【安価スレ】堕ち行く光 (950レス)
1-

21: [saga] 2022/08/02(火)13:28 ID:T8j5xHVvO携(1) AAS
道中イベント 判定↓1コンマ

01〜15:魔物の群れが現れた!
16〜30:ならず者が現れた!
31〜70:何も起きなかった!
71〜85:行商人が現れた!
86〜99:何かが起きた!(自由枠)
00:???
22: 2022/08/02(火)14:48 ID:yi8LVW/DO携(1) AAS
はい
23: [saga] 2022/08/02(火)21:30 ID:EX6KTASnO携(1) AAS
煌々たる星空が見える夜、川の近くでは小さな焚き火が燃えていた。パチパチと音を立てて燃え、風に揺れる炎は儚くも美しい。

「はふ…」

リヒトが設置した光源頼りに読書をしていたシルヴィアは、襲う眠気を誤魔化すことなく欠伸で示した。戦力の99.9%を占める要であるリヒトはここにいない。いる必要が無い。

「流石私。魔力を封じられても、叡智一つで問題を容易く解決出来てしまうなんて…。と、自画自賛しても、反応してくれる人がいないと存外つまらないものだね」

「………」
省4
24: [saga] 2022/08/02(火)21:31 ID:otp0XyTyO携(1) AAS
野営地から少し離れた森の中。一人の青年が夜空を眺めていた。無数の魔物が跳梁跋扈しているが、怯えてはいない。
寧ろ、魔物側が怯えている。こっち来んなあっち行け。どこかに行ってくださいお願いします!と涙ながらに念じている気さえしてきた。

リヒトは星空に手を伸ばす。無数の星が手のひらに隠れるが、触れることはない。

「星に手を伸ばしても、決して届きはしない。俺の夢も、同じものかもしれない」

それでも。

「俺は絶対に、夢を諦めない」
省1
25: [saga] 2022/08/02(火)21:32 ID:Z3vjnK0VO携(1) AAS
道中イベント 判定↓1コンマ

01〜15:魔物の群れが現れた!
16〜30:ならず者が現れた!
31〜70:何も起きなかった!
71〜85:行商人が現れた!
86〜99:何かが起きた!(自由枠)
00:???
26: 2022/08/02(火)21:34 ID:dmml45dE0(1) AAS

27: [saga] 2022/08/02(火)21:45 ID:RcGmexNjO携(1) AAS
「はい終わり」

最後の一匹を始末したリヒトは、剣に付いた血を拭う。光を湛えた聖剣は、ふわりと浮いて虚空に消えた。
慈悲を以って命を絶つ。一息に殺めるのはリヒトなりの慈悲であり、配慮だった。
一撃で絶滅しなければ、その分苦しみが続く。逃れ得ぬ死であるのなら、少しでも楽に逝かせてやろう、という優しさだ。
無論、それが自己満足であることは自覚している。殺しているのに何が優しさだ、との非難は甘んじて受け入れよう。

だが、この戦い方を辞めるつもりはない。迅速に、確実に殺めることは、自身の安全にも関わるからだ。
生き延びるから、禍根が生まれる。ならば、殺し尽くせば禍根など生まれない。
それは、度重なる激戦で得てしまった、常人とは異なる価値観だった。

「にんげんはなぜ、ほかのいのちをうばうの?」

不意に口を開くマナ。その問いに、リヒトは答えられなかった。
省1
28: [saga] 2022/08/02(火)21:46 ID:3gHmBlN4O携(1) AAS
道中イベント 判定↓1コンマ

01〜15:魔物の群れが現れた!
16〜30:ならず者が現れた!
31〜70:何も起きなかった!
71〜85:行商人が現れた!
86〜99:何かが起きた!(自由枠)
00:???
29: 2022/08/02(火)22:04 ID:50IrCxfRo(2/2) AAS

30: [saga] 2022/08/02(火)22:05 ID:Y5zXCckqO携(1) AAS
どんなことがあったかを↓1に。話の流れにそぐわないもの、あり得ないものなどは下に流れます。
31: 2022/08/02(火)22:11 ID:Ty+u76J0O携(1) AAS
草木の生い茂る廃城を見つける
32: [saga] 2022/08/02(火)23:22 ID:+TIyWFxxO携(1/4) AAS
リヒトはシルヴィアたちより先行し、周囲に危険が無いか偵察していた。
しかし、目ぼしいものは何も見つからない。魔物もいなければ、賊らしき人影や馬車の痕跡すらも見えない。

「もう少し高度を上げるか」

光の玉を二発打ち上げた後に、さらに上へと飛翔する。合図を送ったから、二人もすぐ駆けつけるだろう。

「…む?」

リヒトから見て二時の方向。方角で言えば北西の先に、人工的な何かが一瞬見えた。
好奇心を抑えるつもりは端から無いので、仔細が判明する距離まで接近する。
ある程度近づいてから解ったことなのだが、人工的な何かとは『廃城を構成する見張り塔』だった。放置されて長いのか草木が生い茂り、蔦が表面を覆っていた。
我ながら良く見つけられた、と感心するほどに、風景に同化して分かりにくい。
省2
33: [saga] 2022/08/02(火)23:22 ID:+TIyWFxxO携(2/4) AAS
廃城前の石碑で合流した幽者御一行はまず、この城がどういうものなのかを調べることにした。
現代では使われていない文字に加えて経年による風化のせいで文字は全く読めなかったが、天才は格が違った。

「『ヴォルグス城』…で間違いないね」

文字を丸写しした羊皮紙を見て、シルヴィアは満足気に頷く。解読に成功したらしい。

「まぁ、私にかかればこんなものさ。早く中を調べようか。どんな書物が遺っているか楽しみでしょうがないよ!」

「わーってる。露払いはお任せあれってな」
省7
34: [saga] 2022/08/02(火)23:23 ID:+TIyWFxxO携(3/4) AAS
『わたしはねてる』

とだけ言い残して木に寄りかかったマナを除いた、リヒトとシルヴィアコンビは意気揚々と廃城を探索する。
長い間人の手が加わっていなかったので内部は荒廃しており、触れただけで崩れ落ちるほど脆い足場もあった。

「………」

虫に食われ、カビが生えてマトモに読めない書物も散乱していた。なんとか読めそうな部分を見つけ出し、シルヴィアに解読を頼むが、溜め息ばかりが返ってくる。

「落書きでも書かれてたのか?」
省7
35: [saga] 2022/08/02(火)23:26 ID:+TIyWFxxO携(4/4) AAS
廃城探索 判定↓1コンマ

01〜30:宝箱を一つ発見。(安価一回)
31〜60:宝箱と新しい手記を一つずつ発見。(安価一回と情報を獲得)
61〜99:宝物庫を発見。(安価複数回)
00:???
36: 2022/08/03(水)00:12 ID:SAvywdSDO携(1) AAS

37: 2022/08/03(水)01:01 ID:OZv5ZrZgo(1/2) AAS
きたい
38: [saga] 2022/08/03(水)01:14 ID:2kEEnaFQO携(1/3) AAS
「お待たせしたね。さて、お次は君の番だよリヒトくん」

「ああ。頭を使う作業は任せた」

「任されたよ」

城内の廊下を歩きつつ、城中に巣食っていた魔物を一掃していく。所々腐敗している魔物が多いが、ゾンビの類ではなさそうだ。

「…この城が無人になった元凶だよ。その腐りかけのネズミや犬に噛まれたら、そこから疫病に感染して死に至るんだ」
省9
39: [saga] 2022/08/03(水)01:14 ID:2kEEnaFQO携(2/3) AAS
「…これで、粗方探し終わったかな」

宝箱がありそうな場所を調べ回ったが、どこもかしこももぬけの殻だった。見つかったものといえば、先人の遺骸くらいだ。
鎧と白骨が散乱した無惨な光景。嘗てはここが人でいっぱいだったと考えると、無性に悲しくなる。

今二人がいるのは、城主が利用していたであろう寝室だ。人が数人寝られるほどに大きなベッドと、埃を被った鏡台が特徴的な、しかしどの城でもよく見られる様式の部屋だった。

「…こりゃ期待外れだな。一休みしたらレムカーナに行こうぜ」

「ちょっと待っておくれよ…」
省12
40: [saga] 2022/08/03(水)01:15 ID:2kEEnaFQO携(3/3) AAS
リヒトは梯子を降りつつ、今の位置をシルヴィアに確認する。

「ここは、裏手のバルコニーから見えていた壁の出っ張りの部分だよ。てっきり、構造上作らざるを得なかった、補強用の部分だと思ってたんだけど」

「城内を調べて不思議に思ったんだ。ここには、貴重品を隠す領域が無いことにね。王権を象徴する宝具とかを、略奪者に奪われないように隠す秘密の部屋が普通はあるはずなんだ」

だが、そのような怪しい場所は見つからなかった。隠し通路や隠し扉も、床をいくつか破壊までして調べたが存在しなかった。
一階から最上階まで間取り図を書き出し、唯一そういった通路が隠せそうな場所がここだったらしい。

「最深部に到着…。何がありますことやら」
省3
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