おっさんのやり直し世界史 (106レス)
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1: 2016/10/01(土)10:09 ID:hPb(1/4) AAS
このスレは、世界史初心者のおっさんが独学を続けていく上で、発見や疑問や洞察があったときにメモするスレです。
おっさん以外の人は、おっさんを助けてあげてください。

おっさん、まじで世界史音痴なんです。
87: 2016/11/20(日)12:51 ID:BTc(6/12) AAS
●民主政への歩み :総論と前提と環境についての理解

ということで、アテネの民主政への歩みを見ていきます。

まず総論で言うと、

民主政のあゆみというのは、一言で言うと平民の意見を政治に反映させる政治に持っていく歩みであり
平民と貴族の、政治について口出しする権利についての綱引きの過程であり、
徐々に平民に発言権が広がってくるという流れの説明になります。

最初に、前提を知る必要があります。
省15
88: 2016/11/20(日)15:00 ID:BTc(7/12) AAS
●民主政への歩み2 :平民が政治に口出す機運

ところで歴史には、ある普遍的な傾向があります。
それは、「軍役に従事する者は政治に対する発言権がある」ということ。

たとえば、第一次世界大戦では、それまでの「軍隊だけが戦争をする」時代ではなくなり、
女ですら戦争に参加する(あるいは戦争により生命の危険にさらされる)時代になった。

そのタイミングに合わせて、女性に対しても参政権が与えられるようになっていった。

「軍役に従事する者は政治に対する発言権を要求する権利がある」
この普遍的な傾向が、古代ギリシャのアテネにおいてもあてはまり、
平民が貴族に対して待遇改善を求めるようになります。
89: 2016/11/20(日)15:16 ID:BTc(8/12) AAS
●民主政への歩み3 :具体的な流れ

1)ドラコンによる慣習法の成文化

2)ソロンの財政改革   @財産区分による選挙権の設定    A借金奴隷を救う徳政令

3)ペイシストラトスによる僭主政治

4)クレイステネスの改革   @共同体の再編成   A陶片追放
省25
90: 2016/11/20(日)18:22 ID:BTc(9/12) AAS
●ペルシャ戦争とアテネ民主政

ペルシャ戦争の、、、

・原因
ペルシャ戦争の原因は、すでに記載したように
ギリシャポリス連合群(アテネ・スパルタなど)と、アケメネス朝ペルシャ群(アケメネス朝ペルシャ、フェニキア)による
地中海・黒海交易市場の覇権争い。

・背景
アケメネス朝ペルシャは、ダレイオス一世の時代。
この頃のアケメネス朝がピークで、王の目、王の耳、王の道が整備された。
なので、アケメネス朝としては勢いに乗って地中海の覇権拡大する気満々。
省15
91: 2016/11/20(日)18:45 ID:BTc(10/12) AAS
AA省
92: 2016/11/20(日)19:12 ID:BTc(11/12) AAS
第三回目:紀元前480年。テルモピレーの戦い(からサラミスの海戦)

ダレイオス一世の跡を継いだクセルクセス一世が海陸からギリシャに侵攻。敵もだんだん賢くなってくる。

ここで迎え撃つギリシャグループ。集めた兵隊が4千人。ところが、アケメネス朝ペルシャの兵隊は、なんと10万人!
どうあがいても勝ち目がない、と、4千人の兵隊のはずが、みんな蜘蛛の子を散らすように逃げ去ってしまった。

唯一残されたのが、スパルタ陸軍。その数300名。
わずか300名で10万人の兵隊に勝てるわけがない。。。。。

しかし、スパルタの300名の兵隊は、勇敢にも戦う決意を示した。
闘う場所はテルモピレー。断崖絶壁の場所で、道が細い。スパルタ軍はその先の広場で待ち受ける。
攻めて来る敵は少人数がエンドレスにやって来る形。なので、次から次にやっつけることができる。
省19
93: 2016/11/20(日)19:29 ID:BTc(12/12) AAS
第四回目:紀元前479年プラタイアの戦い

アテネ海軍とスパルタ陸軍の最強コンビがペルシャ軍を撃退。
以後、ペルシャ軍はやってこなくなる。

欲に(−492年)駆られるペルシャ軍(ペルシャ戦争)、連敗で遠征しなく(−479年)なる。という覚え方はどうでしょ?

・ペルシャ戦争以後

アテネはギリシャのポリスとデロス同盟を結び、盟主となる。
ポリスに対するアテネの支配が強くなり、ギリシャはアテネ帝国の様相を呈してくる。
省15
94: 2016/11/23(水)14:58 ID:dRZ(1) AAS
そもそも、現在ではそこらのオッサンですらちょっとした訓練程度で42.195キロなんて走り切れてしまうのに、
(早いかどうかは別として)
厳しい軍事訓練を受けたはずの兵士が、何で甲冑を着込んでるとはいっても「死ぬ」なんて事が有り得るんだろう?
95: 2016/11/24(木)19:36 ID:co6(1) AAS
伝令のエピソードはヘロドトスには載ってない話で初出は大分後世らしい
プラタイアイの戦いにも同工異曲の逸話があってこっちは180キロ走りぬいている
96: 2016/11/27(日)19:54 ID:fZc(1/5) AAS
歴史には、事実(史実)を伝えるものと、嘘を通じて真実を伝えるものがあると考えても良いかもしれんですね。

走り抜いた逸話は嘘だけど、当時のアテネの民たちは、それほどまでに嬉しかったのだ、という真実は伝わるように思えます。

これってある意味、日露戦争みたいなもので、
本気で仲間のために命がけで戦った弱小国のほうが、士気の低い大国に勝利した、という構図は同じですしね。
97: 2016/11/27(日)20:02 ID:fZc(2/5) AAS
さて話はちと変わるんですが、
おっさん、現段階の実力では、高校教科書はちと荷が重いことに気が付きました。

教科書は
 ・まず流れを知る
 ・次に詳細をしる

を終えた人が、まとめとして知識を整理するとき過不足なく伝えてもらえる、という、ある意味かなり高度な文章なんだということに、気づきつつあります。

ということで、おっさんは初心者向けの教材を探し求めてます。

で、一つこれは良いぞというのがあって、それはトライというグループの世界史の授業です。
これは、現状、youtubeで世界史授業の全部を観ることができるのでお薦めです。
省10
98: 2016/11/27(日)20:12 ID:fZc(3/5) AAS
太平洋戦争後、毛沢東率いる中国は、ソ連を兄貴として、共産化に邁進します。

ところが、だんだん中国は暴走し始める。

まず、外交がデタラメ。。

ソ連の悪口を言って仲が悪くなり、チベットを襲って自国領土にし、インドにも侵略を開始する。
外交的に孤立する方向に邁進します。

内政はどうかというと、これまたデタラメ。
省11
99: 2016/11/27(日)20:23 ID:fZc(4/5) AAS
毛沢東に国をボロボロにされてそのケツ拭きを任された劉少奇は、ケ小平を補佐として、立て直しに奔走することになります。

劉少奇は、現実路線を取ることで中国経済を立て直すことにしました。
具体的には、資本主義経済の仕組みを導入したのです。

はやいはなしが、生産したらとりあげるけど、取り上げるのは一定部分に留め、
余剰分は自分のものにしていいよ、というニュールールです。

頑張ればがんばった分だけ自分のものになる。
ということでみんながやっと本気で働きだし、農業生産力が回復します。

ところが、自分の失敗の後始末をしてくれた劉少奇に対して、毛沢東は猛烈に嫉妬する。
省17
100: 2016/11/27(日)20:34 ID:fZc(5/5) AAS
話は以上なのですが、ここでなぜ、この程度の歴史をおおっぴらにいうことがやりにくいのか、ということについて疑問が残りました。

そこで気がついたことがあります。

現在でも、毛沢東は天安門にその写真が掲げられている。
毛沢東というのは、現在でも中華人民共和国の英雄として扱われてるわけです。

ソレが実は自国民を結果的に6千万人も物理的に殺してしまうような政治をやっていたなんてのは、
間違っても中国は認めたくないわけですわ。

しかし、歴史に目をつぶる国、歴史を捏造する国、そんな国であってはならないのが日本。
省7
101: 2016/12/04(日)10:58 ID:L7c(1/4) AAS
●つまみ食いからモヤモヤと見えてきたもの

おっさんです。
学習状況の発表とは別に、つまみ食い的に世界史のあちこちの部分を食い散らかしてきました。
で、なんかモヤモヤと見えてきたものがあるんで、とりあえずソレについてのスケッチをしてみます。

もやもやと見えてきたものは「現在から近未来」です。

その前に現在に到るおおまかなざっくり世界史を見ると。。。

まず大航海時代より前は、中国、ヨーロッパ、中東、インドと、文化圏が独自にそれぞれ育っていき、
シルクロードなど中継貿易をはさむ交流はあるものの、価値観や世界観がそれぞれバラバラの住み分け文化圏・国家群圏だったわけです。
世界古代史は、ざっくり言えば、これでまとまっちゃうようなきがする。というのも、現代に直接深く深刻に絡んでくるような話は余りないから。
省12
102: 2016/12/04(日)11:06 ID:L7c(2/4) AAS
なので、英国の産業革命以後、産業革命に成功した国が、自国の作りすぎた物品を高く世界中に売りつけようとして
その市場確保を争っていたというのが実際。

極東の辺境国日本は、その流れに便乗して、日清戦争でアジアデビュー、日露戦争で世界デビュー。
西欧列強の中国解体に「いっちょかみ」して香車の当然の権利だからと二十一カ条の要求を敗戦国でもない中国に突きつけて飲ませる。

ところが、当時の西洋の暗黙の了解として白人以外は人類じゃないってのがあって、イエローモンキーのくせに生意気だと、思いっきりぶっ叩かれる。

で、日本の意識は領土拡張的な感覚だったんだけど、
世界では第一次世界大戦以降、発想がどうやら変化した。
第一次世界大戦で世界は初めて死ぬ思いをしたから。

ソレまでは戦争といえば軍隊だけの戦争だったのが、第一次世界大戦になって初めて、
戦争とは国民総力戦で、延々と続いて、国力をめちゃくちゃ削ぐ代物だということになった。戦争の質が変化した。
省5
103: 2016/12/04(日)11:14 ID:L7c(3/4) AAS
要は、多国籍企業。

多国籍企業にとっては、国ごとの縛りはないほうがビジネスしやすい。
なもので、TPPのようなグローバル化を推進しようとし始めた。EUなんかもそういう表れのひとつ。

ところがこの流れが、昨年から変化し始める。
イギリスのEU離脱は、いわば脱グローバリズムのあらわれ。
トランプによるTPP離脱の動きもそう。

ここまでをまとめると、

大航海時代による世界の一体化

産業革命を成し遂げた国が植民地を開拓
省18
104: 2016/12/04(日)11:15 ID:L7c(4/4) AAS
それはともかく、コツコツと世界史古代も勉強していくつもりです。

オリエントが複雑怪奇だったけど、ギリシャやローマは意外とわかりやすいんで助かりました。
次回報告します。
105: 2017/05/22(月)14:03 ID:7MD(1) AAS
世界史勉強しても客観的にじゃなくて自分独自(実はネットの影響)でしか解釈できない時点で意味がない。おナニーと一緒だ。
106: 2017/06/03(土)21:36 ID:10b(1) AAS
学歴獲得目的の学生さんは別として、社会人がひまつぶしにやる高校レベルの勉強なんか、オナニー程度の意味しかないだろ?
でも、オナニーは気持ちがいい。それで十分。
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