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ガンダムヒロインズMARK ??I (152レス)
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フェニックステイル第34話
2021/05/23(日)18:59
ID:FZPzClP7(7/11)
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36: フェニックステイル第34話 [sage] 2021/05/23(日) 18:59:27.24 ID:FZPzClP7 「よーし。エレベーター降りたらすぐだからな!」 「まさか、同じプラント内だったとは……」 「というかP−04初期の頃に各プラントへMS隊の拠点を作りはじめたときに、あたしらの家も一緒に作ったんだよね。いろいろ余裕ない態勢だったから、職住一致ってやつでね」 トラキア隊の4人はロッカールームで私服に着替えると、サブリナに出迎えられて、エレベーターでプラント内の『底』を目指した。 静止した中心軸内に存在する第113整備場は無重力空間だったが、その外側はプラント本体となる回転体であり、ミケリヤ家はその外壁近くに位置していたのだった。 アイネは道中でシュンを護衛するように周囲に目を光らせていたが、トモエとリタの追撃は無かった。しかしP−04への航路上で接触してから、まさかこれほど早く接触を受けるとは。 偶然とは思えない。ルウム農協の情報網でトラキア隊の行き先を掴んだのだろうか。もはや油断も隙も無い。 「クライネ伍長……さっきは、ありがとう」 「当然のことをしたまでだよ。また変な絡まれ方をするようだったら教えてね。飛んでいくから」 少し前までなら、候補生課程で同室の同期生シエル・カディス伍長に言われていたような台詞を、今度は自分からシュンに言っていることに気づいて、アイネはそのおかしさに思わず微笑んで誤魔化した。 シュンも釣られたように微笑み返しながら、アイネを見つめる。 「その私服、……艦内で準備したんだよね。似合ってるよ」 「えっ。そ、そう……? あ、ありがとう……」 アイネの私服はトラキアでウェンディ・アーデル曹長が用意してくれた、肩と胸元の出るキャミソールにジーパンだった。体型によく合っていて確かに可愛らしいが、胸の谷間まで見えてしまうため若干の躊躇があった。 だがシュンがこうして素直に褒めてくれると、アイネはそれだけで報われたような気分になった。 シュンが出来るだけ自分が気にしている胸を見ないように頑張っているのを、微笑ましい、可愛い、と思えている自分に気づいて、アイネは頬を薄く染めながら俯いた。 サブリナはニコニコしながら見守り、マコトは黙って何も言わず、ロブはよそでやれよお前ら感を隠しもしていないが、アイネとシュンの二人は意に介していなかった。 やがて動き続けていたフロア表示が『居住区』に切り替わり、エレベーターが停止する。 「さーて。我が家に、とうちゃーく!」 「うわっ……」 人員用エレベーターのドアが開くと、アイネはその眩しさに思わず呟いた。 プラントの内部については狭い階層が折り重なって続く、艦艇内のような閉塞した空間をイメージしていたのだが、ここは数階層分をぶち抜いたのか、かなり開放感のある空間が実現されていた。 コロニー内のように開けた『空』はなく、光もほとんどすべて人工のものだった。それでも果樹と思しき木々や草花が生い茂り、小鳥のさえずりが聞こえる中に、風情を感じさせる屋敷が建っている。 あるいは地球上の農村地帯の光景というのは、案外こうしたものなのかもしれなかった。 「サブリナ、荷物は?」 「旦那とガルノフとマリエルに手伝わせて、もう皆の部屋まで運んであるよ。これ、あんたらの部屋の間取りと鍵ね。文句は後から受け付ける」 「私は奥か……」 サブリナが最初に言っていたように、アイネの部屋はサブリナ一家とマコトの区画を挟んだ奥だった。隣にマリエルの部屋がある。男たち3人はその反対側だが、まだ空き部屋があるようだった。 短い間だが、単なる『部屋』ではない『屋敷』に住めると分かって、アイネの気分は静かに上がる。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1606753960/36
よーしエレベーター降りたらすぐだからな! まさか同じプラント内だったとは というか04初期の頃に各プラントへ隊の拠点を作りはじめたときにあたしらの家も一緒に作ったんだよねいろいろ余裕ない態勢だったから職住一致ってやつでね トラキア隊の4人はロッカールームで私服に着替えるとサブリナに出迎えられてエレベーターでプラント内の底を目指した 静止した中心軸内に存在する第113整備場は無重力空間だったがその外側はプラント本体となる回転体でありミケリヤ家はその外壁近くに位置していたのだった アイネは道中でシュンを護衛するように周囲に目を光らせていたがトモエとリタの追撃は無かったしかし04への航路上で接触してからまさかこれほど早く接触を受けるとは 偶然とは思えないルウム農協の情報網でトラキア隊の行き先を掴んだのだろうかもはや油断も隙も無い クライネ伍長さっきはありがとう 当然のことをしたまでだよまた変な絡まれ方をするようだったら教えてね飛んでいくから 少し前までなら候補生課程で同室の同期生シエルカディス伍長に言われていたような台詞を今度は自分からシュンに言っていることに気づいてアイネはそのおかしさに思わず微笑んで誤魔化した シュンも釣られたように微笑み返しながらアイネを見つめる その私服艦内で準備したんだよね似合ってるよ えっそそう? あありがとう アイネの私服はトラキアでウェンディアーデル曹長が用意してくれた肩と胸元の出るキャミソールにジーパンだった体型によく合っていて確かに可愛らしいが胸の谷間まで見えてしまうため若干のがあった だがシュンがこうして素直に褒めてくれるとアイネはそれだけで報われたような気分になった シュンが出来るだけ自分が気にしている胸を見ないように頑張っているのを微笑ましい可愛いと思えている自分に気づいてアイネは頬を薄く染めながらいた サブリナはニコニコしながら見守りマコトは黙って何も言わずロブはよそでやれよお前ら感を隠しもしていないがアイネとシュンの二人は意に介していなかった やがて動き続けていたフロア表示が居住区に切り替わりエレベーターが停止する さーて我が家にとうちゃーく! うわっ 人員用エレベーターのドアが開くとアイネはそのしさに思わずいた プラントの内部については狭い階層が折り重なって続く艦艇内のような閉塞した空間をイメージしていたのだがここは数階層分をぶち抜いたのかかなり開放感のある空間が実現されていた コロニー内のように開けた空はなく光もほとんどすべて人工のものだったそれでも果樹と思しき木や草花が生い茂り小鳥のさえずりが聞こえる中に風情を感じさせる屋敷が建っている あるいは地球上の農村地帯の光景というのは案外こうしたものなのかもしれなかった サブリナ荷物は? 旦那とガルノフとマリエルに手伝わせてもう皆の部屋まで運んであるよこれあんたらの部屋の間取りと鍵ね文句は後から受け付ける 私は奥か サブリナが最初に言っていたようにアイネの部屋はサブリナ一家とマコトの区画を挟んだ奥だった隣にマリエルの部屋がある男たち3人はその反対側だがまだ空き部屋があるようだった 短い間だが単なる部屋ではない屋敷に住めると分かってアイネの気分は静かに上がる
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