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パワポケでエロパロ17
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>>582 > > 再びアキミは皿に匙を潜らせる。 > > 「いや、もういいから、気が済んだわよね?」 > 「気が済んだ? 何の話かしら。まだたくさん残ってるじゃない。もしかして食欲無いの」 > > アキミの目の輝きはますます増していた。 > > 「ぜったいあなた楽しんでるでしょ?」 > 「そんなこと無いって。あたしのごはんが食べられないっていうの」 > 「アキミが作ったわけじゃないでしょうに」 > > ハヅキは半目でアキミを睨んだ。その視線に力は無かった。 > 数息、ふたりは見つめ合っていたが、やがてハヅキが観念して口を開けた。嬉々としてアキミが匙を取る。 > > 「あっ――」 > > 互いに不慣れな動作だったせいか、二口目をアキミはわずかに零してしまう。 > くちびるから尾を引く雫に、アキミは咄嗟に指を伸ばす。ハヅキの白い肌に指先を滑らせて、垂れかけた雫を拭う。 > 慌てた勢いで、アキミの指先がハヅキのくちびるに触れる。かすかな息遣いを、繊細なそれで感じる。 > > ハヅキは顔をくすぐった感触にきょとんとしていた。アキミが描いた軌跡を、自分の指でなぞってみる。 > 顎に近いところからはじめて、くちびるまで辿り着くと自分の息遣いを感じる。アキミもそれに触れたことは、すぐに察せられた。 > 粗相を詫びながらアキミが用意した手巾に、黙って口元を拭わせる。柔らかい布の感触は、指先のそれとは違っていた。 > > 夕食が冷ますまでもない温度になっても、アキミはハヅキに匙を握らせなかった。ハヅキも最後までアキミの行動を制止しなかった。 > さっぱりとした料理の味つけは、湯気のように記憶から消えていた。 > >
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