見滝原に微笑む刹那(まど☆マギ×ネギま!) (685レス)
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653: mita刹◆JEc8QismHg [saga] 2018/04/21(土)22:53 ID:LSWEkX6H0(7/12) AAS
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「おいおい………っ!」

佐倉杏子の口からは、乾いた笑いも出なかった。
近くの空中で、フェイトが石針を、石剣を放ち、
マミがそれを交わし、使い捨て魔法で呼び出すマスケット銃で撃ち砕き、
フェイトが飛んで来るマスケットの銃弾を交わしながら
双方ひなた荘の館から館、茶屋、樹上、あちらこちらへ跳躍する。
そして、マスケットと石剣でガン、ギン、ガン、と撃ち合い砕き合いながら
双方ヒット無しで殴り合い、
又、バババッ、と、大量の銃弾と石針が空中で殺し合う。

「ティロ・フィナーレッ!!!」

降って来た巨大な石柱がマミの大砲の一撃に粉砕された時には、
マミとフェイトはそれぞれ、
空中で身をよじって銃弾と石剣を交わしている所だった。
それを下から眺めた佐倉杏子が大汗を浮かべ、槍を振るう。

「二刀連撃斬鉄閃っ!!」
「野郎っ!」

月詠が小太刀から繰り出す「気」の連続攻撃を、
杏子は大槍の一閃で弾き飛ばす。

「烈蹴斬、弐の太刀いっ!!!」

ずざざあっ、と、杏子の足が後ろへと滑る。

「やっぱ武器は選ばずかよっ」

杏子は、勢いに倒されそうになりながらも、
手槍サイズに縮めた槍の柄で月詠の蹴りを受け止めていた。
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