ガラパゴス国立公園管理局(Galapagos National Park Directorate)によると、座礁したエクアドルの貨物船「Galapaface I」が積み荷として積んでいた1万9000ガロン(約7万2000リットル)の燃料油は15日までに全て抜き取られたが、まだ汚染度の高い潤滑油や洗浄剤が船内に残っているという。
これらは密閉容器に入っており、今のところ流出はしていないが、エクアドルのロレナ・タピア(Lorena Tapia)環境相は15日、ガラパゴス国立公園管理局(Galapagos National Park Directorate、DPNG)の要請を受けて環境緊急事態宣言を出した。大規模な環境破壊の恐れもあるなか、この宣言を出したことによって作業の影響を緩和しつつ座礁船を撤去するためのリソースを確保できるようになるという。