ゆとり教育・脱ゆとり教育・学力低下総合スレ (345レス)
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200
(1): コメント 2014/08/25(月)23:40 ID:AQ3hfL6zK(1/12) AAS
539〜732【教科書のウソ・デタラメ・学習効果ゼロ中1化学その479〜672】硫酸の危険性について、化学的には全く何も教えていないというウソ・デタラメその2
中学1年生理科(T書籍新しい科学1年P.93危険な気体下から10〜7行目)

まずは教科書の記述から。ちなみにP.93のタイトルは「危険な気体」です。
「二酸化硫黄 水によく溶ける。火山ガスにも含まれ、有毒である。硫酸や肥料の原料になる。酸性雨の原因になる物質の1つとして知られる。無色で刺激臭がある。」

文中に“硫酸”や肥料の原料に云々、とありますね。硫酸は危険な物質だとか、取り扱いには十分な注意が必要だ、と言うような説明が一切ないのはどうしてなのでしょう。
これは、極めて甚だしいウソ・デタラメです。

さて、硫酸に関するウソ・デタラメの指摘ですが、中学生に解りやすいように、などとは一切考えません。それは私のすることではなく、文科省及び教科書出版会社の仕事だからです。
私の目的は、教科書が信用に値しないものであることを明らかにすることです。そのために、私独自の観点で、硫酸について必要な事柄を述べ(正確にはネット上のコピペなどを書き並べ)、教科書のウソ・デタラメの指摘とします。

今回は、前回の続きです。内容は高校化学のレベルになってしまいますが、この話はこう発展していくのだという事を見据えて、改めて“物質を(どんな物質でも、すべて形も大きさも同じ形の球)粒子のモデルで考える”ことが如何に間違っているかを考察します。
201
(1): コメント 2014/08/25(月)23:41 ID:AQ3hfL6zK(2/12) AAS
>>200の続き)

1>硫酸イオンについて
〔硫酸イオン〕
(i)硫酸イオン

(ii)硫酸イオン(sulfate, SO42−)は主に硫酸およびその化合物の電離、分解などによって生成する2価の陰イオンで硫酸塩結晶中にも存在する、硫黄化合物である。
(iii)正四面体型構造で、硫酸ヒドラジニウム(N2H6SO4)結晶中のS−O結合距離は149pmであり、単結合と二重結合の中間的な長さに相当する。
(iv)このS-O間の共有結合に関しては、当初はs、p軌道に加えd軌道も混じった混成であるという意見や(これはd軌道のエネルギーの高さから、SF6の場合と同様早期に否定的な意見が出ている)、酸素原子上の非共有電子対のバックドネーション的な効果が提唱されていたものの、実験と理論の両面からの検討により単結合と捉えるのが妥当であることが判明した。
(v)単なる単結合より結合距離が短い点に関しては、酸素原子と硫黄原子上にそれぞれ-1.5と+4価程度の電荷が存在すること、共有結合そのものも分極が強く電荷にかなりの偏りがあることにより、S-O間に共有結合に加えクーロン力(イオン結合的な力)が働いているためである。
(vi)硫酸は強い酸化剤となるため、イオン化傾向の低い金属などにも作用し、硫酸イオンを含む多くの金属の化合物を作る。
202
(1): コメント 2014/08/25(月)23:42 ID:AQ3hfL6zK(3/12) AAS
>>201の続き)
2>硫酸塩について
〔硫酸塩〕
(i)硫酸塩(sulfate, sulphate)とは、硫酸イオン(sulfate; SO42-)を含む無機化合物の総称である。
(ii)性質
i)硫酸は2価のオキソ酸であり、硫酸塩は正塩(MI2SO4; MIISO4)、水素塩(MIHSO4)[1]、塩基性塩に分類される。
ii)また複塩も形成し、タットン塩(MI2MII(SO4)2・6H2O)やミョウバン類(MIMIII(SO4)2・12H2O)などが知られている。
iii)いずれの硫酸塩でも硫酸イオンは、正四面体構造を取り、S?O間距離は149pm(1.49A)であり、水和物結晶では水分子が配位していることも多い。
iv)ほとんどすべての金属元素と安定な塩を形成する。
v)バリウム塩、ストロンチウム塩、鉛(II)塩、カルシウム塩、銀塩が水に難溶である以外は、硫酸塩は多くの場合水に溶けやすい。
省18
203
(1): コメント 2014/08/25(月)23:43 ID:AQ3hfL6zK(4/12) AAS
>>202の続き)
viii)主な硫酸塩化物

〔1〕硫酸鉄(II)七水和物
〔2〕硫酸銅(II)五水和物
〔3〕クロムミョウバン

硫酸鉄(II)七水和物

硫酸銅(II)五水和物

クロムミョウバン
省18
204
(1): コメント 2014/08/25(月)23:48 ID:AQ3hfL6zK(5/12) AAS
>>203の続き;図や写真は最後に示すURLを見て下さい。)
〈参考・さまざまな用途に使われる硫酸塩の材料〉
物質名通称備考
硫酸亜鉛七水和物皓礬(こうばん)医薬品材料
硫酸アルミニウムカリウム 明礬(みょうばん)食品添加物(漬物などにつかうやつ。スーパーなどで売っている)
硫酸アンモニウム硫安(りゅうあん)肥料(農協やホームセンターなどで売っている)

硫酸カルシウム石膏生薬、美容パック、建築材の材料

硫酸クロムカリウムクロム明礬媒染剤、皮なめし、めっき用薬剤
硫酸鉄(II)七水和物緑礬(りょくばん)弁柄(ベンガラ。顔料の一種)の材料
硫酸銅(II)五水和物胆礬(たんばん)銅めっきや銅精錬の電解液、顔料、殺菌剤、防腐剤など
省6
205
(1): コメント 2014/08/25(月)23:49 ID:AQ3hfL6zK(6/12) AAS
AA省
206
(1): コメント 2014/08/25(月)23:50 ID:AQ3hfL6zK(7/12) AAS
>>205の続き)
3>亜硫酸イオンについて
〔亜硫酸イオン〕
(i)硫酸イオンより酸素原子が1つ少ないイオン (SO32−) は亜硫酸イオンと呼ばれる。
(ii)金属イオンに対する配位結合は弱いほうであるが、コバルト(III)イオンなどに対してはスルファト錯体(sulfato)を形成する。

(iii)海水中にもかなり多量に溶存し、その濃度は2.8g dm−3、0.029mol dm−3と陰イオンとしては塩化物イオンに次いで多量に存在する。

4>硫酸水素イオンについて
〔硫酸水素イオン〕

(i)硫酸水素イオン(hydrogensulfate, HSO4−)は硫酸の一段階目の電離により生成し、また硫酸水素塩の結晶中に存在する1価の陰イオンである。
(ii)やや歪んだ四面体型構造で、水素原子が結合したO−S結合距離がやや長い。
省2
207
(1): コメント 2014/08/25(月)23:51 ID:AQ3hfL6zK(8/12) AAS
>>206の続き)
5>硫酸水素塩について
〔硫酸水素塩〕
(i)硫酸水素塩(hydrogensulfate)は硫酸水素イオン(HSO4−)を含むイオン結晶である。
(ii)水素塩(酸性塩)の一種であり、広義には硫酸塩に含まれる。
(iii)重硫酸塩(bisulfate)、酸性硫酸塩(acid sulfate)などと呼ばれることもあるが正式名称ではない。
(iv)多くのものが吸湿性で水に易溶である。
(v)水溶液は硫酸水素イオンの電離のため酸性を示す。
(vi)硫酸水素塩はアルカリ金属塩(MIHSO4)が硫酸塩と硫酸の等モル混合水溶液の濃縮により得られ比較的安定である。
(vii)加熱により脱水し二硫酸塩(MI2S2O7)となる。
省10
208
(1): コメント 2014/08/25(月)23:53 ID:AQ3hfL6zK(9/12) AAS
>>207の続き)
6>硫酸エステルについて

(i)硫酸エステル(Organosulfate)は、有機化学における官能基の一つで、R-O-SO2-O-Rの構造を持つ硫酸とアルコールのエステルである。

硫酸エステルの一般構造式

(ii)硫酸ジエチルや硫酸ジメチルのようなシンプルなものはアルキル化試薬として、ラウレス硫酸マグネシウムのようなものは界面活性剤として使われている。
(iii)いくつかの硫酸エステルはフェノール類のエルブス過硫酸酸化とアニリンのボイランド・シムズ酸化によって合成される。
(iv)硫酸とアルコールとが脱水縮合した構造を持つ誘導体を示す。
(v)モノエステル(ROSO2OH)およびジエステル((RO)2SO2)が存在し、モノエステルは1価の強酸である。
i)硫酸ジメチル ((CH3O)2SO2)?メチル化試薬
(外部リンク:ja.wikipedia.orgより引用)
209
(1): コメント 2014/08/25(月)23:55 ID:AQ3hfL6zK(10/12) AAS
>>208の続き)
硫酸の製法について
7>製法について
(i)製法・その1
i)石油の脱硫や非鉄金属の精錬副生成物から得られる二酸化硫黄を、五酸化バナジウムを触媒として酸化させて三酸化硫黄にし、それに水を反応させる。このときに硫酸ができるが、反応が激しく生成時に飛散するため反応性生物の三酸化硫黄を過剰に吸収させ、発煙硫酸にし、それを希硫酸で薄めて濃硫酸を得る。
ii)この反応は硫酸を製造する工場の反応塔と呼ばれる設備の中で行う。
(外部リンク:dic.pixiv.netより引用)
(ii)製法・その2 工業的製法
i)硫酸の原料は二酸化硫黄 (SO2) である。
ii)日本国内では原料の二酸化硫黄を銅などの非鉄金属の製錬副産物、黄鉄鉱などの焙焼(現在日本国内では行われていない)、もしくは石油の脱硫による回収硫黄から得ている。
省23
210
(1): コメント 2014/08/25(月)23:57 ID:AQ3hfL6zK(11/12) AAS
>>209の続き)
8>用途
(i)さまざまな用途に使われる硫酸塩の材料(硫酸塩より再掲)
物質名通称備考
硫酸亜鉛七水和物皓礬(こうばん)医薬品材料
硫酸アルミニウムカリウム 明礬(みょうばん)食品添加物(漬物などにつかうやつ。スーパーなどで売っている)
硫酸アンモニウム硫安(りゅうあん)肥料(農協やホームセンターなどで売っている)

硫酸カルシウム石膏生薬、美容パック、建築材の材料

硫酸クロムカリウムクロム明礬媒染剤、皮なめし、めっき用薬剤
硫酸鉄(II)七水和物緑礬(りょくばん)弁柄(ベンガラ。顔料の一種)の材料
省20
211
(1): コメント 2014/08/25(月)23:58 ID:AQ3hfL6zK(12/12) AAS
>>210の続き)
9>創作物等
創作物では悪の組織が、処刑のために硫酸の入ったプールに落とし、溶かして殺すという描写がある。
しかし「人を溶かす」のであれば塩酸や水酸化ナトリウムの方が確実である。硫酸では脱水による炭化や著しい薬傷による死亡など違う死に方になると思われる。ちなみに、間違えても実際にやらないこと。
(外部リンク:dic.pixiv.netより引用)
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