【咲-saki-】咲「麻雀学園?」【安価】 (776レス)
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(1): ◆TZolALn9r2 2018/01/08(月)09:30 ID:ri9NxStsO携(1/5) AAS
咲「ここは……」ウーン

頭がズキズキする。

「到着したのよー!起きるのよー!」ジャンジャン

銅鑼の音が寝起きの頭に鳴り響く。

咲「ううっ……」ムニャムニャ
省12
2: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)09:32 ID:ri9NxStsO携(2/5) AAS
泉「ウチは大阪やねん。地元で二条泉言うたらそこそこ名、通ってるで。ウチ、全国の猛者と勝負したくてこの学園来たんや。アンタもここに入園するって事はそこそこ打てるんやろ?」

咲「打つ?」

由子「準備ができたのよー、早く部屋出るのー」

慌ただしく、私達2人は部屋から出され、『所長室』と書かれた部屋に通された。

由子「今月の入園希望者2名、連れてきました!」
省3
3: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)09:35 ID:ri9NxStsO携(3/5) AAS
由子「それでは失礼します!」ガチャ

広い部屋に10人程の職員が直立不動で立ち、その奥の席に黒い軍服を着たこの部屋の主が座っていた。

異様な緊張感に、思わず唾を飲み込む。

赤阪「おっ、おぉ〜〜遠路はるばるよ〜来たなぁ!咲ちゃんに、泉ちゃん!」

泉「ホッ……なんや、気さくな人やん」
省9
4: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)09:37 ID:ri9NxStsO携(4/5) AAS
案内人に連れられ、私たちは廊下を延々と歩いた。迷路のような作り。階段を登って下って、10分ほどで私たちは入り口についた。

屋内に大きな門があった。「麻雀学園」という看板が横に設えられていた。

由子「改めて自己紹介するのよー。私の名前は真瀬由子、この学園であなた達の教育係を担当するのー」

由子「この門の先は、あなた達と同じく、麻雀を極めんと日々研鑽に励む同志が約100人、昼夜を問わず麻雀に励んでいるのよー」

由子「寮は大きく3つにわけられて、あなた達は第1舎に入寮するのーこの第1舎の責任者が私なのよー」
省9
5: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)09:39 ID:ri9NxStsO携(5/5) AAS
門を超えた直後に小さな部屋に通され、そこで服を脱ぐよう命令された。

由子「脱いだらそこに四つん這いになるのー」

泉「は?嫌やわ、なんでそんな」

由子「命令なのよー」

泉「っ……!!ウチ、帰る!訴えたるからな、覚えとき!」
省12
6: 2018/01/08(月)09:40 ID:TJ6ftfQMO携(1) AAS
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7: 2018/01/08(月)09:40 ID:LcJxZ7x90(1) AAS
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8: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)11:16 ID:/8qtvwvzO携(1/5) AAS
咲「はい……」ヌギヌギ

暴力を躊躇わない指導教官。この学園は私が想像していたとおり、危険な香りがする。

泉「咲……!あんたにプライドってモンはないのか!」

この部屋には真瀬さんだけでなく、職員が5人程。いくら二条さんと私が暴れても、腕っ節ではかなわないだろうし、先程真瀬さんが見せた奇妙な技の正体も掴めない。

これからの学園生活のことを考えると、逆らわないのが吉だ。
省7
9: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)13:14 ID:/8qtvwvzO携(2/5) AAS
指を、股の奥に入れられた。ビリっと敏感な粘膜をえぐる痛みが私を襲う。

由子「処女なのよー」

時間にして数秒。それでも痛みは引かない。

由子「一応お尻も見ておくのー。咲、力を抜くのよー」

咲「えっ……あぁ〜〜……」
省8
10: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)13:47 ID:/8qtvwvzO携(3/5) AAS
泉「ううっ……!なんや、ここは……!」

二条さんは、学園内の風景を見て絶句していた。

鉄条網付きのコンクリートの高い壁で囲まれ、監視塔まで付き、各塔の上には2人ほどの兵隊が睨みを利かしている。

由子「あそこが校庭なのよー」

宿舎から壁までの広い空間は、校庭と称されたが、それは学校のグラウンドではない。
省5
11: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)13:48 ID:/8qtvwvzO携(4/5) AAS
由子「ここが麻雀部屋やー」

泉「ええっと、確か25人おるって言うたよな?」

由子「……そういや、昨日事故で1人卒園したらしいから、24人かもー」

泉「そういう問題ちゃうわ!なんで雀卓が1個なんや!って話や!それに誰もおらんやん、何やっとんねん、麻雀学園!」

由子「それには説明が必要なのー第1舎は第1-3舎のうち最弱の寮だからなのよー」
省5
12: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)13:49 ID:/8qtvwvzO携(5/5) AAS
真瀬さんが集合をかけると、校庭に20数名の第1舎の学友が集合した。

皆、ねずみ色の作業着を着て顔に生気がなかった。

由子「注目!今日からみんなの仲間になる二条泉ちゃんと宮永咲ちゃんなのよー」

由子「ここ数週間の第1舎の麻雀成績は最低……!日々の暮らしにも困窮するほど、ということで赤阪所長特別のはからいで強力な新戦力の投入なのよー」

由子「ほら、自己紹介するのー」バシッ
省6
13: 2018/01/08(月)15:27 ID:effSVUWt0(1) AAS
期待
14: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)20:19 ID:oR7ei4jBO携(1/18) AAS
由子「……というわけで、寮には規則がいっぱいなのよー規則を破るときつい罰が待ってるから気をつけるのー」

由子「それじゃあ二人を部屋に案内するのー。泉ちゃんは1-C部屋で、咲ちゃんは1-A部屋なのよー」

寮生は4-5人の大部屋で寝食を共にする。

由子「それじゃあ咲ちゃんはこの部屋やからー仲良くするのよー」

3人ほどの女子学生が私の方をじっと見ていた。
省9
15: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)20:21 ID:oR7ei4jBO携(2/18) AAS
晩御飯の時間まで、私は部屋の隅っこで、様子を伺っていた。

人見知りの私から話を切り出せる訳もなく、他の3人は各々本を読んだりメイクをしたり、筋トレしたり好き勝手な事をしていたから。

部屋に配膳があり、食事が始まった。

和「それでは、頂きます」

憧「いただきまーす」
省14
16: 2018/01/08(月)20:22 ID:kDQ1rynmo(1/3) AAS

17: 2018/01/08(月)20:26 ID:K3UZ7zjEo(1) AAS
きついけど 4
18: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)20:38 ID:oR7ei4jBO携(3/18) AAS
咲(でもおかしいよ……いくら私が入園するのが突然わかったからといって)

咲(ご飯を用意していないなんて)

憧「うーん、このわかめの味噌汁美味しいなぁー」モグモグ

咲「ううっ」ゴクッ

穏乃「……」チラッ
省13
19: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)20:52 ID:oR7ei4jBO携(4/18) AAS
夜……

麻雀学園の消灯時間は21時。

電気が消えると、鉄格子付きの窓の外から差し込むのは、月の光だけである。

耳を澄ますと遠くで波の音が聞こえる……

ここは何処か、私は思いを馳せる。
省10
20: ◆TZolALn9r2 [saga] 2018/01/08(月)21:16 ID:oR7ei4jBO携(5/18) AAS
麻雀学園の朝は早い。

4時30分に校庭に集合して、朝の体操のあと、早朝のランニング。

私は夕ご飯抜きだったので、ヘロヘロだった。

合計10kmのランニングのあとは6時まで休憩。当然、早く走れる人の方がゆっくり休めるわけで、私がランニングを終えたのは時間ギリギリ。

ヘトヘトになりながら、朝ごはんのための食堂へ向かう。
省10
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