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しんいちろうくんを抱きたい2

818名無しさん:2015/07/16(木) 02:25:22
【創作・腐】

コンクリートの壁で覆われた半地下の部屋。
窓はある。
壁の上部、天井から数センチ下の細長い窓。そこからは草花が見え、わずかな日光が差し込む。

僕はそこで、両手を縛られて吊るされていた。
眼前にはかつての殺人鬼がいた。
Aだ……。ついにAが僕の前に現れたんだ。

「お前、俺のことをバカだとかガキだと言ってただろう。ネットの匿名に隠れて言いたい放題言いやがって」
「匿名に隠れて言っていたわけではないです。何度でも言ってやる。あなたのやっていることはまるで子供だ。」

Aの顔が、みるみる怒りに溢れていく。
僕は絞殺されるのだろうか。
誰だって感じるであろう、死の恐怖を感じた。
けれど、Aに首を絞められて人生が終わるのなら、それはそれで悪くはないという気持ちもあった。
退屈な人生の終わりをAに締め括ってもらえるなら、悪くはない。

けれど、Aは僕を殺してくれなかった。
しばらく怒りを浮かべたあと、深呼吸を始めた。怒りを抑えているようだ。

「まあ、この状態ならブログもTwitterも書けんよな。お前、ゲイなんだって?二度と妙なことを書けんようにしてやる。」
不敵な笑みを浮かべるA。
《ゲイではなくバイです……》そう思ったが、黙った。

僕はビデオカメラに撮影されるなか、Aから全身を舐め回されるように愛撫された。
どうやら、何かあったらこのビデオをバラ撒くという脅しらしい。
僕は射精した。

「酒鬼薔薇を批判するブロガーは酒鬼薔薇で射精した……。こんな事実が広がったら、二度と発言できないだろう。
どうだ。いまの気持ちは?」

「……。むしろ、また、お願いします。僕を抱いてください。」


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