[過去ログ] 八幡「なあ雪ノ下。俺と」雪乃「ごめんなさいそれは無理。だけど――」 (142レス)
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92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/25(金)14:32 ID:zNif4qXz0(11/21) AAS
「やめてくれ。そんな言葉をかけられても、惨めになるだけなんだよ。そんなお情けの優しさなんざ求めてねぇ」

「ヒッ、キー?」

「めんどくさいんだよ。俺は1人でいたいんだ。こんな休みの日に引っ張り出しやがって……群れたいんだか何だか知らないけど、俺に構わないでくれねぇかな」

拭ったはずの涙が、再び由比ヶ浜の目元に溜まっていく。
しかし、比企谷八幡の言葉は止まらない。

「っつーか、なんでだ?犬を助けたことか?あれは目にとまったから見捨てられなかっただけであって、別にお前だから助けたわけじゃないんだよ。そんな勘違いで好きになっちゃいましたーってか。……笑えるよ」

「っ、ぁ……」

涙がぽつぽつと流れ落ち、机の上に染みを作っていく。

「で?もしかして髪を下ろしたのも俺の反応が気になってなの?ご苦労なこったな。似合ってんじゃね?」

「っ!」

由比ヶ浜は走って行ってしまった。
カラカラン、という音がやけに耳に残った。

「……ふー」

緊張から解放された安堵で息を吐く。
あーあ、笑っちまうよ、ほんと。
仕方ないよな。雪ノ下の気持ちを知ったら、由比ヶ浜は奉仕部から離れるに決まってんだから。
でも、由比ヶ浜もか。モテモテだな。
……これで、俺は奉仕部にいられなくなったな。

「ははっ、は……、っ」
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