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【あかほん・濱中】氏家ト全 31時間目【妹・生徒会】 (658レス)
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前編5
◆vLXBuC8goU
2010/11/02(火)13:16
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9: 前編5 ◆vLXBuC8goU [sage] 2010/11/02(火) 13:16:00 ID:RAtVqB+i 憂鬱そうな面持ちにて指定された場所へと向かう少女がいた。桜才生徒会書記を務める七条アリアだ。 昨日のことだった。いつもの生徒会活動を終えて、さああとは帰宅するばかりとなった夕刻。 一学年下で後輩の津田タカトシから声を掛けられた。 いわゆる天然なところがあり、また人の感情の機微にやや疎いところがあるアリアにも、タカトシが極度の緊 張状態であることを察することができた。 それくらいタカトシの表情は硬かった。 タカトシからの要件は実に簡潔なものだった。 『相談に乗ってほしいことがあるので、少しお時間をいただけますか』と。 どこか改まったタカトシのその口調にアリアは困惑したものの、お稽古の時間まででいいならと返した。 不思議に思えてならなかった。普段、相談事とくればタカトシはシノへとしていたはずだった。 時折、その場に同席することもありはしたものの、あくまでもメインはシノ。 自分はオマケとしているにすぎないと、アリアはそう解釈していた。 それがどうしたことなのだろうか。タカトシは親友ではなくて自分を指名してきた。 そしてシノもスズも下校したことで、ふたりきりとなった生徒会室にて。 心臓の鼓動が早くなるのを感じていたアリアへとタカトシが話したことは、 『あなたのことが好きです』 と、まっすぐなまでの告白だった。 なにを言われたのかすぐさま理解できずにフリーズしてしまったアリアを、タカトシは忍耐強く待った。 衝撃的だった。 数瞬置いて我に返ったアリアは思わず『えっ、私?』と、タカトシ以外は自分しかいない室内を動揺の余りき ょろきょろと見回してしまったほどに衝撃的だった。 『先輩はお金持ちのお嬢様でオレはしがない中流家庭の息子ですから、つり合いが取れていないことは十分に 理解しています。でももうじき先輩と会長は生徒会から引退していなくなってしまう。そう考えると我慢でき なくて……。 だからそのつまり、オレの彼女……いや、オレを先輩の彼氏にしてください』 顔面にびっしりと脂汗を浮かべて、まったく余裕のなさそうな様子で告白してくれたタカトシ。 その彼の姿は、ただただ可愛くて可愛くてしょうがなかった。異性から愛を告げられて気をよくしない人間な どいない。 もちろん、アリアもまたそうだった。 どこか甘酸っぱい空気が立ち込めてきた生徒会室にて、電子メロディー音が流れてきた。自分のものだと気づ いたアリアは、タカトシへとごめんねと告げて確認する。 バッグから取り出して端末を開いてみれば、液晶画面に出島さんと表示されていた。 次いで時刻を確認したところ、出島が校門へと迎えにきている時間であった。 そろそろ出ないとお稽古に間に合わなくなってしまう。そのため、タカトシに返事は明日まで待ってほしいと 告げて、アリアは慌ただしく生徒会室をあとにした。 そのため、どこか暗い色の笑みを湛えたタカトシの姿に気づくことはなかった。 その日の晩。 お稽古を終えて屋敷に帰ったアリアは悩んでいた。 タカトシからの告白にどう返事をすればいいのだろうかと。 女子だけでなく男子をも引いてしまう重量感たっぷりの下ネタを繰り出すアリアではあるが、そういった純 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1288545394/9
憂そうな面持ちにて指定された場所へと向かう少女がいた桜才生徒会書記を務める七条アリアだ 昨日のことだったいつもの生徒会活動を終えてさああとは帰宅するばかりとなった夕刻 一学年下で後輩の津田タカトシから声を掛けられた いわゆる天然なところがありまた人の感情の機微にやや疎いところがあるアリアにもタカトシが極度の緊 張状態であることを察することができた それくらいタカトシの表情は硬かった タカトシからの要件は実に簡潔なものだった 相談に乗ってほしいことがあるので少しお時間をいただけますかと どこか改まったタカトシのその口調にアリアは困惑したもののお稽古の時間まででいいならと返した 不思議に思えてならなかった普段相談事とくればタカトシはシノへとしていたはずだった 時折その場に同席することもありはしたもののあくまでもメインはシノ 自分はオマケとしているにすぎないとアリアはそう解釈していた それがどうしたことなのだろうかタカトシは親友ではなくて自分を指名してきた そしてシノもスズも下校したことでふたりきりとなった生徒会室にて 心臓の鼓動が早くなるのを感じていたアリアへとタカトシが話したことは あなたのことが好きです とまっすぐなまでの告白だった なにを言われたのかすぐさま理解できずにフリーズしてしまったアリアをタカトシは忍耐強く待った 衝撃的だった 数瞬置いて我に返ったアリアは思わずえっ私?とタカトシ以外は自分しかいない室内を動揺の余りき ょろきょろと見回してしまったほどに衝撃的だった 先輩はお金持ちのお嬢様でオレはしがない中流家庭の息子ですからつり合いが取れていないことは十分に 理解していますでももうじき先輩と会長は生徒会から引退していなくなってしまうそう考えると我慢でき なくて だからそのつまりオレの彼女いやオレを先輩の彼氏にしてください 顔面にびっしりと脂汗を浮かべてまったく余裕のなさそうな様子で告白してくれたタカトシ その彼の姿はただただ可愛くて可愛くてしょうがなかった異性から愛を告げられて気をよくしない人間な どいない もちろんアリアもまたそうだった どこか甘酸っぱい空気が立ち込めてきた生徒会室にて電子メロディー音が流れてきた自分のものだと気づ いたアリアはタカトシへとごめんねと告げて確認する バッグから取り出して端末を開いてみれば液晶画面に出島さんと表示されていた 次いで時刻を確認したところ出島が校門へと迎えにきている時間であった そろそろ出ないとお稽古に間に合わなくなってしまうそのためタカトシに返事は明日まで待ってほしいと 告げてアリアは慌ただしく生徒会室をあとにした そのためどこか暗い色の笑みを湛えたタカトシの姿に気づくことはなかった その日の晩 お稽古を終えて屋敷に帰ったアリアは悩んでいた タカトシからの告白にどう返事をすればいいのだろうかと 女子だけでなく男子をも引いてしまう重量感たっぷりの下ネタを繰り出すアリアではあるがそういった純
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