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1レスSS・1レス小ネタスレ避難所1
57
:
名無しさん
:2018/09/14(金) 21:54:28 ID:nH.rCGzU
「ねえ…どうしてもやらなきゃ、ダメ?」
普段通りの無表情で、しかし僕には確かに分かる程度の不安をその大きな瞳に滲ませながら、オウルメイジさんはそう尋ねる。
その頭は僕の膝の上、いわゆる膝枕状態でオウルメイジさんは寝転がっている。
「ダメだよ、まばたき少ないからドライアイなっちゃうでしょ?」
そう、オウルメイジさんはその特性上まばたきの回数が少ない。
故にこうして一日の終わりには僕が彼女を膝枕して目薬をさしてあげることに決めたのだが……。
「……私は魔物娘だからドライアイとかならないし」
「このまえ目ごろごろするって言ってたでしょ。あれ初期症状だからね」
「……ホー」
出た。自分に都合が悪いときに出すフクロウの鳴き真似だ。
本人には言わないけど、ぶっちゃけ死ぬほど似てない。これはフクロウの鳴き真似をする人間の真似だ。
「はいはい、観念して。いくよー」
半ば強引に問答を中断してオウルメイジさんのその大きな瞳の直上に目薬を構える。
狙いを定めて指先に力を入れると、その癒しの雫が瞳へと落ちて。
「ひゃうっ」
次の瞬間、オウルメイジさんの可愛らしい声と共にまぶたが閉じられ、憐れ癒しの雫は瞳ではなくまぶたの上に落ちることとなった。
「目閉じたらダメでしょー!」
「だ、だってこわい…!」
「あーもう、次は指で目抑えるからね!」
「うう…無理やり(目を)押さえ付けて液体を注ぎ込まれる…」
「言い方!!」
なお、目薬さし終わった後、オウルメイジさんが男を押さえ付けて液体を自分にたっぷり注ぎ込ませた模様。
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