[過去ログ] 日向「強くてニューゲーム2」 (472レス)
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173 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/26(木) 07:48:10.60 ID:g75kKHPy0(1)

174 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/26(木) 15:47:15.90 ID:Ta4nJpwV0(1)
遅くても、ちゃんと更新してるんだから楽しみに待てるんだよ
175 ◆HbpyZQvaMk [saga] 2014/06/28(土) 03:15:49.14 ID:BHSvb4raO携(1)
ソニア「それはわたくしたちのことではないよですか?」

モノクマ「オマエラなんかただの量産型なんだよ。本物はすごいぞー、通常の三倍……いや、それ以上の力を持ってるんだからね」

澪田「体が真っ赤なんすかね!」

モノクマ「どれくらいすごいかと言うと『超高校級の絶望』は日向クンを除く2357人の予備学科の生徒を集団自殺させれるくらいだよ」

九頭龍「二千だと!?」

終里「三倍じゃ済まなねーじゃねぇか!」

日向「俺が除かれたのは……」

モノクマ「そ。日向クンがカムクラ イズルだったからだね」

日向「…………」ガシッ

モノクマ「うわっ、なにするんだよ!それ以上は暴力行為だとみなすぞ!」

罪木「創さん、落ち着いてください!」





176 ◆HbpyZQvaMk [saga] 2014/06/29(日) 04:36:45.29 ID:Z+ctn6uuO携(1/4)
日向「お前が誰かは知らないけど絶対に倒してやる」

モノクマ「うぷぷ、日向クンにできるかな?カムクラじゃないキミが通常の三倍であるボクに勝てるかな?」

日向「まるでお前が江ノ島 盾子だとでも言いたげだな」

モノクマ「どうだろうね」

日向「待ってろ。すぐに行く」

モノクマ「うぷぷ、だったらホラ。エイッ!」

日向「うわっ!」

モノクマ「すぐに進めるように一つにまとめておいたよ。ボクって太っ腹だよねー」

左右田「なぁ日向。もうそんなやつほっといて先に……アレ?」ガラガラ

日向「どうしたんだ?」

左右田「なんか廊下の景色が変わってたような……あはは、んなわけねーよな」

九頭龍「いや、実際かなり変わってんだろ」

モノクマ「ほらほら早く早く。残りはまとめてあげてるんだから早くしてよ。終わったら赤いドアに入ってね」



177 ◆HbpyZQvaMk [saga] 2014/06/29(日) 04:41:20.31 ID:Z+ctn6uuO携(2/4)
日向「……ずいぶん優しいな。なに考えてるんだ?」

モノクマ「もうこっちの準備は終わってんだよ」

日向「準備?」

モノクマ「いいからいけって!」

澪田「このドアでいいんすか?」

モノクマ「そうそう」

澪田「うわー、いっぱいあるんすね」

日向「これは……電子メールか?」

西園寺「これわたし?すっごく綺麗になってない?」

花村「背も胸も……いろいろ成長してますなぁ」



178 ◆HbpyZQvaMk [saga] 2014/06/29(日) 04:51:54.02 ID:Z+ctn6uuO携(3/4)
『苗木君、君は今どこにいるんだい?』

日向(未来機関からのメールか?)

『早く始末するんだ。絶望の残等、いや……カムクラたちを残していてもメリットはない。君が匿う意味もないんだ』

日向「なっ!?」

七海「どうしたの?」

日向「このメールを見てくれ」

七海「これは……未来機関からのメールだね」

日向「それだけじゃない。なんで苗木は俺たちを庇ってるんだよ。なんでこんな……」

七海「私たちを絶望から解放したかった、からじゃないかな」

日向「それだけで見ず知らずの俺たちを守るために未来機関を裏切るなんてどれだけお人好しなんだよ」

七海「そうだね。でもそういう所は日向くんも一緒だよ」

日向「え?」

七海「自分を犠牲にしてまで私たちを助ける所とかさ」

日向「それは……みんなが仲間だからだ」

七海「この人も同じだよ。日向くんたちを仲間だと思ってるから未来機関を裏切った……未来機関からみんなを救ったんだよ」



179 ◆HbpyZQvaMk [saga] 2014/06/29(日) 04:52:37.75 ID:Z+ctn6uuO携(4/4)
今日はここまでです



180 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/29(日) 07:49:19.11 ID:lyozIwMf0(1)
ようやく私の苗木君が登場しましたね!
181 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/29(日) 10:43:11.19 ID:EASDnp/50(1)
いいえ、私の苗木君です
182 苗木響子 2014/06/29(日) 14:52:18.36 ID:PaGldGb40(1/2)
違うわ。私のよ!
183 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 14:59:16.28 ID:K6K0SIIuO携(1)
そういうの寒いんでいいです
184 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 21:48:07.34 ID:6m9EqQ1Yo(1)
そうだ!苗木君は僕のものだぞ!
185 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/06/29(日) 23:10:48.27 ID:PaGldGb40(2/2)
あなたは黙っててちょうだい!!苗木君は私のよ!!
186 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/29(日) 23:13:08.78 ID:7n2Qwzk5O携(1)
そのノリはきもい
187 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:39:02.56 ID:aFMIt3ru0(1/162)

Sビート版逃走中第7弾!

ゲームマスターが準備を進めていた「逃走中ライジング」がついに開催!
舞台となるのは「エリアS」。
このエリアは、かつて第1回逃走中が行われた場所をゲームマスターが手を加え、
逃走中専用エリアとして生まれ変わらせたものとなっている。

今回ゲームに挑むのは、各界から逃走成功者、自首に成功した者、終了直前で確保された者など、
身体能力や経験値・戦略性に優れた逃走者、さらに注目すべき新たな逃走者を中心に集められた、
過去最多となる45名の逃走者達。

彼らを待ち受けるのは様々なミッション、そして、ハンター。
果たして、200分間逃げ切り、史上最高額の賞金を手にする者は現れるのか!?


?逃走者?
1.
2.
3.
4.
5.エレン・イェーガー(進撃の巨人)(2)
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.Troyhorse(募集参加)(4)
23.
24.
25.初音ミク(VOCALOID)(初)
26.
27.
28.
29.
30.
31.松風天馬(イナズマイレブンGO)(4)
32.
33.
34.
35.緑川なお(スマイルプリキュア!)(2)
36.
37.モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)(3)
38.
39.
40.ゆうやん(募集参加)(初)
41.
42.
43.
44.ららら(募集参加)(3)
45.両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所)(4)
(50音順・敬称略)
188 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:41:54.17 ID:aFMIt3ru0(2/162)

ぷちどる大サーカス

大量発生したぷちどるを有効活用できないか、人々は今日も考える……

:プログラム
?第一部?
ぴよぴよの空中曲芸みうらさんのテレポートショーたかにゃの大食いイリュージョンはるかさんの分身組体操

?第二部?
あふぅとブラッド・スポーツちびきと猛獣ハンティングちっちゃんのモグラ叩き
やよのヨーヨータイム


ワーワー、ピューピュー……

ここはとあるサーカス場。ショーを観ようと、大勢の客が詰め寄せています。

律子(調教師)「戻れぇーーーーー!!」
はるかさん「ヴぁ?い」「ヴぁ?い」「ヴぁ?い」「ヴぁ?」シュンシュン
P(司会)「はい以上の演目が、はるかさんの分身組体操でしたー。一度休憩時間を挟んでから、第二部の方をスタートさせたいと思います……」

ぷちどるの存在が知られた現在、連中を利用した見世物は数多いです。そして中でも、765プロサーカス団はその扱いが特に上手いことで有名です。

P「――お待たせしました。これよりぷちどる大サーカス第二部を始めます。まずは我がサーカス団が誇る調教師、真に登場してもらいます!」
真「イエーイ!」

ワーワー、キャーキャー……

マタドールのような格好をした美人調教師の登場に、会場が沸き立ちます。ほのぼの系の演目が多かった第一部と比べ、第二部はより過激な内容になります。

P「この時世の新しい娯楽、闘牛ならぬ闘ぷち! 真が相手をするのは、この淫獣どもです!」ガラガラ
あふぅ「はにいぃぃぃぃぃぃ!!」「ナノォォォォォオオ!!」「はあにぃぃいいいいい!!」

檻車の中に、興奮状態のあふぅ達が詰め込まれていました。精力剤を打たれ、季節に関係無く発情期を迎えています。

真「準備オッケーです」

赤い布をはためかせ、真がその時を待ちます。Pが檻車のドアを開けました。

P「いざ、あふぅとブラッド・スポーツ!」ギイイ
あふぅ「「「「「はぁにいぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいい!!」」」」」ドドドド

一斉にあふぅ達が、真に目がけて飛びつこうとしていきます。この群れの猛アタックをかわしてみせるのが、調教師の腕の見せどころです。

真「よっ、ほっ!」サッ、サッ
あふぅ「「「「「はにぃぃぃぃいいいいいい!!」」」」」ピョーン、ピョーン

ひらりひらりと避け続けますが、あふぅ達もあきらめようとしません。一瞬でも集中力が途切れれば、捕まってしまうでしょう。

ハニ、ハニイイイイイ!!

しかしいつまでもやられっ放しではありません。ある程度時間が経ってから、調教師も反撃に出ます。

P「ここで取り出したるは伸縮式のサーベル! 引き続き華麗な技をご堪能ください!」

そうです、古式的な闘牛同様、最後はあふぅ達を[ピーーー]のです。
ドスッ!!
あふぅ「バニャァアアアアアアアアアア!?!?」

脳天にサーベルを突き刺され、あふぅが絶命します。間髪入れず剣を引き抜き、真が身を翻します。
真「ヤー!」シュッ
あふぅ「ナニョォォォォォォオオオオオ!?!?」ブッスリ
次々と、あふぅがサーベルで突き殺されてゆきます。すでに舞台は、殺戮劇の場と化していました。ブラッド・スポーツでは、殺し尽くすまでがショーの一部なのです。ヒュンヒュン、ブスブス! ナノオオオオオ!?
あふぅ「ナァァアアアアアア!?」
仲間の死を目にした一匹が、色欲も吹き飛んで我に返りました。背を見せて逃げようとします。しかし真は素早く腰から短剣を抜き出し、あふぅの後頭部へそれを投げつけました。ヒュン、ブスッ!
あふぅ「ニャビャッ!!……」逃がしはしません。そうして現れたあふぅ達は、すべてに真に始末されたのでした。

あふぅ「「「「「」」」」」P「これぞ匠の技! 彼女は一滴も返り血を浴びておりません!」ワーワー、パチパチパチ……
客席に向け一礼し、真が去って行きます。あふぅ達の死骸も片づけられ、次の演目の用意が始まります。

P「準備が整うまで、ちひゃー合唱団の汚い歌をお楽しみください」

ちひゃー「くぅぅう!」「くっくー!」「くにゃー!」「くぅ、くぅう!」ゾロゾロ

入れ替わりで舞台に上がったのは、ちひゃーの群れでした。大勢の観客に向け、自分が自分がとアピールしています。

ちひゃー「くくくくぅぅぅぅう♪」「くうう?んにゃ♪」「くっくっくぅ?♪」「くくぅぁあ?♪」フキョウワオン

まるで合唱になっていません。自己顕示欲の強い個体同士では、協調できないのです。ひどい出し物ですが、次の展開がわかっている観客は、野次を飛ばしませんでした。
189 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:42:33.94 ID:aFMIt3ru0(3/162)

そうそう必ずしも力があるからって強いとは限らない
自分の持ち味を理解してて、そしてためらわずそれを使えるかだな

ぷち共の殺し合いだけど、お気に入りのちっちゃん、ぴよぴよ、みうらさんが
生き残るように正々堂々と手を貸してあげたい

たかにゃ『覚悟』スッ

P「あ?と、手が滑った」ドゴ!!

たかにゃ「ぐぎょっ!?」『何故』サッ

P「悪い悪い、朝オリーブオイル使っててそれが手に残ってたみたい、続けて」

たかにゃ「………みう!」『参る』スッ

P「ああ、こんなとこにバナナの皮が?」ドス!!

たかにゃ「へごっ!?し、しじょ????::!!!」『激怒』

P「俺が悪いんじゃない、悪いのは床に落ちてたバナナの皮だ!!」マガオ!!

P「さあ、俺を気にせず戦え!!」メキョ!!ドゴッ!!バコ!!

たかにゃ「ひぎ!!ふごっ!!はべぇ!!たす!たす!たす????;;!!!」『助けて!!』スッ!

とかね
190 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:43:15.00 ID:aFMIt3ru0(4/162)
高坂・天海
園田・千早
綾瀬・律子
東條・三浦
星空・菊池
小泉・雪歩
真姫・伊織
ことり・真美
にこ・やよい
191 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:43:52.23 ID:aFMIt3ru0(5/162)
「私の名前は八日真名子」
「話によれば、ここでとあるゲームが行われ、それに優勝すれば大金を得られるそうだけど……」

騙し合いハウス

「すみませーん、『騙し合いハウス』はここで合ってますかー?」
「秋山さん!……じゃない。 誰?」
「え、はっ?」


「私、秋山みなねさんって人から代理で参加するよう頼まれたんですけど……」
192 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:44:29.16 ID:aFMIt3ru0(6/162)
ハウスシリーズの今後の展望もついでに。
殺し合いハウス:終
騙し合いハウス:終
殺し合いハウス2:桐生、柚木など+新:現在五日目
盗み合いハウス:生き残ったキャラ+新
殺し合いハウス3:たぶんファイナル?
現在、殺し合いハウス2までは脚本終わってます! お楽しみに!

193 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:45:09.10 ID:aFMIt3ru0(7/162)
睨み合うこあみとこまみ。
その近くに……

ちひゃー「くっ……」

二匹を狙うちひゃ。
二匹はちひゃには気付いていない。
そしてーー。

ちひゃ「くっ!」

こあみの背中の番号が見えた。




残り13匹
194 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:45:42.98 ID:aFMIt3ru0(8/162)
富山県△△市古木中学校3?A男子名簿

1.赤井大介(あかいだいすけ)

2.大内龍(おおうちりゅう)

3.死亡(きとうきょういち)

4.近藤一彦(こんどうかずひこ)

5.死亡(さいとうようすけ)

6.死亡(たむらよしつね)

7.死亡(たむらよりとも)

8.戸田佑介(とだゆうすけ)

9.死亡(にしえだよしき)

10.長谷川三咲(はせがわみさき)

11.宮村健治(みやむらけんじ)

12.目沢正樹(めざわまさき)

13.矢沢一樹(やざわかずき)

14.死亡(ゆのせいや)

15.死亡(よねざわみきひさ)

16.渡邊健介(わたなべけんすけ)

当日参加17.木村誡(きむらまこと)

女子
1. 死亡(うちだみん)

2.江口香奈(えぐちかな)

3.死亡(かわいきりこ)

4.霧島愛(きりしまあい)

5.死亡(くらきまこと)

6.小林静(こばやししずか)

7.佐藤美鈴(さとうみすず)

8.須藤和歌子(すどうわかこ)

9.死亡(たかすぎあゆこ)

10.辻里美(つじさとみ)

11.死亡(とおやまさとみ)

12.死亡(ぬまたかおり)

13.死亡(のざかのぞみ)

14.死亡(ひらいいくみ)

15.前田佳澄(まえだかすみ)

16.矢口由美(やぐちゆみ)

当日参加17.大平里香子(おおひらりかこ)
195 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:46:23.00 ID:aFMIt3ru0(9/162)
高見広春 著 「バトル・ロワイアル」

┌───────────────────────────────────
│【ν速高校 3-D 生徒名簿】

│男子1番 阿部 高和              男子13番 渚 カヲル
│男子2番 碇シンジ               男子14番 入速 やる夫
│男子3番 伊藤 誠                男子15番 派亜速 できない夫
│男子4番 エドワード・エルリック     .男子16番 平野 コータ          ..
│男子5番 キル夫                男子17番 美筆 やらない夫
│男子6番 球体紳士               男子18番 ベジータ
│男子7番 ギャル夫              .男子19番 前原 圭一
│男子8番 ギャラない夫             男子20番 マリオ・マリオ
│男子9番 ケロロ軍曹              男子21番 ムスカ大佐
│男子10番 高峰 清麿          男子22番 夜神 月   .
│男子11番 高須 竜児          男子23番 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
196 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:47:13.24 ID:aFMIt3ru0(10/162)
      _,,..,,,,_ オハヨー
     / -ω⊂ヽ゛  なんか進展あった?
 .( ̄)l     _ノ⌒⌒⌒ヽ.  
 ⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
197 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:47:45.62 ID:aFMIt3ru0(11/162)
fate
バゼット・言峰
ライダー・セイバー
慎二・バーサーカー
アーチャー・バーサーカー
バーサーカー・セイバー
葛城・キャスター
キャスター・ギルガメッシュ
ランサー・ギルガメッシュ
ギルガメッシュ・セイバー
言峰・シロウ

WBF
バゼット・言峰
ライダー・キャスター
バーサーカー・ギルガメッシュ
イリヤ・ギルガメッシュ
キャスター・アーチャー
葛城・アーチャー
言峰・ランサー
ランサー・言峰
アサシン・セイバー

HF
ランサー・ハサン
ギルガメッシュ・桜
アーチャー・桜
198 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:48:53.57 ID:aFMIt3ru0(12/162)
北海道上見市立狛楠中学校 3ーB
男子
01飯塚空(いいづか・そら)
02石黒隆宏(いしぐろ・たかひろ)
03鵜飼陽平(うかい・ようへい)
04江口修二(えぐち・しゅうじ)
05梶原亮(かじはら・りょう)
06鎌城康介(かまぎ・こうすけ)
07鎌城裕斗(かまぎ・ゆうと)
08菅野優也(かんの・ゆうや)
09死亡(さかうち・ほうせい)
10死亡(しげまつ・つかさ)
11豊永正和(とよなが・まさかず)
12名取準(なとり・じゅん)
13死亡(のざわ・ともはる)
14日笠進一(ひがさ・しんいち)
15藤岡圭太(ふじおか・けいた)
16星山拓郎(ほしやま・たくろう)
17町田耕太(まちだ・こうた)
18村上幸太郎(むらかみ・こうたろう)
19矢部樹弘(やべ・みきひろ)
20死亡(わだ・れいじ)

女子
01秋山奈緒(あきやま・なお)
02尾方朝子(おがた・あさこ)
03死亡(きたじま・ともみ)
04紺野美香(こんの・みか)
05佐藤千夏(さとう・ちなつ)
06死亡(そのべ・ゆうき)
07高原乃慧(たかはら・のえ)
08死亡(つきもと・あつこ)
09土屋直美(つちや・なおみ)
10死亡(にのみや・さきえ)
11能登谷紫苑(のとや・しおん)
12蠅田水透(はえだ・みずき)
13橋本亜美(はしもと・あみ)
14堀川やよい(ほりかわ・やよい)
15真中みどり(まなか・みどり)
16美島恵(みしま・めぐみ)
17南小夜(みなみ・さよ)
18三好里帆(みよし・りほ)
19死亡(ゆきひら・はな)
20横森真紀(よこもり・まき)
21渡辺凪(わたなべ・なぎ)
199 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:49:32.09 ID:aFMIt3ru0(13/162)
レミ・生還・生還・生還
冴木・Death・生還・Death
タクト・Death・生還・Death
エリカ・Death・Death・Death
ユキ・Death・Death・生還
カエデ・Death・生還・生還
アヤ・Death・Death・Death
アキ・Death・Death・LOST
ルカ・LOST
カリン・Death・Death・生還
ジェイ・Death・Death・生還
カイ・Death・Death・Death
サキト・Death・不参加
クレア・Death・生還
下村・生還・不参加
テッカン・Death・不参加
アキコ・Death・不参加
カケル・LOST
リク・?・Death
シズク・?・生還
染水・Death・不参加
チサ・?・Death

200 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:50:08.51 ID:aFMIt3ru0(14/162)
「もう……もう、いや!!」


大中寿美礼は必死に走る。
背後には此方を追いかけてくる仮面の人物がいた。

ーー何よ、あいつ!



「あ……!」

背中に
201 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:50:42.82 ID:aFMIt3ru0(15/162)
ネタバレ
石川県立笹谷中学校3年2組
男子
01青葉馨(あおば・かおる)
02片桐友喜(かたぎり・ともき)
03死亡(かやま・のぶゆき)
04北山誠(きたやま・まこと)
05草野親幸(くさの・ちかゆき)
06近衛公孝(このえ・きみたか)
07佐倉祐樹(さくら・ゆうき)
08迫田雄一(さこだ・ゆういち)
09椎名淳(しいな・あつし)
10死亡(すさ・なおと)
11橘椿(たちばな・つばき)
12鶴野丞(つるの・すすむ)
13野田茂樹(のだ・しげき)
14久賀潤(ひさか・じゅん)
15間宮礼司(まみや・れいじ)

女子
01藍田愛(あいだ・あい)
02死亡(いがらし・もえこ)
03上坂陽子(うえさか・ようこ)
04死亡(えざわ・なみこ)
05大中寿美礼(おおなか・すみれ)
06死亡(かわい・もみじ)
07木下莉乃(きのした・りの)
08死亡(さいとう・ひろこ)
09死亡(さえき・りな)
10佐藤怜子(さとう・れいこ)
11高城亜紀(たかぎ・あき)
12死亡(なかた・なほ)
13町田三四子(まちだ・みよこ)
14死亡(むらかみ・みおこ)
15茂木由子(もぎ・ゆうこ)
16森山加奈子(もりやま・かなこ)
17死亡(やお・いくえ)
18死亡(やまる・としみ)
19由井貴美(ゆい・たかみ)
20死亡(ゆがわ・のぞみ)
21死亡(よこえ・さわこ)
22死亡(よしだ・まゆこ)
23冷泉紗代子(れいぜん・さよこ)
24和野理恵(わの・りえ)
25和山麗香(わやま・れいか)

202 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:51:11.92 ID:aFMIt3ru0(16/162)
やめて! 欲しいものなら何だってあげるから!!
ーーわかってる。 こんな命乞い、無駄だということに。


[ピーーー]よ、ばーか。
ーーバカなのは、私なのにね。


ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!!
ーー私は一体、誰に、何を謝ってるの?



どうして? 決まってんじゃん。 生きたいから。
ーーでも、何の為に生きてるのか、さっぱり分からない。



死んでよ! 私の夢の為に!!
ーー夢なんか、ホントはないくせに。



私たち、ずっと友達だよ!
ーー嘘。 あなたを友達だと思ったことは、一度もないの。



あっははは!! [ピーーー]、みんな死んじゃえ!!
ーー狂ってるフリなんて、もうやめたい。



私はね、あんたより彼氏が好きなの!



そんなこと言うなんて……死んじゃえ!!
ーー
203 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:52:08.21 ID:aFMIt3ru0(17/162)
プログラムに選ばれた生徒の大半は一人で行動し、ギリギリまで隠れてることが多い。
久賀潤(男子14番)もそのうちの一人だ。
潤は住宅街で一番小さな家の中に隠れていた。

ーー何で、何でこんな目に会うんだよ……
もう嫌だ、家に帰りたい。

悲鳴、銃声、放送で呼ばれる名前。
潤の精神はそろそろ限界に達しようとしていた。

「もう嫌だ、もう嫌だ、もう嫌だ、もう嫌だ、もう嫌だ」

何度も呟きながら武器のゴルフボールを握り締めた。



潤が潜んでいる家から少し離れた所には10人の女子達が再び合流していた。

「ねえ、麗華がいそうな場所、分かる?」
「分かったら苦労しないって」

そう言ってこのグループをまとめてる




「誰かいるぅ? 私、麗華よぉ!」



「麗華ちゃんだ!」

殆どの女子が表情が明るくなった。
しかし、亜紀だけは違った。
何か、嫌な予感がする。

「私、行ってくる!」
「私も!」

奈美子と菜穂が玄関へ走って行った。

「……亜紀? どうしたの?」

亜紀の不安そうな表情に気づいた加奈子が話しかけてきた。

「ううん、何でもーー」

「きゃあぁああ!!」
「嫌ぁああ!!」

突如、玄関から二人の悲鳴が聞こえた。
同時にババババッ、と分校で聞いたあの音も聞こえた。

「あーー」

亜紀の予感は的中した。
亜紀は自分のデイパックを掴むと、裏口へ走った。

「亜紀!?」
「みんな、逃げよ! 早くしないとーー」
「奈美子と菜穂は!? 私、助けなきゃ!」

莉奈はテーブルに置いてあった包丁を掴むと、玄関の方へ走っていった。
亜紀は思った。
莉奈ももうすぐ死ぬ、と。

少しして、悲鳴、そして連射音が聞こえた。

「そんな、莉奈ちゃん……!」
「わ、私逃げる!」
「私も!」




女子4番江沢奈美子 死亡
女子9番佐伯莉奈 死亡
女子12番中田菜穂 死亡

【残り
204 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:53:00.72 ID:aFMIt3ru0(18/162)
ゾディアック殺人事件
睦月節雄(むつき・せつお)

如月聖子(きさらぎ・せいこ)

弥生

卯月有香(うづき・ゆか)
4月生まれ

皐月叶(さつき・かなえ)
5月生まれ

水無月敏郎(みなづき・としろう)
6月生まれ

文月翔(ふみつき・かける)
7月生まれ

葉月颯太(はづき・ふうた)

長月春恵(ながつき・はるえ)

神無月省吾(かんなづき・しょうご)

霜月

師走友里恵(しわす・ゆりえ)
12月生まれ
205 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:53:39.06 ID:aFMIt3ru0(19/162)
「はぁっ……はぁっ……!」

息が切れる。
足がもつれる。
心臓が早鐘のように高鳴る。

「はっ……く、はぁっ……!」

まだまだ気温の低い朝だというのに、どんどんと滲み出てくる汗。
朝食を入れていない胃がきゅうと縮こまり、吐き気が込み上げてくる。

「はあっ、はあっ、はっ……!」

それでも、荻原結衣は歩き続けーー

「うっ……わあぁっ!?」

木の根につまずいて、地面に手をつきながら倒れたところで、ようやくその足を止めた。

「はぁっ、はぁっ……痛ったぁ……」

掌を見てみると、泥の向こうに僅かながら赤色。
どうやら、擦り剥いてしまったらしい。

「ああもう、やっちゃった……」

ぬかるんだ地面に突っ込み、泥だらけになってしまった手をブルブルと振るう。
制服が汚れなかったことは不幸中の幸いだが、とても少女はその幸運を喜ぶ気にはなれなかった。
それよりも、早く歩かねばと、再び立ち上がるべく足に力を込める。

「っ……!」

しかし、歩き続けた体は低い木の根に引っかかるほど限界で、休憩を挟まねば動けないと訴えかけていた。
仕方なしに、なるべく濡れてない木の膝元に腰を落ち着け、息を潜めながら周囲を伺う。

「もう、大丈夫かな……?」

先ほどまで追いかけてきていた人影は、もう見当たらない。
耳を澄ましてみても、聞こえてくるのは自身の鼓動の音ばかりで、それ以外は草木が風に擦れる音だけ。
それでようやく、少女はホッと息をついた。

「なんだったんだろ、あの人……」

膝を抱えて縮こまりながら、結衣が先の出来事を思い出す。
ウトウトとしていた中、突然にPDAが鳴り出し、ステージがどうこうと意味不明なアナウンスを聞かされたのが昨夜。
それから、不安を胸に一人で夜を明かしていると、唐突に山小屋が襲撃された。
もちろん、一人取り残された結衣に迎撃する手段はない。
暴力に取り付かれたような怒鳴り声と足音に、半ばパニックになりながらも、辛うじて山小屋から逃げ出した。
一応ながら練習した銃も、逃げ出すにはただの重りでしかなく、とても持ち続けてなどいられなかった。
余計な荷物は全て捨て、ただひたすら、見えない恐怖から逃げるために一晩中走りーー後に歩き続けた。

「……何が起こってるの?」

結衣の記憶が確かならPDAの音声は、クリア条件が変更されたと言っていた。
どうしてそうなったのかは、よく分からない。
ただ、何か途轍もなく重要なことが起きてることは、何となく理解していた。

「悠奈さん、早く帰ってこないかな……」

悠奈がいてくれれば、誰かに襲われたとしても守ってくれる。

「修平くんも……戻ってきてくれないかな……」

悠奈と共に、修平や琴美も来てくれれば、まさに鬼に金棒だろう。

206 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:54:16.58 ID:aFMIt3ru0(20/162)
大中寿美礼(女子5番)は名簿にチェックし終えた後、静かに笑った。
呼ばれた。
あの見てるだけで不快なギャルグループのメンバーが。
ここでリーダーの和山麗香(女子25番)が呼ばれればもっと気分が最高だったのだが、仕方ない。

「ふふ……ざまーみろよ」

あのグループはホントに最悪だ。
先生には私語で話す、椅子ではなく机に座る、お菓子を持ってくる。
存在するだけで吐き気がした。

「さて、と……後残ってんのは……」

名簿を改めてチェックし、生き残ってるギャルメンバーを確認する。

207 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:54:58.78 ID:aFMIt3ru0(21/162)
侍リーマン
208 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:55:35.26 ID:aFMIt3ru0(22/162)
仲の悪いふたり
のもまりの
209 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:56:30.18 ID:aFMIt3ru0(23/162)
「いいえ。その必要はありません。」
「………」
後ろを向くと、そこには大量のモノクマ。
そして、ハンマーを持ったセレス。
「……どうしたのかしら?」
「よく、平気でいらっしゃいますわね。」
「苗木君は、貴女を庇って死んだのに……貴女は少しも悲しまなかった。」
「……貴女も、気づいてたのね。黒幕の罠に。でも、あれは仕方なかった。私はここで死ぬわけには」
「死にたくないから
210 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:57:04.58 ID:aFMIt3ru0(24/162)

「ひっく……ふぅえ……ぐずっ…」

井上優子(女子5番)は道路の真ん中で一人泣いていた。
優子は出発してからずっと泣きながら歩いていた。
時々、親友の岩石水姫(女子6番)の名前を呼びながら歩いていたが、公園で水姫の死体を見つけてますます泣き声が大きくなった。
こんな事をしてれば誰かに見つかる可能性が大きくなるが、今の優子に泣き止む事は出来なかった。

優子は昔から泣き虫だった。
些細な事でも泣いていた。
例えば、給食の時間でお箸を落としたり、読みたい本が図書館になかった時に、おねしょをしてしまった時に、誕生日ケーキやクリスマスケーキがチョコレートケーキじゃなかった時に。
大声で泣いていた。
中学生になってもその泣き虫は治らなかった。

「どぉしてぇ!!!どぉしてなのぉ!!!」

もう、頭の中がパンク寸前だった。

どうしーーーー。

後頭部に激痛が走った。
痛みに耐え切れず、地面に倒れる。

「い、だい………いだ……」
「あれ?まだ生きてたんだ。」

低い声。
この声は黄山登(男子4番)だ。
あの時、自分を突き飛ばし、殴った男だ。
女の子に暴力を振るう最低なゴミ人間だ。

「き、や……ま」
「黙れ。」

金槌を振り下ろす。
金槌は優子の頭部にまた当たり、今度はゴキッ、と骨が折れる音がした。

「全く……うざいんだよ、君は。」

頭部が陥没した優子の体を蹴ると、優子のデイパックを漁った。
少しして、手に硬い感触があった。
それを掴み、デイパックから取り出す。




女子5番井上優子 死亡
211 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:57:31.94 ID:aFMIt3ru0(25/162)
エピソードA

大祐 5人(まり子、結衣、黒河、悠奈、修平)
初音 2人(充、玲)
黒河 1人(真島)
はるな 1人(初音)
修平 1人(大祐)


エピソードB

瞳 5人?(まり子、初音、真島、玲、充?)
充 3人(はるな、琴美、司)
初音 2人(大祐、修平)
司 1人?(充?)
まり子 1人(悠奈)
玲 1人(瞳)


エピソードC

瞳 5人(結衣、真島、まり子、はるな、悠奈)
はるな 3人(初音、充、黒河)
黒河 2人(大祐、瞳)
修平 1人(司)
212 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 08:58:02.86 ID:aFMIt3ru0(26/162)

放送を聞き終えた四葉幸子(30番)はますます男子に対する嫌悪感が増した。

許せない!
非力な女の子を[ピーーー]なんて絶対に許せない!
[ピーーー]!
男子全員殺してやる!

放送で友人の幽々子は呼ばれなかったが、怒りでいっぱいになった幸子はそれに気づかなかった。
そして、幸子に近づく者がいたが、彼女はそれにも気づく事はなかった。

「ゆっちゃん?」

突然の声に驚き、振り返る。
そこには友人の雪原幽々子(女子29番)がいた。

「幽々子ちゃん!幽々子ちゃんだ!!」

あまりの嬉しさに涙し、駆け寄ろうとしたが、途中で止まった。
幽々子が、コルトパイソンの銃口をこちらに向けていたので。

「幽々子、ちゃん?」
「こ、来ないで!私を[ピーーー]つもりだったんでしょ!!」

[ピーーー]?
私が、幽々子ちゃんを?
そんなまさか。

「違うよ。私は」
「じ、じゃあその手で握ってるのは何よ!」

幽々子は幸子の握ってる斧を指差す。

「ち、違う!違うの!誤解よ!」
「嘘!そう言って私を[ピーーー]んだ!」

言い終えるのとほぼ同時に銃口が火を吹いた。
弾は斧を握っている右腕に当たり、幸子は斧を落とした。

「ゆゆ」
「気安く呼ばないでぇ!!」

幽々子がもう一度引き金を引こうとした時だった。
突然、幽々子が倒れた。

「幽々子ちゃ、ん?」

倒れている幽々子に近づく。
首に、銀色の矢が生えていた。

「ひっ!」


振り向くとそこには委員長の黄山登(男子4番)がいた。
隣には、赤嶺智(男子3番)がいた。

「……あ……」

幸子は直感で分かった。
この二人はゲームに乗ってる。
純粋に、楽しんでる。
二人だけじゃない。
男子は全員、ゲームに乗ってる。

「じゃあね、自己中女。」

智が銃口を幸子に向け、撃った。
弾は幸子の額を貫き、幸子は幽々子と折り重なるように倒れた。




【残り:27人】
213 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:00:55.01 ID:aFMIt3ru0(27/162)

「それじゃ、俺は行くから。」

それだけ言って藍河高貴(男子1番)は公園から去って行った。
高貴を見送ると赤嶺智(男子3番)と緑先望(男子9番)はこれからの事について話し合った。

「んで、どうする?俺としては単独行動したいんだけど。」
「うん、それでいいと思うよ。」

特に否定する事もせず、望は頷いた。

「よし決まり。それじゃ、望、死ぬなよ!」
「赤嶺君もね。」

智が公園から走り去るの見届けると望も歩き出した。



紀田林檎(女子13番)は暗い道路を一人で歩いていた。
少し歩き、後ろを向く。
誰もいない。
そして、また歩く。
この繰り返しだった。

「うう、限界……」

体力が無くなったのか、林檎は地べたに座り込んだ。
デイパックから水の入ったペットボトルを取り出し、一気に飲む。
温くて美味しくなかった。
全部飲み干すとまた歩き始めた。

「……!!」

暫く歩いて、歌声が聞こえた。
低い声、多分、男子だ。
ヤバイ、と林檎は思った。
銃とかあれば、反撃したり、攻撃できるが、林檎の武器は爪楊枝だった。
ここは逃げるが勝ち。
早く、逃げよう。
逃げようとした時だった。
バシュッ、と風を切る音が聞こえた。
そして、それが林檎の聞いた最後の音だった。



「よし、一匹。」

望は林檎のこめかみに刺さったボウガンの矢を引き抜くと、素早くその場から走り去って行った。



斉川美波(女子18番)は目の前にいる赤嶺智にどう対処すれば必死に考えていた。
どうしてこんな事になったのかと言うと、数分前、美波は紀田林檎の死体を見つけ、悲鳴を上げてしまい、敵の智を呼び寄せてしまった。



今だ!

チャンスと思った美波は智に背を向け、全速力で走った。行ける!そう思った時だった。パァン、と乾いた音が響いた。瞬間、右足に激痛が走った。

「あっ…ぐぅう!!」

痛みに耐え切れず、倒れる。右足を見ると、太腿から血が大量に流れていた。

「う…そ………」

私、死ぬ?死ぬの?い、や。嫌!死にたくない!

「あああああぁあぁぁあ!!」

逃げようと立ち上がろうとしたが、もう遅かった。また、銃声が鳴り響き、そこで美波の視界は暗転した。



「ふ〜ん、まあ、こんなもんか。」
214 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:02:09.18 ID:aFMIt3ru0(28/162)
何でみんな殺しちゃうの?
そんなことしても、虚しくなるだけなのに。



仲山行人(男子12番)の襲撃で、親友の仙道桜子(女子7番)を失い麻生咲(女子1番)はもうどうすればいいのか、わからなかった。




「誰かいるの?」

声がした。
その声を聞いて、咲は思わず大声を出した。

「玉樹!!」
「咲!?」

声の主はどうやら皆川玉樹(男子16番)のようだった。

「玉樹!玉樹!!」

ようやく恋人に出会え、咲は安心し、玉樹を抱きしめた。

「玉樹!!私、私、もう、どうしたらいいのかわからなんないよ!井上君も、桜子も、みんな死んじゃった!!」



その時、近くの茂みから音が聞こえた。

「誰!?」

咲がそう言った瞬間、ぱららら、と古びたタイプライターのような音が聞こえた。
瞬間、玉樹の全身に穴が開いた。

「うあああぁあ!!」
「玉樹!!」



駄目!!
もう、大切な人を失いたくない!!

「やめてぇ!!!」

咲は弓を引き、矢を放った。
矢は、藍のこめかみに当たり、藍は仰向けに倒れた。

「玉樹!玉樹!」

咲は必死に玉樹の体を揺する。
しかし、もう、玉樹の反応はなかった。

「い……や……なん、で……」
215 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:02:47.68 ID:aFMIt3ru0(29/162)
武藤萌(女子19番)には殺したい人がいた。
いや、少し違う。
正しくは、殺したい人“たち”だ。
どうして、殺したいのか。
それは、復讐だ。



萌のイジメが始まったのは中学一年からだ。
入学式が終わってから数日後、放課後に彼女たちに呼び出され、暴力を受けた。
その日から、イジメが始まった。
上履きをゴミ箱に捨てられたり、教科書に落書きされたり、悪口を言われたりした。
何回もリストカットをした。
何回も自殺しようと考えた。
でも、自殺はしなかった。
[ピーーー]なかった。
あいつらに復讐するまでは。



その殺したい人たちが目の前に、いる。
その人達は、まだ、自分の存在に気づいていない。
復讐するなら、今だ!

「あああああ!![ピーーー]ぇ!!」

萌は支給武器の彫刻刀を日生吹雪(女子17番)と矢矧彩乃(女子20番)に投げつけた。
後ろを向いた二人は間一髪で彫刻刀を避けた。

嘘!?
避けられちゃった!
どうしよう!!

「おい、いい度胸してんじゃん!」
「ブスの分際で!!」

二人は銃、コルト・ガバメントとコルト・パイソンを構えた。

「い…いゃあ!!やめてぇ!!」

萌の言葉と同時に銃声が二発、鳴り響いた。
二発とも、萌の体を撃ち抜き、萌は倒れた。

「は!私達を殺そうなんて百年早いよ!」
「あの世で出直して来な!」

二人は笑いながら萌の体を蹴ると、


女子19番武藤萌 死亡

【残り:

216 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:03:24.93 ID:aFMIt3ru0(30/162)

Aはエイミー かいだんおちた
Bはベイジル くまにやられた
Cはクララ やつれおとろえ
Dはデズモンド そりからなげられ
Eはアーネスト モモでちっそく
Fはファニー ヒルがきゅうけつ
Gはジョージ じゅうたんのしたじき
Hはヘクター ごろつきのえじき
Iはアイダ おぼれてふびん
Jはジェイムズ アルカリごいん(誤飲)
Kはケイト まさかりぐさり
Lはリーオ がびょうをごくり
Mはモード もくずときえて
Nはネビル のぞみもうせて
Oはオリーブ キリがつきぬけ
Pはプルー けんかのまきぞえ
Qはクェンティン おちたのはぬま
Rはローダ あわれひだるま
Sはスーザン ひくつりえいみん
Tはタイタス どかん!こなみじん
Uはウーナ げすいにらっかし
Vはヴィクター せんろであっし(圧死)
Wはウィニー さむいさむいこおりのなか
Xはザクシーズ いたいいたいねずみのは(歯)は
Yはヨリック のうてんわられ
Zはジラー ジンをふかざけ

上の訳は柴田元幸版?絵本本本絵本本!!!より

1963年 エドワード・ゴーリー作 アルファベット順に子供たちが死んでいく絵本「ギャシュリークラムのちびっ子たち」が公開されてるよ
もうひとつ&こっちにも 読み手のこころを塞ぐようなユーモアにチャールズ・アダムスの影響を強く感じます 



裏表紙は26の墓石
217 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:03:58.89 ID:aFMIt3ru0(31/162)
銃音とほぼ同時に右腕に激痛が走った。

「あ、ぁあああああ!!」
「桜子!!」

仙道桜子(女子7番)は自分の右腕を見る。
二の腕から血が溢れ出ていた。

「あ…あぁ、桜子……」
「大丈夫!それより、誰!!隠れてないで出てきたら!!」

桜子が怒声を出す。
すると、近くの茂みからガサッと音がした。
そして、また銃声が響いた。
今度は桜子の右足を貫き、桜子は倒れた。

「いやぁ!!!桜子ぉ!!やめてぇ!!桜子を殺さないでぇ!!」
「うるせえよ。」

低い声がした。
瞬間、桜子の頭が大きく揺れた。

「さ、くらこ?」

咲は桜子を見る。
桜子の額に穴が開いていた。
その穴から血が大量に溢れていた。

「さく……嫌ぁぁあああああ!!!!!」

咲は叫び、
218 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:04:40.36 ID:aFMIt3ru0(32/162)
「お……て……」

声が聞こえる。
誰だろう?

「お……き……」

まだ、眠い。
もう少し、寝よう。



「起きろぉ!!!」
「うぉ!!?」

突然の怒鳴り声で和泉直正(男子1番)は目を覚ました。

「あ〜もう!やっと起きた!」

そう言うのは同じ部活仲間で幼馴染の西智美(女子14番)だ。

「智美?ここ、何処だ?」

周囲を見回すと教室のようだったが、自分達の教室ではなかった。

「さぁ、今、調べてるんだけど扉とか窓とか開かないの。」
「は?マジかよ!?」



「今日は君達に、殺し合いをしてもらう!!」


【残り40人】
219 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:05:08.87 ID:aFMIt3ru0(33/162)
01綾迫町枝
日山徹
07要田陽子
13伊達健太
04遠藤麻帆
笛野仁
06型山万里(がたやま・まり)
本田章
02伊佐美波(いさ・みなみ)
12寿丸光(じゅまる・みつ)
09近藤八重(こんどう・やえ)
理山紡
松崎直美
野田将生
05小河加奈
派原哲司(ぱはら・てつし)
08旧野恵美(きゅうの・えみ)
蓮山梅夫(れんやま・うめお)
10佐藤聖子(さとう・せいこ)
14田中昴(たなか・すばる)
03植山日子(うえやま・びこ)
馬場義人(ばば・よしと)
渡辺切子(わたなべ・きりこ)

吉野美奈(よしの・みな)
11座山龍人(ざやま・りゅうと)
220 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:05:40.03 ID:aFMIt3ru0(34/162)
佐々木瑞穂(女子16番)はとても不気味な女生徒だった。
いつも一人でぶつぶつと何かを呟いていたり、授業中にいきなり奇声を上げたり、校長先生の事を悪魔だと叫ぶなり校長先生に掴みかかったり、とにかく不気味すぎる生徒だった。
しかし、彼女は元々こんな性格ではなかった。
一年前は普通に友人と喋ってたり、勉強したりしていた。
ある日、一人で買い物をしてる途中、あるものを見つけた。
それは、占いの館。
占いに興味を持った瑞穂は館に入った。




ーーー今だ!

果物ナイフで志穂の背中を狙う。
後少し。
その時だった。

「えっ?」

志穂が振り返らず、腕を挙げ、銃をこちらへ向けた。

「なん」

言い終える前に銃口が火を吹いた。
頭に凄まじい衝撃を受けた。
それが瑞穂の最期の感覚だった。



「死んだ?」

志穂は倒れている瑞穂の身体を軽く蹴る。
反応は無い。
間違いなく死んだ。

「……駄目ね。まだ手が震えてる。こんなんじゃ、すぐにやられちゃう。」

震える手をぎゅっと握り、深呼吸する。

落ち着こう。
私は[ピーーー]。
みんなを[ピーーー]んだ。
残酷になれ。
非道になれ。
心のない殺人鬼になれ。

221 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:08:11.53 ID:aFMIt3ru0(35/162)
与一達は数十分かけて一美を探したが、結局、一美を見つけることが出来なかった。

「一美ちゃん、何処行っちゃったんだろ……」

溜息をつきながら、愛子が言った。

「……あーもう!だからガキは嫌いなんだよね!」

222 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:08:38.98 ID:aFMIt3ru0(36/162)
22名のプレイヤー
彼らの運命は残酷に変わっていく。
0・愚者・
1・魔術師・
2・女教皇・先原奈々
3・女帝・大添三枝
4・皇帝
5・教皇・桃園時智太郎
6・恋人・田崎愛子
7・戦車
8・正義・角山与一
9・隠者
10・力
11・吊された男・
13・死神・
14・節制・春影司馬太郎
15・悪魔・
16・塔・
17・星・
18・月・村山和輝
19・太陽・
20・審判
21・世界
223 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:09:15.41 ID:aFMIt3ru0(37/162)
一方、二階では。

「うう……どうしたら……いいんだろ……」

階段付近で村山和輝はどうすればいいのか、悩んでいた。
和輝に配布されたPDAは「月」。
クリア条件は「自分のプレイヤーナンバー、または、クリア条件を知られてはならない。」。
恐らく、このクリア条件は外れだ。
難易度が高すぎる。

「他のプレイヤーに会ったら、僕はお終い……」

和輝は嘘が下手くそだ。
嘘をついてもすぐにバレる。
そのせいで家族に怒られたことも屡々あった。

「それにしても……」

和輝はバッグから、黒い塊ーーー。
コルト・ガバメントを取り出し、じっと見つめた。
この銃を見つけたのは目が覚めてからすぐのことだった。
枕元に、置いてあった。

「ホンモノ……かな?」

試しに撃ってみようか。
そう考えたが、やめた。
もし、ホンモノだったらーーー。
そこで、思考が止まった。

「…………え?」

風を切る音がした。
瞬間、和輝の足元にカーボン製の矢が突き刺さった。

「え?え?え?」

ーーー何これ?これ何?どうしてこれが?

二発目の矢が和輝の髪を掠め取った。

「ひっ……!」

ーーーもしかして、死ぬ?

「や……や、だ……!!」

生まれて初めて死の恐怖を感じた和輝はバッグを捨て、PDAと銃を握りながら、全力で走った。

224 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:10:19.99 ID:aFMIt3ru0(38/162)
兵器人間究極部について。
政府非公認の訓練場。
ランクがあり、CからSランクまである。
ランクによって訓練内容が変わる。
Cランク・普通の訓練場の訓練と変わりない。
Bランク・それぞれ部門があり、「格闘部門」、「知識部門」、「技術部門」、「医療部門」に別れている。
Aランク・Bランクでそれぞれ学ぶ部門を全て学ぶ。
Sランク・このランクだけは政府公認である。Sランクにつくためには人間をやめる覚悟がある人のみ。
225 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:11:28.14 ID:aFMIt3ru0(39/162)
「やっぱり使えるものはないわね」

ふう、と近藤美穂は溜息を吐いた。
美穂がいるのは6号館2階のパソコン室だ。
もし、パソコンがあれば助けを呼べるかもしれない。
そんな期待をしていたが、現実は甘くない。
パソコン室で使えるパソコンは一台も無い。
電源のボタンを押しても起動しなかった。

「あーあ、どうしよう」

なーんてね。
……政府の皆さん、バレバレよ。
この首輪に、盗聴器がついてんのを。


226 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:12:07.31 ID:aFMIt3ru0(40/162)
Mr. かったるい

227 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:12:45.10 ID:aFMIt3ru0(41/162)

『親睦を深めるために、オフ会をやってみませんか?』
『オフ会? 何それ?』
『オフ会ですか。 いいですなぁ。 一度でいいからやってみたいものです』
『私やりたーい♪』
『もしやるんなら8月にしない? 私、学生だからさ』
『俺も賛成(≧∇≦)ノ』
『↑男がそれをやってもキモい。 オフ会は……ま、興味あるね』
レイン『……私も行きたいです』
『あれ? 君確か中学生じゃなかった?』
『はい、中学生です! えーと、私の両親、基本的に放任主義なんですよ。 だから、多分大丈夫、と思います』
『私も行くわ! オフ会やりたい!』
『何か必[ピーーー]


『場所は○×港です。

『うっそ!? めっちゃ近く!』
『おー、そこか。 何回か行ったことあるな』
『行くわ! 絶対に行く!』


228 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:13:23.46 ID:aFMIt3ru0(42/162)
22人
金見希(かなみ・のぞみ)
17歳・私立高校に通うごく普通の女子生徒。最近ハマったSNS「タロット」のオフ会に参加することになった。甘い物が好き。

禾坂彩名(のぎさか・あやな)
18歳・大学一回生。黒髪長髪の女性。口数は少なく、表情が乏しい。

橘百合子(たちばな・ゆりこ)
25歳・金見希のクラスの副担任。貧乳なのを悩んでいる。

渡辺知裕(わたなべ・ともひろ)
42歳・数ヶ月前に会社をリストラされ、数週間前に妻と離婚した。

柳津喜子(やなぎ・つきこ)
34歳・主婦。スーパーでパートとして働いており、夫は数年前に蒸発。
8月18日、午後11時頃、何者かによって射殺される。

田崎芳佳(たざき・よしか)
16歳・とあるアイドルグループの研究生。立派なアイドルになるため、日々勉強中。

中尾晴美(なかお・はるみ)
21歳・大企業の社長の娘。甘やかされて育ってきたため、我儘な性格。
8月19日、午後1時頃、何者かによって射殺される。

吉田啓介(よしだ・けいすけ)
21歳・中尾晴美と同じ大学に通っており、晴美の彼女。しかし、晴美にはいいようにこき使われている。
8月19日、午後1時頃、何者かによって射殺される。

徳井由芽子(とくい・ゆめこ)
14歳・少し暗めの少女。SNS「タロット」を知るまでは不登校ぎみだった。

日畑香苗(ひばた・かなえ)
28歳・中小企業に勤めてるOL。出会いを求め、オフ会に参加したらしいが……。

昭島ゆりん(あきしま・ゆりん)
24歳・秋葉原の中でかなり有名なメイド喫茶の店員を勤めてる。

仏原隆(ほとけばら・たかし)
35歳・ニート。アニメ、ゲーム、漫画、ラノベ、フィギュア等が好き。かなり太めの体型。
8月15日、午前1時頃、何者かによって撲殺される。

津々島智己(つつしま・ともき)
37歳・元軍人。オフ会参加者の中で一番身体が大きい。あまり喋らず、なぜオフ会に参加したのかは不明。

早瀬正則(はやせ・まさのり)
17歳・金見希の元クラスメイト。ガタイがかなり良く、喧嘩っ早い。数ヶ月前に教師に暴行した理由で退学。今はどうやって生活してるのか不明。

野村さとみ(のむら・さとみ)
21歳・大学四年生。よく小学生と間違われている。本人もそのことを気にしており、毎日牛乳を飲んでるが、全く成果が出ない。

関原彩未(せきはら・あやみ)
20歳・女子アナ。入社二年目。どうやらコネで入社したらしく、社内では孤立している。

佐藤宏(さとう・ひろし)
54歳・医者。暇があればしょっちゅう眠ってる。その気になれば24時間眠ることも可能(本人だん

間田真純(まだ・ますみ)
41歳・会社員。大企業に務めるエリートOL。だが、最近になってやりたいことを見つけたらしい。
8月20日、午前0時頃、何者かによって絞殺される。

青島礼二(あおしま・れいじ)
23歳・土木工事員。金髪でニット帽を被っている。見た目的にチャラいと思われがちだが、根はいい奴。

原塚亜弓(はらづか・あゆみ)
16歳・高校一年。流行りの物が大好きな女子。週末にはよく渋谷へ行く。
8月15日、12時頃に毒死。

石倉香織(いしくら・かおり)
16歳・高校一年。東大を目指す女子。原塚亜弓とは中学の頃からの仲で亜弓の勧めでSNS「タロット」を知った。

如月千景(ちさらぎ・ちかげ)
13歳・中学一年生。見た目でよく女の子と間違われるが、れっきとした男。オフ会の中で最年少の参加者。

229 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:13:51.25 ID:aFMIt3ru0(43/162)
8月15日・午前9時17分船内

船内のベンチに腰掛け、私は持参したペットボトルのお茶を一口飲んだ。




さーて、どこに行こうか?
1、デッキ


デッキに行くと、何人かがいた。
誰に話しかけようか……?

1、柳津喜子
2、橘百合子
3、昭島ゆりん
4、禾坂彩名
230 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:14:31.78 ID:aFMIt3ru0(44/162)
8月15日・午前8時12分 ○×港

「……よし、ここで会ってるよね」

私の名前は金見希。
どこにでもいる高校生だ。
今回、私は生まれて初めてのオフ会に参加する。
親には何とか説得して行かせて貰えた。
集合場所の○×港から家の距離は徒歩で十分程度だったので、すぐに着いた。
ーー確か、9時に船に来るんだよね。
ーーそれまで何して過ごそうか?
そう考えてたときだった。

「……あ、あのぉ」
「ひゃっ!?」

背後から突然声をかけられ、思わず、飛び退いた。

「あ、す、すいません!!」

その子は慌てた感じ、自分に謝った。

「あ、えーと……あなたは……」
「あ、は、はい『レイン』です!本名は徳井由芽子です!」

「由芽子ちゃんって、どこ中?」
「学校、は辻原中学校、て所なんですけど……」
「嘘!? 私も辻原中学校に通ってた!」
「え、ほ、ホントですか!?」
「凄ーい、こんな偶然あるんだ」
231 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:15:10.50 ID:aFMIt3ru0(45/162)
まこちー「まきょ?」

他のぷち達を密告しようと動き回っていたまこちーはあるぷちを見つけた。
メガネ、三つ編み。
この二つに当てはまるぷちは一匹しかいない。
ちっちゃんだ。

まこちー「やー……(密告してやる……)」

幸いにもちっちゃんはまだまこちーの存在に気付いていない。
まこちーは慎重にちっちゃんに近づいた。
少しずつ、少しずつーーそして。

まこちー「まきょ!(765!)」

まこちーの声に気付いたちっちゃんが振り向き、驚いた顔をする。

ちっちゃん「め、もっー!?(いつの間に!?)」

まこちー「やー!やー!!(ごめんね! でも、死にたくない!)」

ちっちゃん「もー!!」

まこちー「やー!まきょー!(ちっちゃん765)」

ちっちゃん・まこちーの密告により退場。

残り10匹
232 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:16:00.03 ID:aFMIt3ru0(46/162)
二日目の朝は小鳥の鳴き声で目を覚ました。

「うっ、うーーん……」

思い切り背伸びする。
それから目をこすり、ベッドから立ち上がった。

ーーああ、そうだ。昨日は


食堂につくと、殆どの人が集まっていた。

「あら、金見さん、お早う」

真っ先に自分に気づいた橘百合子が挨拶した。

「あっ、お早うございます」
「昨日はよく眠れた?」
「はい、おかげでグッスリです!」
「ふふ、それは良かった」

それから私は他の人達にも挨拶し、自分の席についた。

「ねえ、仏原さんと由芽子ちゃん、遅くない?」
「えっ?」

芳佳さんの言葉に私は周囲を見回す。
確かに、二人いなかった。

「どーせ寝坊でしょ? それより早く朝食食べよーよ。 私お腹すいたー」

ソファーでマニキュアを塗ってる晴美さんが足をバタバタさせながら言う。

ーー寝坊、か。

それならいいのだが……どうも胸騒ぎがする。
何なのだろう、これは。

「あの、私、起こしてきましょうか?」

柳津喜子がそう言ったときだった。



「きゃああああぁあぁぁああ!!!」



「!?」
「な、何!?」

突然の悲鳴に周りはざわめいた。


「あっ……!」

角を曲がって、見つけた。
床にうつ伏せになって倒れてる由芽子ちゃんを。
私は、彼女に駆け寄り抱き起こした。

「由芽子ちゃん!由芽子ちゃん!」
「…………うっ……」

由芽子ちゃんはゆっくりと瞼を開けた。

「由芽子ちゃん、どうしたの?何があったの?」
「……へ、や……」

彼女は震える腕を押さえながら指を差す。
その先には、一つだけ開いてる扉。

ーー確か、あの部屋って、仏原さんの部屋?
入ろうか……でも、由芽子ちゃんを放ってはおけない。

どうしよう?
1、入る。
2、先に由芽子を食堂へ運ぶ。
233 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:16:27.78 ID:aFMIt3ru0(47/162)
ゴスッ!
ドゴッ!

「ガッ!」
「あがっ!」

二体のホームレスが同時に俺と滝の急所を蹴り上げた。

「いって、くそ!



234 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:19:18.46 ID:aFMIt3ru0(48/162)
「へぇ、与一君って言うんだぁ」

そう言うのは先程PDAを持ってオドオドしていた女性だった。最初は与一の事を警戒していたが、自分達と同じ首輪、同じPDAを持っていたことに気づき、自分達と同じ境遇と知り、信用して貰えた。それから、自己紹介するため、他の部屋へ移った。

「あ、私の名前はね、田崎愛子(たざき・まなこ)って言うの。職業は、メイド喫茶のメイドさんやってます。よろしくね」「あ、ど、どうも」

愛子がお辞儀をし、与一も反射的にお辞儀してしまった。「あ、次は私!」

そう言って手を挙げてブンブン振り回すのはギャルっぽい女だった。

「風見友梨(かざみ・ゆり)っていいまーす。17の女子高生でーす!よろしくー!」「あ…あぁ。よろしく……」

友梨の自己紹介が終わると今度は小さな女の子が立ち上がった。

「わたしも、じこしょうかいするね!よしやま、かずみっていうの!しょうがくいちねんせいなんだ!」

かずみは無邪気に笑った。それをみて、与一も愛子も他の人たちもつられて笑った。しかし、そうでない人もいた。

「次は俺だな。」今度は体格のいい男が立ち上がった。
「俺の名前は、津和野俊之(つわの・としゆき)。職業は……工場の作業員だ」

それだけ言って、男はまた座った。何だか恐そうな人だな……。与一はそう思った。

「えーと、じゃあ、次は僕でいいかな?」「うん、どうぞー。」

愛子がそう言うと眼鏡をかけた少年が立ち上がった。

「僕の名前は、桃園時智太郎(とうえんじ・ともたろう)。中学三年です」

軽く頭を下げ、智太郎は座った。そう言えば、自分のクラスにもあんな奴いたな。与一がそんなことを思い出してたとき、智太郎が言った。

「ねえ皆さん。自己紹介も終わりましたし、これからルールについて確認してみません?」「ルール確認?」

愛子と一美が首を傾げた。「ああ、二人はまだPDAの電源を入れてませんでしたね。」

智太郎は上着のポケットからPDAを取り出した。

「下部分にボタンがありますよね。そこ押してください。」「えーと、こう?」「えい!」二人はPDAのボタンを押す。すると、二人のPDAの画面が光った。「あ、電源入った!」「では、次に「ルール閲覧」ってところを軽くタッチしてください。」「ここかな?」ピッ。ピッ。愛子と一美がルール閲覧のボタンを押すと、画面が切り替わった。

「あっ!出来たよ!「わたしも!」「二人とも出来たようですし、僕たちもルール確認してみましょうか。」



「ほら、PDAの裏ををみて」

女に言われ、与一はPDAを裏返す。
そこには、見たこともない絵が描かれていた。

「……その絵は、タロットカードの『正義』だね。」

与一のPDAを覗き込んだ愛子が言った。

「え?」「あれ?タロットカード知らないの?」「えと、聞いたことはあるんですけど、詳しくは……」

ドォォオオオン!!

「なっ!?」「きゃっ!!」

突然、大きな音が聞こえた。


「そ……その人……」

死体を見て、愛子は震える声で言った。

「知ってんのか?」

津和野俊之の問いに愛子はゆっくりと頷く。

「その人……春影司馬太郎(はるかげ・しばたろう)……私が勤めてる喫茶店の常連客なの」「ちょ、首から上がないのに何でわかんのよ!」「ネクタイ……」
「はっ?」


「と、取り敢えず、もどーー」

一旦、もとの部屋へ戻ろうとして、与一は気づいた。宜山一美が、何処にもいないことに。

「あ……れ?一美ちゃんは?」「え?あっ、一美ちゃん?」


生き残りプレイヤー・残り21人
235 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:19:51.37 ID:aFMIt3ru0(49/162)
三階の戦闘禁止エリアで仮眠を取っていた桃園時智太郎は目を覚ました。
起き上がり、PDAの電源を入れる。

「………二十分しか寝てないのか。結構寝たと思ってたんだけど」

次に特殊機能のボタンを押す。
ピッ。
「特殊機能・特殊機能を使用したプレイヤーの人数を表示する」

「はい、と。」

使用しますか。の問いに智太郎ははいのボタンを押した。

『特殊機能を使用したプレイヤーの人数・5人』

「………これは、厳しいかもね。」

智太郎は溜息をついた。
智太郎のPDAは教皇。
クリア条件は「全プレイヤーに特殊機能を使わせる。死亡したプレイヤーは除く。」



PDAをポケットに入れ、戦闘禁止エリアから出ようとしたときーーー。
扉が開いた。

「!」
「きゃ」
236 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:20:54.70 ID:aFMIt3ru0(50/162)
「聞きたいことがある。いいか。」
「は……はい……」

突然の女の登場に、与一はただ頷くことしかできなかった。

「お前達は、悪魔か、死神のPDAを持ってるか?」
「い、いえ、持ってません!」
「……PDAを見せろ。そこの女もだ」

一瞬、愛子が目を見開くが、すぐに頷き、PDAを女に渡した。

「………PDAは恋人、か。次はお前だ。早く見せろ。」
「は、はい!」

ポケットからPDAを取り出し、女に渡した。

「……PDAは正義か。……疑って済まなかった。」

女は謝ると、PDAを二人に返し、バールを下ろした。

「えーと……貴女は……」
「名前は阪原青菜(さかはら・あおな)。聖堂学園に通ってる」

そして今度はPDAを取り出した。

「私のPDAは「戦車」。クリア条件は「死神」と「悪魔」のPDAを持ってるプレイヤーを殺害する」


237 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:21:39.62 ID:aFMIt3ru0(51/162)
一方その頃。

「何だい全く!おばちゃん、早く帰って夕飯の準備をしなくちゃいけないのに!」

与一達とはかなり離れた位置にいる場所では一人、叫んでるプレイヤーがいた。
彼女の名前は大添三枝(おおぞえ・みつえ)。
何処にでもいる、ちょっとケチなおばちゃんだ。
ブツブツと運営への文句を言いながらPDAを弄る。
彼女のPDAは「女帝」。
クリア条件は「女教皇か、教皇のPDAを持ってるプレイヤーのクリア条件を達成させる。」
これを見ても三枝は理解出来なかった。

「ホント、訳がわかんないよ!何でおばちゃんが「ゲーム」なんかしなきゃいけないのさ!ゲームなんかしてる暇があったら、勉強とかしなさいよ!ゲームばっかしてるからこの国が馬鹿にーーー」

それ以上は、言葉が続かなかった。

「ぎっ!」

風を切る音と同時に、三枝の後頭部に、銀色のアンテナが生えた。

「ぎゅ……」

何が起こったのか、三枝は理解出来なかった。
視界が傾き、体もゆっくり傾き、床に倒れた時には、もう死んでいた。



『貴女はクリア条件を満たせませんでした。ただちに首輪を爆破します』

PDAからそんな音声を聞いて、先原奈々(さきはら・なな)は、その場にへたり込んだ。

「嘘……もう、教皇か、女帝のプレイヤーが死んだの……?」

奈々のクリア条件は「女帝と教皇のプレイヤーと共に、ゲーム終了まで生き残る。」
女帝のプレイヤーだった大添三枝が死んでしまった以上、もう奈々にクリア条件を満たすことは不可能だった。

「や……いゃ……」

まだ死にたくない!
今年に入ってようやく教師になれたのに、こんなところで終わりたくない!
誰か、誰か助けーーー。

ボン!!

首輪が爆発し、奈々の身体は大きく揺れ、崩れ落ちた。

生き残りプレイヤー・残り20人
238 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:22:13.98 ID:aFMIt3ru0(52/162)
「……ん」

ベッドしかない部屋で、角山与一は目を覚ました。

「……あ、れ?」

ここは何処だ?

起きた与一が最初に思ったのはそれだった。
ベッドから起き上がると与一はグルリと部屋を見回した。
床も、壁も、天井も。
みんな真っ白だった。

「……何だよ、ここ。」

軽く一歩を踏み出したときーーー。

「うっ!」

頭に激痛が走った。
が、すぐに収まった。

「……何なんだ……」

二日酔い?
いや、今まで酒なんて飲んだことはない。
頭を軽く抑え、与一は眠る前までのことを思い出しそうとする。
確か、学校が終わって、バイトに行って、バイトが終わって、家に帰ろうとしてーーー。
そこから先は思い出せない。
多分、家に帰ろうとしたところで、自分は眠ってしまったようだ。
いや、眠ってしまった、は恐らく違う。
自分は今まで居眠りなんてしたことがないし、道のど真ん中で寝てたら車に轢かれる。
239 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:22:46.51 ID:aFMIt3ru0(53/162)
「何で、俺は……」

頬を軽く掻きながら与一は考える。
暫く考えて自分は拉致された、という可能性を思いついた。

「拉致、されたのか……俺は?」

でも、何のために?
拉致する人の目的は大抵は金目当てだ。
でも、自分の家は金持ちでも貧乏でもない。
いわゆる普通の家庭だ。

「一体、犯人の目的は、何なんだ……?」

うーん、と軽く首を傾げたときーー。

「んっ?」

首に違和感を感じた。
首に何かが巻きついてるような、そんな感触がした。

「なん、だ?」

恐る恐る、自分の首を触る。
ひんやりとして、そして硬い感触を指から感じた。

「……何だよ、これ」

今度は掌で首を押してみる。
すると。

『ピーピーピーピー!!』

「うわぁ!」

突然、大きな音が部屋中に響き、与一は手を引っ込めた。
すると、さっきまで鳴っていた音が止まった。

「な、なんなんだ…?」

もしかして、携帯の着メロ?
いや、自分の携帯の着メロはこんな音じゃなかった筈。
240 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:23:27.85 ID:aFMIt3ru0(54/162)
「えーと、携帯は……」

上着のポケットを弄る。
すぐに硬い感触を感じ、与一はそれを引っ張り出す。

「……何だこれ?」

しかし、それは携帯ではなかった。
それは黒くて、掌サイズでボタンの数が少ない。

「PDA……だっけ?」

ボタンを押すと、メニュー画面になった。
メニュー画面には三つのボタンがあった。
「クリア条件」
「特殊機能」
「ルール閲覧」

「……ふぅん」

取り敢えず、一番上のボタンから押してみた。
ピッ。
音と同時に画面が切り替わった。

「……は?」

切り替わった画面にはこう書かれていた。

『プレイヤー名・角山与一』
『クリア条件・『恋人』のPDAを持つプレイヤーと共にゲーム終了まで生き延びる』

「……恋人?」

何がなんだかさっぱり分からない。
一先ずこれは後回しにし、戻るのボタンを押した。

「……次は……」

今度は「特殊機能」と書かれたボタンを押した。
メニュー画面が切り替わり、今度はこう書かれていた。

『特殊機能』
『恋人』のPDAのアラームを鳴らせる。
特殊機能を使用しますか?
はい・いいえ』

「……使って、大丈夫かな?」

少し考え、『はい』のボタンを押した。
するとーー。

『ピーピーピーピー!!』
「きゃあ!」

すぐ近くからさっき与一が聞いた音と同じ音が聞こえた。
そして、悲鳴も聞こえた。

「っ!!」

一瞬、どうしようか考えたが、部屋を出ることに決めた。
扉もドアノブも白くて見つけるのに少し時間が掛かったが、与一は何とか扉を開けた。
241 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:23:58.84 ID:aFMIt3ru0(55/162)
「……あ」
「誰?」

そこには、PDAを持ってオドオドしてる見知らぬ女性と数人の男女がいた。

生き残りプレイヤー・残り22人
242 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:24:24.50 ID:aFMIt3ru0(56/162)
「……おっさん、その冗談笑えない」

静かになった食堂で真っ先に口を開いたのは晴美さんだった。

「冗談なんかじゃない。 さっき、仏原君の部屋のベッドの下から彼の死体を見つけた」
「あ、あの……」

椅子に座っていた芳佳が立ち上がった。

「あの、日畑さんは?」
「彼女は気分が悪いからとトイレに行ってる」
「一人にして大丈夫なのかしら?」

コーヒーミルクを飲みながら石倉香織が言った。

「大丈夫だと思う。







カシャン!
食器の割れる音がした。
殆どの人が音のした方を見る。
そこには、割れた食器とーー。

「あっ……」

身体を震わせた原塚亜弓の姿があった。

「あっ、ぅ……あ……」

彼女は何か口をパクパクをしてる。
どうしたのだろうか?

「あ、あの、原塚さん……?」

由芽子ちゃんが彼女に近寄った。
瞬間ーー。

「ごふっ!」

亜弓ちゃんが、血を吐いた。


「えっ……?」



243 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:25:12.59 ID:aFMIt3ru0(57/162)
「ねーこれからどーすんの?」
「うーん……私としては……この首輪を外したいなぁ……」

そう言って、愛子は人差し指で自分の首輪をトントン、と軽く叩いた。


244 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:25:51.13 ID:aFMIt3ru0(58/162)
佐藤怜子(女子10番)はアスレチック公園の公衆トイレの個室の中に隠れていた。

「……追いかけて、こないよね……」

怜子は恐る恐る、支給された己の武器の探知機の電源を入れる。
画面には自分の出席番号。
幸いにもこの近くには誰もいないようだった。

「……良かった」

ホッと息をつき、直ぐに電源を切った。
この武器はとても便利だが、電池が一つしかない。

悩みに悩んで考え出した答えはーー。

「……探そう、麗華さんを」

自分と同じグループのリーダー的存在の和山麗華を探すことにした。
きっと、麗華ならこの状況を何とかしてくれる。
自分を助けてくれる。
そんな希望を持ち、移動を始めた。
245 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:26:28.05 ID:aFMIt3ru0(59/162)
36
もう、決めた。
俺は誰も信じない。



遠藤誠治(男子5番)はふらふらと覚束ない足取りで道を歩いていた。

ーー死んだ。
牛原も、小沢も、浮田も、他のみんなも。

「死んだ」

ポツリと呟き、立ち止まり、空を見上げる。
だんだん、空が曇ってきてるのが分かった。

「雨、降るかもな」

そして、また歩き出した。



それから歩き続けた誠治はあるものを見つけた。
それはーー死体。
若村朋美(女子20番)と渡辺弘(男子20番)、木原燎子(女子8番)の死体だった。

「残りは……何人だっけ?」

名簿を取り出そうとしてーー辞めた。
無意味だからだ。
どうせ、自分は生き残れないのだから。

また、歩き出そうとしたとき、背後から銃声が鳴った。



長谷佑磨(男子12番)はブローニング・ベビー(光井春奈(女子15番)の支給武器だった。)を降ろした。
佑磨が放った銃弾は見事に誠治の後頭部を捉え、誠治は崩れ落ちた。

「楽勝」

佑磨はニヤリと笑った。

楽勝だな。
このまま行けば優勝は間違いない。

自分の優勝を確信した佑磨は誠治のデイパックを拾い上げた。
瞬間ーーブワッと風が吹いた。

「うわっ!」

大きな風に思わずデイパックを落とす。
デイパックが地面に落ちたとき、カチッという音がした。

「ーー?」

ーー何だ?
デイパックが光ってーー。

次の瞬間、佑磨は光と轟音に包まれ、跡形も無く、吹き飛んだ。



「男子5番、男子12番の死亡が確認されました」
「ふふ、凄いペースだこと」

五十音は微笑み、凄い早さで報告書を書き上げた。





【残り7人】
246 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:27:12.47 ID:aFMIt3ru0(60/162)
新垣美和は、慎重に歩きながら、デパートを目指していた。
あそこなら、美和の支給武器のカッターナイフよりマシな武器があるだろうし、食料も大量にあるはずだ。

「もう少し……」

その時、近くから足音が聞こえた。
しかも、複数だ。

「っ!」

美和は走った。 足音から少しでも遠ざかるために。



「……んっ?」
「あいてっ!」

目の前を歩いていた茅原慎が急に立ち止まった為、堤香奈枝は彼の背中にぶつかった。

「いっつつ……もう、急に止まんないでよ!」
「……ちょっと静かに」
「え……?」

よくわからないが、慎の言う通りに口を閉じる。
すると、何処からか、足音が聞こえた。
足音はどんどん遠ざかり、やがて聞こえなくなった。

「……誰だったんだろ……」
「さぁな。 さて、動ーー」

再び移動を開始しようとしたときだった。
何処からか、悲鳴が聞こえた。



「ぁ……ああああ……」

結城潤は握り締めてた包丁を落とした。
目の前には、もう動かない新垣美和の変わり果てた遺体。
そう、自分は彼女を殺した。
殺して、しまった。

彼女を[ピーーー]気は無かった。
ただ、驚いただけだ。
歩いていたら、急に飛び出して。
だから、咄嗟にやってしまった。

「にい、がき……さん」
247 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:27:48.58 ID:aFMIt3ru0(61/162)
みんな馬鹿だ。
ホント馬鹿ばっか。
私のことを友達だと思ってる。
馬鹿じゃないの?
私があんたらのこと友達だと思ってんの?

成島由子は地図を見ながら、森の中を歩いていた。
もう少し歩けば、小屋がある。
そこで休憩をとって、作戦を練ろう。
そう考えていた。
やがて、森を抜け、

「ごべんなざい! もう襲ったりしまぜん!! しまぜんがらだずげーー」

??は容赦無く引き金を絞った。
至近距離で撃たれた由子の頭部は半分以上が吹き飛び、地面に汚い赤い花を咲かせた。

「汚い。 ホント、あなたは汚いわ」
248 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:28:15.84 ID:aFMIt3ru0(62/162)
水原透子
四十宮綴子
深山由紀子
西園唯
月島織姫
朱崎寧々
249 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:28:45.29 ID:aFMIt3ru0(63/162)
ゆきぽ
値段が安く、五百円あれば簡単に手に入る。
穴掘りスキルはやっかいなものの、躾さえ出来れば

ちひゃー
こちらも同じく安い値段で

やよ
あふぅ、ちひゃー、ゆきぽに比べ、躾は楽ですが、小銭の音に反応してしまうのは

はるかさん
水をかけると増えたり、体が大きくなり、暑いのかなり苦手。
梅雨や夏の季節はかなり注意が必要。

いお
上級者向け

ちびき
こちらも同じ、上級者向け。

こあみ、こまみ
一匹だけで飼うのもいいですが、高い確率で情緒不安定になる為、二匹一緒に飼うのがオススメ。

たかにゃ

まこちー
他のぷちに比べ、太りやすい体質のため、餌の量には注意。

ちっちゃん
ぷちの中で最も賢く、善良なぷち。
そのためか、値段が高い。

ぴよぴよ
ちっちゃんには劣るものの、それでも中々優良なぷち。値段もちっちゃんに比べ、少し安い。

みうらさん
結構なお値段はするものの、ワープ機能のおかげでかなりの人気。
一家に一匹みうらさん。
250 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:29:20.70 ID:aFMIt3ru0(64/162)

【千鶴】 「……兄さんは何もなさらなくても構いません。私が、全て……致しますから――」

兄の身体にそっともたれ掛かると、簡単に布団の上へ倒れ込んでしまった。
千鶴の身体のすぐ下に、兄の下腹部がある。
今まではついぞ意識したこともない兄の男としての部分が、浴衣の布地を内から押し上げていた。

【千鶴】 「……今すぐ、お出ししますね……」

千鶴は兄の浴衣の内側へ手を差し入れた。

【文弥】 「や、やめっ……!」

指先が硬く、暖かいものに触れる。
自らの身体にはない部位。

【千鶴】 「ああ……これが、兄さんの――」

浴衣の合わせ目から、赤黒い肉塊が飛び出す。
先端は朱く色付き、竿の部分は血管が膨らんでいた。

【千鶴】 「……このままではお辛いのでしょう……?」

千鶴は胸元を開け拡げると、乳房の間に肉茎を挟み込んだ。

【文弥】 「ううっ……」

胸で包み込んだ途端、兄が呻き声を発する。
熱く脈動する肉塊は、千鶴の豊満な乳房の中に埋没した。
普段は重くて邪魔で――恥ずかしいものでしかないと認識していたこれが、こうして役に立っている。

【千鶴】 「んっ……どうですか、兄さん……?」

乳房を両脇から手で挟み込んで圧迫し、兄に問い掛ける。
兄は何も答えず、両腕で顔を覆っている。
――恥ずかしいのだろう。
千鶴も顔から火が出てしまいそうなほど恥ずかしかった。
しかし止める訳にはいかなかった。

【千鶴】 「んっ……兄さんの、とても硬くて、熱いです……」

抑え付けていた乳房をゆっくりと動かす。
どう刺激を与えれば気持ちよくなって貰えるのか――それを考えながら千鶴は肉棒を弄んだ。

【千鶴】 「んっ……ふ、は……あ、こ、こすれて……んっ、ふぁ、ああっ……」

乳房が捩れ、痺れるような快感が奔る。

【千鶴】 「んっ……ちゅ、んう――っ」

滑りを良くするため、胸の谷間に唾液を垂らす。

【千鶴】 「んっ、ふ――は、あ、んうっ――これで、いかがですか……?」

唾液はすぐに泡立ち、肉茎が濡れそぼつ。
先端部が艶めき、更に淫靡さを増す。

【千鶴】 「は……あ、んっ、ふ、ふぁ、あ、熱くなってます……ああっ……」

乳房で肉棒を上下に扱く。
額から汗が垂れ、丸みを帯びた乳房の上へ落ちる。

【千鶴】 「……は、あ、んっ……ふぁ、あ、んぁ、あっ、んっ――」

自分の手の指が勃起した乳首に触れ、千鶴は身体を震わせた。

【千鶴】 「んっ、あ……は、くぅ、んっ、ふ――ふぁ、あんっ――」

自らの意志で千鶴は乳首を愛撫する。
兄のものを慈しみながらの自慰行為に興奮していた。
兄と同じ快楽を味わっているような気がした。

【千鶴】 「は、あ、んぁ、に、兄さんっ……何も、我慢なさらなくてもよろしいのですよ……?」

何も答えてくれぬ兄にやや苛立ちつつ、千鶴は舌を伸ばし、真っ赤に充血した先端部を舐めた。

【文弥】 「ううっ――」

びくん、と兄の腰が跳ねた。

【千鶴】 「うふっ――兄さん、気持ちいいのですか……?」
251 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:29:58.74 ID:aFMIt3ru0(65/162)
ガッ!

「うっ!?」

股間に激痛が走った。
股間を見るとホームレスが傘の取ってを俺の股間に引っ掛けていたのだ。

「う、おっ、いてえ!」

ホームレスはそのまま傘を上に上げ、俺はつま先立ち


「ぐお!!」

ホームレスが放った強烈なパンチが
252 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:31:01.12 ID:aFMIt3ru0(66/162)
占い研究部
露木理恵(つゆき・りえ)
占い研究部部長。
主にタロットカードを使う占いをしている。

斧寺真須美(おのでら・ますみ)
副部長。
様々な占いをしているが、どれも当たらない。

石崎未来(いしざき・みらい)
一週間前に入部したばかりの新人。

金木志穂(かなぎ・しほ)

沓見凛花(くつみ・りんか)

長内那美江(おさない・なみえ)

卜部直枝(うらべ・なおえ)

東上臨(とうじょう・のぞみ)

豊郷繭子(とよさと・まゆこ)

今宮心奈(いまみや・ここな)

曲直瀬丸絵(まなせ・まるえ)

占観神子(うらみ・かみこ)
占い研究部顧問。
教師をやるまでは占い師をやっていた。
しかし、才能は全く無い。
253 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:31:56.25 ID:aFMIt3ru0(67/162)
「えっ、嘘!?」
先生の授業が余りにも退屈で居眠りをしてしまった私ーー相坂未知は眠りから覚め、そして驚いた。
教室には、誰もいなかったから。
外を見ると、太陽はもうとっくに落ちて真っ暗になっていた。
今度は時計を見る。
時刻は7時を過ぎていた。

「やだ、見たいテレビ始まってんじゃん! 何で誰も起こしてくれなかったのよ!」

イライラが募り、机を蹴飛ばそうとしたが、時間が無駄になるため、私は急いで、鞄に教科書や、ノート、筆箱を入れると教室から出た。

(はぁ、もう最悪だよぉ!)

階段を降りると、下駄箱まで一気に走った。
そして、足を止めた。
誰かがいたから。
その誰かは、下駄箱付近をうろちょろ歩き回っていたけど、私の存在に気づくと、此方へ走り寄ってきた。

「丁度良かった! ねぇ君さ、この扉開けれる?」

走り寄ってきた人物は指を指す。
その先には、玄関の扉があった。

「えーと、鍵が掛かってるんですか?」
「うーん、そうみたい。 押したり、引いたりしたけど、ビクともしないの」

試しに私も扉を開けようと心みる。
しかし、誰かに言われた通り、ビクともしなかった。

「開きませんね…」
「うう…早くご飯食べたいのに…」
「あ、窓からは……」
「あ、その手があった!」

私達は近くの窓を開けようとする。
しかし、窓も扉同様、ちっとも開かなかった。

「どういうことなの……?」
それから全ての階の窓を調べたが、開く窓は一個も無かった。
それだけでは無い。
外へ通じる扉も全て鍵が掛かっていた。
「……あ」
「どうしたの?」
「職員室に行きませんか? もしかしたら先生が残ってるかも」
「あ、その手があった!」
私達は職員室へ向かおうと歩き出す。
そのときだった。
ジャー!
254 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:32:34.60 ID:aFMIt3ru0(68/162)
「ひっ!?」
近くから水を流す音が聞こえた。
「あ、この女子トイレからだ」
彼女がまた指を指す。
指した先には女子トイレがあった。
「誰かいますかー?」
そう言って彼女は女子トイレの扉へ手を伸ばした。
そのときーー。
ガチャ。
女子トイレの扉が開き、二人の女生徒が出てきた。
「あ……」
「っ……」
二人とも驚いたのか、目を見開き、此方を見ている。
「あ、驚かせてごめん! 水を流す音がして、気になったからつい……」
「あ、いえ! 此方こそ、なんか、その……すみません……」
「…とにかく、ここで話すあれだし、近くの教室で話さない?」
「あ、はい。そうですね」

それから私達は近くの教室へ場所を移し、自己紹介をした。
「私の名前は相坂未知です。 ちなみに2年A組に所属してます」
「赤里涼子。 3年D組です」
「き、黄瀬優香です……えと、2年B組です…」
「青山伶奈、優香と同じ2年B組です」
自己紹介は終えた私達はこれからどうするか話し合った。
と、言ってもどうするべきかはとっくに決まっているけれど。

「んじゃ、さっき言ってたけど、職員室に行くわよ」
「はい」
「うん」
私達は
ガラッ!
突然、教室の扉が開いた。
「そこにいるのは誰!」
「きゃ!」
「ひっ!」
思わぬ展開に、私は一瞬だけ怯んだが、扉を開けた人物の顔を見てすぐに安堵した。
何故ならーー。
「紫原先生!」
そう、その人は紫原唯香先生だった。
紫原先生は私のクラスの担任だ。
今年この学校に就任したばかりなのに、生徒達からは結構信頼が厚い。
私も勿論、先生のことはそれなりに信頼してる。
紫原先生は私達の姿を確認すると、ホッとした表情で此方にきた。
「あなた達だったのね。 不審者かと思った」
「先生、あの…」
「言わなくても分かるわ。 扉と窓のことでしょう?」
「は、はいそうなんです! 何処も開かなくて…!」
「落ち着いて。 職員室に行けば鍵があるからそれで出ましょう」
「あ、はい!」
255 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:33:18.36 ID:aFMIt3ru0(69/162)
それから私達は警備員室へ向かった。
「あの、先生……」
「どうしました?」
「他の生徒や先生達は…?」
「恐らくですが……多分、この校舎にいるのは私達と警備員の人だけかと思うわ」
「何故?」
「……実はね、帰りのホームルームが終わった後、気分が悪くなって保健室で横になっていたのよ。 そしたら眠くなって…そのまま寝ちゃって……起きたら真っ暗。 職員室とか行っても誰もいなかったし、正直不安だったわ」
「あ、そういや、私もそうだ。 優香と補修やってたら眠くなって、起きたらそうだったの!」
「…えと、私も伶奈ちゃんと同じです…」
「私は図書室で本を読んでて……私って文字ばかりの本を読んでると眠くなるの。 だからそのまま寝ちゃって…気づいたら夜。 そんで図書室から音を出さないようにこっそりと出て…」
「こっそり…?」
「うん、起きた時にさ、私の隣に誰かが気持ち良さそうに眠ってたからさ。 だからーーあっ!」
「まさか置いてきたの?」
「私、呼んでくる!」
「待って、一人では危険よ。 みんなで行きましょう」
「はーい」

それから私達は軽い雑談をしながら図書室まできた。
紫原先生が図書室の扉に手をかけ、開けた。
中は薄暗かった。
「えーと……あ、いた!」
涼子さんはその眠ってた人物に駆け寄り、肩を揺すった。
「おーい、起きて!」
「んっ……」


「橙田勇介。3年B組です」


「これから警備員室に行くの。 君もついてきて」
「は? 警備員室?」
「うん。 実は扉も窓も全部開かなくて…」
「そんな馬鹿な……いや、ありえるかもな…外はもう夜だ」


二人の男女だった。
男子の方は知ってる。
生徒会長の藍原智己だ。
ルックス良し、成績良し、運動神経良し。
まさに完璧な人間だ。


「村崎真苗、1年C組に所属してます」
そう言って彼女は丁寧にお辞儀をした。


そこには、大量の死体があった。

先生や、警備員さんの死体まであった。
256 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:34:05.82 ID:aFMIt3ru0(70/162)
「……け、警察!」
先生の言葉に私達はハッとする。
そうだ! 早く警察と救急車を呼ばないと!
しかしーー。
「何で…?」
「どういうことなの!?」
ケータイのモニタ画面には、アンテナは立っておらず、圏外の文字だけが映し出されていた。







午後7時48分
「あのぉ……」
涼子さんが手を挙げた。
「どうしたの?」
「えと、トイレに行きたいんですけど……」
「うーん……単独行動は出来れば謹んで欲しいのだけれど……仕方ないわ。どうぞ」
涼子さんは立ち上がると、早足で教室から出て行った。
「他にトイレに行きたい人は? これからもっと暗くなるからなるべく早く行った方がいいと思うわ」
「……じゃあ、僕も」
「私も」
橙田さん、村崎さん、青山さんも続いてトイレへ向かった。

午後7時53分
「先生、大変!」
青山さんが慌てた様子で教室に戻ってきた。
続いて、村崎さん戻ってきた。
「何かあったの?」
「赤里さんがいないんです!」
「何ですって!?」

「個室とか、ロッカーとか調べたんですけど、いなかったんです!」
「他のトイレに行ったんじゃないの?」
「そ、そうね、その可能性もあるわ。 皆、悪いけど手分けして探すわよ」
「はい! あ、橙田君は……」
「私が伝えておくわ」
「はい、お願いします!」
それから話し合った結果、私、青山さん、緑山さん。
そして、黄瀬さん、藍原さん、村崎さんの二つのグループに別れた。
「それじゃあみんな、気をつけて」
先生はそれだけ言って、橙田君の元へ行った。
「それじゃあ行こうか」
私、青山さん、緑山さんは上の階へ向かった。
257 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:34:46.04 ID:aFMIt3ru0(71/162)
「静か、だね」
「ああ。 でも油断しない方がいい」

私達は慎重に歩き、女子トイレの前まで辿り着いた。
「それじゃあ、私達は

しかし、そこには信じられない光景があった。
「……あれ? 緑山君?」
緑山君の姿が何処にも無かった。
「もしかしてトイレかな?」
村崎さんが男子トイレの扉を開ける。
「……おーい、緑山くーん!」
「……いませんね」
「全く、何処行っちゃったのよ…!」
そう言って村崎さんが勢いよく、扉を閉めたときだった。

「ぎゃああぁあああ!!!」

「!?」
「な、何今の!?」
「い、行こう!」

午後8時
悲鳴は下の階から聞こえた。
私達が階段を降りると丁度、先生の姿を見つけた。
「先生!」
「相坂さん!村崎さん!あぁ良かった、無事だったのね!…あら?緑山君は?」
「それが、突然いなくなったんです」
「え、彼も?」
「彼もって…どう言うことですか!?」
「…実は、橙田君も、急にいなくなったの」
「そんなっ!」
これで、行方不明者は三人になった。
彼らは一体何処へーー
いや、そんなことより。
「先生、さっき悲鳴が聞こえましたよね!」
「あ、そう言えばそうだったわ…確か、こっちの方よ」
私達は先生と共に悲鳴の元へ急いだ。
「あ、あれって…!」
暫く走り続け、私達は黄瀬さん達のグループを見つけた。
「みんな! さっき悲鳴が……」

美術室の中を覗くと、そこにはーー。

「赤里さん……!」

そこには、血塗れになって横たわっている赤里さんの姿があった。
私は恐る恐る、彼女に近づく。
もしかしたら、私達を驚かせようと死んだフリをしてるのかもしれない。
そんな淡い期待を持っていたが、すぐにそんな期待は打ち砕かれた。
頭部が完全に陥没していて、死んでることは一目瞭然だった。

「あ、かさとさん…、何で……」
258 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:35:34.08 ID:aFMIt3ru0(72/162)
「赤里さん……」

そこには、血塗れになって横たわっている赤里さんの姿があった。
私は恐る恐る、彼女に近づく。
もしかしたら、私達を驚かせようと死んだフリをしてるのかもしれない。
そんな淡い期待を持っていたが、すぐにそんな期待は打ち砕かれた。
服の上から何度も刺され、死んでることは一目瞭然だった。

「あ、かさとさん…、何で……」

259 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:36:20.58 ID:aFMIt3ru0(73/162)
「ゆっ……?」



「やべでぇえええ!!」

れいむは必死に命乞いするが虐待鬼委惨は首を横に振り、包丁を容赦無く振り下ろした。

「ぐぴっ!!」
「ゆんやぁあああ!!」
「でいぶぅうううう!!!」
「ぼうやべでええええ!!」

既に三匹殺され、残りのゆっくりれいむ、まりさ達は泣き喚き、逃げ纏う。
鬼委惨は笑いながらゆっくり達を追いかけた。



「ばでぃざぁ! どこにいけばいいのぉ!?」
「しずかにするんだぜ!みつかっちまうぜ!!」

とあるゆっくりれいむと、ゆっくりまりさはアリーナ4階通路を慎重に歩いていた。

「……いないのぜ!れいむ、いくのぜ!」
「うん!」

二匹は走り出す。
しかしーー。

「うーうー!」
「あまあまさんだどぅ!」
「ゆんやぁ!! どぼじでぶらんがいるのぉおおお!!」
「いやだぁああ!!ばでぃざじにだくなぃいい!!」



ビー!ビー!ビー!

「ゆっ!?」
「なんなんのぉ!!この音ゆっくりできないぃいいい!!!」

『残り95匹』

「ゆびっ!!」
「いやだいやだいやだぁあ!!れいむじにたくないいい!!」
「れいみゅちにちゃくにゃいぃ!!」

260 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:36:48.99 ID:aFMIt3ru0(74/162)
 慎也は竜二の襟首を掴むと、頭突きを鼻っ柱に叩き込んだ。喧嘩においての最初の一撃は、頭突きが良い。威力があるし、相手の戦意を喪失させる事が出来る。だが、竜二も喧嘩に関しては百戦錬磨だ。決してひるまず、逆に頭突きを返してきた。

 慎也と竜二は、同時に鼻腔から血を噴き出させた。間髪入れず、慎也は右ストレートを放つ。が、クロスカウンターで竜二の拳を顎に喰らってしまう。脳髄まで衝撃が響き渡り、一瞬、意識が飛びそうになった。
261 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:38:08.08 ID:aFMIt3ru0(75/162)
騙し合いハウス
微妙すぎだったわ……
女は根野しか死ななかったし、
262 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:38:41.08 ID:aFMIt3ru0(76/162)
青木愛・脱落 吉野
石田エレーヌ・脱落 いとう
いとうあさこ・優勝
おのののか・脱落 いとう
高山一実・脱落 吉澤
橋本マナミ・脱落 おの
まちゃまちゃ・脱落 青木
山川恵里佳・脱落 おの
吉澤ひとみ・脱落 ラブリ
吉野紗香・脱落 山川
ラブリ・脱落 おの
遼河はるひ・脱落 おの
263 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:39:51.58 ID:aFMIt3ru0(77/162)
11月15日。
もうすぐ受験なのだが、3年2組大半の生徒達がそれぞれの時間を楽しんでいた。






このクラスの女子の大半が麗香がリーダーのギャルグループだ。
藍田愛(女子1番)、五十嵐萌子(女子2番)、上坂陽子(女子3番)、江沢奈美子(女子4番)の4人は黒板に色々な落書きをしていた。
そのすぐ近くでは河合椛(女子6番)、木下莉乃(女子7番)、斎藤紘子(女子8番)、佐藤怜子(女子10番)、町田三四子(女子13番)が下品なトークを繰り広げている。



「あーもう!あんたら静かにしてよ!勉強に集中出来ないじゃない!」

クラス委員長の大中寿美礼(女子5番)がバンッと両手で机を叩き、ギャルグループを睨んだ。

「なーに怒ってんのよ。彼氏出来ないからってカリカリすんなって。キャハハハ!」

麗香が笑い、それにつられて他のメンバーも一斉に笑った。

264 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:40:20.16 ID:aFMIt3ru0(78/162)
08
渡辺弘(男子20番)は出発後、1号館のすぐ近くに生えていた草の茂み(数分前に近藤美穂(女子9番)達が隠れ、そして和英智樹(男子17番)に襲われた場所だが弘の知る由ではない。)に隠れた。
腕時計を見て時刻を確認する。

ーーー後少し。

少しして、1号館から一人の少女が出てきた。
弘は茂みから飛び出し、懐中電灯のライトを少女に当てた。
ライトを当てられた少女は最初は驚いた表情を見せたが、すぐに安堵し、こちらへ駆け寄ってきた。

「待っててくれたのね弘!」

そう言って最後に出発した若村朋美(女子20番)が涙目で弘に抱きついた。

「朋美、すぐに離れよう。もしかしたら誰かが待ち伏せしてるかもしれない」
「う、うん……でも」

朋美は周囲をキョロキョロと見回している。
恐らく、朋美と同じグループの

二人は手を繋ぎ、走り出した。



暫くして、二人は2号館を見つけた。

「朝まであそこに隠れよう」
「そう、だね」

二人は中に入る。
取り敢えず、手前の教室に入った。

「……いない、な」

教室に誰もいないことを確認すると、すぐに鍵をかけた。



「……ねえ、これからどうする?」

少し落ち着いて、二人はこれからのことについて話し合うことにした。

「どうする、か……朋美はどうしたい?」
「んー……そうだね、燎子と美穂と友里と実里を探す」

朋美は俯き、そう答えた。
多分、自分と同じグループの彼女達のことを心配してるのだろう。
さっき銃声やマシンガンのような音も聞こえた。
暫く間を置いた後、弘は言った。

「俺は……ここから脱出したい」

弘の考えを聞いて、朋美は顔を上げ、目を見開いた。

「何だよその顔」
「え、だ、だって……脱出なんて……」
「無理と決まったわけじゃない。過去にもプログラムから抜け出した例がいくつもあるんだ。だからここから逃げる方法は必ずあるはずなんだ」



でも、もし脱出が無理だったなら、俺はーー。
いや、やめよう。
もっと前向きに考えなければ。

「朋美、今の内に眠っとけ。 最初の放送が終わったら動く」
「うん、わかった」

朋美はコクンと頷き、デイパックを抱えたまま、目を閉じた。
少しして、寝息が聞こえた。

265 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:40:48.17 ID:aFMIt3ru0(79/162)
いける。
絶対にいける!
今度こそあいつに勝てる!



朝倉和音(女子2番)はコルト・パイソンに握り締め、静かに笑った。
最初に明石美雨(女子1番)を襲ったときは鎌だけだったが、今は違う。
今は若佐真樹夫(男子18番)を殺して奪ったコルト・パイソンと木嶋影郎(男子7番)を殺して奪ったM1911がある。
これさえあれば簡単に勝てる。

あの女を殺したら次はどうしよう?
このまま殺し回るのもいいけど……そうしたら疲れちゃうし、


曲がり角を曲がった瞬間、動きが止まった。
そこにいたのはーー。

ーー明石美雨!!

後姿の明石美雨がいた。
思わず顔がにやけた。
今度こそ仕留める。
絶対に出来る。

和音は銃を両手で握り、銃口の狙いを美雨の背中に定めた。

ーーばいばい、おバカちゃん。

そして、銃声が鳴った。
しかし、銃声は和音の銃からでは無かった。

ーー誰!?

そう思った瞬間、右脇腹に激痛が走った。

「がっ!」

痛みに耐え切れず、崩れ落ちた。

ぱぁん!

倒れた所でまた銃声。
それと同時に和音の身体から血飛沫が巻き散った。

「あぅ! ぐ、ぅあ!」

ーー痛い、痛い!
誰、誰なの!?
誰が私をーー。

振り向こうと首を動かそうとするが殆ど動かない。
そして、再び銃声。
同時に和音の頭部が大きく揺れ、血と脳髄が辺りに飛び散った。



銃声が聴こえた瞬間、明石美雨は咄嗟に後ろを振り向いた。
そこには地面に倒れてる朝倉和音とーー。

「こんにちは、明石さん」

銃を握り締めた柳瀬美蘭(女子18番)だった。


女子2番朝倉和音 死亡

【残り3人】
266 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:41:44.68 ID:aFMIt3ru0(80/162)
20
6号館の5階には図書室が存在する。
中はとても広く、個人で読書をするためにプライベートルームも存在する。
鍵もついており、隠れるにはうってつけの場所だ。
そして、そこには4人の女子が隠れていた。

「残りは……31人……」

近藤美穂(女子9番)は名簿はじっと眺め、小さく呟いた。
死んだ人には申し訳ないが、幸いにも友人の河瀬美希(女子7番)や若村朋美(女子20番)が呼ばれずホッとした。

「美穂、みんな、ちょっといいかな?」

木原燎子(女子8番)がその場にいるみんなに声をかける。
美穂を含め、みんなが燎子の方へ視線を向けた。

「そろそろさ、私達図書室から出ない?」
「え、何で?」

斎藤実里(女子10番)が疑問の声を上げる。
実里の隣にいる田中友里(女子11番)も実里と同意見らしく、首を傾げた。

「んー……だってここさ、入り口が一つしかないじゃない。逃げるのに不便じゃない?」
「不便って……鍵が掛かってるし平気よ」
「ううん、鍵を壊されたら終わりよ。そして殺されるわ。こんな風にーーー」

燎子はスカートに差し込んでたデザートイーグルを実里に向け、そしてーーー。
ぱんっ、と乾いた音が部屋中に響き渡った。

「え……?」

実里がぱたりとその場に倒れた。
額に穴を開けて。
そこから血がどくどくと溢れ出した。

「ひっ、あーーー」

友里が悲鳴を上げようとした瞬間、また銃声が鳴り、友里の左胸から血が噴き出した。
友里が倒れ、燎子は美穂に銃口を向けた。

「り、つこ……? ……何で……?」

震える声で美穂は燎子に尋ねる。
燎子はふふっと微笑んだ。

「馬鹿ね。生き残れるのはたった一人だけよ。じゃあね」

三発目の銃声が鳴り、美穂は倒れた。
美穂が最期に見たのはーーー燎子の姿をした悪魔だった。



終わった。
燎子はデザートイーグルを再びデイパックに仕舞った。

ホント、バカで助かったわ。
美穂も、友里も、実里も。
ホントに三人とも、私を信じてくれてありがと。
あんたらのことを美談にして親達に伝えるわ。
私を庇って死んだとても友達思いの女の子達だ、ってね。
ま、生き残れたらの話だけど。

ふふ、と微笑み、燎子は図書室を後にした。


女子9番近藤美穂 死亡
女子10番斎藤実里 死亡
女子11番田中友里 死亡

【残り26人】
267 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:43:50.15 ID:aFMIt3ru0(81/162)
07
「女子9番近藤美穂さん」

近藤美穂(女子9番)は暗い表情で席を立ち上がり、デイパックを受け取った。

何で、私達がこんなことしなきゃいけないんだろ?こんなの、絶対に間違ってるのに。

担当教官に何か言ってやりたい。でも、恐怖が上回り、言えなかった。美穂そのまま外に出た。



外に出た美穂は何処に行けばいいのか迷った。「何処、行ったらいいんだろ?」

取り敢えず左方向へ一歩進んだとき、近くの茂みからガサガサ、と音を立てた。

「っ!? 誰!!」「美穂!私よ!」

数分前に出発した木原燎子(女子8番)が茂みから飛び出してきた。「燎子!良かった!何処か行っちゃったって思ってた!」「待ってて当然よ!それより早く!」

燎子は美穂の腕を掴み、先程の茂みに突っ込んだ。

「ここね、以外と見つかりにくいのよ。 だから隠れるには売ってつけの場所だわ」「へぇ、そうなんだ」

それから少しして斎藤実里(女子10番)、田中友里(女子11番)とも合流することが出来た。「後は朋美だけだね」「そうだけど、確か最後に出発するんだよね」

友里が不安そうに言った。確かにその通り、若村朋美(女子20番)は最後に出発する。朋美が出発するまでかなりの時間が掛かる。それまで自分達は待っていられるだろうか?その時、燎子が口を開いた。

「ね、一応さ武器を確認しとかない?」
「武器、か……そういやそんなものも入ってたんだっけ」「私の何だろ?」「えーと、私の武器は……」

少しして美穂達はお互いの武器を見せあった。美穂の武器は縄跳びだった。外れだと落ち込んだが、燎子が「鞭とか足を引っ掛けるトラップに使えるかもよ」と言ってくれたので、取り敢えず当たりと思い込んでおくことにした。
実里の武器は風邪薬だった。燎子が「これで風邪になっても安心ね」と喜んでいた。友里の武器はアイスピックだった。燎子は「無いよりマシ」と言ってくれたが、苦笑していた。

「それじゃ、最後は燎子だね。 武器見せて」「……うん、私のは、これ」

燎子はデイパックから銀色に輝く塊ーーーデザートイーグルを取り出した。
それを見た三人は目を見開いた。

「り、燎子……それ……」

実里が震えた声で燎子に問う。
燎子は俯いたまま言った。

「本物。説明書と銃弾も入ってた」

四人に沈黙が訪れた。
これを人に向けて撃てば、間違いなく死ぬ。

「ちょ、ちょっとみんな、黙らないでよ! 私がやる気になってるって思ってるの!?」「い、いや、違う! 違うからね!」「わ、私も疑ってないよ! ただ、その、銃を生で見たの初めてだったから……」「そうそう! 誤解しないでーー」

その時、ズドン、と大きな音がした。瞬間、友里の足元の土が抉り取られた。

「ひっ!?」

突然のことに友里は咄嗟に飛び退く。そして、銃声。今度は燎子のすぐ近くに生えている木に命中した。

「嘘、何!? 何よこれ!?」
「みんな!逃げよ!!」

燎子の言葉に全員が頷き、一斉に走り出した。その後も何発か銃声が鳴ったが、幸運にも誰にも当たらなかった。



「皆逃がしちゃった」

和英智樹(男子17番)は残念そうにマイクロウージーを下ろした。

「ま、いいかどうせ生き残るのは僕なんだし」

ウージーを見つめ、ふふ、と笑った。

これさえあれば僕の優勝は確実。
見てて、パパ、ママ。絶対に生きて帰るから。安心してね。

こうして智樹はゲームに乗った。智樹はデイパックを担ぎ直し、クラスメイトを[ピーーー]ため歩き出した。


【残り38人】
268 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:44:24.33 ID:aFMIt3ru0(82/162)
35
俺はーーとんでもないことをしてしまった。
取り返しのつかない、大変なことを。



佐倉大貴は北西エリアの端っこで膝を抱えながらガタガタと体を震わせていた。

「俺は……匠を……」

何度も蘇るあの光景。
友人の小沢直己を射殺した浮田匠。
そして、その匠を撃ち[ピーーー]自分。



背後から声がした。
咄嗟に振り向きーー目を見開いた。
そこには、クラスで大人しい部類に入る和英智樹がマシンガンを構えていた。

「とも、き……」
「ここにいたんだ。 随分時間がかかったよ」

智樹の目を見て、大貴は確信した。
智樹も、殺し合いに乗ってる。
無意識に銃を向け、引き金を引こうとしたが、一瞬だけ早く、智樹が早く引き金を引いた。
マシンガンの銃口が大量の鉛玉が放たれ、全弾、大貴の体に命中した。

「あーー」

銃が手から零れ落ち、視界がグニャリと揺れた。

ーー直己。

最期に友人の顔を思い浮かべながら、大貴の体は崩れ落ちた。



「……ふぅ」



【残り9人】
269 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:45:31.30 ID:aFMIt3ru0(83/162)
34
大下弥生(女子5番)は3号館付近にある草の茂みの中に隠れていた。

数時間前に幼馴染の伊月伴太(男子2番)に声をかけられた。
伴太は武器を持っていなかった。
でも、信用出来なかった。
もしかしたら武器を隠してるかもしれない。
そして、油断してる隙に殺されるかもしれない。
そう思うと、幼馴染でも怖くなり、逃げ出してしまった。

「もう……もう、誰も信用出来ないよ……」

蹲り、ポロポロと涙を零した。



それからどれくらい泣き続けていたんだろう。
突如、足音が聞こえ、弥生は顔を上げた。
草の隙間からそっと伺う。
そこにいたのはーーー。

「嘘……」

幼馴染の伊月伴太だった。
伴太は相変わらず武器を持っていない。

ーーーどうして?
どうして武器を持たないの?
……もしかしたら、私、勘違いしてた?

そう思った瞬間、一気に伴太に対する罪悪感がのしかかってきた。

……私、謝らなきゃ!
許してくれるか分からないけど、謝らなきゃ!

伴太を信じることを決意した弥生は草むらから飛び出した。
瞬間ーーー。

「ぎっ!!」

伴太の腹部に細長い棒のような物が生えた。

え……?
何、あれ?

あり得ないものを目にした弥生は動きを止めた。
しかし、それが命取りになった。

「あぐっ!!」

弥生の下腹部に激痛が走った。
恐る恐る、下を見る。
そこには、伴太と同じ、細長い棒が生えてーーーいや、突き刺さっていた。

「な、に……こ……れ……」

震える手で棒に触れた瞬間、風を切る音がした。
それと同時に左太腿にまた棒が突き刺さった。

「ぎゃ!!」

二度もくる激痛に、弥生は耐え切れず、地面に倒れた。
270 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:46:10.97 ID:aFMIt3ru0(84/162)
「や、よい……」

幼馴染の声がする。
でも、動けない。
誰が、こんなことーーー。

「ふふ、二人共、生きてるわね」

声が、した。
女子の声が。
あの声、もしかしてーーー。

「二人共、まだまだ死ぬのは早いわよ」

弥生の視界に柳瀬美蘭(女子18番)の姿が映り込んだ。

「み……らん……」
「名前呼ばないでくれる?」

美蘭は弥生の下腹部に刺さったボウガンの矢を引き抜くとそれを伴太の右腕に突き刺した。

「がぁああ!!!」
「煩い」

美蘭は弥生の靴と靴下を脱がせ、靴下を伴太の口へ突っ込んだ。

「ぅっ、ううぅうう!」
「まだ煩いわね。でも多少はマシになったわ」

美蘭は満足そうに笑うとデイパックから新たなボウガンの矢を取り出した。

「や……やな、せさん……ど、どうして……」
「……復讐、かな」

ニッコリ笑い、そう答えると、矢を弥生の右腰に突き刺した。

「ぅあああ!!」
「だから煩いっての」

美蘭は弥生の顔面を思い切り蹴り飛ばすと、弥生の腰に突き刺さったナイフを引き抜いた。
271 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:46:54.10 ID:aFMIt3ru0(85/162)
「次、悲鳴上げたらあんたと伊月君[ピーーー]から」

伴太の首元に矢を突き付けると、顔面全体が血塗れの弥生は震えながらコクコクと頷いた。

「さあて、お次は……」

美蘭がデイパックへ目を向けた瞬間ーーー。
伴太が両足で美蘭の身体を蹴り飛ばした。

「きゃ!?」
「殺されて、たまるか!」

腕と腹部に刺さった矢を引き抜き、美蘭に飛び掛かった。

「あ、伴太!!」
「弥生、逃げろ!こいつは危険だ!直ぐにーーー」

伴太の言葉は続かなかった。
突如、ぱんっと乾いた銃声が鳴り、その直ぐ後に伴太が倒れた。

「え、と、伴太?」

名前を呼ぶ。
しかし、返事はない。
その数秒後、気づいた。

伴太の額に穴が開いてることに。
額からは真っ赤な血が噴き出していた。

「あぁ、ああぁあ……」
「あーあ、もっと苦しめようと思ったんだけどなぁ……ま、いいや。時間ないし」

伴太の命を奪った犯人、美蘭はコルト・ガバメントの銃口を弥生に向け、撃った。
銃弾は弥生の心臓を正確に撃ち抜いた。

「あぶっ」

血を吐きながら、弥生は倒れた。

「さぁて、

クスリと笑い、美蘭はその場から去って行った。


男子2番伊月伴太 死亡
女子5番大下弥生 死亡

【残り10人】
272 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/30(月) 09:47:20.41 ID:aFMIt3ru0(86/162)
33
「あっ……」

休憩しようと公園へ立ち寄った本戸麻耶(女子13番)は動きを止めた。
目の前で、誰かが倒れていた。

「あの、大丈夫ですか?」

声を掛けながら麻耶は近づく。
そして、分かった。
倒れてるのは光井春奈(女子15番)だということに。

「光井さん……」

彼女の顔は苦痛に歪んでいた。
きっと、苦しみながら死んだのだろう。

ーー私も、こんな風に死んじゃうのかな?

そう思うと少しだけ怖くなった。



それから少しして麻耶はコンビニへ移動した。
理由は単純、お腹が空いたから。

「あ……」

そして、また見つけた。見つけてしまった。
櫓冬明人(男子16番)と司馬祐樹(男子11番)の遺体を。
二人とも、春奈と同じく苦しんだ顔だった。

「やっぱり、死ぬのは苦しいんだ」

二人の死体を見て食欲を失った摩耶はコンビニを後にした。



それから暫く歩いて、麻耶は立ち止まった。
この先は進んでは行けない。
そんな気がする。
どうしてだろう?
そんな疑問を持った瞬間、後ろから誰かに突き飛ばされた。

「えーー?」

よろけた摩耶は後ろを向く。
そこには、


女子13番本戸麻耶 死亡

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