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【仮面】オペラ座の怪人エロパロ第9幕【仮面】 (243レス)
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2010/11/09(火)23:27
ID:ilYdDyVy(4/13)
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24: 4/12 [sage] 2010/11/09(火) 23:27:29 ID:ilYdDyVy 「クリスティーヌ!」 「うぅん……」 重たいまぶたをどうにかこじ開けるとメグがいた。蝋燭の頼りない火が彼女を照らしている。 周囲を見渡す。どうやらここはクリスティーヌとメグの寝室らしい。 「大丈夫?酷くうなされてたわ」 上半身を起こすとメグが抱きついてきた。不安だったのだろう。声を押し殺して泣いている。 夢だったのね。夢で良かった、目覚めて良かった。 けれど同時にちょっとだけ惜しいような気がした。 「体が冷たいわ。そんなに怖い夢だった?」 「エリックとラウルが私から離れていこうとする夢だったの。 二人はお互い、自分についてきてほしいって言うんだけど、私は選べなくて」 優しいぬくもりを体で感じながらとりとめない夢の話を始めた。 どんな言葉も聞き逃すまいと、メグが耳を澄ましているのがわかる。 「私の心が二つに引き裂かれたの。それでついでだからって体も二つにしようって。 怖かったけど、二人は私の体が半分になっても愛してくれるって言うから」 「そう、怖い夢だったのね」 話を理解出来なかったのか、理解したくなかったのか、メグは話を切り上げる。 そしてクリスティーヌは今までよりずっと強く、ぎゅっと確かに抱きしめられた。 男の人とは違う柔らかい体。乱暴にしたら壊れてしまいそうな細い腕。 クリスティーヌはメグの背中に腕を回し、しがみついた。 メグもそれに応じてクリスティーヌの背中を撫ぜた。 「あなたを苦しめる男なんていらないのに」 「私よりきっと二人の方が苦しいわ」 私が優柔不断で選ぶことが出来ないから、二人はずっと私に囚われたまま。 近づくことも、離れることも、逃げることも、飛び立つことも出来ないままでお互いを傷つけ合ってる。 「でも私ならあなたのこと苦しめないし、泣かせたりしないわ。 もしも彼らがあなたから離れる日が来ても、私はずっと一緒よ」 「ありがとう」 二人はゆっくりと体を引き剥がした。ぬくもりが離れていき、なんだか心細くなる。 クリスティーヌの表情を察したのか、メグがくすりと笑った。 「ねぇ、今日は一緒のベッドで寝ても良い?」 「うん……眠るまで傍にいてくれる?」 「ずっと傍にいるわ」 枕を並べるとメグがベッドに体を滑り込ませた。手を重ね合わせ、指を絡ませる。 「おやすみ、メグ」 「おやすみ、クリスティーヌ」 メグの顔が近づいてくる。クリスティーヌは誰に教えられるまでもなく、目を閉じた。 そっとまぶたへおやすみのキス。 柔らかなぬくもりを感じながら、クリスティーヌは深い眠りの淵を覗きこみ、また落ちていった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1288830977/24
クリスティーヌ! うぅん 重たいまぶたをどうにかこじ開けるとメグがいた蝋燭の頼りない火が彼女を照らしている 周囲を見渡すどうやらここはクリスティーヌとメグの寝室らしい 大丈夫?酷くうなされてたわ 上半身を起こすとメグが抱きついてきた不安だったのだろう声を押し殺して泣いている 夢だったのね夢で良かった目覚めて良かった けれど同時にちょっとだけ惜しいような気がした 体が冷たいわそんなに怖い夢だった? エリックとラウルが私から離れていこうとする夢だったの 二人はお互い自分についてきてほしいって言うんだけど私は選べなくて 優しいぬくもりを体で感じながらとりとめない夢の話を始めた どんな言葉も聞き逃すまいとメグが耳を澄ましているのがわかる 私の心が二つに引き裂かれたのそれでついでだからって体も二つにしようって 怖かったけど二人は私の体が半分になっても愛してくれるって言うから そう怖い夢だったのね 話を理解出来なかったのか理解したくなかったのかメグは話を切り上げる そしてクリスティーヌは今までよりずっと強くぎゅっと確かに抱きしめられた 男の人とは違う柔らかい体乱暴にしたら壊れてしまいそうな細い腕 クリスティーヌはメグの背中に腕を回ししがみついた メグもそれに応じてクリスティーヌの背中を撫ぜた あなたを苦しめる男なんていらないのに 私よりきっと二人の方が苦しいわ 私が優柔不断で選ぶことが出来ないから二人はずっと私に囚われたまま 近づくことも離れることも逃げることも飛び立つことも出来ないままでお互いを傷つけ合ってる でも私ならあなたのこと苦しめないし泣かせたりしないわ もしも彼らがあなたから離れる日が来ても私はずっと一緒よ ありがとう 二人はゆっくりと体を引き剥がしたぬくもりが離れていきなんだか心細くなる クリスティーヌの表情を察したのかメグがくすりと笑った ねぇ今日は一緒のベッドで寝ても良い? うん眠るまで傍にいてくれる? ずっと傍にいるわ 枕を並べるとメグがベッドに体を滑り込ませた手を重ね合わせ指を絡ませる おやすみメグ おやすみクリスティーヌ メグの顔が近づいてくるクリスティーヌは誰に教えられるまでもなく目を閉じた そっとまぶたへおやすみのキス 柔らかなぬくもりを感じながらクリスティーヌは深い眠りの淵を覗きこみまた落ちていった
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