[過去ログ] 怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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356: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2017/12/14(木)12:30 ID:QEmObDns(3/6) AAS
勿論、サイズがピッタリであったり、下着まで同封されていたことは引っかかる点ではあったが
恥ずかしい思いをしないで済むのならばそれにこしたことはない。
だが、今までのことを考えれば当然であったが、アイズはそんなに甘い相手ではなかった。
添付されていた紙には「注意:この服は水に溶けます」と書かれていたのである。
「今度は普通に……なんて一瞬でも思った私が馬鹿だったってことよね、はぁ」
またしても、一歩間違えれば恥ずかしい姿を晒してしまう危険性がある状態を強いられている。
その屈辱と不安に苛まれ、溜息をつく美音は自分の身体を覆う怪盗衣装を見下ろした。
そこにあるのはどこからどう見ても普段通りの怪盗アクアメロディのコスチューム。
しかしその実、それは水に濡れると溶けてしまうという危うさを秘めている。
一着しか用意されていない以上、実際に布地が溶けるか試すわけにはいかなかったが
アイズの今までの言動からしてただのハッタリということはないだろう。
「下着のデザインは私好みなんだけどなぁ。これが自分で買ったものだったら……」
クイッ、とコスチュームの胸元の襟を引っ張り中を覗き込むと、そこには怪盗少女のEカップ巨乳を
きつ過ぎず緩過ぎず包み込む純白のブラジャーが艶やかな光沢を放っていた。
所々でフリルと上品そうな刺繍が縫われているそれは一見しただけで高級品とわかる。
実際、着け心地も肌触りも抜群であり、揺れるミニスカートの下に隠れているお揃いのパンティと合わせ
得体のしれない男からの贈り物でさえなければこれからもずっと愛用したいくらいの逸品だ。
「今のところ特に服に変化はなし。書いてあった通り、汗では溶けないようね」
どういう材質なのかは不明だが、この生地はあくまで水にしか溶けないらしい。
今は夏場なので動き回ればどうしても汗をかく以上、それで溶けるのでは流石にどうしようもないため
注意書きの続きに記載されていたことが実証されてホッと一安心といったところだった。
(けれど、それにしてはここまで何もなさすぎる……)
最後の不安要素。それは「ハンデ」の存在だった。
アイズ曰く、今回のミッションはこのままだと最も簡単なものになってしまう。
だから内容は秘密だが、無敗の美少女怪盗に相応しいハンデもこちらで用意した、とのことだが
この衣装を着ること自体が既にハンデだと抗議したいのが正直なところだった。
(てっきりこの地下水路に罠が張ってあると思ったんだけど)
水に溶けるコスチュームを着用している自分に対するハンデなのだから、水が豊富にあるこの場所に
何らかの罠が仕掛けられていると踏んでいたのだが、現状その気配は見えない。
天気も出発時は雲一つない晴天だったし、天気予報でも雨が降るという情報はなかった。
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