[過去ログ] ガンダムヒロインズMARK ??I (152レス)
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33: フェニックステイル第34話 2021/05/23(日)18:56 ID:FZPzClP7(4/11) AAS
「プラント中心軸内のMS基地か……元々は小型艇の発着場か何かだったのを改修したのかな」
 アイネは物珍しげに周囲の空間を観察しながら歩いていく。
 だが、そのマコトを取り巻く人員の中に見覚えのあるパイロットスーツ姿を二人見つけたとき、アイネの顔面からさっと血の気が引いた。シュンの表情も強張っていた。
「よっ、シュン。おひさ」
 そして黒髪のポニーテールを揺らす、凛とした顔立ちの美少女――トモエと名乗ったルウム農協所属の予備役兵が、パイロットスーツ姿でシュンの真正面を塞いでいた。近い。
 光線の加減によるものなのか心無し、笑顔にどこか凄みが宿っているように見える。
「ずっと会いたかったんだよ。こないだトラキアがP−04を出る前、最後に3人で会おうって約束してたの、覚えてるだろ? 私ら、ずっと待ってたんだぜ……?」
「と、トモエさん……っ……あ、あのときは……っ」
 シュンは声にならない声を上げながら、後ずさって逃げようとした。逃げようとしたが、背後から誰かに組み付かれて止められていた。シュンの背中に重く大きく柔らかな、女の丸い肉の感触がふたつ潰れている。 
「り、リタさん……!?」
「ふふ、シュン……トラキアを下りた先の格納庫まで一緒だなんて、運命みたいな『偶然』だね。これからいっぱい、一緒に『訓練』しようね……」
 切なげな甘い吐息を交えて耳元で囁きながら、褐色の肌の美少女――リタ・ブラゼル伍長がパイロットスーツ越しにその豊かな乳房を圧しつけながら、シュンへと絡みつくように寄り添っていた。
 シュンは必死に彼女を引き剝がしながら逃げようとしたが、その動きを読んでいたようなトモエに正面を塞がれる。完全な挟撃だった。
「ふッ」
「かは!!」
 そして一瞬でシュンの懐へ入り込んだトモエが予備動作もなく、その鳩尾に拳をめり込ませていた。寸勁。声も出せずにシュンは崩れ、その左右へリタとトモエが入って支える。他人事のようにトモエが言った。
「あれ? どうしたんだよシュン、気分でも悪くなったのか?」
「まぁ大変! 私たちが介抱してあげなきゃ。すぐそこの部屋で横になろうね」
すべては一瞬の出来事だった。マコトに群がる群衆たちを壁に使って隠れながら、二人の少女はシュンの拘束を完了する。
「それじゃあ、私たちはここでお先に。あとはお任せ」
「きゅーけー、はいりまーす」
 既に一行は格納庫を出て、ターミナル前の広場に入っていた。アリバイ作りの申し訳程度に静かに宣言するや、リタとトモエはそのまま彼を近くのロッカールームへそそくさと連れ去っていく。
いや――連れ去って行こうとして、誰かに行く手を塞がれた。
「あ、あなたたち……っ!」
「おやぁ? 誰かと思えば、新入りさんじゃないの」
 すっとシュンから離れたトモエが向き合う。間合いを割って勢いよく踏み込んだアイネは、至近距離でトモエと睨み合った。
互いに手は出していないが互いに一歩も引かずに踏み込んだため、結果として互いの胴体で最も前方へ突出した部分――乳房がパイロットスーツ越しに接触してぶつかり合い、4つの柔らかな乳肉がぐにゃりと潰れた。
 トモエもパイロットスーツの胸元に浮き出た見事に立体的な巨乳の輪郭線を誇らしげに見せつけていたが、アイネはその優に倍以上はある暴力的なまでの質量を武器に押し込んでいく。
アイネの爆乳はトモエの巨乳を完全に食ってしまいそうな勢いで圧倒していた。その勢いに、トモエは思わず半歩下がる。
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