侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part3 (282レス)
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1: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:04 ID:mgX0GYuD0(1/14) AAS
前スレ
侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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2: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:10 ID:mgX0GYuD0(2/14) AAS
■ChapterΔ001 『伝説のポケモン』 【SIDE Yu】
──ウルトラスペースでの戦いから、早くも半年が経とうとしていた。
私と歩夢は、
侑「ふぁぁ……」
歩夢「侑ちゃん、眠そうだね? また、遅くまでバトル大会のビデオ見てたんでしょ?」
省28
3: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:11 ID:mgX0GYuD0(3/14) AAS
AA省
4: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:12 ID:mgX0GYuD0(4/14) AAS
せつ菜「私も気になって……この間、彼方さんにお会いしたときに聞いてみたんですが、ウルトラスペースの中には、この世界で言う伝説のポケモンと呼ばれる存在が生息している世界もあるそうなんです!」
侑「そうなの!?」
思わずリナちゃんを見ると、
リナ『うん、あるよ。私たちはウルトラスペースゼロって呼んでた』 || ╹ᇫ╹ ||
そんな回答が返ってきた。
省27
5: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:13 ID:mgX0GYuD0(5/14) AAS
🎹 🎹 🎹
少しずつ高度を上げながら、頂上を目指す途中、
リナ『そういえばせつ菜さん。あの事件の後3ヶ月くらいは、ずっとローズに居たんだよね?』 || ╹ᇫ╹ ||
リナちゃんが思い出したかのように訊ねる。
せつ菜「はい! ペナルティで社会奉仕活動をしていたので! 毎日ゴミ拾いをして、ポケモンバトル施設で子供たちにポケモンバトルを教えたり……あと、ローズジムに代理で入った梨子さんのお手伝いと……とにかくいろいろしていました!」
省23
6: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:13 ID:mgX0GYuD0(6/14) AAS
🎹 🎹 🎹
──大樹・音ノ木は雲まで届くほど大きな樹で、幹の太さはもちろん、葉も一枚一枚がとんでもない大きさをしている。
そして、頑丈で分厚く……人が乗っても問題がないくらいだ。
手を広げたように伸びている巨大な葉の上はほぼ平らで、安定した足場のようになっていた。
侑「……よっと」
「ブイ」
省29
7: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:14 ID:mgX0GYuD0(7/14) AAS
ロングヘアーの子はせつ菜ちゃんの声に振り返る。
ショートヘアの子「何、ランジュ……助っ人でも呼んでたわけ?」
ランジュ「呼んでないわよ。貴方たち誰かしら?」
ランジュと呼ばれた女の子は、腕を組みながら私たちに問いかけてくる。
せつ菜「私はユウキ・せつ菜です! そして、こちらは侑さんと歩夢さん!」
省27
8: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:15 ID:mgX0GYuD0(8/14) AAS
ランジュ「だから言ったのに……」
せつ菜「い、一体何が起こっているんですか……!?」
ランジュ「……烈空坐──龍神様のお出ましよ」
侑「龍神……様……?」
吹き荒れる風の中──
省29
9: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:16 ID:mgX0GYuD0(9/14) AAS
ランジュ「はぁ……!!」
レックウザに向かって投擲した。
──が、
「…キリュリリュリシイィィィィィィ!!!!!!!」
レックウザが一際大きな鳴き声を上げると同時に、周囲に強烈な風が発生し、
省32
10: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:16 ID:mgX0GYuD0(10/14) AAS
歩夢「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!?」
歩夢の悲鳴を聞き、すぐにそっちに顔を向ける。
侑「歩夢ッ!!!」
──歩夢は空を飛ぶ手段がほぼないに等しい。
私よりも遠くに飛ばされていた歩夢が空中でくるくる回りながら、落下しているのが見え、
省26
11: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:17 ID:mgX0GYuD0(11/14) AAS
侑「せつ菜ちゃん……!! どうしよう、歩夢が……!!」
せつ菜「見ていました……! ピィが飛び付いてきたと思ったら、歩夢さんの身体が光に包まれて……!」
侑「あ、歩夢に何かあったら……ど、どうしよう……は、早く探さないと……!」
せつ菜「落ち着いてください侑さん……! 姿が消えたということは、少なくとも落下はしていないということです!」
侑「じ、じゃあ、どこに……」
省28
12: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:18 ID:mgX0GYuD0(12/14) AAS
「…キリュリリュリシイィィィィィィ」
程なくすると、高度を上げながら背を向けて、北の方へと飛び去って行った。
ミア「……あれ、ホントにわかってんの?」
ランジュ「大丈夫よ。栞子の言っていたとおりなら、レックウザは人の言葉を理解する知能はあるはずだし……少しでも早く力を取り戻したいレックウザにとっては、悪い話じゃないはずだからね」
恐らく飛んでいった先は、自分の力を取り戻しながら、休息の出来る場所だろう。
省27
13: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:19 ID:mgX0GYuD0(13/14) AAS
音ノ木の方から、そんな声が聞こえてきた。
侑「え?」
その声のする方へ振り返ると──そこには赤いメッシュの入った黒髪ロングの女性が、音ノ木の根本に立っていた。
侑「あなたは……?」
薫子「ああ、アタシは薫子って言うんだけどさ」
省26
14: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/11(水)14:19 ID:mgX0GYuD0(14/14) AAS
AA省
15: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/12(木)00:03 ID:7Lt++ad/0(1/17) AAS
■Intermission🎀
先ほどまで、猛スピードで音ノ木から落下していた私は──
歩夢「……ここって……」
「シャボ」
気付けば……洞窟のようなところに居た。
いや、ここは……前にも訪れたことがある……。
省26
16: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/12(木)00:04 ID:7Lt++ad/0(2/17) AAS
歩夢「栞子ちゃん!?」
栞子「………………ぅぅ……」
栞子ちゃんは高熱だけでなく、呼吸が浅く、顔色も真っ青を通り越して蒼白だった。
歩夢「このままじゃ危ない……!! サスケ! 手伝って!」
「シャボッ」
私はサスケに協力してもらいながら、栞子ちゃんを背負い、
省7
17: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/12(木)11:52 ID:7Lt++ad/0(3/17) AAS
■ChapterΔ002 『翡翠の巫女』 【SIDE Yu】
私たちは……あの後、音ノ木の大きな根っこに腰掛け、歩夢を待っていた。
侑「……ここに居れば、歩夢は戻ってくるんだよね……?」
せつ菜「薫子さんは、そう言っていましたね」
リナ『少なくとも、サーチはずっと続けてるから。サーチ範囲内に歩夢さんの反応があったら、すぐに知らせるよ』 || ╹ᇫ╹ ||
省27
18: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/12(木)11:56 ID:7Lt++ad/0(4/17) AAS
歩夢は酷く困った表情をする。
せつ菜「……病院に行かないにしても、どこか休める場所に行く必要があります」
侑「……そうだね」
歩夢「でも……仮に私の家に連れて行っても……こんな苦しそうな子見たら、お母さんたちがお医者さんを呼んじゃうよ……」
せつ菜「それは……確かに……」
省25
19: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/12(木)11:57 ID:7Lt++ad/0(5/17) AAS
🎹 🎹 🎹
善子「──それで、私の研究所に来たってことね」
ヨハネ博士はそう言って肩を竦める。
せつ菜「すみません……押しかけてしまって……」
善子「大丈夫よ、ワケアリなんでしょ? それに貴方たちは私のリトルデーモンなんだから」
省26
20: ◆tdNJrUZxQg [saga] 2023/01/12(木)11:58 ID:7Lt++ad/0(6/17) AAS
AA省
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