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1レスSS・1レス小ネタスレ避難所1

47名無しさん:2018/08/18(土) 16:11:17 ID:j4weJXd.
 暑い。熱い。あつい。
 目眩がする。頭も痛い。吐き気まで出てきた。

 不意に肌で感じる、僅かな冷気。近くに氷を置かれたような空気だ。
 その微かな涼を求めてよろよろと足を動かす。
 いつの間にか雪が降っているのかと錯覚するような、凍えるほどの寒気が俺を包む。

 路地の曲がり角を曲がると、そこには日傘を持った青い女性が佇んでいた。
 雲一つない空のように青い、透き通るような肌色の身体。氷塊のように尖った足を除いた肉付きだけ見れば、ひたすらに官能的な肢体。
 この女性だ。
「……何だ、お前は」
 俺に気付いた青い女性は何か言葉を投げかけてくるが、俺はこの火照った体を冷ましたいという欲望で頭がいっぱいだった。
「――なっ」
 気が付くと俺は、青い氷のような女性の肉体に抱きついていた。
「な、なっ――いきなり何をするかっ!この痴れ者めっ!!」
 冷たい。冷える。凍える。
 冷凍庫に全身を突っ込んだような強烈な涼しさが俺の全てを癒していく。
「きさ、まぁっ!断りもなく我が肉体に触れて、ただで済むと――ひゃぁっ?!」
 二つの柔らかな膨らみの間に顔を埋めると、更に涼を感じる。
 どこを触っていても柔らかい。溶かされてしまいそうな心地だ。
「あ、ああっ?!な、なんだ、これは……ど、どうすればよいのだ?」
 何かが俺の頭をそっと撫でる。
「わ、分からない……こんな、この、感情は……」
 天に昇るような気持ち良さで何も考えられなくなり、俺は意識を失った。

 気が付いて目を開けると、青い女性が心配そうな顔で俺を見下ろしていた。
 そしてその女性の柔らかい太ももが俺の頭の下にある。
「き、気が付いたか。まったく、脆弱な人間はこ、これだから……」
 さっきまでの強烈な冷気は何処にもなく、穏やかな冷たさが俺を包んでいる。
「あ……ありがとう。助かった」
 氷の女性は俺から目を逸らし、俺の目線を手で覆い隠した。じんわりとした冷たさが目元を冷やす。
「……まだ動くなよ。貴様の体調が落ち着くまで、冷気は調節しておいてやる。
 後は水と塩分を摂取しろ、経口補水液というものを慈悲として用意してやった」
「ああ……何から何まで本当にありがとう。君は命の恩人だ」
 纏う冷気とは裏腹な、温かい優しさ。俺はその心地よさに目を閉じるしかなかった。


361 :名無しの魔物さん :2020/07/21(土) 21:30:58 ID:glaciessan
伴侶を作ってみたい、でもガツガツするのはプライドが……というそこの同胞グラキエス!
日本の夏は稀に見る暑さだから熱中症一歩手前の男が多い!
日除けの準備と水分塩分取れる物を持って外に行くんだ!
あとは冷気に誘われた男の方から抱きついてくる、口下手でも心配するな
私は今日この方法で男を堕として恩返しデートに連絡先までゲットよ
ちなみに男と触れ合うのは超気持ちいい。頭がフットーする。グラキエスなのに。

じゃあそろそろ夫とイチャイチャパラダイスする時間だからおまいらも頑張れノシ


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