[過去ログ] 純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)18 (1002レス)
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963
(1): 2024/09/01(日)14:25 ID:xqhMXmb+(44/80) AAS
>>962
経歴Permalink
簡単な経歴を書いておきます。

2012-2016: 名古屋大学の理学部数学科
2016-2018: 名古屋大学の多元数理科学研究科(純粋数学やるとこ)の修士
2018-2021: 学振DC1、名古屋大学多元数理科学研究科の博士を2年半で早期取得し、残りは切り替えPDとして在籍
2021-現在: 大阪公立大学で学振PD
964
(1): 2024/09/01(日)14:26 ID:xqhMXmb+(45/80) AAS
>>963
業績Permalink
研究分野は多元環の表現論で、主に体上有限次元非可換環上の加群のなす圏等の構造を研究する分野
論文は修士のとき2本、博士のとき7本、切り替えPDのときに2本、ポスドクのときに5本、合計16本ほど(うち共著が3本)
日本数学会の代数学の特別講演に選ばれたり、他にもいくつか海外や日本等の集会で招待されて講演したりしてます
965
(1): 2024/09/01(日)14:27 ID:xqhMXmb+(46/80) AAS
>>964
受賞等Permalink
学振DC1と学振PDに書類審査で採用(受賞か?)
修論で研究科の賞
博士のときは名古屋大学全体の博士から選ばれる学術奨励賞
ポスドク時代は名古屋大学卒業生から選ばれる名古屋大学数理科学同窓会学生奨励賞(飛田賞)
966
(1): 2024/09/01(日)14:27 ID:xqhMXmb+(47/80) AAS
>>965
客観的に見ると研究職としての道を順調に進んでいて、
このままポスドクをあと何回か繰り返せば
パーマネントの研究職に就けるかもしれなさそうなように自分でも見えます。
が主に精神的な側面が理由でアカデミアを離れ、企業へ就職することにしました。

以下詳しく書いていきます。
967
(1): 2024/09/01(日)14:28 ID:xqhMXmb+(48/80) AAS
>>966
精神的な経歴Permalink
上で書いた経歴はあくまで外側からみたもので、
精神的な・内面的な側面についての遍歴はほとんど苦しいばかりでした。
わりとガチ目のシリアスな話になるのでご注意ください。
968
(1): 2024/09/01(日)14:30 ID:xqhMXmb+(49/80) AAS
>>967
修士時代Permalink
初論文がかけたり、論文の2本めがまあまあよい結果が出たりして
(Advances in Mathematicsにアクセプトされます)、
研究者としてやっていけるかもと思い始める時期です。
が、学部時代からずっと
「自分は人より数学ができない」
「数学が辛くてやる気が出ない」
「こんなんでは研究者としてやっていけない」
「なぜあの人のように数学を楽しそうにできないのか(後述)」
省6
969
(1): 2024/09/01(日)14:31 ID:xqhMXmb+(50/80) AAS
>>968
博士時代Permalink
もともと前述のような自己肯定感の欠如や劣等感や不安感に加え、
無気力や自己否定や理由の特にない悲しみも加わり、
これは教科書で見た典型的なうつ病の症状だーということで
(もともと心理学や精神医学は好きでいろいろ勉強してました)、
精神科を受診し、うつ病として通院し、抗うつ薬等の薬を飲み始めました。
(一時期は、研究も他のことも全くできる状態でなかったのもあり、
 指導教員にはこのことは伝えています。)
970
(1): 2024/09/01(日)14:32 ID:xqhMXmb+(51/80) AAS
>>969
精神科への通院開始と同時期に、大学内の無料で利用できるカウンセリングサービスがあり、そこへも通いました。
この投薬とカウンセリングのおかげで、うつの症状は少しずつ安定して、無意味に悲しくなったり、自分を責めたりすることは減りました。
このようなカウンセリングサービスは大抵の大学にあると思われるので、少しでも精神的に辛いと感じたら気軽に利用することをおすすめします。
自分のケースのように鬱とまでは行かないような人でも、不安や悩みや辛さを相談でき、そのように人に話すだけで心が楽になることが多いです。
971
(1): 2024/09/01(日)14:33 ID:xqhMXmb+(52/80) AAS
>>970
また後に詳述する「数学=人生ではない」「数学よりも心が大事」という視点や
「とりあえず研究職を目指して駄目だったら別にそういう人生でもいい」という考えも
持てるようになり、精神的には少し楽になりました。
ですがもともとモチベーションの波が激しい性格なので、
やる気が出て躁状態に近いときには論文を一気に書いたりするが、
そうでないときは本当に何もできない状態、その繰り返し、という状態が続きました。
博士の後半は運良くいい感じの独自の研究テーマが見つかったので、いっぱい論文を書いています。
972
(1): 2024/09/01(日)14:34 ID:xqhMXmb+(53/80) AAS
>>971
学振PD時代Permalink
もともとアカデミアが厳しかったり公募が大変という話は聞いていたので、
「せっかく学振PDで3年間猶予があるんだから、自分の精神衛生を優先して、
 2年間は次の公募やら将来のことをあえて全く考えずに過ごそう」
と決めていました。
なので、最初の2年間は何も考えずにやりたい研究や活動を自由にやって過ごしていました
(それでも定期的に将来が不安になりましたが)。
ただモチベーションの波で無気力が訪れる問題は常にあり、
「常に数学のことを考えられるデューティーも無い楽しい研究生活」
省1
973
(1): 2024/09/01(日)14:35 ID:xqhMXmb+(54/80) AAS
>>972
そうして将来を先延ばしにして3年目になるわけですが、後述する理由から企業への就職も視野に入れており、まだアカデミアへ残るか企業へ就職するかは決めていませんでした。
アカデミアの公募も出始めるころなので、周りのいろんな人から言われるままにとりあえずいくつかアカデミアの公募を出したりして、とりあえず学期区切りの10月までは企業への就活は保留していました。
974
(1): 2024/09/01(日)14:35 ID:xqhMXmb+(55/80) AAS
>>973
ですが10月になってもよさそうなアカデミアへの職は決まらなかったのもあり、企業への就活を進めることとして、気になっていた企業さんとのお話を進めていくうちに、そちらが正式に内定となり、そこへ就職することとなりました。
975
(1): 2024/09/01(日)14:36 ID:xqhMXmb+(56/80) AAS
>>974
アカデミアを辞めて企業就職を考え始めた理由Permalink
数学=人生ではないPermalink
上に述べた通り、わりと真面目な意味で、私は数学がきっかけの一つとして精神を病んでいます。
修士や博士初期は常に頭の中が「数学は辛い」という感情でいっぱいでした。
自分と数学とが心のなかでぐちゃぐちゃに混ざり合って、
メンヘラ彼女との共依存のような状態になって、
「自分には数学しか無い」
「数学でやっていけなかったら自分はもう終わりだ」
「数学していない自分に価値は無い」
省1
976
(1): 2024/09/01(日)14:38 ID:xqhMXmb+(57/80) AAS
>>975
ただ、カウンセリングや友人との話や薬の効果から、
「自分と数学はイコールではない」
「数学で心を病むくらいなら心のほうが大事だから数学をやめてもいい」
という考えが少しずつ持てるようになり、
自分と数学とがぐちゃぐちゃに一体化していた状態から、
数学と自分との間の距離感も少しずつ健全なものになっていきました。
そうすると、
「研究職でやっていくしか自分には無いんだ」
という強迫観念から解放され、心が楽になりました。
省1
977
(1): 2024/09/01(日)14:38 ID:xqhMXmb+(58/80) AAS
>>976
それもあり、研究職以外の道も実際に自分にはあるんだ、ということを確認するために、
学振PDの2年目くらいから企業就活の情報をちょっと集めたり、
企業の方と話をしたりしていました。
この「実際に就職するかは置いておいて、保険のために研究職以外の道を探る」というのは、
アカデミアの研究者志望の人にもおすすめしたい考え方です。
実際に少し活動しただけでも、精神的な余裕がでてきます。
アカデミアで生き残るには精神的な強さが必要だとよく言われますが、
そのためにはアカデミア以外の選択肢を持っておくことも大事だと思います。
978
(1): 2024/09/01(日)14:40 ID:xqhMXmb+(59/80) AAS
>>977
アカデミアの不安定さ・厳しさPermalink
私が書くまでもないと思いますが、純粋数学のアカデミアで研究者として生き残るのはとても厳しい道です。
また待遇の微妙さや不安定さもあります。
特に:
次のポストもまたほぼ確実に任期付きで、そうするとまた将来に不安が残り続ける
いつパーマネントになれるのか分からない。あと1回任期付きが終わったら終わりかもしれないし、30代ずっと任期付きかもしれない。
場所や待遇なんか選べる立場になく、運良く出ていた公募に場所やらは見ずに片っ端から応募していって、運良く通ったらそこへ行く
という現状があると思います。
そのような中で研究者を目指すには、精神的な強さ、そして後述する数学が好き・楽しいという気持ち(後述)が大切だと言われます。
省2
979
(1): 2024/09/01(日)14:41 ID:xqhMXmb+(60/80) AAS
>>978
また、私の特殊事情として現在は名古屋の実家に一人暮らししているので、名古屋から通える or 定期的に気軽に名古屋に帰れるという保証が欲しかったのもあり、場所を選べないという点もアカデミアを離れる大きい理由の一つです。
980
(1): 2024/09/01(日)14:41 ID:xqhMXmb+(61/80) AAS
>>979
さらに、自分は実績があって優秀とみなされる部類の人間であると客観的に思っているので、
そういう人間が研究職の不安定さからアカデミアを離れることで、
一種のストライキ的なメッセージもまったく無いわけではありません
(がこれはさすがにほぼ冗談です)。
981
(1): 2024/09/01(日)14:42 ID:xqhMXmb+(62/80) AAS
>>980
数学が好き・楽しいという気持ちPermalink
よくtwitter等で、
「博士課程やポスドクは研究職は確かに経済的に厳しく不安定で狭い道だけど、
 好きな研究・数学に好きなだけ没頭できるのは最高で、
 好きなことで仕事できるのはやりがいがあるよね!」
という宣伝をみます。
以下で書くのは、これは自分にとっては余計気が滅入ってアカデミアを離れる方向へ心が傾く言説だということです。
982
(1): 2024/09/01(日)14:43 ID:xqhMXmb+(63/80) AAS
>>981
みなさんは「私は数学が好きです」と胸を張って言えるでしょうか?
私は言えないタイプの人間です。
確かに新しい証明がノッてるときなど瞬間的に脳内麻薬が出てハイになって熱中しているときはあります。
しかし、上に書いた通り自分と数学との境界が一時期ぐちゃぐちゃになっていたのもあり、
自分と数学との関係は「好き」とかそんな言葉で言えるようなものではありません。
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