[過去ログ] とある幻想の博麗当麻(イマジンブレイカー) (938レス)
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1 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/04(日) 21:30:08.86 ID:1xC/T3Lv0(1/8)
注意!


・このssは東方×禁書のクロスオーバーです。
 クロス関係もしくは両作品のどちらかが苦手な人は戻るボタンを

・>>1はss初心者です。駄文注意!!

・地の文は少し入れ、あとはほとんどキャラのセリフのみです

・キャラ崩壊があるかもしれません

・独自解釈、オリジナル設定、設定改変があります

・両作品とそのキャラに対する非難などはお止めください

・更新は不定期です、1週間に1、2回ぐらいにはしたい。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399206608

2 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/04(日) 21:34:05.29 ID:3nDFirczo(1)
どっちも好きだわw
3 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/04(日) 21:34:19.00 ID:mGcU9bFM0(1)
期待
4 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/04(日) 21:44:23.59 ID:+Tu+i0Yyo(1)
きたい
5 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/04(日) 22:02:42.59 ID:1xC/T3Lv0(2/8)
――――これはまだ俺が幼い頃の話だ






ある夏の日、俺こと上条当麻は両親と共にとある田舎にある山へ登山に行ったのだが『不幸』にも両親とはぐれてしまい
一人、森の中を彷徨い続けた。


俺は怖かった・・頼る者のいないこの状況が、このままでは暖かい両親や俺の数少ない友達との日常に戻れないのが・・
そんな時、俺を助けてくれた人がいるのだが、その人はなんと『妖怪』だった。
最初は信じられなかったが、その『妖怪』の話を聞いていくうちに不思議と信じることが出来た。

6 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/04(日) 22:05:32.99 ID:1xC/T3Lv0(3/8)
その『妖怪』は八雲紫(やくも ゆかり)と名乗った、どうやら彼女は『幻想郷』という場所に住むスキマ妖怪というものらしい。
紫さんは俺に優しく接してくれた。紫さんは、俺が『不幸』を呼ぶ『疫病神』(と周りに呼ばれているだけだが)ということを知らない
それを知れば紫さんも俺を腫れ物のように扱うかもしれない、だがそれを踏まえても俺は両親や身内や知り合いを含めた
一部の人々以外からは感じることのできない暖かさを俺は感じることが出来た。


俺はいままで溜めてきた想いを抑えきれなくなり涙を零しながら紫さんにいままで体験してきたことを話した。
学校や近所から受けるいじめのこと、理不尽な『不幸』のことなどすべてを。
すると紫さんは俺をやさしく抱きしめてくれた、その温もりが心地よく俺は紫さんと母が重なって見えた。
7 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/04(日) 22:07:02.63 ID:1xC/T3Lv0(4/8)
しばらくすると紫さんは俺の頭を撫でながらこう言った。 


紫「あなたの『不幸』とは関係ないかはわからないけれど、あなたの『右手』には『何か』が宿っているわ」

上条「俺の『右手』に何かがあるの?」

紫「ええ、正体はわからないけれどその力は『幻想』を『殺す』もの。いや、もしかしたら異常な『幻想』を元の状態に戻す
 『幻想』の基準点なのかもしれない」


俺は紫さんの言っていることのほとんどを理解できなかったがとりあえずすごいものだとということはわかった。
俺がたいして理解しようと思わずに話を聞き流していると突然紫さんが俺に尋ねてきた。


紫「ねぇ、当麻」

上条「なに?紫さん」


紫さんは笑みを浮かべながら言った――――

 











紫「『幻想郷』に来てみない?」

8 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/04(日) 22:07:55.28 ID:1xC/T3Lv0(5/8)
現在の登場人物情報

・上条当麻 

 種族 人間

 能力 ?

 二つ名 『不幸』な少年


・八雲紫

 種族 妖怪

 能力 ?

 二つ名 境界の妖怪
9 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/04(日) 22:18:56.07 ID:1xC/T3Lv0(6/8)
投下終了〜

とりあえず駄文すみません・・
少しの間、上条さんの回想が続きます。

このssは基本上条さん視点のみで、別キャラ視点は少なめです
あとほぼ毎回最後に登場人物についての情報(その章までにわかっている物のみ)と二つ名を書いていきます

なにかこのssの感想や改善点なども宜しくお願いします!
あと上条さんの二つ名は結構考えたのですが、こうゆうのはどう?と案があれば積極的にとっていきたいです。

これからよろしくお願いします!!
10 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/04(日) 22:43:49.43 ID:9VXf/Z7A0(1)
投下おつー

これって、上条さんが学園都市行かないで幻想入りしたってことでいいの?
11 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/04(日) 22:50:55.16 ID:1xC/T3Lv0(7/8)
>>10
はい。
ちなみにこの上条さんを原作よりけっこう早めに生まれてます。

12 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/04(日) 22:52:06.46 ID:1xC/T3Lv0(8/8)
>>11
ミス
を→は

13 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/04(日) 23:02:27.96 ID:MhTXAqUe0(1)


イマジンブレイカーが原作のままだと多分スキマ能力を壊して空間ごとぶった切られる(類:六道銀)
それ以前に幻想殺しは幻想郷とかみ合わない以上何か変更が要るな

その辺りが出るまで様子見だ
14 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/05(月) 02:16:44.20 ID:sjPNwI/v0(1)
歓迎する側とは不思議な…
上条さんは基本追い出されたり歓迎されないから期待
15 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 07:25:32.17 ID:t88P0Q6h0(1/21)
投下したいのですが、よろしいでしょうか?

16 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/05(月) 07:30:17.01 ID:7FGiq64P0(1)
どうぞどうぞ。いちいち許可なんて取らずに、投下したいときにすればいいと思うよ
17 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 07:33:30.01 ID:t88P0Q6h0(2/21)
>>16
ありがとうございます
それでは投下
18 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 07:36:31.45 ID:t88P0Q6h0(3/21)
上条「『幻想郷』に?」

紫「ええ、そうよ」


俺はこの誘いに疑問を感じた。たしか『幻想郷』は紫さんの話を聞く限り『幻想』というのが集まる場所
そして紫さんが先程まで話していた俺の『右手』の力
これは俺の予想だが、この力はその『幻想』を『殺し』てしまんじゃないかと。
俺は自分の予想を聞くと紫さんは先程よりもさらに詳しく『幻想郷』について説明してくれた。


博麗大結界という結界のことや『幻想郷』の存在理由などを特に詳しく。
『幻想郷』の詳しい説明を話し終わった紫さんはあらためて俺の質問に答えてくれた。

19 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 07:38:07.20 ID:t88P0Q6h0(4/21)
紫「まず、この『幻想郷』と『外』の世界を分ける常識の結界である博麗大結界。これには博麗神社という場所に『核』があるの。
  この結界はこの『核』が壊されない限り大丈夫よ。まぁ穴が開けば当然修復が必要だけど」


さらに紫さんは説明を続けた。


紫「『幻想』といっても『世界』の法則で生まれたものであり法則に生きるもの。そしてあなたの力、それは『世界』の法則までは『殺せない』
  それが基準からはみ出したものではない限り、だから『幻想』の住人である私たちも『殺せない』のよ」

上条「へぇ〜」

紫「それとあなたの力は今のままでは駄目。その力は『幻想』を『殺す』ものだけれど『使い方』と『強化』もしくは『取り戻す』ことが出来れば
  『幻想』を『守る』力になる。だからあなたにはぜひ『こちら側』の住人になってほしいのよ」

上条「じゃあ、紫さんについていけばこの力の正体が・・」


俺は悩んだ、たしかに紫さんについていけばこの『右手』の力について何かわかるかもしれない。
だけど、それは両親たちの元を離れるということを意味する
20 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 07:38:46.94 ID:t88P0Q6h0(5/21)
あの場所に戻れなくなるかもしれないのは嫌だ。けれど紫さんについていけば俺の『不幸』について何かがわかるかもしれない
この『不幸』を何とかできれば自分も両親も知り合いのみんなも傷つくこともない


上条「紫さん、俺、『幻想郷』に行くよ!」


俺がそう言うと紫さんは俺を『幻想郷』へ誘ったときのような笑みを浮かべた



紫「ようこそ、『幻想』の最後の楽園である『幻想郷』へ・・」



21 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 07:49:36.68 ID:t88P0Q6h0(6/21)
投下終了!

この上条さん視点では地の文的なものはありますが回想編が終わると途端に少なくなると
思います。

そして『』が多い・・・ orz

あと短くてすみません

なにか質問があったらどんどん言ってください!

博麗大結界に関しては、『女王艦隊』とか『魔女狩りの王』、『三沢塾』みたいなものと思ってください


22 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/05(月) 08:04:15.98 ID:FJwpHoPq0(1/2)
禁書キャラは上条だけか??
俺個人としては上条だけで全然いいんだけどさ
23 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 08:15:18.50 ID:t88P0Q6h0(7/21)
>>22
禁書キャラはしばらく上条さんのみです

登場するなら☆さんくらいですかねぇ
24 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/05(月) 09:05:36.91 ID:QSnPR8hmo(1)

☆なら色々と違和感ないな
25 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/05(月) 09:28:31.81 ID:FJwpHoPq0(2/2)
そーなのかー
期待してるから頑張ってな
26 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/05(月) 11:08:04.20 ID:z3L5h9rDO携(1)
乙!
まぁ法則とか細かいこた抜きにして、ここでの当馬さんと幻想住民の活躍を楽しみにしときますか
27 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 13:48:23.66 ID:t88P0Q6h0(8/21)
とりあえず今日は時間があるのでバンバン投下していきたいと思います
28 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 14:09:10.73 ID:t88P0Q6h0(9/21)
それでは投下します
29 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 14:10:49.99 ID:t88P0Q6h0(10/21)
紫「あなたには、博麗神社に住んでもらうわ」

上条「博麗神社って、さっき言ってた?」

紫「そう、そこにはあなたより少し年下の巫女がいるから、その子と一緒に暮らしてほしいの」


紫さんが言うには、その子は巫女になりたてで、しかも一人で暮らしているらしい
だからその子がしっかりとした人間と関わることができるようにしてほしいと俺は紫さんに頼まれ
俺はその願いを引き受けた


上条「で、その子の名前はなんて言うんですか?」

紫「博麗霊夢よ」

上条「博麗霊夢・・・」

紫「さぁ、神社へ行くわよ」


紫さんがそういうと紫さんは手を何もない空間に手を翳した、すると手を翳した場所に大きな穴が出来た


上条「な、なにそれ!?」

紫「これは私の能力、『境界』を操る程度の能力を利用したスキマよ」

上条「きょうかい?」

紫「ふふ、あなたが理解するにはちょっと難しいわよ」

上条「そっか」

紫「さっ、行きましょう当麻」


俺と紫さんはそのスキマを潜り目的地の博麗神社へと向かった



30 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 14:14:55.50 ID:t88P0Q6h0(11/21)
スキマから外に出ると、そこには『外』でも見たことのあるような普通の神社があった


紫「霊夢は、あっちにある母屋に住んでるから早く会いに行きましょう」

上条「は、はい!」







俺はすごく緊張していた、そりゃあこれから女の子と一緒に暮らすのだ
そして今から同居人になる女の子との初対面だ、緊張しないわけがない
紫さんとともに母屋の中へ進むとそこには俺の知ってる巫女服とは少し違う巫女服を着る少女がいた。
彼女が博麗霊夢なのだろう、俺の緊張はさらに高まっていった
紫さんが彼女にいままでのことを説明すると彼女はこちらに近寄ってきた


霊夢「これからよろしく当麻」

上条「あ、ああこちらこそよろしく頼む霊夢」


霊夢はとても友好的で快く受け入れてくれたようだ・・・まぁ顔は笑っていなかったが


紫「さぁ、挨拶も済んだみたいだし、改めておめでとう!」


なにがおめでとうなのかはわからないが祝われて悪い気分になる人間はいない
そして紫さんは続けてこう言った


紫「これからあなた達は兄妹よ!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?
























上条&霊夢「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァ!!!??」」




俺達はたぶん幻想郷中に響き渡ったんじゃないか?と思うくらい叫んだ











31 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 14:16:13.29 ID:t88P0Q6h0(12/21)
現在の登場人物情報


・八雲紫

能力 『境界』を操る程度の能力
    その名の通りこの世界に存在するすべての『境界』を操ることができ、
    論理的創造と破壊を可能とする



・博麗霊夢

種族 人間

能力 空を飛ぶ程度の能力&霊気を操る程度の能力
   空を飛ぶだけではなく、ありとあらゆるものから浮くことができる(無重力状態)
   霊気の能力は、霊気を使った力を使うことができる

二つ名 楽園の素敵な巫女




・上条当麻(博麗当麻) 

能力 幻想殺し(ありとあらゆる異能を打ち消す程度の能力)
   あらゆる異能(能力系や魔術、魔法など)を打ち消すことができる
   ただし、『右手』にしか効果がなくすべての異能を打ち消せるわけではない

32 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 14:24:34.16 ID:t88P0Q6h0(13/21)
投下終了です

今回は、上条がなぜ博麗になったのか・・です
まぁちょっと強引になったかな?

それと次で回想編(プロローグ)は終わると思います
プロローグが終われば次は『紅霧異変』編です
そこからタイトルが付くようになります(たぶん)

33 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/05(月) 14:30:47.97 ID:V+cP/LBfO携(1)
いいぜおい
34 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/05(月) 14:31:07.86 ID:xwWJ/7pN0(1)
乙!!
35 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/05(月) 15:15:44.48 ID:yL+HlDPso(1)

紫様はいつも通りだな
36 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/05(月) 15:24:09.75 ID:8c/hqoKY0(1)
時間が飛ぶねぇ。修行中は玄爺とかも居たんだろうか
ここのシーンでの霊夢さんはMMDのちび霊夢さんで脳内再生されたが
37 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 15:54:24.13 ID:t88P0Q6h0(14/21)
>>35
キャラをしっかり動かすことができるか不安だったので
あなたのおかげで元気がでました

>>36
やっぱり時間飛びすぎですかねぇ・・・
もしかしたら短くまとめるためにいろいろ時間を飛ばすと思います

玄爺かぁ・・
この霊夢はもう一人で空を飛べるので玄爺は登場しません
いた的な描写をするかは微妙です




38 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/05(月) 16:05:48.88 ID:br9Gmbn1o(1)
旧作は神主本人がどこまで新作とリンクしてるか断言をしてないからグレーゾーンだろうな
それこそ>>1の裁量でOKだと思う
39 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/05(月) 16:10:47.90 ID:gymFRseA0(1)
どこぞの亀「当馬君は飛べるんかい?それこそ乗り物が必要なんじゃないのかのぉ?」
40 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 16:37:49.54 ID:t88P0Q6h0(15/21)
>>39
上条「その対策はもう立ててるんだよ!」

41 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/05(月) 16:45:12.08 ID:6nU+zNlo0(1)
このSSでのイマブレは、ヨザカルの主人公のチューニングの方が近かったりするんだろうか
42 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 22:55:38.73 ID:t88P0Q6h0(16/21)
投下します
43 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 22:57:05.18 ID:t88P0Q6h0(17/21)
上条「紫さん、どういうことですか!?」

霊夢「そうよ!そんな話、聞いてないわよ!」


俺達が必死に抗議しても紫さんは、

紫「だって今、言ったもの」

とまともに取り合ってくれない


上条「でもなんで兄妹なんですか?別に兄妹じゃなきゃいけないなんていうことはないでしょう?」

紫「たしかにその意見は正論ね。だけど当麻には話したわよね?霊夢と一緒に暮らしてほしい理由」

上条「・・・・あ」


俺はそこで気づいた、霊夢にはしっかりとした人間に関わってほしい、だからあなたにその役になってほしいと
紫さんに頼まれたことを


紫「ただの他人よりも、義理とはいえ兄妹のほうがお互いの距離は近くなりやすい。これはあなたにしか頼めないことなの
  お願い・・・」

上条「っ」


俺は息が一瞬止まった。いままでこういう風に頼まれたことがなく、しかも俺にしかできないことときた
すごく嬉しかった、自分も他人も『不幸』にしかできなかった俺が誰かを幸せにすることができるのは・・・

44 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 22:58:51.60 ID:t88P0Q6h0(18/21)
ふと、霊夢のほうを見ると、霊夢は落ち着くためかお茶を啜っていた
お茶を飲み終わった霊夢はなにかを考えるように俯いてしまった
一瞬見えた霊夢の表情がどこか悲しげに見えたのは俺の勘違いかもしれないが
だが俺はそれを見た瞬間、守りたいと思った。
紫さんからの頼みということを除いても心からそう思えた


上条「わかりました、俺はいいですよ」

霊夢「なっ、ちょっと待ちなさいよ!私はまだ何も・・」

上条「霊夢」

霊夢「な、何よ」

上条「お兄ちゃんって呼んでもいいんだぜ?」

霊夢「ふん!!」

上条「ごはっ!!」バキッ


おもいっきり回し蹴りをされ俺は壁にぶつかった
冗談は言わないほうがよかったなぁ・・と後悔していると霊夢がため息を吐きながら俺に手を差し伸べた


上条「へっ・・・?」

霊夢「これからよろしくね・・・・お、お兄ちゃん」

上条「れ、霊夢」ボロボロ

霊夢「な、なに泣いてんのよ?!うっ・・イラッとしたからって蹴っちゃったのは謝るから!」アセアセ

紫「ふふ」


紫さんは俺達の様子を見ながら静かに微笑んでいた

45 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 22:59:59.86 ID:t88P0Q6h0(19/21)
それから色々なことがあった

俺は紫さんの下で修行することになった。理由は自分の命は自分の手で守らなければならない
なので妖怪に襲われても撃退できるようにするための修行をつけてもらった
といっても紫さんは能力向上のほうの修行で、接近戦に関しては紫さんの知り合いたちの下で修行した


??「はっは〜まだまだだねぇ、当麻!!」

上条「ぎゃー!!!し、師匠の『鬼』ーー!!!」


あとは、霊夢や幻想郷で知り合った人妖たちとの絆を深めたりもした
出会った頃は仲が最悪だったやつもいたが、今はすっかり気軽に話しあう程度の友達にもなれた

両親とは会えなくなってしまったが、それでも俺はこの幻想郷に来てよかった。
それだけははっきりと、胸を張って言えるんだ。









上条「はい、おしまい」

魔理沙「えー、これで終わりかよ」

上条「けっこう前のことなんだからここまで覚えてるだけ褒めてほしいけどな」

霊夢「ほら、朝食ができたわよ」


俺は家に遊びに来た『幼馴染』である霧雨魔理沙に俺が『幻想入り』したときから今に至るまでの話をしていた
俺が話し終えると丁度良く霊夢が朝食を運んできた


魔理沙「お〜、すげー美味そうだな!いただきま〜」

霊夢「あんたの飯はない!!」

魔理沙「痛てぇ!!!」スパーン

上条「はは・・」


魔理沙が朝食を勝手に食おうとしたので霊夢が魔理沙の頭をお祓い棒で思いっきり叩いた
俺はその光景を見て少し笑ってしまった


俺はみんなが笑い合える日常が大好きだ
だからこの日常を壊すような『異変』があったら俺は迷わず戦える
この『幻想』は壊させない





―――――――――そう、絶対に。




46 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 23:01:12.86 ID:t88P0Q6h0(20/21)
今回の登場人物情報

・霧雨魔理沙

種族 人間

能力 魔法を使う程度の能力(主に光と熱に関する魔法)
   光と熱の魔法を使うことのできる能力

二つ名 普通の魔法使い

47 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/05(月) 23:11:23.41 ID:t88P0Q6h0(21/21)
投下終了だぜ!

とりあえず第零章『プロローグ』編はこれで終わりです。次回から
第一章『紅霧異変』編です。とりあえず期待はしないでください

あとルーミアとチルノはどうしましょうか
今、ルーミア戦とチルノ戦をやるかどうかで迷ってるんですよね〜
なにか意見があったらいってくださいお願いします・・・ orz







48 ◆uQaas1cni3SM [saga sage] 2014/05/05(月) 23:53:25.75 ID:/iuCB8lN0(1)
なんだったら

「ここを通りたければ」「アタイ達を倒してからに」

「邪魔」

「「あ〜れ〜!」」キラーン

で処理しちゃえばww



49 蜷咲┌縺湧IPPER 2014/05/05(月) 23:57:13.85 ID:mmaoRPK/0(1)


当麻と霊夢と魔翌理沙が紅霧異変解決するとしたら、当麻と魔翌理沙が小手調べにルーミアとチルノと戦う。
とかどうかな?


50 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/06(火) 00:09:24.69 ID:IgYbHe2d0(1)
闇を消そうとして右手突撃したらフニッてなって○し倒してしまう禁書的ラキスケ
そして二人からジト目で見られると
51 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/06(火) 09:41:34.22 ID:KXavYSKto(1)
上条さんとえーきさんと華仙さんの説教対決的な

52 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 12:17:43.29 ID:MEWhhK8s0(1/11)
あと四日で新約10巻発売か・・・
もっと禁書(特に上条さん)×東方ssが増えてほしいと切に願う>>1です
これから投下します



53 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 12:20:42.15 ID:MEWhhK8s0(2/11)

第一章 『紅霧異変』


第一話 「紅い霧の『異変』」
54 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 12:22:07.89 ID:MEWhhK8s0(3/11)
上条「で、お前は何しに来たんだ?」

魔理沙「今回の『異変』についてお前たちがどう対処するのか聞きたくて来たんだよ」


魔理沙はそう言うと縁側に続く障子を開いた
するとそこには紅く染まった空が広がっていた


上条「いや、たしかに最近空に紅い雲が浮かんでいるし、妙に紅っぽい色の霧も出てるが
   生活するには特に影響が無さそうだし、ほっといていたんだが・・」

魔理沙「この霧を吸い込んだ人里の人間が何人か倒れたんだよ」

上条「なっ!?本当か!」

魔理沙「ああ、本当だぜ」


いままで俺と霊夢はこの霧の影響を受けなかったため、勝手にこの霧は無害だと判断していた
だが、魔理沙が言った通りならこれは立派な『異変』だ

55 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 12:23:14.72 ID:MEWhhK8s0(4/11)

上条「あれ、でも何で俺達は平気なんだ?」


俺はそこで当然というべきな疑問が頭に浮かび、
そこでいままで黙っていた霊夢が話に割り込んできた


霊夢「この霧はたぶん自然に起きたものじゃないとして、当麻に影響がないんならこの霧は『異能』で出来たものってことになる」

魔理沙「まぁ、私達にはこういったものは効果が強くない限り効きずらいしな。霊夢の言う通り『一応』普通の人間の当麻が
    『異能』じゃないものを喰らったらひとたまりもないからな」

上条「おい、なんだ一応って!俺は普通の人間だ!!」


俺が魔理沙の発言に文句を言うと魔理沙が馬鹿にため息を吐きながら 
馬鹿にするような顔をした


魔理沙「お前のような『普通』の人間がいるか」

霊夢「あんたの言う普通は私達の普通と違う」

上条「なっ!?」ガーン


どうやら他のやつらから俺を見ると普通じゃないらしい
その事実にショックを受けながらも俺は話を続けた


上条「『異変』ということが解れば後は解決するだけだ・・・でどうやって解決する?」

魔理沙「ふっふーそれはな〜・・・・・・・・・・・・・・・・わからん」

上条&霊夢「「おい」」


俺はつい魔理沙をしばき倒したくなったが話を進めたかったのでやめた


56 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 12:24:37.65 ID:MEWhhK8s0(5/11)

上条「『異変』を解決するには、原因を解明しなきゃいけないからな。まずはこの霧の発生源を探そう
   準備はいいか?」

魔理沙「私はいいぜ!」

霊夢「私もいいわよ」

上条「よし!それじゃあ・・・・・て、ちょっと待て」


俺はそこで大事なことを思い出した


魔理沙「ど、どうしたんだよ」


魔理沙がそう尋ねてきたので俺はその問いに答えた・・













上条「まずは朝食を食わせてくれ」











 





57 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 12:26:54.22 ID:MEWhhK8s0(6/11)
投下終了です

短くてすみません
誤字・脱字がありましたらバンバン言ってください!
58 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/06(火) 12:32:33.15 ID:zLt/8H1DO携(1)
短いな!けど乙!
霊夢&魔翌理沙も“普通”についてはブーメランだろwwww

朝食に付いては自機キャラなら殆どが求めるだろうけど
59 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/06(火) 12:59:14.64 ID:KERIOJa30(1)
続き
はよ
60 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/06(火) 13:01:06.09 ID:CqqqTeos0(1)
この博麗神社なら(当麻君の頑張りで)参道とかもそこそこ整備されてそうだし、(当麻君の)態度も真面目だから原作よりお賽銭入ってそうだな
61 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 16:47:59.41 ID:MEWhhK8s0(7/11)
>>58
やっぱり短いですよねー
まぁたしかに霊夢も魔理沙も『普通』じゃないですよねwww
でもそんな二人からみても上条さんは『異常』なんですよ

>>59
できるだけ早く投下できるように努力します
みなさんの書き込みをみるだけですごく嬉しい気持ちになりますし、それに返事をするのも楽しいです

まぁ、早く投下しようとすると一話一話が短くなるとおもいますが

>>60
霊夢は原作通りで、上条さんは霊夢よりも神社を良くしようといろいろ行動しています
それによりできた知り合いが何人かいます
霊夢と上条さん、気持ちは一緒なんですが、違うのは積極的に動くかどうかです
62 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/06(火) 16:56:47.85 ID:6Mh9xJT/o(1)


自機組と言えば、霊夢は博麗の巫女の血を受け継いでいるから実質的なスペックは妖怪に匹敵するし、
咲夜は幻想郷の中でも万能に近い能力を持っている上に通常の人間ではないらしい
妖夢は半人半霊、早苗は神の血族だから二人とも人間離れして強いのは当たり前
多少の素質があるとはいえ魔翌理沙の『普通』が実は一番異常で飛び抜けているという…
63 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 17:11:49.44 ID:MEWhhK8s0(8/11)
あ、二つ名紹介を忘れてた・・ 


・上条当麻(博麗当麻)

二つ名 『幻想』の破壊者


・博麗霊夢

二つ名 永遠の巫女


・霧雨魔理沙

二つ名 東洋の西洋魔術師
 

東方キャラの二つ名は原作重視、上条さんの二つ名は>>1が考えた恥ずかしいものです
それでもいいというなら、二つ名紹介を続けていきたいと思います
64 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/06(火) 17:13:47.34 ID:sg1IyJv7o(1)
良いんじゃね、二つ名なんて公式ですらナンバリングごとに変わるものだし
65 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 17:22:46.07 ID:MEWhhK8s0(9/11)
>>62
あ〜、たしかに改めて確認してみると自機組もすごいですよね
なんか上条さんが霞んで見えてしまう(異常性に関して)

まぁ、上条さんの他人から見ると異常に見える部分なんて結構あるし大丈夫かな?
だからといって別に>>1は上条さんをすごい異常者にしたいわけではありませんし
66 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/06(火) 17:23:21.70 ID:r5KTAu25O携(1)
好きで見てんだ好きにやんな
67 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 17:31:31.41 ID:MEWhhK8s0(10/11)
>>64
そうですよね、答えていただきありがとうございます
二つ名はとりあえずその章ごとに変えていきます(キャラが作品ごとに二つ名が変わるように)

たぶん一部を除くほとんどの原作(書籍も何話かやるかも)をやる予定です
なのですでに20個以上の上条さんの二つ名を考えました

いや〜こういうのを考えるのはすごく楽しいですよ!
68 ◆C3XAFbfdbc [saga ] 2014/05/06(火) 17:38:12.98 ID:MEWhhK8s0(11/11)
>>66
ありがとうございます!!
>>1の書きたいように、ですが皆さんの意見も取り入れながら書いていきたいです

69 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/06(火) 21:02:16.26 ID:dYGkN4Fv0(1)
面白い!乙!!
70 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/06(火) 22:53:05.00 ID:PMPryAABo(1)

上条さんは、部分的で超特化型な幻想殺しと端から見たら自殺志願者にすら錯覚してしまう自己犠牲、
どんな不条理や逆境にも真っ向から立ち向かう鋼の精神、そんな内面の力強さが『異常』なまでに高いんだと思う
それ以外は本当に普通の人間だけど
71 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/07(水) 21:48:35.52 ID:/LMoTab50(1/6)
投下したいと思います
それでは投下
72 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/07(水) 21:50:33.38 ID:/LMoTab50(2/6)

第二話 「門を守る華人小娘」
73 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/07(水) 21:52:11.61 ID:/LMoTab50(3/6)

魔理沙「おーい、もう準備はいいか〜」

霊夢「ええ、準備はできたわ」

上条「俺も大丈夫だ」


朝食を食い終わった俺と霊夢は異変解決のための準備をした
霊夢はお祓い棒とお札、俺は紫さんからもらった『武器』を持ち『外』の服を着て
博麗神社の本殿の賽銭箱近くにいる魔理沙のもとへと向かった


魔理沙「よし、霧はあっちのほうから出てるっぽいしとりあえずあっちに向かってみるか」

霊夢「そうね、とりあえず行ってみましょ。別に外れたら魔理沙をこき使えばいいし」

上条「そうだな」

魔理沙「おい!!」


魔理沙が指差した方角へ俺たちは移動した。
移動手段は、霊夢は普通に空を飛び、魔理沙は箒に跨がって飛び、俺は空を飛べないので魔理沙の箒に乗った。


上条「あ、紅い霧で思い出したんだけどさ」

魔理沙「ああ」

上条「今進んでる方角に、『紅魔館』つー洋館があってな。その洋館はけっこう紅いらしいんだよ」

魔理沙「へー」

上条「この霧も赤いし、霧が出ているかもしれない方角にある。一応そこの住人に聞いてみないか?」

霊夢「いいわね、もしかしたらそこの住人がこの異変を起こしたのかもしれないし」

魔理沙「よし!じゃあ、その『紅魔館』へ行こう!」

上条「おう!!」

霊夢「わかったわ」


74 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/07(水) 21:54:34.20 ID:/LMoTab50(4/6)

紅魔館に向かう際、起きた出来事を簡単に説明しよう
まず、紅魔館へ続く森で『宵闇の妖怪』であるルーミアに弾幕ごっこを挑まれた
弾幕ごっことは簡単に言うと、妖怪の争いが幻想郷の平和を壊さないよう作られた人間でも神様と同等の強さを発揮できる決闘である
で、ルーミアと俺はこんな会話をした

上条「なぁ」

ルーミア「何?」

上条「そのポーズは何なんだ?」

ルーミア「『聖者は十字架に磔られました』っていってるように見える?」

上条「俺には『人類は十進法を採用しました』って見えるな」

ルーミア「そーなのかー」

その言葉を最後にルーミアは霊夢が放った弾幕の嵐に沈んだ

次に紅魔館が建つ島が浮かんでいる霧の湖で『氷の妖精』のチルノが勝負を仕掛けてきた

チルノ「あんた達なんて英吉利牛と一緒に冷凍保存してやるわ!!」

そう言いながら弾幕を撃ってきたが魔理沙の撃った、恋符「マスタースパーク」により弾幕ごと塵になった
まぁ、妖精だしすぐに復活するだろうし俺は気にしないことにした
と、道中はこんな感じのことが起きていた


上条「ふぅ、ここが紅魔館か。まぁ、紅いな」

紅魔館に着いた俺たちは、なぜか鍵が閉まっていない門を通って紅魔館の敷地内へ進んだ。
紅魔館は話に聞いていた通り、紅く窓が少なかった
そんなことを考えていると上から華人服のような(チャイナドレス?)服を着た少女が落ちてきた

??「待ちなさい!!貴方たちは侵入者ね、ここから先は進ませないわ!」

ここの住人らしいが、どうやら俺たちは侵入者扱いらしい。まぁ、勝手に入っちゃったし仕方ないか

美鈴「私の名は紅美鈴!この紅魔館の門番をしているわ!」

しかも門番さんだ・・・ん?じゃあなんで門が開いていたんだ?

上条「もしかして、門が開いてたのってあんたのミスか?」

美鈴「へ!?も、門が開いてたんですか!?」

上条「あ、ああ俺たちはそこから入ったんだが・・」

ここの門番はちゃんと仕事をしていないようだ

美鈴「な、ならあなたたちを倒してしまえば誤魔化せる!!」

上条「うっ・・この洋館には用があるし、でも話し合いは無理そうだし・・不幸だ」

霊夢「まぁ、別にこいつを倒せばいいことでしょ」

魔理沙「よし、出番だぜ当麻」

上条「わかったよ・・」

美鈴「さぁ、弾幕ごっこを始めましょう」

上条「いや、俺は弾幕は撃てないから俺は接近で行く」

俺はとりあえず弾幕を撃てないことをアピールすると美鈴はいきなり何かの武術の構えを取り始めた

美鈴「なら私も得意な接近で戦うことにします。正直弾幕ごっこよりこっちのほうが性に合うんで」


彼女も接近戦で挑むらしい
俺の勘が彼女は妖怪だと告げている。正直に言うとある程度の下級妖怪なら撃退することができる
が、格闘や武器を使ってくる妖怪やスペックが違いすぎる妖怪には勝てない。
異能が関わっているならともかく、異能とは関係のない攻撃は無理だ。

上条「じゃあ、始めるか」


だがこうなった以上文句は言っていられない
頑張ってこの状況をなんとかするしか他に手段は無さそうだ

75 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/07(水) 21:57:41.13 ID:/LMoTab50(5/6)
今回の登場人物情報

・ルーミア

種族 妖怪

能力 闇を操る程度の能力
   その名の通り『闇』を操ることができる能力
   強いようにみえるがその闇の中では自分の視界も奪われるなどの欠点がある

二つ名 宵闇の妖怪



・チルノ

種族 妖精

能力 冷気を操る程度の能力 
   さまざまなものを凍らせることができる能力

二つ名 湖上の氷精



・紅美鈴

種族 妖怪

能力 気を使う程度の能力
   体内のエネルギーやオーラを目に見える形にする能力

二つ名 華人小娘
















76 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/07(水) 21:59:17.00 ID:/LMoTab50(6/6)
投下終了

誤字・脱字があったら教えてください
77 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/07(水) 22:27:50.47 ID:dPizvO6s0(1/2)

言い忘れてました。
美鈴編はこの話の中で終わらせるつもり
だったのですが、間違えて戦闘シーンを
消してしまったのでまた後日に、
咲夜編と合わせて投下します

すみませんでした。

78 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/07(水) 22:34:14.30 ID:dPizvO6s0(2/2)
>>74
脱字ミス

格闘→格闘術


79 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/07(水) 22:45:27.68 ID:+Yt3ELga0(1)
乙〜
80 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/07(水) 23:14:51.54 ID:h7sAEnSFo(1)

一応人間の範疇に収まる上条さんにとって、実はかなりキツい相手が多いな紅魔館
81 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/07(水) 23:19:49.73 ID:KQd3yk1Ao(1)
咲夜さんのザワールドは通用するのか
しないな
82 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/08(木) 04:58:15.64 ID:wmOjQRzDO携(1)
上条さん、魔翌理沙の台詞を奪うの巻

>>81
上条さんだけ入門出来る
だろうけどナイフが変則的に飛んでくるのには変わりなさそう
83 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 21:53:40.32 ID:6msw1h8+0(1/7)
投下します
84 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 21:54:28.13 ID:6msw1h8+0(2/7)
美鈴「はぁぁぁァァァァ!!」ブン!ブン!

上条「うぉぉォォォォォ!」


戦況は防戦一方だった、俺は美鈴の猛烈な攻撃を避けることしかできず攻撃を仕掛けることができない
隙を突こうにも、相手は強く隙を見つけることが出来ない


上条「(くそ!こうなったら・・・!)」


俺は捨て身の特攻を仕掛けた、隙が無いなら無理矢理にでも!!


美鈴「なっ・・!?くっ、はぁぁァァァ!!」ビュン!ビュン!!


一瞬、美鈴が突然の俺の特攻に驚いたがすぐに攻撃を再開した
少し、攻撃を喰らったが俺は気にも止めずに特攻を続けた


上条「(よし!いける!!)」


俺がそう確信した次の瞬間――――――――――






ふにょん、と柔らかく暖かい感触がした


上条「・・・・・・・・・・・・へっ???」


俺は変な声を出しながら上の方を見上げると、目の前には美鈴の顔があり、彼女は呆然・・といった表情をしていた
・・・・・ということは、俺が顔を突っ込んでいるのは美鈴のおっぱ・・




霊夢&魔理沙「「おい、テメェ」」



霊夢と魔理沙の容赦ない弾幕が、上条(と美鈴)を襲う!!!

85 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 21:55:18.29 ID:6msw1h8+0(3/7)
私こと、上条当麻は何とか霊夢と魔理沙の(殺気の籠もった)弾幕をすべて避けきったのだが
逃げ遅れた美鈴が弾幕の餌食となった。俺は後日、改めて謝罪に行くことにした
俺は霊夢達からのお仕置き(という名の暴力)を受けた後、紅魔館内へ続く大きな扉を開き、堂々真っ正面から侵入した

館内は外から見たよりも広く、様々な『洋』を感じさせるものだった
魔理沙やアリスという知り合いの魔法使いの家には何回も遊びに行っているが
ここまで洋風なものは幻想郷では珍しい


??「はぁ・・お掃除が進まない!このままじゃお嬢様に怒られるじゃない!!」

上条&霊夢&魔理沙「「「っ・・!?」」」


どこからか聞こえてきた少女の怒声に俺たちは驚き、周りを見た
すると先程怒声を放った少女が、ナイフを持ちながら奥まで続く廊下から姿を現した
少女は、メイド服を着ていた。ということはこの館の住人か?


上条「なぁ、ここの主人に会わせてくれないか?」

??「無理です」


即答だった。ここまで綺麗に返されると「あっ、そうですか」と帰りそうになるがここまで来て帰るわけにはいかない


上条「そうかよ、なら無理矢理にでも会ってやる」

魔理沙「そういうわけで、お前を倒す!!」

霊夢「文句は言わないでよ。あんたが邪魔するのが悪いんだから」

??「ならあなたたちを倒すしかないわね。一応名乗っておくわ、私は十六夜咲夜
   この紅魔館の主人であるレミリア・スカーレットお嬢様に仕えるメイドよ」


あちらが自己紹介をしてきたので俺たちも名前を名乗ることにした


上条「俺は上条当麻・・と言いたいところだが異変中だしな、博麗当麻でいいぜ」

魔理沙「私は霧雨魔理沙よ、普通の魔法使いをやっております。よろしくね」

上条「お前の女言葉は違和感が・・」

魔理沙「どういう意味だ、当麻!!」

霊夢「私は博麗霊夢。巫女であり、そこのツンツン頭の義理の妹よ」


それぞれの自己紹介を終えた俺たちは一斉に構えた


咲夜「さぁ、始めましょう。『次』を認識する前に終わらせてあげる」


咲夜がそう言った瞬間、比喩ではなく本当に『時』が止まった。

86 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 21:55:58.14 ID:6msw1h8+0(4/7)
咲夜「ふぅ、それじゃあ・・・」


私の能力は『時間』を操る程度の能力。
それは時の流れを加速させたり、遅くしたり、停止させることが可能。
限定的だが時間を戻すことができ、能力の応用で空間も操ることもできる
私は今、時を止めているので、この間にナイフを配置し、仕留める
お嬢様ならこんな人間たちには負けないだろうが、だからといって侵入者をみすみすお嬢様の元へ行かせるわけにはいかない


霊夢という紅白巫女は、札を私に投げつけようとした状態で止まっている。
魔理沙という白黒魔法使いはポケットから何かを取りだそうとした姿で止まっている
そこでふと、咲夜はある疑問を抱いた。



上条当麻・・・・いや、博麗当麻はどこへいった?





上条「よう、これってお前の能力で作り出したのか?」

咲夜「っ!!?」


なんといつの間に博麗当麻が私の目の前にまで移動していたのだ
ありえない・・たしかにあの時に時間を止めたのに。時間を止めた時は霊夢達の近くにいたのに!


上条「ああ、お前がこの空間を異能の力で作り出したんなら俺には効かねぇよ」

咲夜「なぜ?」

上条「俺には『幻想殺し』つう力があってな、それが異能の力なら例外はあるが神様の奇跡だって『殺す』ことができるんだよ」

咲夜「そうか、だから私の力が・・・」

上条「そうゆうこと。後、聞きたいことがあるんだが」

咲夜「なに?」


私はその質問にできるかぎり答えようと思った。なぜだかわからないがこの男には
なにか人や妖怪を惹きつける何かがあるのかもしれない

上条「この紅い霧について何か知らないか?」

咲夜「その紅い霧なら、お嬢様が出したものよ」

上条「ほ、本当か!?」

咲夜「ええ、本当よ。」

上条「聞いた俺が言うのもなんだが、よく答えてくれたな」

咲夜「お嬢様に言われたのよ、侵入者の中でいい感じに雰囲気をぶち壊してくれる『異常者』(イレギュラー)が
   いたらこの異変について話してもいいと。」

上条「そうか」

咲夜「それじゃあ、始めましょうか。本当の意味で」

上条「ああ」





そして時は動き始めた―――――――――――――


87 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 21:56:40.10 ID:6msw1h8+0(5/7)
魔理沙「な、なんで当麻がいきなり咲夜の側に!?」

上条「気にすんな!それより霊夢!!」

霊夢「なんだか、わからないけどわかったわ!!」

咲夜「(さぁ、どうくる!)」

霊夢「はぁ!」ヒュ!ヒュ!ヒュ!


上条の声かけで何かわかったのか霊夢は咲夜のいる方向へお札を放ったが咲夜の立っている場所から少し離れた位置に当たった


咲夜「はっ、どこを狙ってるのよ!」


咲夜が笑っていると、上条の顔に笑みが浮かんだ


上条「お前の負けだ、十六夜」

咲夜「・・・・え?」


咲夜が一瞬、立ち止まった瞬間、咲夜の足下から札の鎖が出てきて咲夜を捕らえた


咲夜「なっ・・・!?」


必死に解こうとしてもビクともしない。
仕方なく、炎の弾幕を撃とうとしたが


上条「させるか!」

咲夜「くっ・・」


上条に防がれる

上条「やれ、魔理沙!!」

魔理沙「ああ!」



恋符「マスタースパーク」


そして、咲夜は圧倒的な光の弾幕に包まれた







88 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 21:57:14.56 ID:6msw1h8+0(6/7)
今回の登場人物情報


・十六夜咲夜

種族 人間

能力『時間』を操る程度の能力
   時間を加速・減速・停止させ、空間を操ることができる能力

二つ名 紅魔館のメイド


89 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 21:59:13.30 ID:6msw1h8+0(7/7)
投下終了

タイトル付け忘れました

第三話 「悪魔に仕える瀟洒なメイド」




90 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 22:06:46.30 ID:bcOmsFyp0(1/3)
あと、上条さんが咲夜さんの能力の影響を
受けなかったのは、『御使堕し』を
イメージしてくれればいいです。
91 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 22:09:09.10 ID:bcOmsFyp0(2/3)
>>87
ミス
声かけ→声がけ
92 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/08(木) 22:16:05.73 ID:YBNYFO5/o(1)

咲夜さんは3人がかりでもそう簡単には倒せないだろうけどどうなるかな…
93 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/08(木) 22:19:40.22 ID:3lxHcacdo(1)
おつ、テンポよくサクサク進むな
って超大作なるんだっけなこれ
94 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/08(木) 22:48:40.31 ID:bcOmsFyp0(3/3)
情報欄付け足し

咲夜の能力欄

能力を使う際、一瞬目が赤くなる
95 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/05/09(金) 05:13:09.35 ID:iwKKjP0DO携(1)
乙!
パッチェさんスルー?
96 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/09(金) 06:42:32.52 ID:01V2aNnG0(1/4)
>>95
だ、大丈夫
パチェさんにもちゃんとした
出番はあるから(震え声)


あと、最後らへんが雑になってしまったことを
ここにお詫び申し上げます

次こそは!!






97 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/09(金) 07:57:52.05 ID:01V2aNnG0(2/4)
>>55
今さらながらミス

魔理沙が馬鹿にため息を→
魔理沙がため息を
98 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/09(金) 08:00:32.71 ID:2CDcj/G+0(1)
ちゃんとした出番(ことごとく消される自らの○○)
99 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/05/09(金) 15:50:46.04 ID:9p6LWD0A0(1)
ちゃんとした出番(持ってかないでー)
100 ◆C3XAFbfdbc [saga] 2014/05/09(金) 19:23:32.17 ID:01V2aNnG0(3/4)
まだまだ先のことですが、
MUGEN(東方改変キャラのみ)と
オリキャラ(女性)を出そうか悩み中です。

話の構想とキャラ設定は出来ていますが
こういった要素が苦手な方がいると思います

前のレスで>>1の好きなようにしていいと
言ってくれた方がいますが、
皆さんの意見を聞きたいのでお願いします。


あと、今日は投下出来ません。
多分、明日には投下出来ると思います。
1-
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