[過去ログ] 【スカトロ】排泄系妄想廃棄所19【汚物】 [無断転載禁止]©bbspink.com (457レス)
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309: ? 2021/11/24(水)21:44 ID:wpjofNUo(1/11) AAS
薫ちゃんの話を一つ投下
データを消してしまった怒りに任せて書いたらできました
薫ちゃん高校二年生のお話
ヒュージな彼女 「お香」
310: ? 2021/11/24(水)21:45 ID:wpjofNUo(2/11) AAS
 
wikipedia「肥料」より抜粋
 
 
”現代では無価値な廃棄物として、また不衛生で汚いもののイメージが定着しているが、近世以前では、肥料として有価で取引される商品(金肥(きんぴ))であった。”

”明治期においても人糞は貴重な肥料であり、高値で引き取られた。そのため、学生などが下宿する場合においては、部屋を複数人以上(具体的人数はその時の取引相場で異なる)で共同で借りた場合は、部屋の借り賃が無料になることもあった。”

”肥料の仲買人が、運ばれてきた肥の樽から指ですくって舐めてみて「こいつは上物だ。それに薄めてない」などとと確かめることもあった”

「……はい、お疲れ様でございました。お客さん、ここですね?」
「はい、そうです。やっと着いたか……。タクシーも久し振りだな考えたら。薫は大丈夫か?」
「うん、私は平気だよ、お父さんこそ大丈夫?」
省16
311: ? 2021/11/24(水)21:46 ID:wpjofNUo(3/11) AAS
 
「薫ちゃん、よく来たのォ……3年は経っとるか? すっかり大人になったもんじゃ。見違えたわい」
「久しぶり! おじいちゃんも元気だね。よかった」

 細くなった、皺だらけのお爺ちゃんの手を握ります。そして玄関を入った土間で、にこにこ顔のお婆ちゃんにも挨拶しました。
 家族で家に上がると、まずは荷物を置いて、そして手土産を仏壇に供えに行きます。
 広い家です。
 居間に客間に、仏間までたどり着くのに何度もふすまを開けないといけません。
 畳敷きの部屋がいくつも繋がっています。
 本当に立派です。昔は15人家族で住んでたそうですが、今はお爺ちゃんとお婆ちゃん、それに猫のまるが居るだけです。

「新幹線は混んどらんかったか? 長旅ごくろうじゃったの」
省22
312: ? 2021/11/24(水)21:49 ID:wpjofNUo(4/11) AAS
 
「ご先祖様に申し訳ないってな、おやじが何度言うとったか知らん。山と家は残ったんじゃが……まぁ今は電力会社のでかい鉄塔建っとるから、毎年ちょっとは金が入ってきよるでな。何もない山持ちよりは相当マシかの」
「へ〜… 初めて聞いた、そんな話。前見た朝ドラみたい。もっと話、聞いてもいい?」
「もちろんじゃ。そうじゃな……。上にならんどる写真、そこの左から二つ目、見てみい」

 お爺ちゃんは、仏間の壁の、肖像画を指さしました。
 ……歳を取った、着物姿の女の人でした。
 この人も歴史の教科書に出てきそうです。

「写真? 絵じゃないの?」
「古すぎて写真とわからんか。わしは幕末の頃に撮ったと聞いとる。え〜、五代前か? お香さんの写真じゃ」
「おこうさん? っていうの? へ〜」
省14
313: ? 2021/11/24(水)21:50 ID:wpjofNUo(5/11) AAS
 
 

「おうおうおう! 邪魔するぜ、宗右衛門さんよぉ!」

「こ、これは…半田屋の旦那様、今日は何用で」
「忘れちまったのかい、相変わらずだな宗右衛門さんよ。もう今月の借金の刻限だろうがよ。払うもの、払ってもらおうか」
「お、おとっつぁん、無理して起きたら駄目よ、寝ていて下さい。半田屋様、ようこそいらっしゃいまし」
「すまん、お香……」
「お香ちゃんは今日もきれいだねぇ。しかし挨拶は要らねぇ、今月分の払い、受け取りに来たぜ。あるんだろうな? 無かったら……」

「はい。ここに九百文、ご用意して御座います」

「……お、おう。通し百文、ひいふう、確かに九本あるな……」
省18
314: ? 2021/11/24(水)21:51 ID:wpjofNUo(6/11) AAS
 
 
「……ああ、恥ずかしい。あんなものを売ってお金を作る私が恥ずかしい。でもこれしか私には無い。頑張って、次は二か月分を返せるように……」

 でも人気のない所まで来ると、お香さんは両手で顔を隠します。
 笑顔で長屋を出ましたが、とても深い悩みを抱えているのです。
 そのまま歩いて歩いて、米屋や反物屋、商家の並ぶ賑わいのある街へ。その中の、瓦葺きの立派なお店の……大きく「春日屋」と屋号の掲げられた店につきました。
 番頭さんとお客さんのやりとりで騒がしい、その表の方ではなく……建物の裏の方へと、お香さんは行きます。

「春日屋の裏門番のお方。千田町のお香でございます。本日も参りました」
「……奥で、お得意様方がお待ちである。着替えて用意するのだ。急ぐように」
「申し訳ございません。只今」
省16
315: ? 2021/11/24(水)21:51 ID:wpjofNUo(7/11) AAS
 
 何人もの男の人が、口々に大きな声を上げています。
 お香さんの姿を見て、顔をにやにやさせています。
 それは異様な光景でした。
 私はお香さんになって、そこにいるのですが……
 恥ずかしくて死にそうな気持ちを感じていました。

 お香さんの、仕事場。
 腰の高さ位までの、小さな階段のようなものが、部屋の真ん中にあるのです。
 階段の中は空洞になっていて、木の樽がそこに置かれています。
 その上、階段のてっぺんの部分には大きな穴が空いています。
省16
316: ? 2021/11/24(水)21:52 ID:wpjofNUo(8/11) AAS
 
 きっぷの良い台詞のお客さんたちですが……この人たちは、この春日屋さんが集めたうんちを、肥料としてお百姓さんたちに卸す、仲買人の人たちなのです。
 うんこが生業ですので、気合が入っています。
 あちこちの長屋、御武家様のおやしき、あちこちのお寺などなど……この一帯のうんちを集めて売るのは春日屋の大事な仕事の一つ。
 私はその人たちの前でうんちをして、それを直接買ってもらっているのです。
 最初はお得意様だけを集めた余興、見世物に近い扱いでしたが……「お香のうんちは、多いだけでなく、どうやら天下一品のいい肥料になるらしい」そんなことが分かってから、仲買人の旦那様方の、見る目が変わっていきました。

「……なっ、なんでぇこりゃあ……。何のヨタ話かと思ってたが、こんな滅法界にすげぇ量のクソをする女が、本当にこの世に居やがるとは……」
「ん? お前さん新顔だね…。よく認められたもんだ。お香ちゃんの存在は、組合の上の者だけの秘密。買える店は本当に限られるんだがねぇ……。せっかくだ、しっかり目に焼き付けときな。御利益あるぜ」
「お、おう……」
「あー、皆さん! 勿論ご承知でしょうが、この縄から先は近づいちゃぁなりませんぜ! ご本尊へのお触りは、大店の旦那と言えど即刻出入り禁止で御座いますよ!」
省21
317: ? 2021/11/24(水)21:53 ID:wpjofNUo(9/11) AAS
 
 
「お前は一体なんだ? 物の怪の類か?」
「わ、わたくしは……」

 若旦那さんに詰問されては答えない訳に行きません。
 お香さんも、毎日毎日いっぱいのうんちが溢れて止まらない、大変な体質を持って生きていたのです。
 そのことと、借金を返すためここに働きに来たことなど……包み隠さず言いました。

「千田町のあの長屋か! 住人の数にしてはやけに大量に肥が取れる、ありがたいが不思議だと、話を聞いていた。……合点がいった!」

 若旦那は持っていた扇子を、ぱん! と叩いて言いました。
 しかしそれにしても羨ましいのは、江戸時代はどこのトイレも汲取りしかないことです。
省16
318: ? 2021/11/24(水)21:54 ID:wpjofNUo(10/11) AAS
 
 
 
 
「なっ…… な、なななな……に? 何いまの… ゆめ。 夢よね? お香さん……?」

 うすい夏用の布団をはねのける。
 大粒の汗を書いていた。
 オレンジ灯の照らすなか、見上げた柱時計は、丑三つ時を示していた。
 違う。午前2時20分だ。
 ……隣で寝ている父と母を見る。
省9
319: ? 2021/11/24(水)21:56 ID:wpjofNUo(11/11) AAS
以上です。
居酒屋で酔っ払ってうんちしまくる話を書くはずだったのにな?
一ヵ月早いクリスマスプレゼントになるでしょうか……

たぶんpixivとかに投稿する際は、加筆修正見直しをやった上でだと思います
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