【女の子と魔法と】魔導機人戦姫U 第14話〜【ロボットもの】 (642レス)
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11: 3スレ目にかわりまして4スレ目がお送りします ◆22GPzIlmoh1a [saga sage] 2014/07/20(日) 21:11:57.42 ID:PGdg3XaSo すると―― ?????<泣かないで下さい……お嬢様……> 懇願するかのような、哀しげな少女の声が十字架から響いた。 それと同時に、茜は自らの身体から暖かい力が湧き上がるのを感じる。 その力が自身の魔力だと気付いたのは、 十字架の回りに赤みの強い橙色の……茜色の輝きが満ちているのが分かったからだった。 茜(クレぇ……スト?) 茜はそこで、自分が手にしている十字架が、かつての母の、 そして、亡き母方の祖母の親友である奏の愛器・クレーストだと気付く。 まだ思念通話すら分からない茜の声は、クレーストに届ける事は出来なかった。 つまり、声の出せない茜に、クレーストとの意志疎通の手段は無い。 だが、クレーストは違った。 クレースト<申し訳ありません、お嬢様……。 勝手ながら、魔力を使わせていただきます> 彼女は哀しげな声で申し訳なさそう呟くと、茜の身体から僅かな魔力を吸い上げる。 そして、茜から吸い上げた魔力はクレーストの導きによって寝室を抜け出し、 仏壇に飾られた勇一郎の遺影を掴んだ。 純粋な魔力だけで物体を掴むにはそれ相応の高い魔力量が要求されるが、 茜には苦にもならない僅かな量に過ぎない。 そして、クレーストが魔力で掴んだ遺影は、漂うように茜の目の前へと引き寄せられた。 クレースト<どうか、手を伸ばして下さい……。 お嬢様ご自身の力で引き寄せた物です> クレーストに促されるように、茜はゆっくりと遺影に向けて手を伸ばす。 これは後から知った事だったが、茜が件の日課を始めた頃から、 明日華の残留魔力によって起動し続けていたクレーストは、 ずっと以前から彼女の事とその意図に気付いていたらしい。 そんなクレーストの協力もあって、決して届かなかった筈の手が、 伸ばし続けた父の遺影に届いた。 茜「………ッ!」 手が触れた瞬間、茜は声ならぬ叫びを上げてその遺影を、クレーストごと胸にかき抱く。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405857766/11
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