」 ホワイト「そうそう、その調子。…さて、諸君。なぜ君たちがこんな苦しい思いをしなければならないのか、少し考えてみよう…別に私は諸君をいたぶろうというつもりはないんだ。 …しかし実際にエージェントとして活動するときは「もう動けない」と思ったところから、さらにほんの少しだけ動ける事が大事になってくる……つまりこの訓練で「自分の限界点を伸ばす」と言うことだね…理解できるかな?」 アンジェ「…はい」 ホワイト「よろしい。いい返事だ、ミス・アンジェ…ミス・ドロシー、君は分かったかな?」 ドロシー「わ、分かりました…ふぅぅ…」 ホワイト「結構…それじゃあ始めようか。で、終わったらこの運動場を駆け足で一周回っておしまいにしよう」 ドロシー「うへ…ぇ」 ホワイト「…君は二周の方がいいかね、ミス・ドロシー?」 ドロシー「いえ、一周で結構ですよ…」 ホワイト「そうかね? 運動すると健康になるし、美容にもいいよ?」 ドロシー「……それにしたって多すぎますっての…」 ホワイト「何か言ったかね、ミス・ドロシー?」 ドロシー「いいえ……たくさん運動したので、きっとお昼が美味しいだろうと…」 ホワイト「ははは…そうだね、私も昼食が楽しみだよ。 …では、まずは正面から突きを入れてくれるかな?」 ドロシー「はい…ふぅっ!」 ホワイト「…エクセレント(素晴らしい)、その調子でもう一回♪」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1520954906/213
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