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南米ニュース 10

988taro:2016/08/30(火) 04:18:52
2010年7月に1人の男がマリアさんのもとを訪れ、子供用の服や靴を団体へ寄付したいと申し出た。品物を受け取りに別の地区まで連れて行ってくれるという。

「何の疑いも持たずにその男のトラックに乗り込んだ」と、マリアさんは話す。「トラックが街を出るところで不安になり、目的地はどこかと尋ねた。すると銃を向けられ、頭に覆いをかぶせられた」

マリアさんが連れて行かれたのはジャングルの中だった。覆いを外され、武装した男たちに囲まれていると気づいた。そして恐ろしいことに、当時13歳だった娘のカミラさんが、兵士に連れられて小屋から出てきた。

カミラさんは準軍事組織「ロス・ラストロホス」の女性メンバーに「お母さんのところへ行こう」と誘われ、車に連れ込まれたのだ。「私と娘は2人とも誘拐されてしまった」と、マリアさんは語る。

この集団のような右翼の準軍事組織は10年ほど前に解体され、公式にはすでに存在しないことになっている。だが実際には多くの組織が復活したり、犯罪集団に形を変えたりしている。もともとは「コロンビア自警連合」(AUC)という連合体の傘下にあり、左翼ゲリラによる誘拐や恐喝から身を守りたい地主や麻薬取引人たちの護衛をして資金を稼いでいた。

夜になるとカミラさんはどこかへ連れ去られ、マリアさんは木に体を縛り付けられた。3人の男が見張りについた。マリアさんは頭を何度も殴られて、血まみれだった。

「最初は殺されると思った」と、マリアさんは振り返る。「私がしゃべりすぎるから罰を与える、と1人が言った。男たちは私に性器を見せ始めた。何をしようとしているか分かって、私は叫んだ。私には何をしてもいいけれども、どうか子どもには触れないで。私の娘には触れないで、と」

マリアさんはそれから5日間、5人の男たちに繰り返し強姦された。ある時点で気を失い、目覚めるとキブド市内の病院にいた。マリアさんの長女から通報を受けて出動した捜索隊が、道路脇に倒れているマリアさんを発見したのだ。

末娘のカミラさんは自宅へ帰されていた。心に大きな傷を負っていたが、体は無事だった。マリアさんによると、カミラさんは「何が起きたかひと言でも話せば、戻ってきて母親を殺す」と脅されていた。「そのせいで彼女は何も話さなくなってしまった。長い間ずっと、『はい』か『いいえ』という言葉以外は口にしなかった。毎日のように泣いていた」。




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