[過去ログ] 謎の彼女Xエロパロ3 [無断転載禁止]©bbspink.com (35レス)
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16: ◆URBRTbKUxc [age] 2020/11/02(月)02:21 ID:9hr6dMdO(1/7) AAS
……正直、これって劣情なんですかね?

【謎の「あまあま」】

その日は、何故か春の夢だった。
薄曇りで、雨でも降りそうな天気だった……或いは、雨が止んだ後かもしれない……そんな心地いい天気で俺達は学校の中を駆け巡っていた。

「おおーいっ、卜部ーっ!」

やっとのことで卜部を捕まえると、俺達は笑顔のまま見つめ合っていた。場所は映画研究部の前だ。
そして、俺は卜部を壁に押しやると……
省15
17: ◆URBRTbKUxc [age] 2020/11/02(月)02:23 ID:9hr6dMdO(2/7) AAS
「……椿くん?」
「は、はひ!!」

卜部はとろんとした瞳でこちらを見つめている。何かやばいスイッチが入ってしまったようだ。

「椿くん……怒ってないから、ちょっと寄り道しましょ?」
「は、はい……」
「そうね……部室、空いてる?」
「あ、うん」

俺は卜部に手を引かれて、仕方なく映画研究部の部室へと案内した。
部活は昨今の流行り病から、当面の間休止だ。
俺は部室の鍵を外すと、中へ案内した。
省12
18: ◆URBRTbKUxc [age] 2020/11/02(月)02:24 ID:9hr6dMdO(3/7) AAS
「あ……」

今まで以上に甘いよだれだった。そしてその甘さが脳の中を駆け巡り、溶かすようにほぐれていくのを感じ取り、しまいには……

「うりゃべ? なにしたんらぁ?」

やっとのことで紡ぎ出した言葉は、呂律が回らずふにゃふにゃとしていた。
そして卜部はこう続けた。

「明くん……甘いでちゅか?」
省12
19: ◆URBRTbKUxc [age] 2020/11/02(月)02:24 ID:9hr6dMdO(4/7) AAS
「……あ、あれ?」
「……起きた? 椿くん」
「お、おう……」

気がつくと既に窓の外は夕方で、卜部は俺の頭を優しく撫でていた。自分の掌は、卜部の胸の上にある。

「椿くん……あなたは、とても迷っているのが分かったの」
「迷って……?」

俺は思考を組み立てる事が出来なかった。その言葉が唐突すぎたからだ。

「椿くんは、私を彼女として見てくれているけど……自分が愛されているのかどうか、不安で仕方ないのよ」
「あっ……」
省17
20: ◆URBRTbKUxc [age] 2020/11/02(月)02:25 ID:9hr6dMdO(5/7) AAS
帰り道、寒さが肌を突き刺す。

「……ねえ、不謹慎なことしたい?」
「うーん……」

俺は内心恥ずかしくなって、口を濁してしまった。やはり「決断」にはまだ早いよ。

「……いつ、してくれそう?」
「えと、そ、それは……」

俺はしどろもどろになり、仕方なく……
省8
21: ◆URBRTbKUxc [age] 2020/11/02(月)02:25 ID:9hr6dMdO(6/7) AAS
「椿くん……」

目眩がするほど高い塔の上だ。ご丁寧に、天蓋付きのベッドの上に俺達はいた。

「私、私……滅茶苦茶にしたいの」

「へ!? う、卜部……ぁぁぁぁ」

……卜部とベッドインする夢だった。
省20
22: ◆URBRTbKUxc [age] 2020/11/02(月)02:26 ID:9hr6dMdO(7/7) AAS
【謎の「あまあま」 -あとがき-】
マニアのみなさんこんばんは。風邪ひいていませんか?
昨今の情勢は刻一刻と変動しておりますがまずはどうかお体御自愛ください。

さて、私めは精神的耗弱とブルームーンという「泣きっ面に蜂」な状況に立たされておりまして……
「ああいう店、行きたいなあ」と淡い夢を抱いておりますが、この流行り病ですからどうしようもない現状です。
またそういう店ではなくとも、精神面が恢復したら一度は遠出してみたいものです。

ところで、「あまあま」してくれる彼女って可愛いと思いませんか?

とまあ今回はそういうお話でした。
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