[過去ログ] モバP「雨振る森の中で」 (27レス)
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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/23(月)23:33 ID:8VDduE50o(1/4) AAS
とある日、俺は少女と二人でいた

「あ、見つけた」

「ほう」

「それにこっちにもあっちにも…フ、フフフ…」

「俺には全然解らんがな、お前に言われないとさっぱりだ」
省3
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火)00:49 ID:YrCKk0h80(1/2) AAS
キノコは食べるけど、親友は居なくならない(人類史に刻む至言)
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)00:55 ID:U7KfrDgVo(4/19) AAS
「今までずっとトモダチでいてくれたのに、私の都合で今は一緒にいられない」

「……………………」

「私だけ勝手に変わってしまった………フフフ…薄情な奴だよ私は…」

「………………」

今までそうだった物が変わっていくそれは間違いなく不安になるだろう、誰より知ってるはずの自分が変わるのだから
それが良い変化でも、いや、楽しかったり前向きだったりするからこそ
今までのトモダチだったキノコを裏切ってしまう様な気持ちになるのだろう
省5
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)01:01 ID:U7KfrDgVo(5/19) AAS
「輝子」

「…何だ?」

「気にするな、変わっていくのは悪い事じゃない」

「でも…」

「そもそも変わらない物何て無いんだから」
省8
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)01:08 ID:U7KfrDgVo(6/19) AAS
「それにトモダチが前に進むのを祝福しない奴はいないぞ」

「え?」

「輝子はアイドルになってさ、楽しくなったんだろ」

「それは…うん、勿論だ…最近どんどん楽しくなってる」

「ならきっとキノコ達も満足してる」
省4
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)01:16 ID:U7KfrDgVo(7/19) AAS
輝子が変わろうがどうなろうが
前に進んで幸せになれるきっかけになれるのなら
トモダチとしてそしてプロデューサーとしてのコレ以上の幸せは無い

「……………………」

「……………………」

空気が止まっている、少しカッコつけすぎたか?
思い返したら結構恥ずかしい事言ってしまったし…

「あー…その輝子?ええっとだ、俺はそのー」
省6
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)01:25 ID:U7KfrDgVo(8/19) AAS
「テンション上がってきたぜえええええ!!!!!」

「いや落ち着け、山で叫ぶな」

「あうっ」

軽く頭をこづいて正気に戻す

「なんでいきなりライブモードになるんだよ、そんな空気だったか?」
省8
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)01:46 ID:U7KfrDgVo(9/19) AAS
「や、優しすぎるぞ皆…フヒヒ…照れるけど…嬉しい」

「そうだな…何処か釈然としないが…」

「…フヒヒヒャ…これじゃ益々アイドルを止められないじゃないか…」

「是非そうしてくれ」

「フヒ…フヒヒヒ…♪…ああ幸せ者だな私は…フ…フフ」
省12
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)01:52 ID:U7KfrDgVo(10/19) AAS
………
……


「そろそろ帰るか」

「…そだな」

あれからまたしばらくたった、もう結構な時間が過ぎた
輝子が慣れてるとは言え山だ、明るい内に出たほうがいいだろう

「しかし雨上がらないな」
省4
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)01:58 ID:U7KfrDgVo(11/19) AAS
「よいっ…しょ…」

輝子がのそりと立ち上がるのを視界に入れつつ考える
帰りの道は覚えてきたが慣れてる輝子に案内して貰った方がいいか───

「え?…あっ…わわわわ」

「お、おい大丈夫か」

しばらく座り込んだままで痺れていたのか?
輝子の足元がおぼつかな
省7
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)02:01 ID:U7KfrDgVo(12/19) AAS
「…慣れてるんじゃなかったのか?」

「き、きのこも木から落ちるってやつだ…」

「それは正しいあり方じゃないだろうかね、とにかく何処かくじいたりぶつけたりとか平気か?」

「だ、大丈夫だ問題ない…何処も痛くないぞ…Pが受け止めてくれたおかげだな」

「そうか、ならいい」
省9
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)02:10 ID:U7KfrDgVo(13/19) AAS
「やれやれ気をつけろよ?山の中で転んだら一体何処を怪我するか」

「………………」

「やはりお前の身体の事を思うとキノコ狩りは…あ、いやトモダチと会えなくなってしまうか?なら」

「…あったかいなPの手」

「…んん?」
省4
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)02:22 ID:U7KfrDgVo(14/19) AAS
「いいなこれ…ぽかぽかしてくる」

「…おう」

「フヒ…私これ好きかも…」

「…そうか」

「Pは…どうだ?すきか?」
省5
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)02:27 ID:U7KfrDgVo(15/19) AAS
「じゃ暖まった所でいくか、足の痺れはとれただろ?」

「あ…」

話を流すように先を促す
たかが手を繋いだ程度で何を動揺しているのか
雰囲気にに少しだけ充てられただけだ、うん

「…ちょ、ちょっと待って」

「何だよ、もう暗くなるかもしれないし行かないとまずいだろ?」
省6
21
(2): VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)02:38 ID:U7KfrDgVo(16/19) AAS
「おう、そんじゃ行くぞ」

輝子に背を向けて歩き出す、しかし

「待って…………今度こそ最後だから…」

後ろから懇願するかの様にに声をかけられる

「ああ、もうしょうがないな、最後だからな」
省7
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)03:00 ID:U7KfrDgVo(17/19) AAS
>>21は抜かしてください

「じゃ、これで我慢する」

「む…」

繋いだ手の指を絡めてくる

「…駄目?」
省9
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火)03:04 ID:U7KfrDgVo(18/19) AAS
読んでくれた方ありがとうございました
成長してる輝子を見てると胸が熱いです
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2014/06/24(火)03:13 ID:U7KfrDgVo(19/19) AAS
if
>>21から

やわらかい感覚と熱が伝わる

「ふひ…やっぱりこっちも暖かい…」

「お、前」

「フヒ…ヒ…ううん、これ暖かいじゃない…フフフ…あ、熱いくらいかも……」
省14
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/24(火)04:06 ID:YrCKk0h80(2/2) AAS

やっぱ輝子ちゃんは最高やな
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火)04:20 ID:jMBe9+e0o(1) AAS
乙。
山の中なら叫んでも問題ないんじゃ?泣いても叫んでも誰も来ないぜふひひ
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/24(火)09:38 ID:t1jYB4YUO携(1) AAS
Pのキノコで貫かないのか
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