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【たまには】サモンナイト萌え12【そんなカプも】 (1001レス)
【たまには】サモンナイト萌え12【そんなカプも】 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391596/
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888: 名無しさん@ピンキー [sage] 04/06/11 22:54 ID:5qmDWREW 「――――!」 「しっ、シマシマさん!?」 「ったく……マルルゥ、お前は頭に血が上ると飛び出し過ぎるから出しゃばんなってあれほど言っといただろうが」 無傷な方の腕を使い、フバースの男――ヤッファは無造作な手つきで突き刺さった飛具を引き抜く。 「!!」 その勢いに乗じて噴き出す鮮血に、ドライアードが怪我をした本人よりも悲痛な面持ちで顔を顰めた。 声には出さずとも彼女の表情に自分への気遣いを感じ取ったのだろう。ヤッファが何でもないとばかりに大仰な身振りで肩を竦める。 「お前もおろおろすんな、毎度の事だろうが。……心配すんなって、お前達みたいなヤワな鍛え方しちゃいねえよ。この程度ならちっとばかし筋肉で締めときゃ勝手に止まる」 言うが早いか、見る間に出血は収まり、飛具が突き刺さっていた痕は毛皮に隠され、毛皮を汚す赤色のみにその痕跡を残すだけとなった。 手の中の飛具を投げ捨て、二人に見せたどこか皮肉気な眼差しとは打って変わった荒々しい眼光を目の前の軍人へと向ける。 青の凶眼に突き刺され、ビジュは忌々しげに舌打ちしながら残りの飛具を手に取った。 「チッ……虎野郎が。手前から死にに来るたぁつくづく脳が足りてねぇよなぁ?」 相対するヤッファが腕を振る。手甲に仕込まれた爪が鋭い音を立てて現れた。 「は。確かに俺はアルディラみたいに知恵があるわけじゃないからな、何とでも言えよ。だがな……」 ヤッファの背中が一回り大きくなった――ようにも見えた。 同時にざわり、と周囲の空気が一変するのを、傍らに控えるマルルゥとドライアードは感じ取った。 本能が、目の前の背中は危険だと囁く。 「……俺の大事な仲間を狙ったツケは、ここで払っていってもらうぜ……!!」 密林の呪い師たるフバース、その中でも特に優れた戦闘者は己の発する声を呪詛として自らに暗示をかけ、さらに戦闘能力を飛躍させる。 傷つく事を厭わず、唯只管に敵を殲滅する姿は狂戦士とも称される戦闘技法―― 限界まで体の内に溜め込まれた力が、一気に解き放たれた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078391596/888
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