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マミ「私は……守りし者にはなれない……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第三章
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>>47 > > 「マミさん……」 > > 驚きを含んだ、意外そうな声。 > さやかの目は信じられないものを見るようでもあった。 > 何故、彼女はそんな顔をしているのだろう。すぐに理由には思い至った。 > > ――あぁ……それだけ今の私が酷い顔をしているのね……。 > > 狼狽えて、弱さを晒してしまった。後輩である彼女の前で。 > その事実が、落胆が、プライドを砕いていく。 > 先輩として、しっかりしないといけないのに。 > 傷付く弱い自分を許容できずに、更に傷付く負のスパイラル。 > > これまでの自分が上手くイメージできない。 > まるで仮面の被り方を忘れてしまったかのよう。 > 居た堪れなくなり、逃げ出したくなる。 > > 「ごめん……マミさんに当たっても仕方ないよね」 > > さやかは一言詫び、着席する。 > 気遣われた。憐れまれた。 > それを惨めに感じ、そう思ってしまう自分に腹が立つ。 > 事実がどうあれ、心の弱さ以外の何物でもないから。 > > 暫し、気まずい無言の時が続いた。互いに切り出す機会を窺っていた。 > > マミは目を閉じ、紅茶を啜る。 > その味と香り、喉から身体に沁み渡る温もりが心地いい。 > いつもの自分を思い出させてくれる。 > >
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