[過去ログ] 夢物語・創作小説スレ★1獣さん (1002レス)
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(1): 名無しさん@ピンキー 2023/11/25(土)01:34 ID:UJw7gkwz(8/18) AAS
>>149
カシャン!!と箱罠の戸が落ちると、同時にボス猫は入口を振り返り、
出口がなくなったのを察してあたふたしています。
残った2匹は音に驚いて一目散に距離を取り、ボスの様子を伺っています。

その様子はなんだかシュールでしたね。
つい直前まで偉そうに他の2匹を押しのけて餌を食いに来ていたボスが、
自分より知能の高い人の罠にまんまと掛かり、自分より身分の低い個体の目の前で檻から出られないのですw
年々かけてボスの地位まで上り詰めたのか知りませんが、いやぁ、情けないものですw

私は箱罠に歩み寄りました。
ボスはすでに私に気づいています。
私が箱の目の前に立つと、フシャァァーー!!と威嚇してきました。
この状況でも部下たちの前で威厳や面子を保ちたいのでしょうかw
私が箱の取っ手を掴み、持ち上げると、カハッ!!ウ”ニャ”ァァァ!!などと怒号を上げ、
箱全体に勢いよく突進し、ガシャンガシャンと暴れています。
私は犯罪者を連行する警察官のように顔色一つ変えずにボスをトランクへと突っ込み、車を発進させました。

少し車を走らせ、到着した場所は温泉街の近くの漁港です。
私はそこで手っ取り早くボス猫をドボンすることにしました。
手ごろな水深で足場の良いところを探し、ボス猫を連行。
この猫は逮捕された10分後に死刑が執行されるのです。
害獣に教誨はありません。

私がトランクから箱を下すとボス猫は波が打つ音を聞き、
水がある場所に到着したと察したのでしょうか。
箱の中で暴れ始めました。

私は喜んで刑を執行しました。
箱罠をひっ下げた手をクレーンの要領で垂直に海の中へとおろしていきます。
害獣は自分の死を確信しています。
海面下で息ができなくなっても、全身全霊で命乞いをしていました。
それにしてもこれまで引っ提げてきたどの害獣と比べても体重が格段に重い。
あれは何キロあったのでしょうか...
数分間引っ提げているだけで腕がちぎれそうでしたよ。

私は箱罠を一度も海面から出しませんでしたから、ボス猫はすぐに虹りました。
箱を引き上げると、その表情がなんとも面白かったのです。
口は完全に閉じていました。その周囲は、泡を吹いた跡で白く汚れていました。
そして、目だけが異常に大きくかっ開いているのですw
例えるなら完全にポプテピピックですねw

私はこみ上げる笑いを堪え、ポプテピピックgatoを漁港に浮かべたままその場を立ち去りました。
まだ浮かれるわけにはいきません。
なんせまだ箱罠に掛からなかった2匹の害獣がいるのですから、私は再び温泉街の路地に戻りました。
距離にして車でだいたい、5分です。
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