[過去ログ] 大阪の衰退は1970年の万博から始まった (1002レス)
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(1): (catv?) 2017/11/13(月)09:52 ID:urE113Bk(1/18) AAS
万博の再誘致も、落選したほうがいい
2025年開催予定の万国博覧会に大阪府が正式に立候補した。
ほかにもフランスのパリ、ロシア中部の都市エカテリンブルク、アゼルバイジャンの首都バクーが立候補していて、4都市による誘致レースが展開されている。
25年万博の開催地は18年の博覧会国際事務局の総会において、加盟約170カ国の投票で決まる。
混戦が予想されるが、大阪府は落選したほうが身のためではないかと私は思う。

外部リンク:president.jp
2: (catv?) 2017/11/13(月)09:54 ID:urE113Bk(2/18) AAS
政府も大阪での万博開催をバックアップして、「1964年の東京五輪から70年の大阪万博」という高度成長期の再来を夢見ている。

20年の東京五輪後の景気の落ち込みを少しでもカバーしたいからだ。

しかし、大阪の衰退は70年の万博から始まったと私は思っている。

一般的に関西経済衰退の契機と言われるのが64年の新幹線開通だ。

東京一極集中が加速して関西、大阪の没落を招いたのだが、大阪万博の頃には新幹線の輸送力はさらに増強され、山陽新幹線が72年には岡山、75年には博多まで延びた。
省2
3: (catv?) 2017/11/13(月)09:57 ID:urE113Bk(3/18) AAS
「五輪がダメなら万博を呼ぼう」という愚

70年の大阪万博自体は大いに盛り上がった。

来場者数は万博史上最高の6400万人、高速道路網や鉄道路線などの交通インフラも整備されて、経済波及効果は2兆円とも言われた。

しかし万博をきっかけに関西経済が活性化したかといえば、そんなことはない。

逆に日本経済が重工業への転換期を迎える中で、国内有数の集積を誇った大阪の繊維業は斜陽化し、商社や銀行をはじめ名だたる大企業が本社を東京に移す動きが相次ぐようになって、大阪の地盤沈下は急速に進行した。
4: (catv?) 2017/11/13(月)09:57 ID:urE113Bk(4/18) AAS
2025年の万博が大阪や関西活性化の起爆剤になると期待する向きもあるが、そんなに甘いものではないことは70年の大阪万博で実証済みだ。

「オリンピックがダメなら万博を呼ぼう」では50年前の発想とまったく変わらない。

もはやインフラをつくっただけでレガシーになる高度成長期ではない。

万博というと未来技術のお披露目会的な意義が強いが、ネットで何でも見られる時代に万博をやる価値がどれだけあるのか。
5: (catv?) 2017/11/13(月)09:59 ID:urE113Bk(5/18) AAS
マッキンゼーの日本支社長をしていた80年代に大阪を拠点にしていたからよく知っているが、大阪は「自分の町をつくる」という発想と気合に乏しい。

にぎにぎしくイベントを引っ張ってきては、公共工事にありつく。

ゼネコンが強いこともあって、どうしてもイベント経済を志向しやすい。
6: (catv?) 2017/11/13(月)10:01 ID:urE113Bk(6/18) AAS
一過性のイベントでは町づくりにはつながらない

万博だけでなく、その後の花博、関西国際空港建設などもその使い方、生かし方が不明なまま公共投資案件として予算獲得のお祭り騒ぎをしたにすぎない。

大阪を都市化(アーバニゼーション)が進む世界の中でどのように位置づけていくのか、という長期ビジョンもまったく不在である。

関西の政財界は世界の中で大阪の競争力をどう高めていくのか、世界中から優秀な人材や企業にどのようにしてきてもらうのか、に関しては興味も関心もないのだ。
7: (catv?) 2017/11/13(月)10:03 ID:urE113Bk(7/18) AAS
一過性のイベントでは町づくりにはつながらない。
私はUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で公共政策論を教えていた。
公共政策論の中心になるのはメガシティである。

今、世界で繁栄している場所はすべてメガシティであり、メガシティ以外に繁栄しているところはない。

メガシティの特徴は何かといえば、毎日人がくる、企業がくる、情報がくる、お金がくるということだ。

大阪市の人口は約270万人。

人口規模では立派なメガシティだが、「毎日人がくる、企業がくる、情報がくる、お金がくる」というメガシティ繁栄の4要件は見事に欠けている。
8: (catv?) 2017/11/13(月)10:04 ID:urE113Bk(8/18) AAS
外資系企業の日本本社といえば東京が一番多いが、それでも香港、シンガポールに比べれば富の流入は圧倒的に少ない。

実は外資系企業を呼び込むには4種の神器が要る。

1つは「職住近接」。
職場と居住地が近いことだ。
外国人のビジネスマンは職住近接を重視する。

ハイテク関連を主体とした産業が集まっている都市を「イノベーションシティ」という。

最近は「イノベーション産業の乗数効果」(提唱者はカリフォルニア大学バークレー校の経済学者エンリコ・モレッティ氏)が言われていて、イノベーション系の仕事で雇用を1つつくると、その地域でサービス関連の新規雇用が5つ生まれるという。
この乗数効果は製造業の倍以上だ。
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