[過去ログ] 絹旗「上条!暗部で超独立しましょう!」 (1002レス)
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101 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:06:14.91 ID:4hE0Ji1sO携(21/29)
絹旗「ばかばかばーか。ホントにばーか。上条は超愚か者です!『大きい胸より小さい胸!』って高らかに宣言したくせに!」
絹旗の脳内では、上条に関するありとあらゆる思い出に全自動フィルターがかかっております。
絹旗「いかに丸くなったとはいえ麦野ですよ!?やっぱりあの超ビックサンダーマウンテンのせいですか!!?垂れてしまえ!!!」
絹旗は般若の如し形相で壁パンを繰り返す。こうして第19学区で2棟目の無人ビルが犠牲となった。
絹旗「あぁぁぁぁ!麦野に上条超取られたらどうしましょう…何となく……嫌です!」
電子音が鳴った。
絹旗「上条!?」
最近の絹旗はこの調子である。携帯がなれば驚くべきスピードで取り、上条かどうかを確認する。
浜面が電話をかけたらなおのこと機嫌が悪い。…しかし今回は、にやけた顔から察するに上条からのメールと見て違いない。
102 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:08:12.66 ID:4hE0Ji1sO携(22/29)
絹旗「なになに、『絹旗、さっきは悪かった』……え、これだけですか?」
そうじゃない。そうじゃないのだ上条当麻。今の乙女絹旗が求めている文はそれではない。
絹旗「…超イライラしてきました。『超大っ嫌いです!もう一生話しかけないでください(¬_¬)』…っと、送信。」
ご丁寧に顔文字付き。
絹旗「こうなったら超映画でも見に行きますか!超久しぶりに悶々としてきましたし…C級映画でリフレッシュです!」
絹旗は携帯の電源をOFFにして、映画館へ向かったのだった。
103 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:08:43.16 ID:4hE0Ji1sO携(23/29)
上条「うぉぉ…『超超超超大っ嫌いです!もう一生金輪際、何があってもなくても話しかけて来ないでくださいエロ条!!!』とか来た…死にたい」
絹旗もそこまでは言っていない。
お前の目は節穴かとでも言いたくなるくらい全ての事柄がネガティブに見えるように思考が傾く上条。げっそりとしていた。
上条「うぉぉ…絹旗…本当にすまなんだ…何で怒ったのかは分からないけどこんな俺を許してくれ…」
周囲の目を引きまくる上条。
自分が今表の世界では指名手配のように追われている身だということを覚えていないのだろうか。
「ねぇ初春…あの人失踪したっていう人じゃない…?」
「え?……あぁ!お手柄ですよ佐天さん!!」
「よーっし!そうと決まれば尾行だね!」
上条「ん?…?…絹旗ぁ…許してくれ…」
104 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:09:21.46 ID:4hE0Ji1sO携(24/29)
『えー、風紀委員より第7学区の皆様にお知らせだにゃ…お知らせです。』
上条「?ここの事だよな?」
初春「風紀委員から?どうしたんでしょうか??」
ザワザワと騒ぎ出す周囲の人々。
何だ、何か事件でもあったのかとの声もあがる。
『今セブンスミストという施設の入り口前に立っている、パーカーのフードを被った男は3ヶ月前に失踪した学生と思われます。』
初春「!?」
佐天「!?」
上条「何でばれて!?……あっ」
自分で驚きの声をあげたのは失敗である。
一気に全視線が上条に向いた。
上条「あ、あはは…それじゃ!」
『確保のご協力を要請します』
上条「不幸だぁぁぁぁぉぁ!!!!」
105 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:09:48.86 ID:4hE0Ji1sO携(25/29)
上条「何でいきなりばれて…、てか風紀委員ってあんな放送もするのか」
上条が逃亡して来たのは、河原。
なかなかに痛いくて思い出深い場所である。
上条「…そういえば、ビリビリは元気してっかな…」
御坂「えぇ、とっても元気よ?」
元気なら良し。人間は健康が第1だ。
上条「そうか、そりゃあよかった。見ろよお前のレールガンの跡。まだ残っ…て…」
御坂「やっほー♪」
御坂美琴。常盤台のビリビリ電撃娘がそこに居た。
上条「なっ、なっ、ご、ゴホン。おぉ、あなたは常盤台の御坂美琴様ではないですか!僕はただのファンですサインください!」
無理がある。
御坂「あははー。何でただのファンがアタシとあいつの決闘の事知ってるのかなー?しかも」
御坂の放電が始まった。右手にコインを構えての、一撃必殺の攻撃体勢。
御坂「あんた今ビリビリつってただろうがーーーーっ!!!」
106 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:11:45.56 ID:4hE0Ji1sO携(26/29)
…細かな点を指摘すると実際のソレではないのだが、御坂とその周囲はそう呼んでいる。
年端もいかない頃から血の滲むような努力を積み重ねてきた、彼女にのみ許された最強の矛であり、代名詞。
それが”学園都市、第3位のレールガン”である。
上条「くぉあ!?」
場慣れしてきたといっても、所詮はただの元男子高校生。
音速に達するレールガンを右手で対処する事ができる反射神経など持ち合わせる筈がないのだが…
上条「…あ、危なかった…久し振りに食らってびびった…」
上条は受け止めていた。
だが、攻撃を受け止めた反動か、それとも風か何かか。
上条の頭をすっぽり隠していたフードはとれ、ウニ針がピン、と天を指した。
上条「あっ…」
御坂「いたいたいやがったわね、アンタ。やっと見つけたわよ上条当麻!」
上条「なんなんだよ!出会い頭にレールガンなんて…[ピーーー]気ですかぁ!?」
御坂「アンタが失踪なんてするからでしょうが!!…アンタん所の先生、っていうちっちゃいピンク髪の子が訪ね回ってるわよ。」
ちっちゃいピンク髪の子で、上条の先生。
該当するのは1人しかいない。
107 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:12:45.20 ID:4hE0Ji1sO携(27/29)
『上条ちゃーん』
上条「小萌先生…か。」
上条の涙腺が少し緩んだ。
小萌という教師の存在をきっかけに、捨てきれなかった未練が、次から次に涙となって溢れてくる。
御坂「ちょ、ちょっと…何泣いてんのよ…」
上条「俺は…俺は…」
俺は何のために光に背を向けたんだ?
上条「分からねぇよ…ぉぉ!!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーっ!!!!!!!」
御坂「…」
泣き崩れる上条。そっと背中を抱く御坂。
2人しかいるはずの無い河原を、ショートボブの影がじっと見つめていた。
108 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:13:13.51 ID:4hE0Ji1sO携(28/29)
上条「…すまない」
目を泣き腫らした上条は落ち込んでいた。
まさか女子中学生にあんな無様な姿を見られるなんて…と。
御坂「いいわよ、別に。アンタにも事情があったんでしょ?」
上条「…あぁ。」
御坂「じゃあアタシは聞かないし止めない。……でもこれだけは約束しなさい。」
上条「?」
御坂「絶対に帰ってくること」
上条「…」
御坂「それじゃあね。また、会いましょ。」
上条「また、な…。」
109 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:16:18.32 ID:4hE0Ji1sO携(29/29)
,
ここでVIPにカキコしていないストーリーを最初に挟みたいと思います。
すこしずつペース合わせということで…
∧,,∧
(;`・ω・) 。・゚・⌒) 回鍋肉作るよ!!
/ o━ヽニニフ))
しー-J
110 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 21:17:29.84 ID:0wP/dMlko(5/5)
また回鍋肉かよwwww
111 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 23:27:29.09 ID:kFfqPftx0(57/57)
書きだめしたものを全消ししてしまった…
もう諦めて6年間書いてしまえよ、って心の中でナニカが囁い…ぐぁぁぁっ!!
112 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 23:30:46.05 ID:7PSMRZ3j0(1)
待ってる
113 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 23:31:14.71 ID:nZxEoi9mo(1)
もう一回書き溜めればいいではないか
114 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/09(日) 23:32:50.42 ID:u234iYhQo(3/3)
頑張ってくれ
115 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 01:19:26.13 ID:tMkt/Ieho(1/2)
全消しとかって最近のパソコンであるのか???オートセーブというか、バックアップあるだろ??
116 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 01:20:58.88 ID:tMkt/Ieho(2/2)
あ、別に>>1を責めてるとかではなく。
お話はとても面白い!!
117 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 01:33:45.78 ID:7uSZX6i40(1)
わたしまーつーわー
118 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 03:36:49.63 ID:XQpyyxuIo(1)
急がなくていいからはよ!
119 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 03:50:12.07 ID:xYpXaPpuo(1)
あーこれは>>1逃亡パターンですね、分かります
120 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 05:36:49.00 ID:2rA7mXYC0(1)
待つわよ
121 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 06:27:40.40 ID:lqmlIzRB0(1)
過去ログあるよ
122 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 07:40:06.76 ID:0QWi09H30(1)
6年後で待ってるからはよ
123 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 08:40:35.50 ID:J3d80sGp0(1/3)
内容を忘れるのが怖い…
学校行って来ます
124 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 10:03:46.75 ID:wq9v1kS40(1)
乙です、〉1ガンバ\(*⌒0⌒)♪
125 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 16:48:05.72 ID:J3d80sGp0(2/3)
御坂が立ち去った後、フードを被り直した上条は川をボーッと眺めていた。
上条「…はぁ。」
中学生の女の子に弱音をぶつけてしまった事もそうだが、道行く女子学生2人組に写メられた事が何より恥ずかしい。
頭に花が咲いている子とロングヘアの子が、面白そうに携帯にて撮影していたのだ。
上条「ビリビリの知り合いだったら消してもらおう…」
違う意味の涙が出てきた。
上条「……はぁ、俺は何をやってんだかなぁ。」
何の為に闇に堕ちたのか。
絹旗の為に決まっているじゃないか。
今更そんな事を自問自答しているのか。
光に帰りたいか?帰りたいに決まっている。だが、絹旗が隣にいないのであれば意味がない。
上条「絹旗が闇に居るなら、俺は這いつくばってでもついて行く。それでいいだろ。」
上条は、何故絹旗にここまで執着するのかまだ自覚が無い。
絹旗共々、その気持ちに気付くのはもっと先になりそうだ。
126 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 16:55:26.46 ID:NnWLrmito(1)
おかえり
127 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 17:22:23.31 ID:J3d80sGp0(3/3)
ふと、盛大に腹が鳴った。
上条「…昼飯食いに行くかな。 」
今まではひょいひょいファミレスにも行くことすらも難しかったが、インデックスの帰国と、仕事の給料によって大分金回りも随分と良くなってきた。
もっとも、闇の仕事での給料が一番金回りを良くしているし、上条自身それを受け取っているので今更暗部についてとやかく言う資格はない。
上条「……」
珍しく考える事がいっぱいである。
128 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 22:14:58.54 ID:783GrxXi0(1)
さよなら
129 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 22:18:48.27 ID:iR2zVpbSO携(1)
こっちに立ったか
前スレでも言ったが片仮名は全角にしてくれ
フレンダでなくフレンダで
あと半角の擬音は>>1の書き方だと無くてもわかるし要らない
これだけ直してくれ乙乙
130 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 22:24:18.31 ID:qHUJU7Bt0(1)
VIPと違って規制入るから目欄にsagaいれた方がいいんじゃね
131 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 22:29:22.72 ID:Z5xhn4Kuo(1)
がんばれー
132 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 22:43:15.78 ID:wTVN2D+60(1/6)
上条「ファミレスにするか…それともたまには自分にご褒美って事でちょっとお高い所に行くべきか……」
ふらふらと歩きながら思考を巡らせる。
ちょっとお高いと言っても、大手チェーン店から普通のレストランに変わる程度。
豪華な店に行く事……いや、そんな店があるという事を都市伝説くらいにしか考えていなさそうだ。
金回りが改善しても、そこら辺の貧乏根性は抜け切れていないご様子の上条だった。
上条「んー。」
「上条」
後ろから聞き慣れた声に呼び止められる。
上条「絹旗…」
絹旗「…」
133 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 22:48:03.00 ID:wTVN2D+60(2/6)
何とも言えない表情を浮かべた絹旗と上条の間に微妙な空気が流れる。
上条「…」
絹旗「……」
上条「えっと、そのだな…さっきはゴメ」
絹旗「それは超いいです。気にしてませんから。」
上条「え、」
正直なところ、激怒されると思っていた上条は間抜けな声をあげた。
絹旗「それより話があるので超ついてきてください。」
134 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 22:53:22.77 ID:URNAYlq40(1)
会話文の文末句点もなくていいかも
135 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 22:57:01.29 ID:wTVN2D+60(3/6)
連れて来られたのは、初デートでも訪れたあの映画館。
上条が暗部に入った後も、何度か2人で映画を観に来ていた。
上条「…な、何かの映画を見るのか?」
絹旗「……」
絹旗は何も言わずに、映画館前のポスターを見つめている。
上条「…ええっと」
何故だ。
何故この子は黙りこくっているんだ。
また何か怒らせただろうか。
上条は冷や汗をだらだら流して、その時を待った。
絹旗「私が。」
上条「…!?」
絹旗が話を切り出したのは、15分程立った頃。上条は待った時間が長かったところに驚いたのではなく、振り返った絹旗が涙を流していた事に驚いた。
136 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 23:12:30.89 ID:wTVN2D+60(4/6)
絹旗「私が上条の超枷になってるんじゃないですか」
上条「…枷?」
いきなり何を。と続ける上条の言葉を絹旗が話を続けることで遮った。
絹旗「私が、上条の表に帰りたいという想いを超押し潰してませんか……?本当は、泣き出したいほどに、表に帰りたいと思っていませんか!?」
上条「…!」
河原での件を見られていたのだろう。
一見しても精神感応能力でもない限り、御坂とのやりとりから上条の本心を悟る事はまず不可能に近い。
…だが。
運命の悪戯か否か、短い期間でお互いの1番近い距離辿り着いてしまったが故に、相手の考える事に早く気付き易くなってしまった。
それが今、絹旗と上条の双方に心の迷いを生じさせている。
上条「…お、俺はそんな事。考えて無いぞ。」
そして上条は、間違った選択肢を選んだ。
137 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 23:20:50.80 ID:wTVN2D+60(5/6)
絹旗「…ッ⁉︎」
上条「……絹旗?」
絹旗が目を見開いた。
信じられないとでも言いたげな目だった。
上条「絹」
絹旗「信じでだ…のに…」
上条「!」
絹旗「ホントの事、言っでぐれるって、超、信じてた、のに…っ!」
上条「…違う、違うんだ」
絹旗「じゃあ!何で超嘘なんてつくんですかっっっ!!!」
これが上条が選んだ選択の代償。
相手の事を思いやる『嘘』は、時に相手の心を無情にも斬りつける事がある。
138 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/10(月) 23:30:49.47 ID:wTVN2D+60(6/6)
そしてそれは、2人の関係にも傷を付ける。
上条「嘘じゃ…ない…。俺は”ここ”も好き、だ」
絹旗「私は!この数ヶ月ずっと一緒にいたんです!上条の嘘をつくときの癖くらい超分かってるんです!!」
泣きながら、周囲の目も気にせず、喉が潰れるくらい叫んだ。
どうしてこの人は自分にも『帰りたくない』なんて嘘をつくのか。
…分かりたくもない。胸が余計に苦しくなるだけだ。
上条「……」
悔やんだ。
今、上条は己の過ちを死ぬ程後悔した。
しかも、泣いている女の子を前にして、何と声をかければいいのかすらも分からなくなっていた。
絹旗「……先にアジトに、帰ります」
上条「……あぁ」
139 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:08:08.22 ID:zis6yV640(1/22)
,
フレ「上条〜!仕事行くって訳よー!」
上条「あぁ、分かった。」
フレ「もう1人助っ人が欲しい…んたけど。……絹旗は来る?」
絹旗「…私は超遠慮しておきます。今日は暇そうなので映画に行って来ますね」
上条「…っ」
フレ「じゃ、じゃあ麦野頼むって訳よ」
麦野「……最初からそのつもりだ」
浜面「……なんか、最近大将と絹旗の距離感を感じずにはいられないんだが。気のせいかね滝壺?」
滝壺「喧嘩、したのかな」
上条-絹旗間の無会話、無接触がついに1週間を突破した。
140 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:10:27.19 ID:aWJ0HEZR0(1)
無理に名前を全角二文字に揃えなくて良いぞ
フレメアもいるしフレンダで問題ない
141 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:12:32.40 ID:zis6yV640(2/22)
>>140
了解
142 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:18:37.49 ID:kx34223Y0(1/2)
かなり読みやすくなってきたな
乙
143 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:21:36.70 ID:+RKNZDVo0(1)
フレメア出てくるのか?
個人的には半角でもよかったのだが
144 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:24:39.55 ID:oYZw5x0a0(1)
一人だけ半角は違和感あるし全角で良いと思う
一般的な書き方だしな
145 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:31:51.41 ID:zis6yV640(3/22)
フレンダ「空気が重くて耐えられないって訳よ…」
上条と絹旗はそれぞれが何処かへ出かけたようだ。
麦野「アイツ等が顔合わせるとよ、上条は声かけようとするんだろうが…絹旗のヤツが露骨にスルーしやがるんだわ。ありゃ何かあったな」
滝壺「あんなに、仲良かったのにね」
浜面「仕事の方に問題は無い……いや、あるか。」
上条と絹旗が組んで仕事をすると、コミュニケーションがとれず、殆ど失敗に終わって後始末の必要が生まれる事になる。
麦野「とっとと何とかしてもらわねぇと、だな」
フレンダ「誰かどうにかしてって訳よ…はぁ…」
「「「はぁ…」」」
アイテム一同が溜息をついたところで、ミーティングは終わった。
146 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:45:32.26 ID:zis6yV640(4/22)
一旦お休みなさいということで。。。
明日の夕方に再び俺参上します
147 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:48:05.05 ID:MfylC6Yw0(1)
乙乙
148 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:49:38.47 ID:YqCwhuD6o(1)
乙
149 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 00:50:01.63 ID:zis6yV640(5/22)
明日ってか今日でしたお休みなさい
150 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 07:14:29.04 ID:AzCVzohw0(1)
乙
ここら辺って前スレであったっけ?
151 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 09:59:55.57 ID:Jx/kpB5HO携(1)
このスレから見た俺はお前らの言う6年後がなんのことやらわからんのだ。
これ2スレ目なら前スレ貼ってくれない?
152 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 11:04:29.78 ID:Ai0Frdu80(1)
vipでやってたらしいよ
俺は一から書いて今書き足しもして貼ってるらしいから満足だが
153 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 15:22:07.42 ID:+Casg+bi0(1)
タイトルで検索すれば一応完結したのも読めるし6年後の意味も解る
ネタバレが嫌なら読まない方がいいかも
154 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 16:32:32.11 ID:SkGo9U0y0(1)
あぁ
書き足しながらなのか
155 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 18:43:13.15 ID:zis6yV640(6/22)
回鍋肉が好きすぎる…
∧,,∧
(;`・ω・) 。・゚・⌒) 回鍋肉作るよ!!
/ o━ヽニニフ))
しー-J
でも今日はカレーなんです
ということで投下に参りました
156 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 18:51:11.14 ID:xs1jsAtb0(1)
来たか文がどんどん改良されていく>>1
157 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 18:55:55.97 ID:2uNGL3JR0(1)
きたか
確かにかなり読みやすくなってる
俺から付け加えるとしたら地の文は解説に徹した方がいいってことくらいか
地の文だから感情とか(ryとかは変
158 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 19:02:49.48 ID:zis6yV640(7/22)
上条「さて、ちゃっちゃと書きますか。」
上条はネットカフェに居た。
会員登録をしなければ利用ができない店舗らしく、住所は今住んでいるアジトに、名前は『東條上真』と本名を入れ替えただけの偽名で登録しておいた。
上条「………こんなもんでいいのかな」
ボールペンと筆ペンを使って、書類と手紙を書き終えた。
今日の夕方から夜の間で、この手紙をある人物の家にポスト投函するのが今日のミッションである。
依頼主は自分。
これは朝のニュースを見た事がきっかけで、表に未練を感じている自分と本当に決別するために、かみ自身が己にかしたミッションだった。
上条「まだかなり時間があるな…」
思えば、人目を避けて書類を書く場所を探してネットカフェに入ってから、既に4時間以上も経っていた。もうお昼過ぎである。
上条「最期に、本当の本当に最期。……表を見て回ろう」
159 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 19:17:40.01 ID:zis6yV640(8/22)
まず最初に向かったのは、暗部に入る前まで住んでいた男子寮。勿論周囲に気付かれないように、フードを深く被っている。
学校のある平日の昼下がり、やはり誰もいないようだ。
上条「………、そういえばインデックスは元気でやってるかな。」
自分の元部屋がある階目指して階段を上りながら、ふと思う。
「……よォ」
上条「!」
そんな上条を部屋の前で迎えたのは、いつかぶち当たった学園都市最強の壁。
己が能力故に、白髪・赤目が特徴的な少年。
学園都市第1位、一方通行だった。
一方通行「…お前がアイテムに入った暗部落ちって聞ィてよォ。耳を疑ったぜェ、上条」
上条「ア、一方通行!?」
160 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 19:30:37.17 ID:zis6yV640(9/22)
一方通行「上条…やっぱなンか違ェな。お前は永久に三下だァ。」
細い指でこちらを指しながらニヤリと笑う。
だが昔のように、残虐性に満ちた表情では無く、本当におかしいことを普通に笑う自然な笑みだった。
上条「…お前、何か丸くなったか?」
一方通行「あァン?喧嘩売ってンなら買いますけどォ?」
ニヤリ、と残虐性の戻った表情の一方通行は、首に巻いたチョーカーに手を伸ばした。
前に見た時は巻いていなかったが、能力を使用するスイッチのようなものだろうか。
上条「売ってねぇよ!……ていうか上条さんの暗部落ちを知ってるって事は…」
一方通行「今まで殺りあう事が無かったのが不思議なくらいだな三下ァ。俺は暗部ッて世界なら三下より先輩だぜェ?一方通行先輩って呼べやァ」
上条「不気味だな、却下。」
一方通行「チッ、…まァそれはどォでもいいンだわ。今日はその呑気なツラを拝みに来ただけだァ。」
上条「ならアイテムのアジトにでも……って、敵になるのか…」
一方通行「たりめェだろォが。…それに、なンかここに来そうな予感がしてたからなァ。これ見ろよォ」
再び細い指で指したのは、扉についているポスト。
山程の手紙が挟まっていた。
161 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 19:39:57.21 ID:zis6yV640(10/22)
一方通行「朝のニュース見たンだろォ?ちっこいピンク髪のロリが………、ピンク髪のガキがこの場所で『上条ちゃん!上条ちゃぁぁん!!』って叫んでたからなァ。」
上条「……あぁ。」
確かこの場所で、上条の担任は泣き崩れていた。
後ろには懐かしい顔触れが何人か映っていたような気もする。
そして、学園都市最強がそのキャラを揺るがしかねない発言をしたような気もする。
一方通行「だがなァ。ここに来ちまったッて事は、諦めがついてねェッて事だぜェ三下。」
上条「…俺は、最期に見て回ろうとしてるだけだ。2度と来ないさ。」
一方通行「ハッ、どォだかなァ」
上条「………それじゃあ、また裏で会えたら会おう」
一方通行「オイオイ、手紙は持ってかねェのかァ?」
上条「……来たことがばれたら面倒だからな。」
一方通行「……テメェは俺に丸くなったって言いやがったが、どォやら変わったのは俺だけじゃねェみたいだなァ。」
上条「……」
一方通行「……早く行っちまえ」
上条「………あぁ。」
162 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 19:46:49.90 ID:zis6yV640(11/22)
,
上条「……」
一方通行の言葉が胸に渦を巻いていた。
『どォやら変わったのは俺だけじゃねェみたいだなァ』
『諦めがついてねェッて事だぜェ』
上条「そんな、事は、無い。俺は諦めたからこうして最期に見て回ってるんだ…!」
振り払うように走り出した上条。
次の行く先は、多少危険を伴うものの、毎日通ったあの学校だ。
上条「……1度見たら、すぐ帰ろう」
そんな事を考えて走っていた矢先。
「きゃっ!?」
上条「おわっ!?」
人とぶつかった。
163 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 19:59:00.67 ID:zis6yV640(12/22)
上条「ごめん、大丈…、……⁉︎」
「っ…どこを見て歩いていた!?もし姫神にまで当たっていたらどうしてくれる!!!」
「…吹寄さん、大丈夫?」
尻餅をついた少女に伸ばしかけた手を引っ込めて、上条は駆け出す。全力で、全速力でその場を離れた。
幸いにも顔を隠すフードはとれなかった。
完璧にはばれていないだろう。
上条「何であいつらが!今日は学校の筈だろ!!?」
携帯のカレンダーを確認してみる。
…なんと祝日。
盲点だった。
下手をすれば寮に行った段階で、知り合いに見つかるかもしれなかったのだ。
上条「不幸だ…」
「待て貴様ァァァァァ!!!!!」
上条「!?」
164 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 20:04:59.25 ID:zis6yV640(13/22)
吹寄「謝るという日本語も分からんのか!!止まれぇぇぇぇ!!!!」
後ろを振り返ると、先程の少女が修羅を思わせる形相で、とてつもない速さで迫っていた。
周りの男共は揺れる胸に釘付けになっているが、今はそんな場合ではない。
上条「うぉぉぉぉぉ!!?不幸だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
吹寄「…⁉︎絶対に逃がさんぞ貴様!話があるから止まれ!!大覇星祭実行委員の命令だ!!!」
上条「何でこんな事にッッ!?」
どこぞのサイボーグのように、さらに加速して追いかけてくる少女を振り切る為に上条は裏道に入った。
165 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 20:07:09.22 ID:zis6yV640(14/22)
飯食って来ます
166 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 20:24:01.07 ID:V/VPfS4x0(1)
うむ
167 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 20:41:05.73 ID:mHnW7wzwo(1/2)
はい
168 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 21:06:17.47 ID:zis6yV640(15/22)
家帰宅しますた
169 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 21:08:14.31 ID:mHnW7wzwo(2/2)
はい
170 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 21:27:00.38 ID:zis6yV640(16/22)
上条「……なんでだろーなぁ。嫌な予感がする」
急に足音が途絶えた事に、逆に不安を感じた上条は、恐る恐る来た道を戻ってみた。
スキルアウト1「よぉねーちゃん。こんなところ通ったらダメだぜー?」
スキルアウト2「俺達みたいな悪い奴に捕まっちゃうってばよー?」
スキルアウト3「うは胸デカwwwwww」
「くっ…離せ!」
やはり絡まれていた。
スキルアウト3「その台詞かよwwwwww誘ってんのかwwwwww」
「汚い手で私に触れるな!」
スキルアウト1「おいおい俺はLEVEL3の発電能力だぜ?逆らうな…っての!」
スキルアウトの1人が少女の肩に回した手から、スタンガンの要領で一瞬だけ電気を流した。
171 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 21:35:42.09 ID:zis6yV640(17/22)
「ち…くしょう…」
しゃがみ込むも、少女はかろうじて意識を保った。
だが、身体が痺れてうまく動けなければ、助けを呼ぶ大声を出せそうにない。
最低限の抵抗として自分の体を両手で抱き、睨みつける。
スキルアウト1「さて、と。お持ち帰りといこうか。」
スキルアウト2「こんな上玉久しぶりだぜ!」
スキルアウト3「おいおいwwwwその台詞死亡フラ、ぎゅ!?」
細い路地で、1番奥の方にいたスキルアウトが突然顔に衝撃を受けて吹き飛んだ。
完璧に入ったようで、一撃で意識を手放したようである。
スキルアウト1「なっ…?誰だ!!」
上条「……吹寄を放せ、クズが」
172 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 21:58:36.68 ID:zis6yV640(18/22)
吹寄「!」
スキルアウト2「俺達は【ライダー】のメンバーだぞ!!分かってて言ってんのか!?あぁん!?」
上条「……聞いた事が無いな。とりあえずとっとと消えろよ、逃がしてやるからさ」
スキルアウト2「舐めやがって…!俺は肉体強化能力のLEVEL2だぞ!!」
筋肉がレスラー並みに盛り上がったスキルアウトが殴りかかり、上条の頬に突き刺さる。
スキルアウト2「!?」
しかし、上条の顔に触れている腕どころか全身の筋肉が元に戻っている。
理由は簡単である。先に上条の右手が相手の水月に入っていたのだった。
スキルアウト1「……くそっ!覚えてやがれ!!」
173 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 22:07:09.93 ID:zis6yV640(19/22)
倒れた2人の仲間を引きずって逃げて行く残ったスキルアウトを見送った上条は、吹寄に駆け寄った。
吹寄「……貴、様…!やはり、上条!」
身体に問題は無い。
外傷も擦り傷だけのようだ。
上条「……」
吹寄「なんとかっ!言え!フードをとれっ!!姫神が、小萌先生が、私が!どんな思いでお前を探していたと…っ!!」
上条「…ごめん、吹寄」
吹寄「待て!どこに行く卑怯者!!」
少し困ったように笑って後ずさりしていく上条。
これ以上友人に関わるのは、いやもう手遅れなのかもしれない。
それでも、今は迅速に目の前の元クラスメートから逃げる事が最善だと判断した。
174 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 22:17:17.64 ID:zis6yV640(20/22)
─────────その夜。
幼い容姿で、周囲からも人気がある1人の教師の元に生徒の1人から電話が届いた。
「はいはい吹寄ちゃーん…、…ふぁい?」
話の内容は、片手に持っている缶ビールを取り落とす程に驚くものだった。
吹寄『上条がっ!居たんです!!私をスキルアウトから、助けてくれたんですけど…』
「上条ちゃん、を、見たんですか…?」
吹寄『私も行方を探ってみます!一応、先生にも言』
カタン、と。
扉についたポストに何かが投函される音がした。
こんな時間に郵便が来るのは不自然。
何かを感じた月詠小萌は電話そっちのけで、急いで扉を開けた。
小萌「上条ちゃん!」
見慣れたツンツン頭はそこにはなく、フードをすっぽり被った人影が駆けて行くのが見えた。
吹寄『先生!先生!?聞いてますか!!』
小萌「…これ、は。」
175 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 22:25:07.04 ID:zis6yV640(21/22)
ポストから取り出したのは一通の封筒。
中に入っていた手紙には『今までありがとうございました』と、一文だけ書かれており、書類には『退学届』と表記されていた。
小萌「そんな…上条ちゃん!」
靴を履くことも忘れて外に飛び出る。
小萌「上条ちゃん!上条ちゃん!!」
視界が霞む。
涙だ。涙がとめどなく溢れて止まらない。
小萌「待って、待ってくださいです!!」
走って行く人影はもう見えない。
それでも走る事をやめなかった小萌は、躓いて転んだ。
小萌「上条ちゃあ゛ぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
176 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 22:27:03.40 ID:zis6yV640(22/22)
身勝手ですみませぬ
本日はこれまででご勘弁の程を。。。
少々熱気味で文がうまくまとまりません
おやすみなさいでございます
明日も夕方、早くて昼過ぎに参上いたします
m(_ _)m
177 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 22:30:29.08 ID:kaSF7bSio(1)
乙
178 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 22:36:36.18 ID:kx34223Y0(2/2)
乙
安静にしろ
179 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/11(火) 22:51:38.71 ID:Kf4s69iHO携(1)
乙!
あかん。悲しいな。泣きそうになる。
180 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 04:05:23.75 ID:g38E/zGbo(1/2)
おもしろいぞ
181 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 09:51:36.85 ID:J9F60lhIo(1)
エンダァァァァァァァァァァァァァイヤァァァァァァァァ
182 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 19:11:04.90 ID:5TCIq0mE0(1/22)
吹寄「先生っ!」
十数分経った頃、電話越しから異常を感じた吹寄は、小萌の家に走って来ていた。
小萌「……吹寄ちゃん…ですか。」
目を泣き腫らし、頬と膝小僧を擦りむいて、身も心も疲れた様子の小萌が迎えた。
吹寄「先生…大丈夫ですか…?」
小萌「えへへ…走ってたら転んでしまったのですよー。先生としたことが、うっかりさんでした」
照れたように舌を出す小萌の、吹寄を見上げる顔に浮かぶのは作り物の笑み。
悲しくてやりきれない本心が見え見えだった。
吹寄「……上条が来たんですね」
小萌「………はいです」
吹寄「そうですか…。それは?」
小萌に俯かれて、行く場を失った吹寄の目が、小萌の手に握られたクシャクシャの紙に止まった。
小萌「……上条ちゃんからのお手紙と、これです」
もうひとつの書類を吹寄に見せる。
退学届、と書かれたものだ。
小萌「先生は、わかってる、です。上条ちゃ、も。大事な用がっ、ある、です…っ」
吹寄「先生!……上条当麻。貴様、勝手にも程があるぞ!!!」
泣き崩れる小萌を抱きとめ、吹寄はどこにいるのかもわからない上条に吠えた。
吹寄「絶対に貴様を見つけだして見せるぞ!上条!!」
183 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 19:59:10.83 ID:v0ku3eel0(1)
きたか
184 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:00:05.64 ID:5TCIq0mE0(2/22)
,
小萌先生宅から逃げるようにして走っていた上条は、公園のベンチにいた。
辺りは真っ暗で、時間こそ確認していないが遅い時間だろう。
街灯の明かりがひどく頼もしいようで、頼りなく感じた。
上条「…よし」
「何が『よし』だテメェオイ」
上条「え?」
後ろを振り返った上条の顔から数cm横を独特の色をした光線が通った。
上条「⁉︎……⁉︎⁉︎」
麦野「絹旗泣かしといてよくもまぁ元気になりやがって。表とも関わり過ぎだボケ。禁固2ヶ月の刑だ。いや、もう[ピーーー]よ」
上条「む、麦野…」
麦野が髪を夜風に靡かせ、呆れたようにジャングルジムの上から見下ろしていた。
ジャングルジムとベンチの距離が異常に違い事にも驚いていた。
上条「振り向き様になんてことすんだ…よ………」
麦野「あん?何処見てんだよ」
何本かの街灯が照らしたのは姿形だけではなかった。
上条「……ええっと。その、だな…」
麦野「…あ?……!?」
スカートを抑えた麦野。
上条の脳裏には黒のレースな逆三角形が刻み込まれた。
185 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:01:58.81 ID:BUj6hpwS0(1)
パー速にはNGワードがあるからメール欄にsaga(sageではない)と入れてもう一度投下してくれ
186 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:03:29.93 ID:GA3j19si0(1)
回避されるから常にsaga入れておいた方が良いな
187 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [sage saga] 2014/03/12(水) 20:04:18.18 ID:qpS6msQeo(1)
こんな感じで
殺す
死ね
188 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/12(水) 20:05:38.80 ID:5TCIq0mE0(3/22)
おぉ、そういえばそうでした…
死ね
こうですかね?
189 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/12(水) 20:06:06.11 ID:5TCIq0mE0(4/22)
,
小萌先生宅から逃げるようにして走っていた上条は、公園のベンチにいた。
辺りは真っ暗で、時間こそ確認していないが遅い時間だろう。
街灯の明かりがひどく頼もしいようで、頼りなく感じた。
上条「…よし」
「何が『よし』だテメェオイ」
上条「え?」
後ろを振り返った上条の顔から数cm横を独特の色をした光線が通った。
上条「⁉︎……⁉︎⁉︎」
麦野「絹旗泣かしといてよくもまぁ元気になりやがって。表とも関わり過ぎだボケ。禁固2ヶ月の刑だ。いや、もう[ピーーー]よ」
上条「む、麦野…」
麦野が髪を夜風に靡かせ、呆れたようにジャングルジムの上から見下ろしていた。
ジャングルジムとベンチの距離が異常に違い事にも驚いていた。
上条「振り向き様になんてことすんだ…よ………」
麦野「あん?何処見てんだよ」
何本かの街灯が照らしたのは姿形だけではなかった。
上条「……ええっと。その、だな…」
麦野「…あ?……!?」
スカートを抑えた麦野。
上条の脳裏には黒のレースな逆三角形が刻み込まれた。
190 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/12(水) 20:06:42.56 ID:5TCIq0mE0(5/22)
,
小萌先生宅から逃げるようにして走っていた上条は、公園のベンチにいた。
辺りは真っ暗で、時間こそ確認していないが遅い時間だろう。
街灯の明かりがひどく頼もしいようで、頼りなく感じた。
上条「…よし」
「何が『よし』だテメェオイ」
上条「え?」
後ろを振り返った上条の顔から数cm横を独特の色をした光線が通った。
上条「⁉︎……⁉︎⁉︎」
麦野「絹旗泣かしといてよくもまぁ元気になりやがって。表とも関わり過ぎだボケ。禁固2ヶ月の刑だ。いや、もう死ねよ」
上条「む、麦野…」
麦野が髪を夜風に靡かせ、呆れたようにジャングルジムの上から見下ろしていた。
ジャングルジムとベンチの距離が異常に違い事にも驚いていた。
上条「振り向き様になんてことすんだ…よ………」
麦野「あん?何処見てんだよ」
何本かの街灯が照らしたのは姿形だけではなかった。
上条「……ええっと。その、だな…」
麦野「…あ?……!?」
スカートを抑えた麦野。
上条の脳裏には黒のレースな逆三角形が刻み込まれた。
191 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:08:06.94 ID:5TCIq0mE0(6/22)
麦野「上条ォォ…」
上条「す、すみませんでしたッッ!不本意です!!」
麦野「…あのな、アタシだって女なんだわ。それともテメェにはアタシがパンツ見られていい思いをする変態にでも見えてんのか?」
上条「ごめんなさいごめんなさい!だから原子崩し連射はやめて!!」
麦野が連射を止めたのと、上条が土下座した事で腹部に風穴が開く代わりにウニ棘が数本、この世から消失した事が同時だった。
麦野「……まぁいい。テメェが今日すべき事はまだ他にもあんだろ」
上条「え、あ…?」
麦野「……はぁ?分かんねぇのか?」
上条「いや、その、絹旗…の事だろ?」
192 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:20:58.39 ID:5TCIq0mE0(7/22)
麦野「分かってんならとっとと探しに行けや。融解させんぞ」
上条「………でも」
麦野「デモもストライキもあるか。男がナヨナヨしてんなよ、その股には何もぶら下がってねぇのか?」
上条「女の子がそんなはしたないことを言うんじゃありません!!」
麦野「それともなんだ?絹旗が全部悪ぃ訳か?それならそうと先に言」
上条「絹旗は悪くない!」
麦野「あ?悪ぃだろうが。テメェと絹旗がここ1週間で仕事しくじる原因作ってんのぁ、絹旗だろ?」
上条「違う!それは全部俺が悪いんだ!!絹旗には俺が迷惑をかけてるだけ、なんだ…」
麦野「へぇ。なら絹旗の事は大嫌いな訳かよ。」
上条「そんな事ない…、今の俺にとって絹旗は全てだ!!」
麦野「……おぅ。やっといつも通りになったな。」
してやったり。とでも言うような表情を浮かべた麦野。
最初から演技だった様である。
告白を誘導したのも演技。
上条の前進に、冷や汗が流れた。
193 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:21:36.50 ID:5TCIq0mE0(8/22)
,
何度も訂正すみませぬ
194 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:22:00.02 ID:gj1VbJw60(1/2)
投下中すみませぬがsageになってますよ
195 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:22:13.53 ID:5TCIq0mE0(9/22)
,
麦野「分かってんならとっとと探しに行けや。融解させんぞ」
上条「………でも」
麦野「デモもストライキもあるか。男がナヨナヨしてんなよ、その股には何もぶら下がってねぇのか?」
上条「女の子がそんなはしたないことを言うんじゃありません!!」
麦野「それともなんだ?絹旗が全部悪ぃ訳か?それならそうと先に言」
上条「絹旗は悪くない!」
麦野「あ?悪ぃだろうが。テメェと絹旗がここ1週間で仕事しくじる原因作ってんのぁ、絹旗だろ?」
上条「違う!それは全部俺が悪いんだ!!絹旗には俺が迷惑をかけてるだけ、なんだ…」
麦野「へぇ。なら絹旗の事は大嫌いな訳かよ。」
上条「そんな事ない…、今の俺にとって絹旗は全てだ!!」
麦野「……おぅ。やっといつも通りになったな。」
してやったり。とでも言うような表情を浮かべた麦野。
最初から演技だった様である。
告白を誘導したのも演技。
上条の前進に、冷や汗が流れた。
196 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/12(水) 20:27:15.96 ID:5TCIq0mE0(10/22)
上条「」
麦野「絹旗のやつが聞いたら卒倒しそうなセリフだなぁ上条?また今度聞かせてくれや」
上条「おま、お前」
麦野「絹旗はあの映画館前にあるベンチにずっと座ってる。さっさと行け」
上条「…あぁ!」
麦野「……見守ってやるのも、リーダーの役目かにゃーん…ってな。」
197 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:28:53.82 ID:uCsgMXKC0(1)
ライダーね 昭和ライダーと平成ライダーが戦うどころか犯罪組織に身をやつしたか
198 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/12(水) 20:38:59.29 ID:5TCIq0mE0(11/22)
上条「…絹旗」
絹旗「…」
ベンチに体育座りで座っている絹旗の姿を見つけた。
上条が声をかけるとピクリと少し動いたが、顔はあげてはくれなかった。
上条「…お、おーい絹旗ちゃーん」
反応が無い。
いじけているのか愛想をつかされたのか。
もしも後者の場合なら上条は迷わず川に身を投げた事だろう。
それがどちらにせよ、絹旗の子供っぽさは上条に何かを訴えていた。
絹旗「…」
上条「…わ、わー。子供だなー。そんな座り方してるとピンクのパンツ見えちゃうぞー………黒だと」
大人だった。
絹旗「……っ」
しかし反応はあった。
流石に恥ずかしいのか、素早く体育座りから女の子座りにジョブチェンジした。
上条に背中を向けてはいるのだが。
199 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします [saga] 2014/03/12(水) 20:53:34.80 ID:5TCIq0mE0(12/22)
上条「…なぁ、絹旗…」
背中を向けているということは、『顔も見たくない』ということを意味しているのだろうか。
上条「巫山戯て悪かった。……話だけでも、聞いてくれないか」
絹旗「……」
相変わらず反応は無い。
それでも上条は続けた。
上条「俺は正直、表に帰りたかった。」
絹旗「…!」
絹旗の肩が一瞬動いた。
上条「だけどそれは…さっきまでの話だ。」
絹旗「……」
上条「俺は……まぁ、不意打ちではあったけど、答えを見つけた」
麦野の誘導尋問には、ある意味では感謝することになった。
絹旗「……」
上条「俺は裏に居れる。俺の1番大事なものが”こっち”にあるって気付いたから。」
絹旗「……」
上条「だから、もう表に未練なんて無い。それよりも裏に未練があって、離れられそうにないぜ。ははは」
絹旗「……」
上条「さっきは嘘ついてゴメン。……信用できないかもしれないけど、これだけは命にかけても誓う。
俺はもう、お前を迷わせない」
200 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/03/12(水) 20:57:12.44 ID:5TCIq0mE0(13/22)
絹旗「……」
上条「……」
絹旗「…それは」
上条「!」
絹旗「それは本当ですかァァ…?」
振り向いた絹旗の顔が…無い。
目も鼻も眉毛も、無かった。
口だけだった。
上条「」
絹旗「ヒヒヒヒヒ…上条ぉ…?」
上条「嫌ァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
絹旗「待ってくださいよォォォ…超止まってくださいよォォォ!」
上条「絹旗ぁぁぁぁ助けてくれぇぇぇぇ!!!」
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