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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part106
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>>353 > 決着が着いた後も、誰一人としてうなだれるギーシュに声をかける者はいない。いっそ胸が空くほどの、凄まじい敗北っぷりだった。 > そんな中、一人の生徒がギーシュの許へ歩み寄る。傍から見れば慰めようとしているようにも取れるだろう。だが、事情を知る者からはギーシュオワタという言葉が漏れ出る。 > > 「ギーシュ?」 > 「ほっといてくれ。僕は今……モ、モンモランシー!?」 > 「どうしたのかしら。その手形は」 > 「あ、こ、これはだね……」 > 「そんな関係じゃない? ただの友人? へえ。どういうことかしらねぇ」 > 「モンモランシー、聞いていたのか! いや、違うんだ。あれは言葉の綾で……」 > 「あら、何をそんなに慌てているの? 私と貴方は“そんな関係じゃない”んでしょ? “ただの友人”なのよね? だったら慌てる必要なんて無いじゃない」 > 「モ、モンモランシー。どうか落ち着いて。話せばわかる――」 > 「落ち着く?私はいたって冷静よ。貴方のほうこそあせっているように見えるわよ?」 > > そう語るモンモランシーの手には、いつの間に掴んだのか、ワインボトルが握られている。 > 冷静といいつつも、怒髪点を突いているのは誰の目にも明らかだ。 > > 「ギーシュ、貴方少し落ち着いたほうがいいんじゃないかしら? > 少し、頭冷やしましょうか」 > > その言葉が終わるや否や、モンモランシーはワインボトルをギーシュの脳天に振り下ろした。 > ボトルは粉々に崩れ、ギーシュはその場に片膝を付いた。その眼が軽くイっちゃってるのは気のせいではないだろう。 > モンモランシーは、ケティと同じく一度も振り返らずにその場を後にした。 > > 周囲の者が慌てて駆け寄るが、ギーシュからの反応は無い。これは相当ヤバい状態ではないだろうか。 > と、ギーシュが突然立ち上がり、ルイズの方を向いた。 > > 「ルイズ、何ということをしてくれたんだ!」 > 「あ、貴方が二股なんか掛けるから悪いんじゃない……」 > 「何を言う! 僕は薔薇だ! だから女性は皆薔薇の周りを舞う蝶だ! > 薔薇は蝶や蜜蜂を介して後の世代へと種を残す! そして集まった蝶の数が多ければ多いほど、その確率は高いものとなる! > 故に美しい薔薇は数多くの蝶を集め、種を残す確率を高める! これは自然の摂理なのだ! > その事が判らない者が、気安くそのような事を言わないで貰いたい! 薔薇は、薔薇は気高く咲くのだぁぁぁっ!」 > > 辺りはシンと静まった。誰も「そのまま美しく散れよ」などとは声をかけない。今のギーシュは赤ワインと周りに湧き出る小さな薔薇で姿まで薔薇の化身と化している。 > そんな中、ルイズは気圧されながらも言葉を返した。 > > 「そんなの、振られた側の勝手な理屈じゃない。蝶だって、一つの薔薇に沢山の蝶が群がってたら、他の薔薇へ行ってしまうわ。 > 蝶のことを考えない薔薇に未来は無いのよ!」 > 「薔薇を、なめるなぁっ! 決闘だ!」 > 「え!? 私はただ、一女性として聞き逃せない発言を――」 > 「問答無用! ヴェストリの広場で待つ!」 >
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