[過去ログ] のよりん「麻雀部限定、全国高等学校大食い選手権(2回戦)…!!」プンスコ=3=3 (279レス)
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1 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/27(金) 17:27:47.17 ID:yTSyz5se0(1/19)
〜プロローグ〜
AM8:55
10月中旬のある日のこと、アナウンサー村吉みさきは都内のスタジオの控え室にいた
ほおづえをついて窓の外を眺めている彼女の表情には、朝だというのにかなりの疲れが見られた
みさき(・・・)
みさき(眠い…)
みさき(9:00から、理沙ちゃん、瑞原プロと打ち合わせ… なぜか姫松の監督の赤阪さんも来るんだよね…)
現在ブラジルで開催中の麻雀世界大会男性部門の東風フリースタイル。その生中継のスタジオの実況に抜擢されていたみさきは、この日は夜通し仕事をし、一睡もせずにそのままここに来ていた
みさき(今日の午後は大食い選手権の実況…)
みさき(先週の予選の実況は大変だったなぁ…)ハア・・
みさき(でもあの仕事のおかげで、理沙ちゃんととっても仲良くなれた)
みさき(先週はすごい振り回されたけど、今日は大丈夫!)
みさき(大分あの人の扱い方分かってきたからね)
みさき(選手たちが集まるのは今日は午後2時…)
みさき(打ち合わせが30分で終わるとして… 一旦タクシーで家に帰って、シャワー浴びて、2〜3時間は仮眠とれるよね)
ガチャッ
はやり「村吉さんおっはよーっ!☆ はやりは今日も元気元気MAXだよーんっ!!」キャピーン
みさき「あ、おはようございます瑞原プロ」ニコ
疲れを見せないように笑顔で挨拶を返したみさき
しかし、はやりの後ろから現れたのよりんを見たとき、彼女の眠気は吹き飛んだ
みさき「のっ野依プロ!? そ、その格好は一体…?」
のよりん「… …!!」プンスコリンリン!=3=3
そこには、黒いメイド服を身に付け、ネコ耳のカチューシャと尻尾をつけ、ご丁寧にほっぺたに3本のヒゲまでつけたのよりんが立っていた
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403857666
180 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/21(月) 21:48:12.96 ID:oPJoNs7p0(11/14)
PM4:45
みさき「終了です! 全員手を止めてください!」
ザワザワ ザワザワ
ヨクガンバッター!
スゴイゾー!
パチパチパチパチパチ
みさき「残量の確認をします! そのまま待機してください! 瑞原プロお願いします」
はやり「ふんふんふん… 獅子原さんと…愛宕さんは通過だねっ! バウムクーヘン半分より多く食べてる。 おめでとう!」
爽「ふう…」ホッ
絹恵「…よし…」グッ
はやり「あとは… んんんっ 残念! 江口さんは…これは、脱落だね…」
セーラ「…!」
怜「ここまでかいな… なんつーレベルの大会なんや…」シュン
竜華「いや、セーラはようがんばったで…」ヨシヨシ
はやり「あと、これは… うん、目では判断できないね… 量りの用意お願いっ!」
みさき「当落ラインの椿野選手と花田選手、残量がほぼ一緒です。 今大会初めての計量勝負となります!」
ワイワイ
ガヤガヤ・・・
181 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/21(月) 22:15:56.93 ID:oPJoNs7p0(12/14)
PM4:46
国際ホテルIPS内 トイレ
ジャーッ
淡「ふーっ スッキリした」ガチャッ
淡「残りの人たちは誰が勝ち上がったかなー…」ジャバジャバ
淡「…♪」テトテト
淡「え!?」
淡は、トイレを出たところで顔をこわばらせて立ちすくんだ
目の前に、一人の少女が無言で立っていたのである
ミキ「…」
淡「あんた… ロボットの…」
ミキ「…」
淡「何…? 私に何か用…?」
ミキ「オオホシ…アワイ…」スチャ・・・
淡「!?」
ミキは、淡に向かって右手を突き出した
その手には、サイレンサーのついた拳銃が握られていた
淡「え!? はぁ? な、なに…?」
ミキ「…」グッ
淡「ちょっ まっ」
ボシュッ
淡「あっ」
淡は左肩に衝撃を受け、その場に倒れこんだ
182 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/21(月) 22:36:15.91 ID:oTRyPDbSO携(1/2)
末原さんに代わりあわあわ……に!?
183 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/21(月) 22:44:59.39 ID:oPJoNs7p0(13/14)
淡「う…!」
ミキ「…」スタスタ
淡(な、なんなの! こいつ…!)キッ
ミキは、淡のすぐ前まで歩いてくると、血の通っていない青い目で淡を見下ろした
淡(か、体が、しびれて、動かな…)
ミキ「…」スウッ
淡(やだっ! 誰かっ助けて…! テルー!!)ギュッ
「ジャンボ・コーク・スクリュ―――ッッ!!」ズゴアアアッ
ミキ「!」ブワッ ビターンッ
コークスクリューを横っ腹に受けたミキは5mほど吹っ飛び、床に叩きつけられた
照「…」シュウウウウウウウ・・・
184 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/21(月) 22:56:37.47 ID:oPJoNs7p0(14/14)
すみません、今日はここまでにします…
なかなか予定通り進まず申し訳ありません
キリが悪いので、明日キリの良いところまで続き書きます
185 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/21(月) 23:08:23.57 ID:oTRyPDbSO携(2/2)
おつー
淡を見下ろすってことは上げ底履いてるのかはたまた
186 淡は一度倒れて座り込んだ状態です [saga] 2014/07/22(火) 20:53:12.22 ID:8YksUp7C0(1/10)
照「淡! 大丈夫か…?」タタッ
淡「」パクパク(えーんテルー怖かったよー!)
照「淡…?」
淡「」パクパクパク(え? なんか声が出ないよ!)
照「ケガしてない? 撃たれたのか?」
淡(…そう、さっき私は肩を撃たれた…)
淡(でも、そんなに痛くはない… その代わり、全身がしびれてしゃべれない…)
淡(これは、麻酔銃…?)
ミキ「…」ムクリ
ミキ「…」スタスタスタ
淡「!」
淡「」パクパクパク(テルー! あいつが!また来るよ!)
照「…大丈夫、分かってるよ…」スッ
照「ロボットさん、どんな理由があるのか知らないけど…
私の淡に指一本でもふれたら…ゆるさないよ!」ギラッ
淡(え! え? 今『私の淡』って言った?/// ってか、なんでテルーが強そうなの? どうしちゃったの?)
ミキ「…」
照「私がコークスクリューだけの女だと思ったら、大間違いだよ…」ゴゴゴ
照「昨日『燃えよドラゴン』のDVD観たんだ。 誰か蹴ってみたいなーって思ってたとこなんだよね」コキッコキッ
187 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/22(火) 21:15:15.82 ID:8YksUp7C0(2/10)
淡(厨二病ぉぉぉぉ!?)
淡(いや、これ、ドラゴンボール見て『今日は出せそうな気がする』って真剣にかめはめ波出そうとする小学生だ…)
照「…」スッ
照「コオオオオオオオッ!」スウウウウウ・・・
淡(あれは、息吹き…?)
照「かかって来なよぉ! ガラクタさん!」カマエー
淡(わ、わりとサマになってる…)
ミキ「…」ススススー・・・
淡「!?」
淡(分身して4人になった! あれは…天津飯の四身の拳!)
4人のミキは、照をグルッと取り囲んだ
照「…」
競技もう終わってるのに、場外乱闘、勃発…!
188 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/22(火) 21:50:58.89 ID:8YksUp7C0(3/10)
ミキB
ミキA ←照 ミキC
ミキD
初めに、真後ろにいたミキCが前傾姿勢になりながらゆらりと前に出た・・・
照「フッ!」
と思ったら、照が後ろを振り返りながら右に体を開き、足刀をミキCの踏み出した足首にめりこませていた
「ダッ!」
間髪置かず、照の右裏拳がミキCの顔面に炸裂、ミキCは糸の切れた操り人形のように崩れ落ちる
「…!」
しかしミキCが崩れ落ちる瞬間、今度は照の左側にいたミキDが右手を大きく振りかぶり、照の後頭部目がけてチョッパーブローを振り下ろしていた
…そしてそれと全く同時に、照の右側にいたミキBが右拳を脇の下まで引き、ガラ空きの照のみぞおち目がけて正拳中段突きを放とうとしていた
(間違いなく、死ぬ…)
あの同時攻撃を喰らったら、もはや立てまい…
ケーキとバウムクーヘンその他もろもろを吐き出して悶絶することになる…
淡がそう思った直後
「じゃっっ!」
照の、前に倒れ込むような頭突きがミキBの鼻を直撃した
そして、後ろのチョッパーブローは照の背中をかすめ、そのままミキDは前につんのめるように体勢を崩した
「ウッ…!」
頭突きを受けたミキBはもんどり打って尻もちをつく
その尻が床につく前に、照は後ろにのけぞりながら大きくジャンプしていた
「ふぁ…」
声が出ないはずの淡の口から吐息のような音がもれた
ジャンプをした次の瞬間には、照の足は天井を向いていたのだ
淡(あ…! 照のパンツ、ピンクのしましま…///)
189 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/22(火) 22:11:15.75 ID:8YksUp7C0(4/10)
「つぇりあぁぁ!!」
甲高いシャウトが空気を切り裂き、オーバーヘッドキックの体勢の照の右脚は、ミキDの脳天を打ちおろしていた
「ガッ…」
ミキDは勢いよく顔面から床にダイブ
ミキCとミキBは崩れ落ちたままピクリとも動かない
スタッ
照はそのまま見事に宙返りを決め、着地をした
(あと、一人…)
そう思った時に、わずかの油断が生じたのだろう
照は、ここまでの流れるような連撃を一瞬ストップし、最後のミキAを視認しようと顔を上げた
しかし、その時見えたものは、床に両手をついているミキCの背中と、左側から弧を描いて流れるように迫ってくるかかとだった
水面蹴りである…!
190 すみません、>>189訂正 [saga] 2014/07/22(火) 22:27:51.30 ID:8YksUp7C0(5/10)
「つぇりあぁぁ!!」
甲高いシャウトが空気を切り裂き、オーバーヘッドキックの体勢の照の右脚は、ミキDの脳天を打ちおろしていた
「ガッ…」
ミキDは勢いよく顔面から床にダイブ
ミキCとミキBは崩れ落ちたままピクリとも動かない
スタッ
照はそのまま見事に宙返りを決め、着地をした
(あと、一人…)
そう思った時に、わずかの油断が生じたのだろう
照は、ここまでの流れるような連撃を一瞬ストップし、最後のミキAを視認しようと顔を上げた
しかし、その時見えたものは、床に両手をついているミキAの背中と、左側から弧を描いて流れるように迫ってくるかかとだった
水面蹴りである…!
191 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/22(火) 22:40:50.88 ID:8YksUp7C0(6/10)
(よけれない…!)
そう思った時にはもう、照は両足を刈り取られて宙に浮いていた
(受身…!)
照は着地をしようと焦って左手を下に突き出した
しかしそれがいけなかった
床に不用意に手を着いた瞬間、ゴキッと嫌な音がした
(うっつ…っ!)
照は受身に失敗し、左肩と側頭部をしこたま床に打ちつけた
淡「」パクパク(テル! 上! あぶない!)
ダアンッ!
(くぅ…)ゴロゴロゴロ
ミキAのかかと落としを間一髪で転がってかわし、距離を取って立ち上がる
192 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/22(火) 22:50:23.55 ID:8YksUp7C0(7/10)
左手「ズキズキズキ」
照(まずい…骨が折れたか…?)
ミキA「シュッ」
ミキAの追い込みの鉤突きを頭を下げて必死にかいくぐる
しかし、そこで目の前に現れた物は、ミキAのヒザだった
ボゴォッ
「グ…!」
たたらをふみながらも、なんとか踏みとどまる
193 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/22(火) 23:03:18.01 ID:8YksUp7C0(8/10)
そこへ、ミキAが体を大きく開いて左脚をぐっと踏み込んできた
上段廻し蹴り…!
これを喰らっては、せっかく食べたプリンを吐き出してしまうかもしれない…
刹那にそう思考を巡らせた照は、意を決して、上半身を横に倒し、体をひねりながら跳び上がった
胴廻し回転蹴り…!
2つの蹴りが、空中で交差した・・・・
194 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/22(火) 23:06:37.76 ID:qBqkSapSO携(1)
ナニガオキテイルンダ
195 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/22(火) 23:23:28.09 ID:8YksUp7C0(9/10)
・
・
・
照「ハアッハアッハアッ…!」ハナジタラー
淡「」パクパク(テル!テル!大丈夫?)
ミキA「」チーン
淡「」パクパク(ごめんテルー こんなケガさせて…)エーン
照「…私は大丈夫だよ、淡… 照魔鏡で動きは読んでたのに、手こずっちゃった…」
照「早く、みんなのとこに戻ろう…」
その時であった…
ミキたち「」スススススス・・・
淡(あれ、のびてたロボットたちが1つに合わさって…?)
ミキ「」ピカーッ
照「うっ…」ギュッ
淡(まぶしい…!)
一瞬強く光り、そのあとに現れたのは…
ズタボロになって倒れている 末原恭子 その人だった
恭子「メゲるわ…」ボロッ
196 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/22(火) 23:35:06.40 ID:8YksUp7C0(10/10)
あんましキリ良くないかもですがここでいったん終わります
今週末にはこの2回戦編は終了させたいです
読んでくれた方、書き込みしてくれた方ありがとうございました
197 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/23(水) 00:24:59.62 ID:kJWnrDDDO携(1)
今回の更新分はさすがに読むのやめた
超展開過ぎてわけわからん
そういうの書きたいなら別で書けよと
198 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/23(水) 07:29:37.08 ID:gc1FhaNSO携(1/2)
おつ
末原さん自我取り戻せたようで何より
199 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/23(水) 09:04:36.69 ID:vV3ZYYX20(1/2)
>>194さん、>>197さん
困惑させてしまい、ごめんなさい
以後気をつけます
こんな展開になっているのは、>>1が照好き好き病をこじらせているのが原因の一つと思われます
自分でも正直、この2回戦編はどこへ向かうんだろうと心配です
終局に向けて、もしかしたら若干の超展開あるかもですが、全部いくのんのせいということでご容赦願います
200 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/23(水) 10:19:13.62 ID:sUxtSf5X0(1)
自分的にはこの展開面白かったよ!
前々からミキ=末原?の伏線あったし、淡が襲われた辺りから今回の話も予想出来た。
201 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/23(水) 21:30:09.85 ID:gc1FhaNSO携(2/2)
>>197はたぶんただの嵐だから気にする必要ないと思われ
>>194は俺です状況に合わせたツッコミのつもりです支援してますです
202 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/23(水) 22:49:08.40 ID:vV3ZYYX20(2/2)
>>200、>>201
ありがとう、安心しました
でも、>>197は毎回読んでくれていたようなので嵐ではないのかなと
いろいろな事を試しているので、否定的な意見もありがたいです
「ちょっと面白いかなと思ってたけどダメだこれ、ツマンネ」という事態はなるべく避けたいので
全ての意見に従う訳じゃなくて結局は自分が思った通りに書くけど、読み手の意見がないと多分暴走するので、率直な意見は全部貴重です
203 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/23(水) 23:33:31.82 ID:xe5PvKC7o(1)
最初のコークスクリューブローは面白かったよ
204 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/25(金) 21:59:10.33 ID:xV3NRinX0(1/7)
PM4:47
トイレ前
「メゲるわ…」
照「!?」
照(この人は… 姫松の大将?)
淡(決勝で闘った末原さん…? な、なに? どうなってんのこれ?)
恭子「うぅ…」
恭子(全身が痛い…)ボロッ
恭子(なんなんやこれは… 私は何をしてたんや…?)
恭子(たしか、代行の車に乗って… そんで…)ヨロヨロ
恭子は、よろめきながらも立ち上がった
恭子「イテテ… ん? チャンピオンに、お、大星…///? あんたら、何しとるんや?」
照「…末原さん、何も覚えてないの?」
恭子「なんか記憶が飛んでんねん… ここはどこなんや一体…?」キョロキョロ
その時、照はうしろ首筋にチクッとした痛みを感じた
照(いつっ…)
照(あれ、目の前が真っ暗に…?)
照(なに、こ、れ…)バタン
赤阪「…」
恭子「だ、代行…!?」
赤阪「いかんなあ末原ちゃん、気がついてまったか… こりゃリセットせなあかんなぁ…」ヒヒヒヒヒ
205 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/25(金) 22:23:50.09 ID:xV3NRinX0(2/7)
PM4:47(同時刻)
百合猫の城店内
みさき「さあ、量りの準備ができました。これより計量勝負を始めます!」
煌「…」
美幸「…」
ザワザワザワザワ
ドッチガカツンヤー?
ホトンドオンナジデスネ
姫子(…たのむばい! どうか…花田! 勝っていてくれ!)イノリー
和(花田先輩…)ハラハラ
友香(大丈夫…! 接戦なら、先輩は負けないんでー!)フンス
莉子(うう… 心臓に悪い…)ドキドキ
みさき「それでは、まず新道寺の花田選手が残した量を量らさせていただきます」
みさき「…」ハカリー
みさき「さあ、量りの数値が落ち着きましたでしょうか…」
みさき「ひゃく、ななじゅう、ろくグラム…。 花田選手、残量は176gです」
みさき「バウムクーヘンは350gでしたから、174g、つまりほぼ半分の量を食べ切っていることになります」
煌「…」
みさき「では、続いて、劔谷の椿野選手の残した量を量らさせていただきます」
みさき「…この量が、176gよりも多ければ、花田選手の勝ち。 176gよりも少なければ、椿野選手の勝ちとなります」
一同「・・・・」ゴクリ
みさき「では…」ハカリー
みさき「…」
みさき「ええ、これは… ひゃく、ななじゅう…」
206 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/25(金) 22:57:24.21 ID:xV3NRinX0(3/7)
みさき「ひゃく、ななじゅう…、 いち! 」
みさき「椿野選手の残量は171g! つまり食した量は179g! 花田選手よりわずか5g、多く食べていました!」
みさき「劔谷椿野美幸選手、3回戦進出決定です!」
美幸「…や、やった…!」
煌「う…」
友香「いやったぁーーっっ! 美幸せんぱあーーーいっ!!」
莉子「・・・」ホウシン
姫子「くっ… 花田ぁ…」ポロポロポロ
和「…素晴ら、しい、闘いでした…!」パチパチパチ
ウオオオオ・・・
ダイセッセンジャ
イイショウブダッタヨー
ホントヨオガンバッタデー!
パチパチパチパチパチパチ
貴音(…変ですね…)ピクリ
貴音(何やら店の外に、面妖な気配が満ち満ちているのを感じます…)
貴音(ちょっと様子を見に行ってみますか…)スッ
≪2回戦 『レジェンドスイーツ7種勝負』 最終結果≫
◎3回戦進出決定者
@宮永照 全完食(37分11秒)
A滝見春 全完食(39分05秒)
B高鴨穏乃 全完食(43分22秒)
C片岡優希 全完食(44分39秒)
D獅子原爽 7品目残り2口程度(記録3550g)
E愛宕絹恵 7品目約3/4まで(記録3510g)
F椿野美幸 7品目約1/2まで(記録3429g)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●脱落者
G花田煌 7品目約1/2まで(記録3424g)
H江口セーラ 7品目約1/3まで(記録3370g)
I小瀬川白望 5品目まで完食(途中リタイア・記録2600g)
207 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/25(金) 23:20:20.10 ID:xV3NRinX0(4/7)
PM4:48
トイレ前
恭子「代行! 何してるんや!」
赤阪「ふんふん〜♪」プスッ
赤阪は座り込んでいた淡の首筋にも注射をし、淡は眠るように床にうずくまってしまった
恭子「やめんかい!!」ブンッ
赤阪「末原ちゃぁんにはこっちのお注射がええかな〜」ヒョイッ プスッ
恭子「うっ!?」
赤阪はパンチをよけると、恭子の首筋にも注射を射した
恭子(…しまった、体が動かん…)プルプル
恭子「代行… あんた… うちを だましたんやな…」
赤阪「…」
恭子「一体… 何を… する つもり、や…」
赤阪「末原ちゃんはなぁ、いくのんのペットになるんやで〜」
恭子「なんや て…?」
赤阪「てか、もうなっとったんやけどな〜 不具合が生じて元に戻ってしまったみたいや…」
恭子「…?」
赤阪「末原ちゃんがいかんのやで… いくのんの気持ちに気づいとりながら、無視を続けるから…」
赤阪「しかも、あんなドロボウ猫に夢中になるなんてなぁ・・・」チラリ→淡
恭子「・・・!?」
赤阪「私はな、末原ちゃんを誰かに取られるくらいなら…」
赤阪「力ずくで自分のものにすることに決めたんや…」ニタアアア
208 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/25(金) 23:34:27.20 ID:xV3NRinX0(5/7)
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
〜1ヶ月前、9月〜
姫松高校麻雀部部室
放課後…部員が集まり始まる少し前、窓際で一人たそがれる末原恭子の姿があった
恭子「・・・」ボーッ
洋榎「恭子ぉ! どないしたんやボーッとして!」バンッ
恭子「わっ! 主将、いきなり驚かせんで下さい…」
洋榎「だーかーら! うちはもう主将じゃない! 新主将は漫やで」
恭子「まだ1.2年生は来とらんのだしいいじゃないですか… なかなか慣れんのですよ、名前呼びは…」
洋榎「…お前、受験のほうは大丈夫なんか?」
恭子「ほぼ推薦決まってますんで問題ありません」ハア・・・
洋榎「…」
209 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/25(金) 23:43:03.57 ID:xV3NRinX0(6/7)
・
・
・
洋榎「…というわけで緊急会議やで」
由子「何事なのよー」
洋榎「恭子のことや恭子!」
絹恵「うん、インターハイ終わってから、一人でたそがれてること多いよね…」
漫「団体の決勝で負けたのがショックだったのかと思うてましたけど…」
洋榎「うちも最初そう思っとったけど、違うであれは」
絹恵「うん、やっぱりあれは…」
「「「「恋の病…?」」」」
210 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/25(金) 23:58:01.65 ID:xV3NRinX0(7/7)
洋榎「恭子にもついに春がきたっちゅうことか…」トオイメ
漫「だとしたら、相手は誰なんでしょう…」
洋榎「それ重要や! 聞き出さないかんで!」
・
・
・
洋榎「…というわけや恭子、白状せい」
恭子「う…」
由子「相手は誰なのよー」
絹恵「水くさいですよ末原先輩、私たちに話さないなんて…」
恭子「ほ、ほかの部員には言うたらあかんで…?」
漫「はいはいはいはい」
恭子「んと、実はな、白糸台の…」
洋榎「白糸台?」
恭子「お、大星、淡、ちゃん…///」ポッ
絹恵「は?」
洋榎「ふぇ?」
由子「のよ?」
漫「マジか」
赤阪「・・・・・」ギリギリギリギリ←物陰から
211 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 00:06:01.20 ID:NCe/5FN50(1/30)
インターハイ団体決勝大将戦、そこで恭子は初めて淡に出会った
初めは、淡のオカルトバリバリの麻雀に恐怖を覚えたが…
試合が終わった時、その恐怖はなぜか恋心へと転化していたのである
そして、夏が終わり日がたつにつれて、その恋心は恭子の心の中でしぼむどころかふくらんでいったのである…
恭子「ふう、淡たんの、ぷにぷにほっぺ…」ハア・・・
212 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 00:17:44.77 ID:NCe/5FN50(2/30)
・
・
・
姫松高校近くの小さな居酒屋
赤阪「う、う、う… 末原ちゃぁんのいけずぅ…」ヒトリザケー
赤阪「いくのんのアタックは、どうしても、通じひんのか…?」グビグビ
赤阪「あんな、クソジャリのどこがいいんじゃい…」ポロポロ
その時、赤阪に近づく妖しい影…
?「赤阪さん、恋のお悩みですね…」スッ
赤阪「? あんたは…」
?「私なら、赤阪さんの役に立てると思うんですけどね…」フフフ
赤阪「…あんたの言うことは分かるで…」
赤阪「パンドラの箱を開けるしかないっちゅうことやんな…?」
?「いや、パンドラの箱ではなく、人類の希望の箱ですよ赤阪さん…」クックックッ
213 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 00:23:26.30 ID:NCe/5FN50(3/30)
今日はここまでっす
また明日続き書くっす
この後、500レスくらい「サスペンス劇場in姫松」が続くっす
・・・ウソっす
3回戦では、私も先輩たちと一緒に登場するっす
ステルス食いの真髄をお見せしちゃうっすよ!
214 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 11:36:45.45 ID:NCe/5FN50(4/30)
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
PM4:49
トイレ前
恭子「私を、ペットに、やて…?」
赤阪「イヒヒッそうや〜 いくのんはなぁ、ある人に頼んで、末原ちゃんをちょっと改造してもらうことにしたんや」
赤阪「言う事聞いてくれへんのなら、聞くように頭ん中も改造させてもらおうっちゅうわけや…」
恭子「…狂っと…る…」
赤阪「イヒヒ! 最近、家庭にも普及し始めた三次元ボーカロイド… 末原ちゃんをそれに改造すれば、家に堂々と置いとっても、連れ回しても誰にも怪しまれることはあらへん…」
赤阪「時々家で、末原ちゃぁんの姿に戻していつでもお楽しみできるってわけや…」ウヒヒヒヒ
恭子「…私が…いなくなったら… さわぎに、なるはず、や…」
赤阪「それは心配せんでええで〜 今、みんなとは、別のニセ末原ちゃんが一緒におるでな〜」
赤阪「ゼッタイにニセ者とバレることはない、完璧なニセ末原ちゃんや…」
赤阪「末原ちゃんは安心して、いくのんとラブラブな生活を送ればええんやで〜」
215 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 11:48:34.89 ID:NCe/5FN50(5/30)
恭子「ド畜生が…! …大星と チャンピオンは…どうする…つもり や…!」
赤阪「2人は、そのある人に引き渡しさせてもらうで〜」
赤阪「本当は大星一人で良かったんやけどな… まあもう一人増えたのは、想定外やけどラッキーやで〜」ニタニタ
恭子「ある…人って、誰…なんや…」
赤阪「イヒヒヒヒ… いくのんの古い知り合いでな〜 完全な改造ジャンキーのオバハンやで〜」
赤阪「今回は、大星を提供するという条件で、末原ちゃんの改造を頼んだんや〜」
赤阪「大星もチャンピオンも、そのオバハンの改造の実験台になるわけや…」
赤阪「…そろそろ、ここに姿を見せてくれる手はずになっとるで〜」
216 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 12:11:32.00 ID:NCe/5FN50(6/30)
恭子(…このオバン! イカレた人とは思っとったけど、まさかここまでとは…)
恭子(まずいでまずいで…! うちはともかく、大星やチャンピオンはなんとしても守らな…!)
恭子(くっそ… しかし… どうしても体が動かへん…!)ググッ
赤阪「ちょっとしゃべり過ぎてもうたな〜 ほんじゃあ、末原ちゃんも眠ってもらおうかいな〜」チャキッ
赤阪は注射器をかまえた
恭子(くっ… すまない! チャンピオン! 大星ぃ!)ギュッ
赤阪が、恭子の首筋に注射針を射そうとした、その時・・・!
「おやめなさい!」
凛とした声とともに、赤阪の頭の横を何かが高速で通り過ぎ、トイレの壁に突き刺さってビンビンと震えた
赤阪が振り返ると、そこには貴音と、弓をかまえた菫が立っていた
菫「…今のは威嚇だ。 末原から離れろ。 今度は当てるぞ!」
菫は第二矢をかまえる
赤阪「はあん・・・ クソジャリどもが… 笑わせる! このいくのんと闘り合おうってか…?」ズゴゴゴゴゴゴ・・・
菫(くっ…!)
貴音(す、すさまじいオーラ…!)
霞「赤阪さん… 何をしているのですか・・・?」スッ
赤阪「! 霞…!」
霞「おイタが過ぎたようですね… 抵抗せずにおナワにつきなさい」
咲オールスターズ「…」ズラーリ
217 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 12:30:31.64 ID:2E6rnqBaO携(1)
あー…うん
これはダメだなwwww
小ネタくらいならともかく脱線しすぎだろ
218 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 12:35:02.17 ID:NCe/5FN50(7/30)
チャンピオントオオホシサンガタオレテルヨ・・・
アカサカナニヤッタンヤア!
カンネンシロオ!
赤阪(くそ、しくじった…!)
赤阪(これはもう、いったん引き上げるしかないで…)
赤阪(あの改造オバハンが来とれば楽に逃げられるんやけど、ここは自力で逃げるしかない…)
赤阪(末原ちゃんはまたスキを見て、後日さらうとするかいな…!)ダッ!
赤阪は意を決して脱兎のごとく走り出した
竜華「あかん! 逃げるであのオバン!」
霞「大丈夫よ。ここは小蒔ちゃんにまかせましょう」
霞「さあ出番よ! ダッシュであのイカレBBAをつかまえるのです!」ポンッ
霞が、立ちながら寝ていた小蒔の背中を軽くたたく
すると、信じられない猛スピードで小蒔は走り始めた
小蒔「シタタタタタタタタタタタタタタッ」バインバインバインバイン
憧「・・・神代小蒔がメッチャ走ってる…!」
玄「お、おもちの揺れ方がものすごいですのだ!」
豊音「神代さんちょー速いよー! 行けー!」
塞「な、何が起こってるの?一体…」
霞「小蒔ちゃんにはウサイン・ボルトの霊を降ろしたわ」
怜「はあ? いつ死んだんやボルトって」
霞「私ほどになると、生きている人の霊も降ろせるんです」フフフ
219 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 12:46:47.00 ID:NCe/5FN50(8/30)
小蒔はあっという間に赤阪にせまっていく…
洋榎「よっしゃ! ええで神代! そこでタックルや!」
しかし・・・
小蒔「あ」ズリッ
小蒔「」スッテーンッ ドンガラガッシャァーンッッ! ゴロゴロドッカーン!!
はかまのすそを踏んでしまい、ものすごい勢いで転んで、3回ほど回転して壁に激突した
初美「あらー… 痛そうですねえー…」
220 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 13:07:46.93 ID:NCe/5FN50(9/30)
赤阪は、階段の手前まで走ってきた
階段をおりれば、すぐホテルの出口である…
しかし、そこに立ちふさがる、メイド服姿の少女が、3人・・・!
衣「止まれ! 気形の者よ!」カッ
衣が叫び、その小さな体がわずかに発光した…!
パリーンッッ
赤阪の真上の蛍光灯が粉々に割れ、頭上にふりかかる
赤阪「ふん」ゴオッ!
しかし、赤阪がオーラを少し強めると、ガラスは弾き飛ばされてしまった
一「赤阪さん! ちょっとケガしてもらうよ!」ヒュンヒュン
間髪置かず、一が手品用の投げナイフを赤阪の脚目がけて投げつける…!
赤阪「なんや、このオモチャ」ヒョイッ
しかし赤阪は跳躍して簡単にナイフをよけ、階段にさしかかった
貴音「仕方ありません… 抵抗を続けるなら、これを使わせて頂きます」ザッ
そう言うと貴音はふところに手を入れた
ジャラリ・・・
そして鎖鎌を取り出すと、巨大な分銅をブンブンと回転させ始めた
221 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 13:20:24.51 ID:NCe/5FN50(10/30)
貴音「てぃやぁっ!」ブオン
分銅を赤阪目がけて投げつける…!
赤阪「おっと!」ガキーンッ!
しかし赤阪はポケットから鉄扇を取り出し、分銅を弾き返した
貴音「あうっ!」
分銅は貴音の顔面スレスレをうなりをあげて通り過ぎる
赤阪「イヒヒ! 悪いな〜 いつかまた遊んだるでな〜」シタタタタ・・・
赤阪は階段を勢いよく駆け下りる
しかし、その時…!
階段の踊り場に、突然、白装束の女性が現れた
煌(おや、あの人は…?)
222 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 13:36:07.46 ID:NCe/5FN50(11/30)
白装束の女に向かって全力ダッシュする赤阪
謎の女「…」
赤阪「なんやアンタ!邪魔やで、ケガするでっ!」シタタタタタ
赤阪が謎の女を突き飛ばそうとしたその刹那…!
謎の女「ふっ!」ズオッ
赤阪「あら!?」
謎の女は赤阪の手首をつかみ、自分の頭より高い位置まで放り投げていた
ビッターン!!!
赤阪「ぶっふぅ!」
赤阪は、そのまま床に穴があくほどの勢いで叩きつけられた
謎の女「…若い方々の真剣な競技の場を汚そうとするとは… 実にすばらくない方ですね!」カッ
煌(や、やっぱり… あの人は、私の…!)
223 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 13:54:43.04 ID:NCe/5FN50(12/30)
赤阪「」チーン
ドヤドヤドヤドヤ
霞たちは踊り場までおり、気絶している赤阪をしばりあげた
煌(おや、先ほどまでいた、あの白い服の人はどちらへ…?)キョロキョロ
「それにしても、何があったのかな」
「なんか赤阪さん勝手に転んだよね」
「すべりやすい所でもあらへんのになー?」
「フシギだねー」
煌(え? 皆さん何を言っているのですか?)
煌(私しか、あの人が見えていなかった…? そんな、バカな…?)
その時ふと、煌は後ろに人の気配を感じ、振り向いた
謎の女「・・・」
煌「あ、あなたは! やっぱり…!」
煌「お母上ですね!」
煌実母「久しぶりですね、煌」ニコリ
224 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 13:59:34.78 ID:NCe/5FN50(13/30)
赤阪「」チーン
ドヤドヤドヤドヤ
霞たちは踊り場までおり、気絶している赤阪をしばりあげた
煌(おや、先ほどまでいた、あの白い服の人はどちらへ…?)キョロキョロ
「それにしても、何があったのかな」
「なんか赤阪さん勝手に転んだよね」
「すべりやすい所でもあらへんのになー?」
「フシギだねー」
煌(え? 皆さん何を言っているのですか?)
煌(私しか、あの人が見えていなかった…? そんな、バカな…?)
その時ふと、煌は後ろに人の気配を感じ、振り向いた
謎の女「・・・」
煌「あ、あなたは! やっぱり…!」
煌「お母上ですね!」
煌実母「久しぶりですね、煌」ニコリ
225 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 14:09:30.02 ID:NCe/5FN50(14/30)
煌実母「よく私だって分かりましたね、煌」
煌「…忘れるわけ、ないじゃないですか…」ウルウル
煌実母「こうして顔を合わせるのは、10年ぶりくらいかしら?」
煌「10年… もうそんなに経つんですね… お母上は全くお変わりないですね!」
煌実母「死んでますからね。 あの世では年をとらないから」
煌「え…」
煌は母親の足元を見た
和服だから分かり辛かったが、彼女には足が無く、体はフワフワと浮いていた
226 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 14:33:31.04 ID:NCe/5FN50(15/30)
煌「…競技の終盤で、私に声をかけてくれたのも、お母上ですね」
煌実母「あら、良かったわ。 ちゃんと声が届いていたのね…」ニコッ
煌「お母上があの時声をかけて下さったおかげで、最後まで全力を尽くして闘うことができました」
煌実母「ふふっ、とってもすばらな闘いぶりでしたよ…!」
煌「…負けてしまいましたけどね…」シュン
煌実母「煌、大切なのは、結果よりも、過程ですよ」
煌実母「何の過程もなしで、勝利を手にしたとしても、それは何の意味もありません」
煌実母「逆に、全力で闘った上での敗北には、大きな意味があるのです」
煌「…」
煌実母「あなたは、今回の闘いを通して大きく成長できたはずです。 そして、周りの人たちにも様々な影響を与えたはずです。
それは、あなたが全力で競技に挑むことができたからですよ」
煌「…そうですね、ありがとうございます。 負けたのはとても悔しいですが、今は、清々しく、晴れやかな気持ちです…
あとは、勝ち上がった皆さんを応援していきたいですね」
オーイハナダー
オミセニモドルバーイ
煌実母「お友達が呼んでいますね。 私もそろそろ戻りましょう…」スウウ・・・
煌実母の体は少しずつ薄く、透明になり始めた
煌「・・・また、お会いできるでしょうか?」
227 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 15:02:18.85 ID:NCe/5FN50(16/30)
煌実母「さあ… それは分からないけど、私は死んでから今までずっと、あなたのことを見続けてきましたし、これからもずっと見守っていきます」
煌実母「ですから私がいつも側にいると思って、これからもガンバって下さい。 …お父さんと、病気のお母さんを…しっかり助けてあげなさいね」
煌「…はい」
煌実母「あ、そうそう、お土産を持ってきてるの忘れてたわ」ゴソゴソ
煌実母は、小さなきんちゃく袋を取り出して煌に渡した
煌「…これは?」
煌実母「私が天国で作ったこんぺい糖が入ってるわ。 神様にも天使たちにも、地獄の閻魔様にも大人気なのよ」フフフ
煌「…天国のこんぺい糖… ありがとうございます」
煌実母「お友達に分けてあげてね。 それじゃあ、煌、元気でね! さようなら…」スウウウウ・・・
煌「さようなら、お母上… お元気で…!」
煌実母の姿は完全に消えてしまった
煌「…行ってしまいましたね」
煌「…どれどれ、では早速一口頂きますか…」ゴソゴソ
煌はきらきら輝くこんぺい糖をひとつ口に入れた
煌「・・・うふふふふ、 す ば ら です! 」ニッコリ
228 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 15:20:27.51 ID:NCe/5FN50(17/30)
PM4:54
百合猫の城店内
照「・・・は!」
淡「あ、テルーも目を覚ましたよ!」
憩「良かった、すぐ薬が効いたみたいやな」
照が目を覚ますと、白糸台と清澄のメンバーと憩が、周りを取り囲んで心配そうにのぞきこんでいた
咲「お姉ちゃん、大丈夫…?」
照「咲・・・ あれ… 私どうしたんだっけ…」
菫「全部話すと長くなるが… お前と淡はトイレの前で気を失っていたんだ。
今、荒川が手当てをしてくれて、目が覚めたんだよ」
憩「チャンピオン、左手をケガしとったから、そっちの手当てもしといたで」
照「あ・・・ 憩…ありがとう」
憩「どういたしましてーぇ。中手骨を折っている可能性があるで、すぐに病院行きますよっ」
照「ん…? えと… でも、競技終わったから、これからみんなスイーツバイキング、食べるんだよね…」
憩「はあ? いや、そうやけど… チャンピオンは食べとる場合じゃない、はよ病院行かなっ」
照「ううん、みんなと一緒にスイーツバイキング食べてから行く」
229 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 15:30:13.54 ID:NCe/5FN50(18/30)
憩「あかんて! 聞き分けの悪い人やな、はよ行くでぇ!」
照「憩……?」ズゴゴゴゴゴゴ
憩(うっ!? なんて、オーラ…!)
憩(今反抗したら、ヤラれてまう…!!)カタカタ
憩「しゃ、しゃあないな、もう! 食べたら、すぐに行きますからね!」
照「憩はやっぱり、いい子…」ニコー
230 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 16:17:09.70 ID:NCe/5FN50(19/30)
照「あ、そういえば、末原さんは? どうしたの?」
菫「ん… 末原は…」チラリ
憩「ちょっと、大変なことになってるんや…」チラリ
洋榎「な、な、なんなんやこれは・・・?」
由子「恭子が二人おるのよー…」
漫「ドッペルゲンガーや…」
絹恵「ど、どっちが本物なんや…。 いや、まさか分身しとるんか…?」
ボロ恭子「…」
きれい恭子「…」
そこには、にらみ合う2人の末原恭子の姿があった…
231 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 16:28:55.48 ID:NCe/5FN50(20/30)
ボロ恭子「あんたか… 代行にそそのかされて私のフリしてる輩は・・・」
きれい恭子「な、何言うとるんや、アンタこそいきなりやって来て、何者なんや…?」
由子「…たしかに、私たちと今まで一緒にいた恭子には、おかしいところは全くなかったのよー」
絹恵「でも、この、今やってきた末原先輩も、変なところはないですね…」
洋榎「一体、どうやって見分けたらええんや…」
照「ふふふ、その難題、私たちが解いてみせよう」スッ
咲「協力します」スッ
漫「み、宮永姉妹…!」
232 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 16:37:39.51 ID:NCe/5FN50(21/30)
咲「末原さんは一人しかいません。 どちらかはニセモノです!」
洋榎「し、しかし、違いが全くあらへんで…?」
由子「絶対に恭子しか分からない質問をしても、2人とも全く同じ回答をするのよー」
咲「ふふふ… 私には分かりますよ? どちらがニセモノか…」スウッ
咲「カン!!」
ボロ恭子「」ビクウッ!
きれい恭子「」…ビクッ!
233 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 16:46:10.41 ID:NCe/5FN50(22/30)
咲「やっぱり… きれいな末原さんの方は、一瞬反応が遅れる」
咲「それはなぜかというと、この人は演技をしているから…!」
咲「きれいな方がニセモノです。 間違いありません」
きれい恭子「な、何を言うとんのや… 私は本物やで! ニセモノや言うんやったら、証拠を見せてや!」
照「ニセモノさん、私はもうあなたの正体まで分かったよ」
きれい恭子「な、なんやて…」
照「悪いけど、照魔鏡で全部見させてもらった。 いい加減、正体を現してはどう?」
234 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 16:59:57.30 ID:NCe/5FN50(23/30)
きれい恭子「…う… 私は、末原、恭子、や・・・」
照「自分で元に戻れないなら、私が化けの皮をはいであげる…」ゴソゴソ
照は、ポケットから小さな手鏡を取り出した
洋榎「チャンピオン、なんやそれ?」
照「物理照魔鏡」
菫「そんなものがあるのか…?」
照「ただの鏡に私の照魔鏡パワーを付加したものだよ。 ふふふ、これで…」
照は照魔鏡を右手に掲げ、きれい恭子の方に向けた
照「照魔鏡よ! 今こそその力を見せよ! 隠された真実を白日のもとにさらし出せ!」ピカーッ
淡(また、厨二病っぽいことを…)
照の照魔鏡からはまばゆい光が放射され、きれい恭子を明るく照らし出した
235 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 17:13:37.32 ID:NCe/5FN50(24/30)
きれい恭子「う、うううううううううううう―――――っっっ!!」
きれい恭子は光を浴びると頭を抱えてしゃがみ込み、悲痛なうめき声をあげた
そして、なんと彼女の体から白い煙が吹き出し始めたのだ…!
きれい恭子「あ、あ、あああああああ―――――!!」シューシューシュー!
洋榎「わ、なんやこの煙!」
漫「い、一体どうなるんや…」
きれい恭子「…」シューシュー・・・
そして、煙が消え、そこに現れたのは・・・・・
洋榎「!?」
絹恵「こ、この人は…!」
由子「の、のよー!」
ボロ恭子「…」
黒いロングヘアーの、20前後と思われる若く美しい女性だった・・・
漫「…だれ?」
236 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 17:17:54.98 ID:QGgmmaaSO携(1/3)
<●><●>
237 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 17:25:22.46 ID:NCe/5FN50(25/30)
黒髪女「ううう…」
洋榎「ど、どっかで見たことある人やなー?」
由子「私も見覚えが… なんか対談したことある気がするのよー」
絹恵「はぁ? 対談…?」
照「…この人の名前は、寿美菜子さん」
照「半年前にテレビ放送されていた咲-Saki-全国編で、末原恭子の声を担当した声優さんだ」
洋榎「あー! 思い出した! せやせや、寿さんか!」
漫「な、中の人ですか…」
238 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 17:49:22.09 ID:vGeZk/Mfo(1)
もうだめだな
239 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 17:56:45.14 ID:NCe/5FN50(26/30)
絹恵「そうか…! 中の人だったら末原先輩のことはなんでも知ってるし、声も一緒だから、うちらでも本人と区別がつかなかったんですね…」
洋榎「寿さん、あんた恭子の声以外にもいろいろなアニメの声やっとるんやろ? こんなことしとって、仕事のほうは大丈夫なんか?」
寿「う、うん… えっとね、私のいる世界と、この咲-Saki-世界では時間の流れ方が全然違うから、ここに長期間いても問題ないんだよ…」
漫「なるほどなるほどー」
由子「寿さんといえば、声優ユニットのスフィアのメンバーとして有名なのよー」
240 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 17:57:11.80 ID:SZ8u//5LO携(1/2)
なんかもうお手本のような話の腐りっぷりに感動すら覚える
他作品から意味のないキャラ参加
本筋に関係ないテンプレ改造末原(いつもの人じゃないならパクリ?)を長文でダラダラと
唐突な幽霊() 特に出した意味も無い様子
ここまでやらかしてまだ手放しでマンセー出来るのか?信者って
241 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 17:57:59.42 ID:SZ8u//5LO携(2/2)
ああ中の人とかいう痛々しいのも追加か
242 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 17:58:50.99 ID:DSCXDLmHo(1)
こりゃダメだな
243 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/26(土) 18:07:17.24 ID:kEgqo+VJ0(1)
ああもう、めちゃくちゃだよ
244 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 18:34:17.24 ID:NCe/5FN50(27/30)
わっ すごいバッシングですね…
もう少し書き溜めあるんだけど、これはこのまま投下するのはダメかな…?
どうすればいいんだろう、>>234あたりから書き直す…?
声優の人が出てくるのがまずいのはなんでだろう
当たり前すぎて面白みがないから…?
245 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 19:06:48.10 ID:QGgmmaaSO携(2/3)
>>1の自由でいいと思うの
必死チェックできるならID抜き出してみるのも手やね
246 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 19:27:28.02 ID:NCe/5FN50(28/30)
>>245
あざす。 でも、IDを抜き出すってなんのことだろう…?
自分の書いたものを、部分的に抜き出す・削除するっていうことですか?
もし気が向いたら教えてくんろ
>>240は言ってること分かるし、自分でも自覚してたから気をつけようと思うけど、238、241〜243を失望させてしまった理由が恥ずかしながら分からない…
現実世界を織り込んだのがまずかった?
照が「咲のテレビ放送うんたらかんたら」とか言い出したのが痛いってことかな…?
247 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 20:28:13.49 ID:+lDSDzzho(1)
大食い選手権なんだから大食い部分の描写を描けばいいだけじゃないの?
他の作品のキャラって必要なの?
咲キャラの暴走は必要なの?
咲キャラの回想の中のオリキャラ(すばら母等)は必要なの?
その他・・・
大食い選手権が大食い選手権じゃなくグチャグチャになってるからいろいろ言われるんだと思うけど
248 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/26(土) 20:28:58.81 ID:QGgmmaaSO携(3/3)
>>246
ああ、2行目は>>1宛てじゃなくて、趣味で荒らしかどうか確認する人宛てよん
文句言ってる人は他スレではちゃんと乙して感想なりコメント残したりしてるのか、或いはただの荒らしか
携帯なんで自分には無理っす
249 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/07/26(土) 22:19:42.16 ID:CYFCKUqk0(1)
SSなんて自分の好きなように書けばいいじゃん
2chの書き込みなんて責任を伴わない身勝手な意見だよ
250 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 23:21:03.83 ID:NCe/5FN50(29/30)
>>247
すばらなご指摘ありがとう
他の書き込みや、自分がなんとなく感じてきたことも含めて総合的に分析すると、
・大筋(競技の展開)とあまりつながってない回想やキャラの暴走、アクション等は蛇足
・長い回想で、オリキャラをメインにされては読む方は辛い。回想は競技の展開と密接なものでないとよく分からん
・貴音はいらん
と感じている人が多いんではないかなと。
・あと、中の人が出てきた所で「こりゃダメだ」レスが集中したのは、中の人展開だけが悪いんじゃなくて、上に書いたような「?」と感じる展開が続いていたところに、中の人出現が「トドメ」になったから
・つまり、>>234あたりから書き直しても意味はない
このSSはもう流れがあるのでこのまま書き切り、次回、大筋をしっかりさせたあっちこっち行かない3回戦を書くしかない
・「こんなにクソ暑い日が続いてるのに大食いSSなんて誰も読みたくねーんじゃねーかな」という>>1の心配は杞憂であり、大食いSSなんだから大食いをゴリゴリ書けばよろしい
ってかんじかなと思うので、気をつけつつまたまったり書いていきたいです。
251 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/26(土) 23:28:53.03 ID:NCe/5FN50(30/30)
>>248
すごくよく分かった。そゆことね。
ごめんありがとう。
>>249
うん、まあ、そうなんだけど…
責任を伴わないから、身勝手な面もあればけっこう率直な本音が聞ける気がする
その利点を活かしてみたいなという気持ちもあって
まじでありがとね
寝ます
明日で一応2回戦は終わらすつもり
252 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/27(日) 01:04:30.24 ID:HMkXpMsDO携(1)
これだけ読んで生活してるわけじゃないんだから、くそ暑いのに云々は意味不明
253 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 14:42:18.01 ID:nJ+orGeQ0(1/10)
豊音「わあ、スフィアの寿さんだ! 私ちょーファンなんです! サインくださーい!」
寿「あ、はいはい… 『豊音ちゃんへ』って書けばいいんだよね?」カキカキ
豊音「そーです! わ〜っすごい! すごいです!! 宝物にしますっ!」タタタ
洋榎「いや、しかし寿さん、なんでまた恭子になりすましとったんや…?」
寿「…ごめんなさい。 私、ある人に本物の末原恭子を経験する機会がありますよって言われて…」
寿「いつか、咲-Saki-の準決勝や決勝がアニメで放映される時に役立つなぁと思って、やることにしたんです」
寿「末原さんになりすます経験をしておけば、もっと役がうまくできるようになるだろうな、と…」
絹恵「勉強熱心なんですね…」
由子「さすがなのよー」
洋榎「いや、しかし、それで本物の恭子はこんな危険な目にあったんやで…
あんたはだまされたんや。 その、声をかけてきたある人って、一体誰なんや…?」
寿「それは…」
寿が口を開いたその時、店内に突如ザァーッと強い風が吹き、洋榎たちは風を避けようとうつむいてひたいに手をかざした
ヒュウウウ・・・
?「…それは私だよ、愛宕さん」
風がやみ、顔を上げると、そこには丸眼鏡をかけた白衣姿の年配の女性が、なぜか傘を持って立っていた
254 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 14:50:48.65 ID:nJ+orGeQ0(2/10)
ザワザワザワ
漫「どっからわいてきたんやあの人…」
絹恵「なんか見たことある気がする…」
洋榎「…あんたもどっかで見た顔やな、誰や…?」
?「…私は雀博士… そこにいる寿さんを連れてきて末原恭子に仕立て上げた張本人さね」
洋榎「思い出したでぇ… あんた臨海の中堅のおかんやな…?」
恭子「あんたか…! 代行に協力して私を改造したのは…!」
雀「ふふん…」ニヤニヤ
255 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 15:04:51.15 ID:nJ+orGeQ0(3/10)
久「…あれは、ソフィア・アンティポリスの雀博士…?」
まこ「久、知っとるんか」
久「私が準決勝で闘った雀明華のお母さんよ。 フランスの、様々な分野の先端研究を行っているテクノポリス… そこの有名な技術者よ…」
久「彼女は、生化学とロボット工学の分野においての第一人者、ノーベル賞候補の天才と呼ばれているわ。
でも、それは表の顔で、裏ではとんでもないことをやっているって聞いたことがある」
和「とんでもないこと?」
久「人間の魔改造手術… 噂では、黒魔術も駆使して何人もの人間をアンドロイドに造り替えてきたそうよ…」
咲「そうか… 寿さんも末原さんも、その改造手術をされてしまっていたんですね…」
256 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 15:34:13.01 ID:nJ+orGeQ0(4/10)
洋榎「…あんた今さら何をしに来たんや… 頭でも下げにきたんか?」
雀「赤阪さんから女子高生を引き取りに来たんだけどね。 どうやらしくじったようだね…」
寿「雀博士、私、この姿じゃあここにいても仕方ありません。 元の世界に返してください」
雀「…今回は失敗か… ま、そういうこともあるね。 寿さん連れて引き上げるとするかい…」バサッ
雀は持っていた日傘を開いた
洋榎「ふざけんのもたいがいにせえよ。 ここまでの事しといて逃げられると思っとるんか!」ザッ
雀「…私はね、人類の未来に必要な研究をしてるんだ。 愛宕さん、あんたの子どもや孫は、間違いなく私が開発した技術に頼って生きることになるんだよ。
ここで私をつかまえても、何のトクになるかねえ…?」
洋榎「? なんやと? お前の改造なんかが役に立つわけあるかい!」
恭子「そうや…! こんな犯罪を犯して許されるわけないで!」
雀「いつかあんたらも分かるときが来るよ。 人体の改造と、アンドロイドとの共存が、人類の希望の光なんだとね…」バサアアアッ
雀博士が傘を頭上に掲げると、再び猛烈な突風が吹き、雀の体は宙に浮いた
雀「ほら、つかまりな寿さん!」
寿「あ、はい!」グイッ
雀「またいつか、どこかで会おうかね! ア・ビヤン・トー!」ビュオオオオオッ
雀博士は寿の手首をつかむと洋榎たちの頭上高くに舞い上がり、そのまま窓に吸い込まれるように、外に飛び出していった
257 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 16:03:46.94 ID:nJ+orGeQ0(5/10)
PM4:57
スタジオ
えり「ええ、競技終了後に大変なトラブルが勃発していましたが、今現場はようやく落ち着いてきたようです。
もう放送時間は残り少ないですが、三尋木プロにこの2回戦の総括をお伺いしたいと思います」
咏「ん? あぁ、はいはい。 えーっと、めんどくさいから、えりちゃんからの質問形式にしてくんね?」
えり「え? …はい、それでは… この2回戦では3名の選手が脱落する結果となりましたが、そのことについてはどう思われますか?」
咏「そうね… 脱落した3人のうち、江口ちゃんと小瀬川ちゃんは、私の見立てではこの10人の中でもトップレベルの実力がある子だったんだけどね…
それでも負けちゃったのは、大食いでは実力だけでなく、“コンディション”と“嗜好力”が極めて重要なんだってことさね」
えり「しこうりょく?」
咏「予選のときに話したろ? 嗜好力。 食べ物の好き嫌いのことだよ」
咏「大食い競技の展開や勝敗を予測するときに必要なものは主に3つ。1つ目は各選手の『実力』、そして次にその時の『コンディション』、最後が食材と選手との『相性』さ」
咏「実力については説明いらんね。『コンディション』は、大食い競技に取り組むその時に、いかにして自分の最高の力を出せる状態に持っていけるか、だよ。
どんなに実力が高くても、たとえば風邪を引いていたらまず勝てないからね」
咏「小瀬川ちゃんは虫歯だったみたいだね。 つまりコンディションの調整に失敗したことが敗因になったのさ」
えり「なるほど」
258 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 16:39:55.58 ID:nJ+orGeQ0(6/10)
咏「そして、江口ちゃんは単純に甘い物が苦手だったんだろうね。 この“苦手”というのは、味覚の上で苦手、ということ以外に、体がどんどん受け付けてくれるかどうか、ということも含むよ」
咏「江口ちゃんは早い段階で、体がスイーツを拒否していたみたいだね」
咏「3回戦以降も、コンディションを自分の最高状態で維持できるか、食材との相性はどうか、ということが競技展開を占う重要なファクターになっていくだろうねぃ」
えり「ありがとうございました。…ではもうひとつ、今度は逆に3.6kgのスイーツを見事完食した4名の選手に注目したいのですが…」
咏「うん、トップの宮永ちゃんについてはもう何か付け加えて話すことはないね。 滝見ちゃんも、実力×コンディション×嗜好力が最高の状態だった結果だと思うよ」
えり「あとは、高鴨選手と片岡選手も完食できましたが、2人ともとても小柄な選手なのに、素晴らしい強さを見せましたね」
咏「…うーん、大食いと体つきについては、ある程度関連性があるんよ。 よく、太っている人は脂肪が胃を圧迫するために、大食いには不向きとか言われてるね。 実際、超人的な大食いの人はやせてる人が多い」
咏「やや上背でやせ型なのが大食いに向いた体型と言われてる。 だけど、小柄が不利とも限らないんだ。
女性選手なら、体重が30kg台しかないのに5〜6kgの食材を平らげてケロッとしている、なんて人も大食いの世界ではそれほど珍しくはないんよ」
咏「片岡ちゃんも高鴨ちゃんも、小柄だけどかなりの実力とポテンシャルの持ち主だね。 十分優勝する力があると思うよ」
えり「3回戦以降も、個性豊かな各選手の闘いぶりに期待が持てそうですね。
では最後に、カメラを試合会場に戻したいと思います。
現在、応援に来ていたチームメイトの子たちのためのスイーツバイキングと交流会が開かれているようです」
259 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 17:04:42.37 ID:nJ+orGeQ0(7/10)
PM4:59
百合猫の城店内
ガヤガヤ ワイワイ
「プチシューちょーおいしいよーっ!」
「まふまふ、んん、このモンブランごっつウマいな」
「ねえねえ!クッキーにブラマンジェつけて食べてみ!めっちゃおいしいよ!」
ワイワイ キャッキャッ
セーラ「…」
竜華「セーラは食わんのかー?」モグモグ
セーラ「…ムリやわ… 甘いもんはもう一年くらい食いとぉないわ…」
怜「セーラ、あんたは今日重大な罪を犯したで…」ムグムグ
セーラ「…あん?」
怜「セーラが負けたせいで、この超美少女怜ちゃんが、もうテレビに映る機会がなくなるっちゅうことや…」
セーラ「何言うとるんや… そんなに出たいんなら、龍門渕のやつらみたいにスタッフにでもなりゃええんちゃうか?」ハア
怜「そんなめんどいこと私がすると思うか?」
泉「まあまあ… きっと何か機会がありますよ」
照「…」ムグモグガフモグ
憩「…チャンピオン、選手で今食べてるのはあんただけやで…
いい加減リミッターかけんと、明日の試合に響きますよ?」
照「…私は、このスイーツバイキングが楽しみで、がんばってシナモンも食べたの」ムグムグ
憩「…左手は大丈夫なんか?」
照「痛い。死にそう」モグモグ
憩「…明日の競技、食材によってはかなり不利になるかもしれんな、そのケガ…」
260 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 17:23:22.88 ID:nJ+orGeQ0(8/10)
恭子「…なあ、大星、体の調子はどないや? 大丈夫か?」
淡「ん?」モムモムモム
恭子(う、かわええ…///)
恭子「きょ、今日は私のせいでとばっちり受けることになって、本当にごめんな…」
淡「ううん、そんなの気にしてないよ? 末原さんの方こそ体大丈夫?」
恭子「うん、荒川のおかげで大分よおなったで…」
淡「それならよかったー♪」ニコニコ
恭子「な、なあ大星…」ドキドキ
淡「うん?」
恭子「このあと、ちょっと時間あらへんか…?///」
淡「え…?」
恭子「こ、こうして東京に集まっとるんだし、いい機会やから姫松と白糸台で合同で、どっか遊びにいけへんかなーっと…」
淡「わっ! それイイネ! 行こう行こう! テルーも行くよね!」
照「いいね…。病院のあとで合流する。何食べに行く?」
ワイワイ ワイワイ
恭子(よし、一歩前進やで…///)
261 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 17:50:14.99 ID:nJ+orGeQ0(9/10)
テレビカメラ前
みさき「えー、テレビをご覧の皆様、今回は色々とトラブルの頻発した試合でしたが、なんとか、無事に、この放送を終えることができそうです」
みさき(ああ眠さ限界… やっと、やっと終わる…! 帰ったらフカフカベッドでゆっくり休もう… 私!よくがんばった!)
みさき「明日は午後1時から、また生放送で3回戦の様子をお伝えしたいと思います。 どうか、お楽しみに…」
その時、みさきの目の端にふとのよりんの後ろ姿が映った
みさき(ん…? 理沙ちゃん何やってるんだ…? 缶切り…持ってウロウロしてる…)
のよりんは、テーブルの上にあった黄色い缶詰めに缶切りを引っ掛けた
みさき(…何あれ… 「SURSTROMMINGS」… シュールストレミング!? まずい!)ダッ
みさきはダッシュでのよりんに駆け寄る…
(止めなきゃ… あんなの開けたらとんでもないことになる…!)
しかしやはり間に合わなかった
パンパンにふくらんだ缶詰めに缶切りが突き刺さった瞬間、中から黄土色の液体が噴水のように吹き出し、それは…
やはり当たり前のように、みさきの顔面を直撃していた
みさき「ぶべっ?うぁっぐっぐざい゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙っっっっっ!!!」ゴロゴロゴロゴロ
百合猫の城店内にみさきの断末魔の叫びが響き渡った…
ー2回戦、終了…ー
262 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/07/27(日) 18:02:48.89 ID:nJ+orGeQ0(10/10)
以上です
お目汚し失礼しました
シュールストレミングを開缶するというのは、場所と場合によっては犯罪になるそうですね
3回戦は「しょうゆとんこつラーメン」の単品勝負ですが、構想を練り直したいので、3〜4週間後?くらいに新スレ立てて投下していきたいと思います
これとは別に、爽や春やまふふが主人公の小ネタSSの構想が頭をグルグルしてるので、来週末とか、できればスレ立てして書いてみます
263 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/07/27(日) 23:10:33.81 ID:gpHw80FSO携(1)
おつー
次はしずもん無双と羨ましがるダヴァンは確定として、他はどうなるんだろう
264 >>261 ちょっと変えた [saga] 2014/08/02(土) 18:00:05.49 ID:96HB5R7+0(1/5)
テレビカメラ前
みさき「えー、テレビをご覧の皆様、今回は色々とトラブルの頻発した試合でしたが、なんとか、無事に、この放送を終えることができそうです」
みさき(ああ眠さ限界… やっと、やっと終わる…! 帰ったらフカフカベッドでゆっくり休もう… 私!よくがんばったぞ!)
みさき「明日は午後1時から、また生放送で3回戦の様子をお伝えしたいと思います。 どうか、お楽しみに…」
その時、みさきの目の端にふとのよりんの後ろ姿が映った
みさき(ん…? 理沙ちゃん何やってるんだ…? 缶切り…持ってウロウロしてる…)
のよりんは、テーブルの上にあった黄色い缶詰めに缶切りを引っ掛けた
みさき(…何あれ… 「SURSTROMMINGS」… シュールストレミング!? まずい!)ダッ
みさきはダッシュでのよりんに駆け寄る…
(止めなきゃ… あんなの開けたらとんでもないことになる…!)
「野依プロ! そr…」
しかしやはり間に合わなかった
パンパンにふくらんだ缶詰めに缶切りが突き刺さった瞬間、中から黄土色の液体が噴水のように吹き出し、それは…
やはり当たり前のように、みさきの顔面を直撃していた
みさき「ぶべっ!?ゔぉぼrろgげぇ、wゔぇゔえゔぇゔぇえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙e゙e゙っっっっっ!!!」ゴロゴロゴロゴロ
百合猫の城店内に、みさきの断末魔の叫びが響き渡った…
ー2回戦、終了…ー
265 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/08/02(土) 18:05:54.64 ID:96HB5R7+0(2/5)
<咲-saki-以外の、2回戦の主な参考資料>
・TV 「元祖!大食い王決定戦」 「フードファイト」
・漫画 「てんむす」 「その男、甘党につき」 「アントルメティエ」 「西洋骨董洋菓子店」 「花のズボラ飯」
266 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/08/02(土) 18:38:09.78 ID:96HB5R7+0(3/5)
〜3回戦予告〜
憧「シズ! やったじゃん! 3回戦進出!」
穏乃「うん、ありがとう憧」
宥「すごかったね。穏乃ちゃん以外で完食できたのは3人しかいなかったんだものね」
穏乃「いやー、たまたま甘いの得意だっただけですよ///」
灼「私たちの期待の星… 次も頑張って」
穏乃「ありがとうございます、灼さん!」
玄「次のメニューも穏乃ちゃんの得意なのだったらいいね」
穏乃「むふふ… 実は、3回戦の食材、私もう知ってるんですよね」
玄「え、そうなの?」
穏乃「うん、さっきねえ、はやりさんと三尋木プロが明日のことについて話してるのが、たまたま耳に入っちゃったんだ」
憧「へー それでなんなのよ、3回戦の食材は」
穏乃「むっふふふ… 憧、それはね、アレだよ、アレ…」ウェヒヒヒ
憧「アレ?」
穏乃「そう、アレ… ここでアレって言えば、分かるでしょ?」
灼「アレって言ったら…」
宥「やっぱり…」
玄「おもち?」
穏乃「ちがいますよ!」
憧「分かんないわよ、もったいぶらないで教えてよ」
穏乃「憧、大食いでアレって言ったら、一つしかないんだよ?」
憧「アレか… つまり…」
玄「大食いにおいての…」
宥「不動の…」
灼「定番メニュー…」
5人「「「「「ラーメンだ!!!」」」」」
満を持して登場・・・!
3回戦は大食いの定番メニュー『ラーメン』勝負!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「麺は1玉135gだっ! 寸分の狂いもなく量れよっ」
「まかせて下さいっす! 先輩!」ザッ
「うむぁぁっっ!!」パチーンッ
「ワハハ、盛り付けは私にまかせろだぞ〜」サササッ
「ど、どうぞ… 2杯目です。 ガンバッて下さいね!」コトッ
T学園メンバーが作る、究極の醤油とんこつラーメンとは…?
穏乃「っひゃああああ… おっおいしそおぉぉ〜〜〜〜〜っっ!!」ダラーリ
267 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/08/02(土) 19:24:26.34 ID:96HB5R7+0(4/5)
〜3回戦ハイライト〜
「その正体は奈良の山奥にひそむ伝説の珍獣なのかぁ? 小さな体にゴジラの胃袋ぉぉっ! 高鴨っ穏乃っ!っだああぁぁぁぁ―――――っっ!!」
「鹿児島に突如現れたブラックホール! まったくもって死角なし! 食べる巫女型精密機械! 滝見ぃっ春うぅぅぅ―――――っっっ!!!」
「うおうおうおおおおっ!? 長野の人間バキュームカーがその本領を発揮ぃ! ラーメン一杯を4口で平らげているぞぉっ?!」
「これは? ま、まさか、伝説の二丁食い? おお! そしてとなりでは、なんと通天閣食いが炸裂しているぅぅっ!」
「なんて闘いだぁぁ! 私の! アナウンサー人生で! ここまで猛烈な勢いでしゃべったことはありません! 私、今日はテクノブレイクするまでしゃべり倒しますよぉぉっ!!」
スーパーアナウンサー福与恒子が大ハッスル!! その舌は一体何回転するのか…!?
「フーッフーッ あっちっち」
「ズゾッ ズゾゾゾゾゾゾゾゾ〜〜〜〜〜〜ッ」
「はぐっ ぞぅるるるるるるるるぅぅ〜〜〜〜〜〜っっ」
「う? うっ うっ ううう… うまああWiiiiii〜〜〜〜〜!!」
選手たちの人外の胃袋たちは、果たして何杯のラーメンを飲み込むのか・・・!?
(なんなんやこれは… 予想以上に怪物胃袋の見本市… 普通の食事させてーな…)
なんとあの人が大食いに参戦!?
南大阪最強の頭脳が編み出すラーメンの食し方とは…?
「ククク… このままこの娘が勝った場合、いくらのもうけになるんだ…?」
「ハッ 約2億かと…」
「ふむ…、実に良い金ヅルを見つけてきてくれたものだよ… さあ、もっと食べるのだぁっ!」クックックッ
競技の裏でうごめく謎の組織… その正体は…!?
「おおっ!? 手負いのチャンピオンを、大食いお嬢様が追い詰めていますっ! 最強のデストロイヤーも最早ここまでかぁ?!」
「…体が熱くて、少し冷やさないと… 今、食べるとマズイ気がする…」ハアハア
「おや、はしを、手に取りましたね… おおそしてぇぇ! また、食べ始めましたああぁぁぁぁぁっっ!!!」
「ラーメンを食べるのにテクニックなんかいらねえんだっ! 本能のままに、一心不乱に食す! それこそが、ラーメンの極意なんだぁぁぁぁっ!!!」
青春をすすり上げろ・・・ッ! 女子高生たちよッッ!!
3回戦『壮絶! 激ウマ醤油とんこつラーメン勝負!!』
お楽しみに。
268 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/08/02(土) 20:06:25.68 ID:96HB5R7+0(5/5)
3回戦は大体こんなかんじになります。
オリキャラが1〜2人程度、他作品からのキャラももしかしたら1〜2人程度出るかもですが、競技にしっかりからむので大丈夫です。
ところで、3回戦の現場の実況&解説はふくすこですが、スタジオの実況&解説をどうするか迷っています。
実況は、はやりんで決定なんですが、相方の解説が。(←ラーメンについて専門的な解説をする人です)
というわけで、また投票で決めさせてもらってもいいでしょうか?
4パターン考えています。
アイマスの貴音は大食いキャラなので、解説中にはやりんとラーメン対決をさせたら面白そうなので、一応選択肢に入れておきます。
<エントリーbP>
「アメリカに帰省していたあの娘が帰ってきたぁ! ラーメンを愛する気持ちは、穏乃よりも、オバQの小池さんよりも大きい!?
予選に出れなかった悔しさはここで解消だ! 男前なお茶目留学生『メガン・ダヴァン』!!」
ダヴァン「エッ 私がラーメンの大食い競技の解説でスカ? 試食もできる? はやりサンと一緒に?
やりマスやりマス!! 是非私にまかせてくだサイ! 日本でそんな経験ができるナンテ、嬉しいデス!」
<エントリーbQ>
「宮守のメンバーは、彼女のことを影では親愛の情を込めて『ラーメンBBA』と呼んでいるとかなんとか…
年の功はラーメンの功!? みちのく岩手のラーメンマニア『熊倉トシ』!!」
トシ「私は趣味がラーメンの食べ歩きでね。 自然とラーメンのある場所に足が向くのさ。 麻雀についてよりも、ラーメンについての方が詳しいんだよねぇ、私は。
ほー、瑞原プロと一緒に解説をねぇ。 そりゃ楽しみだね。 よろしく頼むよ」
<エントリーbR>
「ジャンボラーメンをスープ込みで3杯平らげてもケロッとしているアイドル界の大食い王女!『ラーメンは文化、そして可能性』と語る彼女のラーメン哲学は本物!
はやりとガチンコ大食い勝負!?『四条貴音』!!」
貴音「わたくしがらぁめん大食いの解説を? なんと! それはまこと、素晴らしきお話ですね…。
仕事で、様々ならぁめん店を巡る食べ歩き番組を担当しておりましたので、経験を活かせるかと思います。 是非よろしくお願いいたします。」
<エントリーbS>
なし。 はやりが一人で実況&解説。
または、3人以外の誰か違う人。
※1・2・3・4のいずれかの番号で投票して下さい。
4の場合は、3人以外の誰かの名前を一緒に書いて下さい。 番号のみの場合は、はやり一人ということにします。
明日の24:00を投票締め切り時間にします。一人一票で、どうぞ気楽に投票して下さい。
269 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/02(土) 20:24:48.24 ID:vsuFs7GiO携(1)
1
270 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/02(土) 20:31:55.15 ID:xZXuAhA3o(1)
1
271 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/02(土) 20:53:12.04 ID:/wzb8Z1z0(1)
1
272 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/02(土) 22:27:20.42 ID:c35CjA6RO携(1)
3
273 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/03(日) 18:25:15.22 ID:98QoOFcSO携(1)
1
274 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/08/03(日) 19:34:11.11 ID:+qZQso+n0(1)
ダヴァン「HAHAHAHAHA!! この勝負、どうやら私の勝ちで終わりそうデスネ…」
貴音「ぬぬ… わ、わたくしにもまだチャンスがありますよ…!」グヌヌヌ
トシ「やれやれ… あと50歳若ければ、あんたらなんかに負けるはずがないんだけどね…」
275 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/08/04(月) 00:26:08.42 ID:Nv7I22CX0(1)
投票ありがとうございました!
結果
「1」 4票
「2」 0票
「3」 1票
「4」 0票
ということで、3回戦のスタジオでの解説は臨海女子副将の『メガン・ダヴァン』で決定とします。
はやりが相手では、ちょっと物怖じするんじゃないかと少し心配なんですが、彼女の、ラーメンへの愛を炸裂させてくれることを期待したいです!
高校生、そして留学生ならではの意見、解説が聞けそうです。
3回戦のスレは、
恒子「麻雀部限定、全国高等学校大食い選手権(3回戦)っだぁぁーっ!!」というタイトルで、2週間後に立てて投下を開始します。
立てたらこちらにもリンクを貼ります。
また、よろしくお願いします。
276 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/04(月) 08:29:17.66 ID:kbUQhSzSO携(1)
おつ
待ってる
277 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/04(月) 13:38:48.76 ID:KxIGYHy2o(1)
乙
278 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/08/14(木) 00:11:11.89 ID:X8QM9QNa0(1)
はるるが、試合終了後にかのことシュークリーム作るSS書きました。
微エロ展開ですが良かったらどうぞ↓
春「シュークリームを作りま…す」霞「あらおいしそうね」 vip2chスレ:news4ssnip
279 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga] 2014/08/16(土) 12:28:34.85 ID:SgrH3Zah0(1)
新スレ立てました。
3回戦もよろしくお願いします。
恒子「麻雀部限定、全国高等学校大食い選手権(3回戦)っだぁぁーっ!!」
vip2chスレ:news4ssnip
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