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怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜
2017/12/15(金)13:28
ID:aqAbC2Xe(3/5)
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364: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/12/15(金) 13:28:45.93 ID:aqAbC2Xe 「答えなさい、貴方はアイズの正体を知っているの!?」 「おや、急に余裕がなくなったね。だが、ご期待に沿えなくて悪いが自分の持つ情報は多くはない。 彼はそうだな……一言で言えばビジネスパートナーでしかないからね」 「ビジネスパートナー、それは……?」 「数か月ほど前のことだ、携帯に非通知の電話がかかってきてね、それがかの人物だったんだが…… まあ、色々とあってね。それ以来多方面にわたる情報提供者として重宝させてもらっている」 「……彼の正体を調べようとはしなかったの?」 「考えはしたがね、すぐに止めたよ。情報の秘匿を人一倍大事にしているこの自分の携帯番号を 調べ上げ、平然と連絡を取ってきた存在だ。この手の者は下手にさわると火傷では済まないのが常。 君子危うきに近寄らずというやつだよ。だから彼の本名は勿論、容姿や素性も知らない」 ナプキンで口元を拭きながら語る男の口調や表情に淀みはない。 つまり、嘘はついてはいないということだ。 「なのに彼のもたらす情報は利用している、と。危険だとは思わなかったのかしら?」 「思ったとも。そもそもこちらが一方的に利益を得るだけで彼にメリットがなさすぎるからね。 だが、だからこそ危険ではないと判断した。自分を罠に嵌めるならもっと他に手段はある。 ということはだ、自分には理解できないメリットが彼にはあるということになる」 ならばそのメリットを得るまでは切られることはない。 そう言葉を閉める豪水には、酸いも甘いも噛み分けた実力者の風情がある。 情報を重要視するという慎重さと正体不明の男からの情報を利用するという豪胆さを併せ持つその様は 流石にシティでも有数の富を築き上げてきただけのことはあると納得できるものだった。 「そして今日になってようやくわかったよ」 「……それは、アイズのメリットが?」 「そう、彼のメリット……というか目的だな。それは君だったんだ、アクアメロディ」 「わ、私……?」 「正確に言えば今この状況を作ることが狙いだったんだろうな。 つまり、自分は君の為に用意された敵役だったというわけだ。なんともまあ愛されているね?」 「これが愛からくる行動なら、迷惑の一言ね」 愉快そうに笑う初老の男に対し、不快そうな表情を浮かべてアイズへの嫌悪を露にする怪盗少女。 結局この男も自分も彼によっていいように動かされているだけなのだ。 違いがあるとすれば、それを受け入れているか、そうでないかという点だけ。 「まあ、そうなると彼の筋書きでは自分はこの後まんまと君に盗みを働かれてしまうわけだが……」 「そうはさせない、と?」 「操り人形でいるのも中々に楽しいが、少しくらいは意趣返しをするのも悪くはない。 それに自分は君のことを大変気に入ってしまった。彼から奪い取ってしまいたいくらいにはね」 「私は私のものよ。それに私は奪う側で貴方は奪われる側、いずれはアイズからも……!」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/364
答えなさい貴方はアイズの正体を知っているの!? おや急に余裕がなくなったねだがご期待に沿えなくて悪いが自分の持つ情報は多くはない 彼はそうだな一言で言えばビジネスパートナーでしかないからね ビジネスパートナーそれは? 数か月ほど前のことだ携帯に非通知の電話がかかってきてねそれがかの人物だったんだが まあ色とあってねそれ以来多方面にわたる情報提供者として重宝させてもらっている 彼の正体を調べようとはしなかったの? 考えはしたがねすぐに止めたよ情報の秘匿を人一倍大事にしているこの自分の携帯番号を 調べ上げ平然と連絡を取ってきた存在だこの手の者は下手にさわると火傷では済まないのが常 君子危うきに近寄らずというやつだよだから彼の本名は勿論容姿や素性も知らない ナプキンで口元を拭きながら語る男の口調や表情に淀みはない つまり嘘はついてはいないということだ なのに彼のもたらす情報は利用していると危険だとは思わなかったのかしら? 思ったともそもそもこちらが一方的に利益を得るだけで彼にメリットがなさすぎるからね だがだからこそ危険ではないと判断した自分をにめるならもっと他に手段はある ということはだ自分には理解できないメリットが彼にはあるということになる ならばそのメリットを得るまでは切られることはない そう言葉を閉める豪水には酸いも甘いも噛み分けた実力者の風情がある 情報を重要視するという慎重さと正体不明の男からの情報を利用するという豪胆さを併せ持つその様は 流石にシティでも有数の富を築き上げてきただけのことはあると納得できるものだった そして今日になってようやくわかったよ それはアイズのメリットが? そう彼のメリットというか目的だなそれは君だったんだアクアメロディ わ私? 正確に言えば今この状況を作ることが狙いだったんだろうな つまり自分は君の為に用意された敵役だったというわけだなんともまあ愛されているね? これが愛からくる行動なら迷惑の一言ね 愉快そうに笑う初老の男に対し不快そうな表情を浮かべてアイズへの嫌悪を露にする怪盗少女 結局この男も自分も彼によっていいように動かされているだけなのだ 違いがあるとすればそれを受け入れているかそうでないかという点だけ まあそうなると彼の筋書きでは自分はこの後まんまと君に盗みを働かれてしまうわけだが そうはさせないと? 操り人形でいるのも中に楽しいが少しくらいは意趣返しをするのも悪くはない それに自分は君のことを大変気に入ってしまった彼から奪い取ってしまいたいくらいにはね 私は私のものよそれに私は奪う側で貴方は奪われる側いずれはアイズからも!
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