[過去ログ] サモンナイト萌え4 (986レス)
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944: 本能・獣の宴(ビーニャ×シャムロック) [sage ] 03/08/03 08:47 ID:D0kmkcd5(4/11) AAS
「――アンタ、ここ戦場だよ?こんな状況で女の胸見てナニ動揺してんのさ」
「ふ、ふざけるな!誰が動揺など――」
 慌てて剣を構え直すシャムロックに、ビーニャは肩を震わせて含み笑いをする。
彼は口では一人前の事を口走っているが、その頬はかすかに赤みを帯びているのだ。
心なしか剣の持ち方もぎこちなく見える。
 ――結構楽しめそうかも、このオモチャ。
 ビーニャは突然おもむろに服の裾を掴むと、何の恥じらいもなく着ている服を脱ぎ始めた。
「もう、こんなパックリ切れた服を着てたらスカスカして気持ち悪いよ。脱いじゃったほうが
気になんないね」
「ま、待て!何をしているんだ!?」
 思った通りだ。服を脱いでいる今なら簡単に自分を斬ることができるはず。それなのにシャムロックは
何も仕掛けてはこない。戦いに関しては冷静に思考を巡らせる彼が、今は戦場のド真中でぼんやりと
立ち尽くし、敵のストリップをただただ眺めているのだ。
 この男は戦士とは思えないほどに純情すぎる。
 頭から服を抜き去り、地面に投げ捨てると、ビーニャは程よい大きさに膨らんだ胸を露出しながら
シャムロックに視線を向けた。シャムロックはいまだ剣を構えたまま動こうとはしない。
 ビーニャは軽く溜め息をつくと、人差し指で彼の顔を指した。
「あのさぁ、アタシの裸眺めてるのは構わないんだけど、周囲にも気を配っといたほうが
いいんじゃない?」
「――――!」
 途端にシャムロックは背後の大きな気配にようやく気づく。獣のうなり声。
慌てて避けようとするが、しかし――。
 ザッ!!
「ぐあッ……!!」
 さすがに気づくのが遅すぎた。獣の爪はシャムロックがわずかに動いた瞬間、
その背中めがけて振り下ろされたのだ。
 背中が焼けるように熱い。熱を感じる部分から温かいものが溢れ出し、腰を伝っていく。
シャムロックは握り締めていた剣を落とし、土の上に倒れこんだ。
 獣が舌なめずりをしながらとどめを刺そうと爪を振り上げる。
 ここで死ぬのか。シャムロックは固く目を閉じた。――だがその時。
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