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【鉄道】総合スレ

66名もなき北関東民:2017/02/20(月) 08:24:52
2011年7月の新潟・福島豪雨で不通になり、代行バスが走るJR只見線の只見(福島県只見町)―会津川口(金山町)間27・6キロ。福島県と会津地域17市町村が復旧費だけでなく、毎年2億円を超す運営費を負担する上下分離方式で鉄道として復旧させることが3月下旬、正式に決まる見通しだ。只見線の過去や現在を見つめてきた俳優・六角精児さんに話を聞いた。

 全国には色々なローカル線がありますが、只見線のように、あれだけの自然を四季折々に満喫できる路線って、ありそうでなかなかないんです。

 特に冬です。雪に包まれた地域にただ一つの路線があって、そこを鉄道がゆっくり走る。元々(田子倉)ダムの建設のために造られた区間を含みますから、厳しい自然条件の地域を通っている切実感があります。観光客の楽しみとは違うかもしれませんが、自然の厳しさに直面しながら生活を営んでいる人たちがいることを知ることができます。

 日本は四季があり、素晴らしいけれど、自然はこわいものでもありますよね。それを納得し、感じることは、僕自身、とても大切なことだと思っています。

 只見線の復旧の方針を聞いた時、やったーと思うと同時に、よく決断したなと思いました。赤字路線だと言われ、今後維持できても、もうかるとは言い切れない。その中でも何とかしようという決断じゃないですか。

 昨年12月に運行が終わったJR留萌線(北海道)の廃止区間の駅を訪れた時、近くの人に寂しい気持ちはあるかと聞いたら、「何年も利用していないからわからん」と言われました。バスなど他の交通手段もある時代ですから、鉄道を維持するかどうかは、地域によって色々な考え方があると思います。

 ただ、奥会津の人たちの考え方は、他とは少し違うと思っています。

 路線の長さから言って、復旧の方針は、沿線自治体の足並みをそろえなければならず、一つの町の判断ではできないことです。隣町とつながっている大切さを、会津の人や県も考えたんだろうなぁ。沿線の方々の熱意があってこそ。こういう形で鉄道は通るんだと思いました。英断だと思います。

 復旧方針が決まってから、地元の方から手紙をいただきました。「ここからがスタートです」と書かれていました。その通りだと思います。赤字だと言われても、もう一回という気持ちでやってみようやって。

 そのために、僕もできることがあれば応援します。

 提案ですが、定期的に走る観光列車を準備するのはどうでしょうか。すでにイベント列車は走っていますが、進化させて、地元の産品やお酒をPRして風景をめでる観光列車があってもいいかもしれません。

 越後まで全通するということになれば、新しく人を呼ぶための開発の仕方はあるはずです。

 ただ、観光客に来てもらうために、沿線に巨大なホテルができてほしいとは思いません。もう少し受け皿的なものができればいいとは思いますが、そこらへんは難しいです。手つかずの里山というところが、いいんですよね。

 只見線には、鉄道をどうやって無くさないかを考える道しるべになって欲しいと考えています。


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