ゆとり教育・脱ゆとり教育・学力低下総合スレ (345レス)
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300: コメント 2014/09/09(火)23:53 ID:W3O64SEwn(33/34) AAS
[4]いろいろな分子とその化学式
例1(再掲) 水
化学式はH2O、分子式はH2O、分子量は(少数第1位四捨五入)1×2+16=18、
示性式はH2O、構造式は H-O -H、(水蒸気の比重は0.463)

例2二酸化炭素
化学式はCO2、分子式はCO2、分子量は(少数第1位四捨五入)12+16×2=44、
示性式はCO2、構造式は O=C=O、

例3アンモニア
化学式はNH3、分子式はNH3、分子量は(少数第1位四捨五入)14+3=17、
示性式はNH3、構造式は、
省18
301: コメント 2014/09/09(火)23:57 ID:W3O64SEwn(34/34) AAS
ここからは、複雑な分子になります。分子というものは複雑なのが当たり前です。だから構造式や分子モデルなどが必要になります。

例8酢酸
化学式は C2H4O2、分子式は C2H4O2、
分子量は(少数第1位四捨五入)12×2+1×4+16×2=60、示性式は CH3COOH、構造式、分子立体モデルは、
(図は外部リンク:ja.wikipedia.orgより引用)
酢酸の構造式〈左〉と分子モデル〈右〉
構造式は化学構造の化学的性質を特性基でシンボル化しているのに対し、分子立体モデルは分子構造の位置情報を厳密に表現しています。

例9アセトアルデヒド
化学式はC2H4O、分子式はC2H4O、
分子量は(少数第1位四捨五入)12+1×3+12+16+1=44、
省22
302: コメント 2014/09/10(水)00:00 ID:aVBjFwN3k(1/35) AAS
[5]化学結合
分子は複数の原子が結合してできています。その結合にはいくつかの種類があります。それらの仕組みを理解するためには、原子は電子、陽子、中性子で成り立っていることを学ばなければなりません。そうした具体的なことは中学2年生で習う(べき事な)ので、ここではその種類と特徴を、簡単に学んでおきます。
1]電子を共有してできる共有結合
2]電気的引力により結合するイオン結合
〔発展的学習〕
電気陰性度の差の大きな原子間ではイオン結合が形成されますが、電気陰性度の小さな原子間(金属を除く)では共有結合が形成されます。
また、常温で気体や液体の化合物は共有結合をもつものが多いです。
おおよそですが、電気陰性度の差が0から2くらいまでは共有結合、2以上ではイオン結合と考えてよいでしょう。
水のH-Oの電気陰性度の差は3.5(O)-2.1(H)=1.4ですから、共有結合です。
また、イオン結合であるNa-Clの電気陰性度の差は3.1(Cl)-0.9(Na)=2.2です。
省19
303: コメント 2014/09/10(水)00:02 ID:aVBjFwN3k(2/35) AAS
第4節物質の状態変化(物理的変化)
1.熱量とその単位
[1]熱量の単位とその変遷
一昔前までは、熱量の単位はcal(カロリー)でした。1cal(カロリー)の熱量とは何か。それは、1気圧の場所で1gの水の温度を1℃上げる熱量を、1cal(カロリー)と決めていました。これは熱量を実感できる点で便利な単位でした。
ところが、計測技術の発達などに伴い、同じ“1気圧の場所で1gの水の温度を1℃上げる”のでも、水の温度によって、ほんの少しだけですが、皆違うことが分かってきてしまいました。そのため、何度の水で定義するかにより各種の「カロリー」が生まれることになってしまいました。(だったら、たとえば『1g0℃の水を1℃にする熱量を1calと定義する。』などというふうに熱量の単位を決めてくれれば、熱量の学習がぐぅ〜んと具体的になって、解りやすくなったのにねぇ。)

[2]現在の熱量の単位
その一方で、熱量とエネルギーは同じものだということが分かってきました。
エネルギーの単位はJ(ジュール)です。1J(ジュール)のエネルギーというのは、重力もなにも働いていない宇宙空間のような場所で、静止している1kgのものを1秒間、1mだけ一様な力で押して、その1kgの物体を秒速1mにするエネルギーです。
別の見方をして、身近な例で簡単に言うと、102gのものを“普通の場所で”1m持ち上げることができるエネルギーが1J(ジュール)です(これは、『円周率は3.14』というのと同じ類です。)
〔場所によって重さは変わる!?〕
省26
304: コメント 2014/09/10(水)00:04 ID:aVBjFwN3k(3/35) AAS
3.一般的な物質の状態変化
[1]固体・融点・融解熱(凝固熱)
固体とは物質の三態の一つで、定まった形と体積をもつものです。構造上は、原子・分子の配列が規則正しい結晶と、ガラスのように原子・分子の配列に規則性のない無定形固体とに分けられます。
外部リンク:kotobank.jpより引用)
一定の量の物質が固体から液体に相転移する時に必要な熱量を融解熱と言います。液体から固体に状態変化するときの熱量と同じなので、凝固熱とも言います。単位はJ/gまたはJ/molです。ただし、凝固熱は融解熱と絶対値が等しく、符号が逆になります。融解熱は物質に吸収される熱を表していて正、凝固熱は物質が放出する熱であるので負の値をとります。
(外部リンク:ja.wikipedia.orgより引用編集)
水の融点は0℃、融解熱は333.5J/gです。これは1gのを固体から液体にするのに必要な熱量は、333.5J(ジュール)、凝固熱は−333.5J(ジュール)であることを意味しています。
〔発展的内容・固体と液体の境目とは〕
固体と液体の境目というのは、実は曖昧なところがあります。ドロドロしていても流動的ならば液体です。しかし、極端な例として氷河を考えると、氷河は1年に数cm“流れて”いるので、その意味においては流動的で、場合によっては液体の仲間に入ってしまうことがあるかもしれません。

[2]液体・沸点・蒸発熱(凝縮熱)
省22
305: コメント 2014/09/10(水)00:09 ID:aVBjFwN3k(4/35) AAS
[6]状態変化するときの体積と質量
1]質量・重さ・体積の実験
(DVDなどで視聴、または教師が実演して見せる。)
実験を見ながら、自分たちで実験ができるように
〈1〉実験の準備
〈2〉実験の手順
〈3〉実験の結果
について、ノートをとりましょう。
〔実験2−4−3−6の1〕
固体のロウを液体にして、固体の時との体積と質量を比較する。(教科書よりも正確にやる。)
省37
306: コメント 2014/09/10(水)00:16 ID:aVBjFwN3k(5/35) AAS
第3章物質の分類
第1節純物質(1つの化学式で表すことができる物質)
1.単体(原子&等核二原子分子&単原子分子)
1つの原子でできている物質を単体といいます。単体は次の2つに分けられます。
[1]金属
次の5つの性質を持つ単体を金属といいます。
@延性・展性に富む。
A電気伝導性を持つ。
B熱伝導性に富む。
Cイオンにおいて正電荷である。(2年生で学習します。)
省36
307: コメント 2014/09/10(水)00:33 ID:aVBjFwN3k(6/35) AAS
第2節混合物(2つ以上の化学式で表される物質)
1.水溶液
[1]水に溶けるとは・水溶液の性質
○○が水に溶けるとは、○○が水和という現象を起こすことを言います。水和というのは水の分子が付加する現象です。たとえば食塩をテーブルの上に数時間ほど置いておくと、食塩が水気を帯びてきます。この現象が水和です。水の分子H2Oには、化学的な特徴を持った性質があります(たとえば+、−のある極性分子であるとか、水素結合しているとか、とにかく難しい話になるので、ここでは“水分子の性質”と思っていて下さい)。従って、水に溶ける物質というのは、この水の性質に合う物質に限られます。油などはこの水の性質に合わないので、水和と言う現象が起きません。ですから油は水には溶けないのです。
○○が水に溶けたものを、○○の水溶液と言い、○○を溶質、水を溶媒と言います。(○○が液体で水より多くなると、普通は○○が溶媒、水が溶質になります。)
〔よくある勘違いその1〕
教科書には、透明になることが水溶液の条件であるかのように書いてありますが、それは間違いです。たとえば、水性絵の具を水にたくさん溶かすと透明ではなくなりますが、水溶液であることに変わりはありません。
〔よくある勘違いその2〕
水溶液を液体状態にある均一な混合物、と言うのは間違いです。牛乳は液体状態にある均一な混合物ですが、乳脂肪成分には水和と言う現象が起きているわけではありません。従って、牛乳は水溶液ではありません。
外部リンク:ja.wikipedia.org外部リンク:ja.wikipedia.org外部リンク:ja.wikipedia.orgより引用編集)
省29
308: コメント 2014/09/10(水)00:35 ID:aVBjFwN3k(7/35) AAS
AA省
309: コメント 2014/09/10(水)00:38 ID:aVBjFwN3k(8/35) AAS
7]水酸化ナトリウム水溶液
〈1〉溶質 水酸化ナトリウム(NaOH 白い固体)
〈2〉液性 塩基性(アルカリ性)
〈3〉主な特徴・性質・その他
1〉スチールウールを入れると・・・・・・、変化なし。
2〉1滴とって熱すると、うまくいけば白い固体が残る。
3〉鉄はとけない。
4〉アルミニウムはとけて水素が発生する。
5〉タンパク質を激しく分解する。皮膚や粘膜のタンパク質を分解して炎症を起こすアルカリは、酸よりも危険である。
6〉目にはいると失明のおそれがあるので、安全めがねを装着する。
省15
310: コメント 2014/09/10(水)00:41 ID:aVBjFwN3k(9/35) AAS
[5]溶解度と溶解度曲線
1]〔飽和水溶液(水100g)と温度との関係を調べる実験実習〕(DVDなどで視聴、または教師が実演して見せる。)
実験を見ながら、自分たちで実験ができるように
(1)実験の準備
(2)実験の手順
(3)実験の結果
について、ノートをとりましょう。
2]生徒たち自身での実験実習
(手順)
〈1〉溶質を溶け残りが少し出るまで溶かす
省21
311: コメント 2014/09/10(水)00:43 ID:aVBjFwN3k(10/35) AAS
2.合金
[代表的な合金類の構成]
[1]ジュラルミンの構成は、アルミニウムAl、銅Cu、マグネシウムMg、マンガンMn
[2]黄銅(ブラス、真鍮)の構成は、銅Cu、亜鉛Zn
[3]青銅(ブロンズ)の構成は、銅Cu、スズSn
[4]白銅(キュプロニッケル)の構成は、銅Cu、ニッケルNi
[5]はんだの構成は、鉛Pb、スズSn
[6]ステンレスの構成は、鉄Fe、クロムCr、ニッケルNi
[7]ニクロムの構成は、ニッケルNi、クロムCr
[8]アマルガムの構成はHgと他の金属
省3
312: コメント 2014/09/10(水)00:45 ID:aVBjFwN3k(11/35) AAS
3.空気
[1]空気の成分 窒素78%、酸素21%、その他1%(内二酸化炭素0.03%)
[2]気体の比重とは
比重とは、ある物質の密度(単位体積あたり質量)と、基準となる標準物質の密度との比です。通常、固体及び液体については水(温度を指定しない場合は 4℃)、気体については、同温度、同圧力での空気を基準とします。
要するに、“普通の空気”より重いか軽いか(比重が1より大きいか小さいか)を表す値のことです。有毒ガスに対処する時などに必要で、大切な値です。
[3]いろいろな気体(希ガス)
まず初めに、元素の周期表で、次の物質はどこにあるのか見つけましょう。
1]水素
〈1〉元素記号 H(分子式H2)
〈2〉原子量 1.00794
省36
313: コメント 2014/09/10(水)00:56 ID:aVBjFwN3k(12/35) AAS
3] 窒素
〈1〉元素記号 N(分子式N2)
〈2〉原子量 14.01
〈3〉原子番号 7
〈4〉比重 0.808
〈5〉毒性(二酸化窒素以降の章を参照)
〈6〉該当する族 15 族(窒素族)元素の一つ。
〈7〉主な特徴・性質・その他
1〉体積で空気の約5分の4を占める。(地上でおよそ78%),2〉水に溶けにくく、常温では不活性。高温で多くの元素と反応するのでアンモニア合成などの原料とする。,3〉また、液体窒素は沸点摂氏マイナス196度なので、冷却剤として用いられる。,4〉天然にはアンモニウム塩・硝酸塩として広く存在し、有機化合物、特にタンパク質の重要な成分。,5〉〔オランダ語 stikstof の訳語。「遠西医方名物考」(1834年)にある〕,6〉融点はマイナス210℃、沸点はマイナス195.8℃,7〉色 無色,8〉臭いなど 無味、無臭

4]ヘリウム
省32
314: コメント 2014/09/10(水)00:59 ID:aVBjFwN3k(13/35) AAS
[4]いろいろな気体(化合物の気体)
1]二酸化炭素
〈1〉分子式(化学式CO2)
〈2〉分子量 44
〈3〉比重 1.529
〈4〉常温常圧での状態 気体
〈5〉有害性(濃度が上がると二酸化炭素中毒になる。第4章参照)
〈6〉主な特徴・性質・その他
1〉俗称炭酸ガス。地球をはじめ多くの惑星の大気中に存在し、地球上では大気中に体積で約0.03%程度含まれる。
2〉炭素を含む物質の燃焼、動植物の呼吸や代謝、発酵、火山の噴火などによりつねに生成されており、一方、植物の炭酸同化作用により消費されている。
省20
315: コメント 2014/09/10(水)01:07 ID:aVBjFwN3k(14/35) AAS
3]メタン
〈1〉分子式(CH4)
〈2〉分子量 16
〈3〉比重 0.555
〈4〉常温常圧での状態 気体
〈5〉主な特徴・性質・その他
1〉塩素などのハロゲン元素との混合気体を常温中で直射日光に曝すだけで発火する。この反応は激しい発熱反応である。,2〉メタンは高温の水蒸気との反応で一酸化炭素と水素の混合気(合成ガス)を生じる。,3〉メタンは強力な温室効果ガスでもあり、同量の二酸化炭素の21〜72倍の温室効果をもたらすとされている。,4〉メタンは排他的経済水域や大陸棚といった海底や地上の永久凍土層内(シベリアなど)に多量に存在する。,5〉融点マイナス183℃、沸点マイナス162℃,6〉色 無色,7〉臭いなど 無臭

4]エタン
〈1〉分子式(C2H6、または示性式CH3-CH3)
〈2〉分子量 30
省35
316: コメント 2014/09/10(水)01:10 ID:aVBjFwN3k(15/35) AAS
第3節混合物から純物質を取り出す方法
1.蒸発(これは物理的変化を利用している)
[1]食塩水を乾燥させて水分を蒸発させ、食塩を取り出す。
[2]塩田 海水から塩を取り出す

2.ろ過
液体とその液体に溶けない固体の混合物を、ろ紙などを用いて分離する操作。
外部リンク[html]:www.geocities.jpより引用)

外部リンク[html]:www.geocities.jpより引用)
[1]泥水をろ過する。
[2]砂の混じった水をろ過する。
省7
317: コメント 2014/09/10(水)01:13 ID:aVBjFwN3k(16/35) AAS
4.蒸留(狭い意味での蒸留)
液体を熱して気化させ、その気体を冷却して、再び液体とすること。不純物が除かれ、純粋な液体が得られる。
外部リンク:www.weblio.jpより引用)
[1]水の蒸留
[2]エタノールの蒸留
[3]醸造酒を加熱、気化したものを凝縮する
醸造酒を加熱すると、(エタノールの沸点は約78.325℃なので)80℃弱でエタノールが気化します。これを集めて冷やし、液体化したものが蒸留酒です。

1]大まかに言うと、「日本酒」を蒸留すると「焼酎」となります。(原料が米の場合)
2]「ビール」は醸造酒で、それを蒸留すると「ウイスキー」になります。
3]「ワイン」を蒸留すると「ブランデー」になります。
省17
318: コメント 2014/09/10(水)01:15 ID:aVBjFwN3k(17/35) AAS
6.分溜
多成分の混合溶液を熱し、沸点の違いを利用して各成分を分離すること。精留。
外部リンク:www.weblio.jpより引用)

[1]実験1 赤ワインを熱して発生する蒸気の分留(東京書籍新しい科学1年P.121実験9参照)

[2]石油の分溜(東京書籍新しい科学1年P.123「石油の分留」参照)

7.抽出
化学で「抽出」というと固体や液体などの混合物から、目的の物質を取り出す操作のことです。
主に溶媒を用いて、目的の物質を溶質として取り出す(固液抽出)と、混じり合わない二つの溶媒を用いてそれぞれの溶媒に対する溶解度の差を利用することで行う方法(液液抽出、溶媒抽出法、分液ともよばれる)の2種があります。

[1]固液抽出
例1乾燥したお茶の葉をお湯に入れてタンニンなどを抽出して、「お茶」という飲料にすることは普通ですね。この場合、お湯(水)が溶媒で、溶質はタンニンなどの茶成分です。尚、溶媒は溶かす液体、溶質は溶けている物質のことです。
省10
319: コメント 2014/09/10(水)01:24 ID:aVBjFwN3k(18/35) AAS
問題1次の(a)〜(g)を単体・化合物・混合物に分類せよ。
 (a) 氷  (b) 空気  (c) 鉄  (d) 水素  (e) 海水  (f) インク  (g) 石英  (h)塩酸
問題2次の文は物質の分離法について書いてある。分離方法名をそれぞれ記せ。
(ア)沸点の差を利用して液体と固体を分離する方法。
(イ)高温溶媒に溶かし,冷却後結晶を取り出す。
(ウ)ろ紙で液体・固体に分離。
(エ) 沸点の差を利用して液体と液体を分離する方法。
(オ)溶媒に対する溶解性の違いを利用。
 ア)蒸留 イ)再結晶 ウ)ろ過 エ)分留 オ)抽出

問題3次の図について,次の問いに答えよ。
省10
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