長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書) (108レス)
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16: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/26(水)02:22 ID:PRrtfKOz0(16/17) AAS
「但し、ネギ先生が夜の相談室に大人の階段を上りたいとこっそりお電話いただけるのでしたら
この結標淡希五秒でベッドメイキングの上不肖わたくし自ら懇切丁寧熱意溢れる肉体言語…」

その時には、鋭い角度で跳躍したあやかの膝が結標の顔面に肉薄していた。

「わー」パチパチ

雪広流vs裏社会実戦組手演武を一通り観賞したネギがパチパチ手を叩いたのを潮に、
あやかと結標二人はガシッと熱い握手を交わして結標が話を続ける。

「それではこれよりホテルまでご案内しまーす」
省16
17: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/26(水)02:23 ID:PRrtfKOz0(17/17) AAS
今回はここまでです。
続きは折を見て。
18: 2022/01/26(水)07:22 ID:b7MGxUL+O携(1) AAS
おつ
19: 2022/01/26(水)23:39 ID:EbyosnYm0(1) AAS
コテハン長文の予防線や自分語り遅筆ネタ使い回しとか面白い要素が見つからないにも程があるだろ
20: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:29 ID:Qu6pCdOS0(1/12) AAS
それでは今回の投下、入ります。
21: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:31 ID:Qu6pCdOS0(2/12) AAS
 ×     ×

「着いたんか?」
「で、ござるな」

科学の学園都市内のとある廃ビル。
長瀬楓のアーティファクト「天狗之隠蓑」から姿を現したのは、
犬上小太郎、長谷川千雨、村上夏美と言う面々だった。
色々考えた末、一応まとめ役となるネギがいない現状、
そして科学の学園都市と言う越境作業の都合上、思慮深い面子による少数精鋭と言う結論に達した。

まず、言い出しっぺの千雨、そして、総合力の高い「忍術」を使う楓と小太郎。
省19
22: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:32 ID:Qu6pCdOS0(3/12) AAS
「何せ相手は科学の学園都市だ。
とにかくアリサの状況を把握するまでは可能な限りトラブルを回避して
くれぐれも余計な揉め事等を起こさない様に…」

そう言いながらくるりと振り返った千雨の前には、
いかにも頭の悪そうな風体の見るからにチンピラ集団が死屍累々の巷を形成し、
最新情報を更新するならば、その巨大な槍の如き脚の一撃でコンクリ柱を蹴り砕いた巨漢が、
そのバカ破壊力な脚槍の上をひらりと舞う小太郎の跳び蹴りを顔面に叩き込まれた今その時だった。
そして、そんな二人の背景では、千雨がコオオと更にその背景に炎を燃え上がらせて拳を握っていた。

 ×     ×
省17
23: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:34 ID:Qu6pCdOS0(4/12) AAS
「あのー」

(だからと言って一人で)

「あのー」

(とは言え、こんな所であいつらに裏の顔を知られる訳にはいかない)

「あのー」
省16
24: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:35 ID:Qu6pCdOS0(5/12) AAS
(あのボリューム、なんと言ってもあのボリューム、ああ、この手の技術ってなると、
多分もっとアレな用途にも流用されてるんだろうな、科学の学園都市とは言っても脳内は、
何と言っても日本の技術革新はビデオデッキしかりインターネットしかり常にその方面から…
ふむ、そうやってあたかも用意された衣装にチェンジする様に…)

「なん、だと?…」

(…いやいやいや、おまえちょっとそれどっから見ても悪役用ブラック紐ビキニアーマーだと?
そうか、そうかよ。いかにも大人しいオドオドキャラとのギャップ萌えをピンポイントで狙って来たってか。
ふふ、ふふははは、ふふふははははは、
その分野に手を出すと言う事は誰に喧嘩を売っているのか理解しているのかなこのホログラム?
省18
25: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:36 ID:Qu6pCdOS0(6/12) AAS
 ×     ×

なんとなくちょっと寂しい気もした、それも余りによく出来ていたからなのか。
臨時パートナーが、にこっと微笑んで礼儀正しく頭を下げたかと思うと
気が付いたら早々に姿を消した事もあり、
犬耳小僧が気付いた頃には完璧な証拠隠滅を終えていた千雨は、
結局手がかりの欠片も無かった面々を促して次の行動に移る。

「ここだここ」

次にご一行様が訪れたのは一軒のファミリーレストランだった。

「アリサからも聞いた事あるんだけど、ドリンクバーが豊富で使い易いってさ」
省10
26: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:37 ID:Qu6pCdOS0(7/12) AAS
「なんだよな、歌が清々しいせいか面白い話もあるし」

「面白い?」

「ネット上の都市伝説だな、ARISAの歌を聴いたらいい事がある、って」

「うん、あれから私もネットとか見たけど普通に言われてるね。

それに、あの歌聞いたらなんか、分かる」
省15
27: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:40 ID:Qu6pCdOS0(8/12) AAS
「あっ、いた」

携帯で連絡を取り合いながら、楓と共にとある空中通路に駆け付けた夏美が、
通路の柱の陰で千雨の姿を発見した。

「それで、アリサ殿は?」

楓の問いに、千雨が親指を向ける。

「あれが、アリサさん?」
省14
28: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:42 ID:Qu6pCdOS0(9/12) AAS
「コタロー君」

「なんだ、一緒じゃなかったのか」

「ああ、ちぃと近場の見晴らしのいい所にな。
いる、いや、いたで」

「いた、って?」

夏美が尋ね、小太郎の表情を見て夏美もやや不安気な表情を見せる。
省12
29: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:43 ID:Qu6pCdOS0(10/12) AAS
 ×     ×

村上夏美はつい先ほども訪れたファミリーレストランで目を丸くしていた。

「ブラックホールかよ」

それは、夏美の隣で呆れ返っている長谷川千雨も同じだった。
取り敢えず、席に空きはあるし、あの様子だとこちらが食事を終えても悠々間に合う、
何よりあれを見ながら匂いを嗅ぎながら店の真ん中で突っ立っているのは精神的に厳しい。

と言う訳で、夏美と千雨は一端店の外に出て、
使用していた夏美のアーティファクトを解除してから店に入り、手早そうなスパゲティを注文する。
だが、結論を言えば、その後も暫くドリンクバーで粘る羽目に陥りひたすら呆れる。
省10
30: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:44 ID:Qu6pCdOS0(11/12) AAS
「うっぷ。勝った、筈や」

千雨が、額に手を当てて嘆息する。

「うん、後でちづ姉ぇに報告しとくから」

「ち、ちっと待てぇ、ここは男として退けん所でなぁ…」

「いや、その有様の時点で負けてるって」
省13
31: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/27(木)19:46 ID:Qu6pCdOS0(12/12) AAS
今回はここまでです。続きは折を見て。
32: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/29(土)01:52 ID:VLY7mJ0Y0(1/13) AAS
それでは今回の投下、入ります。
33: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/29(土)01:54 ID:VLY7mJ0Y0(2/13) AAS
 ×     ×

長谷川千雨は、一般人であり一般人ではない。
その事はとうに自覚している。
非常識な環境を自覚し、その中で一般人でありたいと思い、それを口に出しながら、
自らの意思で魔法の世界に関わりを持った。
今更違う、と言い切るつもりはない。諸々の事は長谷川千雨の意思だった。

世の中、いいトコ取りなんて都合のいい話は無い。
魔法が奇蹟であり希望であるのなら、そこには必ず対価がある。
取り敢えず、その事は暑すぎる夏に何遍か死にかけた辺りで勘弁してくれ、
省6
34: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/29(土)02:04 ID:VLY7mJ0Y0(3/13) AAS
 ×     ×

「うわぁー…」

ほんの少し前、村上夏美は、うっとりと聞き入っていた。
それは、隣で手を繋いでいる千雨も同じ様子だ。
ファミレスを出た後、アリサ以下三人組は夜の公園を訪れていた。

ギリシャ遺跡を思わせるオブジェ付の石造り強めの公園で、
石段のちょっとした丘を上ると池がある。
池の畔で、夏美は美しいメロディーを聴いた。
それは、まだメロディーだけだったが、
省18
35: ちさめンデュ◆nkKJ/9pPTs [saga] 2022/01/29(土)02:06 ID:VLY7mJ0Y0(4/13) AAS
「あ、アリサ…」

轟音が少し落ち着いたのを感じて、夏美が周囲を見回す。
どうやらアリサは無事、あのウニ頭、なかなかのナイト様だ。
そこで、気付いた。千雨の表情に。
千雨の視線の先には、池が見える。その池の中では、突如出来上がった噴水の上に、

「魔女?」

夏美が呟く。噴水の上に「立っている」のは、見た目も行動もまさしく魔女、
絵本の魔女が自分達ぐらいに若くなった様な姿の金髪の魔女がそこには立っていた。

「水のエレメントを操る術式だよ」
省15
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