[過去ログ] 沙々「わたし、マミさんの弟子になりたいんです!」 (492レス)
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293 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/04(月) 15:39:23.01 ID:vzEyApP60(1)
【このスレは無事に終了しました】
よっこらしょ。
∧_∧ ミ _ ドスッ
( )┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 |
:/o /´ .└─┬┬─┘
(_(_) ;;、`;。;`| |
【ゴミスレの撲滅にご協力ください】
これ以上書き込まれると
過去ログ化の依頼が
できなくなりますので
書き込まないでください。
294 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/04(月) 15:44:38.24 ID:CgZlKPPvo(8/12)
沙々「しかしそれとは別に、わたしはこの街から引く訳にはいかないんです」
沙々「いわゆる家庭の事情って奴ですよ」
沙々「たとえどんな種類の問題が起きたとして」
沙々「わたしの居場所はもうこの街にしかない」
沙々「次の失敗は、わたしにとってどれ程高く付くことか」
沙々 まどか「…………」
沙々「……いいえ、最後のは下手な誤魔化しですね」
沙々「魔女になることより、悪い事象がこの世に存在するはずはない」
沙々「その次点で死んでしまうこと」
沙々「マミのことがどうでもいいのなら彼女を置いて」
沙々「何もかも捨てて、どこか遠くでやり直すという選択肢もある」
沙々「しかし、その選択肢を選ぼうとは、わたしにはどうしても思えない」
沙々「加えて見滝原を出ようとも思わない」
沙々「わたしはマミを大切に思ってる」
沙々「もしかしたら、全部あなたの言う通りなのかもしれませんね」
295 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/04(月) 15:50:06.68 ID:CgZlKPPvo(9/12)
まどか「だったらどうして、マミさんを口の利けない、あんな状態にしてるの?」
まどか「必要としているなら、直接そう言っちゃえばいいんだよ」
マミ「――――」
沙々「……そんなこと、できるわけがないでしょう」
沙々「今更、何を言えというんですか」
沙々「まさかわたしはあなたを洗脳しています、ごめんなさいとでも?」
沙々「バカバカしい」
沙々「それを言うことで、何になるというんですか?」
沙々「わたしにとって損しかないじゃないですか」
沙々「第一わたしはそのことに毛ほどの罪悪感を感じていない」
沙々「そんな嘘の気持ちで謝るだなんて、それこそ申し訳ない話でしょう?」
296 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/04(月) 15:52:47.52 ID:CgZlKPPvo(10/12)
まどか「…………だとしても、ダメだよ」
まどか「それじゃあ優木さんはこのままマミさんを」
まどか「一生自分の思い通りに動く人形にするつもりなの?」
まどか「いくらマミさんが大切だとしても間違ってるよ、そんなの」
まどか「……絶対に、間違ってるよ」ジッ
沙々「…………」
沙々(……鹿目まどか)
沙々(とても意志の強い目をしています)
沙々(自分じゃ何もできない癖に、何がここまで彼女を支えているんでしょうか?)
沙々(何か一つ、わたしにもこれだけ力強い何かがあればあるいは――)
沙々(…………!)
297 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/04(月) 15:54:32.63 ID:CgZlKPPvo(11/12)
沙々(……ああ、なるほど)
沙々(わたしは怖かったんですね)
沙々(マミを失ってしまえばわたしが誇れるものは)
沙々(間接的であれ一つもなくなってしまう)
沙々(逆に言えば魔女の真実を知った後に)
沙々(こうして正気を多少なりとも取り戻せたのは――)
沙々「…………ふふっ」クスッ
まどか「……?」
マミ「――――」
沙々「……確かにこんな巴マミといたって、つまらないですね」
マミ「――――」
マミ「―――」
マミ「――」
マミ「―」
マミ「」
298 ◆2DegdJBwqI 2013/11/04(月) 15:56:17.29 ID:CgZlKPPvo(12/12)
今日はここまで
いよいよ抽象的な場面が増えきて書いてる方も悩む悩む
ストックホルムとかって誘拐とかそういう自分じゃ覆せない犯罪に
巻き込まれてる場合に言うんじゃないの……?全く詳しくないけど
メタ的に言えばそういうのではない、つもりです やっぱり外側から判別つかないけど
>>282
さやかの精神干渉ってどのへんでしょう?
杏子が切った『糸』付近のことならあれはわかりにくいと思いますけど
さやかは操りにくかったり、動向を知る必要があるから保険で回路を「繋いでた」だけです
(ほむらとか仁美とかには一度きっかけ作れば、保険がなくても機会さえあればもう繋げる)
さやかが受けたのは気分高翌揚と、精神というよりはキスの際の身体操作だけ
ほむらが銃撃った際に腕の向き返られたとかそんな感じのそれ
それすらもダメなら残念ながら沙々さんは存在自体が邪悪と言わざる負えない
まあなんにせよ、不安には思ってるかもしれないけどマミさんは把握してないです
299 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/04(月) 18:06:56.05 ID:dzkx97/b0(1)
乙
ここのマミさんは元より精神的に強くなってるがどうなるんだか
300 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/05(火) 15:58:42.03 ID:tn+R2RZI0(1)
>>298
確かにな……それだと紗々の能力自体害悪。更正する余地なしタヒねって事になるからそれは流石に酷いよな……。
救いとかあるんですか……?
301 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/05(火) 20:07:56.51 ID:j3dJmAtVo(1/8)
〜☆
マミ「……」パチッ
マミ「ここはどこかしら……?」
沙々「おや、ようやく目が覚めましたか」
沙々「どこって安全な所、ですよ」
マミ 沙々「…………」
マミ「私の記憶の繋がりが不自然だわ」
マミ「私がここにいるのは、優木さんの仕業ね?」
沙々「否定はしません」
沙々「わたしの無意識、もしくはなんらかの意識的な働きが」
沙々「あなたを無理やりわたしの元へ引き寄せる原因となったのは」
沙々「ほぼ疑いようがないことですから」
沙々「けれど、それらについて謝りもしません」
沙々「悪いだなんて、思ってませんし」
302 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/05(火) 20:13:28.34 ID:j3dJmAtVo(2/8)
沙々「むしろわたしに、ここまで付け入られる隙を見せたあなたが悪い」
沙々「たとえいくらかわたしに非があるとしても」
沙々「どの道もはやあなたは私のモノです」
沙々「そのつま先から髪の毛の一本一本、一挙手一投足まで」
マミ「……それなら、今更私に何が言いたいのかしら?」
マミ「黙って、自分の思い通りに動かせばいいじゃない」
沙々「……それでもいいと、思ってたはずなんですけどね」
沙々「愛着、親近感?」
沙々「ううん?言葉選びに、少し手間取りますね」
マミ「えっと、つまり私と、もっと仲良く一緒にいたいってこと……?」
沙々「あー、多分、大体そんな感じでいいと思いますよ」
沙々「そんなことを思うようになった自分に虫唾が走りますが」
マミ「酷い言われようね」
303 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/05(火) 20:15:49.32 ID:j3dJmAtVo(3/8)
沙々「でも、これってよくよく考えればそんな不思議なことでもないですよね」
沙々「人間は例えば犬や猫を、家族みたいに思って可愛がったりします」
沙々「同じ道具を使い続ければ、その道具を新しくすることに抵抗を覚えたりします」
沙々「だったら一年も誰かと親密な関係で屋根を共にすれば」
沙々「それ相応の愛着が芽生えるのもまた、至極真っ当な成り行きでしょう?」
マミ「……ほんっとうに、酷い言われよう」
マミ「それで結局、優木さんは私を完全に自分の制御下に置いた上で」
マミ「私には自分からそれを受け入れて欲しいって言いたいのかしら?」
マミ「言っちゃ悪いけど、あなたの言ってることって凄く無茶苦茶だと思うの」
沙々「う、うっさいですねぇ」
沙々「こっちだって、他に何か上手い手が思いつくなら喜んでそうしますよ」
沙々「思いつかないから仕方なくこういう形で、命令じゃなく、お願いをしてるんです」
マミ「なんでお願いしてる側が、微妙に恩着せがましい感じなのよ」
304 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/05(火) 20:19:43.86 ID:j3dJmAtVo(4/8)
マミ「……でも、あなたにとって好意的な見方をすれば」
マミ「お願いって行為の内に、ぎりぎり誠意のようなものを感じなくはないかもね」
マミ「曲がりなりにも、私にその意思があるかを面と向かって尋ねてるんだもの」
マミ「実は私の思考をこっそり操って、こういうやり取りをやらせてる」
マミ「なんてことはないでしょう?もしそうならとんだ茶番だけど」
沙々「ええ。証明する手段はありませんけど、違います」
沙々「あなたの人格に直接手を加えるような魔法は、リスクの面からなるべく避けるようにしてるので」
沙々「人の心は、何もかも思い通りにするには脆すぎて、不安定要素が多すぎて」
沙々「弄ってそれで壊してしまっては、元も子もないですから」
沙々「小手先の誤魔化しでは魔力消費の観点からみて、長期的に考えれば現実的ではないですし」
マミ「なら私は、それをこう捉えることにするわ」
マミ「あなたは私に対して、他の誰でもない私としての価値を認めてくれている」
マミ「私を一人の人間として、大切にしてくれてるってね」
沙々「…………これまたわたしにとって、相当に都合のいい解釈ですね」
305 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/05(火) 20:22:08.31 ID:j3dJmAtVo(5/8)
マミ「あなたにとってだけじゃない」
マミ「私にとっても、そうよ」
マミ「いったいどれだけの人が、包み隠さず本当の自分を」
マミ「誰かにさらけ出しているというの?」
マミ「あるいはどれだけの人が、たとえたった一人のことでさえ」
マミ「他人を完全に理解できているというの?」
マミ「いいじゃない、都合のいい所しか見なくたって」
マミ「私は、あなたを失わないで済む」
マミ「それに、自分の好きに正義の味方をやっていられる」
マミ「優木さんは私を自分の利益に生かせる」
マミ「いざという時の操縦手段もある」
マミ「今までだって、それでやってこれた」
マミ「両方にとって得しかないわ。そうでしょう?」
306 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/05(火) 20:24:35.00 ID:j3dJmAtVo(6/8)
沙々「…………」
マミ「けれど、その代わりに私と約束して」
マミ「――死ぬまでずっと、絶対に私から離れていこうとしないでって」
マミ「約束を証明する手段なんてないけれど、そう明言してくれるだけでいい」
マミ「そしたら私はあなたの言葉を信じるから」
沙々「……いいでしょう」
沙々「私の意思の及ぶ限りにおいては、絶対にそうすると約束します」
沙々「じゃあ、マミさんも私に一つ約束してください」
沙々「わたしが今際の際、自分で始末を付けるのをしくじるようなら」
沙々「なるべく早く、わたしをその手で殺してくれるって」
沙々「あなたなら、わたしをきっちり殺してくれる。そう、信じます」
307 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/05(火) 20:28:38.70 ID:j3dJmAtVo(7/8)
マミ「…………ねえ、優木さん」
マミ「どうしてそんなことが必要なのか、聞かせてくれるかしら?」
沙々「…………」
沙々「マミさん、わたし達の末路について、知ってますか?」
マミ「私達の末路……?」
沙々「ああ、そうですか。知らないんですね」
沙々「――いずれわたし達は、魔女になってしまうんです」
マミ「え?」
308 ◆2DegdJBwqI [saga sage] 2013/11/05(火) 20:31:02.00 ID:j3dJmAtVo(8/8)
今日はここまで
二人でこのままソウルジェムを壊して一緒に死んだりしそうな心中的気配プンプン
でも恋愛感情とかじゃなくて友情物のつもりです
マミさんのイメージとしてはTDSのさやか魔女化前に
「私だって正義の味方なんてやめてやる」とか言ってた境地が
穏やかに一年かけて沙々さんに色々心を探られたり悩んでる内に実現してるイメージ
精神的に強くなったというよりは手の抜き方を覚えただけのような
ここまでくると沙々さんと決裂すればそれだけで心折れるのに決定的な気がするし
沙々さんはマミさんが自分より先に死ぬなんて無意識ながら露ほども考えてない 冷や冷やしますね
次回更新はやる気と私用の具合を考えるとしばらくかかるかもしれません
ちょっと連日で疲れたし、ここから読み直したりして展開詰め直さないと若干ヤバい
309 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/06(水) 07:46:33.53 ID:bHTZCHANo(1)
乙
歪みまくった末の共依存とか大好物です
2人はそれなりに幸せなんだけどほむらと杏子がどう出るかだよなあ
310 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 17:24:02.91 ID:fxIFEwufo(1/14)
マミ 沙々「…………」
マミ「どうしてそんなことが、わかるの?」
沙々「わたしにそれを語ったのは暁美ほむらでした」
沙々「しかし、わたしがそれを確信する根拠は、わたし自身の魔法とそれに基づく体験です」
沙々「おそらく既に佐倉杏子から聞いたんじゃないかと思いますが」
沙々「わたしは人間、それと魔女を操ることができます」
沙々「そして、誰かの行動を全て自分の思う儘に操縦するには」
沙々「相手の深層をいくらか把握してる必要があるんです」
沙々「マミさんは、誰かのことを本気で憎んだり恨んだりしたことはありますか?」
マミ「……う、うーん?ちょっと、思いつかないわね」
沙々「たとえあったとしても、それは魔女の抱くそれには到底及ばないでしょう」
沙々「他のことは何もかも全て忘れてしまう、感じなくなってしまう」
沙々「それが魔女の憎しみや、恨みです」
沙々「それほどに強く純粋な敵意は、まともな人間ではとても抱けるものじゃありませんから」
311 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 17:31:01.81 ID:fxIFEwufo(2/14)
沙々「はっきり言って、わたしは多くの人のことが嫌いです」
沙々「特に幸せそうで得意げな面をした奴が妬ましい」
沙々「……でも、それでも、あんなモノとは絶対に違う」
沙々「わたしだって、敵意や嫉妬だけで生きているわけじゃない」
沙々「喜んだり悲しんだり、幸せになろうとしたり、恥ずかしく思ったり、色々とにかく感じます」
沙々「しかし、魔女には執着めいた感情しか残っていない」
沙々「きっとそれは、事前に意識さえしなければ、それほど恐ろしいことではないのでしょう」
沙々「辛いということすら究極的には感じないのですから」
沙々「…………」
沙々「わたしよりも魔女が優れていると、わたしが感じる点はそこです」
沙々「それしか感じないこと。そしてそれの人では及ばぬ激烈さ」
沙々「けれどそれは同時に、わたしが魔女をおぞましく思う理由でもあります」
沙々「結局のところ、どこまでも中途半端なんですよ、わたしって」
312 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 17:35:39.43 ID:fxIFEwufo(3/14)
沙々「誰かの不幸を嘲笑いはしますが、本気で誰かを憎むほど他人に興味を持てない」
沙々「誰かと心を通わせることに抵抗はあるけど、誰かにすがらなければ生きていけない」
沙々「弱い自分が嫌いなはずなのに、今更何を選り好みしてるんでしょうね?」
マミ「…………」
沙々「えっと、マミさん、どうかしましたか……?」
マミ「……魔女?」
マミ「ま、魔法少女が魔女になる……?」
マミ「ふふ、ハハハ……」ブルッ
マミ「あぁ……。ぁ。ぁぁ……」ガタガタ
沙々「!」
沙々(ああ、しくじりました……!)
沙々(魔法少女の末路を知って、予想以上にショックを受けてます)
沙々(ま、まずい、このままじゃ――)
313 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 17:39:11.48 ID:fxIFEwufo(4/14)
沙々「マミさん!わたしの目をじっと見て!」ガシッ
マミ「っ!」ビクッ
沙々『魔女という言葉に、心動かされるのをやめろっ!』
マミ「――――」ズキッ
マミ 沙々「…………」
マミ「…………ふぅ」
マミ「優木さん、ありがと」
マミ「おかげでちょっと怖いくらいに、精神的に落ち着いたわ」
マミ「ただ引き換えとして、頭痛と吐き気が酷いけど」
沙々「す、すいません。つい、焦り過ぎました」ペコリ
沙々「やっぱり精神を直接書き換えるようなのは危険過ぎますね」
沙々「次からは、こういうことをやるにしても」
沙々「もっと浅い、簡単にショックで解けるような、一時的なので止めておきます」
314 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 17:42:40.95 ID:fxIFEwufo(5/14)
マミ「ええ、そうね。そうしてくれると凄く助かる。凄く助かるわ」
マミ「…………」
マミ「ねえ、優木さん」
沙々「なんですか?」
マミ「あなたは魔女になるのを嫌がることに、長々と理由をつけてたけど」
マミ「もっと単純に言っちゃっていいんじゃないかしら?」
沙々「と、言いますと?」
マミ「だって化け物になるのは、誰だって怖いわよ」
マミ「私が今まで殺していたのは同じ魔法少女の成れの果てだった」
マミ「私もまた、いつかはそれの仲間入りをする」
マミ「化け物になりたくないって思うのは、人間として当然の反応でしょ?」
マミ「……ってさっきまでの私ならそう思ったはず」
マミ「今じゃ魔女についてどこまでも冷静で」
マミ「自分の本当の心情がまるで掴めなくて気持ち悪い」
マミ「優木さん、これって、どうやったら治るの……?」
315 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 17:47:38.38 ID:fxIFEwufo(6/14)
沙々「いや、その、ははは、どうでしょうねー……?」
マミ 沙々「…………」
沙々(い、勢いで書き換えちゃいましたからねー、ついうっかり)
沙々(都合悪いからさっさと話題変えましょう)
沙々(そして後からこっそり、治せるだけ治しましょう)
沙々「にしても魔女について動揺したのは仕方ないとして、マミさん落ち着いてますねぇ」
沙々「普通は自分の心を掌握した相手の前にこうして立ったら」
沙々「もっと激昂や動揺したりすると思うんですが」
マミ「……いきなり知ったなら、佐倉さんにさっき言われるまで何も気づいてなかったら」
マミ「あるいはそうだったかもしれないわね」
マミ「だけど正直、優木さんが私の心に干渉してるって、私、前から知ってたもの」
沙々「えっ?」
沙々「嘘ですよね?それはさすがに」
316 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 17:52:56.09 ID:fxIFEwufo(7/14)
マミ「嘘なんかじゃないわよ」
マミ「……最も表現として正確とは言い難いかもしれない」
マミ「より詳しく言えば、私はあなたが私の心を探ったり何かしてるのは知ってたけど」
マミ「それがどの程度のものかまでは判別がついてなかった」
マミ「あなたがどんな人間かってことくらいなら、とっくにわかってたわ」
マミ「おそらくあなたが私を深いレベルで自分の思い通りにしようとしたから」
マミ「私もまた、あなたの深淵を少し覗くことになったんじゃないかしら?」
マミ「もっと大胆に予想すれば、優木さんと魔女の場合にも同じことが起こってる」
マミ「それは本来双方向性のものだけど、魔女の場合は、魔女側がそれを気にかけないだけ」
マミ「これが多分一番合理的な事態の解釈だと思う」
沙々「……じゃ、じゃあ、あなたから見るわたしはどんな奴だって言うんですか?」
マミ「ふふふ。とても弱くて寂しい子なのに、僻みっぽくて性格悪い」
マミ「一人でいるのが怖いのに、私以外に頼れる存在がない」
マミ「それが私にとっての優木さんだけど?」
317 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 17:56:27.15 ID:fxIFEwufo(8/14)
沙々「ふ、ふーん」
沙々(……悔しいけど大体当たってると認めざるおえません)
沙々(なんかこう、自分が隠してたと思ってたことが)
沙々(ずっと前から実は相手に知られてたって恥ずかしいですね)
マミ「でもだからこそ、佐倉さんと久しぶりに再会したあの時から」
マミ「あなたが私に何をしてるのかが不安で仕方なかった」
マミ「あなたは酷い人だから」
マミ「私があなたにとって特別に必要な存在でなかったのなら」
マミ「心を自在に弄ることに何の抵抗も持たないでしょうし」
マミ「用が済んだり使い潰したら簡単に捨てていくはず」
マミ「それが、すごく怖かった」
マミ「私には何かを弄られていても、それを自覚する術はないわけでしょう?」
318 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 18:02:32.59 ID:fxIFEwufo(9/14)
沙々「今は、怖くないんですか……?」
マミ「ええ。優木さんに襲い掛かかった佐倉さんの形相を見た時には」
マミ「私が弄り回されてると確信してたから、あんなに動揺してたのかなって疑ったけど」
マミ「実際に今日話を訊いてみたら、そこまでは彼女もわかるわけじゃないみたいだったし」
マミ「それとさっきも言ったけど、優木さん、こうして私に意見を尋ねてくれてるじゃない?」
マミ「一緒にいてくれるって言ってくれた」
マミ「私のことがそこまで大切じゃないなら、あなたのことだから」
マミ「とっくに私を捨てるか始末してるはずだと思うの」
マミ「もしただ道具として必要なだけだったら、意見を聞かずに強制してると思う」
マミ「私の意見を聞いてくれた」
マミ「その事実だけで、今は十分だわ」
沙々「今は……、ですか」
マミ「ええ、今のところは、ね」
319 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 18:27:27.04 ID:fxIFEwufo(10/14)
沙々「……だけど、今から先って本当に必要なんでしょうか?」
マミ「へ?」
沙々「いや、もしかして、もしかしての話ですよ?」
沙々「――ソウルジェムを破壊すれば、こんなふざけたことから、解放されたり……?」
マミ「……なるほど、そうかもしれないわね」
マミ「いつからそのことについて考えてたの?」
沙々「魔法少女の末路が魔女なんだと」
沙々「暁美ほむらのおかげできちんと理解してからずっと、ですね」
マミ「…………」
マミ「あなたの言うことには確かに一理ある」
マミ「それで何もかも完全解決してしまうなら」
マミ「魔女になるって仕組みがあること自体不気味だけど」
マミ「ソウルジェムについて、壊したらどうなるかとかの情報はあるの?」
沙々「いや……、特にないですけど……」
320 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 18:36:49.93 ID:fxIFEwufo(11/14)
マミ「でも、それで何が起こるにせよ」
マミ「つまりそれって、魔法少女じゃなくなるはずでしょ?」
マミ「私は絶対に、嫌よ」
沙々「どうしてですか?」
マミ「逆に一つ聞かせてくれない?」
マミ「優木さんは、なんでそれを最初この事実を聞かされた時にやらなかったの?」
沙々「…………」
沙々「あなたとの繋がりが、なくなると思ったんですよ」
沙々「あなたを操縦する術、あなたと一緒にいる意味、」
沙々「どちらも魔法少女の中にしか見当たらなかった」
沙々「あなたと一緒にいたいと思うならば」
沙々「魔法少女であることを否定する選択肢は、どんな形であれ選べなかった」
沙々「最初躊躇してしまったのが、わたしの運命を決定づけてしまった」
沙々「わたしがあなたへ縋るには、魔法少女であり続ける道を選ぶしかなかった」
321 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 18:40:19.95 ID:fxIFEwufo(12/14)
マミ「そう……。なら私も、優木さんと大体似たようなものよ」
マミ「私が魔法少女じゃなくなったからと言って」
マミ「魔女や使い魔と、それらがもたらす災いがなくなるわけじゃない」
マミ「私が生き延びたのは契約のおかげだわ」
マミ「自分にまだ誰かのため力を奮う機会があるのに」
マミ「それから目を背けて、自分のための選択を選ぶなんて、納得できない」
マミ「私が生きる意味を見いだせるのは、縋ることができるのは正しくあること、そこにしかない」
マミ「……まあ、魔女についてあなたのせいで何も感じないから」
マミ「こんな威勢のいいことを現在言えるのかもしれないけど」
322 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/10(日) 18:43:59.99 ID:fxIFEwufo(13/14)
沙々「はは、ハハハ……」
沙々(ま、また話がわたしの都合が悪い方向に……)
マミ「結局私達どちらともにも今の所」
マミ「魔法少女をやめて生きていける居場所なんてないのよ」
沙々「……それじゃあ、どうするんですか?」
沙々「暁美ほむら、佐倉杏子、あの二人と敵対するのは得策とは言えない」
沙々「だけど、見滝原からどこかへ出るのは避けたい」
沙々「やはりましなのは見滝原から出る方――?」
マミ「ちょっと早計過ぎない?」
マミ「どっちも嫌なら、もう一つ選択肢があると思うけど?」
沙々「もう一つ?何を言ってるんですか?」
マミ「佐倉さんのあの話ぶりからして、私のことを色々思ってのことだったみたいだし」
マミ「どうせなら両方、追い求めちゃうのも、ありでしょ?」
323 ◆2DegdJBwqI 2013/11/10(日) 18:45:38.90 ID:fxIFEwufo(14/14)
今日はここまで
しなきゃいけないことあるから
SS書いてる場合じゃないんですけど現実逃避した結果が更新だよ
324 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 14:38:36.53 ID:tbccy/epo(1/22)
〜☆
ー翌日 夜ー
ほむら「優木沙々、一刻も早くまどかを開放しなさい」
沙々「それはあなたとの話し合いが済んでからです」
沙々「大丈夫、鹿目さんはあなたの知ってる彼女そのまま、健康そのものですよ」
沙々「ご覧の通り、ね」
まどか「……」
沙々「ほら、なんか喋ったらどうですか?」
まどか「ほ、ほむらちゃん!私は大丈夫だから!」
まどか「優木さんと争うのをやめてっ!お願いっ!」
沙々「ち、近くで大きな声いきなり出さないで下さいよぉー」キーン
ほむら 杏子 さやか「…………」
325 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 14:41:55.83 ID:tbccy/epo(2/22)
ほむら「杏子、まどかが優木沙々に操られてるかどうか、わかる?」ボソボソ
杏子「アイツなら今、間違いなく操られてないよ」ボソボソ
杏子「自分の意志だけで思考、行動してる。自信を持ってそう保証してやる」ボソボソ
ほむら「……そう、それは良かったわ」ホッ
さやか「ほむら、今度は無駄に沙々さんを刺激したりしないようにね」ボソボソ
ほむら「もちろん。わかってる」ボソボソ
ほむら「…………」
ほむら「優木沙々、じゃあその話し合いとやらをすぐに始めて、手早く終わらせましょう」
ほむら「あなたの要求は?」
沙々「なあに、そんな難しいものじゃありませんよ」
沙々「これから仲良くしていきましょう、ただそれだけのことです」
沙々「争って双方を危険に曝すよりは、互いに共存の道を模索するのがより健全でしょう?」
326 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 14:46:40.24 ID:tbccy/epo(3/22)
沙々「マミさんに恩を売りたい、あなたはあの時たしかそう言ってましたね?」
沙々「現時点、マミさんは私側についてくれています」
沙々「恩を売りたいなら、今どういう選択をすべきかは一目瞭然」
沙々「あなたがわたしに行った無礼の数々、特別に目を瞑ってあげます」
沙々「もし感情論でこんな有益な取引をご破算にしたら、はっきり言ってバカ、ですよ?」
ほむら 沙々「…………」
マミ「ねえ、優木さん。なんで相手をちょっと挑発してるのよ」ボソボソ
沙々「奴には一度、こちらから提示した和解を拒絶されましたからね」ボソボソ
沙々「はっきり言って腹に据えかねてるんです……」ボソボソ
マミ「あなたが感情論で交渉をややこしくしてどうするのっ!」ボソボソ
沙々「でも、きっと大丈夫だと思いますよ」ボソボソ
沙々「ここで全てをぶち壊した場合の損得勘定くらいは、彼女もするでしょうから」ボソボソ
327 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 14:48:48.61 ID:tbccy/epo(4/22)
ほむら「…………」
ほむら「……そうね、あなたの言うとおりだわ」
沙々「ほら、やっぱり」ボソッ
ほむら「巴マミは事実を知ってもなお、あなたの側につくみたいだし」
ほむら「まどかは争いを望まない。さやかもあなたへの糾弾には消極的」
ほむら「今ここで私が強硬な手段を取っても、私に益は少ない」
沙々「それなら、これまでのあれこれは互いに水に流す。それで構いませんね?」
ほむら「ええ」
沙々「……とはいえ、こっちはこれまで散々迷惑かけられてきましたからねぇ」
沙々「完全にこれまで通りってのも、正直なところ納得しがたいです」
マミ「っ!?」
マミ(な、何言ってるの優木さんは……!)
328 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 14:52:31.92 ID:tbccy/epo(5/22)
ほむら「……それはつまり、どういうことかしら?」
沙々「これまでのことは不問にする代わりに」
沙々「そちらの目的をちゃんと明かしてくださいってことです」
沙々「グリーフシードがたくさん欲しい、それがあなたの目的では当然ないんでしょう?」
沙々「今後このような事態を引き起こさないためにも」
沙々「これから私達は、今までよりもっと強い絆で結ばれるべき」
沙々「そのためにはあなた達、暁美さんと佐倉さんの目的」
沙々「それを明かしてもらわないと、話の筋としておかしいと思いませんか?」
沙々 ほむら「…………」
ほむら「……わかったわ。丁度いい機会だし、正直に話しましょう」
ほむら「どういうカラクリかはともかくとして」
ほむら「巴マミは、魔女の真実を乗り切ったみたいだし」
ほむら「あえて黙っている理由は今となってはない」
ほむら「私達、そして私の目的は」
ほむら「――やがてこの街にやってくる、ワルプルギスの夜の討伐よ」
329 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 14:55:09.35 ID:tbccy/epo(6/22)
まどか「…………ワルプルギスの、夜?」
沙々(ワルプルギスの夜……、暁美ほむら……)
沙々(それじゃあ鹿目まどかの心を覗いたときに見た、アレはもしや本当に……?)
マミ「どうして、そんなことがわかるの?」
ほむら「信じられない?」
ほむら「でも、それは真実なの」
ほむら「魔法少女が魔女になることが、あなた達にとって隠された真実であったように」
ほむら「私はあの伝説の魔女を倒すため、気が遠くなるほど長いあいだ準備を重ねてきた」
ほむら「証拠、とは言えないかもしれないけれど、信憑性は高めてくれるだろう資料を」
ほむら「私の家に来てくれれば、あなた達に山ほど見せてあげることができるわ」
沙々(私の家……、罠でしょうか?)
沙々(いや、いくらなんでも、そうとは言い切れませんね)
沙々(少なくともわたしが鹿目まどかの中に見たアレが、ワルプルギスの夜なのだとしたら)
沙々(暁美ほむらにはワルプルギスの夜と、何かしら因縁があるのは間違いないでしょう)
沙々(問題は、ぼんやりとしていたとはいえ、あの光景がどうして鹿目まどかの中に――)
330 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 14:56:59.40 ID:tbccy/epo(7/22)
ほむら「優木沙々ははっきり言って、あの魔女との戦いにおいて戦力になるとは思えない」
ほむら「しかし巴マミはとても貴重な……」
杏子「――ちょっと待ってよ」
331 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:00:41.58 ID:tbccy/epo(8/22)
ほむら「……杏子?」
杏子「無事に大団円の方向で話が進んでるなか悪いね」
杏子「アタシは絶対に、このまま優木沙々を認めるつもりはない」
杏子「ほむらは自分の目的、利益のため、認めるつもりみたいだけど」
さやか まどか「っ!」
沙々 マミ「…………」
ほむら「じゃあ、どうするつもり?」
ほむら「巴マミに事のあらましを教えて、目を覚まさせるのには失敗したわよ?」
ほむら「何か他に手だてがあるというの?」
杏子「そんなの決まってるでしょ、最終手段だよ」ヘンシン
ヒュッ
杏子「ぶっ潰しちゃえばいいのさ、こうなった原因を根っこからね」ブンッ
ほむら「それをやったら巴マミの精神が不安定になるだろうって、あなた前に……」
332 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:03:01.18 ID:tbccy/epo(9/22)
杏子「不安定なら、まだいいじゃないか」
杏子「今まで、優木沙々にマミが何もされてないって、なんで言えるんだよ?」
杏子「アイツがマミの人格を都合よく改竄した可能性」
杏子「少なくともその時間と機会はいくらでもあったはずだ」
杏子「たとえ今まで何もされていなかったとしても」
杏子「そもそもアタシは優木沙々という人間を全く信用できない」
杏子「アタシがわかるのは、アイツが人格を改竄できるレベルでマミを掌握してることだけ」
杏子「もし今まで、何もしてなかったとしても、これからずっと同じ保証はどこにもない」
ほむら「……優木沙々が信用できないと主張したくなる、あなたの気持ちはわからないでもないわ」
ほむら「でも、現実問題私達に何ができるというの?」
ほむら「不必要に巴マミを損なうかもしれないリスクを負うのは――」
333 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:10:35.58 ID:tbccy/epo(10/22)
杏子「現実、現実、現実……、クソくらえだそんなのは」
杏子「魔女が人間を操る」
杏子「優木沙々が人間を操る」
杏子「本質的な差はそこにはないだろ?」
杏子「だったらこいつの能力なんてのは、本来最初から許されるべきじゃないんだよ」
杏子「あるいは、どんな能力でも使い方さえ正しければ、人のためになる正しい働きをする」
杏子「確かにそうかもしれないね」
杏子「でも、こいつが一度たりとも、自分のしたことを悔いた素振りを見せたか?」
ほむら「…………」
杏子「もちろん、今のアタシなんかがそれを責める権利はない」
杏子「アタシが偉そうに口を出すのは誰が見たって筋が通ってない」
杏子「ああ、わかってるよ」
334 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:13:05.01 ID:tbccy/epo(11/22)
杏子「……ただ、それでもアタシはマミを助けるって決めたんだ」
杏子「愛だ勇気だなんだって、御大層な言葉を持ち出すつもりはないけれど」
杏子「本当に助けられないのかどうか、それを確かめるまでは諦めたくない」
杏子「このまま黙って、この違和感を残したままなし崩しの形で」
杏子「新しく二人と組んでワルプルギスと戦う、なんてのはアタシには無理だ」
ほむら「……もし、杏子の行為の結果として、巴マミが死んでしまったとしても?」
ほむら「そんなことになったらあなた、絶対後悔することになるわよ?」
杏子「そりゃ、後悔するだろうな」
杏子「……ふん、今更後悔の一つや二つ増えたところで、それがどうだっていうんだ」
杏子「このまま黙って見過ごしてもどうせアタシは後悔する」
杏子「優木沙々が死んで、それでマミまで死んじまうなら、きっとそこまでの人生だったんだろ」
杏子「魔法少女なんて、いつだってそんな割に合わない存在だよ
杏子「ほむらもわかってるだろ?」
ほむら「…………」
335 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:16:07.41 ID:tbccy/epo(12/22)
杏子「どうなるかなんてやってみないとわからない」
杏子「わかんないからこそ、やるんだよ」
杏子「マミのため?むしろアタシ自身のために、だ」
杏子「アイツの生き方が、アイツの人生が、誰かの手によって歪められるなんて許せない」
杏子「これまでそうしてきたように、アタシはアタシの好きなようにやる」
杏子「本当にマミが何を考えてるかなんて、アタシなんかにわかるわけはないし」
杏子「その前にほむらが立ち塞がるつもりなら、残念だけど同盟はここまでってことになる」
ほむら「……っ!」
ほむら「……お願いだから、やめて頂戴」
ほむら「巴マミが真実を知ってもなお、闘う意志を見せている」
ほむら「私にも信じられないくらいに、とても上手くいってる流れなの」
ほむら「この機会を逃したら、ひょっとしたらもう二度と――」
杏子「そう、それが詰まる所アンタの本心なんでしょ?」
336 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:18:22.37 ID:tbccy/epo(13/22)
杏子「わかるよ。アンタはただ、自分の本当に守りたい物のために戦ってるだけ」
杏子「ただし暁美ほむらにとっての巴マミは、所詮自分のプランにおける道具の一つなのさ」
杏子「なるべく波風は立てたくないけど、いざとなったら見捨てたり、利用する、そんな存在」
ほむら「……」ギリッ
杏子「アタシとアンタでは、立ってる立場、気持ちの重みが違うんだ」
杏子「アタシに味方しろなんて贅沢は言わない。ただ傍観しててくれればいい」
杏子「たとえ三対一になったって、アタシはやるつもりだけどな」
ほむら「……もう、止まる気はないのね?」
杏子「もう決めたこと、だからな」
ほむら「…………」
337 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:22:33.24 ID:tbccy/epo(14/22)
ほむら(今ここで、杏子を三人がかりで押さえつけることは難しくないでしょう)
ほむら(私の時間停止、巴マミのリボン)
ほむら(むしろ二人がかり、この状況ならおそらく私一人でだって可能ね)
ほむら(……しかし、それでは杏子が納得しない。必ず関係に亀裂が生じる)
ほむら(ここで遺恨を残したら、間違いなく後に尾を引くわ)
ほむら(魔法少女にとって心のしこりがどれほど危険か、嫌というほど思い知らされてきた)
ほむら(こうなってしまえば、三人がわだかまりを無事解決するのを)
ほむら(半ば部外者の私はもはや祈るしかないか……)
杏子「そろそろ、答えを聞かせてもらえる?」
ほむら「…………」
ほむら「優木沙々、まどかから手を離して」
ほむら「彼女を危険な目にあわせるわけにはいかない」
ほむら「私がまどかとさやかを戦いから保護するから」
338 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:26:30.54 ID:tbccy/epo(15/22)
沙々「……」
沙々(ここで断っても、話がややこしくなるだけですね)
沙々「話は終わってませんがまあ、いいでしょう。これで貸し一つ、ですよ」パッ
ほむら「ありがとう、恩に着るわ」ヘンシン
カチッ
ほむら「……」
まどか さやか「!」
沙々(相変わらず発動条件とかがよくわからないテレポートですねぇ)
沙々「やれやれ、長い長い打ち合わせ、やっと終わりましたか」ヘンシン
沙々「待ちくたびれちゃいましたよ」
杏子「ああ、ようやくな」
杏子「……ちゃんと待ち時間に、今生の悔い改めは済ませといたか?」ニヤリ
沙々「けっ、バカ言ってんじゃねーよ」
沙々「ここまで漕ぎ付けたのに、あっさり死んでたまるかっての」
339 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:28:40.22 ID:tbccy/epo(16/22)
マミ「…………」ヘンシン
マミ「佐倉さん、あなたってホント素直じゃないわね」
マミ「こんな形であなたの想い聞きたくなかった」
杏子「へっ、マミ先輩みたく素直なだけじゃ、しぶとく生き残れないからね」
マミ「……私達、またあの頃みたいにやり直せないの?」
杏子「そいつがいる限り、難しいだろうな」
杏子「――まあ、これからアタシと戦って勝てたら、一応は考えてやる」
杏子「優木沙々一人だけじゃ話にならないし、二人がかりで一斉に来なよ」
マミ「……そう、それは朗報ね」スチャッ
まどか「――っ!」
まどか「ほ、ほむらちゃん、魔法少女同士で争うなんて絶対おかしいよっ!」
まどか「だから――」
340 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:31:40.01 ID:tbccy/epo(17/22)
ほむら「私には無理よ。ああなってしまった杏子は言葉ではもう止まらない」
ほむら「ただ少なくとも巴マミが直接殺されることは、ないと思うわ」
ほむら「……優木沙々の生命の保証は、残念ながらできない」
まどか「そんな……」
さやか「だ、大丈夫だよまどか」
さやか「なんてたってあのマミさん、それにいくら優木さんが弱くても二人がかり」
さやか「どれだけ杏子が強いのか知らないけど」
さやか「さ、さすがに二人が圧勝して、杏子も目を覚ますっしょ!」
ほむら「…………」
ほむら(本当に、そうなるかしら?)
341 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:34:55.46 ID:tbccy/epo(18/22)
ほむら(ループにおける事象のズレ、揺らぎ)
ほむら(その中でも生きてさえいれば、巴マミに師事したか、師事してないかに関係なく)
ほむら(杏子の実力というものはかなり安定している)
ほむら(それに対して巴マミには経験上、大まかに三つほどのパターンがある)
ほむら(一つ目は孤独の中で、自分の生き方を純粋に追求し続ける生き方をしたマミ)
ほむら(理想に殉する覚悟を持ったこの巴マミは、最も強い)
ほむら(ただしその分、魔女の真実がより深刻に彼女に圧し掛かる訳だけど)
ほむら(杏子と師弟関係を結ばなかった場合は、基本的にいつもこのパターン)
ほむら(二つ目は杏子との決別を、乗り越えたマミ)
ほむら(乗り越えたとはいっても、一度仲間のいる生活に慣れてしまった後となっては)
ほむら(戦闘力、精神面において、常時少しだけ不安定な面が出てくる)
ほむら(まどか達を魔法少女に誘うことにもいくらか積極的になる)
342 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:37:02.27 ID:tbccy/epo(19/22)
ほむら(三つ目は杏子との決別を、乗り越えられなかったマミ)
ほむら(戦闘力に関しては二つ目とさほど変わらないけれど、精神面での弱さが目立つ)
ほむら(まどか達への勧誘も積極的)
ほむら(……しかし、今回の巴マミは、大きくその三パターンから外れている)
ほむら(魔女化の真実に耐えるというイレギュラーではあるけれども)
ほむら(――私がこれまで見てきた巴マミの中では圧倒的に弱い)
ほむら(杏子の実力がいつも通りでいる以上、このままでは……)
343 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:39:22.46 ID:tbccy/epo(20/22)
〜☆
杏子(どうしていつも、こうなってしまうんだろう?)
杏子(どんな奴であれ、マミにできた新しい仲間をアタシは殺そうとしてる)
杏子(アタシは間違ってるのか?それとも正しいことをしてるのか?)
杏子(……ふん、もはやどっちでもいい話か)
杏子(……でも一つだけ、アタシが優木沙々に対して)
杏子(どうしてこんなにも苛立つのかようやくはっきりした)
――全部おまえが生み出した幻じゃないか。
――そうして惑わした人々をお前は手にかけるつもりだったんだろう?
――教会の娘があろうことか悪魔に魂を売るなどと……。
杏子(親父のこと、少しは振り切ったと思ってたけど)
杏子(だけど、実際は全然ダメだったんだ)
344 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/17(日) 15:41:53.05 ID:tbccy/epo(21/22)
――今のお前がやっていることは何だ?
――父親などいなくとも世の中は救えるのだと、
――信仰を踏みにじり、人を惑わし嘲り笑う悪魔の所業ではないか
杏子(優木沙々は、親父がアタシを非難したとき、魔女と呼んだモノと酷似してる)
――それすらの自覚なくして語るお前の姿を……。
――魔女と呼ばずに何と呼ぶんだ。
杏子(人を惑わし嘲り笑う悪魔)
杏子(それがアタシにとって、正義の象徴になってるマミに覆いかぶさってる)
杏子(だから、アタシは――)
345 ◆2DegdJBwqI [saga sage] 2013/11/17(日) 15:44:26.91 ID:tbccy/epo(22/22)
今日はここまで
杏子余計なことを……って言われる気がそこはかとなくしますけど
マミさんが魔女化を気にしないように、あっさり沙々さんに前回書き換えられたことも
どうか考慮してあげてください 杏子側からはそれわからないけど
● 三(マ)位一体説(仮)
曖昧に色々並べると大体こんな感じの予定
巴マミ(叛逆) 理想のマミさん一番強い
↑
パターン1
↑ 巴マミ(おりこ) キリカを殺したりすることも容赦しない
パターン2
↑ アニメ本編
↑ TDS さやかとの関係構築失敗でパターン3へ
パターン3
↑
↑
これの中のマミさん 使い魔遅くしたり、リミッター外してもらったり楽してたから仕方ないね
最近今更沙々さん主人公のエタったスレ読んだら
沙々さんとマミさんが仲良くする、それに杏子が感情を昂ぶらせるでこれと似たようなことやってた
こっちはエタらないように気をつけなくては
346 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/17(日) 22:04:50.73 ID:6vsgUfhso(1)
乙
人間一度楽を覚えるとあっという間に劣化するものね
347 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/18(月) 09:43:52.93 ID:RFXOlSYeo(1)
叛逆のマミさんはマジで強かったよな
リボンで作った初出の隠し玉の存在、それ単体でほむらを圧倒
同時には動けないのかもしれんけど、動けたらもうヤバイ
孤独を紛らわすために開発したんだとしたらとか考えてしまう
348 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/18(月) 14:29:10.78 ID:euoyWmXPo(1)
>>リボンで作った初出の隠し玉の存在、それ単体でほむらを圧倒
リボンで作った偽の体だからそこまで動けたという説もあるけどね。
まあ、存外ベベの存在で精神的に安定していた叛逆だからこそ、そこまで操作できたとかは、
精神状態に左右されまくるマミさんだけにあり得そう。
349 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/20(水) 14:28:10.85 ID:u4lw8pL4o(1/10)
〜☆
ダァン!ダァン!ダァン!
ギィン ギィン ギィン
杏子「おらっ!どうしたマミ先輩っ!」
杏子「アンタの本気はそんなもんなのかよっ!」ブンッ
マミ「くっ……」ガキィン
シュルルルル
杏子「もしかしたら昔よりもリボンの使い方」
杏子「下手になってたりしてな、アンタっ!」ダッ
マミ「っ!」
ドガッ!
杏子「……チッ、外したか」
350 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/20(水) 14:31:23.07 ID:u4lw8pL4o(2/10)
沙々(うーん、わたしからすればまさに別次元の戦いですねぇ)
沙々(ただし現状、佐倉杏子の方が優勢、実力は拮抗していない)
沙々(唯一幸いなのは、佐倉杏子が巴マミを殺そうとはしていないこと)
沙々(でもだからといって、手加減してくれてるってわけでもないですし)
沙々(こうしてマミの後方でコソコソしてるのにも限界が……)
まどか「ああっ、あわわ……」
さやか「沙々さぁーんっ!なぁにやってんのぉーっ!」
さやか「はやくぅ、マミさんにぃ、加勢してあげてよーっ!」
沙々「そんな無茶わたしに言わないで下さいよっ!」
沙々(というか空いてる距離考えても声でかすぎ)
351 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/20(水) 14:44:40.23 ID:u4lw8pL4o(3/10)
杏子 マミ「…………」
杏子「これだと決着まで、無駄に手間取りそうだな」
杏子「つい、決め手に躊躇しちゃってる、お互いに」
マミ「ええ、確かにそうね」
マミ「それじゃちょっと、聞いてみましょう」
マミ【ねえ、暁美さん】
まどか さやか「!」
沙々(オープン回線のテレパシーですか)
沙々(様子を見る限り、一般人二人にもわざと聞かせてるみたいですね)
沙々(大方なるべく仲間外れにしないようにってことなんでしょうが)
沙々(どうせ部外者なんですし、そういう公平さは別にいらないような……)
ほむら【何かしら?】
マミ【魔法少女について、あなた詳しいわよね?】
マミ【魔法少女がどこまで肉体の損傷に耐えられるか、わかる?】
352 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/20(水) 14:54:03.53 ID:u4lw8pL4o(4/10)
ほむら「…………」
ほむら【一応回復魔法が得意かどうかという違いはある】
ほむら【けれど、魔法少女の本体は肉体ではなくソウルジェム】
まどか さやか マミ「……っ!」
杏子「……」ニヤリ
沙々(こ、こっちみんな)
ほむら【理論上はソウルジェムさえ無事なら】
ほむら【どんなケガも時間と魔力さえあれば修復可能よ】
ほむら【逆に言えばソウルジェムが壊れてしまえば――】
マミ「……」
杏子「――余所に注意、向けてる場合?」
ダッ
マミ「――っ!」バッ
353 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/20(水) 14:56:47.70 ID:u4lw8pL4o(5/10)
ブゥン
ザシュッ!
まどか さやか 沙々「!」
ほむら「……」
マミ「…………迂闊だったわ」ヨロッ
杏子「油断した?」
杏子「はっ、仮にもアンタが戦ってる最中に相手への注意を怠るなんてね」
杏子「手ごたえからして右肩から右足まで結構深く入った」
杏子「これで、少なくともさっきまでの動きはできない」
354 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/20(水) 15:05:40.85 ID:u4lw8pL4o(6/10)
沙々(……うわぁー、こりゃ非常にまずい)
沙々(マミのリミッターを外す?)
沙々(そんなことしたら余計佐倉杏子がブチ切れて)
沙々(和解の可能性がなくなりますね)
沙々(やれやれ。赤鬼みたいで怖いし、失敗したら殺されちゃうから)
沙々(あまり前に出て戦いたくなかったんですけど……)
沙々(マミが動ける内に、ここで覚悟を決めた方がよさそうです)
沙々【マミさん、一度後ろに下がって】
マミ【えっ?で、でも……】
沙々【そんなケガで、佐倉杏子の攻撃を受け切るなんて、不可能ですよ】
沙々【わたしがこれから前に出るんで、後ろからそのケガ回復しつつ援護してください】
355 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/20(水) 15:12:04.88 ID:u4lw8pL4o(7/10)
〜☆
ブゥン
沙々(『左っ!』)
ドガッ!
杏子「チッ!」
ダァン! ダァン! ダァン!
杏子「ぁあっ!クソうぜぇっ!」バッ
さやか「……な、なんかさっきと比べて、戦い随分地味になったね」
さやか「私にでも、どういう攻防が行われてるのかよくわかるっていうかさ」
ほむら「優木沙々のせいよ」
さやか「えっ?」
ほむら「杏子が攻撃を仕掛ける瞬間、明らかに彼女の意思と異なる余計な動作が見てとれる」
ほむら「精神操作、というよりは、身体の支配権をほんの僅かの時間奪って」
ほむら「それによって攻撃を逸らそうとしているのね」
ほむら「杏子も必死で抵抗しているから、あんな風に動きがぎこちなくなってる」
356 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/20(水) 15:27:56.51 ID:u4lw8pL4o(8/10)
さやか「沙々さんって、私が思ってたより凄い魔法少女だったんだ」
ほむら「それでも、優木沙々がこれまで避け続けることができたのは」
ほむら「巴マミを後ろに下げてから、最初に上手いこと杖による一撃を杏子に当てたから」
ほむら「そろそろそのダメージから、杏子は回復するはずよ」
まどか「…………」
沙々(それにしてもなんで、佐倉杏子に少しだけとはいえ魔法が通るんでしょう?)
沙々(耐性があるんですから、普通いきなり通るはずないんですが)
沙々(つまり一度は何かしらの形で通したことがあるはず……、うーん?)
沙々(まぁ、とはいえいい加減決められないとヤバそうですね)
沙々(いつまでも誤魔化し続けられるほど、いくらなんでも甘くはない)
杏子「おい、優木沙々」イライラ
杏子「正々堂々、やったらどうだい?この腰抜け」イライラ
沙々「そんなことしたらわたし、死んじゃうじゃないですか」
357 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/20(水) 15:43:06.65 ID:u4lw8pL4o(9/10)
沙々(マミのリミッター外したりしてない分、遠慮してるわけで)
沙々(むしろこっちは感謝してもらってもいい立場なはずなのに)
杏子「……だから大人しく死んでろって」
杏子「言ってんのさっ!」ダンッ!
ジャラジャラジャラジャラ
マミ(多節棍っ!)
マミ「――優木さん逃げてっ!」
沙々(――やっと、全力で踏み込んで来ましたねっ!)
シュルルルルル
ビシィッ!
杏子「なっ!?」
358 ◆2DegdJBwqI 2013/11/20(水) 15:44:16.58 ID:u4lw8pL4o(10/10)
杏子の身にいったい何が起きたのか 今日はキリがいいからここまで
戦闘シーン台本だと何やってるのかってホントわかりづらい
戦闘書きたいわけではないから……、ないから……。
次回、今更だけど沙々さんの魔法ごり押し独自設定入るから注意ね
>>348
べべは偽りの記憶ですし、マミさんの強さにどこまで影響してたかは少し微妙な気も
改変後は使い魔倒す倒さない、で他の魔法少女と意見違えずに済むようになったの結構でかそう
魔獣は人の感情喰ってグリーフシード落すってPNにありますけど
外からどれくらい食ってるかわかんないでしょうから、まぁ基本みんな倒す方針でしょう
キュゥべえも改変前よりは多少マミさんのメンタルケアするはず
359 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/20(水) 15:53:26.61 ID:t0IMY93Ko(1)
乙
QBメンタルケアするかなあ
ほむらを実験道具にした所を見ると微妙な気が
叛逆でも結界解けた後にQBが裏切り同然の行為をしていたのに落ち着いていたし
案外ドライな関係だったのかも
360 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/20(水) 20:20:55.03 ID:hEAZlE7no(1)
絶好調時のマミさんは登場人物最強クラスなのは間違いないし、改変後世界では稼ぎ頭として大事にしてたんじゃないかな
メンタル揺さぶられると弱いのは付き合い長いQBも多分分かってるだろう
あの実験に関しては改変前の世界システムについてほむらが説明しちゃったのがまずかった、より効率的なエネルギー回収手段を知ったQBがそちらを試そうとするのは当然だろうし
361 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/22(金) 14:07:00.86 ID:NVJNpl9ao(1)
まぁ、でもあの様子だといつか似たような方法で円環の理を観測しようとすると思うな
ほむらが言ったことで、それが早まってしまったって感じかな。うかつなのは確かだけど
362 ◆2DegdJBwqI 2013/11/22(金) 15:01:44.43 ID:j6drIB9Wo(1)
優木沙々のSSへの出し方
1 一人称は「わたし」、私ではなく「わたし」
2 契約時と織莉子と話してる時、多分制服違う?
3 魔女を含めて(自分より優れた)相手を洗脳できる魔法少女
4 単体だとキリカより弱い というか精神的に弱い
5 幼女を躊躇なく盾にしようとしたり杏子を偽悪的だと位置付けると願いその他どう考えても悪な思考回路
さあ大体これだけわかってればきっと書けるから咬ませ犬とかでいいからもっと出演SSを増やすんだ!
今更俺が言うのも何だし多分実際は問題ないというか手遅れだと思うけど
まあこのSS関係ないし、叛逆の核心的なネタバレにつながりかねない話はそこら辺でストップしてくれると嬉しいです
ただアレは観測可能な存在は干渉可能ってことが大事なはずで(映画ほむらの行為含め)
有史以来QBにそれが可能だった時はあの時までないはずですし
あの後何事もなくマミさんや杏子を使ってもほむら一人覚えてた記憶、繋がりがないと厳しいかと
363 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/22(金) 22:01:29.35 ID:WX6GuvtHo(1)
乙
>>359
メンタルケアをするというよりも、潰しに行かないという事なのでしょうな。
感情という物が今ひとつ理解し切れていないQBだけに、メンタルケアする気があっても、ケア仕切れないだろうし。
率先して魔法少女を潰すために動くQB程面倒な物は無いから、ソレが無いだけでも負担は小さいでしょうね。
364 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 19:27:50.49 ID:ygqa3IoBo(1/13)
沙々「うらぁぁあああ!」グイッ
ガッ ドサッ
バターン!
杏子「ぅぐっ!」
さやか「……え?」
さやか「ねえ、ほむら」
さやか「杏子が突然バランス崩してよろめいて」
さやか「それから沙々さんが思いっきりタックルして」
さやか「沙々さんが馬乗りになった」
さやか「だよね?状況あってるよね?」
ほむら「ええ、その通りよ」
365 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 19:32:42.34 ID:ygqa3IoBo(2/13)
さやか「……え?どうして?今、完全に杏子優勢だったじゃん」
さやか「なんで杏子バランス崩したの?」
さやか「ねえ――」
ほむら「ちょっと静かにしてて、さやか」
ほむら(あの瞬間、どう見ても優木沙々の手から……?)
まどか「…………」
杏子「降りろっ!アタシの上から降りろっ!」ジタバタ
沙々「げふっ!」バキッ
沙々(こ、こいつ顔殴りやがったなぁ……!)
マミ「ゆ、優木さんっ!」
沙々【マミさん!早く佐倉杏子をリボンで拘束して!】
沙々【わたしが上から体重をかけて、動きを封じるのはこれ以上は無理です!】
366 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/23(土) 19:41:29.20 ID:/WjUeqado(1)
さやかが解説役にww
367 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 19:42:54.22 ID:ygqa3IoBo(3/13)
マミ「っ!」
シュルルルルル
ビシィッ!
杏子「――っ」ギリッ
沙々「はぁ……、はぁ……」ゼーゼー
沙々【そうしたら後はそこで距離を取ったまま、静かに待機しててください】
沙々【マミさんが間に入ると話がこじれます】
沙々【佐倉杏子が気に入らないのはわたしの存在そのものです】
沙々【彼女はどう見たって、第三者の説得で納得してくれる性格じゃないでしょう?】
沙々【わたしと彼女の間で、きちんと折り合いをつけなくては何も解決しませんから】
マミ【……わかったわ、優木さんを信じる】
368 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 19:58:33.04 ID:ygqa3IoBo(4/13)
杏子 沙々「…………」
杏子「一体全体、これはどういうカラクリの手品だよ……?」
杏子「アンタの手から、いきなりマミのと同じリボンがアタシの足に伸びて」
杏子「そして今、マミが使うようなデザインの短銃がアタシに向けられてる」
沙々「手品も何も、今まで使わなかったわたしの魔法の応用ってだけですけど?」
杏子「……なるほどね。それがアンタの奥の手ってことか」
沙々「奥の手ってほどでもないです」
沙々「マミさんと繋いだ魔力のパイプから、魔法のコツみたいなのをちょっとばかし引いてるだけ」
沙々「誰かを操る、自分のモノとして従わせることの応用です」
沙々「とはいえ一種の借りものなので、あなたを転ばせたらリボンは勝手に自壊しちゃう程度ですし」
沙々「銃も短銃にしたい、というよりは短銃でしか生成できない」
沙々「しかも威力と安定性に欠ける。この瞬間も維持するのに多大な精神力を要する」プルプル
沙々「マミさんによる芸術的な生成物と比べれば、玩具みたいな物です」
沙々「それでも拘束された相手を、上から圧し掛かって脅すには十分すぎる玩具ですが」カチャッ
369 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 20:00:54.19 ID:ygqa3IoBo(5/13)
杏子「…………そうかい、じゃあ撃ちなよ」
杏子「悔しいけど、誰が見たってアタシの負けだ。失敗した時の覚悟は端からできてる」
沙々「うぅーん、そうですかぁー……」
沙々「それも選択肢としてはありですけどぉ、わたしは優しいですからねぇ」
沙々「条件一つさえ満たせば、特別にこのまま許してあげなくもないですよ」
沙々「これからワルプルギスの夜が来るのなら、お互い仲良くいられるのがベストですし」
杏子「条件?」
沙々「…………」
沙々「弱すぎ、マミさんの足を引っ張りまくってる」
沙々「前にわたしにそんな口きいてくれちゃったこと、ありますよね?覚えてます?」
沙々「でも現在、そんな雑魚にあなたは負けて、こうして頭に短銃突きつけられてるわけですが」
沙々「どうですか?どんなみじめな気持ちですか?ねえ、どんな気持ちですか?」ニヤニヤ
杏子「…………」
370 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 20:05:27.81 ID:ygqa3IoBo(6/13)
沙々「わたしの足元の地面を舐めるくらいに這いつくばって」
沙々「とてもみっともなく謝罪をしてください」
沙々「優木沙々サマァァぁ!とんだ身の程知らずでしタァァぁ!」エグエグ
沙々「ごめんなサィィぃ!バカなアタシが全て悪かったんでスゥゥぅ!」エグエグ
沙々「……」ゴホン
沙々「最低限、これくらいはやってもらいましょうか?」
沙々「謝るだけで何もかも許してあげるんですから、とぉっても優しいですよねぇ?」
杏子「……ふざけんなよ、クズが」
杏子「誰がテメエなんかに頭下げるか」
杏子「どんな条件を出すのかが、ただ気になっただけさ」
杏子「覚悟は端からできてる。殺せばいい」
371 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 20:11:12.25 ID:ygqa3IoBo(7/13)
沙々「殺す?そんなわけないじゃないですか」
沙々「わたしをワルプルギスの夜の戦力として考えるのは無理がある」
沙々「となるとあなたがいないと、マミさんと暁美ほむらだけが計算できる戦力になる」
沙々「あなたは暁美ほむらに雇われいるんでしょう?」
沙々「きちんと仕事してもらわないと、わたしも困っちゃうんですよ」
杏子「それじゃあアタシを、これからどうするつもり?」
沙々「くふふ、そんなの簡単ですよ」
沙々(一応テレパシーは佐倉杏子と暁美ほむらに限定してっと)
沙々(マミに聞かれると面倒ですからね)
沙々【暁美さん】
ほむら【なに?】
沙々【ソウルジェムが無事なら、魔法少女は大丈夫なんですよね?】
沙々【どんなケガもってことなら、頭を銃弾で撃ち抜かれたとしても?】
杏子「……」
372 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 20:16:18.17 ID:ygqa3IoBo(8/13)
ほむら「…………」
まどか「……ほむら、ちゃん?」
ほむら「何でもないわ、大丈夫よ、まどか」
ほむら【ええ、そうね。ソウルジェムが無事ならそれくらいのケガは問題ない】
ほむら【頭を打ち抜かれた程度では、確かに魔法少女が死ぬはずはない】
杏子 沙々「…………」
沙々「これでわたしが何をしようとしてるのか、佐倉さんにもわかりましたよね?」クスクス
沙々「あなたがこれまでどんな悪いことをしてきたかとか知りませんし」
沙々「わたしにそれをどうこう言う筋合いなんて存在しません」
沙々「いい子として生きてきたつもりなんてありませんからね」
沙々「でもそれとは別に、わたしはあなたに殺されかけて、そして争いに打ち勝った」
沙々「あなたがわたしにやろうとしたこと、やったことの落とし前は必要です」
沙々「わたしを満足させる気持ちのいい謝罪か、それとも額にちょっと風穴開けてみるか」ボソッ
373 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 20:21:19.79 ID:ygqa3IoBo(9/13)
沙々【……なんだったら、これから命乞いを誠心誠意マミさんにしてみたらどうですか?】
沙々【たずげでぇー、マ゛ミ゛先輩ぃ゛ー……、なんてね】
沙々【それがもし恥ずかしいということなら、別にみっともなくやらなくたって】
沙々【マミさんならきっと喜んで、あなたをわたしの魔の手から救ってくれますよぉ?】
杏子「うるせえ。、さっさと撃つなら撃てよ」
杏子「アタシはアンタのこと、絶対に認めないし許さないから」
沙々「へー、そうですかぁ、怖いですぅー」ビクビク
沙々(……他にもう特別言いたいことが思いつきませんね)
沙々「それじゃあ、お望み通りに」ダァン!
杏子「――――」ビクン
まどか さやか「えっ?」
ほむら「…………」
マミ「さ、佐倉さん……?」
杏子「」
374 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 20:23:11.04 ID:ygqa3IoBo(10/13)
〜☆
――魔女になんかなりたくない。
――魔女になんかなりたくない。
――魔女になんかなりたくない。
杏子(なんだこれ?)
――魔女になるのはイヤだ。
――化け物になんかなりたくない。
――あんな醜いのになるくらいなら、死んだ方がましだ。
――イヤだ、死にたくない。
――死ぬのはイヤだ。
――死にたくない。
375 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 20:26:06.20 ID:ygqa3IoBo(11/13)
杏子(……どうやら優木沙々の深層心理、みたいだな)
杏子(魔力で作った銃弾が媒介になって、脳に入ってきてるのか?)
杏子(抵抗はしたけどさっき魔法も使われてたし、不思議じゃない)
杏子(わけねーな。それっぽいこと考えてみても変なもんは変だ)
――マミさんがいれば、どうにかなるんじゃないか?
――いや、でも。
――マミさんがいれば、どうにかなるはず。
――いや、でも。
――マミさんがいれば、どうにかなる。
――いや、でも……?
376 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/23(土) 20:28:53.90 ID:ygqa3IoBo(12/13)
杏子(それにしてもこいつの心の底って)
杏子(自分のこととマミのことばっかりなんだな)
杏子(なんだかんだいって、大事には思ってるってことか)
杏子(アタシはマミのことを思って、あれこれやってたのかな?)
杏子(優木沙々のことが単純にどうしても気に入らないから)
杏子(それで理由をつけて排除しようとしてただけじゃないのか?)
杏子(……アタシが本当にしたかったことって、いったいなんなんだろう?)
377 ◆2DegdJBwqI [saga sage] 2013/11/23(土) 20:39:25.89 ID:ygqa3IoBo(13/13)
今日はここまで
戦闘内容よりここの内容の方が先に決まってた
目先のことばかりで割と無計画っぽくてなのにゲスな
原作っぽい沙々さんを初めて出せた気がする
書いてて三流ゲスだなー感凄い
マミさんをその場に押し留めるために言ったことも嘘じゃないけど
どうせなら前から相当根に持ってたのを償わせる気でいたのも本気だから
世渡り上手いようなそうじゃないような微妙な駆け引き具合に
>>366
解説役さやかしかいなかった
戦闘描写したいわけじゃないからこうした
でも露骨な説明ゼリフとさやかって正直結構似合う気がする
378 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/23(土) 20:46:51.76 ID:V3UmofwC0(1)
乙
沙々ってゲスなようで一番子供らしいような気がする
379 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/24(日) 17:30:38.96 ID:rFiHJ/VZo(1)
やべぇ、俺の心にどんぴしゃってくるSSだ
ささにゃん下種かわいいなぁ
380 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/24(日) 17:47:51.96 ID:xR4AuUF+o(1)
下種さの方向性が子供っぽいというか
381 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/24(日) 21:55:25.41 ID:Aa2qmy0jo(1)
そりゃ中学生ですから
382 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/26(火) 05:54:13.78 ID:TL8WYtTRo(1/8)
〜☆
杏子「…………んっ」ビクッ
マミ「あら、やっと目が覚めたのね。佐倉さん」
杏子「……マミ、さん」
マミ「ごめんなさい、優木さんのこと止められなくて」
マミ「あんなことするって予めわかってたら止めに入ったんだけど」
マミ「まさか脅しじゃなくて発砲するなんて思わなくて」
マミ「今言っても白々しいかもしれない。ただ私はあなたと本当に仲直り――」
杏子「いいよ、それは別に」
杏子「アタシが無理やり我儘に付き合ってもらったんだ。何か落とし前は必要だっただろ」
杏子「第一知らなかったんだからしょうがないよ」
杏子「こうしてアタシのケガを親身に治してくれた、それが重要じゃない?」
383 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/26(火) 05:58:05.12 ID:TL8WYtTRo(2/8)
マミ 杏子「…………」
杏子「で、他の奴らは?」
マミ「もう時間も遅いし鹿目さん、美樹さんの二人を暁美さんに送ってもらってる」
マミ「優木さんなら冷静になった後、自分のやったことが段々怖くなってきたみたいで」
マミ「おどおどそそくさ逃げ出して行ったわ」
マミ「マミさん、彼女が目を覚ましたら上手いこと謝っといてくださいって」
マミ「私の予想だと、多分普通に家にいるんじゃないかと思うけど……」
杏子「小物すぎだろ」
マミ「でも、だからこそ、どこまでも悪くなることはできない子なのよ」
マミ「いい子になるかどうかとはまた別の話だけど」
杏子「…………まあなんであれ、アイツがマミを大事に思ってるのは確かみたいだな」
マミ「……?」
マミ「急にどうしたの?さっきあんなに暴れた子のセリフとはとても思えないわ」
384 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/26(火) 06:00:32.32 ID:TL8WYtTRo(3/8)
杏子「一部だろうけど見たんだよ、優木沙々の深層心理」
杏子「頭を撃ち抜かれたときにね」
杏子「それとも感じたっていうべきかな?」
杏子「多分だけどそれの原因は二つ」
杏子「一つ目は銃弾がアイツの魔力で構成されてたこと」
杏子「あともう一つは、アイツ主導による魔力のパイプが開通してたこと」
杏子「マミがあの時言ってたことの意味が良くわかった」
杏子「アタシが感じたあの体験の中に嘘はない、そう確信できる」
杏子「こうして二つの目でモノを見ていると感じるように」
杏子「どうして、と聞かれると困る。ただそう感じるからとしか言えない」
杏子「……あるいはもしかしたら、アタシも操られちまったのかもしれないな、アイツに」
385 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/26(火) 06:04:09.80 ID:TL8WYtTRo(4/8)
マミ「優木さんを害する意思は、もうないのかしら?」
杏子「ふん、アイツのことは気に入らない。気に入らないよ」
杏子「だけどアタシは二人と戦って負けた」
杏子「加えてマミを大事にしてるんだなってことが一応わかって」
杏子「毒気を抜かれたちゃったって感じ」
マミ「だったらまた、昔みたいにやり直せない?」
マミ「優木さんとの問題が曲がりなりにも解決したらしい今」
マミ「あなたさえそのつもりになってくれれば、可能なことだと思うけど」
マミ 杏子「…………」
杏子「マミ……、いや、マミさん」
杏子「ずっと前、まだ二人で組んでた頃に約束したこと、覚えてる?」
杏子「もしかしたらマミさんの中じゃ、約束ってことになってないかもしれないけど」
386 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/26(火) 06:07:39.29 ID:TL8WYtTRo(5/8)
杏子「だけど、知れば知るほど優木沙々のことがどうしても許せなくなって」
杏子「あまりにも嫌悪感が強すぎて、自分でもどんどんわからなくなった」
杏子「マミさんをアイツの手の内から救い出したいのか」
杏子「それとも単にアイツの存在をとことん否定したいのか」
杏子「自分のことしか、考えてなかったかもしれないんだ」
杏子「…………」
杏子「アンタと決別した時だってそうだ」
杏子「アタシは自分勝手で、マミさんのやさしさに甘えてばっかりで」
杏子「わがままばっかり言って、傷つけて」
杏子「そんなアタシが、今更どの面下げてアンタとまた同じ道を歩けって言うのさ」
387 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/26(火) 06:12:37.33 ID:TL8WYtTRo(6/8)
マミ「…………」
マミ「いいじゃない、そんなのなかったことにすれば」
マミ「自分が本当は何を考えてたのか、そんなことでくよくよ悩むだなんてバカらしいわ」
マミ「人間の記憶なんて、私たちが思ってるよりずっといい加減なものよ、きっと」
マミ「自分に都合のいいところばっかり抜き出して、自分に都合のいいように作り変えて」
マミ「佐倉さんは、私と一緒にいたいって思ってくれてるんでしょ?」
マミ「だったらそれだけ都合よく抜き出しちゃえばいいの」
マミ「私だって、そうやって自分のやりたいように正義の味方をやってるわ」
杏子「…………なんかマミさん、変わったんだね」
杏子「アタシと一緒に組んでた時より相当図太くなったというか、逞しくなったっていうか」
マミ「ふふふ、だとしたら優木さんのおかげよ」
マミ「たとえ彼女みたいな酷い人とであっても、一緒にいたいって強く思ってしまうんですもの」
マミ「嫌でも普段から、そんな自分の弱くて醜い所に向かい合わざるおえないわ」
388 ◆2DegdJBwqI [saga] 2013/11/26(火) 06:15:26.16 ID:TL8WYtTRo(7/8)
マミ 杏子「…………」
マミ「また、新しくやり直しましょう?」
マミ「優木さんと仲良くってのは、いくらなんでも難しい問題かもしれないけれど」
マミ「やってみなくちゃわからないわ」
マミ「もちろん世の中には、二度とやり直せないことが山のように溢れてるけど」
マミ「私たちの間には、やり直すための機会と力があるのだから、また、やり直せるはずよ」
杏子「……そうだね、そうかもしれない」
杏子「でも、それはまた今度ゆっくり考えよう」
杏子「まずはワルプルギスの夜を一緒に倒す。その約束が済んでからだ」
杏子「少なくともそれまではまたよろしくね」
杏子「……マミ先輩」ボソッ
マミ「…………ええ、佐倉さん。おかえりなさい」ニコッ
389 ◆2DegdJBwqI [saga sage] 2013/11/26(火) 06:19:42.55 ID:TL8WYtTRo(8/8)
今日はここまで
これでようやく終盤に入ります 展開のプロットが先日完成しました おせーよ
ワルプルまでイベントはあと4つですが500レスまでにこの話完結しそうにないですね……
ここ一月くらい、なんでキリカは魔女で潰したのに織莉子は洗脳するって方法
沙々さんがとったのか色々考えてるけど
サヨナラ織莉子さんのアレは洗脳人格改竄ビームだったんじゃないかと思えて仕方ない
(そもそもビームなのか?という問題もあるけど)
あと数秒遅かったら、キリカの言うことも心に届かないニュー織莉子さんが誕生してた説
この説どうも三流ゲスの沙々さんっぽくないのが難点
390 ◆2DegdJBwqI [saga sage] 2013/11/27(水) 21:09:58.68 ID:12IgSYr3o(1/4)
>>385-386
間に1レス抜けてたので修正
マミ「約束?」
杏子「もしいつか本当にワルプルギスの夜がやってくる時が来たら」
杏子「一緒にこの街を守りましょうってやつ」
マミ「……!」
マミ「もちろん、覚えてるわ」
マミ「暁美さんが言ってたワルプルギスの夜が見滝原に来るという話」
マミ「あなたはあの約束を守るため、見滝原に来てくれたの?」
杏子「…………」
杏子「よく、わかんねーんだ。自分が本当はどうしたかったのか」
杏子「ワルプルギスの夜なんて、ホントはどうでもよかったのかもしれない」
杏子「アタシはただマミさんと仲直りして、昔みたいに良い夢を見たかった」
杏子「それだけのために見滝原に来たのかもしれない」
391 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/27(水) 21:13:32.92 ID:qZgX3gl3o(1)
あ、やっぱり抜けてたのか
392 ◆2DegdJBwqI [saga sage] 2013/11/27(水) 21:14:24.65 ID:12IgSYr3o(2/4)
>>390
……メモ帳から直張りしたら普通に行間空いてなかったので再度訂正 すいません
マミ「約束?」
杏子「もしいつか本当にワルプルギスの夜がやってくる時が来たら」
杏子「一緒にこの街を守りましょうってやつ」
マミ「……!」
マミ「もちろん、覚えてるわ」
マミ「暁美さんが言ってたワルプルギスの夜が見滝原に来るという話」
マミ「あなたはあの約束を守るため、見滝原に来てくれたの?」
杏子「…………」
杏子「よく、わかんねーんだ。自分が本当はどうしたかったのか」
杏子「ワルプルギスの夜なんて、ホントはどうでもよかったのかもしれない」
杏子「アタシはただマミさんと仲直りして、昔みたいに良い夢を見たかった」
杏子「それだけのために見滝原に来たのかもしれない」
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