[過去ログ] とある幻想の博麗当麻(イマジンブレイカー) (938レス)
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1 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/04(日) 21:30:08.86 ID:1xC/T3Lv0(1/8)
注意!


・このssは東方×禁書のクロスオーバーです。
 クロス関係もしくは両作品のどちらかが苦手な人は戻るボタンを

・>>1はss初心者です。駄文注意!!

・地の文は少し入れ、あとはほとんどキャラのセリフのみです

・キャラ崩壊があるかもしれません

・独自解釈、オリジナル設定、設定改変があります

・両作品とそのキャラに対する非難などはお止めください

・更新は不定期です、1週間に1、2回ぐらいにはしたい。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399206608

839 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/01(金) 19:56:49.36 ID:8sR0Yq790(15/19)





上条「いやいやいや!?何で上条さんはここまで来て『解雇』(リストラ)なんでせうか!?
   いきなりの『無職』(背景キャラ)なんて認めませんのことよ!!」



萃香「お前が何を言っているかさっぱり分からないけど・・・・・・・まぁゴメンな?急で申し訳ないけどさ」



上条「くそっ!!こうなったらグレて『解決者』側に『就職』(主人公入り)してやりますよ!!!!」



萃香「それはそれで面白そうだな!」





かみじょう は なかまに なりたそうに れいむたちを みている!





霊夢「ど、どうする?」



咲夜「い、良いんじゃないかしら?」



アリス「味方にする分には問題はないと思うし・・・・」



パチュリー「・・・・・・・・・・・仲間にしましょうか」



妖夢「私の存在は忘れられたのでしょうか・・・・・・・お爺ちゃん」






かみじょう が なかまに くわわった!







840 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/01(金) 19:58:07.36 ID:8sR0Yq790(16/19)





上条「済まないなみんな・・・・・・・」



霊夢「初めて見たわよ。最後の戦いの前に解雇されるボスなんて」



上条「と、とにかく頑張って行こうじゃないか!!」



『お、おう!!』



萃香「で、そろそろご指名タイムに入ってもいいかい?」





上条達がしていた半分冗談半分本気のコントのようなものが終わると同時に、萃香が上条達に尋ねる。





上条「師匠は一体誰を選ぶんですか?」





上条の問いに萃香はニヤリと笑みを浮かべた。





萃香「そうだねぇ・・・・・・・・・・・・・じゃあ」










スッ、と萃香はある人物を指差す―――――――――――――――――――――











萃香「あんたに決めた!!」











841 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/01(金) 19:58:36.43 ID:8sR0Yq790(17/19)































咲夜「へっ?」

































842 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/01(金) 19:59:06.35 ID:8sR0Yq790(18/19)

























萃香が選んだのは、『時』を操るメイド長だった――――――――――――――――――――――――――――



























843 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/01(金) 20:00:59.40 ID:8sR0Yq790(19/19)



投下終了


そういえば『竜王の顎』が八つ頭になってましたねwwwww(知らない人はぜひググるか『とある科学の超電磁砲 コミックス10巻』を見て)
本編でも出せたらいいなぁ・・・・・・てか出したら『幻想郷』がヤバイ

ある程度の誤字・脱字は脳内変換よろしくです



844 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/01(金) 20:01:17.20 ID:oT+0coK50(1)
(あ、咲夜さん死んだ)
845 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/01(金) 21:58:44.96 ID:MUK9dMqpo(1)
乙です
846 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/01(金) 22:00:15.46 ID:fZGUZOPvO携(1)

よく考えなくても相性最悪に近いよな、咲夜さんと萃香の特性…
847 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:31:18.90 ID:mI7rU85l0(1/15)


投下


848 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:32:16.82 ID:mI7rU85l0(2/15)


第七話 「 stage4 『萃まる霧の百鬼夜行』」


849 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:33:41.08 ID:mI7rU85l0(3/15)




萃香「準備は良いかい?」



咲夜「ええ。『得物』の手入れは済みましたので」





萃香はストレッチのような準備運動を済ませ、咲夜は『ナイフ』の手入れを済ませる。
二人の準備は無事に終わったようだ。
・・・・・・・・で、他の面子はというと。





上条「せっかく『魔人』になったのに・・・・・・・・・殆ど意味がねぇじゃねぇか」



霊夢「仕方ないじゃない。そんなこと(でもお兄ちゃんが生きてて本当に良かった!!)」



アリス「パチュリーは知ってたのね。当麻が生きてるって」



パチュリー「まぁ、当麻の胸に刀が突き刺さる瞬間に当麻の目が『真紅』に染まっていくところを見たし」



魔理沙「本当に人間離れしてきたよな、アイツ」



妖夢「ですね」





上条についての話をしていた。








850 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:34:33.64 ID:mI7rU85l0(4/15)






萃香「それじゃあ・・・・・・・始めますか!!!!」



咲夜「っ!!」






萃香はそう叫びながら咲夜の下へ走る。
一歩で咲夜の懐へ潜り込んだ萃香は右手で拳を作り、攻撃を仕掛けた。
だが咲夜は咄嗟に『時』を止め、ある程度の距離まで離れ、数本のナイフを萃香に投げつける。
『時』が止まっている影響なのか、ナイフは萃香の数十センチ前で動きを停止した。


『時』が再び動き出した瞬間に萃香の身体は、ナイフによって穴だらけとなるだろう。
そして『時』は動き出した。





萃香「なっ!?」



咲夜「(よし!)」





咲夜が消え、咲夜のいた位置に突如として現れた数本のナイフに萃香の顔は驚愕に染まる。
行けると確信した咲夜だがその自信はすぐに打ち消された。





萃香「でも甘い!!!」



咲夜「っ!?」





萃香は能力を使い目の前に大きな岩の壁を作り出し、ナイフを全て防ぐ。
さらに岩の壁を丸くし、まるで野球ボールを投げるかのように咲夜へ投げつける。








851 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:35:14.52 ID:mI7rU85l0(5/15)






萃符「戸隠山投げ」







萃香「って名付けようかな?」



咲夜「くっ!!」





咲夜はまた『時』を止め、回避する。
そして咲夜は確信した。このままでは勝てないと。
確かに『時』を止められる分には咲夜が有利かもしれない。
しかし相手は圧倒的なパワータイプであり能力も相当やっかいだ。


上条から萃香の能力を聞いた時はピンと来なかった咲夜だが、今なら分かる。
あれはどうしようもなく・・・・・・・・・・・強いのだと。





咲夜「(けれど勝機が無い訳じゃない!!)」





咲夜は萃香の放つ大岩の球を避けながら、ナイフを数本取り出す。
確実に攻撃を当てるには『時』を止めるだけでは足りない。
そう考えた咲夜は練習していた『能力』の応用を使う事に決めた。





萃香「逃げてるだけじゃあ、私には勝てないよ!!」





萃香はさらに弾幕の『密度』を増やす。
『密度』の増えた弾幕を咲夜は出来るだけ『能力』を使わずに避けた。








852 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:36:28.88 ID:mI7rU85l0(6/15)






萃香「ああもう!!やっぱ私には肉弾戦の方が向いてるな!!」





そう言いながら萃香は大岩の球を捨て咲夜へと走る。
しかしそれは咲夜にとっては好都合だった。
咲夜は『時』を止め、萃香の攻撃を避ける。
そして咲夜は六本のナイフを萃香が通り過ぎた後の空間に投げた。





萃香「ははっ!何処に投げてるんだい?」





笑いながら右手を握り締めて作った拳を萃香は咲夜の腹へ叩き込もうとする。
が、咲夜は笑いながら言った。












咲夜「数秒前の貴女に・・・・・・・・いえ、今の貴女にかしら?」














咲夜が告げたその瞬間。
萃香は咲夜の投げたナイフの位置に一瞬で『戻り』萃香の腹、腕、足にナイフが二本ずつ刺さった。





萃香「がっ!!?」





ナイフをくらった萃香は地面に倒れながらも自分に刺さるナイフを抜き取る。
血は出ているモノの妖怪からしたらこの程度は放っておけば回復するものだ。
それよりも・・・・・・・・








853 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:37:43.09 ID:mI7rU85l0(7/15)







萃香「はは、何だよ今の。知らない間に移動させられた?」



咲夜「そう簡単に自分の手の内を明かすほど私はバカじゃないわ」







「そりゃそうだ」と、萃香は笑いながら咲夜に同意した。
咲夜が起こしたこの現象。これはただ単に『時』を止めて萃香を移動させたのではない。


萃香の『時』を戻したのだ。


まず咲夜は萃香の攻撃を避け、ナイフを設置する。その後に萃香の『時』をナイフを設置していた『時』まで戻し、萃香へナイフを当てたのだ。
『時』を戻すと言ってもそこまで便利なものじゃない。『世界全体』などのごちゃごちゃした『空間』をまとめて戻すことは出来ない。
出来るのは対象を選び、戻す事。さらにその対象を戻す時間に対象はどこにいたのかを把握しなければならないので闇雲に戻そうとしても戻せないのだ。
ちなみに戻せる時間は最大でも数分程度。これでも強力なものだが。









萃香「じゃあ、そろそろ『本気』で行くとしますか!!」










そう萃香が叫んだ瞬間、咲夜は真横に吹き飛ばされた。













854 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:38:28.25 ID:mI7rU85l0(8/15)









咲夜「ごはっ!?」



萃香「まだまだ!!!」





追い打ちを掛けるように萃香は吹き飛んでいる最中の咲夜の横に現れ、胸ぐらを掴み空高く上げる。
そして萃香は『鎖』を取り出し、空中に浮いている咲夜へ巻く。
痛みのあまり咲夜は『時』を止めて対処することさえ思いつく事が出来なかった。
咲夜を『鎖』で巻いた萃香はそのまま『鎖』を引っ張り、咲夜を殴る。


その反動で浮き上がった咲夜をもう一度引っ張り、殴る。
萃香はそのループを続ける。
もはやコレは勝負では無かった。圧倒的な暴力、一方的な蹂躙だった。





萃香「さぁ、ここからどう反撃する?メイドさん・・・・・・・・だよね?」



咲夜「ぐっ・・・・・・・」





そして、萃香はもう一度咲夜へ拳を叩き込もうとした。





萃香「はっ!!」



咲夜「っ!!」







萃香の拳は容赦無く、咲夜の腹へ叩き込まれ――――――――――――――――――――――
















855 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:39:04.30 ID:mI7rU85l0(9/15)



























――――――――――――――――――――――無かった




























856 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:40:17.08 ID:mI7rU85l0(10/15)









唐突に現れた左腕が萃香の拳から咲夜を守るように突き出された。
当然、萃香の拳は左腕に当たる。
ビキビキビキビキボキンッッッ!!!!と骨が粉々に砕けるような音が左腕から聞こえてくる。
しかし、左腕の骨という代償と共に萃香の攻撃は防がれた。





萃香「これは一体何のマネだい?」



上条「これ以上、見過ごす事は出来ません。ここから先は咲夜の代わりに俺が相手をさせてもらいます!!」





そう言いながら上条は『トリシューラ』を使い『鎖』を『破壊』し、咲夜を片手で支え引き寄せて抱いた。
左腕の骨を粉々に粉砕されたはずの上条は涼しげな顔で萃香を睨み付ける。





萃香「粉砕した私が言うのも何だけどさ・・・・・・・痛くないのか?」



上条「大丈夫ですよ。今は痛覚を遮断しているので痛みを感じることはありません」










そう言った次の瞬間には、萃香の攻撃で折れ曲がっていた上条の左腕が何事も無かったかのように『再生』していた。














857 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:41:21.90 ID:mI7rU85l0(11/15)










咲夜「・・・・・・・と、うま?」





咲夜が痛みで顔を歪ませながら目を覚ました。
上条の顔を見ると咲夜は悔しそうに歯を食いしばる。





咲夜「ゴメ、ン・・・・・なさい。何の役にも立てなかった・・・・・」



上条「そんなことねぇよ。でもさ」



咲夜「?」





上条は咲夜の頭に手を置き、撫でた。
そして笑みを浮かべながら上条は言う。





上条「お前には笑顔でいてもらいたいんだ。だからそんな悔しそうな顔をするよりも、お前の笑顔を見せてくれないか?」



咲夜「・・・・・・・・・ふふ」



上条「うん。やっぱ笑顔のお前が最高だよ」



咲夜「ふぇ!?」






咲夜は顔を真っ赤にしながら、自分の世界へ入ってしまった。
上条はとりあえずパチュリーに咲夜を預けることにした。
その際に霊夢、魔理沙、アリスに睨み付けられるが上条は睨み付けられた理由が結局理解出来なかった。








858 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:42:47.82 ID:mI7rU85l0(12/15)








萃香「ははは!!やっぱりお前は変わらないなぁ〜」



上条「そりゃどうも」



萃香「それじゃあ次はアンタと・・・・・・・」





萃香は霊夢達をしばらくの間、じっと見ていた。
そして咲夜を選んだときのように、笑みを浮かべながらある人物を指差した。





萃香「お前とも戦ってみたいな・・・・・・『博麗の巫女』?」



霊夢「分かったわ」





指名された霊夢は上条の横に移動し、『お祓い棒』を構える。
それに合わせるように上条も拳を握り締める。





霊夢「『義兄妹』である私達二人の・・・・・・・・久しぶりのコンビネーションを発揮するわよ!!」



上条「ああ!!」



萃香「そのコンビネーションとやらを見せてくれ!そして楽しませてくれ!この私を!!!!」







そして萃香は『能力』で周りに落ちている石や岩を『萃』め始める。
だが上条達は臆しなかった。逆に笑みを浮かべているくらいだ。












859 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:43:41.49 ID:mI7rU85l0(13/15)
























上条「いいぜ、あんたがこれ以上無意味に戦いを続けるっつうんなら・・・・・・・」



霊夢「あんたの都合で私達の『日常』を引っかき回すって言うんなら・・・・・・・」



















霊夢は左手で、上条は右手で拳を作り互いの拳を合わせて、戦いの火蓋を切るかのように宣言した――――――――――――――――――――


























860 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:44:26.79 ID:mI7rU85l0(14/15)





































博麗兄妹「「 まずはその幻想をぶち殺す!! 」」







































861 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/03(日) 21:45:44.37 ID:mI7rU85l0(15/15)




投下終了

これ、このスレ内で終わらなくね(白目)
いや大丈夫なのか?
まぁもしそうなったら次スレで終わらせる事にします(多分大丈夫だと思いますが)


で、咲夜さんの強化は原作でも出来る事を少し強めにしただけです。
そして次回は『博麗兄妹』VS『鬼』。
ちょっと萃香のキャラが・・・・・・・若干戦闘狂っぽいかな?


おかしい部分がある場合は脳内補完、脳内変換よろしくです。





862 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/03(日) 21:50:37.54 ID:p803X5e3O携(1)

本来の性格的には萃香さんも勇儀姐さんと似た気質のはずだし、そこまで違和感は無いかな
原作で当初抱いていた人間に対するネガティブな思いも上条さんとの交流で薄らいでいるだろうし
863 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/03(日) 21:56:29.19 ID:2/NMEXURo(1)
乙です
864 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/03(日) 22:15:29.77 ID:4Sc0Fn9xO携(1)
右腕だったらヤバかった( 萃香が )
865 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/04(月) 22:51:43.78 ID:45CkyiIK0(1)
>>862
違和感をあまり感じさせずに済んだのなら
幸いです。
原作に出来るだけ忠実にしたかったので。
(キャラの性格など)


次の投下は明日の夕方あたりを予定しています
出来なかった場合はスミマセン。


866 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/04(月) 23:01:12.34 ID:fLqQNyJoo(1)
了解
867 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 12:45:02.25 ID:DjXV1QTa0(1/9)
夕方あたりに投下すると言ったな・・・・・・あれは嘘だ


投下



868 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 12:45:47.54 ID:DjXV1QTa0(2/9)


第八話 「 stage5 『幻想(異変)を殺し、幻想(世界)を守る博麗の兄妹』 」


869 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 12:47:00.66 ID:DjXV1QTa0(3/9)






霊夢「ふっ!!」



萃香「おっと!」





最初に攻撃を仕掛けたのは霊夢。服の袖の中から取り出した無数の針を萃香に投げ飛ばすが萃香は軽々と避ける。
攻撃を回避した萃香は『能力』で集めていた石や岩の塊を霊夢へ投げつける。
だが霊夢も空を飛び、塊を回避した。





霊符「夢想封印」





霊夢「まだまだ!!!」



萃香「!?」





霊夢がスペルカードを宣言すると霊夢の周りに色とりどりの『光弾』が出現し、萃香に襲い掛かってきた。
何とか避けようとするが、萃香の後を追うように『光弾』は移動する。
仕方ないと考えた萃香は、『能力』を使い『霧』になり回避しようとするが








870 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 12:47:50.73 ID:DjXV1QTa0(4/9)








上条「させるか!!」



萃香「なっ!?」





いつの間にか萃香の後ろに回り込んでいた上条は萃香を羽交い締めにし、身動きが出来ないように拘束した。
何とか振り解こうとする萃香だが上条は離そうとしない。時々上条の身体から骨の折れるような音がするが、上条は気にせず萃香を拘束する。





萃香「まさか自分ごと私をやるつもりなのか!?」



上条「そのまさかだよ!!」







上条は先程よりもさらに強く拘束する力を強める。何故『鬼』である萃香を上条がここまで拘束出来るのか。
それは『魔術』のおかげである。人間は普段『リミッター』を掛けている。
この『リミッター』が外れると普段では出せない程の力を出せる代わりに身体への負担が大きいからだ。
上条は『魔術』を使い、意図的に『リミッター』を外すことで萃香を抑える事が出来ている。


身体への負担は『魔人』の再生力で補っている。さすがに『鬼』を何の被害もなく抑える事は出来なかったが。
『光弾』は見事に萃香へ当たり、上条にも当たったが被害は萃香の後ろ側にいたため少ない。
数メートルほど吹き飛ばされた萃香はすぐに体勢を立て直し、上条のほうへ走る。
霊夢よりも上条の方が危険だと判断したのだろう、萃香は『鎖』を上条へ投げつける。








871 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 12:48:45.97 ID:DjXV1QTa0(5/9)








上条「っ!!」



萃香「捕まえたぞぉ〜!!」





『鎖』は上条の左腕に巻かれ、締め付けられる。
萃香は『鬼』の持つ腕力で上条を引き寄せようとするが





上条「そう簡単にやられてたまるかぁぁぁぁぁァァァァァァ!!!!」



萃香「はぁ!?」





上条はさらに『リミッター』を外し、逆に萃香を自分の方へ引き寄せようとする。
しかし元からのスペック差もあるのか引き寄せる事までは出来ず、耐える事しか出来なかった。
骨が折れ、筋肉が引きちぎれるような音が上条の左腕から響き渡る。
だが上条はそれでも、萃香の足止めに徹した。





霊夢「はぁぁぁぁ!!!!」



萃香「がっ!!?」





突然萃香の横から霊夢が現れ、萃香へ跳び蹴りを入れる。
『鬼』を吹き飛ばすほどの威力・・・・・・・・・・・・・おそらく足に『異能の力』を注いでいたのかもしれない。
萃香は突然の襲撃に対処出来ず、『鎖』を手放してしまった。
上条は『鎖』を投げ、萃香へ巻こうとする。







872 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 12:49:33.83 ID:DjXV1QTa0(6/9)










萃香「甘く見るな!!」





『鎖』に捕まる直前に『霧』へ変化した萃香は上条の懐まで移動し、『霧』状態を解除した。
拳を握り締め、萃香は渾身の力で上条へ右ストレートを叩き込む。
肋骨が折れるような音がし、上条は血反吐を吐く。
おそらくこれだけでは済んでいないだろう。内蔵も破裂しているかもしれない。





上条「がぁぁぁぁぁァァァァァァァ!!!!!」



萃香「っ!?」





上条は気にせずそのまま萃香を捕まえる。
再び『霧』に変化しようとする萃香だが・・・・・・・出来ない。





萃香「(『幻想殺し』・・・・・・・・・か!!)」





ならば、と萃香は何度も何度も上条を殴り続けた。
そのたびに上条は血反吐を吐き、身体からは骨が折れ砕けるような音が響く。
だが上条はそれでも拘束を止めなかった。
不意に萃香は上条の顔を見る。すると上条は笑みを浮かべた。まるで勝利を確信したかのような笑みを。







873 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 12:50:15.78 ID:DjXV1QTa0(7/9)







上条「時間は・・・・・・・・・・・稼い、だぞ。霊夢・・・・・・・」



萃香「っ!!!!」





上条の言葉を聞いた萃香は周りを確認する。
霊夢がいない・・・・・・・・・・?







「夢想天生」







霊夢「何処を見ているの?」





霊夢の声が萃香の『真上』から聞こえてきた。
上を見るとそこには先程とは比べ物にならないほどの輝きを放つ無数の『光弾』を展開し、十字架のようなポーズをする霊夢がいた。





上条「あん、たの負けだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・萃香師匠」





上条は笑みを浮かべながらそう告げた。
その笑みに釣られたのか、萃香も笑みを浮かべる。





萃香「そっか・・・・・・・・・・・・楽しかったよ。ありがとな当麻。また相手になってくれ、次はボコボコに打ちのめしてやるからさ」



上条「ははは、不幸・・・・・・・・なのか?」



萃香「さぁな」











874 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 12:50:55.11 ID:DjXV1QTa0(8/9)





























――――――――――――――――――――――――――そして、上条と萃香は霊夢が放った『夢想天生』の光に包まれた





























875 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 12:51:29.63 ID:DjXV1QTa0(9/9)

投下終了


萃香に止めを刺そうとしたら上条さんまで止めを刺された。な、何を(ry
はい、次で最終回です。
永夜抄はやっぱり次スレですね。



876 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/05(火) 13:02:22.75 ID:TXDAlKGPo(1)
乙です
877 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/05(火) 22:13:41.94 ID:9ebeZdAp0(1)
書き忘れました。

最終回の投下は昼過ぎあたりから
夕方の間になると思います。
その後は、短編をいくつかして
次スレに行く予定です。

878 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 03:33:46.47 ID:7C2Ul2l8O携(1)
コンビネーション(囮)
879 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:18:23.60 ID:ZWXAlbtO0(1/10)


投下


880 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:18:55.13 ID:ZWXAlbtO0(2/10)


最終話 「 stage6 『あらゆる人妖が萃まる宴会』 」


881 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:20:19.52 ID:ZWXAlbtO0(3/10)









萃香「オラオラ!!私の酒が飲めないとは言わないよな当麻!!!」



上条「『鬼』専用の酒が『人間』の俺に飲める訳ないでしょうが!!」





『異変』から三日後が経ち、俺達は『異変解決』記念の宴会をしている。
『異変』については気づいていた者もいたし、まったく気づかなかった者もいた。
ただ知ってる奴らも知らない奴らも純粋に宴会を楽しんでいる。
それだけはハッキリと分かった。





上条「うぅ、危うく飲まされるところだった・・・・・・・・・」



妖夢「ふふふ。大丈夫?」



上条「妖夢さん・・・・・・はは、大丈夫だよ」





俺が萃香師匠から逃げた先には妖夢さんがいた。
妖夢さんは笑いながら俺に普通の酒が入った杯を手渡す。
俺は感謝の言葉を言いながら受け取る。







882 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:23:52.77 ID:ZWXAlbtO0(4/10)







妖夢「当麻君」



上条「妖夢さん?!」





俺が酒を飲んでいると妖夢さんは突然、土下座の体勢になった。
そして涙交じりの声で俺に謝り始めた。





妖夢「ゴメンなさい!!私は師の、お爺ちゃんの教えを勘違いして霊夢さん達を傷つけてしまって!!何よりも当麻君を殺してしまって!!
本当に申し訳ありませんでした!!!」



上条「俺は大丈夫だから一旦顔を上げてくれ!!」





そう言うと妖夢さんは涙を拭きながら顔を上げる。
相変わらずの綺麗な正座をしながら。





上条「俺は大丈夫。妖夢さんだって純粋に妖忌さんの教えを守りたかったんだろう?確かに妖夢さんがやったことは許されない事だよ。
    でもだからってこれから償う方法が無い訳じゃない。だから傷つけてしまった人や妖怪達のために何が出来るかを考える方が、
俺に謝るよりも有効に時間を使えると思うぜ?
    ・・・・・・・・・・・・妖夢さんはこれからも妖夢さんらしく居てくれ。それが俺への償いだと思ってくれないか?」



妖夢「・・・・・・・・・・ありがとう」





妖夢さんはそう言いながら笑みを浮かべる。
これで一件落着・・・・・・・・・・だろう。








883 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:24:24.25 ID:ZWXAlbtO0(5/10)







霊夢「当麻〜〜こっち来なさいよ〜〜〜〜ひっく」





酔っ払った霊夢が俺の事を呼んでいる。
俺は妖夢さんに謝りながら霊夢のもとへ杯を持ちながら歩いた。





上条「ちょっと飲み過ぎじゃないか?お前」



霊夢「良いの!!『異変解決』記念の宴会なんだからパーッと明るく騒いで飲むべきよ」



上条「そうですか」





その会話の後、俺と霊夢の間に僅かな沈黙が訪れる。
俺は空気を変えるために霊夢へ話しかけた。





上条「ありがとな・・・・・・・・俺のために怒ってくれて」



霊夢「・・・・・・・・そりゃ大事な『家族』なんだし、当たり前でしょ」





霊夢が少し恥ずかしそうに酒を飲む。
俺は笑いながら、





上条「でも、霊夢が俺のことをお兄ちゃんって未だに呼んでくれたのが意外だったな」



霊夢「なっ、ききき聞こえてたの!!?」



上条「そりゃ、意識はあったぞ。『魔人』への準備の最中に嫌でも会話が聞こえてたし」





俺の話を聞いた途端に霊夢の顔が赤く染まる。
多分、恥ずかしいのだろう。普段は名前で呼ぶが心の中では未だに『お兄ちゃん』と呼んでくれる。
すごく嬉しいシチュエーションじゃないか!!
俺が心の中で悶えていると、




884 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:24:58.07 ID:ZWXAlbtO0(6/10)











文「まぁ、話はそこまでにしておいて。当麻、私の取材に付き合って貰うわよ!!!」



上条「え、ちょ」





横から唐突に現れた射命丸がそう言いながら俺の服の襟を掴み、引きづりながら俺に『取材』を強いてきた。
俺は必死に抵抗しようとしたが、体勢が悪くうまく抜け出すことが出来ない。
霊夢へ救援の合図を送ったが無慈悲にも首を横に振られた。





文「さぁ、『取材』タイムの始まりです!!!」





射命丸は既に『仕事モード』に突入していた。
これで俺の逃走は不可能となる。
俺は叫ぶ。叫ばずにはいられなかった。俺の口癖であるあの言葉を。











885 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:25:24.16 ID:ZWXAlbtO0(7/10)






















上条「不幸だぁぁぁぁァァァァァ!!!!」
























886 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:25:55.81 ID:ZWXAlbtO0(8/10)



『三日置きの百鬼夜行』編 END



887 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:26:40.34 ID:ZWXAlbtO0(9/10)


現在の登場人物紹介



射命丸文



・種族    鴉天狗


・能力    風を操る程度の能力

       その名の通り風を操る能力。


・二つ名   捏造新聞記者


・新聞記者の鴉天狗。


888 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 17:27:24.08 ID:ZWXAlbtO0(10/10)


投下終了

『三日置きの百鬼夜行』編。いかがでしたか?
次は短編を挟んでの『永夜異変』編に行きます

それではまた次回!!
あと短編のネタをください(懇願)

889 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 17:31:17.97 ID:WobLO81vO携(1)

白玉楼の食糧事情とか博麗神社の財政とか?
後は原作と人間関係が異なる状態での萃香さんの居候とか
890 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ] 2014/08/06(水) 18:23:42.37 ID:PXRnD27jO携(1)
乙乙
ここの上条さん全身幻想殺しなら魔神の力無くても再生しそう。あと全身が竜になりそう。
ネタなら上条父がオカルトグッズを駆使して一時の幻想入り
891 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/06(水) 19:27:54.57 ID:l8gXSfWfo(1)
乙です
892 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/08/06(水) 21:16:24.22 ID:ZXbIG4MT0(1)
乙、小ネタは幻想郷七不思議という名の肝試し
893 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/06(水) 22:24:21.87 ID:Z0dTDh/g0(1)
ネタ提供ありがとうございます!!
とりあえず提供して頂いたネタのなかで
書けそうなものは書いてみます。
短編二つ、三つ程で全部埋められますかね?

出来なかったら大人しく次スレを立てて
依頼を出してきます。

894 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:07:13.66 ID:O8mc5+/H0(1/11)


投下


895 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:08:28.44 ID:O8mc5+/H0(2/11)


短編その三 「 博麗当麻の暇な一日 」


896 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:08:58.09 ID:O8mc5+/H0(3/11)











上条「暇だ・・・・・・・・」





俺は布団に寝転がりながらそんな事を呟く。
今日は本当にやる事がない。


買い物は昨日済ませてしまい買いたい物がなく、『修行』も先程したばかり、今は昼だが昼ご飯も既に食べてしまった。
遊びに行くとしても知り合いの殆どの家が遠いので行こうという気力が湧かない。なら『義妹』の霊夢と何かすればいいのではないか?
という案も思い浮かぶがそもそも霊夢は他の知り合いの家に遊びに行っているので却下。





上条「仕方ない。一眠りするとしましょうかねぇ」





そう考えた俺は布団にくるまる。
目を瞑るとドンドンと意識がぼんやりとしてくる。
そして俺は眠りに就い―――――――――――――――――――――――――――








897 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:09:27.24 ID:O8mc5+/H0(4/11)









萃香「おーい、私の相手をしろよぉ〜〜」



上条「ごはっ!?」





突然、寝転がる俺の上に萃香師匠が現れた。
俺の身体に落下する形で。
痛みのあまり俺は悶え、師匠はその様子を見ながらゲラゲラと笑う。





上条「ぐぐっ・・・・・・・さっきまでさんざん相手したでしょうが!!」



萃香「でも暇なんだろう?なら私の相手をしてくれよぉ」



上条「それは俺が疲れるか不幸な目に遭うから却下です!!」



萃香「ぶーぶー」



上条「ぶーぶー言わないでください!!」





さっきまで俺は萃香師匠の『修行』を受け、遊び相手をしていた。(ほぼ俺がからかわれて疲労が溜まるだけだったが)
なので暇だからと言っても、これ以上萃香師匠に遊ばれるのは勘弁願いたい。










898 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:10:32.85 ID:O8mc5+/H0(5/11)







上条「そっちも暇なら旅に出ればいいじゃないですか。この幻想郷なら適当に散歩するだけでも面白いことがありますし。俺は行きませんけど」



萃香「そんなの『今』は嫌だよ面倒くさい。ていうかそう言って、私のことを追い出すために誘ってるんでしょ?」



上条「そ、ソンナコトナイデスヨー」



萃香「おーい、カタコトになってるぞー大丈夫かー」





俺と萃香師匠が起こしたあの『異変』が解決した後の宴会の翌日。萃香師匠は唐突にこんなことを言い出した。





萃香「住む場所が見つからないので、しばらくは当麻の『中』に住む事にした!!」





萃香師匠は『能力』を使い、俺の身体に住み始めた。
『幻想殺し』を避けながら住むという無駄に器用な所を発揮しながら。
それから俺は唐突に現れる萃香師匠に困り果てている。
この前なんて俺が風呂に入っているときに、






899 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:11:26.77 ID:O8mc5+/H0(6/11)








萃香「ぷはぁぁぁ!!」



上条「ぶっ!!?」





風呂の中から萃香師匠が何故か全裸で現れ大騒ぎになった。(そのあと俺は霊夢にフルボッコの刑を執行された)
理不尽すぎる・・・・・・・俺は何もしていないのに。





上条「で、どうするんです?夜までは霊夢もいないですしすることなんて特に・・・・・・・」



萃香「じゃあまた『異変』でも起こすかい?」



上条「それはもう勘弁してください!!!」



萃香「ははは!!冗談だよ冗談」



上条「あんたが言うと冗談に聞こえないんですよ・・・・・・・・」





しかし、本当にどうしようか。
何か話題を出した方が良いだろうか?
と、俺が考えていると萃香師匠が突然尋ねてきた。







900 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:12:16.32 ID:O8mc5+/H0(7/11)








萃香「そういえばお前・・・・・・・・あの『霊もどきの人もどき』に刀で刺された後、お前が立ち上がりながら言った『目覚める』って何だったんだ?」



上条「『霊もどきの人もどき』って・・・・・・もしかして妖夢さんのことですか?」



萃香「そうそう確かそんな名前だったっけ?」



上条「何でそんな変なあだ名で呼んでるんです?」



萃香「だって半分霊で半分人間。どっちつかずの奴だったから。それとも『霊未満人未満』とかのほうがいいかなぁ・・・・・・・・・」



上条「やめてあげて!!?」





とりあえず可哀相なあだ名を付けられた妖夢さんに合掌。








901 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:13:04.07 ID:O8mc5+/H0(8/11)






上条「えーと、確か俺の『目覚める』発言のことでしたっけ?」



萃香「そうそう。私は一瞬当麻が変な性癖にでも目覚めそうになったのかと思ったぞ」



上条「上条さんは『普通』(ノーマル)です!!!・・・・・・・・・・・・まぁ、アレはですね」



萃香「うんうん」




俺は修行中に紫さんに告げられたことを思い出した。





紫「ねぇ、当麻」



上条「はい?」



紫「貴方は今、『魔人』の力を持っているわ」



上条「は、はい」



紫「でも、貴方は新たな領域に達することが出来る」



上条「っ!!本当ですか!?」



紫「ええ、でもそれにはおそらく今以上の危険が付き纏うと思うけど」



上条「・・・・・・・・・・・」



紫「だから貴方にはその『力』を手にするための儀式の方法を教えます。『覚悟』が決まったら、使いなさい」



上条「・・・・・・・・・・・・分かりました!!!」





と、言った感じに俺は新たな『力』を手にするための儀式の方法を伝授された。
何故紫さんがその儀式のことを知っていたのかなどの疑問を尋ねる事は出来なかったが。







902 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:13:34.16 ID:O8mc5+/H0(9/11)








萃香「また何かしようとしてるのかねぇ・・・・・・・紫のやつ」



上条「多分そうでしょうね。でも俺はその『力』が必要になったら、躊躇せずに儀式を行うと思います」



萃香「ま、お前ならやりかねないだろうな」





萃香師匠は笑みを浮かべながら言う。
今回はたまたま儀式の方法に近い状況になってしまったため、その『力』に『目覚め』そうになっただけの話。
俺にはまだその『覚悟』が決まっていない。
だから俺は手に入れない。今は『幻想殺し』と『魔人』、活用しずらい『破壊神』を使って行くしかないのだ。





萃香「お前って確か『トリシューラ』っていう武器とか持ってなかったっけ?」



上条「あれならパチュリーに返しましたよ?元々あれはパチュリーに渡した物で、借りたものでしたし」





せっかく二千円を払って購入した『トリシューラ』は今はパチュリーの手の中にある。
ピンチになったら借りに行けばいいのだが、遠いしパチュリーもさすがにあれを持ち歩いてはいないだろう。





萃香「そうかい。じゃあ、一眠りでもするか」



上条「そうですね。俺も眠いし・・・・・・・霊夢が帰ってくるまで眠りましょう」





俺はそう言いながら布団に入る。
何故か萃香師匠は俺の身体に戻らずに布団の中に入ってきた。
俺は気にせずに目を瞑り、眠りに入る前に一言。萃香師匠に言う。







903 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:14:17.71 ID:O8mc5+/H0(10/11)













上条「おやすみなさい、萃香師匠」












俺が言った後、萃香師匠は俺に親に甘える子供のように抱きつき小さな声で呟いた。












萃香「おやすみ、当麻」











俺は小さく微笑みを浮かべながら眠りに就いた。












904 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/07(木) 17:16:01.29 ID:O8mc5+/H0(11/11)



投下終了



二人で一人(物理?)
ていうか萃香の頭じゃあ、寝返りつけなくね?という疑問が浮かぶ>>1です。
ちなみにネタはまだまだ募集中。


あと誤字・脱字、もしくは日本語がおかしくなっている部分は脳内補完などをよろしくお願いします!!


905 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 19:03:22.81 ID:GNO5P2jYo(1)
乙です
906 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 19:43:10.21 ID:J/Rd8DoBO携(1/2)

居候の方法まで原作通りじゃなくなるとは…これじゃおちおち溜まった欲望の処理も出来ないな上条さん

小ネタは小さい頃の上条さんin白玉楼&八雲家
907 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 20:02:39.93 ID:xz9vSDzXO携(1)
上条さんますます自家発電出来なくなるな
908 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/07(木) 20:06:51.07 ID:J/Rd8DoBO携(2/2)
某アララなんたらさんと共生している吸血鬼と違って、生活周期もほぼ同じだからな…

>>906の「小さい頃」ってのは幻想郷に来たばかりの頃って意味です
909 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ] 2014/08/07(木) 22:48:00.69 ID:hR8Cv4nlO携(1)
萃香が中に居る状態で全身に幻想殺し出したら上条さんの中で萃香が元に戻って上条さん破裂すんのかな?
910 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 07:54:33.50 ID:qOwfrorTO携(1)
床ぐらい角で抉れるから
虎王決まった範馬勇次郎みたいに
911 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/08(金) 16:54:17.43 ID:uSm5K7w4o(1)
リア充爆発しろ(物理)が見れると聞いて
912 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/08(金) 18:07:49.58 ID:bePAiQwO0(1/2)
>>909
作中に上条さんが言っているように萃香は『幻想殺し』を器用に避けながら生活しています
『幻想殺し』もいきなり全身に発動するわけではなく他の部分から広がるように全身に発動していきます
作中では限定的な部分での発動が多かったのでいきなり発動出来そうに見えますが全身にいきなり発動することは出来ないですね
いきなり全身に発動しているように見えても事前にしっかりと段階を踏んでいるので大丈夫・・・・・・・・だと思います


913 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ] 2014/08/08(金) 18:53:40.15 ID:omKx/WayO携(1)
>>909だけど俺の馬鹿みたいな質問にわざわざすまない。
このSS最近一番の楽しみだぞ!
914 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/08(金) 19:00:17.05 ID:bePAiQwO0(2/2)
>>913
ありがとうございます!!
そう言ってくれるだけでやる気が湧いてきます
これからも頑張って書かせていただきますので見ていってください!!

915 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:08:47.63 ID:Ns0U4uR30(1/19)


投下


916 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:09:20.94 ID:Ns0U4uR30(2/19)


短編その四 「 とある幻想の肝試し 」


917 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:10:06.93 ID:Ns0U4uR30(3/19)




―――――――――博麗神社敷地内――――――――――――






上条「何でこんな夜中に俺達を呼び出したんですか?」



霊夢「ふぁ〜」





俺達は今、紫さんに呼び出され博麗神社の敷地内に集合している。
この場に居るのは、私こと上条当麻(+中にいる伊吹萃香師匠)と『義妹』の博麗霊夢。紅魔館から十六夜咲夜とレミリア・スカーレット。
白玉楼からは西行寺幽々子さんと魂魄妖夢さん。そしてアリス・マーガトロイドと俺の親友の藤原妹紅。八雲紫さんと八雲藍さん、橙だ。





紫「ふふ、今回はあなた達に肝試しをしてほしくて・・・・・・・・・ね」



上条「それはまた・・・・・・・・・・突然過ぎやしませんかねぇ」



霊夢「紫の突然の超思考の思いつきなんていつものことでしょ。それよりもさっさとその肝試しのルールを教えなさい」



上条「何で急かすように言うんだよ?」



霊夢「眠いのよ・・・・・・・・ていうかこんな夜中に起こされて不機嫌じゃない奴なんて『だいたい』いないわ!!」





霊夢は不機嫌な様子で紫さんを睨み付ける。
紫さんは笑みを浮かべながら霊夢を見つめる。
まぁ、用も分からずにいきなり起こされて不機嫌にならない奴など殆どいないだろう。
俺だってそうだ。早く用件を聞きたい。そう考えていると藍さんが口を開いた。









918 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:11:13.25 ID:Ns0U4uR30(4/19)






藍「とりあえずルールの説明をしておこう。まず二人一組のチームをくじで決める。
その後、肝試しをするルートの目的地に置いてある『物』を取ってくる。
その肝試しのルートもくじで決めさせていただく。行く順番もくじで」





藍さんは説明しながら箱を三つ、懐から取り出す。箱には穴が空いておりそこから割り箸のようなものがはみ出ている。
これを引けば良いのだろう。





藍「それじゃあ、みんな。ここから引いてくれ」





俺達は箱の前に集まり、一斉に箱から割り箸を取り出した。














919 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:11:53.44 ID:Ns0U4uR30(5/19)





























――――――――――――ここからはダイジェストのみとなります。ご了承ください――――――――――――




























920 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:12:39.03 ID:Ns0U4uR30(6/19)


一組目 『博麗霊夢&十六夜咲夜』チーム



・スタート



霊夢「はぁ・・・・・・・さっさと終わらせますか」



咲夜「そうね・・・・・・・(お嬢様か当麻と一緒が良かったのに)」




・中間地点



幽霊「うらめし〜〜ぎゃあ!?」



霊夢「ははは、こちとらイライラしてんのよ!!恨むなら自分の愚かさを恨むのね!!」



咲夜「これって退治してもいいのかしら?」



霊夢「あんたも手伝いなさい」



咲夜「分かったわ。未来の『義妹』のためだもの。一肌脱ぐとしましょう」



霊夢「おい」




・最終地点



咲夜「ねぇ」



霊夢「何?」



咲夜「目的の物ってあれかしら?」



『禍々しい杖』



霊夢「よし・・・・・・あれを抜いてさっさと戻るとしますか」



咲夜「ええ」







921 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:13:47.06 ID:Ns0U4uR30(7/19)






二組目 『西行寺幽々子&藤原妹紅』チーム



・スタート



幽々子「ふふふ『亡霊』の私が肝試し、ねぇ〜」



妹紅「えーと・・・・・」



幽々子「貴女は確か・・・・・・・・当麻の友達だったっけ?」



妹紅「は、はい!親友です!!」



幽々子「じゃあ、一言。言わせて貰ってもいいかしら?」



妹紅「ええ」



幽々子「あの子は本当に無茶をし過ぎるの。自分の身体を顧みずに、ただ自分の守りたい物のために命を懸けている」



妹紅「・・・・・・・」



幽々子「だけどあの子はどこまでも『人間』なの。どれだけ強くなろうとも・・・・・・・ね。だから友達の、いえ親友の貴女に支えてもらいたいの」



妹紅「・・・・・・・・・・私は最初からそのつもりです。絶対に支えて見せます。あいつは数少ない私の『理解者』の一人ですから!!」



幽々子「そう♪」








922 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:14:25.38 ID:Ns0U4uR30(8/19)





・中間地点



幽霊達「「「「「 」」」」」



幽々子「さ、行きましょうか」



妹紅「これ肝試しの意味があるのかな?」








・最終地点



妹紅「これを抜けばっ!!」



『光り輝く長剣』



幽々子「帰ったらお酒でも飲もうかしら♪」



妹紅「私はさっさと寝ますよ」









923 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:16:04.48 ID:Ns0U4uR30(9/19)






三組目 『アリス・マーガトロイド&魂魄妖夢』チーム



・スタート



妖夢「よ、よろしくお願いします!!」



アリス「え、ええ。よろしく・・・」



・中間地点



妖夢「アリスさんは当麻君とはいつ知り合ったんですか?」



アリス「昔、私は『魔界』に住んでいたの」



妖夢「ま、『魔界』!?」



アリス「そう。で、当麻が一時期『魔界』に来て私は当麻や霊夢達と戦った。霊夢達に負けた私はいろいろされそうになったんだけど当麻が助けてくれたの」



妖夢「そうなんですか・・・・・」






924 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:17:06.86 ID:Ns0U4uR30(10/19)





アリス「当麻は私が落ち込んでいるときに励ましてくれたり、
    私が危険な目に遭いそうなときに颯爽と駆けつけてくれて、ボロボロにされても何度も立ち上がって助けてくれた」



妖夢「やっぱり当麻君は変わらないなぁ・・・・・・今も昔も」



アリス「本当に・・・・・・・・変わらないでいてくれて良かった」



・最終地点



妖夢「何かそこまで怖くありませんでしたね。ほとんど幽霊とか妖怪とか現れませんでしたし」



アリス「私達が話しただけで終わった気がするわ」



妖夢「そうですね・・・・・・よっ」



『神々しき盾』



妖夢「行きましょう」



アリス「そうね」






925 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:17:57.43 ID:Ns0U4uR30(11/19)





四組目 『上条当麻(萃香付き)&レミリア・スカーレット』チーム



・スタート



レミリア「肝試しねぇ・・・・・・・くだらないわ」



上条「まぁ、そう言うなって。それじゃあ行きますか!!」



萃香「(おお、『吸血鬼』の手を握って・・・・・・心配なのか?)」



上条「あんたは黙っててください!!!」



レミリア「!?」ビクッ



上条「違う違う!!お前に言ったんじゃないんだ!」アセアセ



レミリア「そ、そう」



・中間地点



幽霊「ああぁあぁぁぁぁァァァァァ!!」



レミリア「嫌ぁぁぁぁァァァァ!!」ダキッ



上条「ぐへぇ!!」



萃香「(おいおい大丈夫なのかぁ?・・・・・・ひっく)」ブン



幽霊「ごはっ!?」



レミリア「何で当麻の身体から手が出てきてんのよ!?」



萃香「(わざわざご説明ご苦労様でぇ〜す・・・・・・ひっく)」



上条「(いつも以上に酔ってやがるのか?!)」





926 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:18:48.71 ID:Ns0U4uR30(12/19)





・最終地点



レミリア「やっとここまで来たわね・・・・・・・」



上条「お前・・・・・・・ビビリ過ぎだろ。いくら何でも」



レミリア「ああいうドッキリみたいな風に襲われたらビビるわよ普通!!!」



上条「そ、そうか。まあいいや、さっさと目的果たして帰ろうぜ・・・・・・」



レミリア「そ、そうね」



『埃を被った本』



上条「よいしょ」



妖怪軍団『がぁぁぁぁァァァァァァ!!!!!』



上条&レミリア「「 なっ!? 」」



萃香「へぇ・・・・・・・面白そうだなぁ」ポン



上条「うおっ!?いきなり出てこないでくださいよ!!」ビクッ



萃香「ははは!!悪い悪い。でもぱっぱと倒さないと帰れないよ?」



レミリア「はっ、こんな奴ら。私達の手に掛かれば瞬殺出来るわ!!そうでしょう?当麻」



上条「そうだな・・・・・・・レミリア!!萃香師匠!!さっさとこいつらを薙ぎ払って家に帰るぞ!!!」



レミリア「任せなさい!!!」



萃香「それじゃあ、妖怪退治と行きますか!!」



上条「妖怪が妖怪を退治するのか・・・・・」






927 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:19:20.39 ID:Ns0U4uR30(13/19)





























――――――――――――――そして肝試しが終了した




























928 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:20:19.67 ID:Ns0U4uR30(14/19)






霊夢「あら、遅かったじゃない?」



上条「何か大量の妖怪に襲われたから退治してたんだよ」





あれから数時間が経った。何故そこまで時間が掛かったのかというと、最初はそこまでいなかった妖怪達がいつの間にか増えていたのだ。
それでも『吸血鬼』のレミリア、『鬼』の萃香師匠がいたため苦戦はせずに戦い抜くことが出来た。
退治を済ませた俺達は飛んで帰ってきたのだが(萃香師匠は俺の中に帰った)そこには霊夢、咲夜、紫さん、藍さん、橙しかいない。





橙「お疲れ様、当麻!!」



上条「あ、ああ。ありがとう橙」



咲夜「お疲れ様です、お嬢様」



レミリア「ええ。久々に戦って疲れたわ・・・・・・・・帰ったらシャワーでも浴びるとしましょうか」



咲夜「はい。当麻もお疲れ様」



上条「おう、ありがとな」





俺は知り合い達に声をかけられ、それに返事を返しながら紫さんのもとに向かった。







929 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:22:51.91 ID:Ns0U4uR30(15/19)







紫「お疲れ様」



上条「ありがとうございます。それと・・・・・・・・・・これ」





俺はそう言いながら紫さんに『埃を被った本』を手渡した。
ありがとう、と紫さんは俺に感謝の言葉を言いながら『埃を被った本』を受け取る。





上条「そういえば妹紅やアリスは何で居たんですか?こういうのに一番参加しそうな魔理沙がいないし」





俺が尋ねると紫さんは笑みを浮かべながら答えた。





紫「ちょっと準備のために人里に行ったら偶然会ったのよ。二人とも当麻の知り合いということは知っていたし
  誘うのもいいかなって思ったから。ちなみに魔理沙を誘わなかったのは単純に忘れてたからよ」



上条「思いつきですか(魔理沙・・・・・・・・)」



紫「ハッキリ言えばそうね」



上条「分かりました・・・・・・」





たまに紫さんの行動の意味や考えが分からない時があるが、そういうときは本当に何かを考えているか、
もしくは何も考えておらずただの思いつきのどちらかだ。
心臓に悪い思いつきもあるので、本当にやめてほしい。俺が死んでしまいます。







930 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:24:30.97 ID:Ns0U4uR30(16/19)



紫「じゃあ・・・・・・・・藍!」



藍「あ、はい!!それじゃあな橙?」



橙「はい、藍様!!」




紫さんに呼ばれた藍さんは橙に別れの言葉を言い紫さんのもとへ、橙は自分の住処へ戻っていった。
そして紫さんと藍さんの後ろにある空間が裂ける。おそらく紫さんの『能力』で作られた『スキマ』だろう。




紫「おやすみなさい当麻」



藍「おやすみ」



上条「おやすみなさい、紫さん、藍さん」





紫さんと藍さんは帰って行った。
ふとレミリア達の方を見ると、レミリア達は霊夢へ別れの挨拶をしている。
俺は急いでレミリア達の方へ向かった。





上条「帰るのか?」



レミリア「何?帰ってほしくないの?」



上条「いやそういう意味で言った訳じゃないんだが・・・・・・・・」



レミリア「冗談よ。私達も帰らせてもらうわ」



上条「分かった。じゃあまたな。レミリア、咲夜」



レミリア「じゃあね」



咲夜「おやすみなさい」





レミリアと咲夜はそう言い、空を飛んで帰っていった。
この場にいるのは俺と霊夢だけ。




931 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:24:59.39 ID:Ns0U4uR30(17/19)







上条「・・・・・・・・・・寝ますか」



霊夢「・・・・・・・・・・・そうね」







俺達は自分達の部屋に戻り、眠りに就いた。







932 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:25:59.13 ID:Ns0U4uR30(18/19)



現在の登場人物情報



藤原妹紅


・種族       人間(蓬莱人)


・能力       老いる事も死ぬ事も無い程度の能力

          簡潔に言うと『不老不死』
          魂を起点に好きな場所で新しい肉体の再生・再構築(「リザレクション」)が行える
          大きな怪我をしても数日で元通りになるほどの再生力を持つ
          上条の『魔人』モードの『不老不死』も、妹紅の『能力』と同じ効果。


・二つ名      焼死しない人間



・『不老不死』であり『妖術』を扱う人間。上条とは友人の関係。



933 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/09(土) 17:26:31.50 ID:Ns0U4uR30(19/19)

投下終了

何かいつもより変なのは短編補正ということで・・・・・・・
誤字・脱字があった場合は脳内補完などでお願いします


934 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ] 2014/08/09(土) 17:40:47.25 ID:xzRQhy1lO携(1)

魔翌理沙ェ....
935 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/09(土) 18:58:57.48 ID:VKFLTxzEo(1)
乙です
936 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/10(日) 10:29:35.66 ID:x4IhKTjM0(1)
次回は次スレを立ててから次スレに投下します


937 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/08/10(日) 20:20:06.00 ID:F+2MgeTA0(1)
次スレ立てました

とある幻想の博麗当麻(イマジンブレイカー) 第二幕
vip2chスレ:news4ssnip

938 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/08/10(日) 21:03:25.72 ID:hHXBfOq5o(1)
新スレ乙です
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