[過去ログ] 怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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895: 2022/08/26(金)00:42 ID:UnjQdcdG(1/16) AAS
(んっ……このままじゃっ……なんとかしないとっ……)

 ツインテールのメイド怪盗は−−−今はその2つとも失ってしまったが−−−快感と痛みに蹂躙されながらも、今なお瞳の輝きを保っている。
 顔が紅潮しているのは、衣装をひん剥かれて乙女のカラダを晒し、身体中の穴を弄られた羞恥心だけでなく、むしろ一層燃え上がった敵愾心と反骨心に由来する。
 怪盗としてのプライドと、自分が敗れて他の同志の少女たちに塁が及ぶことになってはならないという、気丈で高潔なシスターフッドが、かろうじて彼女を支えていた。

「あっ……♡ んっ……♡」
 甘いうめき声をあげる。
悪徳富豪は下卑たニヤニヤ笑いを浮かべているが、真の狙いには気付いていないようだ。
896: 2022/08/26(金)00:42 ID:UnjQdcdG(2/16) AAS
(よし……奥歯の裏側に仕込んだとっておきの気付け薬を飲めた。後は……)
 嬌声を発したのは薬の嚥下を誤魔化すため。
薬の組成が身体に即効で染み渡り、意識の眩みがなくなったのを感じ取ると、神経伝達抑制物質を「意図的に」胸からの刺激を減じるために生じさせる。
 この身体コントロール術は、世界最先端の特殊部隊に供される機密研究の成果をひょんなことから入手し、習得した成果である。

(私のおっぱい、こんなになっちゃって……)
 膨れ上がった乳首を恨めしく眺めつつも、頭では冷静に次の手を打ち続けている。
「よく耐えるじゃないか。この絶望的な状況でいくら粘っても無駄だと思うがね。ほれほれっ」
「あぅっ!?」
 鼻歌混じりに左右の乳首に針を打たれるものの、そのダメージは最初に食らったときほどではない。怪盗少女は快感に悦んでいるフリをしつつ、逆転の青写真を描くのを止めない。
897: 2022/08/26(金)00:45 ID:UnjQdcdG(3/16) AAS
 自身のフェロモンや呼気など体性放射物を操り、各部の筋肉を意図的に収縮させる。
そうすることで可憐な口からは絶えず本物同様の甘いあえぎ声を漏らし、おっぱいやお腹を浅い汗でうっすらとコーティングし艶かしく明かりを照り返させる。
相手の責め苦を逆に利用したため、この作業は難なく成功する。彼女のこれまでの怪盗稼業を支えてきた、他者を全身で騙くらかすサキュバス顔負けの演技術である。
 ダメ押しとばかりにこれまた扇状的にテカテカした太ももどうしをモジモジと擦り合わせ、秘部からの愛液をいやらしく見えるように垂れ流す。
 ゴクリ、と男が生唾を呑む音を聞いて、怪盗少女は心中で笑う。しかし演技とはいえ流石に恥ずかしい。一刻も早く脱出したい。

「はぁ、はぁ……はふぅ♡ ああっ♡ き、気持ちいよっ……♡」
「ふんふん、それそれ。 その反応が見たかったのだよ」
 胡乱に「潤ませた」目で、改めて敵を見定める。
 経験の豊富さ故の念の入れよう、警戒の強さは確かに感心に値する。
メイドの社員章の周波数を用いた防犯策などは、場数を踏んできた自分でさえ想像の外にあった狡猾な罠だった。強固な拘束にも苛烈な身体検査にも、浅くないダメージを刻み込まれてしまっている。
898: 2022/08/26(金)00:51 ID:UnjQdcdG(4/16) AAS
(ほんの一時とはいえ、私に敗北を予感させた手腕は褒めてあげるわ)

「もう少しで堕ちそうじゃないか。勇んで仲間を助けにきた癖にあっさり捕まって、怪盗は負けたりしないとか大言壮語していた割には無様な痴態を晒すだけかい?」
「くっ……!」
 無遠慮な言葉にカチンと来るのを必死に自制する。

「怒ったかね? そーらっ」
「ひゃうっ♡!?」
 まだまだ続く乳首責めに合わせ、甘く悩ましい吐息が漏れるも、いよいよ演技の範疇に収めるのが難しくなってくる。

(っ……こいつ、なんて責めが上手いのっ…!)
 認めたくないが女体イジメの手腕が優れている。
一本調子にならず、しばらく手を付けず期待させたかと思えば、意識の隙を突いて容赦無く新たに刺激を加えてくる。緩急も強弱も自在に変化させ、嬲られるばかりの乳首はもうノックアウト寸前だ。作戦の為にフェロモンを過剰放出し過ぎたのが仇になってしまっている。
省10
899: 2022/08/26(金)00:54 ID:UnjQdcdG(5/16) AAS
「ん?」
「やめないでぇ♡ ちくび、もっとイジってくれてイイからぁ♡ 死ぬまで飼われても、か、構いませんからぁ♡」
 咳を切って溢れる、みっともない屈服宣言。
 必死さ満点の大きな声でそう言い放った少女の双眸は涙で潤み、ぷるぷる唇の小さな口からは、桜色の舌が涎まみれで物欲しそうに蠢いている。

剥き出しのまま晒された生意気怪盗えちちボディは全身余すことなく紅潮しきり、女の子として恥ずかしいほど噴き出た汗が下乳やへそ周りや太ももで扇状的に筋を作ってすぐ下の床に大きな滴り跡を残していく。
 身体情報全てで白旗宣言。
 調子こいたエロ尻エロ乳特級美少女ツインテ怪盗の、敗北確定&所有物化確定の無様恥ずかしい三文娼婦的おねだり。
おまけに少し漏らしているみっともなさ。
 濡れて小さな束になった髪が頬に張り付いて、屈服モードに突入した彼女の表情を情け無く彩るのであった。

「……ふーん。人にものを頼む態度も知らないのかね? 躾のなっていない雌豚め」
省5
900: 2022/08/26(金)00:56 ID:UnjQdcdG(6/16) AAS
「ねえ、ごしゅじんしゃまっ……♡ おねがい、おねがいきいてぇ……」
「お願い? ちゃんと自分の口で具体的に言ってもらわないとねえ」
 そう言い捨ててると、負け確怪盗の乳首を親指で弾く。

ビシッ!

「んんっ!?♡」

ぷしゅっっっ♡♡♡

 まいりました♡とばかりに秘所からいろいろ混じった負け汁をしぶかせる。もはやケダモノと同レベル。場末のソープ嬢の方がまだ品がある。
「偉大な遺伝子が入ったお精子をどうかお恵みください♡ 心を尽くしてエロ肉総動員で奉仕する準備はできておりますのでどうぞ気軽にお子種を吐き捨てて使い潰してください♡」と、口よりも雄弁に物語っているようだ。
省15
901: 2022/08/26(金)01:00 ID:UnjQdcdG(7/16) AAS
「……怪盗を舐めないことね♡」

 一瞬だった。
 かつてくらった怪盗クノイチの秘策忍術より、遥かに強い衝撃が悪徳富豪に襲いかかる。
 突然の高圧電流が、油断し切った男の全身を即座に駆け巡り、たまらずその場に転んでしまう。
「あっ、あっ……」
 あまりにも突然で、事態の把握は不可能だった。
 薄れゆく意識に登るのは、輝かせた瞳でイタズラっぽくウインクする怪盗の笑みだ。
−−−怪盗を舐めないことね♡
 最後に聞いたあの声は、とても先ほどまで浅ましく乳首責めに溺れていた女のものとは思えなかった。
 高潔な騎士のような、自信と正義に満ちた言葉。
省11
902: 2022/08/26(金)01:04 ID:UnjQdcdG(8/16) AAS
「救助後の脱出ルート確認、と」

 ヘアゴムでツインテールを纏め終えた少女は、ネズミ型多機能サポートメカが示すホログラフビジョンを確認する。

「ちゅちゅちゃんたちありがとね。今回も上手くいったわ」

 鳴き声の代わりに静かな駆動音を返すのは、巡回させていた機械仕掛けのネズミだ。
 屋根裏に潜んでいたときから一体をそばに付けておき、緊急事態に備え自分を追跡する様に設定していた個体である。
 声に含まれる高さと特定ワードの組み合わせで緊急指令コードを送り、他所に回していたネズミメカを召集。
 えっちな責めに苦しんでいる間に喘ぎ声に紛らわせて命令を出し、大声を上げたタイミングで天井に穴を開けて侵入させ、高圧スタンガン攻撃を実行させたのだ。
当然、余裕ぶっていても一皮剥けばそこいらにいるエロオヤジに過ぎない悪徳富豪は怪盗のぷっくり乳首に御執心で気付かない。
 それだけでほぼ作戦の成功は約束されたようなものだが、この美少女怪盗は自身のフェロモンをコントロールし相手に特定の感情反応を引き出すことなどお手のものなのだ。
 今回は相手が悪かったとしか言いようが無い。まさかやらしい呻き声や色っぽい悲鳴が自分を攻撃する命令だとは想像もつかないだろう。
省5
903: 2022/08/26(金)01:05 ID:UnjQdcdG(9/16) AAS
「よし、この悪徳富豪を破滅させて、仲間を助けて……私もアレを頂きますか♡」

 ネズミたちを放ち、作戦行動に移る。
 剥ぎ取られた衣装の隠し場所は目星が付いている。見張りたちを電撃ネズミで無力化し奪還してささっと着替えを済ませ、屋敷の電気系統を攻撃する。
 停電させたところで装置に捕らえられていた怪盗仲間を手早く救助。パワーアシスト装具も用意してあったので運ぶのに苦労は無い。道中、干してあったのを拝借したメイド服を着せる。
 周到に安全確認しつつ、持ってきていた栄養剤や着付け薬を飲ませて、回復させたのち安全な脱出ルートを教える。

「……そう。分かったわ。その真珠はお父さんの大切な形見なのね。私がきっと取り返してあげる。3日後の夜12時に北の埠頭に来て。そのとき受け渡すわ」
別れ際に約束を交わす。
「あ、ありがとう……」
「礼はいいわよ。怪盗は助け合いなんだから。さて、電話の設定して、と」

 助けられた少女の感謝を背中で聞き、屋敷に舞い戻る。
省1
904: 2022/08/26(金)01:06 ID:UnjQdcdG(10/16) AAS
 悪徳富豪を無力化した今は、残された障害はものの数では無い。
 彼女に数少ない汚点を付けたガラス板のトラップを警戒し、人がいないときを見計らって廊下を進むことにした。その的確な高速移動は、警備に対応に余地を許さない。
 停電で混乱した屋敷内は、今や混乱の渦。
 あの富豪が倒れている部屋のドアも、瞬間的に硬化する特殊液体プラスチックで容易に入れないようにしてある。この機に乗じて駆け抜けるのが得策だ。

「旦那様! くそっ! ドアが開かない!」
「怪盗は逃げたのか!? 装置に捕まえてたヤツもいないぞ!」
「例の宝石はどうなったんだ!?」
「そ、それが隠してあった倉庫にはもう無くて! 見張りもやられていました!」
「あの女はどこだ!?怪盗は逃げたのか!?」
「逃げたからこうなってんだろうがバカ!!
省5
905: 2022/08/26(金)01:09 ID:UnjQdcdG(11/16) AAS
 小一時間後。

「くそっ……どうなってやがんだ……」
「お、おい! あれ!みんな見ろ!!」

 屋敷の外れにある塔の屋根に、月光を背に人影が立つ。
美しく夜風にたなびくツインテール。
薄い銀色に輝くヘソ出しレオタードと活動的なミニスカート。
可憐な笑みを星空に咲かせて、怪盗ルナグレイスは勝利宣言を高らかに告げる。

「ばいばーい! 皆さーん! 悪徳富豪さんのお宝は確かに頂きましたー♡」
 そう言って両手を掲げる。
 右手にはこの屋敷に運び込まれていた「水無月の真珠」が。
省14
906: 2022/08/26(金)01:11 ID:UnjQdcdG(12/16) AAS
ぱーん! ぱんぱん! ぱんぱんぱんぱんぱーん!

「くそっ! 花火が何発も……」
「おい、ちょっ、パトカーのサイレンも聞こえるぞ!?」
「怪盗は!? ああっ! もういない!」

 匿名で通報していた警察が動き出したようだ。これで連中の追跡は当面牽制できる。
 この手の中にあるディスクも、絶対に出処が分からないようにして、告発文と共に警察に郵送するつもりだ。
 怪盗に敗れた悪徳富豪は、目覚めたら怒りと共にツインテール怪盗を追おうとするだろう。しかしそれは叶わない。
 元から黒い噂が出ていた身分だ、踏み込むための決定的な証拠を得た警察によって、即座にその復讐心は挫かれることになる。
(ま、ご愁傷様)

「さて、あの子も上手く逃げ切れたみたいね。助けるのも大変だから今度は捕まらないよう気をつけて欲しいわ」
省3
907: 2022/08/26(金)01:13 ID:UnjQdcdG(13/16) AAS
「さてと、帰って熱いシャワー浴びて……次の獲物でも品定めしますか♡」

  怪盗ルナグレイス。それが彼女の名だ。
 月の恵みを意味する、摩天楼を駆ける正義の怪盗。
 完璧な作戦立案と救助の手際。富豪を倒して衣装を奪い返したあと、捕まっていた少女をリスクを顧みず真っ先に助けたのは、「人が第一」という彼女の信念からだ。
 互助精神に篤い彼女は、弱者に富を分け与えるだけでなく、これまで毒牙に掛かりそうになった他の怪盗たちを数多救い出してきた、最近の少女怪盗界の守護神とも言える存在である。
 金品財宝も狙いはするが、彼女の狩猟欲を特にくすぐるのはもっぱら奸物どもを破滅させる悪事の証拠だ。可憐なツインテールの義賊に潰され再起不能に陥った悪党は数知れず。
 「悪者を懲らしめて、人を救えるお宝があるのなら、それが最高の財宝でしょ?」とは彼女の言である。
908: 2022/08/26(金)01:15 ID:UnjQdcdG(14/16) AAS
「んぅっ……♡ にしても麻酔針の成分は見直しが必要ね……散々やってくれたわねあのオジサン」
 膨れ上がっていた乳首もだいぶ治まってきたが、まだ甘い痺れが残る。恨めしそうに指の腹で撫でてみると鋭い刺激が背筋を走る。
「ゃぁ♡ く、くそう……」
 症状を確認するため神経伝達抑制物質を流すのをやめてみたが、まだ早いようだ。
「もうっ。偉大な先輩怪盗たちはこんなヘマしなかったんだろうなぁ」

 目を閉じた怪盗の瞼の裏で、華麗に舞う少女怪盗たちの勇姿が鮮やかに繰り広げられる。
 タロットカードの魔力を悪用する能力者たちと一歩も引かず対峙してきたという、朧月の麗人。
 肥太った政治家や金持ちが巣食う、策謀渦巻く都市ミリオンを翻弄する三人組の戦士たち。
 そして−−−幾つもの希少な宝石を悪党共から取り戻してきた、清流に浮かぶ旋律の呼び名がふさわしい、怪盗の代名詞とも謳われた不屈の少女。
 憧れたのは見目麗しさからではない。ルナグレイスが特に心惹かれたのはその正義の意志と実行力こそだ。
省2
909: 2022/08/26(金)01:18 ID:UnjQdcdG(15/16) AAS
(ああいう風になりたいんだけどなあ)

 MacBookの画面だけが淡い灯りを放つ暗いアジトに帰還する。
 完璧な計画力を持つにも関わらず、部屋の中は脱ぎ捨てられたパンツやブラ、スイーツの容器で散らかっている。この私生活のズボラさじゃ彼女の数少ない欠点である。
 ドローンに乗せて先に帰していたネズミメカがバルコニーに届いているのを確認すると、机の中の大切にディスクと真珠を仕舞う。そしてぱぱっと衣装を放り出して、彼女は一糸まとわぬ姿で風呂場に向かうのだった。

「ルナグレイスに敵はなーし♡ あ、シャワーが乳首にっ……ぁん♡」

〜【美少女怪盗ルナグレイスが悪徳富豪をとっちめる話】完〜
910: 2022/08/26(金)01:19 ID:UnjQdcdG(16/16) AAS
という具合に怪盗は負けない
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